JP2009225811A - Endoscope washing and disinfecting apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内視鏡を収容する洗浄槽と、洗浄槽の上部の開口を開閉する蓋とを備えた内視鏡洗浄消毒装置に関する。 The present invention relates to an endoscope cleaning / disinfecting apparatus including a cleaning tank that houses an endoscope and a lid that opens and closes an opening at the top of the cleaning tank.
生体の体腔内の検査や治療に使用される医療機器として、内視鏡が知られている。内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部を備えている。挿入部は、可撓性を有する棒状体であり、体腔内を撮影する撮影部と、処置具が挿通される鉗子チャンネル等の各種チャンネルを備えている。内視鏡には、上部消化器官用、下部消化器官用、気管支用等、様々なタイプがある。挿入部の長さは、内視鏡のタイプにより異なっており、1m以下のものから1.5mを超えるものまで様々である。 An endoscope is known as a medical device used for inspection and treatment in a body cavity of a living body. The endoscope includes an insertion portion that is inserted into a body cavity. The insertion portion is a flexible rod-like body, and includes an imaging portion that images the inside of the body cavity and various channels such as a forceps channel through which the treatment tool is inserted. There are various types of endoscopes, such as those for upper digestive organs, those for lower digestive organs, and those for bronchi. The length of the insertion portion varies depending on the type of endoscope, and varies from a length of 1 m or less to a length exceeding 1.5 m.
使用後の内視鏡は、挿入部の外表面と各チャンネル内等に付着した体液や汚物を除去するため、必ず洗浄、消毒されている。内視鏡に付着している体液や汚物は、水や洗剤を用いて洗い流される。洗浄後の内視鏡は、消毒液中に浸漬される。洗浄で除去されなかった病原菌やウイルスが消毒液により除去され、または病原性が消失される。 End-use endoscopes are always cleaned and disinfected in order to remove body fluids and dirt attached to the outer surface of the insertion section and the inside of each channel. Body fluids and dirt attached to the endoscope are washed away using water or detergent. The endoscope after washing is immersed in a disinfectant solution. Pathogenic bacteria and viruses that have not been removed by washing are removed by a disinfectant, or pathogenicity is lost.
内視鏡の洗浄、消毒を効率的に行うため、内視鏡洗浄消毒装置が利用されている。図9に示すように、従来の内視鏡洗浄消毒装置110は、洗浄槽111と、供給ポート112等を備えている。洗浄槽111は、上部が開放された水槽であり、使用後の内視鏡113が収容される。供給ポート112は、給水ノズル114、消毒液供給ノズル115等を備えている。図10に示すように、消毒液供給ノズル115は、洗浄槽111の上方から消毒液を吐出して洗浄槽111内に供給している。これは、洗浄槽111内に貯えられた消毒液120が、消毒液供給ノズル115等に逆流するのを防止するためである。
In order to efficiently clean and disinfect an endoscope, an endoscope cleaning / disinfecting apparatus is used. As shown in FIG. 9, a conventional endoscope cleaning / disinfecting apparatus 110 includes a cleaning tank 111, a
内視鏡洗浄消毒装置110は、洗浄槽111の上部の開口111aを開閉するトップカバー117を備えている。トップカバー117は、内視鏡113の洗浄、消毒時に閉じられている。トップカバー117には、ノズルカバー部118と、接液面119とが設けられている。ノズルカバー部118は、供給ポート112と洗浄槽111の一部とを覆う凹部形状を有している。接液面119は、トップカバー117が閉じられているときに、洗浄槽111内に貯えられた消毒液120に接触し、内視鏡113とともに消毒される(例えば、特許文献1参照)。
The endoscope cleaning / disinfecting apparatus 110 includes a top cover 117 that opens and closes an
洗浄槽111の上方から洗浄槽111内に消毒液120が供給されるので、洗浄槽111に貯えられた消毒液120には、気泡122が混在した液流が発生しやすくなる。また、洗浄槽111内に貯えられた消毒液120は、洗浄槽111に接続された循環路を経て給水ノズル114から再び洗浄槽111内に吐出されるので、その際にも気泡122が生じる。消毒液120の液面に生じた消毒液120の気泡122は、洗浄槽111内を回流し、接液面119の下で滞留する。
図9に示すように、長い挿入部124を有する内視鏡113を洗浄槽111に収容する場合、屈曲された挿入部124に2重、または3重の重なりが生じる。内視鏡113は、ビデオプロセッサ等に接続されるユニバーサルコード125を備えており、このユニバーサルコード125も挿入部124に重なってしまう。また、洗浄槽111内に2台の内視鏡113を収容して洗浄、消毒を行う内視鏡洗浄消毒装置が知られているが、この内視鏡洗浄消毒装置では、挿入部124及びユニバーサルコード125の重なりが更にひどくなる。
As shown in FIG. 9, when the endoscope 113 having the
挿入部124及びユニバーサルコード125が重なった内視鏡113は、その高さが洗浄槽111の深さ方向で大きくなる。そのため、トップカバー117を閉じると、図10に示すように、挿入部124やユニバーサルコード125が接液面119に近づき、接液面119の下に滞留する消毒液120の気泡122に接してしまう。内視鏡113は、気泡122に接している部分に消毒液120と接触しない接液不良が発生する。この接液不良部分は、消毒液120に対する浸漬時間が他の部分よりも短くなるので、消毒が不完全になることがある。
The height of the endoscope 113 on which the
挿入部124等が気泡122に接するか否かは、トップカバー117を閉じる前には分りづらい。また、挿入部124が気泡122に接触していることが分ったとしても、一度閉じたトップカバー117を再度開放して内視鏡113を取り出し、挿入部124の曲げを直す作業は煩わしい。そのため、挿入部124の接液不良が解消されずに、内視鏡113の洗浄、消毒が行われることがある。
Whether or not the
本発明の目的は、トップカバーの接液面の下に滞留している消毒液の気泡により、内視鏡の消毒が不完全になるのを防止することにある。 An object of the present invention is to prevent the disinfection of the endoscope from being incomplete due to the bubbles of the disinfecting liquid staying under the liquid contact surface of the top cover.
本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、内視鏡を収容する洗浄槽と、内視鏡の消毒に用いられる消毒液を洗浄槽の上方から吐出して洗浄槽内に供給する給液ノズルとを備えている。洗浄槽の上部の開口を開閉する蓋には、この蓋が閉じられているときに給液ノズルと洗浄槽の一部とを覆うノズルカバー部が設けられている。また、蓋には、蓋が閉じられているときに洗浄槽内に貯えられた消毒液に接し、消毒液の液面に対して傾斜する接液面が設けられている。 An endoscope cleaning / disinfecting apparatus according to the present invention includes a cleaning tank that houses an endoscope, a liquid supply nozzle that discharges a disinfecting liquid used to disinfect the endoscope from above the cleaning tank, and supplies the liquid into the cleaning tank. It has. The lid that opens and closes the upper opening of the cleaning tank is provided with a nozzle cover portion that covers the liquid supply nozzle and a part of the cleaning tank when the lid is closed. Further, the lid is provided with a liquid contact surface that comes into contact with the disinfecting liquid stored in the cleaning tank when the lid is closed and is inclined with respect to the liquid surface of the disinfecting liquid.
蓋に振動を付与する振動付与手段を備えてもよい。また、接液面をノズルカバー部と隣接して配置し、この接液面のノズルカバー部に接する側が、他の部分よりも高い位置に配されるように傾斜させてもよい。 You may provide the vibration provision means which provides a vibration to a lid | cover. Further, the liquid contact surface may be disposed adjacent to the nozzle cover portion, and the liquid contact surface may be inclined so that the side in contact with the nozzle cover portion is disposed at a higher position than other portions.
本発明によれば、接液面の下に滞留した気泡は、自身の浮力により接液面の傾斜に沿って接液面の下から移動する。これにより、気泡による内視鏡の接液不良の発生を防止することができる。 According to the present invention, the bubbles staying under the liquid contact surface move from below the liquid contact surface along the inclination of the liquid contact surface by their buoyancy. Thereby, generation | occurrence | production of the liquid-contact defect of the endoscope by a bubble can be prevented.
また、蓋に振動を付与することにより、気泡の移動を促進することができる。更に、気泡をノズルカバー部に逃がすことができるので、気泡を洗浄槽から排出するための排気孔等を新たに設ける必要もない。 Moreover, the movement of bubbles can be promoted by applying vibration to the lid. Furthermore, since the bubbles can escape to the nozzle cover portion, there is no need to newly provide an exhaust hole or the like for discharging the bubbles from the cleaning tank.
図1に示す内視鏡10は、本発明の内視鏡洗浄消毒装置によって洗浄、消毒される内視鏡の一例である。内視鏡10は、生体の体腔内に挿入される挿入部11と、挿入部11を操作する操作部12とを備えている。
An endoscope 10 shown in FIG. 1 is an example of an endoscope that is cleaned and disinfected by the endoscope cleaning / disinfecting apparatus of the present invention. The endoscope 10 includes an
挿入部11は、断面が円形の棒状体であり、可撓性を有している。挿入部11の先端には、体腔内を照明する照明部と、体腔内を撮影する撮影部(図示せず)とが設けられている。挿入部11内には、挿入部11の先端から一端が露呈されている送気・送水チャンネル15、及び鉗子チャンネル16が設けられている。鉗子チャンネル16には、吸引チャンネル17が接続されている。
The
操作部12には、鉗子口20、送気・送水ボタン21、吸引ボタン22が設けられている。鉗子口20には、使用時に取り外される鉗子口キャップ23が嵌合されている。送気・送水ボタン21及び吸引ボタン22は、装着口12a,12bに着脱自在に取り付けられている。鉗子口キャップ23、送気・送水ボタン21及び吸引ボタン22は、内視鏡10の洗浄時に操作部12から取り外される。
The
操作部12に接続されたユニバーサルコード25及びコネクタ部26内には、送気・送水チャンネル15及び吸引チャンネル17と、照明部及び撮影部の配線が組み込まれている。コネクタ部26には、配線を光源装置やビデオプロセッサに接続する接点部が設けられている。内視鏡10の洗浄時には、コネクタ部26の接点部を隠して防水する防水キャップ27(図3参照)が装着される。
In the
図2に示す内視鏡洗浄消毒装置(以下、装置と呼ぶ)28は、使用後の内視鏡10を収容して洗浄、消毒する装置である。装置28は、箱状の装置本体30を備えている。装置本体30の上面には、使用後の内視鏡10が収容される洗浄槽31が設けられている。洗浄槽31は、上部が開放された水槽であり、例えばステンレス等の耐熱性、耐蝕性等に優れた金属板で形成されている。
An endoscope cleaning / disinfecting apparatus (hereinafter referred to as an apparatus) 28 shown in FIG. 2 is an apparatus that accommodates the used endoscope 10 for cleaning and disinfection. The device 28 includes a box-shaped device
装置本体30の上面手前には、操作パネル33、及び表示パネル34が配されている。操作パネル33は、内視鏡10の洗浄、消毒に関する各種設定や、洗浄及び消毒の開始または停止等を指示するための多数のボタンからなる。表示パネル34には、例えば液晶ディスプレイ(LCD)が用いられ、各種設定画面、各工程の残り時間、トラブル発生時の警告メッセージ等が表示される。
An operation panel 33 and a
図3に示すように、洗浄槽31の角部に設けられた傾斜部31bには、供給ポート36が設けられている。供給ポート36は、給水ノズル37、洗剤供給ノズル38、消毒液供給ノズル39から構成されている。給水ノズル37は、洗浄槽31の上方から水を吐出して、洗浄槽31内に供給している。洗剤供給ノズル38は、洗浄槽31の上方から洗剤(例えば、液状酵素洗剤等)を吐出して、洗浄槽31内に供給している。消毒液供給ノズル39は、洗浄槽31の上方から消毒液(例えば、グルタールアルデヒトや過酢酸、オルトフタルアルデヒト等)を吐出して、洗浄槽31内に供給している。
As shown in FIG. 3, a
図4に示すように、各ノズル37〜39は、例えば、円弧状に屈曲された金属製のパイプからなり、先端の吐出口37a〜39aが洗浄槽31内に向けられている。各吐出口37a〜39aは、洗浄槽31の上方に配されている。これは、洗浄槽31内に貯えられた液体がノズル内に逆流するのを防止するためである。
As shown in FIG. 4, each of the
図3に示すように、洗浄槽31の内側面31cには、チャンネル洗浄ポート41が設けられている。チャンネル洗浄ポート41は、内視鏡10の送気・送水チャンネル15、鉗子チャンネル16及び吸引チャンネル17内の洗浄、消毒に用いられる。チャンネル洗浄ポート41には、送気・送水チャンネル用カプラ42、吸引チャンネル用カプラ43、鉗子チャンネル用カプラ44が設けられている。
As shown in FIG. 3, a
洗浄槽31に収容された内視鏡10は、柔軟性を有するチューブ46〜48によって、装着口12a,12b及び鉗子口20と、各カプラ42〜44とが接続される。各カプラ42〜44からは、水、洗浄液、消毒液、アルコール、及び圧縮エア等の気体及び液体が、送気・送水チャンネル15、鉗子チャンネル16及び吸引チャンネル17内に供給される。
In the endoscope 10 accommodated in the cleaning tank 31, the mounting
洗浄槽31の内側面31dには、内視鏡10の気密試験に用いられる気密試験ポート50が設けられている。気密試験ポート50には、圧縮エアを供給するチューブカプラ50aが設けられている。チューブカプラ50aには、柔軟性を有するチューブが装着される。チューブは、コネクタ部26に装着された防水キャップ27に接続される。内側面31dには、液面センサ51が設けられている。液面センサ51は、洗浄槽31内に貯えられた液体の液面位置を検出する。
An
洗浄槽31の底面31eには、小物洗浄かご53が取り付けられている。小物洗浄かご53は、例えば上部が開口された円形のかごであり、内視鏡10の操作部12から取り外された送気・送水ボタン21、吸引ボタン22、鉗子口キャップ23等の小物部品が収容される。また、底面31eの角部には、廃液口54が設けられている。廃液口54は、洗浄槽31から使用済みの水、洗浄液、消毒液を排出する。内側面31fには、洗浄槽31の内外を通気する通気孔55が設けられている。
An
装置本体30の上面には、洗浄槽31の上部の開口31aを開閉するトップカバー58が設けられている。トップカバー58は、例えば透明なプラスチックで形成された矩形の板状体であり、装置本体30の上面に設けられたヒンジ59に一辺が軸支されている。詳しくは図示しないが、トップカバー58には、閉じ位置でロックするためのロック機構が設けられている。
A top cover 58 for opening and closing the
トップカバー58の内面外周には、ゴムやエラストマー等で形成された防水パッキン60が設けられている。防水パッキン60は、トップカバー58が閉じられたときに洗浄槽31の上面外周に設けられた縁部31gに当接し、洗浄槽31内を密閉する。
A
トップカバー58には、ノズルカバー部62と接液面63とが設けられている。ノズルカバー部62は、トップカバー58の外面側に向けて膨出された凹状部である。図4に示すように、ノズルカバー部62は、供給ポート36の各ノズル37〜39の上方と、洗浄槽31の一部とを覆う。洗浄槽31の一部とは、供給ポート36の各ノズル37〜39から洗浄槽31内に液体が吐出される範囲である。
The top cover 58 is provided with a
図4には図示していないが、ノズルカバー部62は、液面センサ51の先端部の上方も覆っている。液面センサ51は、洗浄槽31に貯えられた液体の液面を検出できるように、先端部が洗浄槽31の上面よりも高い位置に配置されているからである。
Although not shown in FIG. 4, the
接液面63は、トップカバー58の厚み方向に突出された平板状部である。接液面63は、トップカバー58が閉じられたときに、ノズルカバー部62により覆われる範囲を除いて、洗浄槽31の開口31a全体に嵌合する。接液面63は、ノズルカバー部62に接する側がその他の部分よりも高い位置に配されるように傾斜されている。
The liquid contact surface 63 is a flat plate portion protruding in the thickness direction of the top cover 58. When the top cover 58 is closed, the liquid contact surface 63 is fitted to the
図5は、装置本体30内の配管系統を示している。洗浄槽31の下面には、ラバーヒータ65が取り付けられている。ラバーヒータ65は、洗浄槽31を介して、洗浄槽31内に貯えられた洗浄液または消毒液を加熱する。洗浄槽31内には、供給ポート36等の他に、洗浄液または消毒液の温度を計測する温度センサ(TE)66が設けられている。
FIG. 5 shows a piping system in the apparatus
給水ノズル37には、水、洗浄液、消毒液が流される給液路68が接続されている。給液路68の他端は、電動三方弁69の一端に接続されている。電動三方弁69の他端には、給水路70が接続されている。給水路70は、装置本体30の外部に露呈されて水道水の蛇口に接続されている。
The
給水路70には、蛇口に接続される側から電磁弁72、ウォータフィルタ(以下、WFと省略する)73が設けられている。電磁弁72は、給水路70に対する水道水の供給/停止を切り換える。WF73は、水道水に含まれる異物や細菌を捕捉する。電動三方弁69は、洗浄槽31内に水を供給する際に、給液路68と給水路70とを接続する。
The
洗剤供給ノズル38には、洗剤供給路75が接続されている。洗剤供給路75の他端は、洗剤76が貯えられた洗剤タンク77に接続されている。洗剤供給路75には、ウォータポンプ(以下、WPと省略する)78が設けられている。WP78は、洗剤タンク77内の洗剤76を吸引して、洗剤供給ノズル38から吐出させる。
A
消毒液供給ノズル39には、消毒液供給路80が接続されている。消毒液供給路80の他端は、消毒液81が貯えられた消毒液タンク82に接続されている。消毒液供給路80には、WP83が設けられている。WP83は、消毒液タンク82内の消毒液81を吸引して消毒液供給ノズル39から吐出させる。消毒液タンク82には、使用済みの消毒液81を排出する排出通路82aが設けられている。
A
廃液口54には、下流側で分岐された廃液路85が接続されている。分岐された一方の第1廃液路86は、内視鏡10の洗浄で使用された洗浄液、水をWP87によって装置本体30の外に排出する。他方の第2廃液路88は、内視鏡10の消毒に使用された消毒液81を消毒液タンク82に戻す。消毒液81は、数回の使用では消毒効果が消失しないので、消毒液タンク82に戻されて繰り返し使用される。第1廃液路86及び第2廃液路88は、各々に設けられた電磁弁89、90の開閉により切り換えられる。
A
廃液口54には、洗浄槽31に貯えられた洗浄液、消毒液81、水を循環させる循環路92も接続されている。循環路92には、洗浄槽31内の液体を吸引するWP93が設けられている。循環路92は、WP93の下流側で第1循環路94と第2循環路95とに分岐されている。第1循環路94は、電動三方弁69に接続されている。電動三方弁69は、洗浄槽31内に貯えられた水、洗浄液、消毒液81を循環させる際に、給液路68と第1循環路94とを接続する。
A
第2循環路95は、上述したチャンネル洗浄ポート41の各カプラ42〜44に接続されている。第2循環路95に流された洗浄液、消毒液81、水は、チャンネル洗浄ポート41の各カプラ42〜44、チューブ46〜48を経て、送気、送水チャンネル15、鉗子チャンネル16及び吸引チャンネル17を洗浄、消毒する。
The
チャンネル洗浄ポート41には、第2循環路95の他、各チャンネル内に送風して水滴を除去する送気路、各チャンネル内にアルコールを流して乾燥させるアルコール供給路等が接続されている。なお、図面の煩雑化を防ぐため、図5には、送気路、アルコール供給路等を図示していない。
In addition to the
図6に示すように、装置28は、装置全体を統括的に制御するCPU96と、制御プログラムや各種データが記憶されたROM97と、ROM97から読み出された制御プログラムの実行領域であるRAM98とを備えている。CPU96には、表示パネル34を駆動するLCDドライバ99、各電磁弁を駆動する弁ドライバ100等が接続されている。また、電動三方弁69を駆動するモータドライバ101、各WPを駆動するWPドライバ102、ラバーヒータ65を駆動するヒータドライバ103もCPU96に接続されている。
As shown in FIG. 6, the apparatus 28 includes a
図7のフローチャートを参照して、内視鏡洗浄消毒装置28による内視鏡10の洗浄、消毒工程を説明する。内視鏡10は、検査終了後すぐにシンク等で水洗い(予備洗浄)され、付着している汚物等が乾燥して落ちにくくなる前に洗い流される。なお、予備洗浄後すぐに内視鏡10の洗浄を行えるように、装置28の電源をオンしておくことが好ましい。 With reference to the flowchart of FIG. 7, the cleaning and disinfection process of the endoscope 10 by the endoscope cleaning / disinfecting apparatus 28 will be described. The endoscope 10 is washed with water with a sink or the like (preliminary washing) immediately after the inspection is completed, and is washed away before the attached dirt or the like becomes dry and difficult to fall off. Note that it is preferable to turn on the power of the apparatus 28 so that the endoscope 10 can be cleaned immediately after the preliminary cleaning.
内視鏡10の操作部12から送気・送水ボタン21、吸引ボタン22、鉗子口キャップ23等の小物部品が取り外され、小物洗浄かご53に収容される。操作部12は、装着口12a,12bがチャンネル洗浄ポート41に対面するように洗浄槽31内に収容される。挿入部11は、環状に巻かれて小物洗浄かご53の外周に載置される。コネクタ部26は、ユニバーサルコード25が屈曲されて気密試験ポート50の近傍に配置される。コネクタ部26には、防水キャップ27が装着される。
Small parts such as the air /
チャンネル洗浄ポート41の送気・送水チャンネル用カプラ42、吸引チャンネル用カプラ43、鉗子チャンネル用カプラ44には、チューブ46〜48がそれぞれ取り付けられる。チューブ46〜48は、内視鏡10の送気・送水ボタンの装着口12a、吸引ボタンの装着口12b、鉗子口20にそれぞれ接続される。内視鏡10の洗浄槽31への収容後、トップカバー58が閉じられる。ノズルカバー部62は、供給ポート36及び液面センサ51の上方を覆う。接液面63は、洗浄槽31の開口31a全体に嵌合する。
操作パネル33が操作され、内視鏡10の洗浄処理が開始される。CPU96は、弁ドライバ100を制御して電磁弁72を開く。また、モータドライバ101を制御して電動三方弁69切り換え、給液路68と給水路70とを接続させる。水道管からの水圧によって給水路70を流れた水は、WF73により清浄化される。給水路70を経て給液路68に流れた水は、給水ノズル37から洗浄槽31内に噴射される。
The operation panel 33 is operated, and the cleaning process of the endoscope 10 is started. The
CPU96は、洗浄槽31への給水開始と同時にWP78を駆動させ、洗剤供給ノズル38から所定量の洗剤76を洗浄槽31内に吐出させる。これにより、洗浄槽31内には、水と洗剤76とが混合された洗浄液が生成される。洗浄槽31内の洗浄液の量は、液面センサ51により検出される。CPU96は、洗浄液の液面が所定位置に達したときに電磁弁72を閉じて給水を停止させる。
The
CPU96は、ヒータドライバ103を制御してラバーヒータ65を駆動させる。ラバーヒータ65の熱は、洗浄槽31を介して洗浄液に伝達される。洗浄液の温度は、温度センサ66により検出される。CPU96は、洗浄液が所定の温度を保つようにラバーヒータ65を制御する。
The
CPU96は、電動三方弁69を切り換えて給液路68と第1循環路94とを接続し、WP93を駆動させる。廃液口54に排出された洗浄液は、循環路92、第1循環路94、給液路68を流れ、給水ノズル37によって内視鏡10に向けて噴射される。内視鏡10の外表面に付着した体液や汚物は、噴射された洗浄液の衝撃と、循環時の渦流によって洗い流される。洗浄液の循環により洗剤の濃度勾配が平準化されるため、洗浄槽31内の全域で同じ洗浄力を得ることができる。
The
また、循環路92を流れた洗浄液は、第2循環路95、チャンネル洗浄ポート41等を経て内視鏡10内に供給される。内視鏡10内に供給された洗浄液は、送気・送水チャンネル15、鉗子チャンネル16及び吸引チャンネル17内を洗浄する。
The cleaning liquid that has flowed through the
CPU96は、所定時間の経過後に電磁弁89を開いてWP87を駆動させる。洗浄に使用された洗浄液は、廃液口54、廃液路85、第1廃液路86を流れて装置本体30の外に排出される。なお、循環路92等の内部に洗浄液が残らないようにするため、WP93は洗浄液の排出終了後に駆動が停止される。
The
洗浄液を内視鏡10から除去するため、水によるすすぎが実施される。CPU96は、洗浄槽31内に所定量の水を供給し、この水を循環させて内視鏡10の外表面と各チャンネル内に付着した洗浄液を除去する。水の供給、すすぎ後の水の排出は、洗浄時と同じなので詳しい説明は省略する。
In order to remove the cleaning liquid from the endoscope 10, rinsing with water is performed. The
CPU96は、WP83を駆動させ、洗浄槽31内に消毒液81を供給する。CPU96は、液面センサ51により洗浄槽31内の消毒液81の液面位置を検出する。CPU96は、消毒液81の液面位置がトップカバー58の接液面63に接触する位置になったときに、WP83を停止させる。
The
CPU96は、ラバーヒータ65及び温度センサ66を用いて消毒液81を所定の温度まで加熱する。CPU96は、消毒液81の加熱後、WP93を駆動させ、洗浄槽31内と、各チャンネル内で消毒液81を循環させる。内視鏡10の外表面と各チャンネルは、消毒液81に浸漬されて消毒される。CPU96は、所定時間の経過後に電磁弁90を開き、消毒液81を消毒液タンク82に戻す。
The
消毒工程時に洗浄槽31内に貯えられる消毒液81には、消毒液供給ノズル39から吐出される際と、循環路92で循環されて給水ノズル37から吐出される際に、気泡105が発生しやすくなる。気泡105が混在した液流は、洗浄槽31内を回流し、接液面63の下で滞留する。
The disinfecting
また、内視鏡10の挿入部11が長い場合、洗浄槽31内で屈曲された挿入部11に2重、または3重の重なりが生じる。挿入部11だけはなく、挿入部11とユニバーサルコード25との間でも重なりが生じる。挿入部11及びユニバーサルコード25が重なった内視鏡10は、その高さが洗浄槽31の深さ方向で大きくなり、トップカバー58の接液面63の近くに配置されることがある。従来の内視鏡洗浄消毒装置では、接液面63の下に滞留した気泡105に内視鏡10が接し、その接している部分に接液不良が発生することがあった。
Further, when the
本発明は、接液面63のノズルカバー部62に接する側が高くなるように、接液面63を傾斜させている。そのため、接液面63の下に滞留した気泡105は、自身の浮力により接液面63の傾斜に沿ってノズルカバー部62に移動する。これにより、接液面63の下から気泡105を無くすことができるので、気泡105による接液不良を発生させることなく、内視鏡10を適切に消毒することができる。
In the present invention, the liquid contact surface 63 is inclined so that the side of the liquid contact surface 63 in contact with the
消毒終了後、内視鏡10から消毒液81を除去するため、すすぎが行われる。CPU96は、すすぎの終了後に内視鏡10の各チャンネル内に送風して水滴を除去し、次いで、各チャンネル内にアルコールを流して乾燥させる。
After the disinfection, rinsing is performed to remove the
内視鏡10の洗浄、消毒の完了後、トップカバー58が開放されて洗浄槽31から内視鏡10が取り出される。トップカバー58の接液面63は、内視鏡10とともに消毒されているので、すすぎ時に接液面63に付着した水滴により内視鏡10が再び汚染されることはない。 After cleaning and disinfection of the endoscope 10 are completed, the top cover 58 is opened and the endoscope 10 is taken out from the cleaning tank 31. Since the liquid contact surface 63 of the top cover 58 is sterilized together with the endoscope 10, the endoscope 10 is not contaminated again by water droplets adhering to the liquid contact surface 63 during rinsing.
気泡105の移動を促進させるため、トップカバー58に振動を与えてもよい。例えば、図8に示すように、洗浄槽31の縁部31gの下面と、縁部31gとトップカバー58のフランジ部58aとの間に超音波振動子107、108を設置する。接液面63の下に気泡105が滞留するタイミングで超音波振動子107、108を駆動させれば、その振動がトップカバー58に伝わって、気泡105の傾斜に沿った移動が促進される。
In order to promote the movement of the
超音波振動子により消毒液を振動させて内視鏡を消毒する内視鏡超音波洗浄に本発明を適用する場合には、消毒用の超音波振動子をトップカバー58の振動に兼用させてもよい。また、超音波振動子の位置、個数は本実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。 When the present invention is applied to endoscopic ultrasonic cleaning in which an endoscope is disinfected by vibrating an antiseptic solution with an ultrasonic vibrator, the ultrasonic vibrator for disinfection is also used for the vibration of the top cover 58. Also good. Further, the position and the number of ultrasonic transducers are not limited to the present embodiment, and can be changed as appropriate.
上記各実施形態では、気泡105がノズルカバー部62に移動するように接液面63を傾斜させたが、洗浄槽31の開口31aの端部側に気泡105が移動するように傾斜させてもよい。洗浄槽31とトップカバー58の間には、防水パッキン60と消毒液81との間に僅かな空間が形成されるので、この空間内に気泡105を排出することができる。
In each of the above embodiments, the liquid contact surface 63 is inclined so that the
10 内視鏡
11 挿入部
12 操作部
28 内視鏡洗浄消毒装置
30 装置本体
31 洗浄槽
31a 開口
36 供給ポート
58 トップカバー
62 ノズルカバー部
63 接液面
81 消毒液
105 気泡
107,108 超音波振動子
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10
Claims (3)
前記内視鏡の消毒に用いられる消毒液を前記洗浄槽の上方から吐出して前記洗浄槽内に供給する給液ノズルと、
前記洗浄槽の上部の開口を開閉する蓋に設けられ、前記蓋が閉じられているときに前記給液ノズルと、前記洗浄槽の一部とを覆うノズルカバー部と、
前記蓋に設けられ、前記蓋が閉じられているときに前記洗浄槽内に貯えられた前記消毒液に接するとともに、前記消毒液の液面に対して傾斜されている接液面とを備えたことを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。 A washing tank for storing the endoscope;
A liquid supply nozzle that discharges a disinfectant used for disinfecting the endoscope from above the cleaning tank and supplies the liquid into the cleaning tank;
Provided in a lid that opens and closes the upper opening of the cleaning tank, and a nozzle cover portion that covers the liquid supply nozzle and a part of the cleaning tank when the lid is closed;
A liquid contact surface provided on the lid and in contact with the disinfecting liquid stored in the cleaning tank when the lid is closed, and inclined with respect to the liquid surface of the disinfecting liquid. An endoscope cleaning and disinfecting apparatus characterized by that.
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- 2008-03-19 JP JP2008070835A patent/JP2009225811A/en active Pending
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