JP2009225083A - 差動制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動回路の入力トランジスタのホットキャリア劣化を遅らすことができる差動制御回路を提供する。
【解決手段】動作モード設定回路をなすアップダウンカウンタ24は、最上位ビット出力信号S0を動作モード設定信号として出力する。第1の分配回路28は、最上位ビット出力信号S0がHレベルとされる第1の動作モード時には、入力信号SINを第1の入力トランジスタ19のゲートに与えると共に、基準電圧VREFを第2の入力トランジスタ20のゲートに与え、最上位ビット出力信号S0がLレベルとされる第2の動作モード時には、入力信号SINを第2の入力トランジスタ20のゲートに与えると共に、基準電圧VREFを第1の入力トランジスタ19のゲートに与える。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動回路を制御する差動制御回路に関する。
図10は差動回路の一例を示す回路図である。図10中、1は電源電圧VDDを供給するVDD電源線、2は接地電圧0Vに設定されるVSS電源線、3は入力信号SINが与えられるNMOSトランジスタからなる第1の入力トランジスタ、4は基準電圧VREFが与えられるNMOSトランジスタからなる第2の入力トランジスタ、5は第1の入力トランジスタ3の負荷素子をなす抵抗素子、6は第2の入力トランジスタ4の負荷素子をなす抵抗素子、7は定電流源、SOUTは入力信号SINと同相関係にある正相出力信号、/SOUTは入力信号と逆相関係にある逆相出力信号である。
図11は図10に示す差動回路の第1動作例を示す波形図である。(A)は基準電圧VREF、(B)は入力信号SIN、(C)は正相出力信号SOUT、(D)は逆相出力信号/SOUT、(E)は第1の入力トランジスタ3の状態、(F)は第2の入力トランジスタ4の状態を示している。本例では、入力信号SINのLレベル<基準電圧VREF<入力信号SINのHレベルとされる。
即ち、図10に示す差動回路においては、入力信号SINがHレベルの場合、第1の入力トランジスタ3はオン、第2の入力トランジスタ4はオフ、正相出力信号SOUTはHレベル、逆相出力信号/SOUTはLレベルとなる。また、入力信号SINがLレベルの場合には、第1の入力トランジスタ3はオフ、第2の入力トランジスタ4はオン、正相出力信号SOUTはLレベル、逆相出力信号/SOUTはHレベルとなる。
特開2005−354142号公報
図12は図10に示す差動回路の第2動作例を示す波形図であり、図10に示す差動回路が有する問題点を説明するためのものである。(A)は基準電圧VREF、(B)は入力信号SIN、(C)は正相出力信号SOUT、(D)は逆相出力信号/SOUT、(E)は第1の入力トランジスタ3の状態、(F)は第2の入力トランジスタ4の状態を示している。
図12は、図10に示す差動回路が待機状態とされ、入力信号SINがLレベルに固定されている場合を示している。この場合には、第1の入力トランジスタ3はオフ、第2の入力トランジスタ4はオンに固定される。この結果、第2の入力トランジスタ4のドレイン・ソース間には定常的にDC(直流)電流が流れ、このDC電流によって発生するホットキャリアが第2の入力トランジスタ4のゲート酸化膜にトラップされる。このような状態が繰り返されると、第2の入力トランジスタ4のスレッショルド電圧が上昇し、第2の入力トランジスタ4の劣化が進んでしまうという問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑み、差動回路の入力トランジスタのホットキャリア劣化を遅らすことができるようにした差動制御回路を提供することを目的とする。
ここで開示する差動制御回路は、差動動作を行う第1の入力トランジスタと第2の入力トランジスタとを備える差動回路を制御する差動制御回路であって、動作モード設定回路と、第1の分配回路と、第2の分配回路とを備えるものである。
前記動作モード設定回路は、第1の動作モードと第2の動作モードとを交互に設定するものである。前記第1の分配回路は、入力信号と基準電圧とを入力し、前記第1の動作モード時には、前記入力信号を前記第1の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第2の入力トランジスタのゲートに与え、前記第2の動作モード時には、前記入力信号を前記第2の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第1の入力トランジスタのゲートに与えるものである。前記第2の分配回路は、前記差動回路の正相出力信号と逆相出力信号とを入力し、前記正相出力信号を正相出力端子に与え、前記逆相出力信号を逆相出力端子に与えるものである。
開示した差動制御回路によれば、前記動作モード設定回路は、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを交互に設定し、前記第1の分配回路は、前記第1の動作モード時には、前記入力信号を前記第1の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第2の入力トランジスタのゲートに与え、前記第2の動作モード時には、前記入力信号を前記第2の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第1の入力トランジスタのゲートに与える。
この結果、前記入力信号が一方のレベルに固定される期間があっても、その期間、前記第1の入力トランジスタと前記第2の入力トランジスタとは交互にオン、オフを繰り返し、前記第1の入力トランジスタと前記第2の入力トランジスタには交互に電流が流れることになる。即ち、前記入力信号が一方のレベルに固定される期間があっても、その期間に前記第1の入力トランジスタと前記第2の入力トランジスタとに電流が流れる時間は、前記第1の入力トランジスタ及び前記第2の入力トランジスタの一方がオンにされる場合に比較して、前記入力信号が一方のレベルに固定される期間が同一であれば、低減する。したがって、前記第1の入力トランジスタ及び前記第2の入力トランジスタのホットキャリア劣化を遅らすことができる。
(第1実施形態)
図1は差動回路と本発明の第1実施形態の差動制御回路とを備えた回路を示す回路図である。図1中、11は差動回路、12は差動回路11を制御する本発明の第1実施形態の差動制御回路、13は入力信号SINが与えられる入力端子、14は基準電圧VREFを供給するVREF電圧線、15は入力信号SINと同相関係にある正相出力信号SOUTが出力される正相出力端子、16は入力信号SINと逆相関係にある逆相出力信号/SOUTが出力される逆相出力端子である。
差動回路11において、17は電源電圧VDDを供給するVDD電源線、18は接地電圧0Vに設定されるVSS電源線、19はNMOSトランジスタからなる第1の入力トランジスタ、20はNMOSトランジスタからなる第2の入力トランジスタであり、第1の入力トランジスタ19及び第2の入力トランジスタ20は、差動動作を行うものである。21は定電流源、22は第1の入力トランジスタ19の負荷素子をなす第1の抵抗素子、23は第2の入力トランジスタ20の負荷素子なす第2の抵抗素子である。
本例では、第1の入力トランジスタ19は、ゲートをノードN1に接続し、ドレインをノードN2に接続し、ソースを定電流源21の電流入力端子に接続している。第2の入力トランジスタ20は、ゲートをノードN3に接続し、ドレインをノードN4に接続し、ソースを定電流源21の電流入力端子に接続している。定電流源21は、電流出力端子をVSS電源線18に接続している。第1の抵抗素子22は、一端をVDD電源線17に接続し、他端をノードN2に接続している。第2の抵抗素子23は、一端をVDD電源線17に接続し、他端をノードN4に接続している。
また、本発明の第1実施形態の差動制御回路12において、24は動作モード設定回路をなすアップダウンカウンタであり、クロック信号CLKを被カウント信号とするものである。25はアップダウンカウンタ24の出力信号のうち、最上位ビットの出力信号S0が出力される最上位ビット出力端子である。26はアップダウンカウンタ24が出力する最上位ビット出力信号S0を反転するインバータ、27はインバータ26の出力信号S1を反転するインバータである。
28は第1の分配回路である。第1の分配回路28において、29は第1のアナログスイッチ、30は第2のアナログスイッチ、31は第3のアナログスイッチ、32は第4のアナログスイッチである。また、第1〜第4のアナログスイッチ29〜32において、33〜36はNMOSトランジスタ、37〜40はPMOSトランジスタである。
41は第2の分配回路である。第2の分配回路41において、42は第5のアナログスイッチ、43は第6のアナログスイッチ、44は第7のアナログスイッチ、45は第8のアナログスイッチである。また、第5〜第8のアナログスイッチ42〜45において、46〜49はNMOSトランジスタ、50〜53はPMOSトランジスタである。
アップダウンカウンタ24は、最上位ビット出力端子25をインバータ26の入力端子に接続している。インバータ26は、その出力端子をインバータ27の入力端子、PMOSトランジスタ37、38、50、51のゲート及びNMOSトランジスタ35、36、48、49のゲートに接続している。インバータ27は、その出力端子をNMOSトランジスタ33、34、46、47のゲート及びPMOSトランジスタ39、40、52、53のゲートに接続している。
第1のアナログスイッチ29は、その一端を入力端子13に接続し、その他端をノードN1に接続している。第2のアナログスイッチ30は、その一端をVREF電圧線14に接続し、その他端をノードN3に接続している。第3のアナログスイッチ31は、その一端をVREF電圧線14に接続し、その他端をノードN1に接続している。第4のアナログスイッチ32は、その一端を入力端子13に接続し、その他端をノードN3に接続している。
第5のアナログスイッチ42は、その一端をノードN4に接続し、その他端を正相出力端子15に接続している。第6のアナログスイッチ43は、その一端をノードN2に接続し、その他端を逆相出力端子16に接続している。第7のアナログスイッチ44は、その一端をノードN2に接続し、その他端を正相出力端子15に接続している。第8のアナログスイッチ45は、その一端をノードN4に接続し、その他端を逆相出力端子16に接続している。
図2〜図5は図1に示す回路の動作を示す回路図である。図2はアップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がHレベルの場合において、入力信号SINがHレベルの場合である。図3はアップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がHレベルの場合において、入力信号SINがLレベルの場合である。図4はアップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がLレベルの場合において、入力信号SINがHレベルの場合である。図5はアップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がLレベルの場合において、入力信号SINがLレベルの場合である。本例では、入力信号SINのLレベル<基準電圧VREF<入力信号SINのHレベルとされる。
図2及び図3に示すように、アップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がHレベルの場合(第1の動作モード時)には、インバータ26の出力信号S1はLレベル、インバータ27の出力信号S2はHレベルとなる。この結果、第1のアナログスイッチ29及び第2のアナログスイッチ30はオン、第3のアナログスイッチ31及び第4のアナログスイッチ32はオフ、第5のアナログスイッチ42及び第6のアナログスイッチ43はオン、第7のアナログスイッチ44及び第8のアナログスイッチ45はオフとなる。したがって、第1の入力トランジスタ19のゲートには入力信号SINが与えられ、第2の入力トランジスタ20のゲートには基準電圧VREFが与えられる。
この場合において、図2に示すように、入力信号SINがHレベルの場合には、入力信号SINの電位>基準電圧VREFとなるので、第1の入力トランジスタ19はオン、第2の入力トランジスタ20はオフとなる。この結果、ノードN2はLレベル、ノードN4はHレベルとなり、正相出力信号SOUTはHレベル、逆相出力信号/SOUTはLレベルとなる。
これに対して、図3に示すように、入力信号SINがLレベルの場合には、入力信号SINの電位<基準電圧VREFとなるので、第1の入力トランジスタ19はオフ、第2の入力トランジスタ20はオンとなる。この結果、ノードN2はHレベル、ノードN4はLレベルとなり、正相出力信号SOUTはLレベル、逆相出力信号/SOUTはHレベルとなる。
また、図4及び図5に示すように、アップダウンカウンタ24の最上位ビット出力信号S0がLレベルの場合(第2の動作モード時)には、インバータ26の出力信号S1はHレベル、インバータ27の出力信号S2はLレベルとなる。この結果、第1のアナログスイッチ29及び第2のアナログスイッチ30はオフ、第3のアナログスイッチ31及び第4のアナログスイッチ32はオン、第5のアナログスイッチ42及び第6のアナログスイッチ43はオフ、第7のアナログスイッチ44及び第8のアナログスイッチ45はオンとなる。したがって、第1の入力トランジスタ19のゲートには基準電圧VREFが与えられ、第2の入力トランジスタ20のゲートには入力信号SINが与えられる。
この場合において、図4に示すように、入力信号SINがHレベルの場合には、入力信号SINの電位>基準電圧VREFとなるので、第1の入力トランジスタ19はオフ、第2の入力トランジスタ20はオンとなる。この結果、ノードN2はHレベル、ノードN4はLレベルとなり、正相出力信号SOUTはHレベル、逆相出力信号/SOUTはLレベルとなる。
これに対して、図5に示すように、入力信号SINがLレベルの場合には、入力信号SINの電位<基準電圧VREFとなるので、第1の入力トランジスタ19はオン、第2の入力トランジスタ20はオフとなる。この結果、ノードN2はLレベル、ノードN4はHレベルとなり、正相出力信号SOUTはLレベル、逆相出力信号/SOUTはHレベルとなる。
図6は図1に示す回路の第1動作例を示す波形図、図7は図1に示す回路の第2動作例を示す波形図である。図6及び図7において、(A)は基準電圧VREF、(B)は入力信号SIN、(C)はノードN1の電位、(D)はノードN3の電位、(E)はノードN4の電位、(F)はノードN2の電位、(G)は正相出力信号SOUT、(H)は逆相出力信号/SOUT、(I)は最上位ビット出力信号S0、(J)は第1の入力トランジスタ19の状態、(K)は第2の入力トランジスタ20の状態を示している。
ここで、図6は、差動回路11が通常動作状態とされ、入力信号SINが、例えば、Hレベル値とLレベル値とを交互に取っている場合を示している。図6中、区間T1は図2に示す場合に対応し、区間T2は図3に示す場合に対応し、区間T3は図4に示す場合に対応し、区間T4は図5に示す場合に対応している。これに対して、図7は、例えば、差動回路11が待機状態とされ、入力信号SINがLレベルに固定されている場合を示している。図7中、区間T5は図3に示す場合に対応し、区間T6は図5に示す場合に対応している。
即ち、本発明の第1実施形態の差動制御回路12によれば、アップダウンカウンタ24は最上位ビット出力信号S0を動作モード設定信号として出力するが、最上位ビット出力信号S0は定期的に交互にHレベル又はLレベルとなる。そして、第1の分配回路28は、最上位ビット出力信号S0がHレベルとされる第1の動作モード時には、入力信号SINを第1の入力トランジスタ19のゲートに与えると共に、基準電圧VREFを第2のトランジスタ20のゲートに与える。また、第1の分配回路28は、最上位ビット出力信号S0がLレベルとされる第2の動作モード時には、入力信号SINを第2の入力トランジスタ20のゲートに与えると共に、基準電圧VREFを第1の入力トランジスタ19のゲートに与える。
この結果、図7に示すように、例えば、差動回路11が待機状態とされ、入力信号SINがLレベルに固定される期間があっても、その期間、第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20とは定期的に交互にオン、オフを繰り返し、第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20には定期的に交互に電流が流れることになる。したがって、入力信号SINがLレベルに固定される期間があっても、その期間に第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20とに電流が流れる時間は、本発明の第1実施形態の差動制御回路12を設けない場合(図12に示す場合)に比較して、入力信号SINがLレベルに固定される期間が同一であれば、半減する。
図8は本発明の第1実施形態の差動制御回路12を設けることによる効果を示す図である。破線L1(実線L2に隠れている部分を含む)は、入力信号SINがLレベルに固定された場合に図10に示す第2の入力トランジスタ4が常にオン状態とされる時間(ストレス時間)と、第2の入力トランジスタ4のスレッショルド電圧ΔVthとの関係を示している。実線L2は、入力信号SINがLレベルに固定された場合に図1に示す第1の入力トランジスタ19及び第2の入力トランジスタ20が常にオン状態とされる時間(ストレス時間)と、第1の入力トランジスタ19及び第2の入力トランジスタ20のスレッショルド電圧ΔVthとの関係を示している。
以上のように、本発明の第1実施形態の差動制御回路12によれば、入力信号SINがLレベルに固定される期間があっても、その期間に第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20とに電流が流れる時間(ストレス時間)を、本発明の第1実施形態の差動制御回路12を設けない場合に比較して、入力信号SINがLレベルに固定される期間が同一であれば、半減させることができる。したがって、第1の入力トランジスタ19及び第2の入力トランジスタ20のホットキャリア劣化を遅らすことができる。
なお、本発明の第1実施形態の差動制御回路12では、第2の分配回路41は、第1の動作モード時には、ノードN2を逆相出力端子16に接続すると共に、ノードN4を正相出力端子15に接続し、第2の動作モード時には、ノードN2を正相出力端子15に接続すると共に、ノードN4を逆相出力端子16に接続する。この結果、第1の動作モード時であっても、第2の動作モード時であっても、差動回路11が出力する正相出力信号は正相出力端子15に与えられ、差動回路11が出力する逆相出力信号は逆相出力端子16に与えられる。
(第2実施形態)
図9は差動回路と本発明の第2実施形態の差動制御回路とを備えた回路を示す回路図である。図9中、55は差動回路11に対して設けられた本発明の第2実施形態の差動制御回路である。本発明の第2実施形態の差動制御回路55は、本発明の第1実施形態の差動制御回路12が備えるアップダウンカウンタ24からなる動作モード設定回路と構成の異なる動作モード設定回路56を設け、その他については、本発明の第1実施形態の差動制御回路12と同様に構成したものである。
動作モード設定回路56は、Dフリップフロップ57と、インバータ58と、リセット回路59とを備えている。インバータ58は、その入力端子をDフリップフロップ57の正相出力端子Qに接続し、その出力端子をDフリップフロップ57のデータ入力端子Dに接続している。リセット回路59は、リセット信号出力端子60をDフリップフロップ57のクロック端子CKに接続している。Dフリップフロップ57は、正相出力端子Qをインバータ26の入力端子に接続している。
本例では、動作モード設定回路56は、例えば、差動回路11とインバータ26、27と第1の分配回路28と第2の分配回路41とが搭載されるチップとは別のチップに搭載される。そして、リセット回路59は、例えば、差動回路11とインバータ26、27と第1の分配回路28と第2の分配回路41とが搭載されるチップが電源投入やリセットされる度にリセット信号RSTを出力するものとされる。
このように構成された動作モード設定回路56によれば、例えば、差動回路11とインバータ26、27と第1の分配回路28と第2の分配回路41とが搭載されるチップが電源投入やリセットされる毎に、リセット回路59からDフリップフロップ57にリセット信号RSTが与えられ、Dフリップフロップ57の正相出力信号は、そのレベルを反転させる。
この結果、例えば、差動回路11が待機状態とされ、入力信号SINがLレベルに固定される期間があっても、その期間、第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20とは定期的に交互にオン、オフを繰り返し、第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20には定期的に交互に電流が流れることになる。
即ち、本発明の第2実施形態の差動制御回路55によれば、入力信号SINがLレベルに固定される期間があっても、その期間に第1の入力トランジスタ19と第2の入力トランジスタ20とに電流が流れる時間(ストレス時間)を、本発明の第1実施形態の差動制御回路12を設けない場合に比較して、入力信号SINがLレベルに固定される期間が同一であれば、低減させることができる。したがって、第1の入力トランジスタ19及び第2の入力トランジスタ20のホットキャリア劣化を遅らすことができる。
なお、本発明の第2実施形態の差動制御回路55においては、リセット回路59は、例えば、定期的にネガティブパルス又はポジティブパルスを発生するような回路に置き換えることもできる。
また、本発明の第1実施形態及び第2実施形態においては、入力トランジスタの負荷素子として抵抗素子を備える差動回路を例にして説明したが、本発明は、これに限定されることなく、例えば、入力トランジスタの負荷回路としてカレントミラー型の負荷回路を設ける差動回路などにも適用することができる。
差動回路と本発明の第1実施形態の差動制御回路とを備えた回路を示す回路図である。 図1に示す回路の動作を示す回路図である。 図1に示す回路の動作を示す回路図である。 図1に示す回路の動作を示す回路図である。 図1に示す回路の動作を示す回路図である。 図1に示す回路の第1動作例を示す波形図である。 図1に示す回路の第2動作例を示す波形図である。 本発明の第1実施形態の差動制御回路を設けることによる効果を示す図である。 差動回路と本発明の第2実施形態の差動制御回路とを備えた回路を示す回路図である。 差動回路の一例を示す回路図である。 図10に示す差動回路の第1動作例を示す波形図である。 図10に示す差動回路の第2動作例を示す波形図である。
符号の説明
1…VDD電源線
2…VSS電源線
3…第1の入力トランジスタ
4…第2の入力トランジスタ
5、6…抵抗素子
7…定電流源
11…差動回路
12…本発明の第1実施形態の差動制御回路
13…入力端子
14…VREF電圧線
15…正相出力端子
16…逆相出力端子
17…VDD電源線
18…VSS電源線
19…第1の入力トランジスタ
20…第2の入力トランジスタ
21…定電流源
22…第1の抵抗素子
23…第2の抵抗素子
24…アップダウンカウンタ
25…最上位ビット出力端子
26、27…インバータ
28…第1の分配回路
29…第1のアナログスイッチ
30…第2のアナログスイッチ
31…第3のアナログスイッチ
32…第4のアナログスイッチ
33〜36…NMOSトランジスタ
37〜40…PMOSトランジスタ
41…第2の分配回路
42…第5のアナログスイッチ
43…第6のアナログスイッチ
44…第7のアナログスイッチ
45…第8のアナログスイッチ
46〜49…NMOSトランジスタ
50〜53…PMOSトランジスタ
55…本発明の第2実施形態の差動制御回路
56…動作モード設定回路
57…Dフリップフロップ
58…インバータ
59…リセット回路
60…リセット信号出力端子

Claims (5)

  1. 差動動作を行う第1の入力トランジスタと第2の入力トランジスタとを備える差動回路を制御する差動制御回路であって、
    第1の動作モードと第2の動作モードとを交互に設定する動作モード設定回路と、
    入力信号と基準電圧とを入力し、前記第1の動作モード時には、前記入力信号を前記第1の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第2の入力トランジスタのゲートに与え、前記第2の動作モード時には、前記入力信号を前記第2の入力トランジスタのゲートに与えると共に、前記基準電圧を前記第1の入力トランジスタのゲートに与える第1の分配回路と、
    前記差動回路の正相出力信号と逆相出力信号とを入力し、前記正相出力信号を正相出力端子に与え、前記逆相出力信号を逆相出力端子に与える第2の分配回路と、
    を備えることを特徴とする差動制御回路。
  2. 前記第1の分配回路は、
    一端を前記入力信号が与えられる入力端子に接続し、他端を前記第1の入力トランジスタのゲートに接続し、前記第1の動作モード時にはオン、前記第2の動作モード時にはオフとされる第1のアナログスイッチと、
    一端を前記基準電圧を供給する基準電圧線に接続し、他端を前記第2の入力トランジスタのゲートに接続し、前記第1の動作モード時にはオン、前記第2の動作モード時にはオフとされる第2のアナログスイッチと、
    一端を前記基準電圧線に接続し、他端を前記第1の入力トランジスタのゲートに接続し、前記第1の動作モード時にはオフ、前記第2の動作モード時にはオンとされる第3のアナログスイッチと、
    一端を前記入力端子に接続し、他端を前記第2の入力トランジスタのゲートに接続し、前記第1の動作モード時にはオフ、前記第2の動作モード時にはオンとされる第4のアナログスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の差動制御回路。
  3. 前記第2の分配回路は、
    一端を前記第2の入力トランジスタのドレインに接続し、他端を前記正相出力端子に接続し、前記第1の動作モード時にはオン、前記第2の動作モード時にはオフとされる第5のアナログスイッチと、
    一端を前記第1の入力トランジスタのドレインに接続し、他端を前記逆相出力端子に接続し、前記第1の動作モード時にはオン、前記第2の動作モード時にはオフとされる第6のアナログスイッチと、
    一端を前記第1の入力トランジスタのドレインに接続し、他端を前記正相出力端子に接続し、前記第1の動作モード時にはオフ、前記第2の動作モード時にはオンとされる第7のアナログスイッチと、
    一端を前記第2の入力トランジスタのドレインに接続し、他端を前記逆相出力端子に接続し、前記第1の動作モード時にはオフ、前記第2の動作モード時にはオンとされる第8のアナログスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の差動制御回路。
  4. 前記動作モード設定回路は、カウンタを備え、前記カウンタの出力信号のうち、所定のビットの信号を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り替えるタイミング信号に使用している
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の差動制御回路。
  5. 前記動作モード設定回路は、
    Dフリップフロップと、
    入力端子を前記Dフリップフロップの出力端子に接続し、出力端子を前記Dフリップフロップの入力端子に接続したインバータと、
    前記Dフリップフロップのクロック端子にリセット信号を与えるリセット回路と、
    を備え、
    前記Dフリップフロップの出力端子に得られる信号を前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り替えるタイミング信号に使用している
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の差動制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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