JP2009225030A - 平面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型で、直交2編波を広帯域で送受信可能な平面アンテナを提供する。
【解決手段】十字型を呈する第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の周囲を無給電素子30で取り囲む。第1及び第2のダイポールアンテナ10,20には給電線11から給電され、無給電素子30には給電されない。これにより、平面アンテナは、第1のダイポールアンテナ10と無給電素子30によりダイポールアンテナAとループアンテナAを形成し、第2のダイポールアンテナ20と無給電素子30によりダイポールアンテナBとループアンテナBを形成することになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば通信装置及びレーダ装置等に用いられる平面アンテナに関する。
従来の技術では、直交2偏波を送受信する広帯域で使用可能な平面アンテナを製造する場合、放射素子が形成された基板に無給電素子が形成された複数の基板を積層していた(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1による平面アンテナでは、無給電素子と放射素子とを別々の基板に形成するため、基板を重ねる手間がかかる。また、複数の基板を重ねるため、重ねた基板の分だけアンテナが厚くなってしまう。
ところで、1偏波を送受信する平面アンテナでは、放射素子と無給電素子とを同じ基板の層で形成することにより、広帯域化を実現することができる(例えば、特許文献2参照)。これにより、特許文献2による平面アンテナでは、基板を重ねる必要がなくアンテナが厚くなることを避けることができる。しかしながら、この技術を直交2偏波を送受信する平面アンテナへ適応させることは不可能であった。
特開昭63−189002号公報 特開平4−157905号公報
以上のように、従来の平面アンテナでは、広帯域信号の送受信を実現するためには、平面アンテナが厚くなってしまっていた。また、厚さを抑えたとしても、直交2編波の信号を送受信することができなかった。
本発明は、上記事情によりなされたもので、その目的は、薄型で、直交2編波を広帯域で送受信可能な平面アンテナを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の平面アンテナは、平面基板に、互いに直交し、中央で交差するように形成された第1及び第2のダイポールアンテナと、前記平面基板に、前記第1及び第2のダイポールアンテナの周囲を環状に取り囲むように形成された無給電素子とを備える。
上記構成における平面アンテナは、平面基板に形成された第1のダイポールアンテナ、第2のダイポールアンテナ及び無給電素子を備える。このとき、第2のダイポールアンテナは、第1のダイポールアンテナに対して直交し、第1のダイポールアンテナと互いに中央で交差している。また、無給電素子は、第1及び第2のダイポールアンテナの周囲を環状に取り囲んできる。これにより、平面アンテナは、直交2偏波を送受信することが可能となる。また、平面アンテナは、2つの共振点を有することとなり、広帯域化が可能となる。
本発明によれば、薄型で、直交2編波を広帯域で送受信可能な平面アンテナを提供できる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る平面アンテナの実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る平面アンテナの構成を示す平面図である。図1は平面アンテナの表面を示し、図2は平面アンテナの裏面を示す。また、図3及び図4は、本発明の一実施形態に係る平面アンテナの断面を示す断面図である。図3は図1に示す平面アンテナのa−a’断面の断面図を示し、図4は図1に示す平面アンテナのb−b’断面の断面図を示す。
図1乃至図4における平面アンテナは、基板の裏面に、互いに直行し、中央で交差するように形成された第1及び第2のダイポールアンテナ10,20と、これら第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の周囲を環状に取り囲むように形成された無給電素子30とを備える。ここで、第2のダイポールアンテナ20は第1のダイポールアンテナ10に対して直交関係を有して交差しているため、第1及び第2のダイポールアンテナ10,20は、十字型を呈するようになっている。また、第1のダイポールアンテナ10の中心点と第2のダイポールアンテナ20の中心点とは一致している。
上記第1のダイポールアンテナ10は、給電線11と、給電線11の両側に形成される略四角形形状の放射素子12,13とを備えている。放射素子12,13の幅は給電線11よりも太く、給電線11近傍で給電線11の幅に合わせて細くなっている。図4に示すように、給電線11は、給電点14を有しており、給電点14から放射素子12,13へ陽極又は陰極の電荷が負荷される。
上記第2のダイポールアンテナ20は、基板の表面に形成される給電線21と、給電線21と接続して基板の裏面に形成される略六角形形状の放射素子22,23とを備えている。放射素子22,23は第1のダイポールアンテナ10の両側に配置される。放射素子22,23の幅は、給電線21よりも太く、給電線21近傍で給電線21の幅に合わせて細くなっている。ここで、放射素子22の上端部から放射素子23の下端部までの距離は、放射素子12の左端部から放射素子13の右端部の距離までの距離と同一である。給電線21は、図3に示すように、基板の誘電体層40を貫通して裏面に位置する放射素子22,23と接続している。また、給電線21は、給電点24を有しており、給電点24から放射素子22,23へ陽極又は陰極の電荷が負荷される。
上記無給電素子30は、正方形の角部が面取りされた形状をしている。無給電素子30の幅は、直線部においては一定である。無給電素子30は、第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の中心点に対して点対称になるように形成されている。
以下、上記構成の平面アンテナの特性を説明する。
第1のダイポールアンテナ10は、給電線11から給電されると、放射素子12,13から電波を放射する。また、第2のダイポールアンテナ20は、給電線21から給電されると、放射素子22,23から電波を放射する。このとき、平面アンテナは、第1のダイポールアンテナ10と無給電素子30とにより、ダイポールアンテナAとループアンテナAとを形成する。また、平面アンテナは、第2のダイポールアンテナ20と無給電素子30とにより、ダイポールアンテナBとループアンテナBとを形成する。
図5及び図6は、本発明の一実施形態に係る平面アンテナの反射特性を示すグラフである。図5は垂直偏波の反射特性を示し、図6は水平偏波の反射特性を示す。図5及び図6における実線は無給電素子30が存在する場合を示し、点線は無給電素子30が存在しない場合を示す。
図5及び図6に示すように、無給電素子30が存在することにより2つの共振点ができる。図5及び図6における比帯域は以下の式より得られる。
比帯域(%)={(高周波−低周波)/(高周波+低周波)}×200
ここでは、反射特性−10dB以下の比帯域を求めたため、式における高周波数と低周波数とは、反射特性が−10dBとなる際の周波数のうち高周波のものと低周波のものである。垂直偏波における比帯域は、無給電素子30が存在する場合は52%であり、存在しない場合は12%であった。また、水平偏波における比帯域は、無給電素子30が存在する場合は55%であり、存在しない場合は12%であった。つまり、無給電素子30が存在することによって、広帯域となったことがわかる。
以上のように、上記実施形態による平面アンテナは、両面基板に第1のダイポールアンテナ10、第2のダイポールアンテナ20及び無給電素子30を備える。このとき、第2のダイポールアンテナ20は、第1のダイポールアンテナ10に対して直交し、交差しており、第1のダイポールアンテナと合わせて十字型を呈している。無給電素子30は、第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の周囲を環状に取り囲むように形成されている。ここで、第1及び第2のダイポールアンテナ10,20には給電線11,21から給電されるが、無給電素子30には給電されない。これにより、平面アンテナは、直交2偏波を送受信することが可能となる。また、平面アンテナに、垂直偏波用のダイポールアンテナB及びループアンテナBと、水平偏波用のダイポールアンテナA及びループアンテナAとが形成されることとなる。つまり、平面アンテナは、直交2偏波についてそれぞれ2つの共振点を有することになる。2つの共振点を有することにより、平面アンテナにおいて反射特性が−10dB以下となる垂直偏波及び水平偏波の比帯域は、それぞれ50%を超える。
したがって、本発明の平面アンテナは、薄型であり、直交2編波を広帯域で送受信することができる。
また、平面アンテナの製造過程では、両面基板の導体層をエッチングすることにより、給電線11,21、放射素子12,13,22,23及び無給電素子30を形成する。これにより、複数の基板を重ねる等の工数も削減でき、また複数の基板を使わなくてもすむようになる。
したがって、本発明の平面アンテナは、薄型化かつ低価格化が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では無給電素子30の形状が正方形である例について説明したが、正方形に限定される必要はなく、例えば図7に示すように円形である場合であっても同様に実施可能である。
また、上記実施形態では無給電素子30を第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の中心点に対して点対称となるように形成する例について説明したが、図8に示すように中心点に対して点対称とならない場合であっても実施可能である。
また、上記実施形態では、第1及び第2のダイポールアンテナ10,20の長さが同一である例について説明したが、ダイポールアンテナの長さは異なっていても実施可能である。この際、垂直偏波と水平偏波とで反射特性が同一とならないため、平面アンテナの使用は、垂直偏波と水平偏波とが同一の特性を有する必要がない場合に限られる。
また、放射素子12,13,22,23の形状は、上記実施形態における形状に限定されるものではない。
さらに、本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
本発明の一実施形態に係る平面アンテナの表面図。 本発明の一実施形態に係る平面アンテナの裏面図。 図1の平面アンテナの断面図。 図1の平面アンテナの断面図。 図1の平面アンテナの反射特性を示すグラフ。 図1の平面アンテナの反射特性を示すグラフ。 本発明の一実施形態に係る平面アンテナの平面図例。 本発明の一実施形態に係る平面アンテナの平面図例。
符号の説明
10…第1のダイポールアンテナ
11,21…給電線
12,13,22,23…放射素子
14,24…給電点
20…第2のダイポールアンテナ
30…無給電素子
40…誘電体層

Claims (2)

  1. 平面基板に、互いに直交し、中央で交差するように形成された第1及び第2のダイポールアンテナと、
    前記平面基板に、前記第1及び第2のダイポールアンテナの周囲を環状に取り囲むように形成された無給電素子と
    を備えることを特徴とする平面アンテナ。
  2. 前記第1及び第2のダイポールアンテナは、それぞれ同一の長さであり、かつ、同一の中心点を備え、
    前記無給電素子は、前記第1及び第2のダイポールアンテナの周囲を前記中心点に対して点対称となるように取り囲むことを特徴とする請求項1記載の平面アンテナ。
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