JP2009223508A - バックアップシステム及び世代データ管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】世代データ管理方法及びバックアップシステムの提供。
【解決手段】ジョブ識別子に設定した記録媒体グループ番号及び記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブルと、記録媒体グループ番号を最小から最大番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを設け、制御部500が、記録媒体グループ切替管理テーブルに格納した記録媒体グループ番号を番号循環手段を用いて循環的に変更することによって、バックアップ取得周期(世代周期)ごとに記録媒体を切り替えて世代別データのバックアップを行うことができる。従って磁気テープ等の記録媒体に障害が発生した際にも全世代別データの消失を自動的に防止するもの。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータシステムのデータを世代毎に記録媒体にバックアップを行うバックアップシステム及び該バックアップシステムにおける時刻経過を伴う記録単位である世代を管理する世代データ管理方法に係り、特にバックアップデータの消失を低減することができるバックアップシステム及び世代データ管理方法に関する。
近年のコンピュータシステムは、大量のデータが災害発生時等に消失するのを防止するため、コンピュータシステムから遠隔地のバックアップシステムにデータバックアップを行うバックアップシステムが構築されており、この記録媒体としてはビット単価が安価であり且つ可搬性のある磁気テープカートリッジ(以下、磁気テープと呼ぶ)が採用されている。
この磁気テープを使用したバックアップシステムは、例えば金融機関等における預貯金のバックアップジョブ及び貸付のバックアップジョブを、月内の週毎(所定時間経過毎)の世代別データをバックアップすることにより、災害発生時においても、バックアップを行った世代までのデータ復旧が可能な様に構成されている。
尚、前述した磁気テープバックアップシステムにおける世代管理技術が記載された文献としては、下記特許文献が挙げられ、この特許文献には、人為的なミスを防止して世代別に確実にバックアップを行うため、磁気テープのヘッダ部にバックアップジョブIDやバックアップ日時等をバックアップ情報として記録しておき、予め定められたスケジュールに従ってバックアップを行う際、前記バックアップ情報を監視しながらバックアップを行う技術が記載されている。
特開2000−322298号公報
前述の特許文献記載技術は、磁気テープを記録媒体とした世代管理を行うことができるもの、磁気テープに障害が発生した場合、世代別にバックアップ管理を行っているにも係わらず、同一ジョブのバックアップデータを全て消失してしまう可能性があると言う不具合があった。
この従来技術による不具合を具体的に説明すると、例えば図11に示す如く、磁気テープである物理メディア(記録媒体)1にシステムAの週単位の世代別バックアップデータa1〜a4を記録し、磁気テープである物理メディア2にシステムBの週単位の世代別バックアップデータa1〜a4を記録し、例えば物理メディア1に障害が発生した場合、同一の記録媒体に複数世代のデータバックアップを行っているため、Aシステムの複数世代のバックアップデータを消失してしまう可能性があると言う不具合があった。従来は本課題を回避するために、使用者が複数世代のデータを同一物理メディアに記録しないように運用設計する必要があり、管理が煩雑になると言う不具合もあった。また従来システムにおいては、仮想テープライブラリのように、仮想テープをどの物理メディアに配置するかを使用者が制御することができず、前述の複数世代のデータを同一物理メディアに記録しないように運用設計することが困難であった。
本発明の目的は、磁気テープ等の記録媒体に障害が発生した際にも全世代別データの消失を防止することができるバックアップシステム及び世代データ管理方法を提供することである。
前記目的を達成するため本発明は、グループ番号を付してグループ分けした複数の記録媒体にデータの記録再生を行うデータ記録再生部と、該データ記録再生部によりデータの記録再生を行う記録媒体を選択的に切り替える記録媒体切替部と、該記録媒体切替部に対して同一ジョブの所定時間経過毎の世代別データ記録を要求するデータ記憶要求部と、前記記録媒体切り替え部を制御する制御部とを備え、受信したジョブ別及び世代別データを所定の時間的間隔をもってバックアップするバックアップシステムであって、
前記制御部が、
前記ジョブを識別するジョブ識別子と、該ジョブ識別子に設定した記録媒体グループ番号と、記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブル格納部と、
前記記録媒体グループ番号を、最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを有し、
前記データ記憶要求部からジョブを指定した世代別データのバックアップ指令を受け付ける受付工程と、
該受付工程により受け付けたバックアップ指令のジョブに対応したジョブ識別子に記録媒体グループ番号が設定されているか否かを、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納したジョブ識別子の有無により判定する識別子判定工程と、
該識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体切替日時情報により指定された切り替え日時に達しているか否かを判定する切替日時判定工程と、
該切替日時判定工程により切り替え日時に達していると判定したとき、前記番号循環手段により記録媒体グループ番号を最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で番号を1つ変更するグループ切替工程と、
前記グループ切替工程により変更した記録媒体グループ番号の記録媒体に世代別データをデータ記録再生部を用いて記録する記録工程とを実行することを第1の特徴とする。
また本発明は、前記第1の特徴のバックアップシステムにおいて、
前記記録媒体グループ番号と、該記録媒体グループ番号に定義された記録媒体番号と、前記記録媒体グループ番号に定義された記録媒体のアイドル状態又はアクティブ状態か何れかの状態情報とを格納し、前記記録媒体グループ番号の記録媒体に対応してアクティブ状態又はアイドル状態を選択的に設定する記録媒体グループ管理テーブル格納部を設け、
前記制御手段が、
前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、該設定されている記録媒体グループ番号の記録媒体の状態を、前記記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納した状態情報を参照して判定する状態判定工程と、
該状態判定工程においてアイドル状態と判定した記録媒体グループ番号の記録媒体をアクティブ状態に変更し、該変更した状態情報を記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納する状態変更工程とを実行することを第2の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のバックアップシステムにおいて、前記制御手段が、前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていないと判定したとき、前記受付工程により受け付けたバックアップ指令の新規ジョブ識別子を、記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループに登録する登録工程を実行することを第3の特徴とする。
また本発明は、前記第3の特徴のバックアップシステムにおいて、前記制御手段が、前記登録工程を行うとき、各記録媒体グループに割り当てたジョブの数を記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループ毎に計数し、該計数した数が最も少ない記録媒体グループに新規ジョブ識別子を追加登録することを第4の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のバックアップシステムであって、前記制御手段が、前記記録工程において、世代別データをデータ記録再生部を用いて記録するとき、該世代別データ容量が記録媒体の残記録容量を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、同一記録媒体グループの複数の記録媒体に世代別データを分割して記録する複数記録工程を実行することを第5の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴のバックアップシステムであって、前記制御手段が、前記記録工程において、受信したジョブ数が、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納した記録媒体グループの数を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、該記録媒体グループ数を超える数のジョブを待機させる待機工程を実行することを第6の特徴とする。
更に本発明は、グループ番号を付してグループ分けした複数の記録媒体にデータの記録再生を行うデータ記録再生部と、該データ記録再生部によりデータの記録再生を行う記録媒体を選択的に切り替える記録媒体切替部と、該記録媒体切替部に対して同一ジョブの所定時間経過毎の世代別データ記録を要求するデータ記憶要求部と、前記記録媒体切り替え部を制御する制御部とを備え、受信したジョブ別及び世代別データを所定の時間的間隔をもってバックアップするコンピュータシステムの世代データ管理方法であって、
前記制御部に、
前記ジョブを識別するジョブ識別子と、該ジョブ識別子に設定した記録媒体グループ番号と、記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブル格納部と、
前記記録媒体グループ番号を、最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを設け、
前記データ記憶要求部からジョブを指定した世代別データのバックアップ指令を受け付ける受付工程と、
該受付工程により受け付けたバックアップ指令のジョブに対応したジョブ識別子に記録媒体グループ番号が設定されているか否かを、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納したジョブ識別子の有無により判定する識別子判定工程と、
該識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体切替日時情報により指定された切り替え日時に達しているか否かを判定する切替日時判定工程と、
該切替日時判定工程により切り替え日時に達していると判定したとき、前記番号循環手段により記録媒体グループ番号を最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で番号を1つ変更するグループ切替工程と、
前記グループ切替工程により変更した記録媒体グループ番号の記録媒体に世代別データをデータ記録再生部を用いて記録する記録工程とを実行させることを第7の特徴とする。
また本発明は、前記第7の特徴の世代データ管理方法において、
前記記録媒体グループ番号と、該記録媒体グループ番号に定義された記録媒体番号と、前記記録媒体グループ番号に定義された記録媒体のアイドル状態又はアクティブ状態か何れかの状態情報とを格納し、前記記録媒体グループ番号の記録媒体に対応してアクティブ状態又はアイドル状態を選択的に設定する記録媒体グループ管理テーブル格納部を設け、
前記制御手段に、
前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、該設定されている記録媒体グループ番号の記録媒体の状態を、前記記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納した状態情報を参照して判定する状態判定工程と、
該状態判定工程においてアイドル状態と判定した記録媒体グループ番号の記録媒体をアクティブ状態に変更し、該変更した状態情報を記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納する状態変更工程とを実行させることを第8の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴の世代データ管理方法において、前記制御手段が、前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていないと判定したとき、前記受付工程により受け付けたバックアップ指令の新規ジョブ識別子を、記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループに追加登録する登録工程を実行させることを第9の特徴とする。
また本発明は、前記第9の特徴の世代データ管理方法において、前記制御手段が、前記登録工程を行うとき、各記録媒体グループに登録した記録媒体の数を記録媒体グループ管理テーブル格納部の記録媒体番号の数を基に算出し、算出した数が最も少ない記録媒体グループに新規ジョブ識別子を追加登録させることを第10の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴の世代データ管理方法において、前記制御手段が、前記記録工程において、世代別データをデータ記録再生部を用いて記録するとき、該世代別データ容量が記録媒体の残記録容量を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、同一記録媒体グループの複数の記録媒体に世代別データを分割して記録する複数記録工程を実行させることを第11の特徴とする。
また本発明は、前記何れかの特徴の世代データ管理方法において、前記制御手段が、前記記録工程において、受信したジョブ数が、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納した記録媒体グループの数を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、該記録媒体グループ数を超える数のジョブを待機させる待機工程を実行させることを第12の特徴とする。
本発明によるバックアップシステム及び世代データ管理方法は、ジョブ識別子毎に設定した記録媒体グループ番号及び記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブル格納部と、記録媒体グループ番号を最小から最大番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを設け、制御部が、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納した記録媒体グループ番号を番号循環手段を用いて循環的に変更することによって、バックアップ取得周期ごとに物理メディアを切り替えて世代別データのバックアップを行うことができる。従って磁気テープ等の記録媒体に障害が発生した際にも世代別データの消失を防止することができる。
以下、本発明による世代データ管理方法を適用したバックアップシステムの一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明が適用されるバックアップシステムの基本構成の概念図、図2は本実施形態の第1原理による世代データ管理方法を説明するための図、図3は本実施形態の第2原理による世代データ管理方法を説明するための図、図4は本実施形態の第3原理による世代データ管理方法を説明するための図、図5は本実施形態による物理メディアグループの切り替え処理フローを示す図、図6は本実施形態による物理メディア割当処理フローを示す図、図7は、本実施形態による物理メディア割当処理フローを示す図、図8は本実施形態によるバックアップジョブ開始処理フロー図、図9はバックアップジョブ終了処理フロー図、図10は本実施形態による物理メディアグループ切替管理テーブルを示す図、図11は本実施形態による物理メディアグループ管理テーブルを示す図である。
[構成]
本実施形態によるバックアップシステムは、ホストコンピュータの磁気ディスク装置に記憶したデータを外部記憶装置である磁気テープ記憶装置にバックアップするものであって、基本的構成としては、図1に示す如く、ホストコンピュータとのデータ送受信と予め設定された手順に従ってバックアップ制御を行うデータ記録要求部100と、該データ記録要求部100からの指示によりホストコンピュータのデータを記録する物理メディア(記録媒体)を選択してデータ記録を行う物理メディア切替部400と、前記データ記録要求部100からの指示に従ってホストコンピュータのデータを物理メディア切替部400により切り替えられた物理メディアにバックアップ制御を行う制御部500とを備える。
尚、本実施形態による物理メディアとは、例えば巻成した磁気テープを収納する磁気テープカートリッジであるが、これに限られるものではなく、ハードディスクドライブ、テープメディア、RAID構成のパリティグループのハードディスクドライブであっても良く、前記物理メディア切替部400は、記録媒体を磁気テープとした場合、データ記録要求部100から指定された物理メディアを格納庫から搬送する搬送機構や、磁気テープに対してデータの記録再生を行うデータ記録再生部も含むものとする。
本実施形態による制御部500は、図9及び図10に示す管理テーブル(格納部)及び図示しないジョブ待ちリスト情報を格納するジョブ待ちリスト情報テーブル(格納部)を備え、本バックアップシステムが2つのジョブシステムA及びB(例えば、金融機関における預貯金ジョブ及び貸付ジョブ)のデータを毎週毎に世代別バックアップを行い、記録媒体として2つの物理メディアグループ1及び2を使用するものとしたとき、図9に示した管理テーブル(格納部)が、前記ジョブの種別を示すジョブ識別子と、このジョブ識別子毎に予め定められた物理メディアのバックアップ物理メディアグループを指定するグループ番号と、前記ジョブ識別子毎に予め定められた物理メディアの切り替え日時の各欄に格納された各情報から成り、図10に示した管理テーブル(格納部)が、前記物理メディアグループと、該物理メディアグループに対応した使用状況(Idle/Active/無効)と、前記物理メディアグループに対応して割り当てられた物理メディアの番号を示す所属物理メディア番号の各欄に格納された各情報とから構成される。尚、前述した各テーブル(格納部)はメモリ等の記憶部上に形成される。
前記物理メディアのグループ番号とは、同一の物理メディアに記録する特定のシステム(ジョブ)及び世代対応の複数のデータをグループ化したものであり、例えば、物理メディア1に、Aシステムの第1週世代データとBシステムの第2週世代データと、Aシステムの第3週世代データとBシステムの第4週世代データとを記録するとき、これら世代データを物理メディアグループ1としてグループ化したものである。
従って図9に示した物理メディアグループ切り替え管理テーブルは、ジョブ識別子が「Aシステム」のジョブに対してバックアップ対象の物理メディアグループが「1」であることを設定しており、図10に示した物理メディアグループ管理テーブルは、例えば前記物理メディアグループ「1」の使用状況がアイドル状態であり、当該物理メディアグループ「1」に割り当てられた物理メディア(所属物理メディア)番号が「1」「6」「7」であることを予め設定している。
[基本原理]
本願の発明者らは、通常のバックアップデータは週毎等の定期的にバックアップが行われることに着目し、バックアップ周期ごとに物理メディアを切り替えて異なる物理メディアにバックアップデータを記録することによって、物理メディアの障害により全てのバックアップデータが同時に失われるのを回避し且つバックアップ作業を自動化する本願発明を成した。
また発明者らは、物理メディアの格納効率が要求される場合に対応するため、物理メディアを共用して複数ジョブデータを配置(テープの場合は追記)することにより、物理メディアへの効率的な格納も実現する。
更に性能が要求される場合に対応するために、物理メディアの切り替えをジョブ単位に管理し、予め定義された並列処理数分の物理メディアを使用して複数ジョブの並列処理を実現する。
次に前記基本原理に基づいた世代データ管理方法の形態例を図2〜図4に示した各例を参照して説明する。
[第1例]
まず、図2に示す例は、記録媒体としては物理メディア1及び2の2個があり、物理メディア1に、Aシステムの第1週データa1及び第3週データa3とを記録する物理メディアグループ1を設定し、物理メディア2に、Aシステムの第2週データa2及び第4週データa4を記録する物理メディアグループ2を設定した例を示し、これら物理メディアと物理メディアグループとの関係が図9及び図10に示した管理テーブルに格納されているものとする。尚、後述する例においても物理メディアと物理メディアグループとの関係が格納されるものとして説明する。
この様に本例による世代データ管理方法は、バックアップ取得周期ごとの物理メディアの切換えによる世代データ自動分離を行うものであって、例えば第1週目のAシステムのバックアップでは、物理メディアグループ1に切り替え、物理メディア1を割り当てた後に、バックアップデータを記録する。次に第2週目のAシステムのバックアップでは、1週間が経過しているため、物理メディアグループ2に切り替え、物理メディア2を割り当てた後に、バックアップデータを記録する。第3週目のAシステムのバックアップでは、物理メディアグループ数が2であるため、物理メディアグループ1に切り替え、物理メディア1の空き容量部分にバックアップデータを記録する。以降の処理を同様に行うことによって、本システムは、物理メディアの障害で全てのバックアップデータが同時に失われるのを避けると共に、その作業を自動化することができる。
[第2例]
図3に示す例は、物理メディア共用によるデータ格納効率向上例を説明するためのものであって、記録媒体としては物理メディア1〜6の6個があり、物理メディア1に、Aシステムの第1週データa1及びBシステムの第2週データb2の一部を記録し、物理メディア4に、前記Bシステムの第2週データb2の残りデータとAシステムの第3週データa3とBシステムの第4週データb4の一部を記録し、物理メディア6に、前記Bシステムデータb4の残りデータとを記録する物理メディアグループ1を設定し、更に物理メディア2に、Bシステムの第1週データb1及びAシステムの第2週データa2の一部を記録し、物理メディア3に、前記Aシステムの第2週データa2の残りデータとBシステムの第3週データb3とAシステムの第4週データa4の一部とを記録し、物理メディア5に、前記Aシステムの第4週データa4の残りデータとを記録する物理メディアグループ2を設定している。
本システムは、第1回目のAシステムのバックアップでは、物理メディアグループ1に物理メディア1を割り当てた後に、バックアップデータを記録する。同じく第1週目のBシステムのバックアップでは、物理メディアグループ2に切り替え、物理メディア2を割り当てた後に、バックアップデータを記録する。第2週目のバックアップでは、1週間が経過しているため、Aシステムのバックアップでは、物理メディアグループ2に切り替え、バックアップデータを記録する。データの記録中に物理メディアが満杯になった場合、物理メディアグループに物理メディアを追加で割り当てる。以降同様にして図4に示した如くバックアップデータを記録する。
即ち、本例においては、物理メディア1,4,6を物理メディアグループ1として設定すると共に、物理メディア2,3,5を物理メディアグループ2として設定しておき、各物理メディア1〜6に、少なくともあるシステムのある世代のバックアップデータの全てを記録する管理情報を図9及び図10に示した管理テーブルに格納している。
本例によれば、A、Bシステムのバックアップで物理メディアを共用せずに格納する場合に比べ、効率的なデータ格納を行うと共に、各システムにわたって全世代のバックアップデータが消失することを防止することができる。これを具体的に説明すると、物理メディア容量が800GB、各バックアップデータ容量を500GBとしたとき、A、Bシステムのバックアップデータを物理メディアの共用なしに格納する場合は、物理メディアが8個必要になるのに対し、本方式で格納した場合に必要な物理メディア数を6個に低減することができる。
[第3例]
図4に示す例は、物理メディアの切り替えをジョブ単位に管理した並列処理例を説明するためのものであって、記録媒体としては物理メディア1及び2の2個があり、物理メディア1に、Aシステムの第1週データa1とBシステムの第2週データb2とAシステムの第3週データa3とBシステムの第4週データb4とを記録する物理メディアグループ1を設定し、更に物理メディア2に、Bシステムの第1週データb1とAシステムの第2週データa2とBシステムの第3週データb3とAシステムの第4週データa4を記録する物理メディアグループ2を設定している。
即ち、本例においては、2つの物理メディア1及び2に、各システムの世代毎のバックアップデータが世代毎に交互に記録する管理情報を図9及び図10に示した管理テーブルに格納している。
本例においては、第1週目のA、Bシステムのバックアップでは、並列処理数が2のため、物理メディアグループ1、2に物理メディア1、2を割り当て、物理メディアグループ1にAシステムのバックアップデータを物理メディアグループ2にBシステムのバックアップデータを並列処理で記録する。第2週目のA、Bシステムのバックアップでは、1週間が経過しているため、物理メディアグループ2にAシステムのバックアップデータを物理メディアグループ1にBシステムのバックアップデータを並列処理で記録する。以降同様にして図4のようにバックアップデータを記録することができる。
この図4に示した構成の場合、仮に1つの物理メディアが破損したとしても、他の物理メディアに他の世代のバックアップデータを必ず記録しているため、各システムの一方は最新世代、他システムは一世代前のバックアップデータを確保し、各システムにわたって全世代のバックアップデータが消失することを防止することができる。
[動作]
次に本実施形態による世代データ管理方法を実現する制御部500による制御フローを図面を参照して説明する。
本バックアップシステムは、データ記録要求部100から指定されたシステムのバックアップジョブを実行する命令を受けたとき、ジョブ開始処理を実行する。このジョブ開始処理は、図7に示す如く、制御部500が、図10の管理テーブルを参照してアクティブな物理メディアグループの数が複数ジョブのバックアップを平行して行う並列処理数より小さいか否かを判定するステップS70と、該ステップS70において小さいと判定したとき、物理メディアグループを切り替える処理を実行するステップS71と、該ステップS71により切り替えた物理メディアグループの状態がアイドル状態か否かを判定するステップS72と、該ステップS72においてアイドル状態と判定したときにアクティブ状態に変更するステップS73と、このアクティブ状態に変更した物理メディアグループの物理メディアにバックアップ処理のジョブを開始するステップS74と、前記ステップS70において小さくない(アクティブな物理メディアグループ数が並列処理数以上)と判定したとき、又は前記ステップS72によりアイドル状態でないと判定したとき、ジョブ待ちリストに登録するステップS75とを実行することによって、アイドル状態の物理メディアグループの物理メディアをアクティブに変更してバックアップ処理を開始することができると共に、物理メディアグループの物理メディアがアイドル状態でない(アクティブ又は無効状態)のとき、ジョブ終了待ちリストに当該バックアップジョブを登録し、実行中のジョブが終了してから当該バックアップジョブを実行することができる。
前記物理メディアグループを切り替える処理を実行するステップS71の詳細動作は、図5に示す如く、制御部500が、当該ジョブにカレント物理メディアグループが設定されているか否かを図9の物理メディアグループ切替管理テーブルを参照して判定するステップS50と、該ステップS50において物理メディアグループが設定されているジョブと判定したとき、現在時刻(コンピュータのシステム時刻)が図9の管理テーブルに設定されている物理メディア切替日時を超えているか否かを判定し、超えていないと判定したときに処理を終了するステップS51と、該ステップS51において設定日時刻を越えていると判定したとき、カレント物理メディアグループ番号に、カレント物理メディアグループ番号を物理メディアグループ数で割った余り(剰余)に1を加えた数(値)を設定するステップS52を実行する。このステップS52による処理は、物理メディアグループ番号を、最小物理メディアグループ番号から最大物理メディアグループ番号の間で循環的に変更するためのものであって、物理メディアグループ番号が2つのときは、1→2→1→2・・の如く循環させるためのものである。
次いで制御部500は、前記ステップS52により物理メディアグループ番号を変更した後、図9の管理テーブル中の「物理メディアグループ切り替え日時」に「バックアップ基準日時とバックアップ周期の整数倍」を加算することにより近未来の日時を設定するステップS53を実行することによって、図9に示した管理テーブルにおける次回のバックアップを実行する日時を更新する様に動作し、バックアップ取得周期ごとに物理メディアを切り替えることができる。
また制御部500は、前記ステップS50において物理メディアグループ番号が設定されていないと判定したとき、定義済みジョブのカレント物理メディアグループ番号を検索し、ジョブへの割り当て数が最も少ない物理メディアグループの物理メディアグループ番号(同数の場合は、最も若いグループ番号)を設定するステップS57を実行して前述のステップS53に移行することによって、物理メディアグループのジョブの割り当て数を平均化することができる。例えば、物理メディアグループ数が2つであり、各物理メディアグループのジョブの割り当て数が異なる場合、少ない方の物理メディアグループのジョブに追加ジョブを割り当て、各物理メディアグループのジョブの割り当て数が同数の場合、物理メディアグループ番号が若い(少ない)物理メディアグループに追加ジョブを割り当てるためのものである。
これら図5に示した各ステップにより物理メディアグループ切り替え処理を実行することによって本実施形態による制御部500は、バックアップを行う物理メディアグループを切り替えると共に、新規ジョブのバックアップが上位から追加された場合、新規ジョブを割当数が少ない物理メディアグループに割り当てることができる。
また本システムは、図7のステップS74によるバックアップジョブ実行中に物理メディアが満杯になった場合、新たな物理メディアを物理メディアグループに追加する物理メディア割り当て処理を行うこともでき、この処理を次に説明する。
この物理メディア割当処理は、図6に示す如く、制御部500が、物理メディアグループに設定した物理メディアに空き容量があるか否かを判定するステップS60と、該ステップS60において空き容量がないと判定したとき、物理メディアグループに割り当てる新たな物理メディアを選出するステップS61と、該選出した物理メディアを物理メディアグループに割り当てるステップS62によって、新たな物理メディアを物理メディアグループに追加することができる。
本システムは、図7のステップS74によるバックアップジョブが終了した後、ジョブ終了処理を実行するものであり、このジョブ終了処理を次に説明する。
このジョブ終了処理は、図8に示す如く、制御部500が、バックアップ処理が終了した物理メディアグループの状態をアイドル状態に変更するステップS80と、ジョブ待ちリストに登録された待ちジョブが有るか否かを判定し、待ちジョブがないと判定したときに処理を終了するステップS81と、該ステップS81において待ちジョブがあると判定したとき、ジョブ待ちリストに登録した待ちジョブを抽出するステップS82と、該抽出した待ちジョブを図7に示した処理を実行してバックアップジョブを開始するステップS83と、該ステップS83に続いてバックアップの結果がジョブ開始か否かを判定し、開始と判定したときに前記ステップS81にもどるステップS84によって、あるバックアップジョブが終了してから未処理の待ちジョブの有無を判定し、待ちジョブがあるときには待ちジョブを開始することができる。
以上述べた如く本実施形態による世代データ管理方法及びバックアップシステムは、バックアップ取得周期ごとに物理メディアを切り替えてジョブ別及び世代別のデータのバックアップを行うことによって、磁気テープ等の物理メディアに障害が発生した際にも、少なくとも一世代前の世代別データの消失を防止することができる。
本発明が適用されるバックアップシステムの基本構成の概念図。 本実施形態の第1原理による世代データ管理方法を説明する図。 本実施形態の第2原理による世代データ管理方法を説明する図。 本実施形態の第3原理による世代データ管理方法を説明する図。 本実施形態による物理メディアグループの切り替え処理フロー図。 本実施形態による物理メディア割当処理フロー図。 本実施形態による物理メディア割当処理フローを示す図。 本実施形態によるバックアップジョブ開始処理フロー図。 バックアップジョブ終了処理フロー図。 本実施形態による物理メディアグループ切替管理テーブル図。 本実施形態による物理メディアグループ管理テーブル図。
符号の説明
1〜6:物理メディア、100:データ記録要求部、200:ユーザインタフェース部、400:物理メディア切替部、500:制御部、a1〜a4、b1〜b4:ジョブ別及び世代別バックアップデータ。

Claims (12)

  1. グループ番号を付してグループ分けした複数の記録媒体にデータの記録再生を行うデータ記録再生部と、該データ記録再生部によりデータの記録再生を行う記録媒体を選択的に切り替える記録媒体切替部と、該記録媒体切替部に対して同一ジョブの所定時間経過毎の世代別データ記録を要求するデータ記憶要求部と、前記記録媒体切り替え部を制御する制御部とを備え、受信したジョブ別及び世代別データを所定の時間的間隔をもってバックアップするバックアップシステムであって、
    前記制御部が、
    前記ジョブを識別するジョブ識別子と、該ジョブ識別子に設定した記録媒体グループ番号と、記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブル格納部と、
    前記記録媒体グループ番号を、最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを有し、
    前記データ記憶要求部からジョブを指定した世代別データのバックアップ指令を受け付ける受付工程と、
    該受付工程により受け付けたバックアップ指令のジョブに対応したジョブ識別子に記録媒体グループ番号が設定されているか否かを、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納したジョブ識別子の有無により判定する識別子判定工程と、
    該識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体切替日時情報により指定された切り替え日時に達しているか否かを判定する切替日時判定工程と、
    該切替日時判定工程により切り替え日時に達していると判定したとき、前記番号循環手段により記録媒体グループ番号を最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で番号を1つ変更するグループ切替工程と、
    前記グループ切替工程により変更した記録媒体グループ番号の記録媒体に世代別データをデータ記録再生部を用いて記録する記録工程とを実行するバックアップシステム。
  2. 前記記録媒体グループ番号と、該記録媒体グループ番号に定義された記録媒体番号と、前記記録媒体グループ番号に定義された記録媒体のアイドル状態又はアクティブ状態か何れかの状態情報とを格納し、前記記録媒体グループ番号の記録媒体に対応してアクティブ状態又はアイドル状態を選択的に設定する記録媒体グループ管理テーブル格納部を備え、
    前記制御手段が、
    前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、該設定されている記録媒体グループ番号の記録媒体の状態を、前記記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納した状態情報を参照して判定する状態判定工程と、
    該状態判定工程においてアイドル状態と判定した記録媒体グループ番号の記録媒体をアクティブ状態に変更し、該変更した状態情報を記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納する状態変更工程とを実行する請求項1記載のバックアップシステム。
  3. 前記制御手段が、前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていないと判定したとき、前記受付工程により受け付けたバックアップ指令の新規ジョブ識別子を、記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループに登録する登録工程を実行する請求項1又は2記載のバックアップシステム。
  4. 前記制御手段が、前記登録工程を行うとき、各記録媒体グループに割り当てたジョブの数を記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループ毎に計数し、該計数した数が最も少ない記録媒体グループに新規ジョブ識別子を追加登録する3記載のバックアップシステム。
  5. 前記制御手段が、前記記録工程において、世代別データをデータ記録再生部を用いて記録するとき、該世代別データ容量が記録媒体の残記録容量を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、同一記録媒体グループの複数の記録媒体に世代別データを分割して記録する複数記録工程を実行する請求項1から4何れかに記載のバックアップシステム。
  6. 前記制御手段が、前記記録工程において、受信したジョブ数が、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納した記録媒体グループの数を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、該記録媒体グループ数を超える数のジョブを待機させる待機工程を実行する請求項1から5何れかに記載のバックアップシステム。
  7. グループ番号を付してグループ分けした複数の記録媒体にデータの記録再生を行うデータ記録再生部と、該データ記録再生部によりデータの記録再生を行う記録媒体を選択的に切り替える記録媒体切替部と、該記録媒体切替部に対して同一ジョブの所定時間経過毎の世代別データ記録を要求するデータ記憶要求部と、前記記録媒体切り替え部を制御する制御部とを備え、受信したジョブ別及び世代別データを所定の時間的間隔をもってバックアップするコンピュータシステムの世代データ管理方法であって、
    前記制御部に、
    前記ジョブを識別するジョブ識別子と、該ジョブ識別子に設定した記録媒体グループ番号と、記録媒体を世代別に切り替える日時を指定する記録媒体切替日時情報とを格納した記録媒体グループ切替管理テーブル格納部と、
    前記記録媒体グループ番号を、最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で循環的に変更する番号循環手段とを設け、
    前記データ記憶要求部からジョブを指定した世代別データのバックアップ指令を受け付ける受付工程と、
    該受付工程により受け付けたバックアップ指令のジョブに対応したジョブ識別子に記録媒体グループ番号が設定されているか否かを、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納したジョブ識別子の有無により判定する識別子判定工程と、
    該識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体切替日時情報により指定された切り替え日時に達しているか否かを判定する切替日時判定工程と、
    該切替日時判定工程により切り替え日時に達していると判定したとき、前記番号循環手段により記録媒体グループ番号を最小記録媒体グループ番号から最大記録媒体グループ番号の間で番号を1つ変更するグループ切替工程と、
    前記グループ切替工程により変更した記録媒体グループ番号の記録媒体に世代別データをデータ記録再生部を用いて記録する記録工程とを実行させる世代データ管理方法。
  8. 前記記録媒体グループ番号と、該記録媒体グループ番号に定義された記録媒体番号と、前記記録媒体グループ番号に定義された記録媒体のアイドル状態又はアクティブ状態か何れかの状態情報とを格納し、前記記録媒体グループ番号の記録媒体に対応してアクティブ状態又はアイドル状態を選択的に設定する記録媒体グループ管理テーブル格納部を設け、
    前記制御手段に、
    前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていると判定したとき、該設定されている記録媒体グループ番号の記録媒体の状態を、前記記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納した状態情報を参照して判定する状態判定工程と、
    該状態判定工程においてアイドル状態と判定した記録媒体グループ番号の記録媒体をアクティブ状態に変更し、該変更した状態情報を記録媒体グループ管理テーブル格納部に格納する状態変更工程とを実行させる請求項7記載の世代データ管理方法。
  9. 前記制御手段が、前記識別子判定工程において記録媒体グループ番号が設定されていないと判定したとき、前記受付工程により受け付けたバックアップ指令の新規ジョブ識別子を、記録媒体グループ切替管理テーブル格納部の記録媒体グループに追加登録する登録工程を実行させる請求項7又は8記載の世代データ管理方法。
  10. 前記制御手段が、前記登録工程を行うとき、各記録媒体グループに登録した記録媒体の数を記録媒体グループ管理テーブル格納部の記録媒体番号の数を基に算出し、算出した数が最も少ない記録媒体グループに新規ジョブ識別子を追加登録させる請求項8記載の世代データ管理方法。
  11. 前記制御手段が、前記記録工程において、世代別データをデータ記録再生部を用いて記録するとき、該世代別データ容量が記録媒体の残記録容量を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、同一記録媒体グループの複数の記録媒体に世代別データを分割して記録する複数記録工程を実行させる請求項7から10何れかに記載の世代データ管理方法。
  12. 前記制御手段が、前記記録工程において、受信したジョブ数が、前記記録媒体グループ切替管理テーブル格納部に格納した記録媒体グループの数を超えるか否かを判定し、超えると判定したとき、該記録媒体グループ数を超える数のジョブを待機させる待機工程を実行させる請求項7から11何れかに記載の世代データ管理方法。
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