JP2009223482A - データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】演算制御部のクロック信号を使用せずに記憶部に対する非同期アクセスの競合を回避することができると共に確定したデータを確実に読み込みことが可能なデータ処理システムを実現する。
【解決手段】複数の演算制御部から共有の記憶部にデータを非同期に書き込みを行うデータ処理システムにおいて、演算制御部のクロックとは別に設けられ動作基準となるクロック信号を生成すると共に書き込みを選択する選択信号を生成するクロック生成回路と、複数の演算制御部から入力されるデータを選択信号に応じて選択するバス切替回路と、選択信号に応じて時分割で記憶部に書き込みを行うようにクロック信号に同期して書き込み信号を生成する信号生成回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の演算制御部から共有の記憶部に非同期アクセスを行うデータ処理システムに関し、特に演算制御部のクロック信号を使用せずに記憶部に対する非同期アクセスの競合を回避することができると共に確定したデータを確実に読み込みことが可能なデータ処理システムに関する。
2つ以上の非同期の演算制御部(CPU:Central Processing Unit)を有するデータ処理システムにおいて、データを共有する場合には、メモリやレジスタ等の共有の記憶部を用意し、その記憶部を介してデータの授受を行うのが一般的である。
従来のデータ処理システムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2000−250805号公報
図4はこのような従来のデータ処理システムを示す構成ブロック図である。上位処理装置2は、上位処理クロック発振器1から出力されるクロック信号CKUに同期して入出力を行う。位相調整回路4は、サンプリングクロック発振器3からのクロック信号CKLの位相を設定された遅延時間TDだけ遅延させて、クロック信号CKDとして出力する。
同期インターフェース5は、上位処理装置2から共通資源である共通レジスタ6へのアクセスをクロック信号CKDに同期させて行う。メモリ7は、制御対象10から得られる挙動データを記憶する。メモリコントロール回路8は、メモリ7のアクセスを制御する。演算回路9は、メモリ7に記憶されている挙動データに基づいて制御データを演算する。
メモリ7、メモリコントロール回路8および演算回路9は下位処理装置50を構成している。
上位処理クロック発振器1は上位処理装置のクロック入力端子に接続される。上位処理装置2のアクセス信号出力端子は同期インターフェース5の制御信号入力端子に接続され、上位処理装置2のアドレス信号出力端子は同期インターフェース5のアドレス信号入力端子に接続される。上位処理装置2のデータ信号入出力端子は同期インターフェース5の一方のデータ信号入出力端子に接続される。
サンプリングクロック発振器3は位相調整回路4および下位処理装置50にそれぞれ接続される。位相調整回路4の出力は同期インターフェース5のクロック入力端子に接続され、同期インターフェース5の他方のデータ入出力端子は共通レジスタ6のデータバスに接続される。
制御対象10は下位処理装置50内のバッファの入力端子に接続され、バッファの出力端子はデータバスとしてメモリ7および演算回路9のデータ入出力端子にそれぞれ接続される。メモリコントロール回路8の制御信号出力端子はメモリ7の制御信号入力端子に接続され、メモリコントロール回路8のアドレス信号出力端子はメモリ7のアドレス信号入力端子に接続される。また、共通レジスタ6はメモリコントロール回路8および演算回路9とそれぞれ接続される。
図4に示す従来例の動作を説明する。制御対象10から挙動データは下位処理装置50にサンプリングクロック信号CKLに同期して入力される。入力された挙動データは、メモリコントロール回路8から順次アドレスを割り当てられ、メモリ7に記憶される。この時、メモリコントロール回路8は、共通レジスタ6に格納されているアドレスを参照してアドレス信号と共に制御信号を生成している。
また、演算回路9は、共通レジスタ6に格納されている演算パラメータを読み出し、この演算パラメータとメモリ7に記憶されている挙動データをそれぞれ用いて制御データの演算を行う。この演算パラメータを変更することによって、制御対象10を制御する制御関数を変更することができる。
一方、上位処理装置2は、クロック信号CKUに同期して下位処理装置50より高度な処理を行う。例えば、メモリコントロール回路8や演算回路9の動作と独立して、共通レジスタ6を介して挙動データや制御データを受け取り、制御対象10の制御状態を最適化する演算を行う。
このように、共通レジスタ6は上位処理装置2と下位処理装置50の両方からアクセスされる。このため、下位処理装置50が共通レジスタ6へデータを書き込んでいる時に上位処理装置2から読み出されたり、上位処理装置2が共通レジスタ6へデータを書き込んでいる時に下位処理装置50から読み出されるというような競合状態が発生する。
図4に示す従来例では、位相調整回路4および同期インターフェース5によって、このような競合状態の発生を回避している。図5を用いて詳細に説明する。図5は、共通レジスタ6へのアクセス動作を説明するタイミングチャートである。
図5(a)に示すように、上位処理装置2は周期TUのクロック信号CKUに同期して入出力動作を行っている。また、図5(b)に示すように、下位処理装置50は周期TLのクロック信号CKLに同期して入出力動作を行っている。すなわち、上位処理装置2と下位処理装置50は互いに独立して非同期で処理を行っている。
図5(c)に示すように、位相調整回路4はクロック信号CKLを遅延時間TDだけ遅延させたクロック信号CKDを同期インターフェース5へ出力する。上位処理装置2に入出力するデータは、図5(d)に示すように、クロック信号CKUの周期TUで変化しており、下位処理装置50に入出力するデータは、図5(f)に示すように、クロック信号CKLの周期TLで変化している。
そして、図5(e)に示すように、上位処理装置2からの共通レジスタ6へのアクセスは、同期インターフェース5を介してクロック信号CKLの立ち上がりから遅延時間TDだけ遅れたタイミング、すなわち、クロック信号CKDに同期して行うようにしている。この時、遅延時間TDは共通レジスタ6へのアクセス時間をTACとすると、TL≧TD≧TACで表される。また、図5(g)に示すように、下位処理装置50からの共通レジスタ6へのアクセスは、クロック信号CKLに同期して行われる。
この結果、上位処理装置2から共通レジスタ6へのアクセスをクロック信号CKDに同期して行うようにし、下位処理装置50から共通レジスタ6へのアクセスをクロック信号CKLに同期して行うようにすることにより、共通レジスタ6へアクセスするタイミングが必ずずれるので、競合状態が発生することはなくなる。
しかし、図4に示す従来例では、下位処理装置50から共通レジスタ6へのアクセスは一定の周期で行われるような比較的単純なシステムであり、上位処理装置2からアクセスの位相を合わせることは比較的容易であるが、例えば、下位処理装置から共通レジスタ6へのアクセスがランダムなシステムでは位相調整が困難であり、設計時の制約がかなりあるという問題点があった。
また、一方の処理装置から共通レジスタ6への書き込み中に他方の処理装置が読み出しを行った場合、データが確定していないので、誤ったデータが読み込まれるという問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、演算制御部のクロック信号を使用せずに記憶部に対する非同期アクセスの競合を回避することができると共に確定したデータを確実に読み込みことが可能なデータ処理システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
複数の演算制御部から共有の記憶部にデータを非同期に書き込みを行うデータ処理システムにおいて、
前記演算制御部のクロックとは別に設けられ動作基準となるクロック信号を生成すると共に前記書き込みを選択する選択信号を生成するクロック生成回路と、前記複数の演算制御部から入力されるデータを前記選択信号に応じて選択するバス切替回路と、前記選択信号に応じて時分割で前記記憶部に書き込みを行うように前記クロック信号に同期して書き込み信号を生成する信号生成回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のデータ処理システムにおいて、
前記信号生成回路が、
前記記憶部に前記データの書き込みが実行されている間は書き込み中であることを示すステータス信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば次のような効果がある。請求項1の発明によれば、複数の演算制御部から共有の記憶部にデータを非同期に書き込みを行うデータ処理システムにおいて、前記演算制御部のクロックとは別に設けられ動作基準となるクロック信号を生成すると共に前記書き込みを選択する選択信号を生成するクロック生成回路と、前記複数の演算制御部から入力されるデータを前記選択信号に応じて選択するバス切替回路と、前記選択信号に応じて時分割で前記記憶部に書き込みを行うように前記クロック信号に同期して書き込み信号を生成する信号生成回路とを備えたことにより、複数の演算制御部間で書き込みの競合が発生しても、時分割で書き込みを行うので、演算制御部のクロック信号を使用せずに記憶部に対する非同期アクセスの競合を回避することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1記載のデータ処理システムにおいて、前記信号生成回路が、前記記憶部に前記データの書き込みが実行されている間は書き込み中であることを示すステータス信号を出力することにより、記憶部のデータが確定していないことが確認できるので、データが確定していなければ、再度、記憶部から読み出しを行うことで確定したデータを確実に読み込みことが可能になる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るデータ処理システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において、クロック生成回路11は動作基準となるクロック信号(CLK)および選択信号(SEL_BUS)を生成して出力する。演算制御部A12および演算制御部B13はCPU(Central Processing Unit )等で構成され、互いに非同期で動作する。なお、演算制御部A12および演算制御部B13はクロック生成回路11から出力されるクロック信号(CLK)とは異なるクロックで動作するものとする。
バス切替回路14は選択信号に応じて演算制御部A12から出力されるライトデータ(A_WDATA)と演算制御部B13から出力されるライトデータ(B_WDATA)のどちらか一方を選択してライトデータ(WDATA)として出力する。
信号生成回路15は演算制御部A12から出力されるライト信号(A_WR)およびストローブ信号(A_STB)、演算制御部B13から出力されるライト信号(B_WR)およびストローブ信号(B_STB)、さらに、選択信号から書き込み信号(WRSTB)とステータス信号(FLAG)を生成して出力する。
記憶部16はレジスタまたはメモリ等から構成される。バッファ回路17は記憶部16から出力されたリードデータ(RDATA)を波形整形してリードデータ(A_RDATA)として演算制御部A12へ出力する。同様に、バッファ回路18は記憶部16から出力されたリードデータ(RDATA)を波形整形してリードデータ(B_RDATA)として演算制御部B13へ出力する。
クロック生成回路11のクロック信号出力端子は信号生成回路15のクロック信号入力端子に接続され、クロック生成回路11の選択信号出力端子はバス切替回路14の選択信号入力端子および信号生成回路15の選択信号入力端子にそれぞれ接続される。演算制御部A12のライトデータ出力端子はバス切替回路14の一方のライトデータ入力端子に接続され、演算制御部B13のライトデータ出力端子はバス切替回路14の他方のライトデータ入力端子に接続される。
演算制御部A12のライト信号出力端子は信号生成回路15の一方のライト信号入力端子に接続され、演算制御部A12のストローブ信号出力端子は信号生成回路15の一方のストローブ信号入力端子に接続される。演算制御部B13のライト信号出力端子は信号生成回路15の他方のライト信号入力端子に接続され、演算制御部B13のストローブ信号出力端子は信号生成回路15の他方のストローブ信号入力端子に接続される。
バス切替回路14のライトデータ出力端子は記憶部16のライトデータ入力端子に接続され、信号生成回路15の書き込み信号出力端子は記憶部16の書き込み信号入力端子に接続される。記憶部16のリードデータ出力端子はバッファ回路17のリードデータ入力端子およびバッファ回路18のリードデータ入力端子にそれぞれ接続され、信号生成回路15のステータス信号出力端子はバッファ回路17のステータス信号入力端子およびバッファ回路18のステータス信号入力端子にそれぞれ接続される。
バッファ回路17のリードデータ出力端子は演算制御部A12のリードデータ入力端子に接続され、バッファ回路18のリードデータ出力端子は演算制御部B13のリードデータ入力端子に接続される。バッファ回路17のステータス信号出力端子は演算制御部A12のステータス信号入力端子に接続され、バッファ回路18のステータス信号出力端子は演算制御部B13のステータス信号入力端子に接続される。
図1に示す実施例の動作を図2および図3を用いて説明する。図2はバス切替回路14および信号生成回路15の構成ブロック図、図3は競合状態が発生した時の動作を説明するタイミングチャートである。
図2において、レジスタ14aは演算制御部A12からのライト信号(A_WR)とストローブ信号(A_STB)の状態に応じて、ライトデータ(A_WDATA)を一時的に保持し、ライトデータ(A_WDATA2)として出力する。同様に、レジスタ14bは演算制御部B13からのライト信号(B_WR)とストローブ信号(B_STB)の状態に応じて、ライトデータ(B_WDATA)を一時的に保持し、ライトデータ(B_WDATA2)として出力する。
セレクタ14cは選択信号(SEL_BUS)に応じてライトデータ(A_WDATA2)またはライトデータ(B_WDATA2)を選択してライトデータ(WDATA)として出力する。本実施例においては、選択信号(SEL_BUS)がローレベルの時に演算制御部A12からのライトデータ(A_WDATA2)を選択し、選択信号(SEL_BUS)がハイレベルの時に演算制御部B13からのライトデータ(B_WDATA2)を選択することとする。レジスタ14a、レジスタ14bおよびセレクタ14cはバス切替回路14を構成している。
NOR回路15aはライト信号(A_WR)とストローブ信号(A_STB)をNORした信号を出力する。同様に、NOR回路15bはライト信号(B_WR)とストローブ信号(B_STB)をNORした信号を出力する。
シーケンス回路15cはNOR回路15aからの信号が入力されると、ライトシーケンス待ち状態に入る。この状態で、選択信号(SEL_BUS)がローレベルになると、クロック信号(CLK)に同期してライトシーケンスを開始する。まず、1番目のクロック信号でA1信号を出力し、2番目のクロック信号でストローブ信号(A_WSTB)を出力する。そして、4番目のクロック信号でA4信号を出力し、A側のライトシーケンスを終了する。
シーケンス回路15dはNOR回路15bからの信号が入力されると、ライトシーケンス待ち状態に入る。この状態で、選択信号(SEL_BUS)がハイレベルになると、クロック信号(CLK)に同期してライトシーケンスを開始する。まず、1番目のクロック信号でB1信号を出力し、2番目のクロック信号でストローブ信号(B_WSTB)を出力する。そして、4番目のクロック信号でB4信号を出力し、B側のライトシーケンスを終了する。
なお、シーケンス回路15cがライトシーケンス実行中はシーケンス回路15dはライトシーケンスを開始せず、シーケンス回路15dがライトシーケンス実行中はシーケンス回路15cはライトシーケンスを開始しないようになっている。
RSフリップフロップ15eはシーケンス回路15cから出力されるA1信号でセットし、A4信号でリセットする。このRSフリップフロップ15eは演算制御部A12から記憶部16への書き込み動作の状態を示すステータス信号(A_WRDY)を出力する。同様に、RSフリップフロップ15fはシーケンス回路15dから出力されるB1信号でセットし、B4信号でリセットする。このRSフリップフロップ15fは演算制御部B13から記憶部16への書き込み動作の状態を示すステータス信号(B_WRDY)を出力する。
OR回路15gはシーケンス回路15cから出力されるストローブ信号(A_WSTB)とシーケンス回路15dから出力されるストローブ信号(B_WSTB)のORをとった書き込み信号(WRSTB)を出力する。OR回路15hはRSフリップフロップ15eから出力されるステータス信号(A_WRDY)とRSフリップフロップ15fから出力されるステータス信号(B_WRDY)のORをとったステータス信号(FLAG)を出力する。
NOR回路15a、NOR回路15b、シーケンス回路15c、シーケンス回路15d、RSフリップフロップ15e、RSフリップフロップ15f、OR回路15gおよびOR回路15hは信号生成回路15を構成している。
演算制御部A12からライトデータ(A_WDATA)、ライト信号(A_WR)およびストローブ信号(A_STB)が出力されると、バス切替回路14のレジスタ14aはライトデータ(A_WDATA)を一時的に保持する。そして、選択信号(SEL_BUS)がローレベルの時、すなわち、演算制御部A12からの書き込みの時のクロック信号(CLK)の最初の立ち上がりで信号生成回路15のシーケンス回路15cはA1信号を出力する。
このA1信号を受信したRSフリップフロップ15eはステータス信号(A_WRDY)を出力する。このステータス信号(A_WRDY)はOR回路15hを介してステータス信号(FLAG)となる。選択信号(SEL_BUS)がローレベルとなっているため、バス切替回路14のセレクタ14cはライトデータ(A_WDATA)を選択し、ライトデータ(WDATA)として記憶部16へ出力する。
また、次のクロック信号(CLK)の立ち上がり(A2)に同期して信号生成回路15のシーケンス回路15cはストローブ信号(A_WSTB)を出力する。このストローブ信号(A_WSTB)はOR回路15gを介して記憶部16への書き込み信号(WRSTB)となる。記憶部16にはこの書き込み信号(WRSTB)を受信したタイミングで、ライトデータ(WDATA)が書き込まれる。
一方、演算制御部A12からの書き込み中に演算制御部B13からライトデータ(B_WDATA)、ライト信号(B_WR)およびストローブ信号(B_STB)が出力されると、演算制御部A12側と同様に、バス切替回路14のレジスタ14bはライトデータ(B_WDATA)を一時的に保持する。
そして、演算制御部A12側の書き込みが終了した後で、選択信号(SEL_BUS)がハイレベルの時、すなわち、演算制御部B13からの書き込みの時のクロック信号(CLK)の最初の立ち上がりで信号生成回路15のシーケンス回路15dはB1信号を出力する。本実施例では、図3に示すように、演算制御部A12側の書き込み期間はクロック信号(CLK)のA1〜A5の5クロック分としている。
このB1信号を受信したRSフリップフロップ15fはステータス信号(B_WRDY)を出力する。このステータス信号(B_WRDY)はOR回路15hを介してステータス信号(FLAG)となる。選択信号(SEL_BUS)がハイレベルとなっているため、バス切替回路14のセレクタ14cはライトデータ(B_WDATA)を選択し、ライトデータ(WDATA)として記憶部16へ出力する。
また、次のクロック信号(CLK)の立ち上がり(B2)に同期して信号生成回路15のシーケンス回路15dはストローブ信号(B_WSTB)を出力する。このストローブ信号(B_WSTB)はOR回路15gを介して記憶部16への書き込み信号(WRSTB)となる。記憶部16にはこの書き込み信号(WRSTB)を受信したタイミングで、ライトデータ(WDATA)が書き込まれる。
このように、演算制御部A12側からの書き込みと演算制御部B13側からの書き込みが競合した場合でも、選択信号(SEL_BUS)で記憶部16への書き込みタイミングを時分割しているため、競合を回避することができる。
また、読み出し時にステータス信号(FLAG)の状態を確認することで、記憶部16への書き込みが完了しているか否か、すなわち、記憶部16から読み出したデータが確定しているか否かを確認することができる。もし、データが確定していなければ、再度、記憶部16から読み出しを行うことで確定したデータを得られる。
この結果、演算制御部A12側からの書き込みと演算制御部B13側からの書き込みが競合した場合でも、選択信号(SEL_BUS)で記憶部16への書き込みタイミングを時分割して制御しているため、演算制御部A12側からの書き込みの後に演算制御部B13側からの書き込みを行う、または、演算制御部B13側からの書き込みの後に演算制御部A12側からの書き込みを行うので、演算制御部のクロック信号を使用せずに記憶部に対する非同期アクセスの競合を回避することが可能になる。
さらに、記憶部16への書き込み時にステータス信号(FLAG)を出力することにより、データが確定していないことが確認できるので、データが確定していなければ、再度、記憶部16から読み出しを行うことで確定したデータを確実に読み込みことが可能になる。
なお、図1に示す実施例において、記憶部16への書き込みは演算制御部A12と演算制御部B13の2つの演算制御部から行っているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、2つ以上(複数)の演算制御部から記憶部16への書き込みを行うようにしてもよい。この場合、選択信号(SEL_BUS)を複数にし、バス切替回路および信号生成回路もそれぞれ演算制御部の数に対応させる。
例えば、演算制御部が3つある場合には、バス切替回路はレジスタを3つ持ち、それぞれの演算制御部からのデータを保持する。そして、3対1のセレクタが2本の選択信号のレベルによってデータを選択する。
また、信号生成回路はNOR回路、シーケンス回路、RSフリップフロップおよびOR回路をそれぞれ3つ持ち、シーケンス回路は2本の選択信号のレベルによって図1の実施例と同様に動作する。
また、図1に示す実施例において、書き込み期間をクロック信号(CLK)の5クロック分としているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、設計上支障のない範囲であればよい。
本発明に係るデータ処理システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 バス切替回路および信号生成回路の構成ブロック図である。 競合状態が発生した時の動作を説明するタイミングチャートである。 従来のデータ処理システムを示す構成ブロック図である。 共通レジスタへのアクセス動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 上位処理クロック発振器
2 上位処理装置
3 サンプリングクロック発振器
4 位相調整回路
5 同期インターフェース
6 共通レジスタ
7 メモリ
8 メモリコントロール回路
9 演算回路
10 制御対象
11 クロック生成回路
12 演算制御部A
13 演算制御部B
14 バス切替回路
14a,14b レジスタ
14c セレクタ
15 信号生成回路
15a,15b NOR回路
15c,15d シーケンス回路
15e,15f RSフリップフロップ
15g,15h OR回路
16 記憶部
17,18 バッファ回路
50 下位処理装置

Claims (2)

  1. 複数の演算制御部から共有の記憶部にデータを非同期に書き込みを行うデータ処理システムにおいて、
    前記演算制御部のクロックとは別に設けられ動作基準となるクロック信号を生成すると共に前記書き込みを選択する選択信号を生成するクロック生成回路と、
    前記複数の演算制御部から入力されるデータを前記選択信号に応じて選択するバス切替回路と、
    前記選択信号に応じて時分割で前記記憶部に書き込みを行うように前記クロック信号に同期して書き込み信号を生成する信号生成回路と
    を備えたことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記信号生成回路が、
    前記記憶部に前記データの書き込みが実行されている間は書き込み中であることを示すステータス信号を出力することを特徴とする
    請求項1記載のデータ処理システム。
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