JP2009223230A - 投影装置、投影装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子交換時のユーザによる煩雑なスイッチ操作等を不要とする。
【解決手段】光源となるランプ18と、ランプ18からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影系14〜17,19〜22と、ランプ18の累積点灯時間を更新記憶するプログラムメモリ30と、ランプ18の経時変化を示す指標情報として発光輝度を検出する輝度センサ25と、投影動作停止時に輝度センサ25で検出した指標情報を記憶するプログラムメモリ30と、輝度センサ25で検出する発光輝度と、前回の発光輝度とを比較し、その比較結果と予め用意されるしきい値との関係からランプ18の交換を判断してランプ18の累積点灯時間をリセットするCPU28、メインメモリ29及びプログラムメモリ30とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源に高圧水銀灯などの発光素子を用いるプロジェクタに好適な投影装置、投影装置の制御方法及びプログラムに関する。
投射型画像表示装置で、使用時間により特性が劣化する光源ランプ等の消耗部品の交換時のリセット操作を適正に行なうべく、例えば以下の特許文献1のような技術が考えられている。
特開2005−292206号公報
上記特許文献1に記載された技術では、実際に消耗部品の交換を行なったときのみ、それを正確に判定して当該消耗部品の累積使用時間の記憶内容に対してのユーザのリセットを可能とする。したがって、ユーザによる誤まったリセット操作を防ぐことはできるものの、ユーザがリセット操作を行なうのを忘れた場合には対処することができず、累積使用時間はリセットされないままに、新しい消耗部品の累積使用時間をさらに更新設定していくことになる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、消耗部品である発光素子の交換時にユーザによる煩雑なスイッチ操作等を不要とすることが可能な投影装置、投影装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、光源となる発光素子と、上記発光素子からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影手段と、上記発光素子の累積点灯時間を更新記憶する時間記憶手段と、上記発光素子の経時変化を示す指標情報を検出する検出手段と、投影動作停止時に上記検出手段で検出した指標情報を記憶する指標記憶手段と、上記検出手段で検出する指標情報と、上記記憶手段で記憶した指標情報とを比較し、その比較結果と予め用意される所定値との関係から上記発光素子の交換を判断する判断手段と、上記判断手段での判断結果により上記時間記憶手段の記憶内容をリセットする記憶制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の発光輝度を検出することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の駆動電流を検出することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の駆動電圧を検出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、光源となる発光素子と、上記発光素子からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影部とを備えた投影装置の制御方法であって、上記発光素子の累積点灯時間を更新記憶する時間記憶工程と、上記発光素子の経時変化を示す指標情報を検出する検出工程と、投影動作停止時に上記検出工程で検出した指標情報を記憶する指標記憶工程と、上記検出工程段で検出する指標情報と、上記記憶工程で記憶した指標情報とを比較し、その比較結果と予め用意される所定値との関係から上記発光素子の交換を判断する判断工程と、上記判断工程での判断結果により上記時間記憶工程で記憶内容をリセットする記憶制御工程とを有したことを特徴とする。
本発明によれば、消耗部品である発光素子の交換時にユーザによる煩雑なスイッチ操作等を不要とすることが可能となる。
(第1の実施形態)
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施形態に係るデータプロジェクタ装置10が備える電子回路の機能構成を示すブロック図である。
同図で、11はデータプロジェクタ装置10の本体ケーシング背面側に設けられる入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15のRGB入力端子、及びUSB端子からなる。
入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介して画像変換部13に送られる。画像変換部13は、一般にスケーラとも称されるもので、送られてきた画像信号に対して解像度数、階調数等を含む所定のフォーマットの画像信号に統一した後に、投影画像処理部14へ送る。
この際、OSD(On Screen Display)用の文字画像やポインタ等の記号も必要に応じて画像信号上に重畳加工された状態で投影画像処理部14へ送られる。
投影画像処理部14は、送られてきた画像信号をビデオRAM15に展開して記憶させた上でこのビデオRAM15の記憶内容からビデオ信号を生成する。
投影画像処理部14は、このビデオ信号のフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)であるマイクロミラー素子16を表示駆動する。
このマイクロミラー素子16は、アレイ状に配列された複数、例えばXGA(横1024×縦768ドット)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作制御することでその反射光により光像を形成する。
一方で、リフレクタ17内に配置された、例えば発光素子である高圧水銀灯を用いた光源ランプ18が高輝度の白色光を出射する。光源ランプ18の出射した白色光は、カラーホイール19を介して時分割で原色に着色され、インテグレータ20で輝度分布が均一な光束とされた後にミラー21で全反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
そして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズユニット22を介して、投影対象となるここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
上記投影レンズユニット22は、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。すなわち、投影レンズユニット22を構成する複数の光学レンズ中、図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズはそれぞれ光軸方向に沿って前後に移動することで制御されるもので、それらレンズはステッピングモータ(M)23の回動駆動により移動する。
また、上記リフレクタ17の光源ランプ18近傍に、光源ランプ18の温度を検出するための温度センサ24が設けられる一方で、リフレクタ17の開口側に光源ランプ18での発光輝度を検出する輝度センサ25が設けられる。
そして、上記光源ランプ18の点灯駆動、上記カラーホイール19用のモータ(M)26の回転駆動、上記ステッピングモータ23の回動駆動、上記温度センサ24での検出処理、及び上記輝度センサ25の検出処理をいずれも投影光処理部27が実行する。
投影光処理部27はまた、必要に応じて光源ランプ18の点灯駆動と同時に光源ランプ18に流れる電流値の検出及び光源ランプ18に印加する電圧値の制御も併せて実行し、光源ランプ18での発光輝度が設定された値以上となるように維持する。
上記各回路の動作すべてをCPU28が制御する。このCPU28は、DRAMで構成されたメインメモリ29、動作プログラムや各種定型データ等を記憶した電気的書換可能な不揮発性メモリでなるプログラムメモリ30を用いてこのデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU28は、操作部31からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部31は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラからの赤外光を受信するレーザ受光部を含み、ユーザが直接またはリモートコントローラを介して操作したキーに基づくキー操作信号をCPU28へ直接出力する。
なお、上記プログラムメモリ30は、動作プログラムや各種定型データ等の固定的なデータの以外に、上記光源ランプ18の累積点灯時間や前回の投影停止時の光源ランプ18の発光輝度等を記憶しており、その内容はこのデータプロジェクタ装置10の使用毎にCPU28により更新記憶させる。
上記CPU28はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部32と接続される。
音声処理部32は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部33を駆動して拡声放音する一方で、必要によりビープ音等を発生させる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、操作部31の電源キーを操作して電源を投入してから後の特に光源ランプ18に関する処理内容を抽出して示すものである。この図2で示す動作制御は、すべてCPU28がプログラムメモリ30に記憶された動作プログラムを読出してメインメモリ29に展開しながら実行する。
電源投入当初には、まず投影光処理部27により光源ランプ18に通電させて点灯させた後(ステップS101)、光源ランプ18での温度が上昇して発光輝度が安定するまでの一定時間、例えば180秒間をウォームアップ時間として待機する(ステップS102)。
ウォームアップが終了して光源ランプ18での発光輝度が安定した後、あらためて光源ランプ18での発光輝度Bnを輝度センサ25により取得する(ステップS103)。
この現時点での発光輝度Bnが、予め光源ランプ18の使用限界を示す数値として固定的に設定されている光源ランプ18の最低発光輝度Blwrより大きいか否かを判断することにより、光源ランプ18が使用限界を越えているか否かを判断する(ステップS104)。
ここで、現時点の発光輝度Bnが最低発光輝度Blwr以下であると判断した場合には、充分な発光輝度での投影動作を行なうことができないものとして、光源ランプ18の交換を促す警告メッセージを、例えば
「光源のランプが寿命です
新しいランプに交換して下さい
装置の電源を一定時間後に自動で切ります」
のように音声処理部32を介してスピーカ部33により音声で出力する(ステップS105)。
このとき、併せて同様の内容の文字メッセージを画像化してマイクロミラー素子16で表示し、投影レンズユニット22より投影対象のスクリーンに投影するものとしてもよい。しかしながら、光源ランプ18の発光輝度が使用限界未満となっている状態下では、光源ランプ18が全く発光していない事態も考えられるので、このデータプロジェクタ装置10のユーザに光源ランプ18の交換を確実に促す手段としては必ずしも有効ではない。
その後、電源切断処理として投影光処理部27により光源ランプ18への通電を停止させ、光源ランプ18を消灯させる(ステップS114)。さらに、光源ランプ18を含む主として投影系の各部材の冷却を一定時間行なうアフタークーリング処理を実行し(ステップS115)、以上でこの図2の処理を終了するとともに、データプロジェクタ装置10の電源を自動的に切断する。
また、上記ステップS104で現時点の発光輝度Bnが最低発光輝度Blwrより大きいと判断した場合には、少なくとも最低限の発光輝度が確保されているものとして、次にプログラムメモリ30からそれまでの光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpと前回の投影停止時の光源ランプ18の発光輝度Blstとを読出す(ステップS106)。
そして、現時点の発光輝度Bnから読出した前回の発光輝度Blstを減算した差が予め設定される輝度しきい値Bthrを越えているか否かにより、今回の電源投入が光源ランプ18を新しいものと交換した後の一回目の電源投入であるか否かを判断する(ステップS107)。
ここで、現時点の発光輝度Bnと前回の発光輝度Blstとの差が輝度しきい値Bthr以下である場合には、光源ランプ18の直前での交換はなかったものと判断し、次に読出した光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpが、予め設定される同ランプの累積点灯時間の推奨限界Tthrを越えているか否かにより、光源ランプ18の交換を推奨するか否かを判断する(ステップS108)。
このとき現時点の光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpが、予め設定される同ランプの累積点灯時間の推奨限界Tthrを越えていると判断した場合にのみ、光源ランプ18の交換を推奨するガイドメッセージを、例えば
「光源のランプがそろそろ寿命です
新しいランプを御用意下さい」
のような文字メッセージで画像化してマイクロミラー素子16で一定時間、例えば5秒間だけ表示し、投影レンズユニット22より投影対象のスクリーンに投影することで、新しい交換用の光源ランプ18の入手をユーザに推奨しておく。
その後、通常の投影動作に移行し、入出力コネクタ部11より入力される画像データに応じたマイクロミラー素子16での画像形成と投影レンズユニット22による投影とを実行しながら、同時にプログラムメモリ30に記憶する光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容を更新記憶し続ける(ステップS111)。
合わせて、操作部31より電源キーの操作により電源を切断するための指示がなされたか否かを判断し(ステップS112)、まだ電源キーが操作されていなければ、再び上記ステップS111からの処理に戻る。
以上の処理を繰返し実行することで、光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容を更新し続けながら通常の投影動作を実行していく。
そして、操作部31の電源キーが操作されると上記ステップS112でそれを判断し、その時点での光源ランプ18の発光輝度を輝度センサ25より取得して新たな発光輝度Blstとしてプログラムメモリ30に記憶させた後(ステップS113)、電源切断処理として上記ステップS114からの処理に移行する。
さらに、上記ステップS107で現時点の発光輝度Bnと前回の発光輝度Blstとの差が輝度しきい値Bthrより大きく、今回の電源投入が光源ランプ18を新しいものと交換した後の一回目の電源投入であると判断した場合には、プログラムメモリ30で更新記憶している光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容をリセットした後に(ステップS110)、上記ステップS111からの通常の投影動作に移行する。
以上のように本実施形態によれば、消耗部品である光源ランプ18の交換時にユーザによる煩雑なスイッチ操作等を強要することなく、光源ランプ18の累積点灯時間を自動的にリセットすることができるため、ユーザの使い勝手を向上するとともに、より確実且つ正確に消耗部品である光源ランプ18の管理を行なうことができる。
加えて、上記実施形態では、光源ランプ18の経時変化を示す指標情報として光源ランプ18に近設配置した輝度センサ25により発光輝度を検出するものとしたので、光源ランプ18が累積点灯時間の推奨限界Tthrを越えた後もまだ最低発光輝度Blwrより大きい発光輝度を保っており、実用に供することができる間は無闇に使用不可能と判断してしまうことがないため、高価な光源ランプ18の交換を現実に即したタイミングで行なうことができ、ユーザが負担するこのデータプロジェクタ装置10のランニングコストを最少限に抑えることができる。
(第2の実施形態)
以下本発明をDLP方式のデータプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るデータプロジェクタ装置10′が備える電子回路の機能構成に関しては、基本的に上記図1で示した内容と同様であるため、同一部分には同一符号を用いることにしてその図示と説明とを省略する。
但し、光源ランプ18の発光輝度を検出する輝度センサ25は存在せず、またプログラムメモリ30には光源ランプ18の最低発光輝度Blwrに代えて、最大駆動電圧Vupr及び最小駆動電流Ilwrが記憶されているものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図3は、操作部31の電源キーを操作して電源を投入してから後の特に光源ランプ18に関する処理内容を抽出して示すものである。この図2で示す動作制御は、すべてCPU28がプログラムメモリ30に記憶された動作プログラムを読出してメインメモリ29に展開しながら実行する。
電源投入当初には、まず投影光処理部27により光源ランプ18に通電させて点灯させた後(ステップS201)、光源ランプ18での温度が上昇して発光輝度が安定するまでの一定時間、例えば180秒間をウォームアップ時間として待機する(ステップS202)。
ウォームアップが終了して光源ランプ18での発光輝度が安定した後、あらためて光源ランプ18の駆動電圧Vn(または駆動電流In)を投影光処理部27により取得する(ステップS203)。
図4は、このデータプロジェクタ装置10で使用する光源ランプ18の新品状態からの累積点灯時間に対する駆動電圧及び駆動電流の変化特性を例示する図である。図示する如く、駆動電圧は累積点灯時間が経過して劣化するのに連れて高くなる一方で、反対に駆動電流は、累積点灯時間が経過して劣化するのに連れて小さくなることが理解できる。
本実施形態では、図中に示すように光源ランプ18の使用限界を示す数値として最大駆動電圧Vuprと最小駆動電流Ilwrを設定し、その数値をプログラムメモリ30に予め記憶しているものとする。
図3の処理では、上記ステップS203で現時点での駆動電圧Vn(または駆動電流In)を取得した後、この現時点での駆動電圧Vn(または駆動電流In)が、予め光源ランプ18の使用限界を示す数値として固定的に設定されている光源ランプ18の最大駆動電圧Vupr(または最小駆動電流Ilwr)より低いか(大きいか)否かを判断することにより、光源ランプ18が使用限界を越えているか否かを判断する(ステップS204)。
ここで、駆動電圧Vn(または駆動電流In)が最大駆動電圧Vupr(または最小駆動電流Ilwr)より高い(小さい)と判断した場合には、充分な発光輝度での投影動作を行なうことができないものとして、光源ランプ18の交換を促す警告メッセージを、例えば
「光源のランプが寿命です
新しいランプに交換して下さい
装置の電源を一定時間後に自動で切ります」
のように音声処理部32を介してスピーカ部33により音声で出力する(ステップS205)。
このとき、併せて同様の内容の文字メッセージを画像化してマイクロミラー素子16で表示し、投影レンズユニット22より投影対象のスクリーンに投影するものとしてもよい。しかしながら、光源ランプ18の発光輝度が使用限界未満となっている状態下では、光源ランプ18が全く発光していない事態も考えられるので、このデータプロジェクタ装置10のユーザに光源ランプ18の交換を確実に促す手段としては必ずしも有効ではない。
その後、電源切断処理として投影光処理部27により光源ランプ18への通電を停止させ、光源ランプ18を消灯させる(ステップS214)。さらに、光源ランプ18を含む主として投影系の各部材の冷却を一定時間行なうアフタークーリング処理を実行し(ステップS215)、以上でこの図3の処理を終了するとともに、データプロジェクタ装置10の電源を自動的に切断する。
また、上記ステップS204で現時点での駆動電圧Vn(または駆動電流In)が最大駆動電圧Vupr(または最小駆動電流Ilwr)より低い(大きい)と判断した場合には、次にプログラムメモリ30からそれまでの光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpと前回の投影停止時の光源ランプ18の駆動電圧Vlst(または駆動電流Ilst)を読出す(ステップS206)。
そして、前回の駆動電圧Vlstから現時点の駆動電圧Vnを減算した差(または現時点での駆動電流Inから前回の駆動電流Ilstを減算した差)が予め設定される電圧しきい値Vthr(または電流しきい値Ithr)を越えているか否かにより、今回の電源投入が光源ランプ18を新しいものと交換した後の一回目の電源投入であるか否かを判断する(ステップS207)。
ここで、前回の駆動電圧Vlstと現時点の駆動電圧Vnとの差(または現時点の駆動電流Inと前回の駆動電流Ilstとの差)が電圧しきい値Vthr(または電流しきい値Ithr)以下である場合には、光源ランプ18の直前での交換はなかったものと判断し、次に、読出した光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpが、予め設定される同ランプの累積点灯時間の推奨限界Tthrを越えているか否かにより、光源ランプ18の交換を推奨するか否かを判断する(ステップS208)。
このとき現時点の光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpが、予め設定される同ランプの累積点灯時間の推奨限界Tthrを越えていると判断した場合にのみ、光源ランプ18の交換を推奨するガイドメッセージを、例えば
「光源のランプがそろそろ寿命です
新しいランプを御用意下さい」
のような文字メッセージで画像化してマイクロミラー素子16で一定時間、例えば5秒間だけ表示し、投影レンズユニット22より投影対象のスクリーンに投影することで、新しい交換用の光源ランプ18の入手をユーザに推奨しておく。
その後、通常の投影動作に移行し、入出力コネクタ部11より入力される画像データに応じたマイクロミラー素子16での画像形成と投影レンズユニット22による投影とを実行しながら、同時にプログラムメモリ30に記憶する光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容を更新記憶し続ける(ステップS211)。
合わせて、操作部31より電源キーの操作により電源を切断するための指示がなされたか否かを判断し(ステップS212)、まだ電源キーが操作されていなければ、再び上記ステップS211からの処理に戻る。
以上の処理を繰返し実行することで、光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容を更新し続けながら通常の投影動作を実行していく。
そして、操作部31の電源キーが操作されると上記ステップS212でそれを判断し、その時点での光源ランプ18の駆動電圧Vnを投影光処理部27より取得して新たな駆動電圧Vlstとしてプログラムメモリ30に記憶させた後(ステップS213)、電源切断処理として上記ステップS214からの処理に移行する。
さらに、上記ステップS207で前回の駆動電圧Vlstと現時点の駆動電圧Vnとの差(または現時点の駆動電流Inと前回の駆動電流Ilstとの差)が電圧しきい値Vthr(または電流しきい値Ithr)より大きく、今回の電源投入が光源ランプ18を新しいものと交換した後の一回目の電源投入であると判断した場合には、プログラムメモリ30で更新記憶している光源ランプ18の累積点灯時間Tlmpの内容をリセットした後に(ステップS210)、上記ステップS211からの通常の投影動作に移行する。
以上のように本実施形態によれば、上記第1の実施形態のような検出素子としての輝度センサ25を必要とせず、光源ランプ18を点灯駆動する投影光処理部27が、その駆動電圧値あるいは駆動電流値を随時検出することで、実際に光源ランプ18の交換が必要なタイミングを正確に判断することができるため、データプロジェクタ装置10の構成を複雑化することなく、光源ランプ18の劣化度合を正確に判断することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態はいずれも、プロジェクタ装置10としてDLP(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、本発明は投影装置としてのプロジェクタ方式等を限定するものではなく、例えば透過型のカラー液晶パネルを表示素子として投影動作を実行する液晶方式のプロジェクタ装置、あるいはリアプロジェクション方式のテレビ受像機、オーバー・ヘッド・プロジェクタ(OHP)やスライド映写機等、消耗部品である光源ランプを交換し、その累積点灯時間を把握する必要がある投影装置であれば同様に適用することが可能である。
また、上記第1及び第2の実施形態での、光源ランプ18の交換を促す警告メッセージや光源ランプ18の交換を推奨するガイドメッセージ等は、プロジェクタ装置10に液晶表示部など表示デバイスを備えていれば、そこにメッセージを表示するようにしても良い。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るデータプロジェクタ装置の電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る電源投入時の特に光源ランプに関する処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る電源投入時の特に光源ランプに関する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る光源ランプ交換後の累積点灯時間に対する駆動電圧及び駆動電流の変化特性を例示する図。
符号の説明
10,10′…データプロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…画像変換部、14…投影画像処理部、15…ビデオRAM、16…マイクロミラー素子(SOM)、17…リフレクタ、18…光源ランプ、19…カラーホイール、20…インテグレータ、21…ミラー、22…投影レンズユニット、23…ステッピングモータ(M)、24…温度センサ、25…輝度センサ、26…モータ(M)、27…投影光処理部、28…CPU、29…メインメモリ、30…プログラムメモリ、31…操作部、32…音声処理部、33…スピーカ部、SB…システムバス。

Claims (6)

  1. 光源となる発光素子と、
    上記発光素子からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影手段と、
    上記発光素子の累積点灯時間を更新記憶する時間記憶手段と、
    上記発光素子の経時変化を示す指標情報を検出する検出手段と、
    投影動作停止時に上記検出手段で検出した指標情報を記憶する指標記憶手段と、
    上記検出手段で検出する指標情報と、上記記憶手段で記憶した指標情報とを比較し、その比較結果と予め用意される所定値との関係から上記発光素子の交換を判断する判断手段と、
    上記判断手段での判断結果により上記時間記憶手段の記憶内容をリセットする記憶制御手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の発光輝度を検出することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の駆動電流を検出することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  4. 上記検出手段は、上記発光素子の経時変化を示す指標情報として発光素子の駆動電圧を検出することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  5. 光源となる発光素子と、上記発光素子からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影部とを備えた投影装置の制御方法であって、
    上記発光素子の累積点灯時間を更新記憶する時間記憶工程と、
    上記発光素子の経時変化を示す指標情報を検出する検出工程と、
    投影動作停止時に上記検出工程で検出した指標情報を記憶する指標記憶工程と、
    上記検出工程段で検出する指標情報と、上記記憶工程で記憶した指標情報とを比較し、その比較結果と予め用意される所定値との関係から上記発光素子の交換を判断する判断工程と、
    上記判断工程での判断結果により上記時間記憶工程で記憶内容をリセットする記憶制御工程と
    を有したことを特徴とする投影装置の制御方法。
  6. 光源となる発光素子と、上記発光素子からの光を用いて光像を形成し、投影対象に向けて照射する投影部とを備えた投影装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記発光素子の累積点灯時間を更新記憶する時間記憶ステップと、
    上記発光素子の経時変化を示す指標情報を検出する検出ステップと、
    投影動作停止時に上記検出ステップで検出した指標情報を記憶する指標記憶ステップと、
    上記検出ステップ段で検出する指標情報と、上記記憶ステップで記憶した指標情報とを比較し、その比較結果と予め用意される所定値との関係から上記発光素子の交換を判断する判断ステップと、
    上記判断ステップでの判断結果により上記時間記憶ステップで記憶内容をリセットする記憶制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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