JP2009222782A - 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法 - Google Patents

楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009222782A
JP2009222782A JP2008064436A JP2008064436A JP2009222782A JP 2009222782 A JP2009222782 A JP 2009222782A JP 2008064436 A JP2008064436 A JP 2008064436A JP 2008064436 A JP2008064436 A JP 2008064436A JP 2009222782 A JP2009222782 A JP 2009222782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
music
information
lyrics
sheet
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008064436A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tsurumi
篤 鶴見
Kunihiro Suga
邦博 須賀
Sayuri Yuzukizaki
さゆり 柚木▲崎▼
Haruki Kuzuoka
春樹 葛岡
Masahiro Ota
昌宏 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2008064436A priority Critical patent/JP2009222782A/ja
Publication of JP2009222782A publication Critical patent/JP2009222782A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】簡単(直感的)な操作にて、楽曲の意図した場所に正確に再生位置を合わせること。
【解決手段】特殊なパターンおよび楽曲の再生位置を選択するための再生位置選択図が重ねて印刷された専用シート5と、その専用シート5上をなぞることにより該専用シート5上に印刷された特殊なパターンを読み取って、軌跡情報を出力する電子ペン4と、該電子ペン4より出力される上記軌跡情報に基づいて、選択された楽曲における選択された再生位置より、上記楽曲の再生を開始する制御部61と、を備える
【選択図】図9

Description

本発明は、楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法に関する。
従来、再生装置を使用して楽曲の途中部分からの再生を行う場合、次のように行っている。例えば、ギターの練習でギターソロの部分を集中的に聞きたい場合や、サビ部の再生を行う場合には、マニュアルでスキップさせながら、再生位置を所望の場所にもっていくか、時間(タイムコード)を指定することで行っている。このため所望の再生を行うに当たり、非常に手間がかかっている。また、意図した場所に再生位置を正確に合わせることが困難である。特に、ラジカセタイプの再生装置や携帯型音楽プレーヤーなどのようにユーザインタフェース上の制限の多い機器では、意図した場所に再生位置を正確に合わせることは非常に困難である。
ところで、近年では楽曲データのデジタル化が進んでいる。これにより、楽曲の意図した場所に再生位置を正確に合わせる技術、例えば、モニタ上の歌詞ページに対応した歌詞に相当する位置から楽曲データを再生する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−095777号公報
しかしながら、特許文献1記載のような音楽演奏装置における楽曲の再生技術では、ディスプレイを見ながらの指示となるため、例えば、携帯型音楽プレーヤーのような、ディスプレイが小さく、ユーザインタフェース上の制限の多い機器では、意図した場所に再生位置を正確に合わせることは非常に困難である。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたもので、簡単な操作にて、楽曲の意図した場所に正確に再生位置を合わせることが可能な楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の楽曲再生システムは、記載された位置が座標情報として特定可能なパターンおよび楽曲の再生位置を選択するための再生位置選択図が重ねて印刷されたシートと、そのシート上をなぞることにより該専用シート上に印刷されたパターンを読み取って、軌跡情報として出力する入力装置と、該入力装置より出力される軌跡情報に基づいて、選択された楽曲における選択された再生位置より、楽曲の再生を開始する制御部と、を備えるものである。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、制御部は、軌跡情報に含まれる読取座標情報を、シート内で単一の座標である変換座標に変換する変換部と、シートと整合の取れた変換座標から入力装置がどのグリッド番号のグリッド内をなぞっているかを判定するためのテーブルを記憶するグリッド設定テーブルと、軌跡情報に含まれる読取ページ番号情報から得られるシートのページ番号から、該シートがどの楽曲名の楽曲を再生するかを判定するためのテーブルを記憶するページ番号変換テーブルと、記憶されている楽曲それぞれについて、グリッド番号、タイムタグ、および、楽曲情報または歌詞を対応付け、歌詞ファイルとして記憶する歌詞ファイル記憶部と、を備えるものである。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、制御部はさらに、読取座標情報から変換部により変換座標を得て、得られた該変換座標からグリッド設定テーブルを参照することで入力装置によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、さらに、読取ページ番号情報より得られたページ番号からページ番号変換テーブルを参照することで再生する楽曲の楽曲名を得て、該楽曲名と共にグリッド番号を出力する軌跡データ解析部と、軌跡データ解析部より出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを歌詞ファイル記憶部より読み出し、同じく軌跡データ解析部より出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを歌詞ファイルより得て、該歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名とタイムタグとを出力する歌詞ファイル解析部と、歌詞ファイル解析部より出力された歌詞ファイル名を有する楽曲とタイムタグとを入力し、少なくとも、歌詞ファイル名を有する楽曲と、タイムタグを含む当該楽曲を再生するためのコマンドを出力する信号出力部と、を備えるものである。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、歌詞ファイルは、シートに印刷された再生位置選択図と相互に且つ容易に変換可能なテキストファイルフォーマットであることが好ましい。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、シートには、楽曲情報または歌詞に加えて、タイムスケールが印刷され、より細かく楽曲の再生位置を指定可能であることが好ましい。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、入力装置より、同一の軌跡情報が出力された場合、該同一の軌跡情報が出力された回数をカウントし、その回数分だけ、当該軌跡情報に対応する楽曲情報または歌詞に相当する部分の楽曲の再生を行うことが好ましい。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、変換部は、入力装置内部に設けられていることが好ましい。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、軌跡データ解析部は、入力装置内部に設けられていることが好ましい。
また、本発明の楽曲再生システムは、上述の発明において、読取座標情報を変換座標に変換することなく楽曲の再生位置の指定を行うことが好ましい。
また、本発明の楽曲再生位置の指定方法は、記載された位置が座標情報として特定可能なパターンが印刷された専用シート上をなぞることにより該シート上に印刷されたパターンを読み取って、少なくとも読取座標情報や読取時刻情報や読取ページ番号情報を含む軌跡情報を出力するステップと、読取座標情報から変換部により変換座標を得て、得られた該変換座標からグリッド設定テーブルを参照することで入力装置によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、さらに、読取ページ番号情報より得られたページ番号からページ番号変換テーブルを参照することで再生する楽曲の楽曲名を得て、該楽曲名と共にグリッド番号を出力するステップと、出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを歌詞ファイル記憶部より読み出し、同じく出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを歌詞ファイルより得て、該歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名とタイムタグとを出力するステップと、出力された歌詞ファイル名を有する楽曲とタイムタグとに基づいて、少なくとも歌詞ファイル名を有する楽曲とタイムタグを含み、当該楽曲を再生するためのコマンドを出力するステップと、を含むものである。
本発明によれば、簡単な操作にて、楽曲の意図した場所に正確に再生位置を合わせることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る楽曲再生システムについて、図面を参照して詳細に説明を行う。なお、この楽曲再生システムは、携帯型デジタルオーディオプレーヤーや据え置き型オーディオシステムの例として説明するが、他にパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)、車載装置等にも適用することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る楽曲再生システム1の主要構成を示す構成図である。楽曲再生システム1は、楽曲再生位置指定(ユニット)装置2と、USB(Universal Serial Bus)ケーブル3により接続可能な、携帯入力装置(単に、入力装置とも称する)としての電子ペン4と、電子ペン4にて読取可能な特殊なパターンと、ユーザが所望する楽曲におけるユーザが所望する再生位置を選択するための再生位置選択図(後述)が重ねて印刷された専用シートである印刷物としての再生位置選択シート5と、を有する。また、楽曲再生位置指定装置2は、表示部7を有する(省略しても可)。なお、USBケーブル3は、通信ケーブル(有線)の一種であるが、例えば、ブルートゥースなどの無線通信ケーブルで構成されていても良い。
電子ペン4は、再生位置選択シート(以下、単にシートとも称する)5に印刷された特殊な、すなわち、記載された位置が座標情報として特定可能なパターンを読み取ることで、シート上でペン先の位置を特定するデータ(座標等)を取得できるものであり、データの取得時刻に基づいて取得したデータ(軌跡情報)をパソコン等の表示手段にプロットすれば、軌跡をデジタルデータとして再現することが可能である。
識別可能な座標は大きな領域をカバーし、A4サイズで仮に1000枚分と仮定し、その識別をページと定義すると、例えば、[ページ番号(1〜1000)+A4サイズ内でのXY座標]の形式にてデータを取得可能である。図2は、ページ数を16ページと仮定した場合の一例で、プロット点aを図のように設定したとすると、電子ペン4は、ページ番号bとして「6」と、A4サイズ内でのXY座標(図2の手前の長方形を参照)を取得することができる。
ところで、オーディオファイル記録部8では、楽曲に同期して歌詞を表示させるために、図3に示すような、歌詞にタイムタグを付加する方法(技術)が用いられている。この技術を応用して、図3に示すような歌詞ファイルを用意することで、フレーズ(行)単位で楽曲の再生位置を時間で指定することが可能となる。
図4は、電子ペン4に対応した特殊なパターンの印刷されたシートに、図3に対応する楽曲の再生位置を選択するための再生位置選択図21を重ねて印刷した再生位置選択シート5の例を示している。図4に示すように、電子ペン4にて読み取られた読取座標情報(絶対座標:後述)を、再生位置選択シート5内で単一の座標である変換座標に変換したもの(変換座標)が、点線で示すようなグリッド領域内にあれば、そのグリッドが選択されたと判断される。紙面のグリッド領域は、紙面において横方向A,B,Cのように分割されたBの領域を歌詞に対応した領域とし、縦方向は「0」から「20」のように分割された領域が歌詞の各行に対応した領域としている。本実施の形態では、図4において、グリッド番号B6内の歌詞「二番が始まる」を電子ペン4でなぞった場合を示しており、当該楽曲のなぞった歌詞の部分を再生する。
図5は、図4の再生位置選択シート(以下、専用シートや単にシート或いは紙面とも称する)5の部分断面図である。再生位置選択シート5(の各ページ)は、図5に示すように、シート本体11の紙面に、赤外線を吸収するインク12aからなるドット12と、赤外線を透過するインク12bからなる再生位置選択図とが印刷されたものである。シート本体11には、まず、赤外線を吸収するインク12aが印刷され、その上に、赤外線を透過するインク12bにより楽曲選択のための情報が印刷される。
再生位置選択シート5の各ページには、赤外線を吸収するインク12aにより、複数の座標パターン13が印刷される。座標パターン13は、電子ペン4により読み取り可能な解像度のパターンであり、例えば、6×6個のドット12により構成されている。
図6は、シート本体11に対する複数の座標パターン13の印刷状態の一例を示す説明図である。図6において、複数の座標パターン13を構成する複数のドット12は、略0.3ミリメートル間隔で、縦横に配列されている。そして、1つの座標パターン13は、6×6個の計36個のドット12により構成される。座標パターン13内におけるその複数のドット12の配置は、少なくともその紙面中の複数の座標パターン13において互いが区別できるように、座標パターン13毎に互いに異なる。
座標パターン13は、左右上下に1列または1行ずれることで異なる座標パターン13となる。また、斜め上、斜め下に1ます分ずれることで異なる座標パターン13となる。図6で示す座標パターン13は、その座標パターン13の中心のます目である中心ます目13aの位置を示すパターンとなる。他の座標パターン13もそれぞれ中心位置を示すものとなる。
具体的にはたとえば、各ドット12は、図6中の所定の一定間隔毎の縦基準線と横基準線とからなる直交格子16の交点の位置を基準として、上下左右のいずれか1つの方向(すなわち、4つの方向の中の1つの方向)へ少しずれた位置に印刷される。そして、各座標パターン13における6×6個の合計36個のドット12のずれ方向の組合せは、複数の座標パターン13の中で唯一なものとなっている。これにより、複数のドット12の中から6×6個のドット12を選んだとき、その36個のドット12のずれ方向の組合せは、他のすべての36個のドット12によるずれ方向の組合せと異なるものとすることができる。この組み合わせは4の36乗とおりとなる。
この複数の座標パターン13の中で唯一となる36個のドット12のずれ方向の組合せにより、各座標パターン13には、ユニークな座標値を対応付けることができる。
複数の座標パターン13は、再生位置選択シート5の紙面の略全面に印刷される。複数の座標パターン13上には、再生位置選択図21が重ねて印刷される。しかし、再生位置選択図21の上に座標パターン13を印刷しても良い。
シート本体11の略全面に印刷される複数の座標パターン13は、それぞれのユニークなドット12の配列に基づいて、電子ペン4により互いに異なる座標値の座標データへ変換される。再生位置選択図21と重ねて印刷される複数の座標パターン13は、紙面上の位置に応じて互いに異なるものとなる。複数の座標パターン13は、たとえば紙面の左上隅を基準(0,0)とする、X,Yの二次元の座標データへ変換される。図4の紙面では、紙面の横方向がX軸であり、紙面の縦方向がY軸である。
なお、複数の座標パターン13は、たとえば1冊の再生位置選択シート5のすべてのページを1つの大きな紙面上に並べたと仮定した状態において、その大きな紙面の左上隅を基準(0,0)とする、X,Yの二次元の座標データ(絶対座標:本実施の形態では読取座標情報はこの絶対座標にて表現されている)へ変換されるものであってもよい。この例の場合、二次元の座標データ(情報)により、ページ内の読取位置のみならず、再生位置選択シート5中のページも特定することが可能である。この二次元座標データは、上述したように、直交格子16の交点から少しずれた6×6の36個のドット群から絶対アドレスを算出するようになっている。これにより、この座標パターン13が印刷された位置や、どの紙(何ページ目の紙)であるかが判断される。この例では、表現できるアドレス面積は、理論的にはユーラシア大陸に匹敵する面積がある。
再生位置選択シート5の各ページには、図5に示すように、赤外線を吸収するインク12aの上に、赤外線を透過するインク12bにより、楽曲の再生位置を選択するための再生位置選択図21や電子ペン用コマンドマーク(図示せず)等が印刷される。再生位置選択図21および複数の電子ペン用コマンドマークは、シート本体11の別々の領域に、互いに重ることがないように領域を分けて印刷される。
赤外線を透過するインク12bによりシート本体11に形成される電子ペン用コマンドマークは、電子ペン4を制御するためのものである。
図7は、図1中の電子ペン4の構成を示すブロック図である。電子ペン4は、ペン軸31、筆圧センサ32、赤外線LED(Light Emitting Diode)33、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ34、USBケーブル3が接続されるUSBI/F(USBインタフェース)35、時刻情報を生成するタイマ36、不揮発性メモリ37、マイクロコンピュータ38などを有する。電子ペン4は、図1に示すように、細長い棒形状のハウジング39を有する。
なお、電子ペン4と楽曲再生位置指定装置2との接続は、USBI/F35の代わりに、たとえばブルートゥースなどの無線通信I/Fを備えるものであってもよい。また、タイマ36は、電子ペン4がたとえばリセットされてからの経過時間などを時刻として計測するものであってもよい。不揮発性メモリ37は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などで構成される。
ペン軸31は、この細長い棒形状のハウジング39の一端部に、突出して配設される。筆圧センサ32は、ペン軸31に作用する筆圧を検出する。筆圧センサ32は、検出した筆圧値をマイクロコンピュータ38へ出力する。電子ペン4は、このペン軸31を利用して画や文字を描くことができるようになっているが、文字等を描くことができず、再生位置選択シート5を単になぞるだけのものとしてもよい。
赤外線LED33およびCMOSセンサ34は、ハウジング39の一端部において、ペン軸31の配設位置の周囲に配設される。赤外線LED33は、ペン軸31の先端が紙面に触れるとき、その接触部位およびその周囲の部位へ赤外線を照射する。CMOSセンサ34は、紙面のその接触部位およびその周囲の部位により反射される赤外線を受光する。CMOSセンサ34は、受光した赤外線の強度分布データを、マイクロコンピュータ38へ出力する。
マイクロコンピュータ38は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポート(図示せず)などを有する。入出力ポートには、筆圧センサ32、赤外線LED33、CMOSセンサ34、USBI/F35、タイマ36、不揮発性メモリ37などが接続される。電子ペン4のCPUは、不図示のメモリなどから制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、電子ペン4のマイクロコンピュータ38には、読取データ生成部41と、読取データ送信部42と、が実現される。
読取データ生成部41は、CMOSセンサ34により撮像される座標パターン13を紙面中の座標値へ変換し、図7に示す読取データ46を生成する。すなわち、座標値の読取座標データ(読取座標情報:絶対座標情報)51(図8参照)などを有する読取データ(読取情報)46を生成する。読取データ(情報)生成部41は、生成した読取データ46を不揮発性メモリ37に記憶させる。
図8は、図7中の不揮発性メモリ37に記憶される所定時間内の読取データ46のデータ構造の一例を示す図である。読取データ46は、通常、複数のレコードで構成される。図8では、横一列が1つのレコードに相当する。読取データ46の各レコードは、少なくとも、読取座標データ(情報)51と、ペン圧レベルデータ(情報)52と、読取時刻データ(情報:読取時間データとも称する)53と、読取ページ番号情報54と、を有する。読取座標データ51は、CMOSセンサ34により撮像される座標パターン13から得られる座標値を有する座標データ(前記絶対座標)であり、X,Yの二次元の座標データである。ペン圧レベルデータ52は、筆圧センサ32が検出した筆圧値を有するデータである。読取時刻データ53は、ある1つの座標パターン13が得られたときの、タイマ36が計測する時刻(時間)を有するデータである。読取ページ番号情報54は、電子ペン4によりなぞられた当該再生位置選択シート5が、何ページ目のシートであるかを示すデータである。
図4中の図示しない電子ペン用コマンドマークの部分は、各マークの印刷されている位置を示す読取座標データに、各機能を紐付けすることで、それぞれの機能を実現するようにしている。
読取データ送信部42は、図7中の不揮発性メモリ37に記憶される読取データ46を、USBI/F35を介してUSBケーブル3により接続される機器へ送信する。図1の楽曲再生システム1では、電子ペン4のUSBI/F35には、USBケーブル3により楽曲再生位置指定装置2が接続される。この結果、この実施の形態では、読取データ送信部42は、楽曲再生位置指定装置2へ、不揮発性メモリ37に記憶される読取データ46を送信する。
図9は、図4のようにグリッド番号B6を指定した(なぞった)場合に、当該指定された再生開始位置に従って楽曲が再生されるように動作する楽曲再生システム1の主要構成を示すブロック図である。楽曲再生システム1は、楽曲再生位置指定装置2、電子ペン4、再生位置選択シート5を有し、楽曲再生位置指定装置2は、制御部61と表示部7とオーディオ信号出力部62とを有する。制御部61は、軌跡データ解析部100、変換部101、ページ番号変換テーブル102、グリッド設定テーブル103、制御管理部104、歌詞ファイル解析部105、歌詞ファイル記憶部106、RAM(Random Access Memory)107、ROM(Read Only Memory)108、およびシステムバス109を有する。
なお、図9では、本実施の形態に関わる部分のみの構成を示している。また、図9では、説明を簡単にするため、1つの制御部61を配置し、1つの制御管理部104により楽曲再生システム1の制御を行うものとしているが、これに限定されることは無く、各機能ブロック毎に制御部または制御管理部を有するユニット構成とすることも可能である。
電子ペン4は、特殊なパターンが印刷された専用の再生位置選択シート5を所定のペン圧(筆圧)レベル以上にてなぞることにより、所定の間隔にて再生位置選択シート5の軌跡情報(読取座標情報や読取時刻情報や読取ページ番号情報等)を読み取り、軌跡データ解析部100に供給する。なお、軌跡情報を取得データ、座標情報を位置情報とも称する。
軌跡データ解析部100は、制御管理部104の制御のもと、電子ペン4より供給された軌跡情報(取得データ)に含まれる取得座標情報(絶対座標)を、変換部101により、再生位置選択シート5内で単一のXY座標(以降、変換座標と称する)に変換された変換座標を得る。また、軌跡データ解析部100は、グリッド設定テーブル103を参照して、電子ペン4が、どのグリッド番号のグリッドをなぞったかを判断する。
また、取得データ解析部100は、ページ番号変換テーブル102を参照して、軌跡情報に含まれるページ番号情報から楽曲名(歌詞ファイル名)を検索・取得し、前述のグリッド番号と共に歌詞ファイル解析部105に供給する。
グリッド設定テーブル103は、供給された変換座標(列)が、どのグリッド番号(例えば、B1〜B20)及びどのページに属するか(電子ペン4がどのページのどのグリッド内をなぞったか)を判定するためのテーブルを記憶する。グリッド設定テーブルの一例を、図10に示す。この例では、グリッド番号に対応する領域をXY座標の最小値と最大値で示すものとなっており、供給された変換座標がどのページと対応付けられているか、またそのページがどの楽曲に対応付けられているかを記憶する。この例では、ページ番号と楽曲名が1対1で対応しているが、必ずしも1対1に対応させなくとも良い。
制御管理部104は、プロセッサ等から構成され、楽曲再生システム1全体の動作を制御する。
歌詞ファイル解析部105は、制御管理部104の制御のもと、軌跡データ解析部100より供給された楽曲名(歌詞ファイル名)を有する歌詞ファイルを歌詞ファイル記憶部106より読み出し、同じく軌跡データ解析部100より供給されたグリッド番号に対応するタイムタグ(再生開始位置)を検索し、前述の歌詞ファイル名と再生開始位置とを、オーディオ信号出力部62に供給する。
歌詞ファイル記憶部106は、オーディオファイル記録部8に記憶されている全ての楽曲(名)それぞれについて、楽曲毎に、グリッド番号、タイムタグ、および楽曲情報(または歌詞)を対応付け、歌詞ファイルとして記憶する。
オーディオ信号出力部62は、制御管理部104の制御のもと、歌詞ファイル解析部105より供給された歌詞ファイル名(楽曲名)と再生開始位置(タイムタグ)とに基づいて、該当する歌詞ファイル名の楽曲のタイムタグにより得られた時間(位置)より、当該楽曲を再生するようオーディオファイル記録部8に対して楽曲名およびタイムタグを含むコマンドを出力する。
RAM107は、制御管理部104のワークエリアとして機能する。ROM108は、この楽曲再生システム1全体の動作制御に必要なオペレーティングシステム(OS)や動作プログラムや各種のデータを記憶する。
表示部7は、例えば、当該楽曲に対応する歌詞ファイル等を表示する。なお、本実施の形態では、表示部7は、必ずしも設ける(備える)必要は無い。
オーディオファイル記録部8は、楽曲ファイルを記録し、楽曲再生位置指定ユニット2に内蔵されたHDDやメモリ、または外付け可能なカード型メモリやUSBメモリ、携帯型のオーディオプレーヤーであってもよい。
楽曲ファイルは、MP3などの圧縮ファイルや、非圧縮ファイルであってもよく、歌詞ファイルとの同期がとれれば、オーディオファイル記録部はCD再生装置であって楽曲ファイルはそれが記録されたCDから読み出されるデータであってもよい。
システムバス109は、上述の各処理部の間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、本実施の形態における楽曲再生システム1の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、以下に説明する動作は、楽曲再生の一例を示すものであって、種々の変形が可能である。以下の動作説明では、最初に軌跡データ解析部100が、電子ペン4より供給される軌跡情報に含まれる読取座標情報(絶対座標)より変換座標(列)を得て、得られた変換座標(列)から電子ペン4によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、さらに、軌跡情報に含まれる読取ページ番号情報より得られたページ番号から再生する楽曲の楽曲名を得て、該楽曲名と共にグリッド番号を出力する。続いて、歌詞ファイル解析部105が、軌跡データ解析部100より出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを得て、同じく軌跡データ解析部100より出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを歌詞ファイルより得て、該歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名(楽曲名)と上記タイムタグとを出力する。さらに、オーディオ信号出力部62が、歌詞ファイル解析部105より出力された歌詞ファイル名を有する楽曲とタイムタグより得られた時間(再生開始位置)から当該楽曲を再生するようオーディオファイル記録部8に所定のコマンドを出力する。このような場合を例に説明する。
この場合、電子ペン4によりなぞられた、再生位置選択図21(再生位置選択シート5)上のグリッドのグリッド番号における楽曲情報(または歌詞)に対応する楽曲の再生開始位置より、当該楽曲がオーディオファイル記録部8より再生されることとなる。
まず、制御管理部104の制御のもと、軌跡データ解析部100は、軌跡情報の入力が有ったか否かを判断し(ステップS1)、無い場合(NO)には、所定時間後にステップS1を再度行い、有った場合(YES)には、処理をステップS2に移す。
ステップS2に移行すると、制御管理部104の制御のもと軌跡データ解析部100は、電子ペン4より供給される軌跡情報に含まれる読取座標情報から、変換部101により、該読取座標情報(絶対座標)列より変換座標(列)を得て、処理をステップS3に移す。
ステップS3に移行すると、制御管理部104の制御のもと軌跡データ解析部100は、得られた変換座標(列)からグリッド設定テーブル103を参照することで電子ペン4によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、処理をステップS4に移す。
ステップS4に移行すると、制御管理部104の制御のもと軌跡データ解析部100は、電子ペン4より供給される軌跡情報に含まれる読取ページ番号情報より、再生位置選択シート(専用シート)5のページ番号を得て、処理をステップS5に移す。
ステップS5に移行すると、制御管理部104の制御のもと軌跡データ解析部100は、ステップS4にて得たページ番号からページ番号変換テーブル102を参照することで再生する楽曲の楽曲名を得て、処理をステップS6に移す。
ステップS6に移行すると、制御管理部104の制御のもと歌詞ファイル解析部105は、ステップS5にて取得した軌跡データ解析部100より出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを歌詞ファイル記憶部106より読み出し、同じく軌跡データ解析部100より出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを歌詞ファイルより得て、処理をステップS7に移す。
ステップS7に移行すると、制御管理部104の制御のもと歌詞ファイル解析部105は、上述の歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名(楽曲名)を得て、上述のタイムタグより得られた時間から、再生開始位置を特定し、処理をステップS8に移す。
ステップS8に移行すると、制御管理部104の制御のもとオーディオ信号出力部62は、ステップS7にて得られた楽曲名および再生開始位置からなる当該楽曲を再生させるための楽曲名およびタイムタグを含むコマンドをオーディオファイル記録部8に出力し、処理を終了する。
次に、他の実施の形態について説明する。図12は、楽曲情報または歌詞が印刷されるグリッド番号B9のグリッド内の楽曲情報または歌詞を電子ペン4により例えば3回なぞった場合における再生位置選択シート5を示す図である。この例の場合、電子ペン4からは、同一の軌跡情報(読取座標情報)が3回出力される。この同一の軌跡情報出力は、軌跡データ解析部100によりその出力回数がカウントされる。これにより、その同一部分をなぞった回数分だけ(この例では3回)、この軌跡情報に対応するグリッド番号B9のグリッド内における楽曲情報または歌詞に相当する部分の楽曲の再生が行われることとなる。
この機能は、当該楽曲のギターソロの部分を複数回繰り返して聞きたい(学習したい)場合等に有効である。
次に、さらに他の実施の形態について説明する。図13は、楽曲情報または歌詞が印刷されるグリッド内にさらにタイムスケール(目盛り)の設けられた再生位置選択シート5を示す図である。図13の例では、楽曲情報または歌詞の下側にタイムスケール(目盛り)を書き込んでおく。この場合、0.5秒単位での指定(再生位置の微調整)を行うことが可能となる。
図13では、目盛り[0:01]の位置からグリッド番号B6内の歌詞である「二番が始まる」がなぞられて(指定されて)いるので、この再生位置選択シート5に対応する楽曲の再生開始位置(再生開始時間)は、グリッド番号B6のタイムタグが図3に示すように、[01:10](=1分10秒)であるので、[01:10]+[0:01]=[01:11]秒となり、当該楽曲の先頭位置から[01:11]秒後(=1分11秒後)の位置から再生が始まることになる。
以上、本発明の実施の形態によれば、特殊なパターンの印刷されたシートに重ねて印刷された歌詞カード(再生位置選択シート5)上を、電子ペン4にてなぞることにより、直感的に当該楽曲の再生開始位置を指定することができる。また、タイムタグは、楽曲情報または歌詞の任意の場所に挿入することが可能であるので、当該楽曲の再生開始位置を、上述の実施の形態よりも、より細かくまたは粗く設定することが可能である。また、楽曲情報や歌詞とは別に、タイムスケール(目盛り)を専用シート上に印刷(当然、認識手段は別途設ける)することにより、より細かな再生開始位置指定が可能となる。
また、再生位置の選択は、電子ペン4にて再生位置選択シート5をなぞることで行うので、なぞった部分を軌跡として認識でき、これにより同一部分を複数回なぞった場合には、その回数を認識することができ、当該楽曲の繰り返し再生の回数を直接的に指定することが可能となる。また、語学の勉強で、指定した文章を繰り返し再生するような使い方も可能である。さらに、DVD(映画等)で、シナリオ(書籍)を印刷した同様な専用シートを用意すれば、台詞単位での頭だしが可能となる。
以上、上述の如くに、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、読取座標情報(絶対座標)を専用シート内での単一のXY座標列である変換座標列へ変換するための変換部101は、電子ペン4内に設けるようにしても良い。この場合、軌跡情報に含まれる読取座標情報(絶対座標)は、変換座標(列)に変換された状態で、電子ペン4より軌跡データ解析部100に供給される。
また、軌跡データ解析部100を、電子ペン4内部に設けるようにしても良い。また、楽曲再生位置指定ユニット(装置)2を電子ペン4内部に設けるようにしても良い。
また、表示部7としては、外付けしたMP3プレーヤーなどの表示部を使用するようにしても良いし、あるいは、設けなくても良い。さらに、読取座標情報(絶対座標)を変換座標に変換せずに、絶対座標のまま使用するようにしても良い。この場合、グリッド設定テーブル103は、専用シートとなる再生位置選択シート5のページ分(グリッド数×ページ数)のレコードを用意する必要がある。また、ページ番号テーブルではなく楽曲名の項目を追加することにより、ページ番号の項目を無くすことができる。またページ番号テーブルはグリッド設定テーブルと別個に設けてもよい。
また、楽曲情報や歌詞にタイムタグを挿入された歌詞ファイルを、テキストファイルにて構成するようにしても良い。これにより、歌詞ファイルと専用シート5に印刷された歌詞カード等とが、相互に且つ容易に変換可能となる。また、市販のCD等に添付されている歌詞カードに予め特殊なドットパターンを印刷しておくようにしても良い。これにより、その歌詞カードをそのまま再生位置選択シート5として使用することも可能となる。
また、携帯入力装置としては、赤外線使用の電子ペン4以外に、超音波、紫外線、磁気などのいずれかを使用する装置としても良い。
また、特殊なパターン(座標パターン)としては、6×6の36ドットで1つのパターンを示すものではなく、8×8の64ドットで1つのパターンを示すものとしたり、ドット自体の形状を変えてパターンの継続を増やすパターン形状など他のパターンとしても良い。また、光学パターンではなく、磁気パターン等としても良い。
また、印刷媒体(専用シート)としては、各ドットが認識可能であれば、紙の他に、セルロイド樹脂などの樹脂材、金属材など他の印刷媒体としても良い。
また、上述の実施の形態の楽曲再生システム1が持つ各構成ブロックの機能は、全てまたはその一部をソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。例えば、制御部61または制御管理部104における処理の全部またはその一部は、1又は複数のプログラムによりコンピュータ上で実現しても良く、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。
また、上記実施の形態はあくまでも説明のためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、楽曲再生位置指定ユニット(装置)2の全部又は一部として動作させるためのコンピュータプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータ、例えば、携帯電話、オーディオ機器、電子時計などにインストールし、楽曲再生位置指定ユニット(装置)2として動作させ、あるいは、楽曲再生位置指定ユニット(装置)2が行う工程を実行させてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、楽曲再生位置指定ユニット(装置)2となるコンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る楽曲再生システムを示す構成図である。 図に示される再生位置選択シートのページ数を計16ページと仮定し、ページ番号「6」の中のプロット点を、A4サイズ内での単一のXY座標(変換座標)として取得した場合を示した図である。 図に示される楽曲再生位置指定装置中の歌詞ファイル記憶部に記憶される楽曲毎の歌詞ファイルの一例を示した図である。 図1に示される再生位置選択シートの例(1ページ)を示す図である。 図4に示される再生位置選択シートの部分断面図である。 図5に示される再生位置選択シートに対する座標パターンの印刷状態の一例を示す説明図である。 図1中の電子ペンの主要構成の一例を示すブロック図である。 図7中の不揮発性メモリに記憶される読取データのデータ構造の一例を示す図である。 図1中に示される楽曲再生システムの主要構成を示すブロック図である。 図9中に示されるグリッド設定テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態における楽曲再生システムの動作の流れを示すフローチャートである。 図1に示す楽曲再生システムで使用される再生位置選択シートの他の部分をなぞった図で、楽曲情報を電子ペンにより3回なぞった場合を示す図である。 図1に示す楽曲再生システムで使用される再生位置選択シートの他の例を示す図で、グリッド内にさらにタイムスケール(目盛り)の設けられた再生位置選択シートを示す図である。
符号の説明
1 楽曲再生システム
2 楽曲再生位置指定ユニット(装置)
3 USBケーブル(通信ケーブル)
4 電子ペン(携帯入力装置)
5 再生位置選択シート(専用シート)
7 表示部
8 オーディオファイル記録部
13 座標パターン
21 再生位置選択図
46 読取データ
51 読取座標情報
53 読取時刻情報(読取時間情報)
54 読取ページ番号情報
61 制御部
62 オーディオ信号出力部
100 軌跡データ解析部
101 変換部
102 ページ番号変換テーブル
103 グリッド設定テーブル
104 制御部
105 歌詞ファイル解析部
106 歌詞ファイル記憶部
107 RAM
108 ROM
109 システムバス

Claims (10)

  1. 記載された位置が座標情報として特定可能なパターンおよび楽曲の再生位置を選択するための再生位置選択図が重ねて印刷されたシートと、
    そのシート上をなぞることにより該専用シート上に印刷された上記パターンを読み取って、軌跡情報として出力する入力装置と、
    該入力装置より出力される上記軌跡情報に基づいて、選択された楽曲における選択された再生位置より、上記楽曲の再生を開始する制御部と、
    を備えることを特徴とする楽曲再生システム。
  2. 前記制御部は、前記軌跡情報に含まれる読取座標情報を、上記シート内で単一の座標である変換座標に変換する変換部と、
    前記シートと整合の取れた変換座標から前記入力装置がどのグリッド番号のグリッド内をなぞっているかを判定するためのテーブルを記憶するグリッド設定テーブルと、
    前記軌跡情報に含まれる読取ページ番号情報から得られる前記シートのページ番号から、該シートがどの楽曲名の楽曲を再生するかを判定するためのテーブルを記憶するページ番号変換テーブルと、
    記憶されている楽曲それぞれについて、グリッド番号、タイムタグ、および、楽曲情報または歌詞を対応付け、歌詞ファイルとして記憶する歌詞ファイル記憶部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生システム。
  3. 前記制御部はさらに、前記読取座標情報から前記変換部により前記変換座標を得て、得られた該変換座標から前記グリッド設定テーブルを参照することで前記入力装置によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、さらに、前記読取ページ番号情報より得られたページ番号から前記ページ番号変換テーブルを参照することで再生する楽曲の楽曲名を得て、該楽曲名と共に前記グリッド番号を出力する軌跡データ解析部と、
    上記軌跡データ解析部より出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを前記歌詞ファイル記憶部より読み出し、同じく上記軌跡データ解析部より出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを上記歌詞ファイルより得て、該歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名と上記タイムタグとを出力する歌詞ファイル解析部と、
    上記歌詞ファイル解析部より出力された上記歌詞ファイル名を有する前記楽曲と上記タイムタグとを入力し、少なくとも、上記歌詞ファイル名を有する前記楽曲と、上記タイムタグを含む当該楽曲を再生するためのコマンドを出力する信号出力部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の楽曲再生システム。
  4. 前記歌詞ファイルは、前記シートに印刷された前記再生位置選択図と相互に且つ容易に変換可能なテキストファイルフォーマットであることを特徴とする請求項1,2または3に記載の楽曲再生システム。
  5. 前記シートには、前記楽曲情報または前記歌詞に加えて、タイムスケールが印刷され、より細かく楽曲の再生位置を指定可能であることを特徴とする請求項4に記載の楽曲再生システム。
  6. 前記入力装置より、同一の軌跡情報が出力された場合、該同一の軌跡情報が出力された回数をカウントし、その回数分だけ、当該軌跡情報に対応する楽曲情報または歌詞に相当する部分の楽曲の再生を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の楽曲再生システム。
  7. 前記変換部は、前記入力装置内部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の楽曲再生システム。
  8. 前記軌跡データ解析部は、前記入力装置内部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の楽曲再生システム。
  9. 前記読取座標情報を前記変換座標に変換することなく前記楽曲の再生位置の指定を行うことを特徴とする請求項2に記載の楽曲再生システム。
  10. 記載された位置が座標情報として特定可能なパターンが印刷された専用シート上をなぞることにより該シート上に印刷された前記パターンを読み取って、少なくとも読取座標情報や読取時刻情報や読取ページ番号情報を含む軌跡情報を出力するステップと、
    上記読取座標情報から変換部により変換座標を得て、得られた該変換座標からグリッド設定テーブルを参照することで上記入力装置によりなぞられたグリッドのグリッド番号を得て、さらに、読取ページ番号情報より得られたページ番号からページ番号変換テーブルを参照することで再生する楽曲の楽曲名を得て、該楽曲名と共に上記グリッド番号を出力するステップと、
    上記出力された楽曲名に対応する歌詞ファイルを歌詞ファイル記憶部より読み出し、同じく上記出力されたグリッド番号に対応する再生開始位置を示すタイムタグを上記歌詞ファイルより得て、該歌詞ファイルの有する歌詞ファイル名と上記タイムタグとを出力するステップと、
    上記出力された上記歌詞ファイル名を有する上記楽曲と上記タイムタグとに基づいて、少なくとも上記歌詞ファイル名を有する上記楽曲と上記タイムタグを含み、当該楽曲を再生するためのコマンドを出力するステップと、
    を含むことを特徴とする楽曲再生位置の指定方法。
JP2008064436A 2008-03-13 2008-03-13 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法 Withdrawn JP2009222782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008064436A JP2009222782A (ja) 2008-03-13 2008-03-13 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008064436A JP2009222782A (ja) 2008-03-13 2008-03-13 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009222782A true JP2009222782A (ja) 2009-10-01

Family

ID=41239675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008064436A Withdrawn JP2009222782A (ja) 2008-03-13 2008-03-13 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009222782A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8536437B2 (en) Musical score playing device and musical score playing program
US8638319B2 (en) Customer authoring tools for creating user-generated content for smart pen applications
US20060263068A1 (en) Reproducing apparatus, program, and reproduction control method
WO2008013761A2 (en) Associating a region on a surface with a sound or with another region
CN101149812A (zh) 基于纸面书写的互动信息服务方法、服务系统及互动读物
KR20070065798A (ko) 컨텐츠 재생 장치, 리스트 수정 장치, 컨텐츠 재생 방법 및리스트 수정 방법
JP2007172702A (ja) コンテンツ選択方法及びコンテンツ選択装置
CN105786162A (zh) 一种用于进行虚拟演奏指挥的方法和装置
JP5549521B2 (ja) 音声合成装置およびプログラム
KR20230149797A (ko) 전자 기기 및 전자기기의 구동 방법
US20150046957A1 (en) Tvod song playing method and player therefor
KR100737427B1 (ko) 문서로 된 교재와 연동되는 다국어 학습시스템 및 그운영방법
KR101467852B1 (ko) 코드 이미지가 인쇄된 인쇄물을 이용하는 전자펜의 악기 연주 음향재생 제어방법 및 이를 수행하는 전자펜
US7671269B1 (en) Methods and systems for graphical actuation of a velocity and directionally sensitive sound generation application
JP2006323943A (ja) 再生装置,プログラム及び再生制御方法
JP2009222782A (ja) 楽曲再生システムおよび楽曲再生位置の指定方法
JP5608847B2 (ja) 情報読取出力装置および情報読取出力システム
JP5935815B2 (ja) 音声合成装置およびプログラム
JP2009199668A (ja) 楽曲選曲システムおよび楽曲選曲方法
KR101965694B1 (ko) 휴대 단말기가 광고 이미지 또는 동영상을 제공하는 방법 및 그 휴대 단말기
JP6149917B2 (ja) 音声合成装置および音声合成方法
CN113535289A (zh) 页面呈现、移动端交互及音频编辑的方法与装置
WO2022209557A1 (ja) 電子楽器、電子楽器の制御方法、及びプログラム
JPWO2014174621A1 (ja) 記録媒体、ゲーム装置及びゲーム進行方法
JP5162873B2 (ja) ペン型楽譜記号入力装置、楽曲再生システムおよび楽曲再生プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110607