JP2009216529A - 位相ずれ算出装置及び測位装置 - Google Patents

位相ずれ算出装置及び測位装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009216529A
JP2009216529A JP2008060421A JP2008060421A JP2009216529A JP 2009216529 A JP2009216529 A JP 2009216529A JP 2008060421 A JP2008060421 A JP 2008060421A JP 2008060421 A JP2008060421 A JP 2008060421A JP 2009216529 A JP2009216529 A JP 2009216529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
satellite
receiving
carrier phase
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008060421A
Other languages
English (en)
Inventor
Teppei Sekizawa
鉄兵 関澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2008060421A priority Critical patent/JP2009216529A/ja
Publication of JP2009216529A publication Critical patent/JP2009216529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】測位側のアンテナが建物の傍など障害物の近傍に設置されていても、アンテナで受信した衛星信号のマルチパス誤差分を求め、衛星信号のマルチパス誤差分を除去して、正確な測位ができるようにする。
【解決手段】 マルチパス算出部10は、アンテナ4に対する障害物とアンテナ4との相対位置情報、衛星41の位置情報、及び、障害物の反射率の各情報に基づいて、衛星41の信号の搬送波位相に障害物によるマルチパス雑音により発生したずれを算出する。搬送波位相前処理部11は、単独測位部9で単独測位した衛星41の信号の搬送波位相から、マルチパス算出部10で算出したマルチパス雑音によるずれ分を差し引くことにより当該搬送波位相のずれを除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相ずれ算出装置及び測位装置に関する。
米国が運用しているGPS衛星や、ロシア共和国が運用しているGLONASS衛星などの衛星信号を基準局と測位局とで同時に受信し、その受信信号の搬送波位相を比較することにより基準局に対する測位局の相対位置を求めて、測位局側の位置座標を測定するRTK(Real Time Kinematic)測位技術が知られている。
このようなRTK測位技術を用いて測量を行なうGPS測量では、基準局側と測位局側にそれぞれGPS受信機を用意する。この両方のGPS受信機は、複数の衛星それぞれから送信される信号の搬送波と、当該GPS受信機が持っている基準信号とを比較することにより、GPS受信機の基準信号に対する衛星信号の搬送波位相を同時観測するものである。この搬送波位相の測定値は時間に対して連続的に累積した値を出力し、1サイクルを超える分を含んでいる。
そして、両方のGPS受信機で求めた位相を相互に比較することにより、基準局側のアンテナに対する測位局側のアンテナの相対位置を数cmの精度で求めることができる。米国のGPS衛星からはL1信号とL2信号の両方の信号が送信され、これらの信号の搬送波の波長λ1とλ2はそれぞれ約19cmと約24cmである。なお、観測した基準局に対する測位局の搬送波位相差は“整数値アンビギュイティ”と呼ばれる搬送波の波長λ1とλ2の整数倍だけの不確定な部分を含んでいる。
両方のGPS受信機が衛星信号の搬送波を連続して追尾している間は、この整数値アンビギュイティの値は変化しないので、連続した搬送波位相の観測結果から当該整数値アンビギュイティを導き出すようにしているが、これには複雑な処理が必要であり、様々な技術が開発されている。
特開2003‐98243号公報
RTK測位技術において、通常、基準局側のアンテナは見通しの良い場所(オープンスカイ)に固定されており、測位に必要な衛星信号を適切に受信することができる。したがって測位側のアンテナが見通しの良い場所に固定されていれば、比較的容易に整数値アンビギュイティを求めることができることになる。
しかしながら、測位側のアンテナが建物の傍など障害物の近傍に設置されている場合、衛星信号が当該障害物に反射し、測位側のアンテナにマルチパス雑音として入射してしまい、当該マルチパス雑音による搬送波位相のずれにより整数値アンビギュイティの解決が困難になってしまい、正確な測位ができなくなってしまうという不具合がある。
本発明の目的は、測位側のアンテナが建物の傍など障害物の近傍に設置されていても、アンテナで受信した衛星信号のマルチパス誤差分を求め、衛星信号のマルチパス誤差分を除去して、正確な測位ができるようにすることである。
本発明は、第1のアンテナと、前記第1のアンテナを介して衛星の信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した前記衛星の信号の搬送波位相を求める搬送波位相測定手段と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナを介して基準局の信号を受信する第2の受信手段と、前記第1の受信手段で受信する前記衛星の信号にマルチパス雑音を発生させる障害物になると想定される面と前記第1のアンテナとの相対位置の入力を受け付ける入力手段と、各種材料ごとに当該材料で前記面が形成されているときの前記衛星の信号の反射率を記憶している反射率記憶手段と、前記反射率記憶手段に記憶されている反射率の中から所望のものの選択を受け付ける選択手段と、前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の位置情報、前記入力手段で入力した相対位置、及び前記選択手段で選択した反射率に基づいて前記搬送波位相測定手段で求めた前記衛星の信号の搬送波位相に前記マルチパス雑音により発生したずれを算出する位相ずれ算出手段と、を備えている位相ずれ算出装置である。
別の本発明は、第1のアンテナと、前記第1のアンテナを介して衛星の信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段で受信した前記衛星の信号の搬送波位相を求める搬送波位相測定手段と、第2のアンテナと、前記第2のアンテナを介して基準局の信号を受信する第2の受信手段と、前記第1の受信手段で受信する前記衛星の信号にマルチパス雑音を発生させる障害物になると想定される面と前記第1のアンテナとの相対位置の入力を受け付ける入力手段と、各種材料ごとに当該材料で前記面が形成されているときの前記衛星の信号の反射率を記憶している反射率記憶手段と、前記反射率記憶手段に記憶されている反射率の中から所望のものの選択を受け付ける選択手段と、前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の位置情報、前記入力手段で入力した相対位置、及び前記選択手段で選択した反射率に基づいて前記搬送波位相測定手段で求めた前記衛星の信号の搬送波位相に前記マルチパス雑音により発生したずれを算出する位相ずれ算出手段と、前記第1の受信手段で受信した衛星の信号の搬送波位相から前記位相ずれ算出手段で算出したずれを除去する位置ずれ除去手段と、前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の搬送波位相と前記位相ずれ除去手段によりずれを除去した搬送波位相とを比較することにより前記第1のアンテナの位置座標を測位する測位手段と、を備えている測位装置である。
本発明によれば、衛星信号を受信する第1のアンテナの近傍に障害物が存在していても、その障害物により発生する衛星信号の搬送波位相のマルチパス誤差によるずれを算出することができる。よって、受信した衛星信号から搬送波位相のマルチパス誤差によるずれ分を除去して、正確な測位を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である測位装置1の構成を説明するブロック図である。測位装置1は、衛星41を単独測位し、その衛星41の位置情報などの情報を送信する基準局31からの信号を、アンテナ2を介して受信する受信部3と、衛星41からの信号を、アンテナ4を介して受信する受信部5と、を備えている。アンテナ2とアンテナ4とは共通のアンテナであってもよい。ここで、基準局31は、この例では、国土地理院がGPS連続監視システム(GEONET)のために全国に配置している電子基準点である。基準局31からの信号には、基準局31で単独測位した衛星41の位置情報を含んでいる。
図2は、衛星41からの受信信号に発生するマルチパス雑音について説明する説明図である。アンテナ4が建物などの障害物sの近傍に設置されているときは、アンテナ4には衛星41からの直接波w1のほかに、直接波w1が障害物sの面s1に反射した間接波(マルチパス)w2も入射し、このマルチパスw2の入射がマルチパス雑音となる。
図1に戻り、入力装置6は、衛星41からの受信信号にマルチパス雑音を発生させる障害物になると想定される障害物sの面s1とアンテナ4との相対位置情報の入力を受け付ける。具体的には、この相対位置情報は、障害物sの面s1とアンテナ4との直線距離を実地に測定して得られた当該距離情報である。この入力された相対位置情報は、記憶部7に記憶される。また、記憶部7には、基準局31から受信した信号の情報や、衛星41から受信した信号の情報も記憶される。基準局31から受信した信号の情報としては、基準局31で単独測位を行なった衛星41の位置を示す位置情報や、基準局31で単独測位を行なった衛星41の搬送波位相の情報が含まれる。
障害物情報記憶部8は、障害物sの面s1の材料として想定される様々な材料について、その材料で衛星41から信号が反射するときの反射率の値をそれぞれ登録しているテーブルを備えている。すなわち、障害物sの面s1の材料として想定される材料としては、コンクリート(鉄筋コンクリートの建物など)、木材(木造の建物など)、鉄、など様々な材料が想定され、これらの反射率の値は周知であるため、その材料ごとの反射率の値がテーブルに登録されている。入力装置6の操作により、このテーブルに登録されている各材料の反射率の値から所望のものを選ぶと、その選択された反射率の値は記憶部7に記憶される。なお、同一の材料でも、雨の日は水に濡れて反射率が変動しうるので、同一材料について雨天用と青天用の反射率のデータを用意し、天候に応じて選択するようにしてもよい。
単独測位部9は、受信部5で受信した衛星41の信号の搬送波位相を求める単独測位を行なう。
マルチパス算出部10は、前述のとおり記憶部7に記憶されている、障害物sの面s1とアンテナ4との相対位置情報、衛星41の位置情報、及び、障害物sの面s1の反射率の各情報に基づいて、衛星41の信号の搬送波位相に前述のマルチパス雑音により発生したずれを算出する。
そして、搬送波位相前処理部11は、単独測位部9で単独測位した衛星41の信号の搬送波位相から、マルチパス算出部10で算出したマルチパス雑音によるずれ分を差し引くことにより当該搬送波位相のずれを除去する。
相対測位部12は、基準局31で単独測位した衛星41の信号の搬送波位相と、搬送波位相前処理部11によりマルチパス雑音の影響を除去した後の単独測位部9で単独測位した衛星41の信号の搬送波位相とを比較することにより、アンテナ4の位置座標を測位する。
次に、測位装置1の各部が行なうより具体的な処理について説明する。
最初にマルチパス算出部10が行なう処理について説明する。
まず、前述の図2、図3において、マルチパスw2の面s1での反射角θが求められているとする。ここで、入射角θは、基準局31で単独測位を行った衛星41の位置情報から求めることができる。衛星41の信号が平面波であるとしてマルチパスw2による直接波w1の位相のずれを算出する。そのために直接波w1とマルチパスw2を共に受信した際の搬送波位相を求める。ここで面s1における衛星41の信号の屈折率をnとする。
面s1からアンテナ4までに光が進む位相δは、dを面s1からアンテナ4までの距離、λを衛星41の信号の波長とすると、
……(1)
である。
そして、アンテナ4からマルチパスw2の電波を示す線に引いた垂線と、マルチパスw2の電波を示す線との交点kから面s1までの間に光が進む位相δは、角度θが45度以下であるなら、
……(2)
である。
また、角度θが45度より大きくなれば、
……(3)
である。
次に、マルチパスw2による衛星41の信号の搬送波位相のずれを求める。すなわち、
……(4)
……(5)
……(6)
となる。ここで、rは面s1での衛星41の信号の反射率、rに付された下付きの添え字の“1”は空気、“2”は面s1の材料(コンクリートなど)をそれぞれ示し、rに付された上付き添え字のsは直交偏波、pは平行偏波をそれぞれ示し、“θ´”は衛星41の信号の入射角を示している。よって、“r12 ”であれば、空気から面s1の材料に電波が入射するときの面s1における電波の反射率の直交偏波であることを示している。
そして、面s1で反射してアンテナ4に入射する衛星41の信号であるマルチパスw2のマルチパス電波をEとし、このときに面s1に入射する入射波をEとすれば、
……(7)
となる。
したがって、直接波w1の電波もEであるから、アンテナ4に入射するマルチパス電波EをE´とすると、アンテナ4が受信する全電波ETOTALは、
……(8)
となる。ここで、“e”はエクスポネンシャル、“j”は虚数を示している。
よって、ある衛星n(反射率nとは別の“n”である)における全電波ETOTALの位相と直接波w1との位相のずれΔθは、
……(9)
となる。ここで、angle(A)は、Aの位相を求める関数であり、E全体は全電波ETOTALである。
したがって、マルチパス算出部10では、基準局31から受信した当該基準局31で測位した衛星41の位置情報、障害物情報記憶部8に記憶されているものから選択した前述の反射率nの値、及び、直接測定するなどして入力装置6で入力した面s1からアンテナ4までの距離dの値に基づいて、(9)式により、ある衛星nにおける位相のずれΔθを求める。
次に、搬送配送前処理部11が行う処理について説明する。
まず、ある衛星nからその信号を受信するある基準局iへの信号の搬送波位相φ とする。また実験で得られる面s1の影響のある信号の搬送波位相をφとする。測位装置1への信号は面s1からのマルチパス雑音の影響を受けるため、
……(10)
となる。
一方、面s1からのマルチパスの影響がない場合の搬送波二重位相差をφとすれば、
……(11)
となる。
したがって、マルチパス雑音の影響がある場合とない場合での位相のずれは、
……(12)
となる。
したがって、搬送波移送前処理部11では、(12)式に基づいて、単独測位部9で単独測位した衛星41の信号の搬送波位相から、マルチパス算出部10で算出したマルチパス雑音によるずれ分を差し引くことにより当該搬送波位相のずれを除去する。
次に、相対測位部12が実行する処理について説明する。
ここでは、説明の簡単化のために、基準局31のアンテナから測位装置1のアンテナ2までの距離が十分短いとすれば、アンテナ4の座標の測定手順は次の(1)(2)のようになる。
(1)まず、測位装置1で得られた搬送波位相から、一重位相差(基準局31のアンテナ及び測位装置のアンテナ4における、同一衛星41からの信号の搬送波位相の差分)又は二重位相差(複数の衛星41のうち基準衛星となる衛星41に対する一重位相差と他の衛星41の一重位相差との差分)を求める。
(2)次に、この一重位相差又は二重位相差と衛星41への視線方向ベクトルの関係から、最小二乗法により基線ベクトルを算出する。
次に、このような算出手順の詳細について説明する。まず、基線と一重位相差又は二重位相差との関係について説明する。
一重位相差とは、基準局31のアンテナ及び測位装置1のアンテナ4における、同一衛星41からの信号の搬送波位相の差分である。この差分と基準局31のアンテナ及び測位装置のアンテナ4により構成される基線ベクトルの間には行路差から、
……(13)
が成り立つ。
ここで、yは位相差、h(太字)は衛星への単位方向ベクトル、b(太字)は基線ベクトル、aは整数値アンビギュイティ、Δtは測位装置1の位相差の取得タイミングのズレを表す時計誤差、eは観測誤差であり、y,b(太字),a,Δt,eの単位は波数とする。また、添え字sは一重位相差についての値であることを意味し、
……(14)
となる。ここで、φrefは基準局31で観測された搬送波位相、φUSERは測位装置1で観測された搬送波位相差である。また、
……(15)
である。ここで、Nrefは基準局31で観測された衛星41の信号の搬送波位相測定値における整数値アンビギュイティ、Nuserは測位装置1で観測された衛星41の信号の搬送波位相測定値における整数値アンビギュイティである。
二重位相差とは、ある基線における基準衛星となる衛星41の一重位相差と基準衛星以外の衛星41の一重位相差との差分である。基準衛星iと衛星kの二重位相差と基線の関係は、
……(16)
と表される。
ここで、
……(17)
を意味する。添え字dは二重位相差に関する値であることを表している。二重位相差を用いる利点は、時計誤差を打ち消すことができる点にある。
次に、基線の算出について説明する。複数の衛星41の信号を受信すれば、基線ベクトルb(太字)に関する連立方程式を立てることができ、この連立方程式を最小二乗法により解けば、基線ベクトルb(太字)を算出することができる。
一重位相差の場合、連立方程式は、
……(18)
と表される。
ここで、
……(19)
である。
そして、整数値アンビギュイティが既知であるとすれば、基線と時計誤差は、最小二乗法を用いて、
……(20)
と推定できる。ここで、Qは重み行列であり、通常、
……(21)
と設定するのが一般的である。ここでσは規格化係数である。
二重位相差の場合も同様に解け、連立方程式は、
……(22)
と表され、整数値アンビギュイティが既知であるとすれば、基線の推定値b(太字のbにハット)は、
……(23)
と求めることができる。
そして、整数値アンビギュイティは、LAMBDA法などの周知の手法を用いることで解くことができる。
以上のようにして、相対測位部12では、基線ベクトルを求め、測位装置1のアンテナ4の現在位置の測位を行なうことができる。
最後に、このような測位を行なう場合に、測位装置1で(12)式により求めた衛星41の信号の搬送波位相のずれの検出結果のデータを用い、面s1からのマルチパス誤差の影響を低減するための手法について説明する。(13)式で一重位相差をとる際に測位装置1で観測した衛星41の信号の搬送波位相には面s1からのマルチパス誤差が含まれている。したがって、(12)式の面s1からのマルチパス誤差の推定値を測位装置1で受信した衛星41の信号の搬送波位相から引いてから、(13)式の一重位相差、(15)式の二重位相差をとることで、短時間で整数値アンビギュイティを決定することができる。
本発明の一実施の形態である測位装置の構成を説明するブロック図である。 測位装置が行う処理について説明する説明図である。 測位装置が行う処理について説明する説明図である。
符号の説明
1 測位装置
2 アンテナ
3 受信部
4 アンテナ
5 受信部
6 入力装置
7 記憶部
8 障害物情報記憶部
9 単独測位部
10 マルチパス算出部
11 搬送波位相前処理部
12 相対測位部
13 入力装置
31 基準局
41 衛星

Claims (2)

  1. 第1のアンテナと、
    前記第1のアンテナを介して衛星の信号を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段で受信した前記衛星の信号の搬送波位相を求める搬送波位相測定手段と、
    第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナを介して基準局の信号を受信する第2の受信手段と、
    前記第1の受信手段で受信する前記衛星の信号にマルチパス雑音を発生させる障害物になると想定される面と前記第1のアンテナとの相対位置の入力を受け付ける入力手段と、
    各種材料ごとに当該材料で前記面が形成されているときの前記衛星の信号の反射率を記憶している反射率記憶手段と、
    前記反射率記憶手段に記憶されている反射率の中から所望のものの選択を受け付ける選択手段と、
    前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の位置情報、前記入力手段で入力した相対位置、及び前記選択手段で選択した反射率に基づいて前記搬送波位相測定手段で求めた前記衛星の信号の搬送波位相に前記マルチパス雑音により発生したずれを算出する位相ずれ算出手段と、
    を備えている位相ずれ算出装置。
  2. 第1のアンテナと、
    前記第1のアンテナを介して衛星の信号を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段で受信した前記衛星の信号の搬送波位相を求める搬送波位相測定手段と、
    第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナを介して基準局の信号を受信する第2の受信手段と、
    前記第1の受信手段で受信する前記衛星の信号にマルチパス雑音を発生させる障害物になると想定される面と前記第1のアンテナとの相対位置の入力を受け付ける入力手段と、
    各種材料ごとに当該材料で前記面が形成されているときの前記衛星の信号の反射率を記憶している反射率記憶手段と、
    前記反射率記憶手段に記憶されている反射率の中から所望のものの選択を受け付ける選択手段と、
    前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の位置情報、前記入力手段で入力した相対位置、及び前記選択手段で選択した反射率に基づいて前記搬送波位相測定手段で求めた前記衛星の信号の搬送波位相に前記マルチパス雑音により発生したずれを算出する位相ずれ算出手段と、
    前記第1の受信手段で受信した衛星の信号の搬送波位相から前記位相ずれ算出手段で算出したずれを除去する位置ずれ除去手段と、
    前記第2の受信手段で前記基準局から受信した当該基準局で測位した前記衛星の搬送波位相と前記位相ずれ除去手段によりずれを除去した搬送波位相とを比較することにより前記第1のアンテナの位置座標を測位する測位手段と、
    を備えている測位装置。
JP2008060421A 2008-03-11 2008-03-11 位相ずれ算出装置及び測位装置 Pending JP2009216529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060421A JP2009216529A (ja) 2008-03-11 2008-03-11 位相ずれ算出装置及び測位装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060421A JP2009216529A (ja) 2008-03-11 2008-03-11 位相ずれ算出装置及び測位装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009216529A true JP2009216529A (ja) 2009-09-24

Family

ID=41188541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008060421A Pending JP2009216529A (ja) 2008-03-11 2008-03-11 位相ずれ算出装置及び測位装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009216529A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323549A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Japan Radio Co Ltd Gnss受信方法、gnss受信機およびgnss受信システム
JP2006090912A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hitachi Ltd 測位装置,情報配信装置,測位方法及び情報配信方法
JP2006519389A (ja) * 2003-03-04 2006-08-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ オブジェクトロケーション

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323549A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Japan Radio Co Ltd Gnss受信方法、gnss受信機およびgnss受信システム
JP2006519389A (ja) * 2003-03-04 2006-08-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ オブジェクトロケーション
JP2006090912A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hitachi Ltd 測位装置,情報配信装置,測位方法及び情報配信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6242794B2 (ja) アンチジャミングアンテナを含むgnssポジションニングシステムおよび位相中心補正搬送波の利用
US7701393B2 (en) Radio frequency navigation using frequency response matching
US7592956B2 (en) Wireless transmitter location determining system and related methods
CN109196381A (zh) 通过辅助数据对精确位置的快速确定
JP2003232845A (ja) 移動体の方位および姿勢検出装置
CN110494767B (zh) 用于全球导航卫星系统的定位系统、方法以及非暂时性计算机可读存储介质
US10197681B2 (en) State calculating device, method of calculating state, and state calculating program
KR101437346B1 (ko) Gps 수신기의 위치 계산 방법, 그 방법을 구현하기 위한 프로그램이 기록된 기록매체 및 gps 수신기
Giorgi et al. Carrier phase GNSS attitude determination with the multivariate constrained LAMBDA method
CN107710017A (zh) 用于在实时运动模式和相对定位模式之间切换的卫星导航接收器及方法
JP5689126B2 (ja) 超短基線gnss受信機
RU2419807C2 (ru) Устройство контроля относительного(ых) положения(й) путем анализа двухчастотных сигналов для космического аппарата группы космических аппаратов при полете строем
JP2016539325A (ja) アンテナ基線制約を使用する異常検出
US20140125521A1 (en) Method for Estimating the Direction of Arrival of Navigation Signals at a Receiver After Reflection by Walls in a Satellite Positioning System
Kim et al. Local deformation monitoring using GPS in an open pit mine: initial study
JP2010071686A (ja) 測位装置、コンピュータプログラム及び測位方法
JP5052845B2 (ja) 移動体姿勢計測装置
Suzuki et al. Precise UAV position and attitude estimation by multiple GNSS receivers for 3D mapping
KR102039644B1 (ko) 정밀 복합항법 측위 검증 장치
US20210396890A1 (en) Attitude determination based on global navigation satellite system information
JPWO2006046298A1 (ja) 衛星を用いた相対測位方法および相対測位システム
KR100976965B1 (ko) 네비게이션 장치 및 이의 위치 결정 방법
JP2009216529A (ja) 位相ずれ算出装置及び測位装置
US20150168557A1 (en) Method and a receiver for satellite positioning
EP2784546B1 (fr) Procédé de formation de faisceau signaux d'un récepteur de signaux d'un système de navigation par satellites pour améliorer la résistance au brouillage

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120614

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131015