JP2009216241A - リーフシール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール板を溶接することなく、周方向の回転ズレを防止して設置することができるリーフシール装置を提供する。
【解決手段】形状の異なるシール板20及び40を組み合わせてリーフシール10を構成し、リーフシール10の一部に他とは形状の異なる凸又は凹等の係合部15を構成する。ホルダー80には係合部15に係合する切り欠き等の構成を形成しておき、これらを嵌合させて設置することにより、リーフシール10が周方向に回転することなくホルダー80に保持される構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、航空機エンジン、ガスタービン等の回転軸周りの相対移動する2構成部品間をシールするリーフシール装置に関する。
従来、薄板状の部材を積層して環状に構成したこの種のシール装置としては、例えば特許文献1に開示されているリーフシール装置が知られている。特許文献1のリーフシール装置においては、薄板を所定の間隔で所定の傾斜で積層して環状に形成するとともに、各薄板の外周側の端縁(基端)をケーシングに固設することにより、中心に配設される回転軸の周囲空間をリーフシールの高圧側の領域と低圧側の領域とに分けている。また、環状に構成された薄板の高圧側及び低圧側には、各々外周部に側板が配設されており、圧力方向のガイド板として作用するように構成されている。
特許3692300号公報
ところで、例えば特許文献1に開示されているような従来のこの種のシール装置においては、薄板は、外周側の端縁(基端)をケーシングに溶接等されて固定されている。そして、環状に構成された薄板において、軸方向(圧力方向)に作用する力(圧力)については薄板の両側に配置される側板がガイドとして作用するように構成されているが、周方向に作用する力については薄板の端縁の溶接のみで対応している。
しかしながら、薄板を溶接により固定していた従来のリーフシール装置においては、次のような課題があり改善が望まれている。
薄板を溶接によりハウジングやケーシング等に固設すると、リーフシール装置を分解するには溶接部を削り取らなければならず、分解作業が非常に面倒で時間を要し効率の悪いものとなる。その結果、リーフシール装置の調整、修理等のメンテナンスが面倒で効率の悪いものとなる。また、分解した薄板を再度組み立てて使用することが困難になる場合が多くなるという問題もある。
また、溶接の影響により薄板に変形等が生じる可能性があり、薄板の構成の精度が維持できなくなる可能性があるという問題も生じる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、シール板(薄板)をケーシング等に溶接することなく、所定の形態で、特に周方向の回転移動(ズレ)が適切に防止された状態で設置することができ、従って分解を容易に行うことができるとともに溶接に伴う変形等の悪影響を排除することができ、その結果、調整、修理等のメンテナンスが容易で精度の維持が容易なリーフシール装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のリーフシール装置は、環状のリーフシールであって複数の薄板状のシール板を周方向に積層して形成したリーフシールと、前記リーフシールの外周側を保持する保持部とを有するリーフシール装置であって、前記リーフシールは、形状の相違する複数種類の前記シール板を積層して形成され、前記保持部に保持される外周側の所定の範囲に、前記シール板の形状の相違に基づいて形成される当該所定の範囲以外の範囲とは異なる形状の箇所を係合部として有し、前記保持部は、前記リーフシールの前記係合部と周方向に係合する係合部受け部を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明のリーフシール装置は、前記リーフシールが、平面形状が第1の形状の第1のシール板と、前記保持部に保持される外周側の部分の形状が前記第1の形状とは異なる第2の形状の第2のシール板との、2種類の前記シール板を積層して形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明のリーフシール装置は、前記リーフシールが、前記外周側の所定の範囲に、当該所定の範囲以外の範囲に対して凸に形成された係合部を有し、前記保持部が、前記リーフシールの前記係合部と係合するように凹に形成された係合部受け部を有することを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明のリーフシール装置は、前記リーフシールが、前記外周側の所定の範囲に、当該所定の範囲以外の範囲に対して凹に形成された係合部を有し、前記保持部が、前記リーフシールの前記係合部と係合するように凸に形成された係合部受け部を有することを特徴とする。
請求項1に係る本発明のリーフシール装置によれば、シール板(薄板)をケーシング等に溶接することなく、周方向の回転移動(ズレ)が適切に防止された状態で設置することができる。従って分解を容易に行うことができるとともに溶接に伴う変形等の悪影響を排除することができる。また、その結果、調整、修理等のメンテナンスが容易で精度の維持が容易なリーフシール装置を提供することができる。
また、請求項2に係る本発明のリーフシール装置によれば、2種類のシール板を組み合わせるのみで、前述のように周方向に回転移動(ズレ)が防止された状態で環状に構成されたシール板(リーフシール)を設置することができる。従って、より一層簡単に、分解を容易に行うことができ溶接に伴う変形等の悪影響を排除することができるリーフシール装置を提供することができる。
また、請求項3に係る本発明のリーフシール装置によれば、リーフシールの凸部及び保持部の凹部により、環状に構成されたシール板(リーフシール)の周方向の回転移動(ズレ)を確実に防止することができる。
また、請求項3に係る本発明のリーフシール装置によれば、リーフシールの凹部及び保持部の凸部により、環状に構成されたシール板(リーフシール)の周方向の回転移動(ズレ)を確実に防止することができる。
本発明のリーフシール装置の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態においては、ガスタービンにおいて、タービンのケーシングに設置された静翼と回転軸との間に設置されるリーフシール装置を例示して本発明を説明する。
ガスタービンは、圧縮された空気に燃料を混合して燃焼させ、その燃焼ガスをタービンに導入して回転軸に設けられた動翼に吹き付けることで、燃焼ガスの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換して動力を発生する。タービンには、回転軸に設けられた動翼とケーシングに設けられた静翼とが回転軸の軸方向に交互に配列されるが、高圧側から低圧側への燃焼ガスの漏れを防止又は低減し、回転軸の軸方向の各位置に配置された動翼に効率よく燃焼ガスが吹き付けられるように、静翼の内周側端縁(回転軸側)と回転軸の外周面との間に軸シールが設けられる。本実施形態のリーフシール装置は、その軸シールに用いて好適なリーフシール装置である。
図1は、そのリーフシール装置1の全体構成を示す図である。リーフシール装置1は、全体がリング状(環状)に形成されるが、図1は、その一部の半断面斜視図である。
まず、図1を参照して、リーフシール装置1の全体構成について概略的に説明する。
図1に示すように、リーフシール装置1は、リーフシール10及びホルダー80を有する。
リーフシール10は、複数(多数)のシール板20及び40が回転軸の周方向に沿って積層されて全体が環状に形成されたものである。
リーフシール10は、第1のシール板20が積層されて形成される標準リーフ部11と、第2のシール板40が積層されて形成される回り止めリーフ部12とを有する。本実施形態のリーフシール装置1においては、リーフシール10の大部分には標準リーフ部11が形成されるが、その一部に、一箇所、図1に示すように回り止めリーフ部12が配設される。
標準リーフ部11及び回り止めリーフ部12を形成する各シール板20、40は、鋼板、ステンレス板、ニッケル合金板、コバルト合金板、アルミニウム板、あるいはその他の非鉄金属等により形成された薄板状の部材である。
各シール板20、40は、連結保持部21、41とシール部30、50とを有する。
連結保持部21、41は、複数のシール板20、40を順次所定の間隔で積層するための積層連結箇所である。
シール部30、50は、連結保持部21、41から径方向に回転軸の中心の方向に延伸した板部分であり、その先端の自由端部31、51が、図示しない回転軸の外周面に接触又は近接するように配置される。このシール部30、50により、リーフシール装置1は、その両側を回転軸の軸方向にシールする。
ホルダー80は、リーフシール10を保持するとともに、リーフシール装置1を装置に設置するための環状部材である。ホルダー80は、高圧P1側に配置される環状の第1のホルダー81と、低圧P2側に配置される同じく環状の第2のホルダー91とが接合されて構成され、その内周側に形成される溝(リーフシール挟持部99)においてリーフシール10を挟持する。ホルダー80の外周面は図示せぬタービンの静翼の内周面に嵌合され、これによりリーフシール装置1がタービンの静翼と回転軸との間に固定設置される。
図2及び図3は、各々リーフシール装置1の周方向の一部断面図であって、図2は、第1のシール板20がホルダー80に保持されている図1のAの箇所における断面図であり、図3は、第2のシール板40がホルダー80に保持されている図1のBの箇所における断面図である。
また、図4は、第1のシール板20の連結保持部21付近の平面図であり、図5は、第2のシール板40の連結保持部41付近の平面図である。また、図6(A)〜図6(C)は、各々第2のホルダー91の構造を示す図である。
以下、図2〜図6をさらに参照して、リーフシール装置1の構成について詳細に説明する。
図2及び図4に示すように、第1のシール板20の連結保持部21には、その両側縁部に矩形の切り欠き22、23が形成されている。この切り欠き22及び23は、第1のシール板20を積層した時に、図1に示すような第1のメイングルーブ13及び第2のメイングルーブ14を形成する切り欠き(メイングルーブ用切り欠き)である。
リーフシール10に形成されたメイングルーブ13、14、すなわち、高圧P1側に形成される第1のメイングルーブ13と低圧P2側に形成される第2のメイングルーブ14とには、ホルダー80の第1のホルダー81に形成された凸条部87及び第2のホルダー91に形成された凸条部97が各々嵌合される。これによりリーフシール10は、回転軸の軸方向及び径方向においてホルダー80により挟持される。
また、図3及び図5に示すように、第2のシール板40の連結保持部41には、一方の側縁部に矩形の切り欠き42が形成されている。この切り欠き42は、高圧P1側に形成され、第1のシール板20のメイングルーブ用切り欠き22と同じ形状の切り欠きであり、第2のシール板40を積層した時に、図1に示すような第1のメイングルーブ13をリーフシール10に形成するメイングルーブ用切り欠きである。この第1のメイングルーブ用切り欠き42(メイングルーブ13)に対しては、ホルダー80の第1のホルダー81に形成された凸条部87が嵌合される。
一方、第2のシール板40の連結保持部41の他方(低圧P2側)の側縁部44には、切り欠きは実質的に形成されていない。
第2のシール板40のこの他方の側縁部44は、図1に示すように、第2のシール板40を積層し、さらに、この第2のシール板40が積層されたリーフ部(回り止めリーフ部)12を第1のシール板20が積層された標準リーフ部11中に配設した時には、第2のメイングルーブ14内の一部に凸部(係合凸部)15を構成する。
また、前述したように、第2のメイングルーブ14に対しては第2のホルダー91の凸条部97が嵌合されるが、凸条部97の一部には、後述するように第2のシール板40によりメイングルーブ14内に構成される係合凸部15と係合するように、切り欠き部(係合部受け部)98が形成されている(図6参照)。従って、リーフシール10をホルダー80に装着設置する際には、リーフシール10の係合凸部15が形成されている箇所、すなわち回り止めリーフ部12が配設される箇所に、第2のホルダー91の凸条部97の切り欠き部98が配設され、図3に示すように、回り止めリーフ部12の係合凸部15が第2のホルダー91の凸条部97の切り欠き部98に嵌合される。これによりリーフシール10は、回転軸の軸方向及び径方向においてホルダー80により挟持されるとともに、さらに周方向においてホルダー80と相対的に移動しないように、換言すれば回転方向にホルダー80と滑り、ズレが生じないように、ホルダー80に保持される。
ホルダー80は、前述したように、第1のホルダー81と第2のホルダー91とが接合されて構成される。
第1のホルダー81は、図1に示すように、シール板20、40の連結保持部21、41の高圧P1側を押さえるとともに、シール板20、40の連結保持部21、41の外周の高圧P1側を被覆するように配設される断面が略L字形状の円環状部材である。
一方、第2のホルダー91は、図1及び図6(A)に示すように、シール板20、40の連結保持部21、41の低圧P2側を押さえるとともに、シール板20、40の連結保持部21、41の外周の低圧P2側を被覆するように配設される断面が略L字形状の円環状部材である。
そして、図2及び図3に示すように、第1のホルダー81の接合面(対向面)82と第2のホルダー91の接合面92とが当接されて、各接合面の外周縁83及び93が溶接により接合されることにより、内周側に溝状のリーフシール挟持部99が形成される。
図1及び図2に示すように、リーフシール挟持部99の内周面となる第1のホルダー81と第2のホルダー91の各対向面86及び96には、各々、その環状の面に沿って、断面が矩形に突出した凸条部87及び97が形成されている。前述したように、リーフシール10には、高圧P1側及び低圧P2側に、第1のメイングルーブ13及び第2のメイングルーブ14が形成されており、これらメイングルーブ13、14に、ホルダー80の第1のホルダー81に形成された凸条部87及び第2のホルダー91に形成された凸条部97が各々嵌合される。これにより、リーフシール10の各シール板20、40は、回転軸の軸方向及び径方向においてホルダー80により挟持され、ホルダー80に対して所定の状態に固定維持される。
第2のホルダー91の凸条部97の一部には、図6(A)〜図6(C)に各々断面図、正面図及び斜視図を示すように、第2のホルダー91の径方向に対して傾斜した切り欠き98が形成されている。切り欠き98の傾斜の向き、角度、幅及び深さ等は、切り欠き98が第2のシール板40によりメイングルーブ14内に構成される係合凸部15に係合するように、その係合凸部15に合わせて規定される。
図1及び図2を参照して前述したように、第2のホルダー91の凸条部97は、リーフシール10の第2のメイングルーブ14に嵌合するが、その際、リーフシール10の係合凸部15が形成されている箇所、すなわち回り止めリーフ部12が配設される箇所に、第2のホルダー91の凸条部97の切り欠き部98が配設され、図3に示すように、回り止めリーフ部12の係合凸部15が第2のホルダー91の凸条部97の切り欠き部98に嵌合される。これによりホルダー80は、周方向においてリーフシール10と相対的に移動しないように、すなわち、リーフシール10との間で回転方向の滑りやズレが生じないように、リーフシール10を保持する。
以上説明したように、本実施形態のリーフシール装置1は、第1のホルダー81と第2のホルダー91とが接合されて構成されるホルダー80のリーフシール挟持部99に、リーフシール10の外周部、すなわち積層されて環状に形成されたシール板20、40の連結保持部21、41が挟持されており、これによりリーフシール10とホルダー80とが一体化されている。そして、リーフシール装置1においては、リーフシール10の低圧側P2の側面外周部に形成されるメイングルーブ14の一部に、すなわち第2のシール板40により構成される回り止めリーフ部12の領域に、グルーブの底面が他の領域よりも突出した凸部15が形成されており、この凸部15に、第2のホルダー91に形成された凸条部97の一部に形成されている切り欠き98が係合され、リーフシール10とホルダー80との周方向の相対的な移動(回転)が防止されている。
このように、本実施形態のリーフシール装置1においては、リーフシール10を構成するシール板の一部に形状の異なるリーフ板を組み合わせることにより、すなわち、第1のシール板20で大部分を構成しながら一部に形状の異なる第2のシール板40を配設することにより、リーフシール10の一部に形状の異なる凸部15を形成している。
すなわち本実施形態のリーフシール装置1においては、単に異なる形状のシール板を組み合わせるだけで、リーフシール10にホルダー80と周方向において係合する係合部(係合凸部15)を構成しており、溶接等によりリーフシール10とホルダー80とを接合する構造あるいは作業工程を必要としない。
従って、本実施形態のリーフシール装置1は、溶接等によりリーフシールとホルダーとを接合していた従来のリーフシール装置と比較して、分解を大幅に容易に行うことができ、リーフシール装置1の調整、修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、溶接による、例えば変形等の悪影響を排除することができ、高い精度でリーフシール装置1を組み立てることができ、精密なリーフシール装置1を提供することができる。
その結果、動作性能及び耐久性能に優れた高性能なリーフシール装置を提供することができる。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、リーフシールとホルダーとの係合部(係合凸部15)の構成、形態は、前述した実施形態に限られるものではない。
例えば、図7に示すように、リーフシール10bのホルダーと嵌合するグルーブ14の一部(回り止めリーフ部12bの箇所)に、他の領域(標準リーフ部11の箇所)よりも表面が凹となった箇所(係合凹部17)を形成し、これにホルダー側に形成された図示せぬ凸部を嵌合するような構成としてもよい。
また、前述した実施形態のリーフシール装置1においては、係合部(係合凸部15)はリーフシール10の外周に1箇所設けたが、複数箇所に設けるようにしてもよい。
また、前述した実施形態のリーフシール装置1においては、係合部(係合凸部15)は第2のメイングルーブ14内に形成したが、第1のメイングルーブ13内に形成しても、あるいはまたその両方に形成してもよい。
また、前述した実施形態のリーフシール装置1においては、第1のシール板20及び第2のシール板40の2種類のシール板を組み合わせてリーフシール10を構成したが、形状の異なる3種類以上のシール板を組み合わせるようにしてもよい。
また、係合部の形状も、単純な凸部及び凹部に限られるものではなく、リーフシール10とホルダー80とが係合可能な形状であれば、任意の形状でよい。
また、リーフシールとホルダーとの係合形態が本実施形態のようなグルーブと凸条部でない場合には、その係合形態に応じた係合部の構成であってよい。
本発明の趣旨は、異なる形状のシール板を組み合わせることによりリーフシールにそのような係合部を形成することにあり、この趣旨の範囲内であれば、いかなる変形をしてもよく、それらのいずれの形態も本発明の範囲内である。
本発明は、航空機エンジン、ガスタービン、蒸気タービン等の各種タービン、圧縮機、水車、冷凍機、ポンプなど大型流体機械の回転軸等の軸シールに有効に適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態のリーフシール装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示すリーフシール装置の周方向の一部断面図であって、第1のシール板がホルダーに保持されている図1のAの箇所における断面図である。 図3は、図1に示すリーフシール装置の周方向の一部断面図であって、第2のシール板がホルダーに保持されている図1のBの箇所における断面図である。 図4は、図1に示すリーフシール装置の第1のシール板の連結保持部近傍の平面図である。 図5は、図1に示すリーフシール装置の第2のシール板の連結保持部近傍の平面図である。 図6は、図1に示すリーフシール装置の第2のホルダーの構造を示す図であって、図6(A)は、周方向の断面図であり、図6(B)は、切り欠き部近傍の一部平面図であり、図6(C)は、切り欠き部近傍の一部斜視図である。 図7は、本発明の他の実施形態としてのリーフシールの構成を示す図である。
符号の説明
1…リーフシール装置
10、10b…リーフシール部
11…標準リーフ部
12、12b…回り止めリーフ部
13、14…メイングルーブ
15…係合凸部(係合部)
17…係合凹部(係合部)
20…第1のシール板
21…連結保持部
22、23…メイングルーブ用切り欠き
30…シール部
31…自由端部
40…第2のシール板
41…連結保持部
42…メイングルーブ用切り欠き
44…側縁部
50…シール部
51…自由端部
80…ホルダー(保持部)
81…第1のホルダー
82…接合面
83…溶接部
86…対向面
87…凸条部
91…第2のホルダー
92…接合面
93…溶接部
96…対向面
97…凸条部
98…切り欠き部
99…リーフシール挟持部

Claims (4)

  1. 環状のリーフシールであって複数の薄板状のシール板を周方向に積層して形成したリーフシールと、前記リーフシールの外周側を保持する保持部とを有するリーフシール装置であって、
    前記リーフシールは、形状の相違する複数種類の前記シール板を積層して形成され、前記保持部に保持される外周側の所定の範囲に、前記シール板の形状の相違に基づいて形成される当該所定の範囲以外の範囲とは異なる形状の箇所を係合部として有し、
    前記保持部は、前記リーフシールの前記係合部と周方向に係合する係合部受け部を有することを特徴とするリーフシール装置。
  2. 前記リーフシールは、平面形状が第1の形状の第1のシール板と、前記保持部に保持される外周側の部分の形状が前記第1の形状とは異なる第2の形状の第2のシール板との、2種類の前記シール板を積層して形成することを特徴とする請求項1に記載のリーフシール装置。
  3. 前記リーフシールは、前記外周側の所定の範囲に、当該所定の範囲以外の範囲に対して凸に形成された係合部を有し、
    前記保持部は、前記リーフシールの前記係合部と係合するように凹に形成された係合部受け部を有することを特徴とする請求項1に記載のリーフシール装置。
  4. 前記リーフシールは、前記外周側の所定の範囲に、当該所定の範囲以外の範囲に対して凹に形成された係合部を有し、
    前記保持部は、前記リーフシールの前記係合部と係合するように凸に形成された係合部受け部を有することを特徴とする請求項1に記載のリーフシール装置。
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