JP2009216107A - 自動変速機 - Google Patents

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龍彦 岩崎
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Abstract

【課題】 変速機ケース内において、潤滑油の分岐路の数を少なく、また流路の長さを小さく抑制する。。
【解決手段】 本発明は、自動変速機の外部を流れる熱媒体と自動変速機内の複数の所定供給箇所に供給される作動油との間で熱交換する熱交換器200と、該熱交換器200の取り付け場所を外部に備える変速機ケース5とを有する自動変速機であって、熱交換器200は、作動油が流入する流入口202と、熱媒体と熱交換した作動油を流出する複数の流出口204a、204bとを備え、変速機ケース5は、前記取り付け場所に取り付けられた熱交換器200の各流出口204a,204bにそれぞれ対応して接続される複数の作動油取入れ口5f、5gを備えると共に、各作動油取入れ口5f、5gと対応する自動変速機内の所定供給箇所とをそれぞれ連絡する複数の流路を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自動車に搭載される自動変速機に関し、自動車用変速機の技術分野に属する。
一般に、自動車に搭載される自動変速機には、変速機構を構成する各回転要素の軸受部や歯車の噛合部の潤滑、ブレーキやクラッチなどの摩擦要素における摺動部の潤滑、さらにはクラッチに設けられる遠心バランス室への作動油の供給等のために、潤滑油が供給される。その場合、所要の潤滑性を維持し或いは変速機全体のオーバーヒートを防止するため、クーラ(熱交換器)によって冷却された潤滑油が供給される。
例えば、自動変速機の構成要素を冷却して高温になった潤滑油が、クーラによって冷却され再び自動変速機内の構成要素の潤滑油として使用される。または、特許文献1に記載された自動変速機のように、トルクコンバータからの高温の潤滑油をクーラによって冷却して自動変速機の構成要素の潤滑油として使用する。
このようなクーラは、潤滑油と冷却水(熱媒体)との間で熱交換を実施することにより、潤滑油を冷却する。この冷却水としては、エンジン用の冷却水が用いられ、ラジエータにより冷却された低温の冷却水が該クーラに導入され、そこで潤滑油を冷却する。
なお、上述のクーラは、潤滑油を冷却するのが主であるが、潤滑油を暖めるウォーマとして機能させる場合がある。例えば、冷間地における自動車の始動時においては、その自動車に搭載されている自動変速機の潤滑油は、粘度が高く流動性が悪くなる。そこで、この潤滑油を暖めて流動性を高めるために、エンジンを冷却して高温になった冷却水を、ラジエータによって冷却せず、そのままクーラに導入することにより潤滑油を暖める。
特開平11−287313号公報
ところで、特許文献1にも記載されているように、クーラにより冷却された潤滑油は、自動変速機内の複数の供給箇所に供給される。したがって、クーラに冷却されて該クーラから導出された潤滑油は、いくつかの分岐路を経て各箇所に供給される。例えば、図11に示すような自動変速機の場合、クーラ800から導出された潤滑油は、変速機ケースの前端近くに設けられた取入れ口801から該ケースの壁内部に設けられた流路802に流入した後、分岐路803によって変速機の前端側と後端側に続く流路804とに分流される。そして、前端側と後端側から各供給箇所に潤滑油は供給される。したがって、変速機ケースの壁内に、前端側から後端側へと伸びる流路804を形成する必要がある。
一方、図12に示すような自動変速機においては、クーラ900から導出された潤滑油は、変速機ケースの前端近くに設けられた取入れ口901から該ケースの壁内部に設けられた流路902に流入した後、分岐路903によって変速機の前端側と後端側とに分流され、後端側への潤滑油は一度変速機ケース壁内から出てホース904により後端側に送られ、そこで再び該ケースの壁内に流入する。そして、前端側と後端側から各供給箇所に潤滑油は供給される。この場合、図11に示す自動変速機ように、変速機ケースの壁内部に前端側から後端側への潤滑油を送る流路を形成する必要がなくなるもののホース904が必要になる。
このように、クーラによって冷却された潤滑油を自動変速機内の複数個所に供給する場合、クーラから導出された潤滑油を、複数の分岐路によって分流する必要があり、そのための分岐路や流路を変速機ケースの壁内部に形成したり、またはホースを使用する必要が生じるのであるが、前者の場合、ケースの加工性が悪化し、後者の場合は、部品数の増加や、変速機周辺のスペースを圧迫することによるレイアウト性の悪化等の問題が発生する。
そこで、本発明は、自動変速機ケースの壁内部に形成する潤滑油の流路を短くし、またはその数を少なくすることによりケースの加工性の悪化を回避し、またホースの使用による部品数の増加やレイアウト性の悪化等抑制することができる構造の自動変速機を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、自動変速機の外部を流れる熱媒体と自動変速機内の複数の所定供給箇所に供給される作動油との間で熱交換する熱交換器と、該熱交換器の取り付け場所を外部に備える変速機ケースとを有する自動変速機であって、
前記熱交換器は、作動油が流入する流入口と、前記熱媒体と熱交換した作動油を流出する複数の流出口とを備え、
前記変速機ケースは、前記取り付け場所に取り付けられた前記熱交換器の各流出口にそれぞれ対応して接続される複数の作動油取入れ口を備えると共に、各作動油取入れ口と対応する自動変速機内の所定供給箇所とをそれぞれ連絡する複数の流路を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、
前記熱交換器の複数の流出口又はこれらに接続される前記変速機ケースにおける複数の作動油取入れ口から、対応する自動変速機内の各所定供給箇所に至る複数の流路の流路抵抗が、流路ごとに個々に設定されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の自動変速機において、
前記複数の流路の流路抵抗は、変速機ケースにおける作動油取入れ口の大きさによって、流路ごとに個々に設定されていることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記変速機ケースは、軸方向前端のフロント壁および後端のリア壁とを備え、該壁内それぞれに前記複数の流路の少なくとも1つが設けられていると共に、
前記熱交換器の流出口と接続され、これらの流路と連絡する作動油取入れ口が前記変速機ケースのフロント壁側とリア壁側に設けられていることを特徴とする。
加えて、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記変速機ケースは、軸方向ほぼ中央に中間壁を備え、該壁内に前記複数の流路の少なくとも1つが設けられていることを特徴とする。
加えてまた、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1つに記載の自動変速機において、
前記複数の流路の少なくとも1つは、前記変速機ケース内の外周部に配置される変速機構の構成要素に対して、その外周側から作動油を供給する出口を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、熱交換器により熱媒体と熱交換された後の作動油は、複数の流出口それぞれを介して該熱交換器から導出され、各流出口にそれぞれ対応して接続されている変速機ケースの複数の作動油取入れ口を介して、それぞれ対応して自動変速機の所定供給箇所に連絡されている変速機の壁内の複数の流路に流れ入る。そして、各流路を流れる作動油は、対応する自動変速機内の所定供給箇所に供給される。すなわち、熱交換器により熱媒体と熱交換された作動油は、自動変速機外部の熱交換器により予め複数に分流された後、複数の作動油取入れ口を介して自動変速機内に供給される。したがって、変速機ケースの壁内部に形成される作動油を分岐させる分岐路の数や該分岐路から所定の供給箇所までの流路の数および長さを小さくすることが可能になり、また、自動変速機の壁内部から出た作動油を他の自動変速機の壁内部に再び戻すホースを使用する場合は、その本数や長さを小さくすることができる。その結果、変速機ケースの加工性の悪化や、ホースの使用による部品数の増加やレイアウト性などの悪化が抑制される。
また、請求項2に記載の発明によれば、熱交換器の複数の流出口又はこれらに接続される変速機ケースにおける複数の作動油取入れ口から、対応する自動変速機内の各所定供給箇所に至る複数の流路の流路抵抗が、流路ごとに個々に設定されている。すなわち、これらの流路の流路抵抗を所定値に設定することにより、自動変速機内の所定供給箇所それぞれに必要量の作動油が供給される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、前記複数の流路の流路抵抗は、変速機ケースにおける作動油取入れ口の大きさによって、流路ごとに個々に設定されている。すなわち、作動油取入れ口の大きさを調整するだけで、流路抵抗を必要な値に設定している。その結果、自動変速機内の所定供給箇所それぞれに必要量の作動油を供給することができる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、変速機ケースは、軸方向前端のフロント壁および後端のリア壁とを備え、該壁内それぞれに流路が設けられていると共に、熱交換器の流出口と接続され、これらの流路と連絡する作動油取入れ口が前記変速機ケースのフロント壁側とリア壁側に設けられている。別の観点から見れば、熱交換器は、前記変速機ケースのフロント壁側およびリア壁側の作動油取入れ口と対応する流出口とを接続させるために、軸方向に長い形状で構成される。その結果、フロント壁内の流路とリア壁内の流路とを連絡する、比較的長くなる流路を変速機ケースの壁内に形成する必要がなくなる、またはホースが必要なくなる。
加えて、請求項5に記載の発明によれば、変速機ケースは、軸方向ほぼ中心に中間壁を備え、該中間壁内に流路が設けられている。これにより、該中間壁から、自動変速機中央部の所定供給箇所に潤滑油を、例えば入力軸内に設けられた流路を介することなく、すなわち遠回りすることなく供給することが可能になり、その分、自動変速機内の油路が省略または短縮される。
加えてまた、請求項6に記載の発明によれば、複数の変速機内流路の少なくとも1つは、変速機ケース内の外周部に配置される変速機構の構成要素に対して、その外周側から作動油を供給する出口を備える。これにより、例えば入力軸内に設けられた流路を介して内周側からではなく、変速機ケースの壁を挟んで熱交換器と対向する外周部の変速機構の構成要素に対してその外周側から作動油を供給することが可能になる。すなわち、外周側の変速機構の構成要素に対して遠回りすることなく潤滑油を供給することが可能になり、その分、自動変速機内の油路が省略または短縮される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3からの動力が入力軸4を介して入力される第1クラッチ10及び第2クラッチ20と、これらのクラッチ10、20の一方または両方から動力が入力される変速機構30とを有し、これらが入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース5に収納されている。
ここで、変速機ケース5は、外周囲を構成する本体部5aと、前記トルクコンバータ3を介してエンジンにより駆動されるオイルポンプ6が収納されたフロント(トルクコンバータ側)壁5bと、本体部5aのリア側(反トルクコンバータ側)の端部の開口を閉塞するエンドカバー(請求の範囲に記載の「リア壁」に対応。)5cと、本体部5aの中間部に設けられた中間壁5dとで構成されている。
そして、前記第1、第2クラッチ10、20は、フロント壁5bと中間壁5dとの間に、変速機構30は、中間壁5dとエンドカバー5cとの間にそれぞれ収納されていると共に、前記第1、第2クラッチ10、20と中間壁5dとの間に、変速機構30からの動力を取り出す出力ギヤ7が配置され、該出力ギヤ7から取り出された動力が、カウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a、9bを駆動するようになっている。
前記トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、該ケース3a内に固設されたポンプ3bと、該ポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、該ポンプ3bとタービン3cとの間に介設され、かつ、前記変速機ケース5にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、前記ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、該ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が前記入力軸4を介して前記第1、第2クラッチ10、20や変速機構30側に伝達されるようになっている。
前記変速機構30は、第1、第2、第3プラネタリギヤセット(以下、単に「第1、第2、第3ギヤセット」という)40、50、60を有し、これらが変速機ケース5内における前記中間壁5dとエンドカバー5cとの間に、フロント側からこの順序で配置されている。
また、摩擦要素として、前記第1、第2クラッチ10、20の他に、変速機構30を構成する第1ブレーキ70、第2ブレーキ80及び第3ブレーキ90が備えられ、フロント側からこの順序で配置されている。また、第1ブレーキ70に並列にワンウェイクラッチ100が配置されている。
前記第1、第2、第3ギヤセット40、50、60は、いずれもシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであって、サンギヤ41、51、61と、これらのサンギヤ41、51、61にそれぞれ噛み合った各複数のピニオン42、52、62と、これらのピニオン42、52、62をそれぞれ支持するキャリヤ43、53、63と、ピニオン42、52、62にそれぞれ噛み合ったリングギヤ44、54、64とで構成されている。
そして、前記入力軸4が第3ギヤセット60のサンギヤ61に連結されていると共に、第1ギヤセット40のサンギヤ41と第2ギヤセット50のサンギヤ51、第1ギヤセット40のリングギヤ44と第2ギヤセット50のキャリヤ53、第2ギヤセット50のリングギヤ54と第3ギヤセット60のキャリヤ63が、それぞれ連結されている。そして、第1ギヤセット40のキャリヤ43に前記出力ギヤ7が連結されている。
また、第1ギヤセット40のサンギヤ41及び第2ギヤセット50のサンギヤ51は、前記第1クラッチ10の出力部材11に連結され、該第1クラッチ10を介して入力軸4に断接可能に連結されている。また、第2ギヤセット50のキャリヤ53は、前記第2クラッチ20の出力部材21に連結され、該第2クラッチ20を介して入力軸4に断接可能に連結されている。
さらに、第1ギヤセット40のリングギヤ44及び第2ギヤセット50のキャリヤ53は、並列に配置された前記第1ブレーキ70及びワンウェイクラッチ100を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、第2ギヤセット50のリングギヤ54及び第3ギヤセット60のキャリヤ63は、前記第2ブレーキ80を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、さらに、第3ギヤセット60のリングギヤ64は、前記第3ブレーキ90を介して変速機ケース5に断接可能に連結されている。
以上の構成により、この自動変速機1によれば、第1、第2クラッチ10、20及び第1、第2、第3ブレーキ70、80、90の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2の締結表に示す。
即ち、1速では、第1クラッチ10と第1ブレーキ70とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力され、該第1ギヤセット40により大きな減速比で減速されて該第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。なお、第1ブレーキ70はエンジンブレーキを作動させる1速でのみ締結され、エンジンブレーキを作動させない1速では、ワンウェイクラッチ100がロックすることにより1速を形成する。
2速では、第1クラッチ10と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記1速よりも小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
3速では、第1クラッチ10と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記2速よりもさらに小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
4速では、第1クラッチ10と第2クラッチ20とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力される。これにより、第1ギヤセット40の全体が入力軸4と一体的に回転し、キャリヤ43から減速比1の回転が出力ギヤ7に出力される。
5速では、第2クラッチ20と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は増速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
6速では、第2クラッチ20と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は、前記5速よりも大きな増速比で増速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
そして、後退速では、第1ブレーキ70と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力される。このとき、第2ギヤセット50において回転方向が逆転されることにより、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に入力軸4の回転方向と反対方向の回転が出力される。
以上のように、この実施の形態によれば、入力側に配置された2つのクラッチ10、20と、3つのシングルピニオン型プラネタリギヤセット40、50、60、及び3つのブレーキ70、80、90で構成された変速機構30とにより、前進6速及び後退速が可能な自動変速機が実現される。
次に、図3から図6により、本発明の特徴部である変速機ケース5内の変速機の構成要素に潤滑油を供給する潤滑油の循環系について説明する。
図3は、軸方向から見た、変速機ケース5(厳密には、カウンタドライブ機構8や作動装置9を内部に収納するトランスミッションケース)内の構成を概略的に示している。図に示す「1軸」とは、図1における変速機の入力軸4およびその周辺の構成要素を示し、「2軸」はカウンタドライブ機構8のカウンタシャフト8aおよびその周辺の構成要素、「3軸」は差動装置9のドライブシャフト9a、9bおよびその周辺を示している。また、矢印は、潤滑油の流れを示している。
図3を用いて、潤滑油の循環系を簡単に説明すると、潤滑油は、熱交換器であるクーラから1軸およびその周辺に供給されて、1軸およびその周辺において潤滑や作動油として使用された後高温状態になり、変速機ケース5の下部に貯留する。貯留した後、バルブボディにより、クーラにより送られ、そこで冷却されて再び1軸周辺に供給される。
図4は、クーラ正面方向から見た、自動変速機1を示している。図示するように、クーラ200は、変速機ケース5の外側に取り付けられている。また、変速機ケース5の下部には、変速機ケース5内の潤滑油が貯留するオイルパン300が取り付けられており、そのオイルパン300内に、該オイルパン300内の潤滑油をクーラ200に供給するバルブボディ400が設けられている。さらに、変速機ケース5のフロント側(図中左側)には、トルクコンバータ3が取り付けられている。
図5は、図4と同一方向から見た、自動変速機1の部分断面図である。図に示すように、クーラ200は、変速機ケース5の本体部5aのクーラ取り付け面と対向して開口する、潤滑油がクーラ200内に流入するための流入口202と、クーラ100内の潤滑油を流出する2つの流出口204a、204bとを備える。
クーラ200の流入口202と対向する変速機ケース5の本体部5aのクーラ取り付け面上の位置には、この流入口と液密に接続している、潤滑油取出し口5eが設けられている。この潤滑油取出し口5eは、変速機ケース5内の潤滑油を変速機ケース外部に取り出すためのもので、具体的にはオイルパン300に貯留してバルブディ400により回収され、そして該バルブボディ400からクーラ200内に導入される潤滑油が通過する開口である。
また、クーラ200の流出口204a、204bと対向する変速機ケース5の本体部5aのクーラ取り付け面上の位置には、この流出口それぞれと対応して液密に接続している、潤滑油取入れ口5f、5gが設けられている。
また、これら取入れ口5f、5gの大きさは、それぞれの取入れ口を必要量の潤滑油が通過するように、所定の比に設定されている。
具体的に説明すると、設計において、各潤滑油取入れ口5f、5gを通過した潤滑油が供給される自動変速機内の複数の供給箇所は決められており、その供給箇所までの経路の流路抵抗やその供給箇所に対して必要な量も算出されている。これらを考慮して、潤滑油取入れ口5f、5gを設計上定めた流量が通過するように、各取入れ口5f、5gの大きさの比が設定されている。これにより、自動変速機内の所定供給箇所それぞれに必要量の潤滑油を供給することができる。
なお、変速機ケース5内の複数の供給箇所に対して供給する潤滑油の量を、すなわちそこまでの流路の流路抵抗を、例えば変速機ケースの壁内部の流路径や流路の曲がり具合(カーブの曲率)などで調整してもよいが、それは、潤滑油取入れ口の大きさを調整するのに比べて手間で高コストである。したがって、潤滑油取入れ口から対応する潤滑油供給箇所までの複数の流路の流路抵抗を設定する方法としては、該取入れ口の大きさを調整するのが容易である。
潤滑油取入れ口5fは、クーラ200の流出口204aから流出する潤滑油を変速機ケース5内に取入れる開口であって、この開口を通過する潤滑油は、変速機ケース5の本体部5aの壁内の流路5a1、オイルポンプ6を収容するオイルポンプハウジング6a(フロント壁5b)内の流路6a1を順に介して、第1クラッチ10の遠心バランス室10a、第2クラッチ20の遠心バランス室20a、およびフロント壁5bと中間壁5dとの間の空間に供給される。この空間に供給された潤滑油は、変速機構を構成する、出力ギヤ7などのギヤの噛合部、回転要素を支持する軸受部、第1クラッチ10および第2クラッチ20などの摩擦要素の摺動部などの潤滑油が必要な箇所(請求の範囲に記載の「所定供給箇所」に対応。)に移動して、そこで冷却し摩耗を抑制する。その後、潤滑油は、高温となりオイルパン300に貯留する。
一方、潤滑油取入れ口5gは、クーラ200の流出口204bから流出する潤滑油を変速機ケース5内に取入れる開口であって、この開口を通過する潤滑油は、変速機ケース5の本体部5aの壁内の流路5a2、エンドカバー5c内の流路5c1、入力軸4内の流路4aを順に介して、中間壁5dとエンドカバー5cとの間の空間に供給される。この空間に供給された潤滑油は、第1ギヤセット40、第2ギヤセット50、および第3ギヤセット60の噛合部、回転要素を支持する軸受部、第1ブレーキ70、第2ブレーキ80、第3ブレーキ90などの摩擦要素の摺動部などの潤滑油が必要な箇所に移動して、そこで冷却し摩耗を抑制する。その後、潤滑油は、高温となりオイルパン300に貯留する。
図6は、オイルパン300に貯留されてバルブボディ400により送られてきた高温状態の潤滑油を冷却し、冷却した潤滑油を再び変速機ケース5内に戻すクーラ200と変速機ケース5との一部分の断面図である。この断面図は、変速機ケース5のクーラ取り付け面方向から見た断面図である。
このクーラ200は、クーラハウジング206内に3つの空間208a、208b、208cを備える。空間208aは、変速機ケース5の本体部5aの潤滑油取出し口5eから流入口202を介して高温の潤滑油が流れ入る空間である。空間208aに隣接する空間208bは、エンジン用の冷却水(熱媒体)が存在する空間である。この空間208bには、冷却水が流れ入る流入口210aと、流れ出る流出口210bとが連絡されている。すなわち、冷却水は、流入口210a、空間208b、流出口210bと順に流れる。
この冷却水用の空間208bを挟んで空間208aと対向する空間208cは、流出口204b(図示してはないが204aも含む。)を介して本体部5aの潤滑油取入れ口5g(図示していないが5f)に流出する潤滑油が存在する空間である。また、空間208aと空間208cとを連絡するために、空間208bを貫通する連絡穴212が設けられている。さらに、3つの空間208a、208bおよび208cを画成する壁の表面には、冷却水と潤滑油との間の熱交換効率を高めるための伝熱フィン214(薄板)が取り付けられている。さらにまた、作動油流入口202と作動油取出し口5e、作動油流出口204b(204a)と作動油取入れ口5g(5f)は、クーラ200側の開口の周囲を取り囲むように配置された環状のシール部材216により液密に接続されている。
このクーラ200によれば、潤滑油は、高温状態で変速機ケース5の本体部5aの潤滑油取出し口5eから、流入口202を介して空間208aに流れ入る。空間208a内の潤滑油は、空間208b内の冷却水に熱を奪われながら連絡連絡穴212に向かって流れる。連絡穴212を通過して空間208cに流れ入った潤滑油は、空間208b内の冷却水に熱を奪われながら流出口204a、204bに向かって流れ、そこから流出口204a、204bと接続する作動油取入れ口5f、5gを介して再び変速機ケース5内に冷温状態で戻る。
本実施形態によれば、クーラ200によりエンジン用冷却水と熱交換された後の潤滑油は、流出口204a、204bそれぞれを介して該クーラ200から導出され、各流出口204a、204bにそれぞれ対応して接続されている変速機ケース5の複数の作動油取入れ口5f、5gを介して、それぞれ対応して自動変速機の所定供給箇所に連絡されている複数の流路に流れ入る。そして、各流路を流れる作動油は、対応する自動変速機内の所定供給箇所に供給される。すなわち、クーラ200により熱媒体と熱交換された潤滑油は、自動変速機外部のクーラ200により予め複数に分流された後、複数の作動油取入れ口5f、5gを介して自動変速機1内に供給される。
したがって、変速機ケースの壁内部に形成される潤滑油を分岐させる分岐路の数や該分岐路から所定の供給箇所までの流路の数および長さを小さくすることが可能になり、また、変速機ケースの壁内部から出た潤滑油を他の自動変速機ケースの壁内部に再び戻すホースを使用する場合は、その本数や長さを小さくすることができる。その結果、変速機ケースの加工性の悪化や、ホースの使用による部品数の増加やレイアウト性などの悪化が抑制される
また、本実施形態によれば、変速機ケース5の軸方向前端のフロント壁5bおよび後端のリア壁5cとは潤滑油の流路6a1、5c1を備え、これらの流路と連絡する作動油取入れ口5f、5gが変速機ケース5のフロント壁側とリア壁側に設けられている。別の観点から見れば、クーラ200は、変速機ケース5のフロント壁側およびリア壁側の作動油取入れ口5f、5gと対応する流出口204a、204bとを接続させるために、軸方向に長い形状で構成される。その結果、フロント壁5b内の流路6a1とリア壁5c内の流路5c1とを連絡する、比較的長くなる流路を変速機ケース5の壁内に形成する必要がなくなる、またはホースが必要なくなる。
(第2の実施形態)
上述の実施形態の場合、クーラ200により冷却された潤滑油は、フロント壁5bやエンドカバー5c内の流路を経て、変速機ケース5の内周部側から外周部側に向かって供給される。したがって、変速機ケースの中央や外周部には、遠回りして潤滑油が到着することになる。遠回りする分、中央や外周部に到着した潤滑油は、到着するまでの過程において熱を大量に吸収しているので、冷却性が低下している。本実施形態は、この問題を解決するものである。
図7は、本実施形態に係る自動変速機のクーラ取り付け方向から見た、第1の実施形態の自動変速機を改良したものの部分断面図である。したがって、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
図7に示すように、クーラ200は、2つの流出口204a、204b(第1の実施形態参照。)以外に、3つの潤滑油の流出口204c、204d、204eとを備える。
また、変速機ケース5の本体部5aは、クーラ200の3つの流出口204c、204d、204eとそれぞれ対応して接続する作動油取入れ口5h、5i、5jを備える。また、本体部5aは、その壁内に、取入れ口5hから取り入れた潤滑油を中間壁5dの内周端に取り付けられた軸受500に供給するために、中間壁5dを通過して取入れ口5hと軸受500とを連絡する流路5a3が設けられている。
加えて、変速機ケース5の本体部5aは、その壁内に、取入れ口5i、5jから取り入れた潤滑油を、中間壁5dとエンドカバー5cとの間の空間の外周部、特に第1ブレーキ70に供給するために、そこと取入れ口5i、5jとを連絡する流路5a4、5a5が設けられている。
本実施形態によれば、変速機ケース5は、中間壁5d内に潤滑油の流路5a3が設けられている。これにより、該中間壁5dから、自動変速機中央部の所定供給箇所である軸受500に潤滑油を、例えば入力軸4内に設けられた流路4aを介することなく、すなわち第1の実施形態に比べて遠回りすることなく供給することが可能になり、その分、自動変速機内の油路が省略される。
なお、図7においては、変速機ケース5の中間壁5d内の流路5a3は、軸受500を潤滑する潤滑油だけが通過する流路であるが、これに限定するわけではない。例えば、この流路5a3と、中間壁5dとフロント壁5bとの空間、および/または中間壁5dとエンドカバー5cとの間の空間とを連絡してもよい。
また、本実施形態によれば、変速機ケース5の本体部5aの壁内の複数の流路の少なくとも1つの流路5a4、5a5は、変速機ケース5内の外周部に配置される変速機構の構成要素に対して、その外周側から作動油を供給する出口を備えている。これにより、例えば入力軸4内に設けられた流路4aを介して内周側からではなく、本体部5aの壁を挟んでクーラ200と対向する外周部の変速機構の構成要素、例えば第1ブレーキ70に対して外周側から作動油を供給することが可能になる。すなわち、外周側の変速機構の構成要素に対して第1の実施形態に比べて遠回りすることなく潤滑油を供給することが可能になり、その分、自動変速機内の油路が省略または短縮される。
以上、2つの実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
上述の実施形態の場合、クーラは、図3に示すように、1軸(入力軸4)およびその周辺の構成要素(例えば、軸受、クラッチ、ブレーキなど)に対して潤滑油を供給しているが、これに限定されない。例えば、図8に示すように2軸およびその周辺の構成要素、すなわちカウンタドライブ機構内の潤滑油が必要な箇所に対して、クーラは潤滑油を流出してもよい。
図9は、2軸周辺、具体的にはカウンタドライブ機構のカウンタシャフト周辺の部分断面図である。
この場合、図9に示すように、変速機ケース605aは、その壁内に、クーラの1つの流出口から流出した潤滑油が流れ入る流路605a6が設けられている。この流路606a6は、カウンタシャフト608aの軸中心を通過して変速機ケース605aに両端支持されている管状部材610に連結されている。流路606a5を流れる潤滑油は、管状部材610内に流れ入り、カウンタシャフト608aの両端と変速機ケース605aとの間の管状部材610の部分に形成された開口612を介してカウンタドライブ機構の構成要素が収納された空間614に供給される。そして、カウンタシャフト608aを支持する軸受616a、616bを潤滑し、さらに流れてファイナルドライブギヤ618とファイナルドリブンギヤ620との噛合部やパーキングギヤ622の噛合部などに到着する。
また、2軸だけでなく、図10に示すように、3軸およびその周辺、すなわち差動装置の構成要素、例えばディファレンシャルギヤやドライブシャフトの軸受などにクーラが冷却した潤滑油を供給してもよい。この場合も、上述の2軸のときと同様に、3軸用の潤滑油の流出口をクーラに設け、その流出口から流れ出た潤滑油を差動装置内の必要箇所に案内する流路を変速機ケースの壁内に設ければよい。
さらに、上述の実施形態の場合、クーラに導入される潤滑油(作動油)は、変速機ケースのオイルパンに貯留する潤滑油がバルブボディを介して導入されたものであるが、トルクコンバータ内の作動油が導入されてもよい。
最後に、本発明は、図6に示すようなクーラを備えた自動変速機に限定されるものでない。本発明に係る自動変速機が備えるクーラは、広義には熱媒体と熱交換した後の作動油を、複数の流出口から流出させるもので、その構造は限定されない。
以上のように、本発明に係る自動変速機は、自動変速機ケースの壁内部に形成する潤滑油の流路を短くし、またはその数を少なくすることによりケースの加工性の悪化を回避し、またホースの使用による部品点数の悪化やレイアウト性の悪化等抑制することができる。したがって、自動車産業もしくは自動車用変速機の製造産業の分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の実施の形態に係る自動変速機の骨子図である。 摩擦要素の締結の組み合わせと変速段との関係を示す表である。 本発明の第1の実施形態に係る自動変速機の潤滑油の循環系を概略的に示す図である。 クーラが図示された自動変速機の外観図である。 第1の実施形態に係る自動変速機の部分断面図である。 クーラの断面図である。 第2の実施形態に係る自動変速機の部分断面図である。 さらに別の実施形態における自動変速機の潤滑油の循環系を概略的に示す図である。 図8に示す実施形態における2軸周辺の断面図である。 さらにまた別の実施形態における自動変速機の潤滑油の循環系を概略的に示す図である。 変速機ケースの壁内にフロント側からリア側に延びる長い潤滑油流路が設けられている一例の自動変速機の外観図である。 変速機ケースの外部に潤滑油が流れるホースが設けられている一例の自動変速機の外観図である。
符号の説明
5 変速機ケース
5f 作動油取入れ口
5g 作動油取入れ口
200 熱交換器(クーラ)
202 流入口
204a 流出口
204b 流出口

Claims (6)

  1. 自動変速機の外部を流れる熱媒体と自動変速機内の複数の所定供給箇所に供給される作動油との間で熱交換する熱交換器と、該熱交換器の取り付け場所を外部に備える変速機ケースとを有する自動変速機であって、
    前記熱交換器は、作動油が流入する流入口と、前記熱媒体と熱交換した作動油を流出する複数の流出口とを備え、
    前記変速機ケースは、前記取り付け場所に取り付けられた前記熱交換器の各流出口にそれぞれ対応して接続される複数の作動油取入れ口を備えると共に、各作動油取入れ口と対応する自動変速機内の所定供給箇所とをそれぞれ連絡する複数の流路を備えることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記熱交換器の複数の流出口又はこれらに接続される前記変速機ケースにおける複数の作動油取入れ口から、対応する自動変速機内の各所定供給箇所に至る複数の流路の流路抵抗が、流路ごとに個々に設定されていることを特徴とする自動変速機。
  3. 前記請求項2に記載の自動変速機において、
    前記複数の流路の流路抵抗は、変速機ケースにおける作動油取入れ口の大きさによって、流路ごとに個々に設定されていることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記変速機ケースは、軸方向前端のフロント壁および後端のリア壁とを備え、該壁内それぞれに前記複数の流路の少なくとも1つが設けられていると共に、
    前記熱交換器の流出口と接続され、これらの流路と連絡する作動油取入れ口が前記変速機ケースのフロント壁側とリア壁側に設けられていることを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記変速機ケースは、軸方向ほぼ中央に中間壁を備え、該壁内に前記複数の流路の少なくとも1つが設けられていることを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の自動変速機において、
    前記複数の流路の少なくとも1つは、前記変速機ケース内の外周部に配置される変速機構の構成要素に対して、その外周側から作動油を供給する出口を備えることを特徴とする自動変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017133594A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 アイシン精機株式会社 流体ポンプユニット

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