JP2009214870A - たるみなく配置されたベルトを有する滑り止め装置 - Google Patents

たるみなく配置されたベルトを有する滑り止め装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトがタイヤのトレッドに対して僅かにしか移動しない滑り止め装置を提供すること。
【解決手段】滑り止め装置(1、109)は、装着された状態で、前記ホイール外側面に配置された第1固定手段(12、112)、前記ホイール内側面に配置された第2固定手段(5、111)、および、前記トレッド(19、107)上に配置された、伸縮性のないベルト(4、113)を有し、前記ベルトのエッジ(6、7、118、119)は、前記第1固定手段および第2固定手段(5、12、111、112)に結合される。前記第1固定手段および第2固定手段(5、12、111、112)は、前記ベルト(4、113)が前記トレッド(19、107)から滑り落ちることを防止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車タイヤ用の滑り止め装置に関する。
自動車のゴムタイヤの、氷および雪上の静止摩擦は充分でなく、そのためコーナリング力も不足する。静止摩擦およびそれに伴うコーナリング力を高めるため、滑り止め装置を用いることが知られている。滑り止め装置は、ホイールの内側に配置される内側の固定手段、タイヤのトレッド上に配置されるベルト、およびホイールの外側に配置される外側の固定手段からなる。内側および外側の固定手段は、もっぱら、運転中にベルトが、タイヤのトレッドの軸方向へすべり落ちることを防ぐという機能を有する。内側および外側の固定手段は、遠心力を吸収しない。運転中にベルトにかかる遠心力は、最終的にベルト自身によって吸収される。
そのため、ベルトは適切な静止摩擦特性を有し、周方向に充分に抗張力を有することが求められる。上述した周知の滑り止め装置では、タイヤのトレッドに対して、ベルトが移動することから、静止摩擦およびコーナリング特性が著しく損なわれる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ベルトがタイヤのトレッドに対して僅かにしか移動しない滑り止め装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記目的は、請求項1の特徴を有する滑り止め装置によって達成される。
本発明の滑り止め装置は、ホイール内側面、ホイール外側面および、トレッドを有する自動車用タイヤの滑り止め装置として適している。滑り止め装置は、第1固定手段を有する。第1固定手段は、滑り止め装置が装着された状態で、ホイール外側面に配置さる。滑り止め装置は、第2固定手段を有する。第2固定手段は、滑り止め装置が装着された状態で、ホイール内側面に配置される。第1固定手段および第2固定手段は、実質的に伸縮性のないベルトに結合される。ベルトは、滑り止め装置が装着された状態で、トレッド上に配置される。第1固定手段および第2固定手段は、ベルトがトレッドの横へ滑り落ちることを防止する。トレッドに対するベルトの移動を防ぐために、ベルトは実質的に伸縮しないように構成される。さらにベルトは、トレッド上に緩みない状態で配置される。このように、ベルトとトレッドとの間の遊びは、僅かであることから、コーナリングおよび静止摩擦低減の問題が解決される。さらに、ベルトを緩みない状態でトレッド上に配置することは、滑り止め装置の長期的挙動の向上、滑り止め装置の寿命の長期化に寄与する。
滑り止め装置の装着を簡易にするため、ベルトは、少なくとも2つの端部領域を有する開いた(open)ベルトであってもよい。本発明の好ましい実施の形態では、端部領域は、滑り止め装置が装着された状態で、重なり合う。
ベルトの端部を重なりあった状態に保つために、滑り止め装置は、面ファスナーを有する。面ファスナーは、二つのロック部を有する。一方のロック部は、ベルトの一つの端部領域に固定され、他方のロック部は、ベルトの他方の端部領域に固定される。このような新規の構造を有することで、開いたベルトは、トレッド上に装着されることができる。これにより、装着が極めて容易になる。装着の際には、両方の開いた端部は、地面に配置される。車を少し前進または後進させることで、ベルトの端部領域を、タイヤのトレッド上に移動させることができる。ここで、タイヤが横から斜めにベルトの内側のロック部上を移動したとしても問題ない。ベルトの両方の端部領域がタイヤの上部に配置されると、面ファスナーが閉められる。これにより、ベルトは、ゆるみなく、タイヤのトレッド上に配置される。
これまでの実験結果によると、面ファスナーは、運転中に発生する引張力に耐えるだけでなく、半径方向外側に位置するロック部にかかる遠心力によっても解除されない。
さらに驚くべきことに、滑り止め装置の装着方向は、面ファスナーの固定力に実質的に認識可能な影響を与えないことが示された。面ファスナーがいかなる方向で装着されたとしても、面ファスナーは、確実にロックされた状態に留まる。
面ファスナーを有する滑り止め装置の脱着も極めて簡易である。面ファスナーのロックの解除後は、滑り止め装置を、極めてに簡易にタイヤから取り外すことができるからである。
ベルトの材料は、繊維シート(例えば、ニット、布、または、張り合わせたフリース)である。繊維シートを構成する材料が繊維質の糸(例えばポリマー)である場合、ベルトは、高い滑り止め特性を有するだけでなく、比較的柔らかいことから、不使用中はコンパクトに保管することができる。
本発明の滑り止め装置は、リバーシブルであってもよい。すなわち、ベルトの一方の面または他方の面を、選択的にトレッドとの接触面とするか、または地面との接触面とすることができる。ベルトの両面は、それぞれ異なる構造を有しうる。一方の面は、氷上で高い静止摩擦を示し、もう一方の面は、雪上で高い静止摩擦を示すように構成または最適化されうる。これにより、本発明の滑り止め装置によれば、ベルトの一方の面、または他方の面を選択的に外側に向けて装着することで、そのつど直面する道路状況に対応することができる。
ベルトは、さらにキャリアフィラメントを有する。ベルトのトレッドとは反対側の面には、一定間隔ごとに互い略平行に隣接配置された、複数のキャリアフィラメントが認識される。
氷上の静止摩擦をさらに高めるために、本発明の滑り止め装置は、さらに、複数の巻きつきフィラメントを有する。巻きつきフィラメントは60°超の巻きつき角度で、キャリアフィラメントに巻きつく。巻きつきフィラメントは、キャリアフィラメント上に一定間隔ごとに配置された突起部を形成する。滑り止め装置の接地面では、巻きつきフィラメントと、キャリアフィラメントとは、複数回交差する。
これまでの実験結果によると、滑り止め装置の使用中、巻きつきフィラメントは、氷の表面を切削し、氷と巻きつきフィラメントとは互いに係合する。これにより、静止摩擦特性が明確に向上する。巻きつきフィラメント同士の間隔は、氷上に所望の刻み込みを形成するために、タイヤに掛かる力によって適宜選択する。突起部が多すぎる場合、巻きつきフィラメントの氷の表面への切削が生じず、氷と巻きつきフィラメントとの所望の係合が不足する。一方で、巻きつきフィラメントによって形成された突起部の数が少なすぎる場合、氷と巻きつきフィラメントとは係合するものの、充分な動力を伝えるための接触面積が得られない。
巻きつきフィラメントが、40°超の巻きつき角度で、キャリアフィラメントに巻きつく場合、氷と接触する巻きつきフィラメントの接触面積が広がる。
それぞれの、自動車タイプおよびタイヤのタイプに適した、滑り止め装置の接触面積の1cm当たりの突起部の数は、実験によってに決定される。
フィラメント(巻きつきフィラメントおよびキャリアフィラメント)は、それぞれ、円柱状の単一フィラメントであることが好ましい。巻きつきフィラメントの材料は、ポリエステルや、ステンレスである。
氷上の静止摩擦を高めるためには、巻きつきフィラメント以外の手段は必要とされない。
ベルトの端部領域および、それぞれのロック部の極めて継続的な結合は、ベルトの基礎材料とロック部とを縫合することで得られる。面状の結合を達成するため、複数の互いに平行な縫い目が設けられてもよい。
ロック部の領域の柔軟性への影響を可能な限り少なくするため、ロック部の基礎材料も繊維シート(好ましくはニット、布、または、フリース)である。
端部領域に固定された両方のロック部は、同一の構造を有するか、または(好ましくは)、異なる構造を有しうる。例えば、ロック部のフック面は、複数の微小なかぎ状フックまたはマッシュルーム形状フックを有しうる。
フック面と相互作用を示す他のロック部は、羊毛状の素材でありうる。羊毛状の素材は、好ましくは、張り合わせたフリース、布またはニットからなるループ面である。
タイヤの周方向のロック部の長さは、100mm〜200mmである。
ベルトのエッジには、ベルトと同じ位置に端部領域を有するバンドが結合されていてもよい。バンドの端部領域には、面ファスナーが配置され、当該面ファスナーはベルトの端部領域に設けられた面ファスナーとつながっている。
バンドの材料は、ベルトの材料と同一であってよい。すなわち、バンドは、ベルトから直接派生してもよい。またはベルトとバンドとは、別々の部材として作製され、その後結合されてもよい。
第1固定手段および第2固定手段が、柔軟である場合、滑り止め装置の格納の観点から好ましい。
ホイールの外側面に配置された第1固定手段は、実質的に伸縮しない。一方でホイールの内側面に配置される第2固定手段は、充分に伸縮性を有することが好ましい。
ホイール外側面上の第1固定手段は、星型に交差して配置された繊維バンドを有する。代替的には、第1固定手段は、略完全にホイールの外側面を覆う連続した繊維シートである。
第2固定手段は、リングを有する。リングは布地で形成されてもよい。リングは、もともと環状であってもよいし、環状にされるように構成さていてもよい。つまりリングは滑り止め装置の装着前は、開いており、装着時に環状となってもよい。第2固定手段は、ベルトから離れた側に、環状のエッジを有する。環状のエッジは、伸縮性を有するように構成されることが好ましい。エッジには、伸縮性のリングが通る環状チューブが配置されてもよい。リングは周方向に伸縮可能である。
第2固定手段は、ベルトからホイールの半径方向内側に向かった複数のループを有する。ループは、グリップとしても機能する。ループを引くことで、滑り止め装置を簡易に取り外すことができる。さらに、ループには、文字または絵による広告が設けられていてもよい。ループは、非伸縮性の布地(例えば、布の帯)から作製される。
ホイール内側面の固定手段の形態は、ホイール外側面の固定手段に適用可能である。
第1固定手段は、同様の構成を有しうる。または、第1固定手段は、繊維シート(好ましくは布地)によって形成されうる。
滑り止め装置のベルトは、収納を容易にするために、柔軟であってもよい。さらに、柔軟なベルトは、タイヤの輪郭に合わせやすいというメリットを有する。それにより、雪による圧力がかかったとしても、タイヤを充分に雪の表面に接地させることができる。これにより、ベルトの接地面によって形成されたトレッドと、タイヤによって形成された平坦でない雪上表面とが、係合する。
リバーシブルな滑り止め装置においても、氷上用の面は、複数の巻きつきフィラメントに加え複数のキャリアフィラメントを有する。巻きつきフィラメントは、60°超の巻きつき角度で、キャリアフィラメントに巻きつき、キャリアフィラメント上に一定間隔ごとに突起部を形成する。地面との接触面上では、それぞれの視認される巻きつきフィラメントと、視認されるキャリアフィラメントとは、複数回交差する。
所望の効果を得るために、キャリアフィラメントは充分な硬度を有することが求められる。キャリアフィラメントが充分な硬度を有することで、キャリアフィラメントが巻きつきフィラメントの支柱として機能し、巻きつきフィラメントは、氷を切削することができる。キャリアフィラメントの好ましい硬さは、その下限が、弾力性係数にして3000N/mm(好ましくは約250〜700cN/tex)であり、その上限が1800cN/tex、より好ましくは1000cN/texである。
所望の効果を得るために、巻きつきフィラメントも同様に充分な硬度を有することが求められる。巻きつきフィラメントは、滑り止め装置が使用される温度の氷(すなわち−10℃〜0℃の氷)よりも硬いことが求められる。巻きつきフィラメントに求められる硬さは、その下限が、弾力性係数にして3000N/mm(好ましくは約250〜700cN/tex)である。
リバーシブルな滑り止め装置では、巻きつきフィラメントは、雪上用面で目視可能であってもよいが、必ずしもその必要はない。巻きつきフィラメントの太さは、雪上の静止摩擦に寄与しないほど細いからである。
キャリアフィラメントは布地の緯糸であっても、経糸であってもよい。
一方、巻きつきフィラメントは、経糸を形成する。特殊なガーゼ布(leno)では、キャリアフィラメントは、実質的に直線状であり、一方、巻きつきフィラメントは、布地の隣接する緯糸間の右側から、キャリアフィラメントの左側へ伸びそしてまた元に戻ることから、略ジグザク状である。これにより、巻きつきフィラメントとキャリアフィラメントとの所望の交差が得られる。
所望の交差を得るための他の手段は、巻きつきフィラメントで、キャリアフィラメントを全体の長さに亘って、螺旋状に巻きつけることである。このような撚り糸は、市販されている。
キャリアフィラメントの太さは、0.2mm〜1mmである。好ましいキャリアフィラメントの太さは約0.5mmである。
巻きつきフィラメントの太さは0.05mm〜0.2mmであり、約0.1mmであることが好ましい。
キャリアフィラメントおよび巻きつきフィラメントの材料、マルチフィラメントが用いられる場合は、マルチフィラメントの材料は、ポリエステルである。この材料は、低温でも充分な抵抗強度、硬度および弾力性を有する。本発明のさらなる実施の形態は、従属クレームから派生する。
後述する図面の説明は、本発明の理解を促す。図面には示されていない部材であっても、当業者が図面から容易に想到することができる部材は、図面の説明に含まれる。もちろん、一連の変更が可能であることはいうまでもない。
図面は必ずしも原寸に適合したものではない。必須の部材を明確に示すため、一部の領域が極端に拡大して示されることもある。それに加え、図は、見やすいように簡略化され、実際の実施の形態が有する部材を有さないこともある。ここで、図面の説明における「内側」および「外側」とは、自動車における通常の意味で用いられる。
図には本発明の実施の形態の例が示される。
図1は、滑り止め装置1が装着された自動車タイヤの内側を示す。自動車用タイヤは、リムに配置されたディスク2を有する。リムには空気が満たされたゴムタイヤ3が被せられている。
図1に示された滑り止め装置1は、ベルト4および内側面に配置された固定手段5を有する。
ベルト4の幅は、2つの互いに平行なエッジ6およびエッジ7によって規定される。エッジ6には、半径方向内側に伸びる帯状のバンド8が結合される。図1では、バンド8のエッジから合計8つのループ9(バンドによって形成された)が延在する。ループ9内には、環状のエラストマーリング11が通される。ループ9は、エラストマーリング11と共に内側に配置された固定手段5に含まれる。
図2は、図1で示したタイヤの外側を示す。図2では、外側に配置された固定手段12が示される。固定手段12は、内側に配置された固定手段5と同様に、エッジ7に結合する帯状のバンド13および、複数のバンド14を有する。複数のバンド14は、たとえば縫合によってバンド13の端部に固定され、互いに星状に交差する。バンド14の交差点は、タイヤの回転軸と一致する。
ベルト4は、環状ではなく、周方向に関して端部(端部領域15および端部領域16)を有する。滑り止め装置の装着状態で、端部領域15および端部領域16は、互いに重なりあう。端部領域は、ベルト結合部として面ファスナー17を有する。ホイール側面の固定手段5および12の帯状バンド8および13は、ベルトと同じ位置に端部領域を有し、当該端部領域は互いに重なり合う。以下の説明では、用語「ベルト4の端部領域」とは、帯状のバンド8および帯状のバンド13の端部領域を含むものとして理解される。バンド8およびバンド13は、タイヤ3のトレッド上に配置されるベルトと一体的に(同一部材として)製造されることもあることから、このような用語の選択は正当である。例えば、製造過程において、ベルトの幅は、タイヤ3のトレッドの幅に固定手段5および固定手段12のバンド8およびバンド3の幅を足した値を有する。所望のリング状の形状作製するため、間隔に対応したタックが備えられてもよい。
図3は、滑り止め装置の面ファスナー17が解除された状態の滑り止め装置のそれぞれの構成要素を見易くした分解斜視図である。図3では、ゴムタイヤ3は、側面18および溝が掘られたトレッド19を有する。図3は、タイヤを外側から見た図を示す。ベルト4は、その左側の端部に端部領域15を有する。端部領域15は、タイヤ3のトレッド19上に直接配置される。端部領域15は、面ファスナー17のロック部20を有する。ロック部20は、略長方形状の形状を有し、トレッド上のベルト4上だけでなく、固定手段5および12の側面のバンド8および13まで延在している。図3は分解斜視図のため、ロック部20は、ベルト4から浮いた状態で示されたが、実際の実施の形態では、ベルト4の材料と縫合されている。
ロック部20は、繊維シート(例えば布地)のキャリア21を有する。ロック部20上に部分的に簡略化して示されたように、キャリア21は、タイヤ3とは対向しない面に、例えば、微小のかぎ状のフック22または微小の互いに隣接して配置されたマッシュルーム形状のフック23を有する。それぞれの選択された構造は、キャリア21の面全体に配置されてもよいことは自明である。
ロック部20は、タイヤ3の半径方向外側のベルト4の面上に配置される。ロック部20と、他の端部領域17に縫合されたロック部24とは、相互作用する。ロック部24も、同様に、ロック部20に対向する活性面26を含む、繊維シートで形成されたキャリア25からなる。ロック部24は、ベルト4の端部領域17の半径方向内側の面に縫合されている。ロック部24は、例えば羊毛状の上面26を有する。上面26は、ループ形状を有するか、または張り合わされたフリースである。図3では、模式的にループ形状27が拡大して示されている。ループ形状27は、他のロック部20の保持体(フック22および23)と取り外し可能に係合することに適している。
ベルト4の基礎材料は、符番28に示されるように、例えば布地である。布地28は、ポリマー材料からなる繊維状の糸からなる。このためベルト4は、柔軟で、かつ引張強度が高い。この目的のため、経糸または緯糸が周方向に沿って配置される。図示された実施の形態では、サイドバンド8および13がベルト4と一体的に構成されていることから、サイドバンド8および13は、ベルト4と同じ材料からなる。
滑り止め装置1の使用方法は以下の通りである。
面ファスナー17が開いた状態で、エラストマーリング11が、ホイールの内側のできるだけ大きな領域まで達するように、滑り止め装置を、ホイール上に掛ける。このときロック部20およびロック部24は、結合されておらず、開いた状態で、地面に配置される。上述のように滑り止め装置がホイール上に掛けられると、自動車を少しだけ前進または後進させる。自動車を移動させる距離は、ユーザがフロントホイールにおいて、結合されていないロック領域をつかめる位置まで達するように選択すればよい。その後、面ファスナー17の域のエラストマーリング11を、トレッド19上からタイヤ内側に移動させる。その後、滑り止め装置1のロック部20を、その隣に位置するベルト4の端部領域に、引っ張りながら押し付ける。最後に、端部領域17をつかみ、ベルト4のたるみを無くす。その後、ロック部24がロック部20に押し付けられ、側面領域まで完全に押し付けられる。ベルト4は、これにより周方向に関して閉じられ、自動車を用いることができる。
運転中に発生し、ベルト4にかかる遠心力は、面ファスナー17を解除させることはできない。それに加え、ロック部17の係合保持力は、半径方向外側に位置するベルト4の端部領域のフリーのエッジが回転方向に位置するかまたは回転方向とは逆の方向に位置するかとは関係がないことが判明した。
ベルト4は面ファスナー17の領域では、2層構造を有する。2層構造の領域の長さは、100mm〜300mmである。
面ファスナー17をロックした後は、ベルト4は、たるみのない状態で、タイヤのトレッド19上に配置される。本発明の滑り止め装置は、ベルト4を閉じた状態に保つための他の手段を有さない。
滑り止め装置1の取り外しは、逆の方向で行われる。すなわちタイヤを面ファスナーをつかめる位置まで移動し、面ファスナーを解除する。
自動車タイヤ用滑り止め装置は、装着された状態で、タイヤのトレッド上に配置されたベルトを有する。ベルトの側面には、タイヤ上にベルトを軸方向に固定するための固定手段が備えられている。
ベルト自体は、環状ではなく、端部を有するように構成されている。滑り止め装置が装着された状態では、端部領域を結合するための面ファスナーが位置する領域に、オーバーラップ領域が生じる。
図4は、自動車車輪101の断面の模式図である。車輪101はリム102およびタイヤ103を有する。リム102は、リムウェル(rim well)104を有する。リムウェル104の幅は、リムエッジ105、106によって規定される。リムウェル104には、半径方向外側に略シリンダー状のトレッド107を有するタイヤ103(通常のチューブレスタイヤ)が配置される。
自動車タイヤ101上には符番109で総称される滑り止め装置が配置される。滑り止め装置は、内側固定手段111および外側固定手段112を有する。内側固定手段111と外側固定手段112との間には、ベルト113が延在する。ベルト113の幅はエッジ118およびエッジ119によって規定される。エッジ119は内側固定手段111と、例えば、縫合によって結合される。内側固定手段111の内側のエッジには、環状チューブ116が配置される。環状チューブ116内には、エラストマーリング(例えばゴムリング117)が、内側固定手段111の内側のエッジのたるみを防止するために配置される。
内側固定手段111は、布地(例えば平織の)から形成される。布地の主材料は、ポリエステル(モノフィラメントを紡いでマルチフィラメントとしたポリエステル撚り糸)である。
外側固定手段112も同様に布地である。布地は軽量化の観点から可能な限り荒く織られている。布地は、円状に裁断され、車輪の外側全体に及ぶ。外側固定手段112のエッジもベルト113に縫合される。
ベルト113は、繊維シートから形成される。繊維シートは好ましくは、平織の織物である。
本発明の一観点では、滑り止め装置103はリバーシブルである。
ベルト113は、2つの面を有する。一方は図4において、半径方向外側に位置する面121あり、もう一方は、タイヤ103のトレッド107に対向する面122である。
本発明によれば、滑り止め装置109は、図4に示されたように、ベルト113の面121が半径方向外側に位置し、実際に地面(氷または雪で覆われた道路)に接するように装着されてもよいし、または、滑り止め装置109は、図4示された態様と逆に装着されてもよい。図4で示された態様と逆に装着される場合、面121はタイヤ103側に位置し、面122は、半径方向外側に配置され、地面に接する。
ベルト113と固定手段111および112との縫合は、裏返しの際に損傷が発生しないように構成される。
リバーシブルな滑り止め装置によって、面121また面122の一方の面は、氷上で高い静止摩擦を示し、他方の面は、雪上で高い静止摩擦を示すように構成または最適化されうる。
滑り止め装置がリバーシブルでなく、氷上の静止摩擦のみが求められている場合は、図示された態様を用いればよい。
図4に示されたようなリバーシブルな滑り止め装置では、ユーザは、氷上または雪上に適した異なる滑り止め装置を携行することなく、道路状況に合わせて、最適な滑り止め装置を得られる。
図5は、表面が特に氷上で高い静止摩擦を示し、裏面が雪に覆われた道路に適した布地の一部を拡大かつ簡略化して示す。
図5に示された布地は、ガーゼ布(leno)と称され、緯糸125ならびに3種類の異なる経糸126、127および128を含む。緯糸125は、マルチフィラメント(例えば交互にS撚りまたはZ撚りされる)からなる。緯糸125のマルチフィラメントは、極めて細いモノフィラメントからなる。材料は、ポリエステルであることが好ましい。
これとは対照的に経糸126は、ポリエステルからなる太いモノフィラメントである。経糸126の太さは、0.2mm〜1.5mmで、約0.4mmである。経糸126は、キャリアチェーンを形成する。
経糸127は、太さ0.05mm〜0.2mm(好ましくは0.1mm)モノフィラメント糸である。
経糸127の集合体は、縦チェーンまたは結合チェーンを形成する。
布地はさらに、マルチフィラメントの良好な柔軟性の観点から、緯糸125と同じように形成される、任意の経糸128を有していてもよい。経糸128は、経糸126間の間隔を広げるための、充填糸として使用されうる。
上記説明で用いた用語は、繊維技術における一般的な用語である。滑り止めの観点から、緯糸126は、巻きつきフィラメントと複数回交差するキャリアフィラメントである。
図5に示された布地は、ガーゼ布(leno)と称され、図面手前では、巻きつき経糸が、キャリアチェーンと頻繁に交差することを特徴とする。図面手前では経糸127は緯糸125と交差し、キャリアチェーンの裏面を固定する。「裏面」とは、図5の後方の面を意味する。
図示されたガーゼ布では、全ての緯糸が、キャリアフィラメントまたはキャリアチェーンの同一面に位置する。一方、巻きつきフィラメント127は、キャリアフィラメント126と緯糸間の領域で交差する。
図面前方における、キャリアフィラメント上の交差の間隔は、繊維技術では公知であるように、隣接する複数の緯糸125を囲いこむことで、拡大されてもよい。
図5は、隣接するキャリアフィラメント(または織物の専門用語でキャリア経糸)同士の間に、他の経糸が用いられない、簡略化されたガーゼ布の図である。キャリアフィラメント126に隣接するように、緯糸125に平織に織り込まれている経糸128を用いることは、隣接するキャリアフィラメント126同士の間隔を、例えば3mm〜8mmまで拡大するために、好ましい。このようにして、2つの明確に異なる面を有する布地を得ることができる。一方の面では、巻きつきフィラメント127によって巻きつかれたキャリアフィラメント126が視認される。もう一方の面では、実質的に緯糸125および経糸128が視認される。
巻きつきフィラメント127によって巻きつかれたキャリアフィラメント126が視認される面は、氷上用の面であり、他方の面は、雪上用の面である。
従来の理論によれば、接地面では、キャリアフィラメント126上に突起部を形成する巻きつきフィラメント127が、氷表面を切削する。これにより、巻きつきフィラメントと氷との係合が生じ、タイヤと地面との間の摩擦が高められる。巻きつきフィラメントによって形成される突起部の数は、一定の数を超えてはならない。氷上への切削効果がなくなるからである。
一方、比較的柔らかい平織によって形成された雪上用の面は、雪上で高い静止摩擦を有する。マルチフィラメントと雪の結晶とが相互作用を奏し、さらに表面が濡れて滑りやすくなることを防止するからである。
図示されたガーゼ布では、製造過程で、経糸に対応するキャリアフィラメントが、ベルト113の周方向に沿って配置されることが好ましい。キャリアフィラメントは、他の方向に沿って配置されることも可能である。
図5に示されたガーゼ布の代わりに、ベルト113の材料は、図6に示された平織の布地であってもよい。対応する糸には同一符番が示されている。大きな相違点は、巻きつきフィラメントは経糸ではなく、キャリアフィラメントに螺旋状に巻きつくことである。すなわち、キャリアフィラメント126から形成されたコアおよび外側に螺旋を形成する巻きつきフィラメント127からなる複合糸が形成される。これにより、キャリアフィラメント上に、巻きつきフィラメント127の太さと同じ高さ(約0.1mm)の、斜めに回転しながら形成された、歯が形成される。勾配はおよそ2mmから10mmである。キャリアフィラメント126によって形成されたコアの太さの範囲は、上述したように0.2mm〜1.5mmである。
キャリアフィラメントの材料には、上述したようにポリエステルが含まれる。巻きつきフィラメントは、ポリエステルまたは、ステンレスからなる。
両方の実施の形態における、キャリアフィラメントの太さは、最終的にベルト113に求められる柔軟性によって異なる。求められる反発力が小さければ小さいほど、細いキャリアフィラメントを選択すればよい。
図6に示された実施の形態では、キャリアフィラメント126は、それに巻きついた巻きつきフィラメント127と共に、経糸131を形成する。経糸131間には、例えばマルチフィラメント糸からなる他の経糸132が配置される。緯糸133は、図5のガーゼ布の緯糸を形成するマルチフィラメント125と同様にマルチフィラメントである。
図6に示された織物構造は、平織構造である。平織構造は、一方の面で視認されうる緯糸を経糸の数の割合と変化させた繻子織であってもよい。
図6の布地の製造のために、モノフィラメントの巻きつく糸を用いる場合は、経糸と緯糸とを交換することも可能である。この場合、糸133が経糸となり、糸131が緯糸となる。隣接する巻きつきフィラメントを有する緯糸131同士の間には、両者の間隔を保つためのモノフィラメントの緯糸が配置される。
図示された布地では、製造方法によって、キャリアフィラメント126は、ベルト113の周方向に沿って配置されるか、または周方向を横切るように配置される。後者は、キャリアフィラメント126が緯糸である場合に、可能である。
キャリアフィラメント126は、交互にS撚りまたはZ撚りを有し、巻きつきフィラメント127によって巻きつかれることができる。すなわち巻きつきフィラメント127は、巻きついたキャリアフィラメント126上で右回り、または左回りの螺旋を形成する。
本発明の滑り止め装置は、ベルトを有する。ベルトは、少なくとも一方の面で、巻きつきフィラメントによって複数回交差されたキャリアフィラメントが視認可能なように構成されている。巻きつきフィラメントの太さはとても小さく、0.05mm〜0.2mmである。
本発明の滑り止め装置が装着されたタイヤの内側からの図である。 図1のタイヤを外側から見た図である。 一部開いているベルト結合部の拡大図である。 実施の形態2の滑り止め装置が装着されたタイヤの斜視図である。 ガーゼ布を用いた実施の形態2の滑り止め装置の一部である。 平織りの布地および巻きつき糸を用いた実施の形態2の滑り止め装置の一部である。

Claims (20)

  1. ホイール内側面、ホイール外側面、およびトレッド(19、107)を有する自動車タイヤ(2、3、101)用の滑り止め装置(1、109)であって、
    前記滑り止め装置は、装着された状態で、前記ホイール外側面に配置された第1固定手段(12、112)、前記ホイール内側面に配置された第2固定手段(5、111)、および、前記トレッド(19、107)上に配置された、伸縮性のないベルト(4、113)を有し、
    前記ベルトのエッジ(6、7、118、119)は、前記ベルト(4、113)が前記トレッド(4、107)から滑り落ちることを防止する、隣接する前記第1固定手段および第2固定手段(5、12、111、112)に結合される、滑り止め装置。
  2. 前記ベルト(4、113)は、その周方向に開いており、少なくとも2つの端部領域 (15、16)を有し、前記2つの端部領域は、前記滑り止め装置が装着された状態で互いに重なり合う、請求項1に記載の滑り止め装置。
  3. 前記ベルトは、2つのロック部(20、24)を有する面ファスナー(17)を含み、一方の前記ロック部(20、24)は、一方の前記端部領域(15、16)に固定され、他方の前記ロック部(20、24)は他方の前記端部領域(15、16)に固定される、請求項2に記載の滑り止め装置。
  4. 前記ベルト(4、113)は、繊維シートを含み、または繊維シートからなる、請求項1に記載の滑り止め装置。
  5. 前記繊維シートは、布地である、請求項4に記載の滑り止め装置。
  6. 前記ベルト(4、113)の少なくとも1つのエッジ(6、7、118、119)には、前記ベルト(4、113)と同じ位置に端部を有するバンド(8、13)が結合され、前記バンド(8、13)は、前記ベルト(4、113)の前記面ファスナー(17)と繋がっている面ファスナーを有する、請求項1に記載の滑り止め装置。
  7. 前記第1固定手段(5、12、111、112)および/または前記第2固定手段(5、12、111、112)は柔軟である、請求項1に記載の滑り止め装置。
  8. 前記第1固定手段または前記第2固定手段(5、12、111、112)は、リング(11)を有し、前記リングは、環状であり、または環状となりうるように構成されている、請求項1に記載の滑り止め装置。
  9. 前記リング(11)は、周方向に伸縮する、請求項8に記載の滑り止め装置。
  10. 前記ベルト(4、113)の一方の面(121、122)は、氷上において高い静止摩擦を示し、他方の面(121、122)は、雪上において高い静止摩擦を示すように構成される、請求項1に記載の滑り止め装置(1、109)。
  11. 前記第2固定手段(5、111)は、布からなるリング(11)を有する、請求項1に記載の滑り止め装置。
  12. 前記第1固定手段(12、112)および/または第2固定手段は、繊維シート、好ましくは布地から形成される、請求項1に記載の滑り止め装置。
  13. 前記ベルト(4、113)は柔軟である、請求項1に記載の滑り止め装置。
  14. 前記ベルト(4、113)は、一方の面に氷上用の面を有し、前記氷上用の面は、
    複数のキャリアフィラメント(126)および複数の巻きつきフィラメント(127)を有し、
    前記巻きつきフィラメント(127)は、少なくとも40°超の巻きつき角度で、前記キャリアフィラメント(126)に巻きつくことにより、それぞれの前記キャリアフィラメント(126)上に突起を形成し、
    地面との接触面で、前記キャリアフィラメント(126)と、それぞれの巻きつき前記フィラメント(127)とは、複数回交差する、請求項1に記載の滑り止め装置。
  15. 前記キャリアフィラメント(126)は、経糸を形成する、請求項14に記載の滑り止め装置。
  16. 前記巻きつきフィラメント(127)は、経糸を形成する、請求項14に記載の滑り止め装置。
  17. 前記キャリアフィラメント(126)または前記巻きつきフィラメント(127)の材料は、ポリエステルである、請求項14に記載の滑り止め装置。
  18. 前記巻きつきフィラメント(127)の材料は、ステンレスである、請求項14に記載の滑り止め装置。
  19. 雪上用の面では、マルチフィラメントからなる糸が視認可能である、請求項10に記載の滑り止め装置。
  20. 前記ベルト(4、113)の一方の面は、略平行に一定の間隔で隣接配置された複数のキャリアフィラメント(126)および複数の巻きつきフィラメント(127)を有し、
    前記巻きつきフィラメント(127)は、少なくとも50°超の巻きつき角度で、前記キャリアフィラメント(126)に巻きつくことにより、それぞれの前記キャリアフィラメント(126)上に突起を形成し、
    地面との接触面で、前記キャリアフィラメント(126)と、それぞれの前記巻きつきフィラメント(127)とは、複数回交差する、請求項1〜請求項19のいずれか一項に記載の滑り止め装置。
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