JP2009213191A - Dv線引留具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線を略M字状に屈曲させるのみでDV線引留具に引き留められるようにして、作業性の向上を図ることができるようにしたDV線引留具を提供する。
【解決手段】所定長さの基体部1の長手方向における両端部の両外側面1aにそれぞれ先端に庇部3a,3bを有する突起4a,4bを設け、各庇部3a,3bとこれらと対向する基体部1の各外側面1aとの間に電線Dを掛けるための凹溝5a,5bを設け、両端部の各庇部3a,3bは基体部1の長手方向に沿ってそれぞれ外方へ延設されると共にそれら庇部3a,3bの先端部に該基体部1の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部6a,6bを設け、両端部の突起4a,4b間に位置して両外側面1a,1aに先端に庇部3cを有する中間突起4cを設け、各中間突起4cの庇部3cとこれらと対向する前記基体部1の外側面1aとの間に電線Dを掛けるための凹溝5cを設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、電柱間に架設した電線から分岐され各家屋等の建物に引き込む際に使用される電線引込用のDV線引留具に関するものである。
従来のこの種のDV線引留具は、所定長さの基体部における長手方向に沿った両端部の両外側面にそれぞれ先端に庇部を有する突起を設け、前記各庇部とこれらと対向する前記基体部の外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設けて構成されている(例えば、特許文献1参照。)。そして、基体部の一側に取着された引留金具を例えば建物の軒下に掛け止めすると共に電線をDV線引留具の各凹溝に巻回して引き留めるようにしている。
実開昭55−93920号公報(第1頁、図4)
更に詳しく説明すると、電線引込側から引き込まれた電線を両端部の突起間に丁度8の字を描くようにして巻き付けてから、建物側(電線引出側)へ引き出すようにしている。しかしながら、通常、前記電線は非常に硬くしかも弾力性がある。このため、前記のように近い距離間で電線を8の字状に屈曲させて巻くことは、曲げるに非常に強い力と労力を要し作業がしずらく、作業能率が非常に劣るという課題が有った。
そこで、本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、電線を側面略M字状に屈曲させるのみでDV線引留具に引き留められるようにして、作業性の向上を図ることができるようにしたDV線引留具を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために本発明に係るDV線引留具は、所定長さの基体部の長手方向における両端部の両外側面にそれぞれ先端に庇部を有する突起を設け、前記各庇部とこれらと対向する前記基体部の各外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設け、前記両端部の各庇部は基体部の長手方向に沿ってそれぞれ外方へ延設されると共にそれら庇部の先端部に該基体部の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部を設け、前記両端部の突起間に位置して前記両外側面に先端に庇部を有する中間突起を設け、前記各中間突起の庇部とこれらと対向する前記基体部の外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設けたことを特徴とする。
また、この際、前記各凹溝は、前記基体部の長手方向にあっては順に上面と下面の交互に設けられ、かつ、前記基体部の長手方向と直交する方向にあっては一方が上面に設けられ他方が下面に設けられていることが好ましい。
この際、前記DV線引留具は、通常、碍子により一体に成形される。ただ、軽量化、取り扱い易さを考慮すると、合成樹脂により成形するようにしても良い。
本発明に係るDV線引留具は、所定長さの基体部の長手方向における両端部の両外側面にそれぞれ先端に庇部を有する突起を設け、各庇部とこれらと対向する基体部の各外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設け、両端部の各庇部は基体部の長手方向に沿ってそれぞれ外方へ延設されると共にそれら庇部の先端部に該基体部の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部を設け、両端部の突起間に位置して両外側面に先端に庇部を有する中間突起を設け、各中間突起の庇部とこれらと対向する基体部の外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設けた構成からなる。そこで、電線引込側から引き込まれた電線は、両端部の各掛け止め片部及び中間の各凹溝に順に上下に曲げ側面略M字状となる状態でDV線引留具に引き留められるので、電線にテンションが加わっても電線の長手方向におけるズレがない。しかも、DV線引留具の長手方向の両端部で電線が掛け止め片部に掛けられるので、電線がその部位でも屈曲され緩みや外れが防止される。これにより、近い距離間であってもその曲げに強い力を必要とせず、ズレや緩みが発生することなく容易に電線を引き留めることができ、作業能率が向上するという有益な効果を有する。
また、各凹溝を、基体部の長手方向にあっては順に上面と下面の交互に設け、かつ、基体部の長手方向と直交する方向にあっては一方を上面に設け他方を下面に設けるようにすれば、作業者がDV線引留具を片手で持って基体部の長手方向と直交する一外側面の各凹溝に電線を掛けた後に、該DV線引留具をその基体部の長手方向と直交する面内で180度回転させることにより、前記一外側面と同じ側には回転前と同じ上下位置となる凹溝が現れる。よって、DV線引留具の回転後も初めと同じ手順で各凹溝に電線を掛ければよく、例えば利き腕で総て作業ができることになり、電線が巻き付け易く作業が簡単になるという効果を有する。
以下、本発明に係るDV線引留具の実施の形態を図面と共に説明する。このDV線引留具Aは、低圧引込線に使用されるものである。図1は本発明に係るDV線引留具の上から見た斜視図、図2は同正面図、図3は同平面図、図4(イ)は同右側面図、(ロ)は同一部断面にした左側面図である。DV線引留具Aは、合成樹脂材により成形されるが、これは軽量化を図ったものであって、差し支えなければ碍子により一体に成形するようにしても良い。該DV線引留具Aは、所定長さ(例えば、95mm)の基体部1を有する。該基体部1は、その長手方向における電線引出側bに上下に貫通する取付孔2が設けられる。これは後記する引留金具7を挿通して取着するためのものである。
そして、前記基体部1における長手方向に沿った両端部の両外側面1a,1aにそれぞれ先端に庇部3a,3bを有する突起4a,4bが設けられる。図3に示すように両外側面1a,1aの両側の形状は長手方向に沿った中心軸線Oを中心として対称形をなすので、その一方の外側面1a側についてのみ説明する。
電線引込側aの突起4aは、その中心軸線に対して直交する断面が方形状をなし、基体部1の水平な中心軸線Oより下方に位置している。該突起4aの先端の庇部3aは、突起4aの先端から上方へ同じ幅で突出し、その上端縁が基体部1の上面1bと一致する。これにより、庇部3aとこれと対向する基体部1の外側面1aとの間であって突起4aの上方に後記する電線Dを掛けるための凹溝5aが設けられる。また、前記庇部3aはそのまま電線引込側aに延設され、その先端部に基体部1の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部6aが一体に設けられる。基体部1の中心軸線Oを挟んで左右両側に位置する掛け止め片部6a,6aは、それら先端面が互いに電線Dが介入できる間隔を離して対向位置している。この掛け止め片部6aは、基体部1の中心軸線Oよりも上方にある。
一方、電線引出側bの突起4bは、その中心軸線に対して直交する断面が前記突起4aの断面よりも小さい方形状をなし、基体部1の水平な中心軸線Oと同じ位置にある。該突起4b先端の庇部3bは、突起4bの先端から電線引込側aを除いてその周囲全体を覆うように周設され、その上下端縁は基体部1の上下面1b,1cよりも外側へ食み出ている。これにより、庇部3bとこれと対向する基体部1の外側面1aとの間に、凹溝5bが設けられる。また、前記庇部3bもそのまま電線引出側bに延設され、その先端部に基体部1の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部6bが一体に設けられる。基体部1の中心軸線Oを挟んで左右両側に位置する掛け止め片部6b,6bも、それら先端面が互いに電線Dが介入できる間隔を離して対向位置している。この掛け止め片部6bは、基体部1の中心軸線Oと同じ位置にある。
また、前記電線引込側aと電線引出側bとの両端部の突起4a,4b間に位置して基体部1の外側面1aに、先端に庇部3cを有する中間突起4cが設けられる。該中間突起4cの前記中心軸線Oに対して直交する断面は縦長の矩形状をなし、基体部1の水平な中心軸線Oよりもやや上方に位置している。該中間突起4cの先端の庇部3cは、中間突起4cの先端からそのまま下方へ突設され、その下端縁は基体部1の下面1cと一致する。これにより、庇部3cとこれと対向する基体部1の外側面1aとの間に凹溝5cが設けられる。図3に示すように前記各凹溝5a,5b,5cは、平面的に見た場合、基体部1の外側面1aに沿って一直線上に設けられる。7は前記取付孔2に挿入して取り付けられる引留金具であり、一本の線材を屈曲させ、基端部を湾曲させると共に先端部を互いに接離自在に重ね合わせて成形される。
本発明に係るDV線引留具Aは上記構成からなり、図5、図6に基づき作用を説明する。図5中、Hは建物としての家屋であり、その壁側に固着された曲アームMの先端に前記引留金具7が連結されるようにしてDV線引留具Aが取り付けられ、電柱(図示せず。)間に架設された電線から分岐される所謂DV線DがDV線引留具Aに引き留められることになる。なお、この場合、DV線Dは2本引き出されている。
そこで、図6に示すように、DV線Dの一本をDV線引留具Aの電線引込側aから基体部1の一方の外側面に引き込んで、掛け止め片部6aの下側、突起4aの上側の凹溝5a、中間突起4cの下側の凹溝5c、突起4bの上側の凹溝5b、電線引出側bの掛け止め片部6bの下側に順に挿通する。他の一本のDV線Dについても、基体部1の他方の外側面に引き込んで同様に挿通する。これら二本のDV線Dは正面から見て共に同じ方向へ屈曲する。引き出された二本のDV線Dは、家屋H側へ導かれる。
このように、DV線引留具Aに電線引込側aから引き込まれた二本のDV線Dが、それぞれ掛け止め片部6aの下側、突起4aの上側、中間突起4cの下側、突起4bの上側、掛止め片部6bの下側といったように各凹溝5a,5b,5cに挿通され、側面略M字状、この場合は特に側面略ダブルM字状に屈曲されるので、DV線Dにテンションが加わっても緩みがほとんど無い。しかも、DV線引留具Aの電線引込側aと電線引出側bとで、DV線Dが掛け止め片部6a,6bに掛けられるので、DV線Dがその部位で屈曲されて緩みや外れが防止される。このように、各DV線Dをほぼ90度程度に屈曲させるのみで済み、従来のように8の字状に巻く必要が無いことから、近い距離間であってもその曲げに強い力を必要とせず、ズレや緩みが発生することなく容易に電線を引き留めることができる。
図7乃至図11は、他の実施の形態に係るDV線引留具Bを示す。このDV線引留具Bも低圧引込線に使用され、合成樹脂材により成形され軽量化を図っているが、差し支えなければ従来のように碍子により成形するようにしても良い。図7は他の実施の形態に係るDV線引留具の上から見た斜視図、図8は同正面図、図9は同平面図、図10(イ)は図8のX−X線端面図、同(ロ)は図8のY−Y線端面図、同(ハ)は図8のZ−Z線端面図である。該DV線引留具Bは、本発明に係るDV線引留具Aとほとんど同じ形状からなり、所定長さ(例えば、95mm)の基体部11を有する。該基体部11は、その長手方向における電線引出側bに上下に貫通する取付孔12が設けられる。これは後記する引留金具17を挿通して取着するためのものである。
そして、前記基体部11における長手方向に沿った両端部の両外側面11a,11aにそれぞれ先端に庇部13a,13bを有する突起14a,14bが設けられる。図9に示すように両外側面11a,11aの両側の形状は長手方向に沿った中心軸線Oを中心としてほぼ対称形をなすので、先に一方の外側面1a側について説明する。
電線引込側aの突起14aは、その中心軸線Oに対して直交する断面が縦長の矩形状をなし、基体部1の水平な中心軸線Oよりもやや下方に位置している。該突起14aの先端の庇部13aは、突起14aの先端から下方を除いて周囲全体に突出される。また、その上下端縁が基体部11の上下面11b,11cと一致する。これにより、庇部13aとこれと対向する基体部11の外側面11aとの間であって突起14aの上方に電線Dを掛けるための凹溝15aが設けられる。また、前記庇部13aはそのまま電線引込側aに延設され、その先端部に基体部11の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部16aが一体に設けられる。該掛け止め片部16aは、基体部11の中心軸線Oよりも上方にある。
一方、電線引出側bの突起14bは、その中心軸線Oに対して直交する断面が前記突起14aの断面とほぼ同じ大きさの方形状をなし、基体部11の水平な中心軸線Oよりもやや下方に位置している。該突起14b先端の庇部13bは、突起14bの先端から電線引込側aと下面側を除いてその周囲全体を覆うように周設され、その上下端縁は基体部1の上下面1b,1cと一致する。これにより、庇部13bとこれと対向する基体部11の外側面11aとの間であって突起14bの上方に凹溝15bが設けられる。また、該庇部13bもそのまま電線引出側bに延設され、その先端部に基体部11の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部16bが一体に設けられる。この掛け止め片部16bは、基体部1の中心軸線Oよりも上方にある。
また、前記電線引込側aと電線引出側bとの両端部の突起14a,14b間に位置して基体部11の外側面11aに、先端に庇部13cを有する中間突起14cが設けられる。該中間突起14cの前記中心軸線Oに対して直交する断面は縦長の矩形状をなし、基体部11の水平な中心軸線Oよりもやや上方に位置している。該中間突起14cの先端の庇部13cは、中間突起14cの先端からそのまま下方へ突設され、その下端縁は基体部11の下面11cと一致する。これにより、庇部13cとこれと対向する基体部1の外側面11aとの間であって突起14cの下方に凹溝15cが設けられる。前記各凹溝15a,15b,15cは、平面的に見た場合、基体部11の外側面11aに沿って一直線上に設けられる。17は前記取付孔12に挿入して取り付けられる引留金具であり、一本の線材を屈曲させ、基端部を湾曲させると共に先端部を互いに接離自在に重ね合わせて成形される。
一方、基体部11の他方の外側面11aにも、その両端部に前記と同じ突起14a,14bが設けられると共にそれら先端部に同じ庇部13a,13bが設けられる。また、両突起14a,14b間における基体部11の他方の外側面11aにも中間突起14cが設けられ、同様にその先端部に同じ庇部13cが設けられている。ただ、基体部11の一方の外側面11a側と他方の外側面11a側との相違は、一方の外側面11a側の両庇部13a,13bにおける掛け止め片部16a,16bが中心軸線Oより上方に位置しているのに対し、他方の外側面11a側の両庇部13a,13bにおける掛け止め片部16a,16bは中心軸線Oより下方に位置している。また、後で詳しく説明するが、一方の外側面11a側の両端部の突起14a,14bに対応する凹溝15a,15bがその上面に 設けられると共に中間突起14cに対応する凹溝15cがその下面に設けられている。これに対し、他方の外側面11a側の両端部の突起14a,14bに対応する凹溝15a,15bがその下面に設けられると共に中間突起14cに対応する凹溝15cがその上面に設けられている。
前記凹溝15a,15b,15cについて更に詳しく説明する。すなわち、図7のDV線引留具Bを見てその一側である上側では、電線引出側bである引留金具17寄りの両外側面11a,11aの設けられた突起14b,14bの内、中心軸線Oを中心とし引留金具17側から基体部11を見た場合、図10(イ)に示すようにその右側上面に凹溝15bが設けられるが、左側上面には凹溝15bが設けられていない。また、電線引込側aの両外側面11a,11aに設けられた突起14a,14aの内、中心軸線Oを中心とし引留金具17側から基体部11を見た場合、図10(ハ)に示すようにその右側上面に凹溝15aが設けられるが、左側上面には凹溝15aが設けられていない。更に、基体部11の両外側面11a,11aであって前記前後の突起14a,14b間に設けられた中間突起14c,14cの内、中心軸線Oを中心として引留金具17から基体部11を見た場合、図10(ロ)に示すようにその右側上面に凹溝15cが設けられておらず、左側上面に凹溝15cが設けられている。
一方、図7のDV線引留具Bを見てその一側である下側では、電線引出側bである引留金具17寄りの両外側面11a,11aに設けられた突起14b,14bの内、中心軸線Oを中心とし引留金具17側から基体部11を見た場合、図10(イ)に示すようにその左側下面に凹溝15bが設けられるが、右側下面には凹溝15bが設けられていない。また、電線引込側aの両外側面1a,1aに設けられた突起14a,14aの内、中心軸線Oを中心とし引留金具17側から基体部11を見た場合、図10(ハ)に示すようにその左側下面に凹溝15aが設けられるが、右側下面には凹溝15aが設けられていない。更に、基体部11の両外側面11a,11aであって前記前後の突起14a,14b間に設けられた中間突起14c,14cの内、中心軸線Oを中心として引留金具17側から基体部11を見た場合、図10(ロ)に示すようにその左側下面に凹溝15cは設けられておらず、右側下面に凹溝5cが設けられる。
他の実施の形態に係るDV線引留具Bは上記構成からなり、次にその使用方法を説明する。該DV線引留具Bも本発明に係るDV線引留具Aと同じく図5に示すように家屋Hの壁側に固着された曲アームMの先端に引留金具17を連結するようにして取り付けられる。そして、電柱(図示せず。)間に架設された電線から分岐されるDV線DがDV線引留具Bに引き留められる。なお、この場合、DV線Dは2本引き出されている。
そこで、作業者が右利きの場合、引留金具17側に位置して左手でDV線引留具Bを持つと共に右手で一本のDV線Dを持ち、図11に示すように、そのDV線DをDV線引留具Bの電線引込側aから、掛け止め片部16aの下側、突起14aの上側の凹溝15a、中間突起14cの下側の凹溝15c、突起14bの上側の凹溝15b、電線引出側bの掛け止め片部16bの下側に順に挿通する。このようにしてDV線Dの掛け止めが終了したら、該DV線引留具Bをその中心軸線Oに対し直交する面内で一方へ180度回転させ、左側と右側とを反転させる。
これにより、作業者からDV線引留具Bを見た場合、中心軸線Oを中心としてその右側に前記と同じように各凹溝15a,15b,15cが位置する。よって、二本目のDV線Dを右手で持って、図11に示すように前記と全く同じ手順で、DV線引留具Bの電線引込側aから掛け止め片部16aの下側、突起14aの上側の凹溝15a、中間突起14cの下側の凹溝15c、突起14bの上側の凹溝15b、電線引出側bの掛け止め片部16bの下側に順に挿通する。これによりDV線Dの掛け止め作業が終了する。このように、作業者が右利きの場合は、いずれの2本のDV線Dも利き手で、しかも、同じ作業によりDV線引留具Bに掛け止めできることになり、作業性が極めて良い。
逆に、作業者が左利きの場合は、引留金具17側に位置して右手でDV線引留具Bを持つと共に左手で一本のDV線Dを持ち、そのDV線DをDV線引留具Bの電線引込側aから、掛け止め片部16aの上側、突起14aの下側の凹溝15a、中間突起14cの上側の凹溝15c、突起14bの下側の凹溝15b、電線引出側bの掛け止め片部6bの上側に順に挿通する。このようにしてDV線Dの掛け止めが終了したら、該DV線引留具Bをその中心軸線Oに対し直交する面内で一方へ180度回転させ、左側と右側とを反転させる。後は、前記と同じように各凹溝15a,15b,15cにDV線Dを挿通してDV線引留具Bに掛け止めする。これら二本のDV線Dは、正面から見て互いに上下逆方向へ屈曲する。
この場合も、DV線引留具Bに電線引込側aから引き込まれたDV線Dが、側面略ダブルM字状に屈曲されるので、DV線Dにテンションが加わってもDV線Dの長手方向におけるズレがない。しかも、DV線引留具Bの長手方向の両端部でDV線Dが掛け止め片部16a,16bに掛けられるので、DV線Dがその部位でも屈曲され緩みや外れが防止される。これにより、近い距離間であってもその曲げに強い力を必要とせず、ズレや緩みが発生することなく容易にDV線Dを引き留めることができ、作業能率が向上する。
特に、他の実施の形態に係るDV線引留具Bでは、各凹溝15a,15b,15cを、基体部11の長手方向にあっては順に上面と下面の交互に設け、かつ、基体部11の長手方向と直交する方向にあっては一方を上面に設け他方を下面に設けるようにしているので、作業者がDV線引留具Bを片手で持って基体部11の長手方向と直交する一外側面11aの各凹溝15a,15b,15cにDV線Dを掛けた後に、該DV線引留具Bをその基体部11の長手方向と直交する面内で180度回転させることにより、前記一外側面11aと同じ側に回転前と同じ上下位置となる凹溝15a,15b,15cが現れる。よって、DV線引留具Bの回転後も初めと同じ手順で凹溝15a,15b,15cにDV線Dを掛ければよく、例えば利き腕で総て作業ができることになり、電線が巻き付け易く作業が簡単になる。
本発明に係るDV線引留具の上から見た斜視図。 同正面図。 同平面図。 (イ)は同右側面図、(ロ)は同一部を断面にした左側面図。 同DV線引留具の使用状態図。 同使用状態を示す要部の断面図。 他の実施の形態に係るDV線引留具の上から見た斜視図。 同正面図。 同平面図。 (イ)は図8のX−X線端面図、(ロ)は図8のY−Y線端面図、(ハ)は図8のZ−Z線端面図。 同使用状態を示す要部の断面図。
符号の説明
1 基体部
1a 外側面
1b 上面
1c 下面
3a 庇部
3b 庇部
3c 庇部
4a 突起
4b 突起
4c 中間突起
5a 凹溝
5b 凹溝
5c 凹溝
6a 掛け止め片部
6b 掛け止め片部
11 基体部
11a 外側面
13a 庇部
13b 庇部
13c 庇部
14a 突起
14b 突起
14c 中間突起
15a 凹溝
15b 凹溝
15c 凹溝
16a 掛け止め片部
16b 掛け止め片部
A DV線引留具
a 電線引込側
B DV線引留具
b 電線引出側
D 電線(DV線)
O 中心軸線

Claims (2)

  1. 所定長さの基体部の長手方向における両端部の両外側面にそれぞれ先端に庇部を有する突起を設け、前記各庇部とこれらと対向する前記基体部の各外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設け、前記両端部の各庇部は基体部の長手方向に沿ってそれぞれ外方へ延設されると共にそれら庇部の先端部に該基体部の長手方向に対して直交する面内で内側に屈曲する掛け止め片部を設け、前記両端部の突起間に位置して前記両外側面に先端に庇部を有する中間突起を設け、前記各中間突起の庇部とこれらと対向する前記基体部の外側面との間に電線を掛けるための凹溝を設けたことを特徴とするDV線引留具。
  2. 前記各凹溝は、前記基体部の長手方向にあっては順に上面と下面の交互に設けられ、かつ、前記基体部の長手方向と直交する方向にあっては一方が上面に設けられ他方が下面に設けられている請求項1記載のDV線引留具。
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