JP2009211661A - 計算機エミュレーション装置および計算機エミュレーションプログラム - Google Patents

計算機エミュレーション装置および計算機エミュレーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】関数電卓をPC上で模倣動作させる計算機エミュレーション装置で、他のアプリケーションソフトによるキー入力履歴も一連のキー入力履歴として容易に記録し再現する。
【解決手段】電卓エミュレーション画面GEのキーボードKBを操作するとキーデータがキーログとして順次記憶されログ画面GLに表示され、そのキーデータに応じた計算処理が実行されてディスプレイDPに表示される。ユーザ操作により、予め設定された他のアプリが起動され、同他のアプリでの予め設定された操作に応じた処理が実行されると、該他のアプリ起動のため及びその操作のためのキーデータKH,KE,KPも前記キーログとして記憶される。前記キーログ記憶された一連のキーデータがログ画面GLに表示され再実行される際、キーデータKHが読み出された場合、対応する他のアプリの起動要請メッセージが表示され当該他のアプリを起動させることで前記キーデータKE,KPに応じた処理も再実行される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば関数電卓と称する小型電子式計算機をPC(personal computer)上で模倣動作させるようにした計算機エミュレーション装置および計算機エミュレーションプログラムに関する。
近年、関数計算などの多種多様な計算処理が行える関数電卓と称する小型電子式計算機が広く実用されている。
また、このような関数電卓は、例えば同一出願人によって出願された計算機エミュレーション装置(特願2006−297095号)に記載されるように、PC上で機能するエミュレータによって模倣動作させることもできる。
図11は、関数電卓のエミュレータをPC上で機能させた場合の従来の動作画面を示す図である。
これによれば、PC画面上の左側に関数電卓のエミュレーション画面GEが表示され、そのキーボードKBの所望のキーをマウスカーソルによってクリック操作することで、当該キー操作に応じた処理が実行されディスプレイDPの表示内容が更新される。
この際、前記キーボードKBにおけるキー入力の履歴データをキーログデータとして記録し、前記エミュレーション画面GEの右隣りにログ画面GLとして表示させることができる。そして、当該ログ画面GLに表示され記録されたキーログデータは、後にそのまま再生して表示させ、全く同様の電卓動作を再現させることができる。
なお、ユーザ操作に応じたキーログデータを記録し、またこの記録されたキーログデータを再生することのできるキーボードログ取得再生機能付きキーボードも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−241153号公報
前記従来の関数電卓のエミュレーション装置では、関数電卓のエミュレーション画面GEと共にログ画面GLを隣接表示させ、当該関数電卓としてのキーログデータを表示して記録し、またこの記録されたキーログデータを後に再生表示して電卓動作を再現できるだけである。
このため、折角PC上にて関数電卓をエミュレーション動作させても、当該PC上で機能する他のアプリケーションソフトウエアと協働させることはできず、例えば当該エミュレーション装置によって生成されたデータを他のアプリケーションソフトウエアにおいて簡単に利用することはできない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、例えばPC上にて関数電卓をエミュレーション動作させた場合に、他のアプリケーションソフトウエアによるキー入力履歴も一連のキー入力履歴として容易に記録し再現することが可能になる計算機エミュレーション装置および計算機エミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の計算機エミュレーション装置は、計算機のキーボードおよび表示部を表示画面上に模倣表示させ、当該キーボードのユーザ操作に応じた計算処理の内容を前記表示部に表示させる計算機エミュレーション装置であって、当該計算機エミュレーション装置により協働可能な他のアプリケーションを設定する対応アプリ設定手段と、ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを起動させる他アプリ起動制御手段と、ユーザ操作に応じた操作データが前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションのための操作データか否かを判断する操作データ判断手段と、前記キーボードの操作データ、および前記他アプリ起動制御手段による他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データ、および前記操作データ判断手段により判断された前記他のアプリケーションのための操作データを、それぞれその操作順にメモリに記憶する操作データ記憶手段と、この操作データ記憶手段により記憶された一連の操作データを前記表示画面に表示させる操作データ表示制御手段と、この操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データに応じた処理を再実行する再実行制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の計算機エミュレーション装置は、前記請求項1に記載の計算機エミュレーション装置において、前記他アプリ起動制御手段は、ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを前記表示画面に一覧にして表示させる他アプリ一覧表示制御手段と、この他アプリ一覧表示制御手段により一覧表示された他のアプリケーションをユーザ操作に応じて選択する他アプリ選択手段とを有し、この他アプリ選択手段により選択された他のアプリケーションを起動させることを特徴としている。
請求項3に記載の計算機エミュレーション装置は、前記請求項1に記載の計算機エミュレーション装置において、前記再実行制御手段は、前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段と、この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段と、この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションの起動要請メッセージを出力する起動メッセージ出力手段と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の計算機エミュレーション装置は、前記請求項1または請求項2に記載の計算機エミュレーション装置において、前記再実行制御手段は、前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段と、この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段と、この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションを起動させる再実行時他アプリ起動制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の計算機エミュレーションプログラムは、情報処理装置のコンピュータを制御して、計算機のキーボードおよび表示部を表示画面上に模倣表示させ、当該キーボードのユーザ操作に応じた計算処理の内容を前記表示部に表示させる計算機エミュレーションプログラムであって、前記コンピュータを、当該計算機エミュレーションプログラムにより協働可能な他のアプリケーションを設定する対応アプリ設定手段、ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを起動させる他アプリ起動制御手段、ユーザ操作に応じた操作データが前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションのための操作データか否かを判断する操作データ判断手段、前記キーボードの操作データ、および前記他アプリ起動制御手段による他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データ、および前記操作データ判断手段により判断された前記他のアプリケーションのための操作データを、それぞれその操作順にメモリに記憶する操作データ記憶手段、この操作データ記憶手段により記憶された一連の操作データを前記表示画面に表示させる操作データ表示制御手段、この操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データに応じた処理を再実行する再実行制御手段、として機能させることを特徴としている。
請求項6に記載の計算機エミュレーションプログラムは、前記請求項5に記載の計算機エミュレーションプログラムにおいて、前記他アプリ起動制御手段は、前記コンピュータを、ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを前記表示画面に一覧にして表示させる他アプリ一覧表示制御手段、この他アプリ一覧表示制御手段により一覧表示された他のアプリケーションをユーザ操作に応じて選択する他アプリ選択手段として機能させ、この他アプリ選択手段により選択された他のアプリケーションを起動させることを特徴としている。
請求項7に記載の計算機エミュレーションプログラムは、前記請求項5に記載の計算機エミュレーションプログラムにおいて、前記再実行制御手段は、前記コンピュータを、前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段、この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段、この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションの起動要請メッセージを出力する起動メッセージ出力手段、として機能させることを特徴としている。
請求項8に記載の計算機エミュレーションプログラムは、前記請求項5または請求項6に記載の計算機エミュレーションプログラムにおいて、前記再実行制御手段は、前記コンピュータを、前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段、この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段、この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションを起動させる再実行時他アプリ起動制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、例えばPC上にて関数電卓をエミュレーション動作させた場合に、他のアプリケーションソフトウエアによるキー入力履歴も一連のキー入力履歴として容易に記録し再現することが可能になる計算機エミュレーション装置および計算機エミュレーションプログラムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る計算機エミュレーション装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この計算機エミュレーション装置10は、グラフ描画機能を備えたグラフ関数電卓のエミュレータ(プログラム)をインストールしたパーソナルコンピュータ(PC)によって実施される。
この計算機エミュレーション装置10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)を内蔵したコンピュータ本体11を備え、このコンピュータ本体11には、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(メモリ)12、記録媒体読み書き部13、通信部14が内蔵される。
前記CPUは、キー入力部15からの入力信号に応じて、記憶装置12に予め記憶されている装置制御プログラム、あるいはFD,CD,メモリカードなどの外部記憶媒体16からその記憶媒体読み書き部13を介して記憶装置12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいは外部のコンピュータ端末であるWebサーバ(プログラムサーバ)17から通信ネットワークNを経由し通信部14を介して記憶装置12に読み込まれた装置制御プログラムを起動させ回路各部の動作を制御する。
記憶装置12は、プログラムメモリ12a、対応アプリ設定メモリ12b、キーログメモリ12cを備える。
図2は、前記計算機エミュレーション装置10のプログラムメモリ12aに記憶されたプログラムの内容を示す図である。
このプログラムメモリ12aには、装置電源の投入直後にCPUにより読み出される前述の装置制御プログラム(OS:Operation System)12a1を予め格納している他に、グラフ関数電卓のエミュレータプログラム12a2、表計算のアプリケーションプログラム12a3、文書作成のアプリケーションプログラム12a4など、各種のアプリケーションソフトウエアを格納している。
図3は、前記計算機エミュレーション装置10の対応アプリ設定メモリ12bに記憶された対応アプリ設定データの内容を示す図である。
この対応アプリ設定メモリ12bには、前記関数電卓のエミュレータプログラム12a2に従い起動される電卓エミュレータの処理に伴い協働可能なアプリケーションソフトウエアの識別データ12bn、およびその協働可能なアプリ(12bn)上での操作可能な機能設定データ12bna,12bnbが予め記憶される。
前記電卓エミュレータの処理に伴い協働可能な具体的なアプリケーションソフトウエアの識別データ12bnとしては、前記表計算アプリ(12a3)の識別データ12b1と文書作成アプリ(12a4)の識別データ12b2が設定記憶され、またその機能設定データ12bna,12bnbとしては、何れのアプリケーションソフトウエアも編集機能の設定データ12b1a,12b2aおよび貼り付け機能の設定データ12b1b,12b2bが記憶される。
図4は、前記計算機エミュレーション装置10のキーログメモリ12cに記憶されたキーログデータK1〜Knの具体例を示す図である。
このキーログメモリ12cには、前記電卓エミュレータ(12a2)の記録モードにおいて、関数電卓のエミュレーション画面GE(図6,図9参照)におけるキーボードKBの所望のキーをマウスカーソルによってクリック操作して入力されたキーデータやキー入力部15にて入力されたキーデータが逐次記録される。
前記キー入力部15は、前記電卓エミュレータ(12a2)を起動させた場合には、ログ画面GL上に任意のテキストを入力して表示させたり、エミュレーション画面GE上の電卓キーボードKBに表示された各キーやログ画面GL上に表示されたテキスト位置を指示したりするための、例えばキーボード・マウスなどの入力装置である。
前記表示部18は、前記電卓エミュレータ(12a2)を起動させた場合には、エミュレーション画面GEと共にログ画面GLを並列表示する(図6,図9参照)、例えばCRTや液晶などといったディスプレイ装置である。
なお、前記電卓エミュレータ(12a2)が起動している状態において、前記対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている、例えば識別データ12b1に対応した表計算のアプリケーションプログラム12a3が起動された場合には、前記エミュレーション画面GEおよびログ画面GLと共に当該表計算のアプリケーション(12a3)に従った表計算画面GHも表示部18に並列表示される(図6(B)(C),図9(C)参照)。
次に、前記構成の計算機エミュレーション装置10の第1実施形態の動作について説明する。
図5は、前記計算機エミュレーション装置10による第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)を示すフローチャートである。
図6は、前記第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に伴う表示動作を示す図である。
ユーザ操作に応じて、各種のアプリケーションプログラムの中から関数電卓のエミュレータプログラム12a2が選択されて起動されると、まず図6(A)に示すように、表示部18に対して関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが並列表示される。
前記関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが並列表示された状態で、当該エミュレーション画面GEにおけるキーボードKBの所望のキーが、マウスカーソルによりクリック操作されて入力されるか、あるいはキー入力部15の操作により指定されて入力されると(ステップS1(Yes))、この入力されたキーデータはキーログメモリ12cに逐次記憶されると共に、前記ログ画面GLに順次表示される(ステップS2)。
またこれと共に、前記キーボードKBに対するキー操作に応じた処理が実行され電卓ディスプレイDPの表示内容が更新される(ステップS3)。
前記図6(A)で示した関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLでは、電卓エミュレータによる統計計算モードにおいて所望の統計データTを入力生成している動作例を示しており、前記キーボードKBに対するキー操作に応じた処理が実行されてユーザ所望の統計データTが生成され電卓ディスプレイDPに表示されている(ステップS1〜S3)。
このような電卓エミュレータによるキー入力に応じたキーログ記憶・ログ画面表示処理、計算・電卓ディスプレイ表示処理の過程において、キー入力部15のユーザ操作に応じて、対応アプリ設定メモリ12b(図3参照)に予め設定記憶されている識別データ12bnに対応した他のアプリケーションソフトウエアが起動されたと判断されると(ステップS4(Yes))、当該他のアプリ起動のためのキーデータが前記キーログメモリ12c(図4参照)に続けて記録されると共に、前記ログ画面GLに続けて表示される(ステップS5)。
例えば前記図6(A)で示したように、電卓エミュレータでの統計計算モードにおいて生成された統計データTを、表計算のアプリケーション上にて利用するために、キー入力部15のユーザ操作に応じて表計算のアプリケーションプログラム12a3が起動されると、図6(B)に示すように、前記エミュレーション画面GEおよびログ画面GLと共に当該表計算のアプリケーション(12a3)に従った表計算画面GHが表示部18に並列表示される。そして、前記表計算のアプリ起動のためのキーデータKHが前記キーログメモリ12cに続けて記録されると共に、前記ログ画面GLに続けて表示される(ステップS4→S5)。
こうして、前記電卓エミュレータと協働して、他のアプリケーションソフトウエアである表計算(12a3)が起動された状態で、キー入力部15のユーザ操作により「編集」「貼り付け」のためのキーデータKE,KPが入力されると(ステップS6(Yes))、前記対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている表計算の識別コード12b1およびその「編集」「貼り付け」の機能設定データ12b1a,12b1bに基づいて、前記表計算の「編集」「貼り付け」について、処理可能なアプリケーションソフトであることが判断されると共に(ステップS7(Yes))、処理可能な操作機能であることが判断される(ステップS8(Yes))。
すると、前記入力された「編集」「貼り付け」のキーデータKE,KPがキーログメモリ(図4参照)に記録されると共に、図6(C)に示すように、表示部18のログ画面GLに続けて表示される(ステップS9)。
すると、前記電卓エミュレータに応じて前記エミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDPにて生成表示されている統計データTが、前記表計算のアプリケーション(12a3)に応じたデータ形式に変換され、表示部18の表計算画面GHに貼り付けられて表示される(ステップS10)。
一方、前記ステップS6において、他のアプリケーションソフトウエアに従ったユーザ入力操作があったと判断された場合に(ステップS6(Yes))、当該他のアプリケーションソフトについて前記対応アプリ設定メモリ12bにその識別データ12bnが記憶されてなく、処理可能なアプリケーションソフトではないと判断されるか(ステップS7(No))、または処理可能なアプリケーションソフトであると判断された場合でも(ステップS7(Yes))、前記対応アプリ設定メモリ12bにその機能設定データ12bna,12bnbが記憶されてなく、処理可能な操作ではないと判断された場合には(ステップS8(No))、エラーであることのメッセージが表示部18に表示されユーザに報知される(ステップS11)。
このように、前記対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている識別データ12bnに応じたアプリケーションソフトウエアとその機能設定データ12bna,12bnbに応じた操作については、前記関数電卓のエミュレータ(12a2)による処理と協働して実行させることができ、また当該操作に伴う一連のキーデータも前記電卓エミュレータのログ画面GLに共に表示させ、前記キーログメモリ12cに記録できるようになる。
図7は、前記計算機エミュレーション装置10による第1実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)を示すフローチャートである。
前記図5における第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に従いキーログメモリ12c(図4参照)に記録されたキーデータを再生しその動作を再現するために、図7における電卓エミュレーション処理の再生モードが起動されると、まず、表示部18に対して関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが表示される(図6(A)参照)。そして、キーログメモリ12cに記憶されている一連のキーデータが読み出され、前記ログ画面GLに全て表示される(ステップA1)。
すると、前記ログ画面GLに表示された各キーデータがその先頭から読み出され(ステップA2)、現在起動中の電卓エミュレータではない他のアプリケーションソフトに対応するキーデータであるか否か判断される(ステップA3)。
ここで、前記ログ画面GLから読み出されたキーデータが、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータではないと判断された場合には(ステップA3(No))、当該キーデータに応じた操作表示がエミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDP上にて行われる(ステップA4)。
そして、前記電卓ディスプレイDP上に表示された操作に応じた処理が実行され、当該ディスプレイDPの表示内容が更新される(ステップA5)。
この後、前記キーログメモリ12cから読み出されてログ画面GLに表示された一連のキーデータについて、次のキーデータがあると判断された場合には(ステップA6(Yes))、再び前記ステップA2からの処理に戻り、当該次のキーデータが読み出される。
そして、前記ステップA2にて読み出されるキーデータについて、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータではないと判断される状態では(ステップA3(No))、当該キーデータに応じた操作表示処理とその計算処理ならびに表示更新処理が繰り返し実行される(ステップA2〜A6→A2)。
ここで、前記ログ画面GLに表示された一連のキーデータから次に読み出されたキーデータについて、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータであると判断された場合には(ステップA3(Yes))、当該他のアプリケーションソフトが起動中であるか否か判断され(ステップA7)、起動中でないと判断された場合には(ステップA7(No))、そのアプリケーションプログラムのユーザ操作に応じた起動を促すメッセージが表示部18に表示される(ステップA8)。
すなわち、例えば前記図6(B)で示したように、ログ画面GLに表示された一連のキーデータが順次読み出されて、電卓エミュレータによる統計計算モードでの操作表示処理とその計算処理ならびに表示更新処理が繰り返し実行され、エミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDP上に統計データTが生成表示された後(ステップA2〜A6)、前記ログ画面GLから読み出された次のキーデータが、表計算のアプリ起動のためのキーデータKHであり、且つ当該表計算のアプリケーションソフトが起動中でないと判断された場合には(ステップA2,A3(Yes)→A7(No))、当該表計算のアプリケーションプログラム12a3のユーザ操作に応じた起動を促すメッセージが表示部18に表示される(ステップA8)。
ここで、ユーザ操作に応じて、前記表計算のアプリケーションプログラム12a3が起動され、前記図6(C)で示したように、前記エミュレーション画面GEおよびログ画面GLと共に当該表計算のアプリケーション(12a3)に従った表計算画面GHが表示部18に並列表示された状態で、次のキーデータとして「編集」「貼り付け」のためのキーデータKE,KPが読み出されると(ステップA6(Yes)→A2)、表計算アプリ(他のアプリ)のためのキーデータKE,KPであり、且つ当該表計算のアプリケーション(12a3)は起動中であると判断される(ステップA3(Yes)→A7(Yes))。
すると、前記表計算アプリのためのキーデータKE,KPに対応した操作表示処理が表計算画面GHにて実行されると共に(ステップA9)、前記電卓エミュレータに応じて前記エミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDPにて生成表示されている統計データTが、前記表計算のアプリケーション(12a3)に応じたデータ形式に変換され、表計算画面GHに貼り付けられて表示される(ステップA10)。
したがって、前記構成の計算機エミュレーション装置10の第1実施形態の電卓エミュレーション処理によれば、記録モードにおいて、関数電卓のエミュレーション画面GEに表示されたキーボードKBを操作してキー入力すると、当該電卓のキーデータがキーログメモリ12cに順次記憶されログ画面GLに表示されると共に、当該キー入力に応じた計算処理が実行されて電卓ディスプレイDPに表示される。ここで、キー入力部15からのユーザ操作に応じて、対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている他のアプリケーションソフトに対応したプログラムが起動され、同予め設定記憶されている他のアプリでの操作機能に応じた処理が実行される場合には、当該他のアプリの起動のためのキーデータおよびその操作機能のためのキーデータも前記キーログメモリ12cに引き続き記憶される。そして再生モードでは、前記キーログメモリ12cに記憶された一連のキーデータがログ画面GLに表示されて再実行されるのに伴い、前記他のアプリの起動のためのキーデータが読み出された場合には、当該他のアプリの起動要請メッセージが表示され、ユーザ操作に応じて前記他のアプリを起動させることで、同他のアプリの操作のためのキーデータに応じた処理も実行される。
このため、電卓エミュレータの動作に協働させて、ユーザ操作に応じて立ち上げられた他のアプリケーションソフトウエアによるキー入力履歴も、一連のキー入力履歴として容易に記録し再現することができる。
なお、前記第1実施形態の電卓エミュレーション処理において、他のアプリケーションソフトウエアの立上げは、ユーザ自らの操作により行う構成とした。これに対し、次の第2実施形態の電卓エミュレーション処理で説明するように、記録モードでは、予め設定記憶された他のアプリケーションソフトウエアを電卓エミュレータ上で立ち上げ、また再生モードでも、キーログメモリ12cから読み出される前記他のアプリケーションソフトウエアの起動のためのキーデータに応じて当該他のアプリケーションソフトウエアが立ち上がる構成としてもよい。
(第2実施形態)
図8は、前記計算機エミュレーション装置10による第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)を示すフローチャートである。
図9は、前記第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に伴う表示動作を示す図である。
ユーザ操作に応じて、各種のアプリケーションプログラムの中から関数電卓のエミュレータプログラム12a2が選択されて起動されると、まず図9(A)に示すように、表示部18に対して関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが並列表示される。
前記関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが並列表示された状態で、当該エミュレーション画面GEにおけるキーボードKBの所望のキーが、マウスカーソルによりクリック操作されて入力されるか、あるいはキー入力部15の操作により指定されて入力されると(ステップB1(Yes))、この入力されたキーデータはキーログメモリ12cに逐次記憶されると共に、前記ログ画面GLに順次表示される(ステップB2)。
またこれと共に、前記キーボードKBに対するキー操作に応じた処理が実行されディスプレイDPの表示内容が更新される(ステップB3)。
前記図9(A)で示した関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLでは、前記図6(A)で示した内容と同様に、電卓エミュレータによる統計計算モードにおいて所望の統計データTを入力生成している動作例を示しており、前記キーボードKBに対するキー操作に応じた処理が実行されてユーザ所望の統計データTが生成され電卓ディスプレイDPに表示されている(ステップB1〜S4)。
このような電卓エミュレータによるキー入力に応じたキーログ記憶・ログ画面表示処理、計算・電卓ディスプレイ表示処理の過程において、キー入力部15のユーザ操作に応じて、他のアプリケーションソフトウエアを起動させるための指示がなされたと判断されると(ステップB1(Yes)→B2(Yes))、対応アプリ設定メモリ12b(図3参照)に予め設定記憶されている他のアプリケーションソフトウエアの識別データ12b1,12b2に従って、図9(B)に示すように、当該識別データ12b1,12b2に対応した他のアプリケーションを一覧にした他アプリメニュー画面WMが前記ログ画面GL上にウインドウにして表示される(ステップB5)。
そして、前記他アプリメニュー画面WMにおいて、キー入力部15のユーザ操作に応じたカーソルCuの移動および決定指示により、その何れかのアプリケーションが選択されたと判断されると(ステップB6(Yes))、当該選択されたアプリケーションプログラムが起動され(ステップS7)、そのアプリ起動に関わった一連のキーデータが前記キーログメモリ12c(図4参照)に続けて記録されると共に、前記ログ画面GLに続けて表示される(ステップB8)。
例えば前記図9(A)で示したように、電卓エミュレータでの統計計算モードにおいて生成された統計データTを、表計算のアプリケーション上にて利用するために、前記図9(B)で示した他アプリメニュー画面WMに従い表計算「EXCER」のアプリケーションプログラム12a3が選択されて起動されると、図9(C)に示すように、前記エミュレーション画面GEおよびログ画面GLと共に当該表計算のアプリケーションに従った表計算画面GHが表示部18に並列表示される。そして、前記表計算のアプリ起動のためのキーデータKHが前記キーログメモリ12cに続けて記録されると共に、前記ログ画面GLに続けて表示される(ステップB5〜B8)。
こうして、前記電卓エミュレータと協働して、他のアプリケーションソフトウエアである表計算(12a3)が起動された状態で、キー入力部15のユーザ操作により「編集」「貼り付け」のためのキーデータKE,KPが入力されると(ステップB9(Yes))、前記対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている表計算の識別コード12b1およびその「編集」「貼り付け」の機能設定データ12b1a,12b1bに基づいて、前記表計算の「編集」「貼り付け」について、処理可能なアプリであることが判断されると共に(ステップB10(Yes))、処理可能な操作機能であることが判断される(ステップB11(Yes))。
すると、前記入力された「編集」「貼り付け」のキーデータKE,KPがキーログメモリ(図4参照)に記録されると共に、前記図6(C)で示したように、表示部18のログ画面GLに続けて表示される(ステップB12)。
すると、前記エミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDPにて生成表示されている統計データTが、前記表計算のアプリケーション(12a3)に応じたデータ形式に変換され、表示部18の表計算画面GHに貼り付けられて表示される(ステップB13)。
一方、前記ステップB9において、他のアプリケーションソフトウエアに従ったユーザ入力操作があったと判断された場合に(ステップB9(Yes))、当該他のアプリケーションソフトウエアについて前記対応アプリ設定メモリ12bに対応する識別データ12bnが記憶されてなく、処理可能なアプリではないと判断されるか(ステップB10(No))、または処理可能なアプリであると判断された場合でも(ステップB10(Yes))、前記対応アプリ設定メモリ12bにその操作機能の設定データ12bna,12bnbが記憶されてなく、処理可能な操作機能ではないと判断された場合には(ステップB11(No))、エラーであることのメッセージが表示部18に表示されユーザに報知される(ステップB14)。
このように、前記対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている識別データ12bnに応じた他のアプリケーションソフトウエアとその機能設定データ12bna,12bnbに応じた操作機能については、当該関数電卓のエミュレータ(12a2)の動作上にて選択的に立ち上げ協働して実行させることができ、また前記他のアプリの立上げとその操作に伴う一連のキーデータも前記電卓エミュレータのログ画面GLに共に表示させ、前記キーログメモリ12cに記録できるようになる。
図10は、前記計算機エミュレーション装置10による第2実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)を示すフローチャートである。
前記図8における第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に従いキーログメモリ12c(図4参照)に記録されたキーデータを再生しその動作を再現するために、図10における電卓エミュレーション処理の再生モードが起動されると、まず、表示部18に対して関数電卓のエミュレーション画面GEおよびログ画面GLが表示される(図9(A)参照)。そして、キーログメモリ12cに記憶されている一連のキーデータが読み出され、前記ログ画面GLに全て表示される(ステップC1)。
すると、前記ログ画面GLに表示された各キーデータがその先頭から読み出され(ステップC2)、現在起動中の電卓エミュレータではない他のアプリケーションソフトに対応するキーデータであるか否か判断される(ステップC3)。
ここで、前記ログ画面GLから読み出されたキーデータが、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータではないと判断された場合には(ステップC3(No))、当該キーデータに応じた操作表示がエミュレーション画面GEの電卓ディスプレイDP上にて行われる(ステップC4)。
そして、前記電卓ディスプレイDP上に表示された操作に応じた処理が実行され、当該ディスプレイDPの表示内容が更新される(ステップC5)。
この後、前記キーログメモリ12cから読み出されてログ画面GLに表示された一連のキーデータについて、次のキーデータがあると判断された場合には(ステップC6(Yes))、再び前記ステップC2からの処理に戻り、当該次のキーデータが読み出される。
そして、前記ステップC2にて読み出されるキーデータについて、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータではないと判断される状態では(ステップC3(No))、当該キーデータに応じた操作表示処理とその計算処理ならびに表示更新処理が繰り返し実行される(ステップC2〜C6→C2)。
ここで、前記ログ画面GLに表示された一連のキーデータから次に読み出されたキーデータについて、他のアプリケーションソフトに対応するキーデータであると判断された場合には(ステップC3(Yes))、当該他のアプリケーションソフトが起動中であるか否か判断され(ステップC7)、起動中でないと判断された場合には(ステップC7(No))、当該他のアプリケーションプログラムが起動される(ステップC8)。
すなわち、例えば前記図9(C)で示したように、ログ画面GLに表示された一連のキーデータが順次読み出されて、電卓エミュレータによる統計計算モードでの操作表示処理とその計算処理ならびに表示更新処理が繰り返し実行され、エミュレーション画面GEのディスプレイDP上に統計データTが生成表示された後(ステップC2〜C6)、前記ログ画面GLから読み出された次のキーデータが、表計算のアプリ起動のためのキーデータKHであり、且つ当該表計算のアプリケーションソフトが起動中でないと判断された場合には(ステップC2,C3(Yes)→C7(No))、当該表計算のアプリケーションプログラム12a3が起動され、前記エミュレーション画面GEおよびログ画面GLと共に当該表計算のアプリケーションに従った表計算画面GHが表示部18に並列表示される(ステップC8)。
ここで、次のキーデータとして「編集」「貼り付け」のためのキーデータKE,KPが読み出されると(ステップC6(Yes)→C2)、表計算のアプリ(他のアプリ)のためのキーデータKE,KPであり、且つ当該表計算のアプリケーションプログラム12a3は起動中であると判断される(ステップC3(Yes)→C7(Yes))。
すると、前記図6(C)で示したように、前記表計算のアプリのためのキーデータKE,KPに対応した操作表示処理が表計算画面GHにて実行されると共に(ステップC9)、前記電卓エミュレータに応じて前記エミュレーション画面GEのディスプレイDPにて生成表示されている統計データTが、前記表計算のアプリケーション(12a3)に応じたデータ形式に変換され、表計算画面GHに貼り付けられて表示される(ステップC10)。
したがって、前記構成の計算機エミュレーション装置10の第2実施形態の電卓エミュレーション処理によれば、記録モードにおいて、関数電卓のエミュレーション画面GEに表示されたキーボードKBを操作してキー入力すると、当該電卓のキーデータがキーログメモリ12cに順次記憶されログ画面GLに表示されると共に、当該キー入力に応じた計算処理が実行されて電卓ディスプレイDPに表示される。ここで、キー入力部15からのユーザ操作に応じて、他のアプリケーションの立上げ指示がなされると、対応アプリ設定メモリ12bに予め設定記憶されている他のアプリケーションソフトを一覧にした他アプリメニュー画面WMが表示され、当該他アプリメニュー画面WMに従い選択された他のアプリケーションプログラムが起動される。この際、前記他のアプリの起動のためのキーデータおよび当該起動されたアプリの操作のためのキーデータも前記キーログメモリ12cに引き続き記憶される。そして再生モードでは、前記キーログメモリ12cに記憶された一連のキーデータがログ画面GLに表示されて再実行されるのに伴い、前記他のアプリの起動のためのキーデータが読み出された場合には、当該他のアプリが起動され、同他のアプリの操作のためのキーデータに応じた処理も実行される。
このため、電卓エミュレータの動作に協働させて立ち上げられた他のアプリケーションソフトウエアによるキー入力履歴も、一連のキー入力履歴として容易に記録し再現することができる。
なお、前記各実施形態において記載した計算機エミュレーション装置による各処理の手法、すなわち、図5のフローチャートで示す第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)、図7のフローチャートで示す第1実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)、図8のフローチャートで示す第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)、図10のフローチャートで示す第2実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体(16)に格納して配布することができる。そして、PCなどを使用した計算機エミュレーション装置は、この外部記憶媒体(16)に記憶されたプログラムを内部メモリ(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した計算機エミュレータに基づく他のアプリケーション処理との協働機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ17)から前記のプログラムデータを取り込み、前述した計算機エミュレータに基づく他のアプリケーション処理との協働機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係る計算機エミュレーション装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記計算機エミュレーション装置10のプログラムメモリ12aに記憶されたプログラムの内容を示す図。 前記計算機エミュレーション装置10の対応アプリ設定メモリ12bに記憶された対応アプリ設定データの内容を示す図。 前記計算機エミュレーション装置10のキーログメモリ12cに記憶されたキーログデータK1〜Knの具体例を示す図。 前記計算機エミュレーション装置10による第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)を示すフローチャート。 前記第1実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に伴う表示動作を示す図。 前記計算機エミュレーション装置10による第1実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)を示すフローチャート。 前記計算機エミュレーション装置10による第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)を示すフローチャート。 前記第2実施形態の電卓エミュレーション処理(記録モード)に伴う表示動作を示す図。 前記計算機エミュレーション装置10による第2実施形態の電卓エミュレーション処理(再生モード)を示すフローチャート。 関数電卓のエミュレータをPC上で機能させた場合の従来の動作画面を示す図。
符号の説明
10 …計算機エミュレーション装置(PC)
11 …コンピュータ本体
12 …記憶装置(メモリ)
12a…プログラムメモリ
12a1…装置制御プログラム(OS)
12a2…電卓エミュレータプログラム
12a3…表計算プログラム
12a4…文書作成プログラム
12b…対応アプリ設定メモリ
12bn…対応アプリの識別データ
12bna,12bnb…操作機能の設定データ
12c…キーログメモリ
13 …記録媒体読み書き部
14 …通信部
15 …キー入力部
16 …外部記憶媒体
17 …Webサーバ(プログラムサーバ)
18 …表示部
GE …電卓エミュレーション画面
KB …キーボード
DP …ディスプレイ
T …統計データ
GL …ログ画面
KH …表計算起動キーデータ
KE …「編集」キーデータ
KP …「貼り付け」キーデータ
GH …表計算画面
WM …他アプリメニュー画面

Claims (8)

  1. 計算機のキーボードおよび表示部を表示画面上に模倣表示させ、当該キーボードのユーザ操作に応じた計算処理の内容を前記表示部に表示させる計算機エミュレーション装置であって、
    当該計算機エミュレーション装置により協働可能な他のアプリケーションを設定する対応アプリ設定手段と、
    ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを起動させる他アプリ起動制御手段と、
    ユーザ操作に応じた操作データが前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションのための操作データか否かを判断する操作データ判断手段と、
    前記キーボードの操作データ、および前記他アプリ起動制御手段による他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データ、および前記操作データ判断手段により判断された前記他のアプリケーションのための操作データを、それぞれその操作順にメモリに記憶する操作データ記憶手段と、
    この操作データ記憶手段により記憶された一連の操作データを前記表示画面に表示させる操作データ表示制御手段と、
    この操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データに応じた処理を再実行する再実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする計算機エミュレーション装置。
  2. 前記他アプリ起動制御手段は、
    ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを前記表示画面に一覧にして表示させる他アプリ一覧表示制御手段と、
    この他アプリ一覧表示制御手段により一覧表示された他のアプリケーションをユーザ操作に応じて選択する他アプリ選択手段とを有し、
    この他アプリ選択手段により選択された他のアプリケーションを起動させることを特徴とする請求項1に記載の計算機エミュレーション装置。
  3. 前記再実行制御手段は、
    前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段と、
    この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段と、
    この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションの起動要請メッセージを出力する起動メッセージ出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の計算機エミュレーション装置。
  4. 前記再実行制御手段は、
    前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段と、
    この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段と、
    この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションを起動させる再実行時他アプリ起動制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計算機エミュレーション装置。
  5. 情報処理装置のコンピュータを制御して、計算機のキーボードおよび表示部を表示画面上に模倣表示させ、当該キーボードのユーザ操作に応じた計算処理の内容を前記表示部に表示させる計算機エミュレーションプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    当該計算機エミュレーションプログラムにより協働可能な他のアプリケーションを設定する対応アプリ設定手段、
    ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを起動させる他アプリ起動制御手段、
    ユーザ操作に応じた操作データが前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションのための操作データか否かを判断する操作データ判断手段、
    前記キーボードの操作データ、および前記他アプリ起動制御手段による他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データ、および前記操作データ判断手段により判断された前記他のアプリケーションのための操作データを、それぞれその操作順にメモリに記憶する操作データ記憶手段、
    この操作データ記憶手段により記憶された一連の操作データを前記表示画面に表示させる操作データ表示制御手段、
    この操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データに応じた処理を再実行する再実行制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な計算機エミュレーションプログラム。
  6. 前記他アプリ起動制御手段は、前記コンピュータを、
    ユーザ操作に応じて前記対応アプリ設定手段により設定された他のアプリケーションを前記表示画面に一覧にして表示させる他アプリ一覧表示制御手段、
    この他アプリ一覧表示制御手段により一覧表示された他のアプリケーションをユーザ操作に応じて選択する他アプリ選択手段として機能させ、
    この他アプリ選択手段により選択された他のアプリケーションを起動させることを特徴とする請求項5に記載の計算機エミュレーションプログラム。
  7. 前記再実行制御手段は、前記コンピュータを、
    前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段、
    この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段、
    この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションの起動要請メッセージを出力する起動メッセージ出力手段、
    として機能させることを特徴とする請求項5に記載の計算機エミュレーションプログラム。
  8. 前記再実行制御手段は、前記コンピュータを、
    前記操作データ表示制御手段により表示された一連の操作データを順次読み出す操作データ読み出し手段、
    この操作データ読み出し手段により前記他のアプリケーションの起動に伴うユーザ操作に応じた操作データが読み出された場合に、当該他のアプリケーションが起動しているか否かを判断する他アプリ起動判断手段、
    この他アプリ起動判断手段により前記他のアプリケーションが起動していないと判断された場合に、当該他のアプリケーションを起動させる再実行時他アプリ起動制御手段、
    として機能させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の計算機エミュレーションプログラム。
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