JP2009211534A - 移動物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動物体を高精度に検出する移動物体検出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】道路上の移動物体を検出する移動物体検出装置1であって、移動物体の位置を検出する移動物体検出手段10,31と、道路上での移動物体の移動範囲を限定する移動範囲限定手段41と、移動範囲限定手段41によって限定された移動範囲内において、移動物体検出手段10,31によって所定時間間隔でそれぞれ検出された各位置についての対応付けを行う対応付け手段51とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーダを利用して移動物体を検出する移動物体検出装置に関する。
近年、衝突防止装置、車間制御装置などの運転支援装置が開発されている。これら運転支援装置では、自車両の前方を走行する車両を検出することが重要となる。このような検出装置には、レーザレーダによって一定時間毎に走査しながらレーザ光を発光するとともに受光し、一定時間毎に検出した時系列の多数の検出点の位置データにおいて現時刻の検出点の位置データ群と前時刻の検出点の位置データ群とを距離や反射強度などによって対応付けを行い、対応付けられた現時刻の位置データと前時刻の位置データから前方車両の相対速度などを推定している。さらに、特許文献1に記載のレーダ装置では、検出エリア外から検出エリア内に侵入してくる車両を早期に検出するために、反射強度のスキャン分布方向に基づいて検出エリアの端部の分布から検出エリア外に存在する物体の分布形状を予め抽出しておく。
特開2007−240384号公報 特開平10−239436号公報 特開平7−225275号公報
上記の位置データの対応付けでは、距離と反射強度だけで対応付けを行っているので、誤対応が発生する場合がある。例えば、検出エリアに入ってきたばかりの車両の場合、その車両からレーダまで遠いために、反射強度も弱くかつ距離精度も低い、また、検出できる位置データの数も少ない。また、白い車両とガードレールが近接している場合、同程度の反射強度を持ちかつ距離の近い位置データが多数検出される。このようなデータを用いて対応付けを行った場合、誤対応が発生する可能性が高くなる。その結果、前方車両の検出精度が低下する。
そこで、本発明は、移動物体を高精度に検出する移動物体検出装置を提供することを課題とする。
本発明に係る移動物体検出装置は、道路上の移動物体を検出する移動物体検出装置であって、移動物体の位置を検出する移動物体検出手段と、道路上での移動物体の移動範囲を限定する移動範囲限定手段と、移動範囲限定手段によって限定された移動範囲内において、移動物体検出手段によって所定時間間隔でそれぞれ検出された各位置についての対応付けを行う対応付け手段とを備えることを特徴とする。
この移動物体検出装置では、移動物体検出手段により所定時間間隔で移動物体に対する各位置を検出し、時系列の位置データを取得する。移動物体は、道路(歩道も含む)上を移動する物体であり、例えば、車両、自動二輪車、自転車、歩行者である。道路上を移動する移動物体の場合、通常、道路上の様々な制約に従って移動しなければならないので、移動範囲を限定することができる。そこで、移動物体検出装置では、移動範囲限定手段により移動物体の道路上での移動範囲を限定する。そして、移動物体検出装置では、対応付け手段によりその限定した移動範囲内において所定時間間隔の各位置データの対応付けを行い、対応する位置データ(つまり、同じ移動物体に対する異なる時刻での位置データ)から移動物体の情報を検出する。このように、移動物体検出装置では、検出対象の移動物体が移動可能な移動範囲を限定した中で対応付けを行うので、対応付けの精度が向上する。その結果、誤対応が低減し、移動物体を高精度に検出できる。
本発明の上記移動物体検出装置では、移動範囲限定手段は、道路形状又は/及び移動物体の過去の移動軌跡に基づいて移動範囲を限定する構成としてもよい。
移動物体は、通常、道路形状(例えば、道路の輪郭形状、レーン形状)に沿って移動する。また、過去に移動物体が移動していた移動軌跡であれば、以降も、その移動軌跡に沿って移動する可能性が高い。そこで、この移動物体検出装置では、移動範囲限定手段により道路形状又は/及び移動物体の過去の移動軌跡に基づいて移動範囲を限定することにより、移動物体の移動範囲を高精度に限定することができる。道路形状や過去の移動軌跡は事前に検知可能であり、過去に移動物体が移動した実績があるので、これらの情報から対応付けを行う範囲を限定することにより、新たに検出された位置データに対する対応付けに非常に有効となる。
本発明の上記移動物体検出装置では、移動範囲限定手段は、道路上の交通ルールに基づいて移動可能な隣接移動範囲を限定し、対応付け手段は、移動範囲限定手段によって限定された移動範囲及び隣接移動範囲内において、移動物体検出手段によって所定時間間隔でそれぞれ検出された各位置についての対応付けを行う構成としてもよい。
道路上を移動するには様々な交通ルール(例えば、一方通行、右折専用車線、左折専用車線、進入禁止)があり、この交通ルールによって道路上の移動の制約(例えば、移動物体が移動可能な範囲かあるいは移動不可な範囲か)を受ける。そこで、この移動物体検出装置では、移動範囲限定手段により道路上の交通ルールに基づいて移動可能な隣接移動範囲を限定する。そして、移動物体検出装置では、対応付け手段により移動範囲及び隣接移動範囲内において所定時間間隔の各位置データについての対応付けを行い、対応する位置データから移動物体の情報を検出する。このように、移動物体検出装置では、移動物体が移動可能な隣接移動範囲も考慮して対応付けを行うので、対応付けの精度がより向上し、検出精度もより高精度になる。
本発明は、検出対象の移動物体が移動可能な移動範囲を限定した中で対応付けを行うことにより、対応付けの精度が向上し、移動物体を高精度に検出できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る移動物体検出装置の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明に係る移動物体検出装置を、車両に搭載される障害物検出装置に適用する。本実施の形態に係る障害物検出装置は、道路上を移動する障害物(例えば、車両)を検出し、検出した障害物情報を車間制御装置、衝突防止装置などの運転支援装置に提供する。本実施の形態には、道路上の移動範囲の限定方法の違いにより3つの形態があり、第1の実施の形態が道路形状に基づいて限定する方法であり、第2の実施の形態が過去の走行軌跡に基づいて限定する方法であり、第3の実施の形態がレーン形状と交通遷移ルールに基づいて限定する方法である。なお、検出方向としては、前方とするが、側方、後方などの他の方向でもよい。
図1〜図5を参照して、第1の実施の形態に係る障害物検出装置1について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。図2は、図1のレーザレーダで検出される位置データの説明図である。図3は、図1の道路形状取得部で取得される道路形状の一例である。図4は、図1の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。図5は、図1の対応付け部での対応付けの説明図である。
障害物検出装置1は、レーザ光を利用したレーダによって所定時間毎に検出点のデータ(位置データなど)を取得し、前時刻の位置データ群と現時刻の位置データ群とを対応付けし、対応する位置データ(同じ障害物に対する前時刻の位置データと現時刻の位置データ)から障害物情報を求める。特に、障害物検出装置1では、対応付けの精度を向上させるために、道路形状に基づいて障害物の局所的な移動範囲を分割し、現時刻の位置データを含む分割領域内で対応付けを行う。そのために、障害物検出装置1は、レーザレーダ10及びECU[Electronic Control Unit]21を備えている。
レーザレーダ10は、レーザ光を利用して物体を検出する走査型のレーダである。レーザレーダ10は、自車の前端部の中央に取り付けられる。レーザレーダ10は、レーザ光の発光部と受光部を水平方向に回転させるアクチュエータ(モータなど)を備えている。レーザレーダ10では、所定時間毎に、アクチュエータによって発光部と受光部を水平方向に回転させ、レーザ光を水平方向の所定角度毎に出射し、反射してきたレーザ光を受光する。そして、レーザレーダ10では、所定時間毎に、受光できた各反射点(検出点)についてのデータ(走査方位角θ、出射時刻、受光時刻、受光強度(反射強度)など)からなるレーダ信号をECU21に送信する。
走査方位角θについては、アクチュエータに設けられたロータリエンコーダなどで検出され、自車を基準とする場合にはレーザレーダ10の自車の取り付け位置や取り付け角度が加味される。レーザレーダ10での検出間隔である所定時間は、レーザレーザの性能、ECUの処理能力、障害物に対して必要とされる検出精度などを考慮して予め設定される。なお、レーザレーダ10を水平方向だけで走査するものを示したが、鉛直方向も走査するものでもよい。また、走査方向を変化させる手段としては、アクチュエータ以外にも、光学素子などの他の手段でもよい。
ECU21は、CPU[Central ProcessingUnit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]などからなる電子制御ユニットであり、障害物検出装置1を統括制御する。ECU21では、ROMに記憶されている障害物検出装置1用のアプリケーションをRAMにロードしてCPUで実行することにより、位置検出部31、道路移動範囲限定部41(自車位置推定部41a、道路形状取得部41b、移動範囲限定部41c)、対応付け部51が構成される。ECU21では、所定時間毎に、レーザレーダ10からレーダ信号を受信する。そして、ECU21では、各部31,41,51での処理を行い、障害物を検出できた場合にはその障害物の情報を障害物情報信号として運転支援装置に送信する。
なお、第1の実施の形態では、レーザレーダ10及び位置検出部31が特許請求の範囲に記載する移動物体検出手段に相当し、道路移動範囲限定部41が特許請求の範囲に記載する移動範囲限定手段に相当し、対応付け部51が特許請求の範囲に記載する対応付け手段に相当する。
位置検出部31は、所定時間毎に、レーダ信号に含まれる各検出点の情報に基づいて、各検出点についての検出点データを生成する。そして、位置検出部31では、その生成した検出点データに検出時刻を対応付けて記憶する。検出点データとしては、方位角θ(走査方位角θ)、距離L、自車(レーザレーダ10)からの相対的な位置P(x,y)、反射強度などからなる。距離Lは、レーザ光の速度を出射時刻と受光時刻との時間差で除算して算出される。相対位置P(x,y)は、距離Lと方位角θを用いて、式(1)により算出される(図2参照)。
Figure 2009211534
道路移動範囲限定部41は、自車周辺の道路形状(歩道形状も含む)に基づいて自車周辺での障害物の移動範囲を限定し、対応付け部51で対応付けを行う際に用いる分割領域を生成する。そのために、道路移動範囲限定部41は、自車位置推定部41a、道路形状取得部41b、移動範囲限定部41cを有している。
自車位置推定部41aは、自車の道路上の現在位置を推定する。自車位置推定部41aとしては、例えば、GPS[Global Positioning System]受信機で受信したGPS信号を取り入れ、GPS信号に基づいて現在位置を算出したり、ナビゲーションシステムを搭載している車両の場合にはナビゲーションシステムで求められた現在位置を取り込む。
道路形状取得部41bは、自車の現在位置に基づいて、自車周辺(特に、自車から前方側)の道路形状を取得する。道路形状取得部41bとしては、例えば、道路形状を格納したデータベースを備えており、そのデータベースから自車の現在位置周辺の道路形状を抽出したり、カメラで撮像した自車の前方画像から画像処理により道路形状を認識する。取得される道路形状としては、例えば、図3に示すような道路の輪郭線OF,OFからなる形状であり、道路上のレーン形状などの詳細な形状情報は必要ない。この道路形状としては、多次の関数、折れ線、ノードとリンクなどで示される。
移動範囲限定部41cは、自車の周辺の道路形状に沿って障害物が移動可能な領域を分割し、分割領域を生成する。具体的には、移動範囲限定部41cでは、図4に示すように、道路形状OF,OFに沿って、道路の幅方向に一定幅W毎に重なり幅dwの重なりを持つように各領域に分割し、分割領域を生成する。さらに、道路の進行方向に一定距離D毎に領域を分割してもよい。図4に示す例の場合、実線の対と破線の対とで交互に分割領域を示しており、7個の分割領域R,R,・・・がある。
通常、車両などは、道路に沿って移動するので、このような分割領域内を移動し、必要に応じて隣接する分割領域に移動する。一定幅Wは、レーザレーダの検出誤差や分解能、レーザレーザでの検出時間間隔の間に車両が横方向に移動可能な最大移動量などを考慮して設定される。重なり幅dwは、車両のレーンチェンジなどによって横方向に大きな移動が発生し、分割領域を跨ぐような場合を考慮して設けられ、例えば、一定幅Wに対して1/3、1/4などの幅が設定される。なお、片側一車線など、横方向への大きな移動がないことが予め判っている道路の場合、重なり幅dwを0としてもよい。
対応付け部51は、分割領域内で異なる時刻間(前時刻と現時刻間)の位置データの対応付けを行う。具体的には、対応付け部51では、現時刻tで検出された全ての検出点の位置データPi,tについて以下の処理を行う。まず、対応付け部51では、位置データPi,tを含む分割領域Rを全て抽出する。ここでは、位置データPi,tが隣接する分割領域の重なり部分に存在する場合には2つの分割領域が抽出され、それ以外の場合には1つの分割領域が抽出される。図5に示す例の場合、位置データP1,tの場合、2つの分割領域R、分割領域Rが抽出される。
さらに、対応付け部51では、抽出した各分割領域Rについて、分割領域Rに含まれていた前時刻t−1での全ての検出点の位置データPk,t−1を抽出する。図5に示す例の場合、分割領域Rについては3つの位置データP1,t−1,P2,t−1,P3,t−1が抽出され、分割領域Rについては3つの位置データP4,t−1,P5,t−1,P6,t−1が抽出される。
そして、対応付け部51では、分割領域Rで抽出された位置データPk,t−1毎に、現時刻tの位置データPi,tと前時刻の位置データPk,t−1との一致度E(Pi,t,Pk,t−1)を算出する。一致度Eとしては、例えば、式(2)に示すような2点間の距離によって評価するものがある。この一致度Eの場合、値が小さいほど2点間の距離が近く、評価が高い。
Figure 2009211534
対応付け部51では、抽出した全ての分割領域Rにおいて現時刻tの位置データPi,tと抽出した前時刻t−1での全ての位置データPk,t−1との一致度Eをそれぞれ算出すると、その全ての一致度Eの中から最も評価の高い一致度E(2点間の距離が最も近いことを示す一致度)を選択する。そして、対応付け部51では、その選択した一致度Eに対応する位置データPk,t−1を抽出し、その抽出した位置データPk,t−1を現時刻tの位置データPi,tに対応する位置データ(つまり、同じ障害物に対するデータ)とする。この際、一致度Eに対して閾値(同じ障害物に対するデータではないと判定するための閾値)を設けておき、その選択された最も評価の高い一致度Eが閾値よりも評価が低くなる場合にはその位置データPk,t−1を破棄し、現時刻tの位置データPi,tに対応する前時刻t−1での位置データは無しとする。
そして、対応付け部51では、対応のとれた現時刻tの位置データPi,tと前時刻t−1の位置データPk,t−1から障害物の相対的な移動量、相対速度、さらに、絶対速度などを算出し、障害物の情報を検出する。
図5に示す例の場合、現時刻tの位置データP1,tと抽出された6つの位置データP1,t−1,P2,t−1,・・・との一致度Eがそれぞれ算出され、位置データP4,t−1との一致度Eが最も評価が高いと判定される。そして、位置データP1,tと位置データP4,t−1から障害物の情報が求められる。
図1〜図5を参照して、障害物検出装置1の動作について説明する。特に、ECU21の対応付け部51の処理については図6のフローチャートに沿って説明する。図6は、図1の対応付け部での処理の流れを示すフローチャートである。
レーザレーダ10では、所定時間毎に、水平方向の所定角度毎にレーザ光を出射するとともにその反射光を受光する。そして、レーザレーダ10では、受光できた各検出点についての情報をレーダ信号としてECU21に送信する。
現時刻tでのレーダ信号を受信する毎に、ECU21では、レーダ信号に含まれる各検出点の情報から、現時刻tでの各検出点iについての検出点データ(方位角θi,t、距離Li,t、位置Pi,t(xi,t,yi,t)、反射強度など)をそれぞれ生成し、全ての検出点データを記憶する。
また、ECU21では、自車の道路上の現在位置を推定し、自車周辺の道路形状を取得する。そして、ECU21では、その取得した道路形状に沿って障害物が移動可能な領域を分割し、分割領域を生成する。
ECU21では、ループ処理用の変数iを1で初期化する(S10)。また、ECU21では、現時刻tで検出された検出点の数Nを設定する(S11)。現時刻tのN個の検出点(位置データPi,t)について、以下の処理をそれぞれ行う。
ECU21では、ループ処理用の変数jを1で初期化する(S12)。また、ECU21では、現時刻tの位置データPi,tを含む分割領域を全て抽出し、その抽出した分割領域の数Ni,tを設定する(S13)。抽出されたNi,t個の分割領域Rについて、以下の処理をそれぞれ行う。
ECU21では、ループ処理用の変数kを1で初期化する(S14)。また、ECU21では、分割領域Rに含まれた前時刻t−1で検出された検出点(位置データ)を抽出し、その抽出した検出点の数Nj,t−1を設定する(S15)。抽出されたNj,t−1個の検出点(位置データPk、t−1)について、以下の処理をそれぞれ行う。
ECU21では、現時刻tの位置データPi,tと分割領域Rに含まれた前時刻t−1の位置データPk、t−1との一致度E(Pi,t,Pk、t−1)を算出する(S16)。そして、ECU21では、変数kに1を加算する(S17)。さらに、ECU21では、変数kがNj,t−1を超えたか否かを判定する(S18)。S18にて変数kがNj,t−1以下と判定した場合、ECU21では、S16に戻って、次の位置データPk、t−1についての処理を行う。
S18にて変数kがNj,t−1を超えたと判定した場合、ECU21では、変数jに1を加算する(S19)。さらに、ECU21では、変数jがNi,tを超えたか否かを判定する(S20)。S20にて変数jがNi,t以下と判定した場合、ECU21では、S14に戻って、次の分割領域Rに対する処理を行う。
S20にて変数jがNi,tを超えたと判定した場合、抽出した全ての分割領域Rに含まれた前時刻t−1の全ての位置データPk、t−1との一致度Eが算出されたので、ECU21では、現時刻tの位置データPi,tに対して一致度Eによる評価が最も高くなる位置データPk、t−1があったか否かを判定する(S21)。S21にて一致度Eによる評価が最も高くなる位置データPk、t−1があったと判定した場合だけ、ECU21では、その評価が最も高かった位置データPi,tと位置データPk、t−1とのペアを記憶する(S22)。S21にて一致度Eによる評価が最も高くなる位置データPk、t−1が無かったと判定した場合、現時刻tの位置データPi,tに対応する前時刻t−1の位置データがない。
ECU21では、変数iに1を加算する(S23)。さらに、ECU21では、変数iがNを超えたか否かを判定する(S24)。S24にて変数iがN以下と判定した場合、ECU21では、S12に戻って、次の現時刻tでの位置データPi,tに対する処理を行う。
S24にて変数iがNを超えたと判定した場合、現時刻tで検出された全ての位置データPi,tに対する処理が終了したので、ECU21では、記憶している位置データPi,tと位置データPk、t−1の各ペアに基づいて、障害物の各情報を算出する(S25)。
そして、ECU21では、検出できた全ての障害物についての情報を障害物情報信号として運転支援装置に送信する。
この障害物検出装置1によれば、障害物が移動可能な移動範囲を限定した分割領域内で現時刻と前時刻の位置データの対応付けを行うので、対応付けの精度が向上する。その結果、現時刻と前時刻の位置データの誤対応が低減し、障害物を高精度に検出できる。この障害物の情報を用いることにより、適切な運転支援を行うことができる。さらに、障害物検出装置1によれば、車両などが走行する道路形状に沿って分割領域を生成するので、適切な分割領域を生成することができる。
図7〜図9を参照して、第2の実施の形態に係る障害物検出装置2について説明する。図7は、第2の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。図8は、図7の走行軌跡取得部で取得される走行軌跡の一例である。図9は、図7の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。なお、障害物検出装置2では、第1の実施の形態に係る障害物検出装置1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
障害物検出装置2は、障害物検出装置1と比較すると、道路上の移動範囲の限定方法だけが異なり、ECUにおける一部の処理だけが異なる。障害物検出装置2では、障害物(車両など)の過去の走行軌跡に基づいて障害物の局所的な移動範囲を分割し、現時刻の位置データを含む分割領域内で対応付けを行う。そのために、障害物検出装置2は、レーザレーダ10及びECU22を備えている。
ECU22は、CPU、ROM、RAMなどからなる電子制御ユニットであり、障害物検出装置2を統括制御する。ECU22では、ROMに記憶されている障害物検出装置2用のアプリケーションをRAMにロードしてCPUで実行することにより、位置検出部32、道路移動範囲限定部42(自車位置推定部42a、走行軌跡取得部42b、移動範囲限定部42c)、対応付け部52が構成される。ECU22では、所定時間毎に、レーザレーダ10からレーダ信号を受信する。そして、ECU22では、各部32,42,52での処理を行い、障害物を検出できた場合にはその障害物の情報を障害物情報信号として運転支援装置に送信する。なお、位置検出部32及び対応付け部52については、第1の実施の形態に係る位置検出部31及び対応付け部51と同様の処理なので、説明を省略する。
なお、第2の実施の形態では、レーザレーダ10及び位置検出部32が特許請求の範囲に記載する移動物体検出手段に相当し、道路移動範囲限定部42が特許請求の範囲に記載する移動範囲限定手段に相当し、対応付け部52が特許請求の範囲に記載する対応付け手段に相当する。
道路移動範囲限定部42は、自車周辺の過去の障害物の走行軌跡に基づいて自車周辺での障害物の移動範囲を限定し、対応付け部52で対応付けを行う際に用いる分割領域を生成する。そのために、道路移動範囲限定部42は、自車位置推定部42a、走行軌跡取得部42b、移動範囲限定部42cを有している。なお、自車位置推定部42aは、第1の実施の形態に係る自車位置推定部41aと同様の処理を行うので、説明を省略する。
走行軌跡取得部42bは、自車の現在位置に基づいて、自車周辺(特に、自車から前方側)の障害物の過去の走行軌跡を取得する。走行軌跡取得部42bとしては、例えば、障害物の過去の走行軌跡を格納したデータベースを備えており、そのデータベースから自車の現在位置周辺の過去の走行軌跡を抽出する。過去の走行軌跡は、多数の車両などから収集されたGPSやナビゲーションシステムを利用した走行軌跡データあるいは多数のプローブカーなどから収集された走行軌跡データが蓄積され、これらの多数の走行軌跡データから生成される。取得される過去の走行軌跡としては、図8に示すような一本の線ML1,ML2,ML3でそれぞれ表される。この走行軌跡としては、多次の関数、折れ線、ノードとリンクなどで示される。走行軌跡の場合、走行軌跡ML1,ML2のような道路形状に沿ったものだけでなく、走行軌跡ML3のような道路に沿って建っている店舗に進入/退出するためのものなどの障害物の様々な移動に関した情報がある。
移動範囲限定部42cは、自車の周辺の過去の走行軌跡に沿って障害物が移動可能な領域を分割し、分割領域を生成する。具体的には、移動範囲限定部42cでは、図9に示すように、過去の走行軌跡ML1,ML2,ML3に沿って、過去の走行軌跡ML1,ML2,ML3に直交する方向に一定幅W毎に重なり幅dwの重なりを持つように各領域に分割し、分割領域を生成する。さらに、過去の走行軌跡ML1,ML2,ML3の進行方向に一定距離D毎に領域を分割してもよい。図9に示す例の場合、実線の対と破線の対とで交互に分割領域を示しており、10個の分割領域R,R,・・・がある。この例の場合、分割領域R,R,R10のように、道路の側部から道路内に進入する分割領域も生成されている。なお、一定幅W、重なり幅dwは、第1の実施の形態と同様の幅である。
対応付け部52は、分割領域内で異なる時刻間(前時刻と現時刻間)の位置データの対応付けを行う。対応付け部52では、第1の実施の形態に係る対応付け部51と同様の処理を行うが、特に、移動範囲限定部42cで設定した分割領域群から現時刻tの位置データPi,tを含む分割領域Rを全て抽出する。
障害物検出装置2の動作については、障害物検出装置1の動作と比較すると、自車周辺の障害物の過去の走行軌跡を取得する点とこの取得した過去の走行軌跡に沿って障害物が移動可能な領域を分割して分割領域を生成する点だけが異なるので、説明を省略する。
この障害物検出装置2によれば、第1の実施の形態と同様に、分割領域内で現時刻と前時刻の位置データの対応付けを行うので、対応付けの精度が向上し、障害物を高精度に検出できる。特に、障害物検出装置2によれば、障害物の過去の走行軌跡に沿って分割領域を生成するので、適切な分割領域を生成することができる。さらに、走行軌跡の場合には道路形状とは関係のない分割領域も生成できるので、より有効な分割領域を生成することができる。その結果、より対応付け精度が向上する。
図10〜図14を参照して、第3の実施の形態に係る障害物検出装置3について説明する。図10は、第3の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。図11は、図10のレーン形状取得部で取得されるレーン形状と交通遷移ルール取得部で取得される交通遷移ルールの一例である。図12は、図10の移動範囲限定部で分割されるレーン毎の領域の一例である。図13は、図10の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。図14は、図10の移動範囲限定部で設定される分割領域間の遷移情報の一例である。なお、障害物検出装置3では、第1の実施の形態に係る障害物検出装置1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
障害物検出装置3は、障害物検出装置1と比較すると、道路上の移動範囲の限定方法及びそれに伴う分割領域の抽出方法だけが異なり、ECUにおける一部の処理だけが異なる。障害物検出装置3では、レーン形状に基づいて障害物の局所的な移動範囲を分割するとともに交通遷移ルールに基づいて隣接する分割領域間の遷移情報を設定し、現時刻の位置データを含む分割領域及びその領域に遷移可能な隣接の分割領域内で対応付けを行う。そのために、障害物検出装置3は、レーザレーダ10及びECU32を備えている。
ECU23は、CPU、ROM、RAMなどからなる電子制御ユニットであり、障害物検出装置3を統括制御する。ECU23では、ROMに記憶されている障害物検出装置3用のアプリケーションをRAMにロードしてCPUで実行することにより、位置検出部33、道路移動範囲限定部43(自車位置推定部43a、レーン形状取得部43b、交通遷移ルール取得部43c、移動範囲限定部43d)、対応付け部53が構成される。ECU23では、所定時間毎に、レーザレーダ10からレーダ信号を受信する。そして、ECU23では、各部33,43,53での処理を行い、障害物を検出できた場合にはその障害物の情報を障害物情報信号として運転支援装置に送信する。なお、位置検出部33については、第1の実施の形態に係る位置検出部31と同様の処理なので、説明を省略する。
なお、第3の実施の形態では、レーザレーダ10及び位置検出部33が特許請求の範囲に記載する移動物体検出手段に相当し、道路移動範囲限定部43が特許請求の範囲に記載する移動範囲限定手段に相当し、対応付け部53が特許請求の範囲に記載する対応付け手段に相当する。
道路移動範囲限定部43は、自車周辺のレーン形状に基づいて自車周辺での障害物の移動範囲を限定するとともに交通遷移ルールに基づいて隣接する分割領域間の遷移情報を設定し、対応付け部53で対応付けを行う際に用いる分割領域及び遷移情報を生成する。そのために、道路移動範囲限定部43は、自車位置推定部43a、レーン形状取得部43b、交通遷移ルール取得部43c、移動範囲限定部43dを有している。なお、自車位置推定部43aは、第1の実施の形態に係る自車位置推定部41aと同様の処理を行うので、説明を省略する。
レーン形状取得部43bは、自車の現在位置に基づいて、自車周辺(特に、自車から前方側)のレーン形状を取得する。レーン形状取得部43bとしては、例えば、レーン形状を格納したデータベースを備えており、そのデータベースから自車の現在位置周辺のレーン形状を抽出したり、カメラで撮像した自車の前方画像から画像処理によりレーン形状を認識する。取得されるレーン形状としては、例えば、図11に示すような各レーンを示す形状情報である。このレーン形状としては、多次の関数、折れ線、ノードとリンクなどで示される。
交通遷移ルール取得部43cは、自車の現在位置に基づいて、自車周辺の道路上で規定されている交通遷移ルールを取得する。交通遷移ルールとしては、交通遷移ルール取得部43cとして、例えば、路面標示の情報、標識情報などの交通遷移ルールを格納したデータベースを備えており、そのデータベースから自車の現在位置周辺の交通遷移ルールを抽出したり、カメラで撮像した自車の前方画像から画像処理により路面標示や標識を認識する。取得される交通遷移ルールとしては、例えば、図11に示すような各レーンの進行方向、一方通行の標識情報である。
移動範囲限定部43dは、自車の周辺のレーン形状に沿って障害物が移動可能な領域を分割して分割領域を生成するとともに、交通遷移ルールに従って隣接する分割領域間の遷移可能な遷移情報を生成する。具体的には、移動範囲限定部43dでは、レーン形状に基づいて、レーン毎に領域を分割する。交差点などのレーンがない場所では、右折、左折、直進などに応じて適切な曲率でその間を補間して領域を分割する。例えば、図12において、破線で示すように、レーン毎に領域を分割する。
次に、移動範囲限定部43dでは、レーン毎に分割した領域を進行方向に一定距離D毎に各領域を分割し、分割領域を生成する。例えば、図13において、細線で示すようにレーン毎の領域が更に進行方向に沿って分割され、多数の分割領域R,R,R,・・・が生成される。
次に、移動範囲限定部43dでは、交通遷移ルールに従って、隣接した分割領域において遷移可能な方向を示す遷移情報を設定する。例えば、図14において、矢印で示すような、分割領域Rから分割領域Rへの方向の遷移情報、分割領域Rから分割領域Rへの方向の遷移情報である。
対応付け部53は、分割領域内で異なる時刻間(前時刻と現時刻間)の位置データの対応付けを行う。対応付け部53は、第1の実施の形態に係る対応付け部51と比較すると、移動範囲限定部43dで設定した分割領域群から分割領域を抽出する処理が異なる。この異なる処理だけ説明する。対応付け部53では、現時刻tで検出された各検出点の位置データPi,tを含む分割領域Rを抽出する。第3の実施の形態では分割領域に重なり領域を設けていないので、ここでは、常に、1つの分割領域が抽出される。さらに、対応付け部53では、遷移情報に基づいて、その抽出した分割領域Rに遷移することが可能な分割領域Rを抽出する。つまり、前時刻t−1の位置データPk,t−1(所定時間前の障害物の位置データ)との対応付けを行うので、現時刻tの位置データPi,tを含む分割領域Rへ遷移することができる分割領域Rも抽出する。例えば、図14において、現時刻tの位置データPi,tが分割領域Rに含まれているとすると、分割領域R及び分割領域Rに遷移することができる分割領域R、分割領域Rが抽出される。
図10〜図14を参照して、障害物検出装置3の動作について説明する。特に、ECU23の対応付け部53の処理については図15のフローチャートに沿って説明する。図15は、図10の対応付け部での処理の流れを示すフローチャートである。
レーザレーダ10、ECU23の位置検出部33では、第1の実施の形態で説明した同様の動作を行うので、説明を省略する。
ECU23では、自車の道路上の現在位置を推定し、自車周辺のレーン形状及び交通遷移ルールを取得する。そして、ECU23では、その取得したレーン形状に基づいて障害物が移動可能な領域を分割し、分割領域を生成する。さらに、ECU23では、交通遷移ルールに従って、隣接する分割領域間の遷移情報を設定する。
ECU23では、ループ処理用の変数iを1で初期化する(S30)。また、ECU23では、現時刻tで検出された検出点の数Nを設定する(S31)。現時刻tのN個の検出点(位置データPi,t)について、以下の処理をそれぞれ行う。
ECU23では、ループ処理用の変数jを1で初期化する(S32)。また、ECU23では、現時刻tの位置データPi,tを含む分割領域を抽出するとともにその抽出した分割領域に対する遷移情報に基づいてその分割領域に遷移可能な分割領域を抽出し、その抽出した合計の分割領域の数Ni,tを設定する(S33)。抽出されたNi,t個の分割領域Rについて、以下の処理をそれぞれ行う。
ECU23における以下のS34〜S45の各処理は、第1の実施の形態で説明したECU21におけるS14〜S25に各処理と同様の処理なので、説明を省略する。
この障害物検出装置3によれば、第1の実施の形態と同様に、分割領域内で現時刻と前時刻の位置データの対応付けを行うので、対応付けの精度が向上し、障害物を高精度に検出できる。特に、障害物検出装置3では、レーン形状に沿って分割領域を生成するので、適切な分割領域を生成することができる。さらに、障害物検出装置3では、交通遷移ルールに従って隣接する分割領域間の遷移情報を生成するので、その遷移情報により前時刻の位置データを含む分割領域を適切に抽出することができる。その結果、より対応付けの精度が向上する。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では車両に搭載される障害物検出装置に適用したが、衝突防止装置、車間制御装置などの運転支援装置や周辺監視装置などの他の装置にも適用可能である。また、検出対象としては、車両以外にも、自動二輪車、自転車、人などの他の移動体でもよい。
また、本実施の形態では移動物体検出手段としてレーザレーダを用いる構成としたが、ミリ波レーダなどの他のレーダ検出手段を用いてもよい。
また、本実施の形態では現時刻のデータと前時刻のデータとの対応付けを行う構成としたが、前々時刻のデータなどの更に過去のデータとの対応付けも行う構成としてもよい。
また、本実施の形態ではECUにおいてリアルタイムで分割領域(道路移動範囲)を生成してゆく構成としたが、予め生成した分割領域をデータベースに格納し、データベースから自車周辺の分割領域群を抽出するようにしてもよい。
また、本実施の形態では道路上の移動範囲の限定方法(分割領域の生成方法)の違いにより3つの形態について説明したが、このうちの幾つかの方法を併用して限定する方法でもよいし、あるいは、別の情報を用いて限定する方法でもよい。
第1の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。 図1のレーザレーダで検出される位置データの説明図である。 図1の道路形状取得部で取得される道路形状の一例である。 図1の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。 図1の対応付け部での対応付けの説明図である。 図1の対応付け部での処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。 図7の走行軌跡取得部で取得される走行軌跡の一例である。 図7の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。 第3の実施の形態に係る障害物検出装置の構成図である。 図10のレーン形状取得部で取得されるレーン形状と交通遷移ルール取得部で取得される交通遷移ルールの一例である。 図10の移動範囲限定部で分割されるレーン毎の領域の一例である。 図10の移動範囲限定部で限定される分割領域の一例である。 図10の移動範囲限定部で設定される分割領域間の遷移情報の一例である。 図10の対応付け部での処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1,2,3…障害物検出装置、10…レーザレーダ、21,22,23…ECU、31,32,33…位置検出部、41,42,43…道路移動範囲限定部、41a,42a,43a…自車位置推定部、41b…道路形状取得部、41c,42c,43d…移動範囲限定部、42b…走行軌跡取得部、43b…レーザ形状取得部、43c…交通遷移ルール取得部、51,52,53…対応付け部

Claims (3)

  1. 道路上の移動物体を検出する移動物体検出装置であって、
    移動物体の位置を検出する移動物体検出手段と、
    道路上での移動物体の移動範囲を限定する移動範囲限定手段と、
    前記移動範囲限定手段によって限定された移動範囲内において、前記移動物体検出手段によって所定時間間隔でそれぞれ検出された各位置についての対応付けを行う対応付け手段と
    を備えることを特徴とする移動物体検出装置。
  2. 前記移動範囲限定手段は、道路形状又は/及び移動物体の過去の移動軌跡に基づいて移動範囲を限定することを特徴とする請求項1に記載する移動物体検出装置。
  3. 前記移動範囲限定手段は、道路上の交通ルールに基づいて移動可能な隣接移動範囲を限定し、
    前記対応付け手段は、前記移動範囲限定手段によって限定された移動範囲及び隣接移動範囲内において、前記移動物体検出手段によって所定時間間隔でそれぞれ検出された各位置についての対応付けを行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する移動物体検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9046378B2 (en) 2010-07-27 2015-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving assistance device

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