JP2009211484A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排他制御を行う情報処理装置において、ロック取得期間を短縮し、高性能の情報処理装置を提供する。
【解決手段】主記憶装置13と、所定のプログラムを実行する処理装置11と、処理装置11から主記憶装置13に含まれる同一の記憶領域に対してアクセスが競合した場合に排他制御を行う制御装置12と、を備えた情報処理装置1において、制御装置12は、複数のアクセス要求に排他制御に伴うロック処理を解除するためのアンロック要求が含まれる場合、競合制御部122にアンロック要求を優先して選択させるアンロック優先部124を含むように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
近年、多プロセッサ傾向やマルチスレッド化が強まっている。マルチプロセッサ方式及びマルチスレッド方式の情報処理装置においては、複数のアクセスが同一の記憶領域に競合するため、排他制御機能を有することが一般的である。
この種の排他制御に関連する技術として、ロック要求専用の命令及びアンロック要求専用の命令を設けることによって、共有資源の読込み回数を減らし、処理負荷を軽減した排他制御方式が、特許文献1に記載されている。
また、複数の主記憶要求元を備える実行処理装置からシステム制御装置への出力部が一つであり、該出力部が先行処理を一旦受け付けると後続処理を受け付けない構成において、一の主記憶要求元からアンロック要求を出力する際に、他の主記憶要求元から出力されたロック要求が該出力部を専有しているとデッドロックになる。これを回避する目的で、一の主記憶要求元が出力したアンロック要求を実行処理装置内で優先処理する排他制御方式が、特許文献2に記載されている。
また、複数の主記憶要求元が一つの記憶装置を共有する構成において、競合する複数のアクセス要求の実行順序を決定する方法の一例が、特許文献3に記載されている。
また、命令解読装置にてアトミック命令を解読した場合、アトミック命令専用の判別信号を出力し、実行する命令の優先順位判定に用いる方法の一例が、特許文献4に記載されている。
特開昭60−107170号公報 特開昭62−028866号公報 特開平06−195313号公報 特開平09−146838号公報
しかしながら、上記文献記載の技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
一般的に多プロセッサ傾向やマルチスレッド化が強まるほどに、ロック取得期間は延長する傾向にある。情報処理装置におけるシステム性能のボトルネックとなる危険性が非常に高い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排他制御を行う情報処理装置において、ロック取得期間を短縮し、高性能の情報処理装置を提供することにある。
本発明によれば、主記憶装置と、所定のプログラムを実行する処理装置と、前記処理装置から前記主記憶装置に含まれる同一の記憶領域に対してアクセスが競合した場合に排他制御を行う制御装置と、を備えた情報処理装置であって、前記処理装置は、前記所定のプログラムをデコードするデコード部と、前記処理装置から前記主記憶装置へのアクセスを要求するアクセス制御部と、を含み、前記制御装置は、前記アクセス制御部からのアクセス要求を受け付けるアクセス受付部と、前記アクセス受付部にて受け付けた複数のアクセス要求が前記主記憶装置に含まれる同一の記憶領域に競合した場合、前記複数のアクセス要求を調停し、実行するアクセス要求を選択する競合制御部と、前記競合制御部が選択したアクセス要求を前記主記憶装置に対して実行するアクセス実行部と、前記複数のアクセス要求に前記排他制御に伴うロック処理を解除するためのアンロック要求が含まれる場合、前記競合制御部に前記アンロック要求を優先して選択させるアンロック優先部と、を含むことを特徴とする情報処理装置が提供される。
ここで、主記憶装置、処理装置及び制御装置を備えている構成は、複数のアクセスが同一の記憶領域に対して競合する構成となっている情報処理装置においては、一般的な構成である。また、処理装置に含まれるデコード部及びアクセス制御部、制御装置に含まれるアクセス受付部、競合制御部及びアクセス実行部も、同様に一般的な構成である。
この発明によれば、競合している複数のアクセス要求に排他制御に伴うロック処理を解除するためのアンロック要求が含まれる場合、アンロック要求を優先して実行することが可能となる。
上記情報処理装置において、前記処理装置は、前記デコード部にてデコードされた前記所定のプログラムから、アンロック要求の識別情報を検出する識別情報検出部と、前記識別情報検出部にて前記識別情報を検出した場合は、前記識別情報を前記アクセス制御部と同期して前記制御装置に対して前記識別情報を出力する識別情報制御部と、を含み、前記制御装置は、前記識別情報制御部から前記識別情報を受け付ける識別情報受付部を含むことができる。
この構成によれば、処理装置がデコードされた所定のプログラムに含まれるアンロック要求の識別情報を検出し、アクセス要求と同期して該識別情報を制御装置に伝達することができる。
上記情報処理装置において、前記アクセス制御部はキャッシュ間のコヒーレンシ制御を必要としない前記主記憶装置に対するアクセス要求を、前記主記憶装置に対して直接実行することができる。
この構成によれば、キャッシュ間のコヒーレンシ制御を必要としないアクセス要求は、制御装置を介さず、アクセス制御部から主記憶装置に直接実行することができる。
上記情報処理装置において、処理装置を複数用いて構成することができる。
この構成によれば、単一の処理装置(マルチスレッド方式)に限らず、複数の処理装置(マルチプロセッサ方式)を用いることができる。
上記情報処理装置において、前記アンロック要求の命令コードは任意の専用コードとすることができる。
この構成によれば、所定のプログラムがデコードされた段階で、アンロック要求は識別可能となる。
本発明によれば、複数のアクセス要求の中からアンロック要求を優先して実行することができるため、ロック取得期間を短縮することが可能となり、高性能の情報処理装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る実施の形態の情報処理装置の機能を示す機能ブロック図である。
本発明に係る実施の形態の情報処理装置1は、主記憶装置13と、所定のプログラムを実行する処理装置11と、処理装置11から主記憶装置13に含まれる同一の記憶領域に対してアクセスが競合した場合に排他制御を行う制御装置12と、を備えた情報処理装置であって、処理装置11は、所定のプログラムをデコードするデコード部111と、処理装置11から主記憶装置13へのアクセスを要求するアクセス制御部112と、を含み、制御装置12は、アクセス制御部112からのアクセス要求を受け付けるアクセス受付部121と、アクセス受付部121にて受け付けた複数のアクセス要求が主記憶装置13に含まれる同一の記憶領域に競合した場合、複数のアクセス要求を調停し、実行するアクセス要求を選択する競合制御部122と、競合制御部122が選択したアクセス要求を主記憶装置13に対して実行するアクセス実行部123と、複数のアクセス要求に排他制御に伴うロック処理を解除するためのアンロック要求が含まれる場合、競合制御部122にアンロック要求を優先して選択させるアンロック優先部124と、を含む。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
情報処理装置1の主な構成物は処理装置11、制御装置12、主記憶装置13であるが、排他制御機能を有する情報処理装置としては、一般的な構成である。
図1に示すように、処理装置11は、デコード部111と、アクセス制御部112と、を含む。
デコード部111は、実行すべき所定のプログラムをデコードする。所定のプログラムは主記憶装置13に限らず、外部装置や外部ネットワークなど、読込先は問わない。
アクセス制御部112は、主記憶装置13へのアクセスを要求する。また、キャッシュへのアクセスやキャッシュ間のコヒーレンシ制御が必要な際のアクセスなども要求する。
また、図1に示すように、制御装置12はアクセス受付部121と、競合制御部122と、アクセス実行部123と、アンロック優先部124と、を含む。
アクセス受付部121は、処理装置11から主記憶装置13に対するアクセス要求を受け付ける。また、キャッシュ間のコヒーレンシ制御が必要な際のアクセスなども受け付ける。
競合制御部122は、主記憶装置13に含まれる同一の記憶領域に対して複数のアクセス要求が競合した場合、複数のアクセス要求の中から実行するアクセス要求を選択する。
アクセス実行部123は、主記憶装置13に対するアクセス要求を実行する。
アンロック優先部124は、アクセス受付部121からアクセス要求の情報およびアンロック要求の識別情報を取得し、アクセス受付部121が受け付けたアクセス要求がアンロック要求であることを識別した場合、競合制御部122にアンロック要求を優先して選択させる。アンロック要求の識別情報の取得方法及びアンロック要求の優先選択方法の詳細については、後述する。
主記憶装置13は、読み出し要求を受けた場合、要求元に対してデータを返却する。また、書き込み要求の場合、記憶内容を更新する。
次に、本発明に係わる実施の形態の情報処理装置における動作フローについて、図2を用いて説明する。
まず、処理装置11は実行するプログラムを読み込む。上述のとおり、その読込先は問わない(ステップS101)。
デコード部111は読み込まれたプログラムをデコードする(ステップS102)。
アクセス制御部112は、デコードされた命令に従い、主記憶装置13に対してアクセス要求を出力する(ステップS103)。
アクセス受付部121は、アクセス要求を受け付ける。アンロック優先部124は、アクセス受付部121からアンロック要求の優先判定に必要な情報を取得し、優先判定を行う(ステップS104)。
判定結果が優先調停となった場合(S104の判定がYESの場合)、競合制御部122は優先調停状態に遷移し(ステップS105)、判定結果に従ってアンロック要求を優先して選択する。また、判定結果が通常調停となった場合(S104の判定がNOの場合)、競合制御部122は通常の調停を行う(ステップS106)。
アクセス実行部123は、調停されたアクセス要求を主記憶装置13に対して実行する。主記憶装置13はそのアクセス要求に従い、任意の処理を実行する(ステップS107)。
(第2実施形態)
次に、上述したアンロック要求の識別情報の取得方法の一例について、具体的に説明する。図3は、本発明に係る実施の形態の情報処理装置において、アンロック要求の識別情報取得専用機能を追加した機能ブロック図である。
図3に示すように、本発明に係る実施の形態の情報処理装置2において、処理装置21、22、23及び24は、デコード部211にてデコードされた所定のプログラムから、アンロック要求の識別情報を検出する識別情報検出部213と、識別情報検出部213にて識別情報を検出した場合は、識別情報をアクセス制御部212と同期して制御装置25に対して識別情報を出力する識別情報制御部214と、を含み、制御装置25は、識別情報制御部214から識別情報を受け付ける識別情報受付部255を含むことができる。
情報処理装置2の主な構成物は四台の処理装置21、22、23、24と、制御装置25と主記憶装置26である。本実施形態においては、処理装置は四台にて構成しているが、その台数は一または複数の任意で構わない。
図3に示すように、処理装置21は、デコード部211と、アクセス制御部212と、識別情報検出部213と、識別情報制御部214と、を含む。また、他の処理装置22、23、24においても同様の構成とする。
デコード部211は、上述したデコード部111の機能と同様である。
アクセス制御部212は、上述したアクセス制御部112の機能に加えて、キャッシュ間のコヒーレンシ制御を必要としないアクセス要求は、主記憶装置26へ直接実行できる。これによって、アクセス受付部251へのアクセス数を軽減することができる。
識別情報検出部213は、デコード部211にてデコードされた所定のプログラムからアンロック要求の識別情報を検出する。識別情報を検出する方法の詳細については、後述する。
識別情報制御部214は、識別情報検出部213にて識別情報を検出した場合に、アクセス制御部212が出力するアクセス要求と同期して、制御装置25に対して識別情報を出力する。
また、図3に示すように、制御装置25は、アクセス受付部251と、競合制御部252と、アクセス実行部253と、アンロック優先部254と、識別情報受付部255と、を含む。
アクセス受付部251と、競合制御部252と、アクセス実行部253は、それぞれ上述したアクセス受付部121と、競合制御部122と、アクセス実行部123の機能と同様である。
識別情報受付部255は、識別情報制御部214の出力した識別情報を受け付ける。
アンロック優先部254は、上述したアンロック優先部124の機能と同様である。ただし、本構成においては、アンロック要求の識別情報の入手先は識別情報受付部255となる。
主記憶装置26は、上述した主記憶装置13の機能と同様である。
上述した識別情報を検出する方法の一例について、具体的に説明する。
所定のプログラムがアンロック要求を伴う場合、アンロック要求の命令コードを任意のアンロック要求専用の命令コードとする。プログラムをデコードする度に、そのプログラムの命令コードとアンロック要求専用命令コードのリストを比較し、一致すればアンロック要求と識別できる。
図4は上述した識別情報の検出方法を実現するための識別情報検出部の回路である。デコード回路311は、所定のプログラムの命令コードをデコードする。一致回路312はデコード回路311にてデコードされた命令コードと、任意のアンロック専用命令コードが一致していることを検出する。
上述したアンロック要求を優先して調停する方法の一例として、具体的に説明する。
アンロック優先部254は、アクセス受付部251及び識別情報受付部255から取得した情報から、図5のような調停論理に従って、優先判定結果を得る。
図5の要求元A〜Dは、それぞれ処理装置21〜24に対応している。アンロック識別有りの識別情報を出力した要求元が一つ存在した場合、優先判定結果は該要求元優先となる。この判定に従い、アンロック優先部254は競合制御部252に該要求元のアクセス要求を優先して選択させる。全ての要求元がアンロック識別なしの識別情報を出力する、またはアンロック識別有りの識別情報を出力した要求元が複数存在する場合、優先判定結果は通常調停となる。この判定に従い、アンロック優先部254は競合制御部252に通常調停をさせる。
以上図3、図4、図5において説明してきた方法を用いた場合の動作フローについて、図6を用いて説明する。
まず、処理装置21は実行するプログラムを読み込む。上述のとおり、その読込先は問わない(ステップS201)。
デコード部211は読み込まれたプログラムをデコードする(ステップS202)。
デコードされたプログラムによって要求されるアクセスについて、キャッシュ間のコヒーレンシ制御不要な場合(S203の判定がNOの場合)、アクセス制御部212は、主記憶装置26に対して直接アクセスする(ステップS203)。
キャッシュ間のコヒーレンシ制御が必要なアクセス要求の場合(S203の判定がYESの場合)、識別情報検出部213は、そのアクセス要求の命令コードからアンロック要求の識別情報を検出する(ステップS204)。
アクセス制御部212は、主記憶装置26に対してアクセス要求を出力する。この時、識別情報制御部214は、識別情報検出部213によって検出された識別情報を取得し、アクセス制御部212と同期して出力する(ステップS205)。
アクセス受付部251及び識別情報受付部255は、それぞれアクセス要求及び識別情報を受け付ける。アンロック優先部254は、アクセス受付部251及び識別情報受付部255からアンロック要求の優先判定に必要な情報を取得し、図5の論理に従って優先判定を行う(ステップS206)。
判定結果が優先調停となった場合(S206の判定がYESの場合)、競合制御部252は優先調停状態に遷移し(ステップS207)、判定結果に従ってアンロック要求を優先して調停する。また、判定結果が通常調停となった場合(S206の判定がNOの場合)、競合制御部252は通常の調停を行う(ステップS208)。
アクセス実行部253は、調停されたアクセス要求を主記憶装置26に対して実行する。主記憶装置26はそのアクセス要求に従い、任意の処理を実行する(ステップS209)。
以上説明したように、本発明の実施の形態の情報処理装置によれば、複数のアクセス要求の中からアンロック要求を優先して実行することができる。
図7は、複数のアクセス要求の中からアンロック要求を優先して実行することができることによって、本発明は従来処理よりロック取得期間が短くなることを示している。
従来の処理方法において、複数の処理装置からロック要求があった場合は、調停を行い、その中で一つのロック要求が選択され、該ロック要求の要求元である処理装置(CPU#0)がロック成功となる。ロック成功と同時に、対象記憶領域に対するロックが成立することを意味するので、ロック成功した処理装置はロック取得状態となる。
処理装置(CPU#0)が要求したアンロック要求が処理されるまで、ロック取得状態は継続する。この期間がロック取得期間である。ロック取得期間中、他の処理装置(CPU#mまたはCPU#n)は、調停時に選択されてもロック要求は受け付けられないので、ロック失敗と判定されるため、図2及び図6のフローに示すように、再度要求を繰り返す。
従来の処理方法では、調停時にアンロック要求と他のロック要求と区別ができず、同等として扱われるため、アンロック要求と他のロック要求が競合した場合、必ずしもアンロック要求が選択されるとは限らない。アンロック要求が調停にて選択されるまでアンロック処理ができず、ロック取得期間が延長する結果となる。
これに対して、本発明の処理方法では、調停時にアンロック要求と他のロック要求を区別して扱うので、アンロック要求と他のロック要求が競合した場合、アンロック要求が選択され、他のロック要求は次回の調停に繰り越しとなる。これによって、アンロック処理を実施するまでの時間を短縮できるので、従来の処理方法に比べてロック取得期間を短縮することができ、情報処理装置の性能向上が実現できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
本実施形態では、アンロック要求の識別情報は、専用の命令コードを持たせたが、識別情報として明示できればよく、その方法は問わない。たとえば、識別情報専用ビットを設けて、アンロック要求の有無をビット単位で明示する方法でもよい。
また、アンロック要求の識別情報取得専用機能として、識別情報検出部、識別情報制御部を処理装置に、識別情報受付部を制御装置に設けた事例にて説明したが、制御装置が識別情報を認識できればよく、この構成に限らない。たとえば、処理装置及び制御装置間にて授受するデータの構造やアクセスパターンによっては、処理装置にて識別情報を検出し、伝達しなくても、制御装置が識別情報を認識することも可能である。
実施の形態に係る情報処理装置の機能を示した機能ブロック図である。 実施の形態に係る情報処理装置の動作フローを示すフロー図である。 他の実施形態として図1の情報処理装置にアンロック要求の識別情報取得用の専用機能を追加した機能ブロック図である。 識別情報検出部の一例を示す図である。 調停時にアンロック要求を優先して選択する調停論理の一例を示す図である。 他の実施形態における情報処理装置の動作フローを示すフロー図である。 従来処理と本発明の処理の比較図である。
符号の説明
1 情報処理装置
11 処理装置
111 デコード部
112 アクセス制御部
12 制御装置
121 アクセス受付部
122 競合制御部
123 アクセス実行部
124 アンロック優先部
13 主記憶装置
2 情報処理装置
21〜24 処理装置(要求元A〜D)
211 デコード部
212 アクセス制御部
213 識別情報検出部
214 識別情報制御部
25 制御装置
251 アクセス受付部
252 競合制御部
253 アクセス実行部
254 アンロック優先部
255 識別情報受付部
26 主記憶装置
311 デコード回路
312 一致回路

Claims (5)

  1. 主記憶装置と、
    所定のプログラムを実行する処理装置と、
    前記処理装置から前記主記憶装置に含まれる同一の記憶領域に対してアクセスが競合した場合に排他制御を行う制御装置と、を備えた情報処理装置であって、
    前記処理装置は、
    前記所定のプログラムをデコードするデコード部と、
    前記処理装置から前記主記憶装置へのアクセスを要求するアクセス制御部と、
    を含み、
    前記制御装置は、
    前記アクセス制御部からのアクセス要求を受け付けるアクセス受付部と、
    前記アクセス受付部にて受け付けた複数のアクセス要求が前記主記憶装置に含まれる同一の記憶領域に競合した場合、前記複数のアクセス要求を調停し、実行するアクセス要求を選択する競合制御部と、
    前記競合制御部が選択したアクセス要求を前記主記憶装置に対して実行するアクセス実行部と、
    前記複数のアクセス要求に前記排他制御に伴うロック処理を解除するためのアンロック要求が含まれる場合、前記競合制御部に前記アンロック要求を優先して選択させるアンロック優先部と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記処理装置は、
    前記デコード部にてデコードされた前記所定のプログラムから、アンロック要求の識別情報を検出する識別情報検出部と、
    前記識別情報検出部にて前記識別情報を検出した場合は、前記識別情報を前記アクセス制御部と同期して前記制御装置に対して前記識別情報を出力する識別情報制御部と、を含み、
    前記制御装置は、
    前記識別情報制御部から前記識別情報を受け付ける識別情報受付部
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
    前記アクセス制御部は、
    キャッシュ間のコヒーレンシ制御を必要としない前記主記憶装置に対するアクセス要求を、前記主記憶装置に対して直接実行することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記処理装置を複数用いて構成することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の情報処理装置において、
    前記アンロック要求の命令コードは任意の専用コードとすることを特徴とする情報処理装置。
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