JP2009211062A - ディスプレイパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】複数の基板を有し、当該基板上に形成された蛍光体層の発光によって画像を具現するパネル組立体210と、パネル組立体に結合され、550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有するフィルタ組立体220と、を備えるディスプレイパネル200である。したがって、緑色波長帯の領域を含む波長帯で最小透過率を表すことによって、不要な光を吸収して色再現力を向上させうる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディスプレイパネルに係り、さらに詳細には、特定波長帯の発光スペクトルを吸収するように構造が改善されたディスプレイパネルに関する。
通常、平面ディスプレイパネルは、発光型と受光型とに大別される。発光型には、平面陰極線管と、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)と、電界発光ディスプレイパネルと、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)ディスプレイパネルと、がある。受光型には、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)パネルが挙げられる。
このうち、PDPは、複数の放電電極が配置されたパネル組立体内に放電ガスを注入して密閉した後、複数の放電電極に放電電圧を印加し、印加された放電電圧によって放電空間内の蛍光体層が発光して、所望の数字、文字、グラフィックなどの表示を具現するディスプレイパネルである。
図1を参照すれば、従来のPDP100は、パネル組立体101と、前記パネル組立体101の前方に支持部材102によって結合されたフィルタ組立体103と、前記パネル組立体101の後方に設置され、回路素子105が実装された駆動回路部104と、前記パネル組立体101、フィルタ組立体103、及び駆動回路部104を収容するケース106と、を備える。ここで、前記フィルタ組立体103は、導電性ライン107を通じてケース106の内部のシャーシ部分に接地されている。
従来のPDP100は、パネル組立体101や駆動回路部104の回路素子105から電磁波、赤外線、約590〜600nmの波長帯でのネオン発光などが起こる。
従来のフィルタ組立体103で最も多く遮断される波長帯は、590〜600nmの範囲のネオン発光領域である。ところが、新たな発光スペクトルを有する蛍光体層が開発されつつあり、ネオン領域帯だけでなく、他の領域帯での色純度を低める波長帯が発生することが分かった。
しかし、不要な領域帯の発光スペクトルを有する蛍光体層は、色純度外の他の部分、例えば、輝度飽和、残像を改善できるため、色々と短所があるにもかかわらず、使用せざるをえないという問題点がある。
特開2005−197240号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであって、低下した色純度をフィルタ組立体により高めるために、構造が改善されたディスプレイパネルを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一側面によるディスプレイパネルは、複数の基板を有し、当該基板上に形成された蛍光体層の発光によって画像を具現するパネル組立体と、前記パネル組立体に結合され、550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有するフィルタ組立体と、を備える。
また、前記フィルタ組立体は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面に形成された接着剤層と、前記接着剤層に混合され、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素と、を備える。
しかも、前記フィルタ組立体は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面にコーティングされ、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素層と、を備える。
さらに、前記吸収色素は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されることを特徴とする。
さらに、前記吸収色素は、スクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されることを特徴とする。
併せて、前記フィルタ組立体は、パネル組立体の前面に取り付けられることを特徴とする。
また、前記フィルタ組立体は、ベースガラスと、前記ベースガラスの一面に形成された接着剤層と、前記接着剤層に混合され、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素と、を備える。
しかも、前記フィルタ組立体は、ベースガラスと、前記ベースガラス上にコーティングされ、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素層と、を備える。
併せて、前記フィルタ組立体は、前記パネル組立体に対して所定間隔離隔されて配置されている。
さらに、前記フィルタ組立体は、490nmないし500nmの波長帯と、590nmないし600nmの波長帯とでそれぞれ最小透過率をさらに有することを特徴とする。
また、前記蛍光体層は、Y(P,V)O:Euを含む赤色蛍光体層と、YAl(BO)Tbを含む緑色蛍光体層と、BaMgAl1017:Euを含む青色蛍光体層と、を有することを特徴とする。
本発明のディスプレイパネルによれば、次のような効果が得られる。
第一に、緑色波長帯の領域を含む波長帯で最小透過率を有することによって、不要な光を吸収して色再現力を向上させうる。
第二に、青色波長帯の領域やネオン波長帯の領域を含む波長帯で最小透過率を有することにより色純度を高めうる。
第三に、接着剤層内に吸収色素を混合するか、または接着剤層の表面に吸収色素層をコーティングすることによって、不要な波長帯の発光スペクトルを低下させて、製造工程が非常に単純化される。
従来のPDPを示す構成図である。 本発明の一実施形態によるPDPを示す分離斜視図である。 図2のPDPを示す断面図である。 本発明の第1実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態による蛍光体層の発光スペクトルを示すグラフである。 本発明の一実施形態によるフィルタ組立体の発光スペクトルを示すグラフである。 本発明の他の実施形態によるフィルタ組立体の発光スペクトルを示すグラフである。 本発明の第2実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 本発明の第4実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 本発明の第5実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 本発明の第6実施形態によるフィルタ組立体を拡大して示す断面図である。 図4のフィルタ組立体の変形例を拡大して示す断面図である。 図8のフィルタ組立体の第1変形例を拡大して示す断面図である。 図8のフィルタ組立体の第2変形例を拡大して示す断面図である。 図11のフィルタ組立体の第1変形例を拡大して示す断面図である。 図11のフィルタ組立体の第2変形例を拡大して示す断面図である。 図11のフィルタ組立体の第3変形例を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の望ましい実施形態を、添付された図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるディスプレイパネルのうち、PDP200を分離して示す図面である。
図面を参照すれば、前記PDP200は、パネル組立体210と、前記パネル組立体210の前面に取り付けられたフィルタ組立体220と、前記パネル組立体210の後方に設置されたシャーシベース組立体230と、前記シャーシベース組立体230の後方に設置された駆動回路部240(図3)と、前記パネル組立体210、フィルタ組立体220、シャーシベース組立体230、及び駆動回路部240を全て収容するケース250と、を備える。
図3には、図2のPDP200の結合された状態が切り出されて示されている。
図面を参照すれば、前記パネル組立体210は、第1基板211と、前記第1基板211と対向するように配置されて結合された第2基板212とを備えており、前記第1基板211及び第2基板212の対向する内面のエッジは、フリットガラスのようなシーリング部材が塗布されて、これらの放電空間を外部から密閉させている。
前記パネル組立体210が面放電型パネルである場合、第1基板211と第2基板212との間には、放電電極が誘電体層によって埋め込まれており、隔壁によって放電セルを区画し、放電セル内には、赤色、緑色、青色の蛍光体が塗布され、He−XeやNe−Xeのような放電ガスが注入されている。すなわち、蛍光体層は、第1基板211および第2基板212上に形成されている。なお、ここで「基板上」には、基板に接して形成される場合のみならず、他の層を介して形成される場合も含まれる。
前記フィルタ組立体220は、可視光が透過される基板である第1基板211の前面に直接的に取り付けられている。前記フィルタ組立体220は、前記パネル組立体210から発生する電磁波、赤外線、ネオン発光、外光の反射などを遮断するために、複数枚のフィルムが積層されて構成されている。
前記シャーシベース組立体230に備えられたシャーシベース231は、接着部材260によって第2基板212の背面に取り付けられている。前記接着部材260は、第2基板212の背面中央に取り付けられ、駆動中にパネル組立体210から発生する熱をシャーシベース231に伝達する熱伝導媒体の役割を担う熱伝導シート261と、前記第2基板212の背面のエッジに沿って取り付けられ、前記パネル組立体210に対してシャーシベース231を固定させる両面テープ262と、を備える。
前記駆動回路部240は、パネル組立体210が設置された方向と反対であるシャーシベース231の背面に設置されている。前記駆動回路部240には、複数の回路素子241が実装されている。前記回路素子241が回路化された駆動回路部240には、フレキシブルプリンティッドケーブルのような信号伝達部232の一端が連結されており、前記信号伝達部232の他端は、パネル組立体210の各放電電極対の端子と接続されてパネル組立体210と回路素子241との電気的信号を相互伝達している。
前記信号伝達部232は、駆動IC233と、前記駆動IC233と電気的に連結された複数のリード234と、前記リード234を埋め込む柔軟性を有するフィルム235と、を備えている。
前記シャーシベース231の上下端の背面には、この強度を補強するためにシャーシ補強部材236が取り付けられており、前記シャーシベース231の端部の後方には、信号伝達部232の破損を防止するためにカバープレート237が設置されている。
前記信号伝達部232は、前記シャーシベース231の端部の後方とカバープレート237との間に配置されている。前記駆動IC233とシャーシ補強部材236との間には、サーマルグリース271が介在されており、前記駆動IC233とカバープレート237との間には、シリコンシート272が介在されている。
前記ケース250は、前記フィルタ組立体220の前方に設置されたフロントキャビネット251と、前記駆動回路部240の後方に設置されたカバーバック252とで形成されている。前記カバーバック252の上下端には、複数の通孔253が形成されている。
ここで、前記フィルタ組立体220には、550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有するフィルムを備えている。
さらに詳細に説明すれば、次の通りである。以下、前記の図面と同じ参照番号は、同じ機能を有する同じ部材を表す。
図4は、本発明の第1実施形態によるフィルタ組立体400を示す図面である。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体400には、第1ベースフィルム401が設けられている。前記第1ベースフィルム401は、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアクリレート(PAC)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(CT)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)からなる群から選択される何れか一つの高分子樹脂で形成されている。
前記第1ベースフィルム401の一面と第1基板211との間には、第1接着剤層402が介在されている。前記第1接着剤層402は、PSA接着剤層のようなポリマー系接着剤や、ゴム材のように接着性の良好な素材ならば、一つの素材に限定されるものではない。前記フィルタ組立体400は、前記第1接着剤層402によって前記第1基板211の前面に対して直接的に面接触して取り付けられている。
前記第1ベースフィルム401の他面には、電磁波遮蔽フィルタ403が取り付けられている。前記電磁波遮蔽フィルタ403は、パネル駆動中に発生する電磁波を遮蔽するために取り付けられている。このために、前記電磁波遮蔽フィルタ403は、微細な金属性メッシュでパターン化されている。前記電磁波遮蔽フィルタ403は、銅、銀、アルミニウム、白金、鉄、あるいはこれらの合金のような導電性に優れた素材で形成されうる。代案としては、導電性を有するセラミック材や炭素ナノチューブを使用しうる。
前記電磁波遮蔽フィルタ403は、金属性メッシュの形状をパターン化させるために多様な製造方式で製造されるが、メッキやエッチングによる方式が製造工程上簡単であり、パターンの定形化に有利である。
前記電磁波遮蔽フィルタ403は、金属性メッシュを利用する方法以外にも、ITO膜のような透明導電膜と、その上部に銅のような導電性に優れた金属層を酸化させて積層させうるなど、多様な実施形態が可能である。
前記電磁波遮蔽フィルタ403は、一領域を通じて接地ライン280(図3)が接続され、前記接地ライン280は、シャーシベース231やフロントケース251(図3)の導電部材に接地されている。
前記電磁波遮蔽フィルタ403の上部には、これをカバーするために第2接着剤層404が形成されている。前記第2接着剤層404は、第1接着剤層402のように、PSA接着剤層のようなポリマー系接着剤や、ゴム材のように接着性の良好な素材で形成されうる。
ここで、前記第2接着剤層404内には、吸収色素405が混合されている。前記吸収色素405は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含みうる。
前記吸収色素405が形成される理由は、次の通りである。
前記パネル組立体210内には、放電時に放電電極に印加される放電電圧によって放電セル中のXeガスのような放電ガスが励起され、放電ガスの励起によって発生した紫外線が吸収されて可視光を生成する蛍光体層が形成されている。
例えば、蛍光体層は、フォトルミネッセンス(Photo Luminescence:PL)メカニズムによる蛍光体層が挙げられる。前記蛍光体層の素材としては、Xeガスから発生する147nm帯の真空紫外線によって励起されるように、147nm帯で発光効率の良好な素材を使用する。
前記蛍光体層は、パネル200がカラー画像を具現できるように、赤色蛍光体層と、緑色蛍光体層と、青色蛍光体層とが各放電セル別に形成され、それぞれがサブピクセルをなしている。
ここで、赤色蛍光体層はY(P,V)O:Euを含み、緑色蛍光体層はYAl(BO)Tbを含み、青色蛍光体層はBaMgAl1017:Euを含むことが望ましい。代案としては、青色蛍光体層は、CaMgSi:Euや、BaMgAl1017:EuとCaMgSi:Euとの混合物を使用できるなどが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
また、前記蛍光体層は、放電時に放電空間の内部でイオン化反応によって発生した電子が、ガス励起などに使用して残ったエネルギーとして放電空間内で衝突するとき、電子の有するエネルギーが熱に変わって損失され、また、温度が上昇することを防止するために、放電空間内に電子の運動エネルギーを可視光に変える他の蛍光体層をさらに備えうる。
他の蛍光体層としては、陰極線(Cathode Luminescence:CL)蛍光体層や、量子ドット(Quantum Dot:QD)蛍光体層を使用しうる。陰極線蛍光体層としては、硫化物系蛍光体を使用でき、QD蛍光体層は、原子間の干渉がないため、外部からエネルギーを受ければ、原子エネルギーレベルで浮き上がった原子が安定化しつつ発光する。したがって、低い電圧でも励起が可能であるため、効率を向上させ、印刷工程が可能で大型化にも有利であるといえる。
前記のようなY(P,V)O:Euを含む赤色蛍光体層と、YAl(BO)Tbを含む緑色蛍光体層と、BaMgAl1017:Euを含む青色蛍光体層と、を有する蛍光体層は、特定波長帯、550nm以上580nm未満の波長帯、特に、550nmないし560nmの波長帯に相当する緑色領域で、緑色の色純度を落として色再現力を低下させる。
このような現象を防止するために、前記第2接着剤層404内には、吸収色素405が混合されている。前記吸収色素405は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含む。
前記吸収色素405としては、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されるか、またはスクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されることが望ましい。
前記吸収色素405を含むフィルタ組立体400は、緑色領域の発光スペクトルを含んで、550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有する。
また、前記吸収色素405は、490nmないし500nmの波長帯に相当する青色領域と、590nmないし600nmの波長帯に相当するネオン領域とでそれぞれ発光スペクトルを吸収できるように、前記領域の波長帯でそれぞれ最大吸収率を有する。
前記吸収色素405が混合された第2接着剤層404の表面には、第2ベースフィルム406の一面が取り付けられている。前記第2ベースフィルム406は、第1ベースフィルム401と同様に、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアクリレート(PAC)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(CT)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)からなる群から選択される何れか一つで形成された高分子樹脂からなっている。
前記第2ベースフィルム406の他面には、反射防止層407が形成されている。
前記反射防止層407は、外光の反射による視認性の低下を防止するためのAR(Anti−Reflection)膜層408と、AG(Anti−Glare)膜層409とが積層されているが、これらのうち何れか一層のみが形成されるか、またはそれ以外にハードコーティング層が形成されるなど、これらのうちの何れか一つに限定されるものではない。
前記反射防止層407の厚さは、2ないし7μmであり、ヘーズ値が1ないし7%であることが望ましい。前記AR膜層408を採用する場合、低屈折層及び高屈折層の形成によって、光の位相差で光を相殺減少させる。前記AG膜層409を採用する場合、表面に直径が1nmないし1mmの突起部、望ましくは0.5ないし20μmの突起部が形成されて光を散乱させうる。
前記反射防止層407の表面には、フィルタ組立体400の破損を防止するために保護用第3ベースフィルム410が形成されている。
代案としては、図13に示されたように、前記吸収色素405は、前記第1接着剤層402内に混合されるか、または前記第1接着剤層402及び第2接着剤層404内に前記吸収色素405が混合されるなどが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
一方、前記フィルタ組立体400には、近赤外線遮蔽層や、透過率調節層が混用されて追加的に形成されうる。近赤外線遮蔽層は、画面発光時に使われる不活性ガスのプラズマによる近赤外線の不要な発光を遮蔽するためのものである。また、透過率調節層は、透過する光の量を調節するためのものである。それ以外にも、前記フィルタ組立体400には、接着剤層に前記機能を追加するか、または多様な機能を有するフィルムを追加的にさらに設置することができる。
また、前記フィルタ組立体400は、パネル組立体210(図3)の内部から放電によって発生した紫外線によって蛍光体層が励起されて第1基板211を通じて透過される可視光に対する透光率が20ないし90%を維持しており、ヘーズ値は、1ないし15%であることが光の特性上望ましい。前記ヘーズ値が15%以上となれば、ディスプレイ装置から発光する光が薄ぼんやりと見える。
図5は、本発明の一実施形態による蛍光体層のスペクトルを示す図面である。
ここで、前記蛍光体層は、Y(P、V)O:Euを含む赤色蛍光体層と、YAl(BO)Tbを含む緑色蛍光体層と、BaMgAl1017:Euを含む青色蛍光体層とを有している。
図面を参照すれば、前記蛍光体層は、550nmないし560nmの波長帯に相当する緑色波長帯の領域(A)でピークが形成されて80%以上の高い透過率を有している。上記のような透過率は、緑色波長帯の領域で色純度を落として色再現力を低下させる。
本発明の第1実施形態による吸収色素405を有するフィルタ組立体400を適用する場合に、発光スペクトルは、図6に示した通りである。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体400は、緑色波長帯の領域を含む550nm以上580nm未満の波長帯の領域(B)で0.01%以上40%以下の透過率を有している。これにより、前記フィルタ組立体400は、緑色波長帯の領域で薄緑色や黄色の色相から緑色の色相に色座標が移動する。これにより、前記フィルタ組立体400の色再現力は向上しうる。
一方、図7に示したように、前記フィルタ組立体400は、緑色波長帯の領域を含む550nm以上580nm未満の波長帯の領域(C)で0.01%以上40%以下の透過率を有すると同時に、青色波長帯の領域を含む490ないし500nmの波長帯の領域(D)で0.01%以上40%以下の透過率を有し、ネオン波長帯の領域を含む590ないし600nmの波長帯の領域(E)で0.01%以上40%以下の透過率を有する。これにより、パネル組立体400の色再現力を高めうる。
図8は、本発明の第2実施形態によるフィルタ組立体800を示す図面である。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体800は、第1ベースフィルム801と、第2ベースフィルム806とを備える。前記第1ベースフィルム801と第2ベースフィルム806とは、実質的に同じ素材として、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアクリレート(PAC)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(CT)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)からなる群から選択される何れか一つの高分子樹脂で形成されている。
前記第1ベースフィルム801の一面と第1基板211との間には、ポリマー系接着剤や、ゴム材のような接着性に優れた第1接着剤層802が介在され、前記第1基板211に対してフィルタ組立体800を直接的に取り付けている。
前記第1ベースフィルム801の他面には、電磁波遮蔽フィルタ803が取り付けられている。前記電磁波遮蔽フィルタ803は、微細な金属性メッシュでパターン化されるか、または導電性に優れた金属層を酸化させて積層させて形成されうる。
前記電磁波遮蔽フィルタ803の上部には、これをカバーするために、ポリマー系接着剤や、ゴム材のような第2接着剤層804がコーティングされている。ここで、第2実施形態は、第1実施形態とは異なり、第2接着剤層804内に吸収色素が混合されず、前記第2接着剤層804の表面に吸収色素層805が形成されている。前記吸収色素層805は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含みうる。前記吸収色素層805は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されるか、またはスクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されることが望ましい。
また、前記吸収色素層805は、490nmないし500nmの波長帯に相当する青色発光領域と、590nmないし600nmの波長帯に相当するネオン発光領域とでそれぞれ最大吸収率を有する。
前記第2吸収色素層805の表面には、第2ベースフィルム806の一面が取り付けられている。前記第2ベースフィルム806の他面には、反射防止層807が形成されている。前記反射防止層807は、AR膜層808や、前記AG膜層809が積層されるか、またはこれらのうち少なくとも何れか一つの層で形成される。前記反射防止層807の表面には、保護膜層である第3ベースフィルム810が取り付けられている。
一方、前記吸収色素層805は、第2接着剤層805の表面以外に、図14に示したように、第2ベースフィルム806と反射防止層807との間に介在されるか、図15に示したように、第1ベースフィルム801と第1接着剤層802との間に介在される場合などが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
図9は、本発明の第3実施形態によるフィルタ組立体900を示す図面である。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体900には、ベースガラス901が設けられている。前記ベースガラス901は、第1及び第2実施形態の薄膜のベースフィルムとは異なり、厚膜型のガラスで形成されている。
前記ベースガラス901の一面、すなわち、第1基板211と対向するベースガラス901の表面には、電磁波遮蔽フィルタ903が取り付けられている。前記電磁波遮蔽フィルタ903は、微細な金属性メッシュをパターン化させるか、またはITO膜のような透明導電膜及びその上部に銅のような導電性に優れた金属層を酸化させて積層させうる場合などが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
ここで、前記電磁波遮蔽フィルタ903は、前記第1基板211に対して離隔されて設置されている。これにより、前記フィルタ組立体900と第1基板211との間には、間隔gが生じる。
前記ベースガラス901の他面には、接着剤層904がコーティングされている。前記接着剤層904は、PSA接着剤層のようなポリマー系接着剤や、ゴム材のように接着性の良好な素材ならば、これらの素材に限定されない。
前記接着剤層904内には、吸収色素905が混合されている。前記吸収色素905は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含みうる。前記吸収色素905は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されるか、またはスクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されることが望ましい。
前記吸収色素905を含むフィルタ組立体900は、緑色領域のスペクトルを含んで550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有する。
また、前記吸収色素905は、490nmないし500nmの波長帯に相当する青色発光領域で発光スペクトルを吸収するか、590nmないし600nmの波長帯に相当するネオン発光領域で発光スペクトルを吸収するか、490nmないし500nmの波長帯に相当する青色発光領域と590nmないし600nmの波長帯に相当するネオン発光領域とでそれぞれ発光スペクトルを吸収するように、前記領域の波長帯で最大吸収率をそれぞれ有する。
前記吸収色素905が混合された接着剤層904の表面には、第1ベースフィルム906の一面が取り付けられている。前記第1ベースフィルム906は、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアクリレート(PAC)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(CT)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)からなる群から選択された何れか一つで形成される高分子樹脂で形成されている。
前記第1ベースフィルム906の他面には、反射防止層907が形成されている。前記反射防止層907は、AR膜層908およびAG膜層909が積層されるか、またはこれらのうちの何れか一つの層で形成されている。前記反射防止層907の表面には、保護膜層である第2ベースフィルム910が取り付けられている。
一方、前記フィルタ組立体900には、近赤外線遮蔽層や、透過率調節層が混用されて形成されうる。それ以外にも、前記フィルタ組立体900には、接着剤層にフィルタ機能を追加するか、または多様な機能を有するフィルムを追加的にさらに設置しうる。
図10は、本発明の第4実施形態によるフィルタ組立体1000を示す図面である。図面を参照すれば、前記フィルタ組立体100には、ベースガラス1001が設けられている。前記ベースガラス1001の一面、すなわち、第1基板211と対向するベースガラス1101の表面には、電磁波遮蔽フィルタ1002が取り付けられている。前記電磁波遮蔽フィルタ1002は、前記第1基板211に対して離隔されて設置されており、フィルタ組立体1000と第1基板211との間には、間隔gが生じている。
前記ベースガラス1001の他面には、第1接着剤層1004が形成されている。前記第1接着剤層1004は、ポリマー系接着剤やゴム材のような素材からなっている。
前記第1接着剤層1004内には、吸収色素1005が混合されている。前記吸収色素1005は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含みうる。
前記吸収色素1005が混合された第1接着剤層1004の表面には、第1ベースフィルム1006の一面が取り付けられている。前記第1ベースフィルム1006の他面には、反射防止層1007が形成されている。前記反射防止層1007の表面には、第3ベースフィルム1010が取り付けられている。
一方、前記電磁波遮蔽フィルタ1002は、第3実施形態とは異なり、第2ベースフィルム1011が形成され、前記第2ベースフィルム1011の一面、すなわち、第1基板211と対向する表面に電磁波遮蔽層1010が形成されている。前記電磁波遮蔽層1010は、金属性メッシュ型パターンであるか、透明導電膜及び導電性に優れた金属層を酸化させて積層させうるなどが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
また、前記ベースガラス1001と電磁波遮蔽フィルタ1002との間には、第2接着剤層1012が介在されて前記ベースガラス1011に対して電磁波遮蔽フィルタ1002が取り付けられている。
図11は、本発明の第5実施形態によるフィルタ組立体1100を示す図面である。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体1100には、ベースガラス1101が設けられている。前記ベースガラス1101の一面、例えば、第1基板211と対向するベースガラス1101の表面には、電磁波遮蔽フィルタ1110が形成されている。前記電磁波遮蔽フィルタ1110は、第1基板211と離隔されて配置されて、その間に間隔gが生じている。
前記ベースガラス1101の他面には、接着剤層1104が形成されている。前記接着剤層1104は、ポリマー系接着剤やゴム材からなっている。ここで、第3及び第4実施形態とは異なり、本実施形態では、前記接着剤層1104の表面に吸収色素層1105が形成されている。
前記吸収色素層1105は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含んでいる。前記吸収色素1105は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されるか、またはスクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されることが望ましい。
また、前記吸収色素層1105は、490nmないし500nmの波長帯に相当する青色発光領域で発光スペクトルを吸収するか、または590nmないし600nmの波長帯に相当するネオン発光領域で発光スペクトルを吸収するように、前記波長の領域帯でそれぞれ最大吸収率を有する。
前記吸収色素層1105の表面には、第1ベースフィルム1106が取り付けられている。前記第1ベースフィルム1106の他面には、反射防止層1107が形成されている。前記反射防止層1107は、AR膜層1108とAG膜層1109とが積層されて構成されている。前記反射防止層1107の表面には、保護膜層の役割を担う第2ベースフィルム1113が取り付けられている。
代案としては、前記吸収色素層1105は、図16に示したように、ベースガラス1101と接着剤層1104との間に介在されるか、図17に示したように、第1ベースフィルム1106と反射防止層1107との間に介在されるか、図18に示したように、ベースガラス1101と電磁波遮蔽フィルタ1110との間に介在されるなどが考えられ、何れか一つに限定されるものではない。
図12は、本発明の第6実施形態によるフィルタ組立体1200を示す図面である。
図面を参照すれば、前記フィルタ組立体1201には、ベースガラス1201が設けられている。前記ベースガラス1201の一面、すなわち、第1基板211及びベースガラス1201上には、電磁波遮蔽フィルタ1202が形成されている。前記電磁波遮蔽フィルタ1202は、第1基板211と離隔して配置され、その間に間隔gが生じる。
前記ベースガラス1201の他面には、第1接着剤層1204が形成されている。前記第1接着剤層1204は、ポリマー系接着剤やゴム材からなっている。前記第1接着剤層1204の表面には、吸収色素層1205が形成されている。前記吸収色素層1205は、550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含んでいる。前記吸収色素層1205は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されるか、またはスクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーと混合して生成されることが望ましい。
前記吸収色素層1205の表面には、第1ベースフィルム1206の一面が取り付けられている。前記第1ベースフィルム1206の他面には、反射防止層1207が形成されている。前記反射防止層1207は、AR膜層1208とAG膜層1209とが積層されて構成されている。前記反射防止層1207の表面には、保護膜の第3ベースフィルム1213が取り付けられている。
一方、前記電磁波遮蔽フィルタ1202は、第5実施形態とは異なり、第2ベースフィルム1211が形成され、前記第2ベースフィルム1211の一面、例えば、前記第1基板211と対向する表面に電磁波遮蔽層1211が形成されている。ここで、前記ベースガラス1201と電磁波遮蔽フィルタ1202との間には、第2接着剤層1212が介在され、前記ベースガラス1201に対して電磁波遮蔽フィルタ1202が取り付けられている。
本発明は、図面に示された実施形態を参照して説明されたが、これは、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということが分かるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決定されねばならない。
本発明は、PDP関連の技術分野に適用可能である。
200 PDP、
210 パネル組立体、
211 第1基板、
212 第2基板、
220 フィルタ組立体、
230 シャーシベース組立体、
231 シャーシベース、
232 信号伝達部、
233 駆動IC、
234 リード、
235 フィルム、
237 カバープレート、
240 駆動回路部、
241 回路素子、
250 ケース、
251 フロントキャビネット、
252 カバーバック、
253 通孔、
260 接着部材、
261 熱伝導シート、
262 両面テープ、
271 サーマルグリース、
272 シリコンシート、
280 接地ライン。

Claims (29)

  1. 複数の基板を有し、当該基板上に形成された蛍光体層の発光によって画像を具現するパネル組立体と、
    前記パネル組立体に結合され、550nm以上580nm未満の波長帯で最小透過率を有するフィルタ組立体と、を備えるディスプレイパネル。
  2. 前記フィルタ組立体は、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの一面に形成された接着剤層と、
    前記接着剤層に混合され、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を含む吸収色素と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  3. 前記ベースフィルムは、第1ベースフィルム及び第2ベースフィルムを備え、
    前記接着剤層は、第1接着剤層及び第2接着剤層を備え、
    前記第1ベースフィルムの一面と前記パネル組立体との間には、第1接着剤層が形成され、
    前記第1ベースフィルムの他面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記電磁波遮蔽フィルタ上には、これをカバーするように前記吸収色素が混合された第2接着剤層が形成され、
    前記第2接着剤層の表面には、前記第2ベースフィルムが形成され、
    前記第2ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイパネル。
  4. 前記ベースフィルムは、第1ベースフィルム及び第2ベースフィルムを備え、
    前記接着剤層は、第1接着剤層及び第2接着剤層を備え、
    前記第1ベースフィルムの一面と前記パネル組立体との間には、前記吸収色素が混合された第1接着剤層が形成され、
    前記第1ベースフィルムの他面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記電磁波遮蔽フィルタ上には、これをカバーするように第2接着剤層が形成され、
    前記第2接着剤層の表面には、前記第2ベースフィルムが形成され、
    前記第2ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイパネル。
  5. 前記フィルタ組立体は、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの一面にコーティングされ、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  6. 前記フィルタ組立体は、
    前記ベースフィルムが第1ベースフィルム及び第2ベースフィルムを備え、
    前記第1ベースフィルムの一面と前記パネル組立体との間には、第1接着剤層が形成され、
    前記第1ベースフィルムの他面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記電磁波遮蔽フィルタの上部には、これをカバーするように第2接着剤層が形成され、
    前記第2接着剤層の表面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、第2ベースフィルムが形成され、
    前記第2ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイパネル。
  7. 前記フィルタ組立体は、
    前記ベースフィルムが第1ベースフィルム及び第2ベースフィルムを備え、
    前記第1ベースフィルムの一面と前記パネル組立体との間には、第1接着剤層が形成され、
    前記第1ベースフィルムの他面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記電磁波遮蔽フィルタの上部には、これをカバーするように第2接着剤層が形成され、
    前記第2接着剤層の表面には、第2ベースフィルムが形成され、
    前記第2ベースフィルムの表面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイパネル。
  8. 前記フィルタ組立体は、
    前記ベースフィルムが第1ベースフィルム及び第2ベースフィルムを備え、
    前記第1ベースフィルムの一面と前記パネル組立体との間には、前記吸収色素層と、第1接着剤層とが連続的に介在され、
    前記第1ベースフィルムの他面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記電磁波遮蔽フィルタの上部には、これをカバーするように第2接着剤層が形成され、
    前記第2接着剤層の表面には、第2ベースフィルムが形成され、
    前記第2ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイパネル。
  9. 前記吸収色素は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されることを特徴とする請求項2または5に記載のディスプレイパネル。
  10. 前記吸収色素は、スクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されることを特徴とする請求項2または5に記載のディスプレイパネル。
  11. 前記フィルタ組立体は、前記パネル組立体の前面に取り付けられることを特徴とする請求項2または5に記載のディスプレイパネル。
  12. 前記フィルタ組立体は、
    ベースガラスと、
    前記ベースガラスの一面に形成された接着剤層と、
    前記接着剤層に混合され、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  13. 前記パネル組立体と対向する前記ベースガラスの一面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記ベースガラスの他面には、前記吸収色素の混合された前記接着剤層が形成され、
    前記接着剤層の表面には、第1ベースフィルムが形成され、
    前記第1ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項12に記載のディスプレイパネル。
  14. 前記電磁波遮蔽フィルタは、
    第2ベースフィルムと、
    前記パネル組立体と対向する第2ベースフィルムの一面に形成された電磁波遮蔽層と、
    前記第2ベースフィルムの他面とベースガラスとの間に介在された電磁波遮蔽フィルタ用接着剤層と、を備えることを特徴とする請求項13に記載のディスプレイパネル。
  15. 前記フィルタ組立体は、
    ベースガラスと、
    前記ベースガラス上にコーティングされ、前記550nm以上580nm未満の波長帯で最大吸収率を有する化合物を有する吸収色素層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  16. 前記パネル組立体と対向する前記ベースガラスの一面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記ベースガラスの他面には、接着剤層が形成され、
    前記接着剤層の表面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、第1ベースフィルムが形成され、
    前記第1ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネル。
  17. 前記電磁波遮蔽フィルタは、
    第2ベースフィルムと、
    前記パネル組立体と対向する第2ベースフィルムの一面に形成された電磁波遮蔽層と、
    前記第2ベースフィルムの他面と前記ベースガラスとの間に介在された電磁波遮蔽フィルタ用接着剤層と、を備えることを特徴とする請求項16に記載のディスプレイパネル。
  18. 前記パネル組立体と対向する前記ベースガラスの一面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記ベースガラスの他面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、接着剤層が形成され、
    前記接着剤層の表面には、第1ベースフィルムが形成され、
    前記第1ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されることを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネル。
  19. 前記パネル組立体と対向する前記ベースガラスの一面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記ベースガラスの他面には、接着剤層が形成され、
    前記接着剤層の表面には、第1ベースフィルムが形成され、
    前記第1ベースフィルムの表面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネル。
  20. 前記パネル組立体と対向する前記ベースガラスの一面には、前記吸収色素層が形成され、
    前記吸収色素層の表面には、電磁波遮蔽フィルタが形成され、
    前記ベースガラスの他面には、接着剤層が形成され、
    前記接着剤層の表面には、第1ベースフィルムが形成され、
    前記第1ベースフィルムの表面には、反射防止層が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のディスプレイパネル。
  21. 前記吸収色素は、シアニン誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されていることを特徴とする請求項12または15に記載のディスプレイパネル。
  22. 前記吸収色素は、スクアリリウム誘導体色素がアクリル誘導体バインダーに混合されて形成されていることを特徴とする請求項12または15に記載のディスプレイパネル。
  23. 前記フィルタ組立体は、前記パネル組立体に対して所定間隔離隔されて配置され、その間に間隔が形成されていることを特徴とする請求項12または15に記載のディスプレイパネル。
  24. 前記接着剤層は、ポリマー系接着剤やゴム材を含むことを特徴とする請求項2ないし4、6ないし8、12ないし14または16ないし20のうち何れか1項に記載のディスプレイパネル。
  25. 前記550nm以上580nm未満の波長帯で0.01%以上40%以下の透過率を有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  26. 前記フィルタ組立体は、490nmないし500nmの波長帯と590nmないし600nmの波長帯とでそれぞれ最小透過率をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  27. 前記490nmないし500nmの波長帯で0.01%以上40%以下の透過率を有し、
    前記590nmないし600nmの波長帯で0.01%以上40%以下の透過率を有することを特徴とする請求項26に記載のディスプレイパネル。
  28. 前記フィルタ組立体は、可視光に対する透過率が20ないし90%であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
  29. 前記蛍光体層は、Y(P,V)O:Euを含む赤色蛍光体層と、YAl(BO)Tbを含む緑色蛍光体層と、BaMgAl1017:Euを含む青色蛍光体層と、を有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイパネル。
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