JP2009209639A - コンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法 - Google Patents

コンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンクリート構造物目地部の内面側への耐震補強継手を設置しても内面側への突き出しを無くすことができ、水勾配や水路への影響がなく、保守管理や点検も容易にできるコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法を提供すること。
【解決手段】 コンクリート構造物1の内面側の目地部2を挟んで継手装着用溝22を形成し、この継手装着用溝22に弾性部材で成形された耐震補強継手21を装着して両端碇着部21bを固定部材23で固定し、継手装着用溝22の隅角部又は側面22cに止水部材25を取り付けて止水して継手装着用溝22に無収縮モルタル27を打設充填して継手装着用溝22内に耐震補強継手21を設置する。
これにより、コンクリート構造物1の内面側に何ら突き出すことなく耐震補強継手21を設置し、耐震補強継手21による水勾配や水路への影響を無くすとともに、平坦な内面により保守管理や点検等を容易にできるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明はコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法に関し、水道施設の水路、配水池、給水池等の既設のコンクリート構造物の目地部の内面に耐震補強継手を設置する構造および耐震補強継手を施工する方法で、継手の一部がコンクリート構造物の内面に突き出さないようにしたものである。
耐震補強継手を設置する必要があるコンクリート構造物の中には、水道施設の水路、配水池、給水池等があり、コンクリート構造物の内面に耐震補強継手を設置することが行われている。
従来のコンクリート構造物では、例えば図5に示すように、コンクリート構造物1の目地部2の両側を一部切欠いて特殊セメント系モルタル3を打設して基盤面を形成し、補強布4を目地部2を跨ぐように敷き、ゴムや合成ゴム等の弾性部材で製作され中間部に折り畳んだ伸縮部5aを備えた伸縮部材5を配置して保護シート6で覆い、両端部5b,5b等を押え板7を介してあと施工用樹脂アンカー8で固定するようにしている(特許文献1参照)。
特開平9−144148号公報
ところが、このようなコンクリート構造物の目地部の耐震継手構造では、伸縮部材5の伸縮により地震時の変位などを有効に吸収できるものの、コンクリート構造物の内面側に伸縮部材5や押え板7などが突き出しているため、水勾配や水路部などへの影響があるとともに、コンクリート構造物の内部の保守管理や点検の際の作業性が悪いという問題がある。
この発明は、かかる従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、コンクリート構造物目地部の内面側への耐震補強継手を設置しても内面側への突き出しを無くすことができ、水勾配や水路への影響がなく、保守管理や点検も容易にできるコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためこの発明の請求項1記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、コンクリート構造物の内面側の目地部を挟んで形成される継手装着用溝と、この継手装着用溝に装着され両端碇着部が固定部材で固定される弾性部材で成形された耐震補強継手と、前記継手装着用溝の隅角部又は側面に取り付けられる止水部材と、前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に打設充填される無収縮モルタルとで構成されることを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、コンクリート構造物の内面側の目地部を挟んで継手装着用溝を形成し、この継手装着用溝に弾性部材で成形された耐震補強継手を装着して両端碇着部を固定部材で固定し、継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付けて止水して継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填することで、継手装着用溝内に耐震補強継手を設置することで、コンクリート構造物の内面側に何ら突き出すことなく設置できるようになる。これにより、耐震補強継手による水勾配や水路への影響を無くすとともに、平坦な内面により保守管理や点検等が容易にできるようになる。
また、この発明の請求項2記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項1記載の構成に加え、前記耐震補強継手に、中間部に中空伸縮部を成形するとともに、前記両端碇着部に突起部を成形してなることを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記耐震補強継手に、中間部に中空伸縮部を成形するとともに、前記両端碇着部に突起部を成形してあり、中空伸縮部により地震時等の変位の吸収代を大きくでき、突起部により確実かつ強固に固定できるようにしている。
さらに、この発明の請求項3記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項2記載の構成に加え、前記継手装着用溝を、前記耐震補強継手の中空伸縮部に対応する深溝部と、前記耐震補強継手の両端碇着部に対応する浅溝部とで構成してなることを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記継手装着用溝を、前記耐震補強継手の中空伸縮部に対応する深溝部と、前記耐震補強継手の両端碇着部に対応する浅溝部とで構成してあり、中空伸縮部と両端定着部を備えた耐震補強継手であっても確実に継手装着用溝内に納めることができるようになる。
また、この発明の請求項4記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記固定部材を、予め前記コンクリート構造物に穿設した穴に固定するあと施工用樹脂アンカーで構成したことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記固定部材を、予め前記コンクリート構造物に穿設した穴に固定するあと施工用樹脂アンカーで構成してあり、あと施工用樹脂アンカーを穴に挿入したり、たたき込むことで確実に耐震補強継手を固定できるようになる。
さらに、この発明の請求項5記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記固定部材を、前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するクリップで構成したことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記固定部材を、前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するクリップで構成してあり、クリップを補強配筋に連結することで、耐震補強継手を確実に固定できるようになる。
また、この発明の請求項6記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項1〜5のいずれかに記載の構成に加え、前記止水部材を、水膨張ゴムと接着剤とで構成してなることを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記止水部材を、水膨張ゴムと接着剤とで構成してあり、接着した水膨張ゴムによって確実に漏水を防止できるようになる。
さらに、この発明の請求項7記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成に加え、前記耐震補強継手の両端碇着部に、前記無収縮モルタルとの接着強度を増大するブチルゴムを設けてなることを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記耐震補強継手の両端碇着部に、前記無収縮モルタルとの接着強度を増大するブチルゴムを設けてあり、ブチルゴムによって無収縮モルタルと耐震補強継手との付着性を向上し、止水性を高めるようにしている。
また、この発明の請求項8記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法は、コンクリート構造物の目地部の内面側に弾性部材で成形された耐震補強継手を施工するに際し、前記目地部を挟んで前記耐震補強継手を装着する継手装着用溝を形成したのち、この継手装着用溝に前記耐震補強継手を装着して両端碇着部をそれぞれ固定部材で固定設置するとともに、当該継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付け、前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填するようにしたことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法によれば、コンクリート構造物の目地部を挟んで耐震補強継手を装着する継手装着用溝を形成したのち、この継手装着用溝に前記耐震補強継手を装着して両端碇着部をそれぞれ固定部材で固定設置するとともに、当該継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付け、前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填して施工するようにしており、継手装着用溝内に耐震補強継手を設置することで、コンクリート構造物の内面側に何ら突き出すことなく施工できるようになる。これにより、耐震補強継手による水勾配や水路への影響を無くすとともに、平坦な内面により保守管理や点検等が容易にできるようになる。
さらに、この発明の請求項9記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法は、請求項8記載の構成に加え、前記耐震補強継手の中間部に中空伸縮部を成形し、前記継手装着用溝を、前記目地部を挟んで中空伸縮部用の深溝を形成するとともに、その両側に前記両端碇着部用の浅溝を形成するようにしたことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法によれば、前記耐震補強継手の中間部に中空伸縮部を成形し、前記継手装着用溝を、前記目地部を挟んで中空伸縮部用の深溝を形成するとともに、その両側に前記両端碇着部用の浅溝を形成するようにしており、中空伸縮部により大きな変位の吸収ができるようになり、深溝と浅溝とによる継手装着用溝により、構造物内面への突き出しを防止して確実に耐震補強継手を装着固定できるようになる。
また、この発明の請求項10記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法は、請求項8または9記載の構成に加え、前記固定部材をあと施工用樹脂アンカーで構成し、前記継手装着用溝に予めアンカー用穴を穿設したのち、固定するようにしたことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法によれば、前記固定部材をあと施工用樹脂アンカーで構成し、前記継手装着用溝に予めアンカー用穴を穿設したのち、固定するようにしており、あと施工用樹脂アンカーによって耐震補強継手を確実に固定できるようになる。
さらに、この発明の請求項11記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法は、請求項8または9記載の構成に加え、前記固定部材をクリップで構成し、前記継手装着用溝内の前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するようにしたことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法によれば、前記固定部材をクリップで構成し、前記継手装着用溝内の前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するようにしており、クリップを介して補強配筋に連結することで確実に耐震補強継手を固定できるようになる。
また、この発明の請求項12記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法は、請求項8〜11のいずれかに記載の構成に加え、前記止水部材を水膨張ゴムと接着剤とで構成し、前記継手装着用溝の隅角部又は側面に水膨張ゴムを接着剤で貼り付けるようにしたことを特徴とするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法によれば、前記止水部材を水膨張ゴムと接着剤とで構成し、前記継手装着用溝の隅角部又は側面に水膨張ゴムを接着剤で貼り付けるようにしており、継手装着用溝の隅角部又は側面に接着した水膨張ゴムで確実に漏水を防止でき、止水性を向上できるようになる。
この発明の請求項1記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、コンクリート構造物の内面側の目地部を挟んで継手装着用溝を形成し、この継手装着用溝に弾性部材で成形された耐震補強継手を装着して両端碇着部を固定部材で固定し、継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付けて止水して継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填するようにしたので、継手装着用溝内に耐震補強継手を設置することで、コンクリート構造物の内面側に何ら突き出すことなく耐震補強継手を設置することができる。
これにより、耐震補強継手による水勾配や水路への影響を無くすことができるとともに、平坦な内面により保守管理や点検等を容易に行うことができる。
また、この発明の請求項2記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記耐震補強継手に、中間部に中空伸縮部を成形するとともに、前記両端碇着部に突起部を成形したので、中空伸縮部により地震時等の変位の吸収代を大きくすることができ、突起部により確実かつ強固に固定することができる。
さらに、この発明の請求項3記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記継手装着用溝を、前記耐震補強継手の中空伸縮部に対応する深溝部と、前記耐震補強継手の両端碇着部に対応する浅溝部とで構成したので、中空伸縮部と両端定着部を備えた耐震補強継手であっても確実に継手装着用溝内に納めることができ、内面側への突き出しを無くすことができる。
また、この発明の請求項4記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記固定部材を、予め前記コンクリート構造物に穿設した穴に固定するあと施工用樹脂アンカーで構成したので、あと施工用樹脂アンカーを穴に挿入したり、たたき込むことで確実に耐震補強継手を固定することができる。
さらに、この発明の請求項5記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記固定部材を、前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するクリップで構成したので、クリップを補強配筋に連結することで、耐震補強継手を確実に固定することができる。
また、この発明の請求項6記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記止水部材を、水膨張ゴムと接着剤とで構成したので、接着した水膨張ゴムによって継手装着用溝における漏水を確実に防止することができる。
さらに、この発明の請求項7記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造によれば、前記耐震補強継手の両端碇着部に、前記無収縮モルタルとの接着強度を増大するブチルゴムを設けたので、ブチルゴムによって無収縮モルタルと耐震補強継手との付着性を向上し、止水性を高めることができる。
また、この発明の請求項8記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法によれば、コンクリート構造物の目地部の内面側に弾性部材で成形された耐震補強継手を施工する場合に、コンクリート構造物の目地部を挟んで耐震補強継手を装着する継手装着用溝を形成したのち、この継手装着用溝に前記耐震補強継手を装着して両端碇着部をそれぞれ固定部材で固定設置するとともに、当該継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付け、前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填して施工するようにしたので、継手装着用溝内に耐震補強継手を設置することで、コンクリート構造物の内面側に何ら突き出すことなく施工することができる。
これにより、耐震補強継手による水勾配や水路への影響を無くすことができるとともに、平坦な内面にすることで、保守管理や点検等を容易に行うことができる。
さらに、この発明の請求項9記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法によれば、前記耐震補強継手の中間部に中空伸縮部を成形し、前記継手装着用溝を、前記目地部を挟んで中空伸縮部用の深溝を形成するとともに、その両側に前記両端碇着部用の浅溝を形成するようにしたので、中空伸縮部により大きな変位を吸収することができ、深溝と浅溝とによる継手装着用溝により、構造物内面への突き出しを防止して確実に耐震補強継手を装着固定することができる。
また、この発明の請求項10記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法によれば、前記固定部材をあと施工用樹脂アンカーで構成し、前記継手装着用溝に予めアンカー用穴を穿設したのち、固定するようにしたので、あと施工用樹脂アンカーによって耐震補強継手を確実に固定することができる。
さらに、この発明の請求項11記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法によれば、前記固定部材をクリップで構成し、前記継手装着用溝内の前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するようにしたので、クリップを介して補強配筋に連結することで確実に耐震補強継手を固定することができる。
また、この発明の請求項12記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の施工方法によれば、前記止水部材を水膨張ゴムと接着剤とで構成し、前記継手装着用溝の隅角部又は側面に水膨張ゴムを接着剤で貼り付けるようにしたので、継手装着用溝の隅角部又は側面に接着した水膨張ゴムで確実に漏水を防止することができ、止水性を向上することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法の一実施の形態にかかり、図1は耐震補強継手構造の断面図、図2および図3は耐震補強継手の施工方法の各工程図である。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造20は、水道施設の水路、配水池、給水池などの既設のコンクリート構造物1の目地部2の内側に耐震補強継手21を埋設した状態で施工する構造であり、例えば図5(a)に示すコンクリート構造物1では、躯体内空面1aの耐震継手基準面1bを基準として図示しない目地部の内面側に耐震補強継手が施工され、内面側には、何ら突き出すことなく平坦面にするものである。
このコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造20(以下、単に耐震補強継手構造20と略記する。)には、図1に横断面構造を示すように、耐震補強継手21としてゴムや合成ゴム、あるいは合成樹脂などの弾性部材で成形されたものが用いられ、板状の中間部に下方に突き出して略中空矩形の伸縮部21aを備え、その両端部に板状の碇着部21b,21bが一体に成形され、伸縮部21aの上辺部が他の辺部に比べて肉薄とされる一方、両端碇着部21b,21bの上面には、略台形状の突起部21cがそれぞれ2条ずつ成形されるとともに、端縁部に固定用穴21dが一定の間隔で形成してある。この耐震補強継手21は、両端碇着部21b,21bの下面が耐震継手基準面に設置され、この状態で、上面に突起部21cが突き出し、下面に伸縮部21aが突き出すように成形されている(なお、ここでの上下は形状の説明の都合上の上下であり、施工状態での上下を表すものでなく、図示例の上向きのほか、横向きや下向きなどで施工することができるものである。)。
このような耐震補強継手21を用いる耐震補強継手構造20について、その施工方法とともに説明する。
まず、コンクリート構造物1の目地部2を挟んで、図2(a)に示すように、継手装着用溝22が形成され、目地部2の両側に深溝部22aが形成されて耐震補強継手21の伸縮部21aを収納可能な深さとされ、この深溝部22aの両側に浅溝部22bがそれぞれ形成されて耐震補強継手21の両端碇着部21bを収納できる深さとされるとともに、浅溝部22bの底面が耐震継手基準面1bとなるようにしてある。この状態では、コンクリート構造物1の内表面に最も近い補強配筋1cが露出する状態となっている。また、この継手装着用溝22の深溝部22aや浅溝部22bの幅は、耐震補強継手21の伸縮部21aや両端碇着部21bに対して余裕を持って装着できるように広幅としてある。
この継手装着用溝22は、コンクリートカッターで浅溝部22bの両端縁に沿って切込みを入れた後、はつること(削り取ること)で形成し、継手装着用溝22の表面はチッピング処理などで粗面に仕上げられる。
そして、この継手装着用溝22に耐震補強継手21の固定用穴21dに対応して一定間隔で穴を穿孔する。
次に、継手装着用溝22に、図2(b)に示すように、耐震補強継手21を仮置きした後、図3(a)に示すように、固定用穴21dに挿入式やたたき込み式のあと施工用樹脂アンカー23を入れてコンクリート構造物1に打設し固定する。このあと施工用樹脂アンカー23としては、図示例のように、L字状のものを用いることで、下端部での耐震補強継手21の固定と同時に、上端部を耐震補強継手21の両端碇着部21bと平行に配置することで、後工程で打設充填される無収縮モルタル27を補強する補強筋と兼用することができる。
また、この耐震補強継手21の両端碇着部21b,21bの表面の突起部21cの両側にブチルゴム24が貼り付けてあり、これにより、後工程で打設充填される無収縮モルタル27との付着性を向上する。
さらに、継手装着用溝22の隅角部又は側面22cには、止水部材25として帯状の水膨張ゴムが接着剤で貼り付けてあり、隙間からの漏水を防止し、止水性を確保できるようにしてある。なお、この止水部材25の取り付けは、耐震補強継手21の取り付け前に行うようにしても、並行して行うようにしても良い。
次に、継手装着用溝22に耐震補強継手21を装着し固定した後、図3(b)に示すように、目地部2の延長線上に目地材26を仮固定した後、継手装着用溝22の先行側および後行側の空間にグラウト材として無収縮モルタル27を打設充填し、深溝部22aおよび浅溝部22bを無収縮モルタル27で埋め戻し、コンクリート構造物1の内表面と連続する平坦面となるようにする。
このような耐震補強継手構造20によれば、継手装着用溝22内に耐震補強継手21を設置して無収縮モルタル27で覆うようにしたので、コンクリート構造物1の躯体内空面1aには、何ら突き出す部分がなく平坦となり、水勾配や水路部に影響を及ぼすことがなく、保守管理や点検時も平坦面に対して行うことで、作業性を向上することができる。
また、この耐震補強継手構造20では、耐震補強継手21の固定は、従来のアンカーボルトの軸力強度による固定ではなく、L字状のあと施工用樹脂アンカー23を介して既設コンクリート構造物1と打設充填する無収縮モルタル27とを一体化することで固定される。
したがって、L字状のあと施工用樹脂アンカー23は、軸力強度を必要としないので、施工の際に専門の技量を必要とせず、有資格者による作業をしなくても済み、簡単に施工することができる。
また、L字状のあと施工用樹脂アンカー23を、無収縮モルタル27を補強する補強筋として機能させることができ、補強のための差し筋を追加設置する必要もなく、工期を短縮して施工することができる。
さらに、この耐震補強継手構造20によれば、継手装着用溝22の隅角部又は側面22cに止水部材25として水膨張ゴムを接着剤で貼り付けるようにするとともに、耐震補強継手21の両端碇着部21bの表面にブチルゴム24を設けるようにしたので、後打ちの無収縮モルタル27のコンクリート構造物1や耐震補強継手21との接着強度を高めることができ、コンクリート構造物の内外面からの漏水を防止して止水性を向上することができる。
また、この耐震補強継手構造20によれば、継手装着用溝22を形成して耐震補強継手21を装着して無収縮モルタル27を打設充填するようにしても、耐震補強継手21の伸縮部21aがコンクリート構造物の外側に向けて配置してあるので、継手装着用溝22にほぼ当初のコンクリート構造物と同一の被り量(コンクリート厚さ)を確保することができる。これにより、コンクリート構造物の強度や補強配筋の腐食などの問題が生じることなく、施工前後で同一の性能を確保しつつ耐震補強を施すことができる。
次に、この発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造およびその施工方法の他の実施の形態について、図4により説明する。なお、すでに説明した実施の形態と同一部分には、同一記号を記し重複する説明は省略する。
この耐震補強継手構造20Aでは、耐震補強継手21を固定する固定部材が異なるもので、上記実施の形態のL字状のあと施工用樹脂アンカー23に替え、クリップ28を用いる。
このクリップ28は、金属線材、例えば軟鋼線材(SWRM)で作られ、一端部を耐震補強継手21の固定用穴21dに引っ掛けるとともに、他端部を継手装着用溝22に露出している補強配筋1cに引っ掛けるようにすることで、耐震補強継手21を固定状態とする。
そして、この耐震補強継手構造20Aでは、後打ちの無収縮モルタル27の補強のため、継手装着用溝22の浅溝部22bの側壁部に差し筋29用の挿入穴が一定間隔で穿設され、一端部を挿入穴に挿入又はたたき込んだ差し筋29の他端部が両端定着部21bと平行となるように配筋して補強する。
また、コンクリート構造物1の補強配筋1cを耐震補強継手21の固定に利用することから、継手装着用溝22の深溝部22aの幅を耐震補強継手21の伸縮部21aの幅より僅かに広くする程度とし、補強配筋1cがこの部分で露出しないようにしてある。
なお、他の耐震補強継手構造20Aおよびその施工方法は、すでに説明した耐震補強継手構造20およびその施工方法と固定部材が異なる以外、同一であるので、その説明は省略する。
このようなクリップ28を固定部材として用いることで、耐震補強継手21を継手装着用溝22に固定することができ、差し筋29を用いて補強することで、耐震補強継手21をコンクリート構造物1の内面側に何ら突き出させることなく、施工することができる。
これにより、すでに説明した耐震補強継手構造20と同一の作用効果を奏するものとなる。
なお、耐震補強継手として伸縮部が中空矩形状のものを例に説明したが、これに限らず、他の形状のものであっても良く、中間部に伸縮部を備えかつ両端部に碇着部を有するものであれば良い。
この発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の一実施の形態にかかる横断面図である。 この発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法の一実施の形態にかかる前半の工程図である。 この発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法の一実施の形態にかかる後半の工程図である。 この発明のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造の他の一実施の形態にかかる横断面図である。 コンクリート構造物の横断面図および従来の耐震補強継手の横断面図である。
符号の説明
1 コンクリート構造物
1a 躯体内空面
1b 耐震継手基準面
1c 補強配筋
2 目地部
20 コンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造
21 耐震補強継手
21a 伸縮部
21b 両端碇着部
21c 突起部
21d 固定用穴
22 継手装着用溝
22a 深溝部
22b 浅溝部
22c 隅角部又は側面
23 あと施工用樹脂アンカー(固定部材)
24 ブチルゴム
25 止水部材(水膨張ゴムおよび接着剤)
26 目地材
27 無収縮モルタル
28 クリップ(固定部材)
29 差し筋

Claims (12)

  1. コンクリート構造物の内面側の目地部を挟んで形成される継手装着用溝と、
    この継手装着用溝に装着され両端碇着部が固定部材で固定される弾性部材で成形された耐震補強継手と、
    前記継手装着用溝の隅角部又は側面に取り付けられる止水部材と、
    前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に打設充填される無収縮モルタルとで構成されることを特徴とするコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  2. 前記耐震補強継手に、中間部に中空伸縮部を成形するとともに、前記両端碇着部に突起部を成形してなることを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  3. 前記継手装着用溝を、前記耐震補強継手の中空伸縮部に対応する深溝部と、前記耐震補強継手の両端碇着部に対応する浅溝部とで構成してなることを特徴とする請求項2記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  4. 前記固定部材を、予め前記コンクリート構造物に穿設した穴に固定するあと施工用樹脂アンカーで構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  5. 前記固定部材を、前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するクリップで構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  6. 前記止水部材を、水膨張ゴムと接着剤とで構成してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  7. 前記耐震補強継手の両端碇着部に、前記無収縮モルタルとの接着強度を増大するブチルゴムを設けてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手構造。
  8. コンクリート構造物の目地部の内面側に弾性部材で成形された耐震補強継手を施工するに際し、
    前記目地部を挟んで前記耐震補強継手を装着する継手装着用溝を形成したのち、
    この継手装着用溝に前記耐震補強継手を装着して両端碇着部をそれぞれ固定部材で固定設置するとともに、当該継手装着用溝の隅角部又は側面に止水部材を取り付け、
    前記耐震補強継手が装着された前記継手装着用溝に無収縮モルタルを打設充填するようにしたことを特徴とするコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法。
  9. 前記耐震補強継手の中間部に中空伸縮部を成形し、前記継手装着用溝を、前記目地部を挟んで中空伸縮部用の深溝を形成するとともに、その両側に前記両端碇着部用の浅溝を形成するようにしたことを特徴とする請求項8記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法。
  10. 前記固定部材をあと施工用樹脂アンカーで構成し、前記継手装着用溝に予めアンカー用穴を穿設したのち、固定するようにしたことを特徴とする請求項8または9記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法。
  11. 前記固定部材をクリップで構成し、前記継手装着用溝内の前記コンクリート構造物の補強配筋に連結するようにしたことを特徴とする請求項8または9記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法。
  12. 前記止水部材を水膨張ゴムと接着剤とで構成し、前記継手装着用溝の隅角部又は側面に水膨張ゴムを接着剤で貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のコンクリート構造物目地部の耐震補強継手の施工方法。
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