JP2009208359A - 有機elヘッドおよびそれを用いた印刷装置 - Google Patents

有機elヘッドおよびそれを用いた印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】有機EL発光体の寿命が改善された有機ELヘッドを提供する。
【解決手段】有機ELヘッド126の発光体基板142は有機EL発光体アレイ160を有し、有機EL発光体アレイ160は一列に整列された多数の有機EL発光体162を含んでいる。各有機EL発光体162は、四つの微細発光部164を有している。一つの有機EL発光体162が、印刷する画像の一つの画素に対応し、一つの微細発光部164が一つのサブ画素に対応している。隣接する二つの微細発光部164の中心を結ぶ直線の垂直二等分線はいずれも、隣の有機EL発光体162から外れている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷装置の有機ELヘッドに関する。
従来の印刷装置に関しては、電子写真方式などの感光体の露光装置として、発光ダイオードを用いたり、レーザダイオードを光源とするスキャナユニットを用いたりする提案がなされている。また、最近では有機EL発光体を利用した印刷装置も提案されている。
有機EL発光体を利用した印刷装置では、印刷装置の感光体に必要な光量を確保しつつ有機EL発光体の寿命を満足させるためには、有機EL発光体の発光強度を弱くして露光時間を長くすることが考えられる。これは、結果として印刷時間を長くする。また、印刷速度を高速にするために有機ELの発光強度を強くすれば、高電流密度によって発生するジュール熱によって有機EL発光体が寿命を短くする要因となる。
この改善案として、感光体の同一部位を複数の有機EL発光体により繰返し露光する多重露光が提案されている。この多重露光では、感光体の露光部位には十分なエネルギーが供給される一方で、各有機EL発光体は輝度を低めに抑えられるため十分な寿命が確保される。
特開2003−341141号公報
しかし、前述の多重露光は設計や制御の複雑化を伴うため、設計や制御の容易さの観点からすると、やはり一つの画素は一つの有機EL発光体で露光する構成が好ましい。このため、十分な発光強度での使用においても十分な寿命を有する有機EL発光体の提供が望まれる。つまり、有機EL発光体の寿命改善が望まれる。
本発明は、この様な実状を考慮して成されたものであり、その目的は、有機EL発光体の寿命が改善された有機ELヘッドを提供することである。
本発明による有機ELヘッドは、複数の有機EL発光体を有し、各有機EL発光体が複数の微細発光部を有し、各有機EL発光体のうち隣接する二つの微細発光部の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れている。
本発明による印刷装置は、記録媒体にトナー像を記録する記録ユニットが、感光体ドラムと、感光体ドラムの表面を一様に帯電させる帯電ローラーと、感光体ドラムに静電潜像を形成する有機ELヘッドと、静電潜像にトナーを付着させて静電潜像を現像する現像器と、静電潜像に付着したトナーを用紙に転写する転写ローラーとを有している。有機ELヘッドは、複数の有機EL発光体を有し、各有機EL発光体は複数の微細発光部を有している。各有機EL発光体のうち隣接する二つの微細発光部の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れている。
前記複数の微細発光部は、隣接する有機EL発光体に対する距離が相対的に近い第一微細発光部と、隣接する有機EL発光体に対する距離が相対的に遠い第二微細発光部と、を有し、前記第一微細発光部の中心と前記第二微細発光部の中心と結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れていてもよい。
複数の第一の電極と、前記第一の電極に対向する少なくとも一つの第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極との間に位置する有機EL層および絶縁層とを有し、前記絶縁膜は、前記第一の電極の一つと前記第二の電極とが対向する複数の領域のおのおのに複数の開口を有し、各開口が前記微細発光部の一つを規定、つまり形成していてもよい。
前記複数の有機EL発光体は、主走査方向において所定のピッチで千鳥配置され、
前記有機EL発光体のそれぞれに対応し、曲率半径が前記所定のピッチより長いマイクロレンズをさらに備えていてもよい。
また本発明による有機ELヘッドは、
主走査方向において所定のピッチで千鳥配置された複数の有機EL発光体と、
前記有機EL発光体のそれぞれに対応し、曲率半径が前記所定のピッチより長いマイクロレンズと、備えている。
本発明によれば、有機EL発光体の寿命が改善された有機ELヘッドが提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態による印刷装置を図1に示す。図1に示すように、印刷装置100は、用紙102を搬送する搬送ベルト104と、搬送ベルト104に沿って設けられた、用紙102に四色のトナー像をそれぞれ記録する四つの記録ユニット106Y,106M,106C,106Kと、搬送ベルト104の下流に配置された、用紙102に形成されたトナー像を定着させる定着ローラー108とを有している。
四つの記録ユニット106Y,106M,106C,106Kは、イエローの記録ユニット106Yと、マゼンダの記録ユニット106Mと、シアンの記録ユニット106Cと、黒の記録ユニット106Kとからなる。四つの記録ユニット106Y,106M,106C,106Kは、異なる色のトナーを使用する点でのみ互いに相違し、機械的にはいずれも基本的に同じ構造をしている。以下では、記録ユニット106Y,106M,106C,106Kを区別する必要がない場合には、代表的に参照符号106で示す。
各記録ユニット106は、感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を一様に帯電させる帯電ローラー124と、感光体ドラム122に静電潜像を形成する有機ELヘッド126と、静電潜像にトナーを付着させて静電潜像を現像する現像器128と、静電潜像に付着したトナーを用紙102に転写する転写ローラー130と、転写漏れトナーを除去するクリーニング器132と、感光体ドラム122の表面を一様に除電するイレーサ光源134とを有している。感光体ドラム122は負帯電型OPC感光体であり、帯電ローラー124は負帯電器である。
帯電ローラー124は、不図示の帯電用電源から供給されるマイナス高電圧を感光体ドラム122に印加する。これにより、感光体ドラム122の周表面が一様にマイナス帯電して初期化される。この帯電した感光体ドラム122に対して有機ELヘッド126が、印字情報に従って光書き込み(露光)を行う。そして、この露光によりマイナス低電位部と初期化帯電によるマイナス高電位部とからなる静電潜像が感光体ドラム122の周表面上に形成される。現像ローラー128aは、現像器128に収容されている弱いマイナス電位に帯電したトナーを感光体ドラム122との対向部に回転搬送する。現像ローラー128aは、不図示の電源から−250(V)の現像バイアスが印加されて、感光体ドラム122の周表面上の静電潜像の−50(V)の低電位部との間に−200(V)の電位差を形成する。これにより、現像ローラー128aに対して相対的にプラス極性の電位となった静電潜像の低電位部に、マイナス極性に帯電しているトナーが転移してトナー像を形成する。このとき、感光体上の露光量に応じた電位の減衰量によって、形成されたトナー像のトナー付着量(現像された画像の濃度)が決まってくる。このトナー像は、感光体ドラム122の回転によって、感光体ドラム122と転写ローラー130との対向部(転写部)へと搬送される。搬送ベルト104が、その転写部へ用紙を搬送し、この用紙上に、転写ローラー130が感光体ドラム122上のトナー像を転写する。
用紙102は搬送ベルト104によって四つの記録ユニット106Y,106M,106C,106Kに順番に搬送される。記録ユニット106Y,106M,106C,106Kは四色のトナー像を互いに重なるように記録する。各記録ユニット106での記録動作は上述した通りである。四色のトナー像が重ねて記録された用紙102は定着ローラー108に送られ、定着ローラー108によってトナー像が熱定着されたのち、印刷装置100の外に排出される。
図2は、有機ELヘッド126の断面を示している。図3は、有機ELヘッド126の発光体基板142とハウジング146を示している。図4は、発光体基板142の上面図である。
図2と図3に示すように、有機ELヘッド126は、発光体基板142と、正立等倍結像のロッドレンズアレイ144と、発光体基板142を収容するハウジング146と、ハウジング146の開口を覆うフタ148と、発光体基板142とフタ148との間に介在する固定部材150と、を示している。ロッドレンズアレイ144はハウジング146に固定されており、発光体基板142から射出される光を感光体ドラム122に結像させる。
図4に示すように、発光体基板142は、ガラス等の透明基板152と、ドライバー154と、TFTアクティブマトリクス点灯回路156と、有機EL発光体アレイ160とを有している。ドライバー154は、透明基板152上にボンディングされており、またドライバー154は、データラインや走査ライン等の配線158によってTFTアクティブマトリクス点灯回路156と接続されている。TFTアクティブマトリクス点灯回路156は、有機EL発光体アレイ160に向けて多数の透明の画素電極166に接続されている。図4中の楕円内に部分的に拡大して示されるように、各画素電極166の先端部が一つの有機EL発光体162となっている。
有機EL発光体アレイ160は、多数の画素電極166の先端部にそれぞれ位置する多数の有機EL発光体162を含んでいる。有機EL発光体162は、主走査方向(感光体ドラムの幅方向つまり用紙の幅方向)に一列に整列されている。一般的な600dpiの印刷装置の場合、ドット間ピッチは42.3μmであり、有機EL発光体162のサイズは例えば約21μm角である。各有機EL発光体162は、四つの微細発光部164を有している。一つの有機EL発光体162では、一つの微細発光部164が一つのサブ画素に対応し、四つのサブ画素で一つの画素を構成している。
ドライバー154は、配線158からTFTアクティブマトリクス点灯回路156に印字データを含む制御信号を出力し、TFTアクティブマトリクス点灯回路156は、画素電極166に所定のタイミングで印字データに応じた電流または電圧を印加して、これらの個々の有機EL発光体162が印字データにしたがった輝度で発光する。
図5は、ボトムエミッション型の有機EL発光体アレイ160の上面図であり、図6は、図5に示したVI−VI線に沿った有機EL発光体162の側断面図である。
有機EL発光体アレイ160は、アノードとして機能する複数の画素電極166と、画素電極166に対向しカソードとして機能する少なくとも一つの光反射性の対向電極178と、画素電極166と対向電極178との間に位置する絶縁層174および有機EL層176とを有している。画素電極166と絶縁層174と有機EL層176と対向電極178は透明基板152上に積層されており、この積層構造体は封止層180と封止基板182によって覆われている。複数の画素電極166は主走査方向(図中矢印X)に一定の間隔を置いて、主走査方向と直交する副走査方向(図中矢印Y)に延在するように整列している。絶縁層174は、各画素電極166上の4つの部位に開口部175をそれぞれ有しており、開口部175以外で画素電極166を覆うように透明基板152上に形成されている。
4つの開口部175は、画素電極166上の略正方形領域S内であって且つそれぞれ略正方形領域Sの各辺の中央に設けられ、互いに等間隔に離間して配置されている。略正方形領域Sの各辺はいずれも、主走査方向及び副走査方向のいずれかに沿っている。有機EL層176は、略正方形領域S内を覆うように副走査方向に延在して配設されている。このため、有機EL層176は開口部175内に埋設されて画素電極166上に堆積されている。有機EL層176上及び絶縁層174上には対向電極178が被膜されており、四つの開口部175が、画素電極166と対向電極178との間で流れる電流にしたがって有機EL層176が発光する微細発光部164を規定している。四つの微細発光部164のうち、主走査方向に隣接する有機EL発光体162に最も近接している二つが微細発光部164aであり、微細発光部164aと比べて主走査方向に隣接する有機EL発光体162との距離がより長い二つが微細発光部164bである。画素電極166は例えばITOで作られ、絶縁層174は例えばSiNで作られ、対向電極178は例えばAlで作られている。有機EL層176は、例えば正孔輸送層(HTL)と発光層(EML)と電子輸送層(ETL)とを含んでいる。
一つの画素電極166と一つの対向電極178とが互いに対向する一つの領域が一つの画素に対応し、一つの画素が四つの微細発光部164a、164bを有し、一つの微細発光部164(164a又は164b)が一つのサブ画素に対応している。四つの微細発光部164は同じ輝度の光で発して一つの発光点となるため、離間しすぎないことが好ましい。隣接する二つの微細発光部164の中心を結ぶ直線の垂直二等分線はいずれも、隣の有機EL発光体162から外れている、つまり垂直二等分線は隣の有機EL発光体162に向かって延びていない。
有機EL発光体162では、主に正孔と電子が再結合して発光する有機EL層176が熱を発する。有機EL層176から発生する熱によって一つの有機EL発光体162内で隣接する二つの微細発光部164(一つの微細発光部164aと一つの微細発光部164b)の中心を結ぶ直線は比較的温度差が小さく且つ高温である。この略直線状の高温域が、隣接する有機EL発光体162に沿って配置すると、つまり、隣接する有機EL発光体162との距離が均等に短いと当該隣接する有機EL発光体162に伝熱して熱劣化を促進してしまう恐れがある。しかし、略直線状の高温域は、隣接する有機EL発光体162に対して傾いているので、隣接する有機EL発光体162に熱伝搬しにくい。すなわち、図5に示すように、略直線状の高温域のうち、一つの微細発光部164aは、隣接する有機EL発光体162に対して近接しているが、一つの微細発光部164bが隣接する有機EL発光体162に対して相対的に距離が長くなっているため、隣接する有機EL発光体162を熱的影響を与えにくく、また隣接する有機EL発光体162からの熱的影響を受けにくい。このように本実施形態では、複数の微細発光部164を有する各有機EL発光体162が、隣接する一つの有機EL発光体162に対して最も近接している微細発光部164が一つ(微細発光部164a)しかないので、換言すれば、隣接する一つの有機EL発光体162に対して相対的に距離の長くなる微細発光部164bを有しているので、隣接する有機EL発光体162同士の間で熱影響が小さく、好適に放熱される。これにより、有機EL発光体162の長寿が向上する。
図7は、図6に示したボトムエミッション型の有機EL発光体に代替可能な別の有機EL発光体の断面を示している。図7において、図6に示された部材と同一の参照符号で指示された部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。図7に示した有機EL発光体は、熱伝達率の高いメタル(例えば銅)で構成された放熱部184が光出射側に設けられている点において、図6に示した有機EL発光体と相違している。つまり、透明基板152と画素電極166との間に放熱部184が配置されている。このような構造にすることにより、微細発光部164で発生したジュール熱は、放熱部184によって速やかに透明基板152に伝達しやすくなり、さらに放熱効率が向上する。放熱部184は、微細発光部164から出射される光の進行方向上に位置していないので光透過性である必要はなく、また抵抗による信号遅延を防止するために、画素電極166よりも抵抗率の低い導電部材であることが好ましい。
図8は、図6に示したボトムエミッション型の有機EL発光体に代替可能なトップエミッション型の有機EL発光体の断面を示している。図8において、図6に示された部材と同一の参照符号で指示された部材は同様の部材であり、その詳しい説明は省略する。図8に示した有機EL発光体では、透明基板152上に、放熱部184と同様の伝熱部材で形成された放熱部186と絶縁層188とが設けられており、その上に画素電極166と絶縁層174と有機EL層176と対向電極178と封止層180と封止基板182とが設けられている。放熱部186は、微細発光部164を含む有機EL発光体162全域と平面的に重なるように配置されているのでより放熱効果が高い。対向電極178は例えば光学的に透明なITOで作られている。絶縁層188と対向電極178と封止層180は光学的に透明な物質で構成されている。画素電極166は、光反射性の方が好ましい。絶縁層174と有機EL層176と対向電極178のそのほかの詳細は前述した通りである。
図9は、図4〜図8に示した有機EL発光体における微細発光部のレイアウトを示している。つまり、隣接する二つの微細発光部164の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が隣の有機EL発光体162から外れているレイアウトである。図10〜図17は、図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の発熱パターンを示しており、最も高い温度を1.0と規格化した温度分布となっている。図10と図11は50ミリ秒後の発熱パターンを示し、図12と図13は80ミリ秒後の発熱パターンを、図14と図15は100ミリ秒後の発熱パターンを、図16と図17は130ミリ秒後の発熱パターンを示している。ここでは、x軸の列s13が隣接する有機EL発光体162間になっている。
図18は、比較例として、有機EL発光体における微細発光部の別のレイアウトを示している。このレイアウトでは、隣接する二つの微細発光部164の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が隣の有機EL発光体162に延びている。図19〜図26は、図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の発熱パターンを示している。図19と図20は50ミリ秒後の発熱パターンを示し、図21と図22は80ミリ秒後の発熱パターンを、図23と図24は100ミリ秒後の発熱パターンを、図25と図26は130ミリ秒後の発熱パターンを示している。
図10〜図17に示した発熱パターンと図19〜図26に示した発熱パターンとの比較から、列s13での温度分布から明らかなように、図9のレイアウトの方が図18のレイアウトよりも、隣の画素に与える熱的影響が少なく、図18のレイアウトの方が、隣接する画素間で蓄熱しやすく、放熱しにくいことがわかる。図18では、有機EL発光体162の四つの微細発光部164のうち、一方側で隣接する有機EL発光体162側に位置する二つの微細発光部164c、164c(或いは164d、164d)は、いずれも当該隣接する有機EL発光体162(二つの微細発光部164d、164d(或いは164c、164c)に対して等距離に近接している。このため、二つの微細発光部164c、164c(或いは164d、164d)を結ぶ略直線状の高温域が互いに対向するように面するので、図19〜図26に示すように、列s13において蓄熱されやすくなり、放熱しにくい。
電子写真方式の印刷装置において、露光装置は感光体ドラムに対して、印字情報に従って光書き込みを行う。このとき、ミリオーダーの距離を隔てた感光体ドラム上に小径の光スポットを形成し、各ドットを解像する光ビームを作ることが最大の課題といえる。周知のように、LEDや有機ELを発光源とするアレイ式プリントヘッドは、結像レンズとして複数個の正立等倍結像するレンズが配列されたロッドレンズアレイが一般的で、光路長(レンズ・感光体間のギャップ)は数ミリである。このとき、ロッドレンズアレイの結像は、複数個のレンズによって作られる像が重なり合ってできている。したがって、複数レンズと各発光体の位置関係が一様ではなく、周期的な結像ムラを伴う特性を持ち、印字濃度ムラが発生する。
完全拡散の有機EL光源を印刷装置の露光装置として使用するためには、光ビームを形成し、各ドット同士を解像する必要がある。1200dpiの解像度とする場合、約21μmピッチでスポットの直径はおよそ30μmである。焦点距離はレンズの曲率半径および屈折率で決まる。光路長は1mmとする。これは、感光体ドラムの平坦度を考慮し、また1mm未満では、ヘッド間でのリークによる画像形成不良やヘッド部に転写後の残トナーなどが付着することで、画像形成不良が推測されるためである。光路長を1mmにするためには、屈折率を光学ガラス並みの1.5とすると、約150μmの曲率半径が必要になる。しかし、半径150μmの球面レンズを21μmピッチでアレイ状に配置することは製造上の難易度が高い。
各ドット同士を解像する有機ELヘッド200を図27に示す。有機ELヘッド200は、発光体基板202と、背面ケース204と、前面ケース206とを有している。発光体基板202は、ガラス等の透明基板212と、ドライバー214と、有機EL発光体アレイ232と、マイクロレンズアレイ238とを有している。発光体基板202は、中継配線222を介して中継コネクタ224と電気的に接続され、中継コネクタ224と接続された配線226を介して外部機器と電気的に接続されている。
図28は、有機EL発光体アレイ232とマイクロレンズアレイ238を拡大して示している。図29は、有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aの配列のレイアウトを示している。図30は、一組の有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aを示している。
図28に示すように、有機EL発光体アレイ232が形成された透明基板212は封止層234を介してマイクロレンズアレイ238と接合されている。マイクロレンズアレイ238は、ガラス等の透明基板238bと、透明基板238bの一方の面に形成された複数のマイクロレンズ238aとを有している。またマイクロレンズアレイ238は、マイクロレンズ238aが形成された面の反対側の透明基板238bの面に遮光板236が設けられている。遮光板236は、有機EL発光体アレイ232を構成している複数の有機EL発光体232aにそれぞれ対応した複数の光学開口236aを有している。1mmの光路長に対して、例えば、有機EL発光体232aから遮光板236の光学開口236aまでの距離は0.05mm、有機EL発光体232aからマイクロレンズ238aまでの距離は0.6mmである。
図28において、各有機EL発光体232aから射出された光は、各有機EL発光体232aに対応した遮光板236の光学開口236aを通過し、各有機EL発光体232aに対応したマイクロレンズ238aによって収束光に変えられ、感光体ドラム122の表面に結像する。各有機EL発光体232aから射出され、これに対応したマイクロレンズ238aとは異なる別のマイクロレンズ238aに向かう光は、遮光板236によって遮断される。その結果、各マイクロレンズ238aには、実質的に、これに対応した有機EL発光体232aから射出された光だけが入射する。
図29と図30に示すように、各マイクロレンズ238aは、ほぼ正方形の輪郭を有する球面の一部で構成された光学表面を有している。有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aは、副走査方向に並んだ複数の列に整列している。各列は、主走査方向に直線的に延びている。各列の有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aはほかの二列の有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aと主走査方向に所定距離ずれている。
有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aの主走査方向のピッチは印刷解像度により決まり、1200dpiに対しては25.6mm÷1200≒21μmである。このため、図29に示すように、有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aは副走査方向に8列に並んでおり、同じ列の有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aは主走査方向に168μmピッチで並んでいる。その結果、有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aは、8列全体で、主走査方向に21μmの配列ピッチとなる。また、8列の有機EL発光体232aとマイクロレンズ238aは副走査方向にも168μmピッチで並んでいる。
同じ列の有機EL発光体232aは、副走査方向の位置が同じであり、同時に発光される。また、各列の有機EL発光体232aは、別の列の有機EL発光体232aとは副走査方向の位置が相違しており、印刷速度に同期して発光される。
図29では、素子(有機EL発光体232aとマイクロレンズ238a)の列は、副走査方向にずれるにつれて主走査方向に一定の割合で徐々にずれるように並んでいる。言い換えれば、素子の列は、主走査方向の位置が対応する素子が副走査方向に対して斜めの直線上に位置するように並んでいる。しかし、素子の列の並び方はこれに限らない。前述したように、各列の素子がほかの二列の素子と主走査方向に所定距離ずれてさえいればよい。言い換えれば、主走査方向の位置が対応する素子が列全体において主走査方向に所定距離のピッチで配置されてさえいればよい。例えば、素子の列は、主走査方向の位置が対応する素子がジグザグつまり千鳥に位置するように並んでいてもよい。このように配置することで主走査方向における有機EL発光体232aのピッチを21μmとすることができ、マイクロレンズ238aの曲率半径を21μmより長い150μm以上としても有機EL発光体232aに対応して配置することができる。
有機EL発光体の一辺を1200dpiの半ピッチである10μmとし、マイクロレンズを介した光スポットの光線追跡シミュレーションを行った。図31は、有機EL発光体の出射光がマイクロレンズを介してその先端から1mm隔てた受光面に照射される受光プロファイルである。このとき、グラフから得られる値より、受光面におけるスポット径(1/e)は約30μmとなり、良好な光ビームを得られたといえる。
次に、マイクロレンズアレイ238の作製方法を簡単に説明する。作製方法は熱式または光式ナノインプリントで行うが、ここでは光式ナノインプリントで説明する。まず、透明基板に光硬化樹脂(PAK−01:屈折率n≒1.5/東洋合成(株))を100μm程度積層する。これに、図29に示したマイクロレンズアレイに対して逆の凹凸形状に作製されたモールドを押し当てたUV光線を照射する。これにより、光学ガラスと光硬化樹脂とが一体化されたマイクロレンズアレイとなる。また、同時に透明基板のマイクロレンズ面とは反対面に光硬化樹脂(PAK−01)に着色材料を混在させ塗布する。各マイクロレンズの光軸上に20μm角の窓を空けた形状のモールドを押し当てインプリントする。このようにして、光学ガラスの片面は8列に整列したマイクロレンズが成形され、反対面にはレンズと同一光軸上に四角の遮光板窓が成形される。最後に封止された有機EL発光体に合わせ、マイクロレンズを貼り付ける。
図28〜図30に示した有機EL発光体232aを図32に示す。図32に示すように、有機EL発光体232aは、トップエミッション型であり、透明基板212上に絶縁層252と絶縁層254を介してアノード256と有機EL層258とカソード260と封止膜262とが積層されている。封止膜262の上にコア264が設けられており、この構造体全体が封止層266で覆われている。コア264は屈折率の高い透明材料で構成されている。また封止層266は、コア264に比べて屈折率の低い透明材料で構成されており、コア264に対するクラッドとして機能する。コア264と封止層266は屈折率差導波路を構成している。
アノード256とカソード260の間への電圧印加に応じて有機EL層258は完全拡散光を発生する。有機EL層258で発生した光は、コア264の下面を通ってコア264に入射する。コア264を伝搬する光のうち、コア264の上面に向かう光はそのままコア264の上面を通って射出されるが、コア264の側面に比較的大きい入射角で向かう光は、コア264と封止層266の屈折率差のために、コア264と封止層266との界面で全反射され、コア264の上面に向かう。このため、コア264を有する有機EL発光体232aは、コア264を有さない通常の有機EL発光体に比べて、高い光の指向性を有する。その結果、有機EL発光体232aから射出された光がマイクロレンズ238aに効率良く入射する。
一方、通常の有機EL発光体は、図32に示した有機EL発光体232aからコア264を省いた構造をしている。このような通常の有機EL発光体では、光をマイクロレンズ238aに効率良く入射させることは難しい。
完全拡散光を射出する通常の有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を図33に示す。また、10μmの長さの屈折率差導波路を有する有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を図34に、20μmの長さの屈折率差導波路を有する有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を図35に示す。これらの指向性シミュレーション結果から、屈折率差導波路を設けることによって端面出力において高効率となることが明らかである。外部への取出し効率は導波路の長さによって制御できる。
また、指向性はコア・クラッド間の屈折率差を調整することによって制御できる。
通常、単一モード光ファイバのコア・クラッド間の屈折率差は0.3%程度と極めてわずかである。これは光ファイバ用光源が発する光はレーザー光のように狭指向性であるため、屈折率の大きなところを通過する光の方向を全反射角よりも大きくしておくと、その光は全反射で外に漏れずに中心部だけを通っていくからである。したがって、光ファイバは中心部と周辺の屈折率差が小さくして、全反射角が大きくなるので光はほぼ直進する。
これに対して有機EL発光体では、有機EL層から射出される光は拡散光であるため、光ファイバのような比屈折率差では、直進性は向上するが、光漏れが大きくなってしまう。このため、コア・クラッド間の屈折率差を1〜2%程度とするとよい。これにより、好適に、拡散光の光漏れが減少し、照射指向性が向上する。結果として、マイクロレンズに入射する光量が、図33に対して、図34では15%の効率向上、図35では30%の効率向上となった。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
例えば、図29に示す有機EL発光体232aは、図5に示す有機EL発光体162のように、複数の微細発光部164を有していてもよい。
本発明の実施形態による印刷装置を示している。 図1に示した有機ELヘッドの断面を示している。 図2に示した有機ELヘッドの発光体基板とハウジングを示している。 図3に示した発光体基板の上面図である。 図4に示したボトムエミッション型の有機EL発光体アレイの上面図である。 図5に示したVI−VI線に沿った有機EL発光体の側断面図である。 図6に示したボトムエミッション型の有機EL発光体に代替可能な別の有機EL発光体の断面を示している。 図6に示したボトムエミッション型の有機EL発光体に代替可能なトップエミッション型の有機EL発光体の断面を示している。 図4〜図8に示した有機EL発光体における微細発光部のレイアウトを示している。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の50ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の50ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の80ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の80ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の100ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の100ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の130ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図9に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の130ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図9の比較例である微細発光部の別のレイアウトを示している。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の50ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の50ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の80ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の80ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の100ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の100ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の130ミリ秒後の発熱パターンの2Dグラフである。 図18に示したレイアウトで配置された微細発光部を有する有機EL発光体の130ミリ秒後の発熱パターンの3Dグラフである。 各ドット同士を解像する有機ELヘッドを示している。 図27に示した有機EL発光体アレイとマイクロレンズアレイを拡大して示している。 図28に示した有機EL発光体とマイクロレンズの配列のレイアウトを示している。 図28に示した一組の有機EL発光体とマイクロレンズを示している。 有機EL発光体の出射光がマイクロレンズを介してその先端から1mm隔てた受光面に照射される受光プロファイルである。 図28〜図30に示した有機EL発光体を示している。 完全拡散光を射出する通常の有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を示している。 10μmの長さの屈折率差導波路を有する有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を示している。 20μmの長さの屈折率差導波路を有する有機EL発光体の指向性シミュレーション結果を示している。
符号の説明
100…印刷装置、102…用紙、104…搬送ベルト、106…記録ユニット、106C…記録ユニット、106K…記録ユニット、106M…記録ユニット、106Y…記録ユニット、108…定着ローラー、122…感光体ドラム、124…帯電ローラー、126…有機ELヘッド、128…現像器、128a…現像ローラー、130…転写ローラー、132…クリーニング器、134…イレーサ光源、142…発光体基板、144…ロッドレンズアレイ、146…ハウジング、148…フタ、150…固定部材、152…透明基板、154…ドライバー、156…TFTアクティブマトリクス点灯回路、158…配線、160…有機EL発光体アレイ、162…有機EL発光体、164,164a,164b,164c,164d…微細発光部、166…画素電極、174…絶縁層、175…開口部、176…有機EL層、178…対向電極、180…封止層、182…封止基板、184…放熱部、186…放熱部、188…絶縁層、200…有機ELヘッド、202…発光体基板、204…背面ケース、206…前面ケース、212…透明基板、214…ドライバー、222…中継配線、224…中継コネクタ、226…配線、232…有機EL発光体アレイ、232a…有機EL発光体、234…封止層、236…遮光板、236a…光学開口、238…マイクロレンズアレイ、238a…マイクロレンズ、238b…透明基板、252…絶縁層、254…絶縁層、256…アノード、258…有機EL層、260…カソード、262…封止膜、264…コア、266…封止層。

Claims (6)

  1. 印刷装置の有機ELヘッドであり、複数の有機EL発光体を有し、各有機EL発光体が複数の微細発光部を有し、各有機EL発光体のうち隣接する二つの微細発光部の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れていることを特徴とする有機ELヘッド。
  2. 前記複数の微細発光部は、隣接する有機EL発光体に対する距離が相対的に近い第一微細発光部と、隣接する有機EL発光体に対する距離が相対的に遠い第二微細発光部と、を有し、前記第一微細発光部の中心と前記第二微細発光部の中心と結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れていることを特徴とする請求項1記載の有機ELヘッド。
  3. 複数の第一の電極と、前記第一の電極に対向する少なくとも一つの第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極との間に位置する有機EL層および絶縁層とを有し、前記絶縁膜は、前記第一の電極の一つと前記第二の電極とが対向する複数の領域のおのおのに複数の開口を有し、各開口が前記微細発光部の一つを規定していることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機ELヘッド。
  4. 前記複数の有機EL発光体は、主走査方向において所定のピッチで千鳥配置され、
    前記有機EL発光体のそれぞれに対応し、曲率半径が前記所定のピッチより長いマイクロレンズをさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有機ELヘッド。
  5. 主走査方向において所定のピッチで千鳥配置された複数の有機EL発光体と、
    前記有機EL発光体のそれぞれに対応し、曲率半径が前記所定のピッチより長いマイクロレンズと、
    を備えることを特徴とする有機ELヘッド。
  6. 印刷装置であり、記録媒体にトナー像を記録する記録ユニットを有し、記録ユニットは、感光体ドラムと、感光体ドラムの表面を一様に帯電させる帯電ローラーと、感光体ドラムに静電潜像を形成する有機ELヘッドと、静電潜像にトナーを付着させて静電潜像を現像する現像器と、静電潜像に付着したトナーを用紙に転写する転写ローラーとを有し、有機ELヘッドは、複数の有機EL発光体を有し、各有機EL発光体が複数の微細発光部を有し、各有機EL発光体のうち隣接する二つの微細発光部の中心を結ぶ直線の垂直二等分線が、当該有機EL発光体に隣接する有機EL発光体から外れていることを特徴とする印刷装置。
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