JP2009207832A - パーマ用発熱シート - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪に均一に熱を加えることができるようにするパーマ用発熱シートを提供する。
【解決手段】毛髪にウエーブ形状をつけるパーマ処理で用いられる発熱シート1では、その本体である保持シート10に発熱材30が保持され、かつその保持シート10が可撓性を有するように構成されている。また、発熱材30は、通電コード40を介して外部電源から電流が供給されて通電し、発熱するように構成されている。このような発熱シート1によれば、毛髪をその発熱シート1と共に巻き、その巻いた毛髪全体に、均一に熱を加えることができる。このため、本発熱シート1によれば、毛髪全体に均一にウエーブ形状をつけることができるようになる。
【選択図】図2
【解決手段】毛髪にウエーブ形状をつけるパーマ処理で用いられる発熱シート1では、その本体である保持シート10に発熱材30が保持され、かつその保持シート10が可撓性を有するように構成されている。また、発熱材30は、通電コード40を介して外部電源から電流が供給されて通電し、発熱するように構成されている。このような発熱シート1によれば、毛髪をその発熱シート1と共に巻き、その巻いた毛髪全体に、均一に熱を加えることができる。このため、本発熱シート1によれば、毛髪全体に均一にウエーブ形状をつけることができるようになる。
【選択図】図2
Description
本発明は、毛髪にパーマネントウエーブをかける際に用いるパーマ用発熱シートに関する。
従来より、美容、縮毛の矯正、或いは毛髪の手入れを容易にすること等を目的として、毛髪にパーマネントウエーブ処理(以下、パーマ処理と言う)を施すことが行われている。パーマ処理は、熱や化学反応によって毛髪にウエーブを形成すると共に、その形成したウエーブを一定期間保持させるためのものであり、例えば、以下のように行われる。
(1)まず、毛髪をパーマ用ロッドに巻き付ける。
(2)そして、パーマ用の第一剤を毛髪に塗布し、5〜40分程度放置する。これにより、第一剤を毛髪内部に浸透させるようにする。尚、パーマ用の第一剤は、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩、システアミン、亜硫酸等の還元剤を含むものである。また、この第一剤が充分浸透するとウエーブが形成されやすくなるため、ここでは、毛髪に熱を加え、第一剤が毛髪内部により浸透するようにすることもある。
(3)次に、余分な第一剤を洗い流す。
(4)続いて、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。尚、第二剤は、ブロム酸塩、過酸化水素等の酸化剤を含むものである。
(5)その後、パーマ用ロッドを外し、余分な第二剤を洗い流す。
(6)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
(1)まず、毛髪をパーマ用ロッドに巻き付ける。
(2)そして、パーマ用の第一剤を毛髪に塗布し、5〜40分程度放置する。これにより、第一剤を毛髪内部に浸透させるようにする。尚、パーマ用の第一剤は、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩、システアミン、亜硫酸等の還元剤を含むものである。また、この第一剤が充分浸透するとウエーブが形成されやすくなるため、ここでは、毛髪に熱を加え、第一剤が毛髪内部により浸透するようにすることもある。
(3)次に、余分な第一剤を洗い流す。
(4)続いて、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。尚、第二剤は、ブロム酸塩、過酸化水素等の酸化剤を含むものである。
(5)その後、パーマ用ロッドを外し、余分な第二剤を洗い流す。
(6)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
以上のようなパーマ処理について、簡単に説明すると、上記(2)で、還元剤を毛髪内部へ浸透させることにより、毛髪のタンパク質の結合(いわゆるシスチン結合)を分解させる。そして毛髪がパーマ用ロッドに巻き付けられた状態のまま、上記(4)で、毛髪に酸化剤を作用させる。すると、毛髪においては、シスチン結合が再度形成される。これにより、毛髪には、その毛髪がパーマ用ロッドに巻き付けられた状態の形状、つまりウエーブ形状がつくことになる。
一方、このようなパーマ処理では、毛髪にウエーブがつきにくい場合や、つけたウエーブが長期間保持されない場合がある。これは、例えば、被施術者の髪質(太さや硬さ等)や髪の状態(痛み具合等)に起因することが考えられる。より詳しくは、髪質や髪の状態により、第一剤が均一かつ充分に浸透しないことが考えられる。
この場合の対処としては、巻いた毛髪に効果的に熱を加えることが考えられ、それを実現するものとして、本体の内部にヒータを備えたパーマ用ロッドが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
2005−137441号公報
ところで、上記特許文献1のようなパーマ用ロッドによれば、そのパーマ用ロッド自体が発熱するため、パーマ用ロッドに巻いた毛髪部分、言い換えると、ウエーブを形成したい部分にのみ、熱が加えられるようにすることができる。このため、そのウエーブを形成したい部分に、第一剤が充分に浸透するようにできると考えられる。
しかし、パーマ用ロッドにヒータを組み込むと、そのパーマ用ロッドの重量が増加してしまうため、パーマ用ロッドを多数使用する場合に、被施術者の負担が大きくなる。しかも、以下のような問題も考えられる。
毛髪をパーマ用ロッドに巻く場合、まず、毛髪の先端がパーマ用ロッドに巻かれ、最後に、毛髪の根本部分が巻かれることとなる。すると、毛髪の先端は直接パーマ用ロッドに触れて熱が加わりやすくなり、逆に、毛髪の根本部分は熱が加わりにくくなる。
つまり、パーマ用ロッドに巻かれた毛髪のうち、毛髪の先端部分(パーマ用ロッドの外周部分における内側の部分)が高温になり、毛髪の根本部分(パーマ用ロッドの外周部分における外側の部分)は低温になり、温度むらができてウエーブの形成具合にもむらができるおそれがある。
さらに、毛髪の先端部分は一般的に痛みやすいため、余分に熱が加わることは好ましくない。逆に、毛髪の根本部分は一般的にウエーブがかかりにくいため、毛髪の先端部分と比較して熱が加わりやすくすることが望まれる。
本発明は、こうした点に鑑みなされたもので、パーマ処理において、毛髪に均一に熱を加えたり、毛髪の所望の部分に効果的に熱を加えることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、毛髪と共に巻かれて使用され、その毛髪に該巻かれた状態の癖をつけるためのパーマ用発熱シートである。尚、毛髪の外側からその毛髪を巻くように用いてもよい。
まず、本パーマ用発熱シートは、通電により発熱する発熱材を有し、また、その発熱材は、シート状のシート本体に保持されている。また、シート本体は、発熱材を保持した状態で可撓性を有するように構成されている。
このような構成によれば、本パーマ用発熱シートを、容易に、毛髪と共に巻くことができる。
また、本パーマ用発熱シートには、発熱材に外部電源からの電流を供給するための電流供給手段が設けられている。
また、本パーマ用発熱シートには、発熱材に外部電源からの電流を供給するための電流供給手段が設けられている。
これによれば、本パーマ用発熱シートを毛髪と共に巻いた状態で、又は本パーマ用発熱シートで毛髪の外側からその毛髪を巻いた状態で、そのパーマ用発熱シートの発熱材を通電して発熱させることができるため、パーマ用発熱シートと共に巻かれた毛髪に均一に熱を加えることができるようになる。よって、毛髪に均一にウエーブ形状をつけることができるようになる。
また、発熱材の発熱温度に温度分布が生じるように構成すれば、毛髪のある部分にはよく熱が加わり、別の部分にはあまり熱が加わらないようにできる。つまり、毛髪の所望の部分に効果的に熱を加えることができるようになる。例えば、毛髪において、ウエーブ形状がつきにくい部分により熱が加わるようにしたり、或いは痛みやすい部分には熱があまり加わらないようにしたりすることができる。
また、本パーマ用発熱シートでは、熱を発するヒータ等を組み込まなくてもよいため、重量を軽くすることができ、被施術者の負担が増加することがない。
ここで、本パーマ用発熱シートは、請求項2のように構成することができる。つまり、請求項2のパーマ用発熱シートでは、シート本体は、互いに溶着される第1シートと第2シートとからなり、発熱材は、第1シートと第2シートとの間に保持されるようになっている。具体的に、第1シートと第2シートとの間に発熱材を挟み込み、その第1シートと第2シートとを互いに蒸着させることが考えられる。
ここで、本パーマ用発熱シートは、請求項2のように構成することができる。つまり、請求項2のパーマ用発熱シートでは、シート本体は、互いに溶着される第1シートと第2シートとからなり、発熱材は、第1シートと第2シートとの間に保持されるようになっている。具体的に、第1シートと第2シートとの間に発熱材を挟み込み、その第1シートと第2シートとを互いに蒸着させることが考えられる。
そして、第1シート及び第2シートとしては、請求項3に記載のように、耐水性及び耐熱性を有するフィルムを用いることが好ましい。このようなフィルムとしては、具体的に、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル(PET)、塩化ビニル(P.V.C)等のプラスチックフィルムを用いるようにすればよい。これらのプラスチックフィルムは、柔軟性に優れ、また、耐水性、耐薬品性の機能も持っており、毛髪に優しい素材であるため、好適である。
また、発熱材としては、請求項4に記載のように、不織布に炭素材を含有させたものを用いればよい。ここで、不織布としては、ポリオレフィンで構成されたものやポリエステルで構成されたもの等を用いることができる。また、炭素材としては、例えば、カーボンブラックやグラファイト(いわゆる黒鉛)、カーボン繊維、カーボン短繊維等がある。そして、ポリオレフィンやポリエステル等からなる不織布に、カーボンブラック、グラファイト、カーボン繊維、或いはカーボン短繊維等の炭素材を含有させたものは、導電性、耐熱性、耐酸耐アルカリ性に優れており、発熱材として好適と言える。
ところで、上記(請求項1〜4)のパーマ用発熱シートは、毛髪と共に巻いて使用するため、巻き取りが容易であることが好ましい。そこで、請求項5のパーマ用発熱シートでは、請求項1〜4のパーマ用発熱シートにおいて、シート本体に、当該シート本体を巻き取るための巻取り部材が設けられている。
巻き取り部材としては、例えば棒を用いることが考えられる。また、棒としては、円柱或いは円筒を用いてもよいし角柱を用いてもよい。さらに、棒は、シート本体に対し、その棒の両端がシート本体の側縁からはみ出すように設けても良いし、一端のみがシート本体の側縁からはみ出すように設けてもよい。また、巻き取り部材を設ける場所としては、シート本体において、そのシート本体の巻き始めの部分に設けることが好ましい。尚、巻き取り部材をシート本体の中央付近に設けるようにしても勿論よい。
このような巻き取り部材を設ければ、使用者(例えば美容師)は、容易にパーマ用発熱シートを毛髪と共に巻くことができるようになり、使い勝手がよくなる。
また、請求項1〜5のパーマ用発熱シートは、具体的に、請求項6のように構成すればよい。
また、請求項1〜5のパーマ用発熱シートは、具体的に、請求項6のように構成すればよい。
請求項6のパーマ用発熱シートでは、まず、シート本体は巻き取り方向に長い長方形状をなしている。そして、シート本体の長手方向の両側縁のそれぞれに沿って、外部電源の高電位側に接続されるプラス側配線と、外部電源の低電位側に接続されるマイナス側配線とが、電流供給手段として設けられている。ここで、プラス側配線及びマイナス側配線は、長手方向の側縁と同じ長さとなるように、つまり、シート本体の巻き始めの一端から巻き終わりの他端まで、長手方向の両側縁のそれぞれに沿って設けるようにすればよい。具体的に、プラス側配線及びマイナス側配線として銅線を用いると共に、その銅線をシート本体に縫い付ける構成とすればよい。そして 発熱材は、プラス側配線とマイナス側配線との間に設けられるようになっている。
このような構成によれば、プラス側配線とマイナス側配線との間に設けられた発熱材全体に均一に通電することができるようになり、発熱材を均一に発熱させることができるようになる。よって、毛髪により均一に熱を加えることができるようになるパーマ用発熱シートを提供することができる。
また、プラス側配線及びマイナス側配線は、シート本体の長手方向の側縁の長さよりも短くなるように設けてもよい。例えば、プラス側配線及びマイナス側配線を、シート本体の巻き始めの一端から途中部分まで、或いは途中部分から巻き終わりの他端まで、さらに、一端から他端の間の一部分にのみ、設けるような構成とすることが考えられる。
また、この場合、プラス側配線或いはマイナス側配線の一方のみを短くするようにしてもよい。
このような構成によれば、発熱体の発熱温度に温度差を設けることができるようになり、毛髪の所望の部分に効果的に熱を加えることができることとなる。
このような構成によれば、発熱体の発熱温度に温度差を設けることができるようになり、毛髪の所望の部分に効果的に熱を加えることができることとなる。
ところで、発熱材に電流を供給する外部電源としては、電池が考えられる。そして、電池を用いる場合には、請求項7のように構成すればよい。
つまり、請求項7のパーマ用発熱シートでは、電流供給手段は、電池を収容するための電池収容部を備えると共に、該電池からの電流を発熱材へ供給するように構成されている。
つまり、請求項7のパーマ用発熱シートでは、電流供給手段は、電池を収容するための電池収容部を備えると共に、該電池からの電流を発熱材へ供給するように構成されている。
これによれば、パーマ用発熱シートと外部電源とを接続するための通電用のコードが不要となり、使用者(美容師)にとって扱いやすいものとすることができる。
また、ここで、発熱材の発熱温度が必要以上に上昇して毛髪にダメージが加わることを防止するために、請求項8及び請求項9のように構成するとよい。
また、ここで、発熱材の発熱温度が必要以上に上昇して毛髪にダメージが加わることを防止するために、請求項8及び請求項9のように構成するとよい。
まず、請求項8のパーマ用発熱シートは、請求項1〜7のパーマ用発熱シートにおいて、発熱材の発熱温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出された発熱材の発熱温度を周囲に通知する温度通知手段とを備えている。
具体的には、温度センサ及び温度センサにより検出された温度を表示する表示部を設けることが考えられる。また、温度計や、サーモグラフシート(温度により表示色が変化するもの)を設けるようにしてもよい。
これによれば、使用者(美容師)が、発熱温度を容易に知ることができるようになるため、発熱温度が必要以上に上昇してしまうことを未然に防止することができる。
また、請求項9のように構成すればより確実である。
また、請求項9のように構成すればより確実である。
つまり、請求項9のパーマ用発熱シートは、請求項8のパーマ用発熱シートにおいて、温度検出手段により検出される発熱材の発熱温度が所定値以上であるか否かを判定する温度判定手段を備えている。そして、温度判定手段により発熱材の発熱温度が所定値以上であると判定されると、電流供給停止手段が、電流供給手段から発熱材への電流の供給を停止させるようになっている。
これによれば、使用者(美容師)が発熱温度に特に注意を払わなくても、発熱温度が所定値以上になれば、発熱材への電流の供給が停止され、発熱材が発熱しなくなる。このため、発熱温度が必要に上昇して毛髪にダメージを与えてしまうということをより確実に防止することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態のパーマ用発熱シート(以下、単に発熱シートと記載する)1を表す図面である。尚、図1(a),(b),(c)はそれぞれ、発熱シート1の平面図、側面図、裏面図である。
[実施形態1]
図1は、本実施形態のパーマ用発熱シート(以下、単に発熱シートと記載する)1を表す図面である。尚、図1(a),(b),(c)はそれぞれ、発熱シート1の平面図、側面図、裏面図である。
図1の発熱シート1は、毛髪にパーマネントウエーブ処理(以下、パーマ処理と言う)を施す際に使用されるものであり、具体的には、毛髪に、その毛髪が巻かれた状態の形状(以下、ウエーブ形状と言う)をつけるために使用される。尚、パーマ処理の内容については、[背景技術]に記載した例の通りである。また、本実施形態の発熱シート1を用いた場合について、後述する。
本実施形態の発熱シート1は、図1(a)に示すように、保持シート10と、保持シート10に保持される発熱材30と、通電用配線20と、端子21とから構成されている。以下、各構成要素について説明する。
まず、保持シート10は、図1(b),(c)にも示すように、第1シート11と第2シート12とから構成され、長方形状をなしている。また、第1シート11及び第2シート12は、耐水性及び耐熱性を有するフィルムである。具体的に、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエステル(PET)、塩化ビニル(P.V.C)等のプラスチックフィルムを使用することができる。これらのプラスチックフィルムは、柔軟性があり、耐水性や耐薬品性の点でも優れている。
尚、保持シート10は、長方形状に限らずどのような形状にしてもよく、例えば、三角形状、正方形状、菱形形状、その他どのような多角形形状にしてもよいし、また、円形状、楕円形状等にしてもよく、想定される使用の状況に応じて、様々な形状に構成することができる。例えば、パーマ処理の対象の毛髪の長さ、毛髪の頭における部位(頭頂部やえり部分)、毛髪自体の部位(先端部分か根本部分か)や、或いは形成したいウエーブの形状に応じて、保持シート10の形状を使いやすい形状に構成することが考えられる。
次に、発熱材30は、保持シート10の第1シート11と第2シート12との間に保持されるように設けられている。また、保持シート10は、発熱材30を保持した状態で可撓性を有するように構成されている。また、発熱材30は、保持シート10の外縁に沿って長方形状となるように、かつ、その厚さが一定となるように、第1シート11と第2シート12との間に設けられている。
ここで、発熱材30は、具体的に、不織布に炭素材を含有させたものである。そして、不織布としては、例えば、ポリオレフィンで構成されたものやポリエステルで構成されたもの等を用いることができる。また、炭素材としては、例えば、カーボンブラックやグラファイト(いわゆる黒鉛)、カーボン繊維、カーボン短繊維等を用いることができる。
そして、発熱材30は、次のように生成される。
まず、カーボン素材の分散性に優れると共に、耐熱性、含浸性、可撓性に優れた樹脂、例えば、ポリウレタンや、オレフィン系、アクリル系、ポリエステル系樹脂を溶解させる。そして、その溶液(いわゆるマトリックスポリマー)の中に、カーボン素材として、カーボンブラックやグラファイトの微細粒子、カーボン繊維、又はカーボン短繊維を溶かし込み分散させる。次に、そのカーボン素材を分散させた溶液の中に、ポリオレフィン又はポリエステルからなる不織布をつけ込み、その不織布にカーボン素材を含浸させる。その後、そのカーボン素材を含浸させた不織布を溶液から取り出し、圧搾し乾燥させる。この乾燥させたものが、発熱材30となる。尚、分散させるカーボン素材の量や含浸時間等の種々の条件を調整することにより、発熱材30の抵抗値を調整することができる。
まず、カーボン素材の分散性に優れると共に、耐熱性、含浸性、可撓性に優れた樹脂、例えば、ポリウレタンや、オレフィン系、アクリル系、ポリエステル系樹脂を溶解させる。そして、その溶液(いわゆるマトリックスポリマー)の中に、カーボン素材として、カーボンブラックやグラファイトの微細粒子、カーボン繊維、又はカーボン短繊維を溶かし込み分散させる。次に、そのカーボン素材を分散させた溶液の中に、ポリオレフィン又はポリエステルからなる不織布をつけ込み、その不織布にカーボン素材を含浸させる。その後、そのカーボン素材を含浸させた不織布を溶液から取り出し、圧搾し乾燥させる。この乾燥させたものが、発熱材30となる。尚、分散させるカーボン素材の量や含浸時間等の種々の条件を調整することにより、発熱材30の抵抗値を調整することができる。
さらに、その発熱材30を、例えば前述のプラスチックフィルムで両面から挟み込むとともにそのプラスチックフィルムをシールすれば、保持シート10の本体が完成する。
次に、通電用配線20は、発熱材30に通電するためのものであり、銅他導電性の物質からなると共に、保持シート10の長手方向の側縁のそれぞれに沿って、2本設けられている。また、発熱材30の長辺の外縁よりも内側に設けられている。言い換えると、通電用配線20の間に、発熱材30が設けられるようにされている。さらに、通電用配線20は、保持シート10の短辺の一方から他方まで、その保持シート10に縫い付けられるように設けられている。
次に、通電用配線20は、発熱材30に通電するためのものであり、銅他導電性の物質からなると共に、保持シート10の長手方向の側縁のそれぞれに沿って、2本設けられている。また、発熱材30の長辺の外縁よりも内側に設けられている。言い換えると、通電用配線20の間に、発熱材30が設けられるようにされている。さらに、通電用配線20は、保持シート10の短辺の一方から他方まで、その保持シート10に縫い付けられるように設けられている。
そして、通電用配線20の一端側にはそれぞれ、外部電源と接続されるための端子21が設けられている。この端子21のうち、一方が外部電源の高電位側(プラス側)に接続され、他方が低電位側(マイナス側)に接続される。尚、外部電源との接続は、後述する通電コード40を介して行われる。
次に、図2は、発熱シート1の斜視図である。図2(a)に示すように、本発熱シート1は、保持シート10を、端子21が設けられていない側から巻き始めると共に(尚、この時、毛髪を共に巻く)、また、図2(b)に示すように、その保持シート10が最後まで巻かれた状態で使用する。尚、髪の長さに合わせ、巻き取る長さを調整すればよい。
そして、図2では、端子21に、外部電源からの電流を供給するための通電コード40が接続されている。また、通電コード40は、その一端に、外部電源としての電源装置の所定の端子と接続されるための端子41を備えている。そして、反対側の一端、つまり、保持シート10側の一端には、図示はしないが、開閉可能なクリップ部材が設けられている。また、クリップ部材は、導体でできている。そして、そのクリップ部材を開閉させることにより、通電コード40を端子21に対して取り付けたり取り外したりすることができる。尚、クリップ部材に代えて、着脱自在なコネクタ等を用いてもよい。つまり、通電コード40と端子21とが、着脱自在なコネクタを介して接続されるようにしてもよい。また、通電コード40の端子41が備えられた一端に対する他端と、端子21とを溶着させてもよい。また、ここで、外部電源としては、例えば交流を直流に変換するコンバータ等が考えられる。
そして、外部電源から通電コード40を介して端子21に電圧を印加すれば、通電用配線20及び発熱材30に電流が流れ、発熱材30が発熱することとなる。
このような発熱シート1によれば、以下に説明するように、毛髪に効果的にウエーブ形状をつけることができるようになる。
このような発熱シート1によれば、以下に説明するように、毛髪に効果的にウエーブ形状をつけることができるようになる。
まず、本発熱シート1を用いて、毛髪をその発熱シート1と共に巻く。この場合、保持シート10が可撓性を有することから、巻き取りは容易であり、また、毛髪と保持シート10とが確実に接触するようになる。
そして、発熱シート1と毛髪とを共に巻いた状態で、通電用配線20に通電し、発熱材30を発熱させるようにする。
これによれば、本発熱シート1と共に巻かれた毛髪の全体に、均一に熱が加えられることとなる。しかも、外部電源から電流を供給して発熱材30を発熱させることができる構成であるため、発熱材30を継続して、かつ安定的に発熱させることができる。よって、毛髪に均一にウエーブ形状をつけることができるようになる。また、そのウエーブ形状が長期間保持されるようになる。
これによれば、本発熱シート1と共に巻かれた毛髪の全体に、均一に熱が加えられることとなる。しかも、外部電源から電流を供給して発熱材30を発熱させることができる構成であるため、発熱材30を継続して、かつ安定的に発熱させることができる。よって、毛髪に均一にウエーブ形状をつけることができるようになる。また、そのウエーブ形状が長期間保持されるようになる。
尚、通電用配線20は、その長さが保持シート10の長辺の長さよりも短くなるようにしてもよい。つまり、通電用配線20は、端子21を始点とし、保持シート10の長辺に沿って、その端子21が設けられた保持シート10の一方の短辺から他方の短辺に向かう経路の途中まで設けるようにしてもよい。また、この場合、2本の通電用配線20のうち、一方のみを短くするようにしてもよい。これによれば、保持シート10において発熱温度に差を設けることができる。そして、このようにすると、毛髪のある部分にはよく熱が加わり、別の部分にはあまり熱が加わらないようにできる。例えば、毛髪の根本部分にはよく熱が加わり、毛髪の先端部分にはあまり熱が加わらないようにすることができる。
次に、以上のような本実施形態の発熱シート1がパーマ処理においてどのように使用されるかについて、さらに具体的に説明する。尚、以下に示すパーマ処理の方法は一例であり、顧客の髪質、髪の量、髪の傷み具合、或いは癖付けしたいウエーブ形状の種類等に応じて、種々の方法が考えられる。
〈方法1〉
以下、第1の方法について説明する。
(1−1)まず、毛髪にパーマ用の第一剤を塗布し、10分〜40分程度放置する。これにより、第一剤を毛髪内部に浸透させるようにする。尚、パーマ用の第一剤は、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩、システアミン、亜硫酸等の還元剤を含むものである。また、放置する時間は、顧客の髪質、髪の量、髪の痛み具体等に応じて調整する。
(1−2)次に、毛髪を水洗いし、タオルドライする(余分な水分をタオルで吸収させる)。
(1−3)そして次に、発熱シート1を用いて、毛髪をその発熱シート1と共に約3回転巻く。ここで、図3は、発熱シート1で毛髪を巻いた状態を表す図面である。尚、図3に示すように、発熱シート1で毛髪を巻いた際は、ヘアピン101等を用いて巻いた状態が固定されるようにすればよい。また、ゴム等を使用して固定してもよい。
(1−4)次に、発熱シート1の端子21に通電コード40を取り付け、また、その通電コードを外部電源としての電源装置に接続し、発熱シート1の通電用配線20及び発熱材30を通電する。ここで、発熱シート1の発熱温度が35〜100度となるように適宜調整する。具体的には、電源装置を操作して、発熱シート1の端子21に印加する電圧を調整する。尚、その電圧は、5〜30Vの間で調整される。また、この工程では、5〜40分程度、毛髪に熱を加えるようにする。
(1−5)その後、発熱シート1を毛髪から外し、次に、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。そして、1〜15分程度放置する。尚、第二剤は、ブロム酸塩、過酸化水素等の酸化剤を含むものである。
(1−6)その後、余分な第二剤を洗い流す。
(1−7)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
〈方法2〉
次に、第2の方法について説明する。第2の方法は、第1の方法と比較して、発熱シート1を使用する点では同じであるが、使用するタイミングが異なっている。
(2−1)方法2では、まず、パーマ用の第一剤を毛髪に塗布する。第一剤については、前述の通りである。
(2−2)そして、発熱シート1を用いて、毛髪をその発熱シート1と共に約3回転巻く。
(2−3)次に、発熱シート1の端子21に通電コード40を取り付け、また、その通電コード40を外部電源としての電源装置に接続し、発熱シート1の通電用配線20及び発熱材30を通電する。詳しい内容については、方法1の(1−4)に記載した通りである。
(2−4)その後、発熱シート1を毛髪から外し、次に、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。そして、1〜15分程度放置する。尚、第二剤については、前述の通りである。
(2−5)続いて、余分な第二剤を洗い流す。
(2−6)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
〈方法1〉
以下、第1の方法について説明する。
(1−1)まず、毛髪にパーマ用の第一剤を塗布し、10分〜40分程度放置する。これにより、第一剤を毛髪内部に浸透させるようにする。尚、パーマ用の第一剤は、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、システイン、システイン塩酸塩、システアミン、亜硫酸等の還元剤を含むものである。また、放置する時間は、顧客の髪質、髪の量、髪の痛み具体等に応じて調整する。
(1−2)次に、毛髪を水洗いし、タオルドライする(余分な水分をタオルで吸収させる)。
(1−3)そして次に、発熱シート1を用いて、毛髪をその発熱シート1と共に約3回転巻く。ここで、図3は、発熱シート1で毛髪を巻いた状態を表す図面である。尚、図3に示すように、発熱シート1で毛髪を巻いた際は、ヘアピン101等を用いて巻いた状態が固定されるようにすればよい。また、ゴム等を使用して固定してもよい。
(1−4)次に、発熱シート1の端子21に通電コード40を取り付け、また、その通電コードを外部電源としての電源装置に接続し、発熱シート1の通電用配線20及び発熱材30を通電する。ここで、発熱シート1の発熱温度が35〜100度となるように適宜調整する。具体的には、電源装置を操作して、発熱シート1の端子21に印加する電圧を調整する。尚、その電圧は、5〜30Vの間で調整される。また、この工程では、5〜40分程度、毛髪に熱を加えるようにする。
(1−5)その後、発熱シート1を毛髪から外し、次に、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。そして、1〜15分程度放置する。尚、第二剤は、ブロム酸塩、過酸化水素等の酸化剤を含むものである。
(1−6)その後、余分な第二剤を洗い流す。
(1−7)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
〈方法2〉
次に、第2の方法について説明する。第2の方法は、第1の方法と比較して、発熱シート1を使用する点では同じであるが、使用するタイミングが異なっている。
(2−1)方法2では、まず、パーマ用の第一剤を毛髪に塗布する。第一剤については、前述の通りである。
(2−2)そして、発熱シート1を用いて、毛髪をその発熱シート1と共に約3回転巻く。
(2−3)次に、発熱シート1の端子21に通電コード40を取り付け、また、その通電コード40を外部電源としての電源装置に接続し、発熱シート1の通電用配線20及び発熱材30を通電する。詳しい内容については、方法1の(1−4)に記載した通りである。
(2−4)その後、発熱シート1を毛髪から外し、次に、パーマ用の第二剤を毛髪に塗布する。そして、1〜15分程度放置する。尚、第二剤については、前述の通りである。
(2−5)続いて、余分な第二剤を洗い流す。
(2−6)最後に、毛髪をドライヤー等で乾燥させ、仕上げる。
以上、本実施形態の発熱シート1の使用例を説明した。
ここで、本願出願人は、発熱シート1を用いた上記の方法1,2によるパーマ処理と、発熱シート1を用いない従来の方法によるパーマ処理とを実験的に行った。また、その結果を比較検討した。以下、具体的に説明する。
ここで、本願出願人は、発熱シート1を用いた上記の方法1,2によるパーマ処理と、発熱シート1を用いない従来の方法によるパーマ処理とを実験的に行った。また、その結果を比較検討した。以下、具体的に説明する。
まず、上記方法1による第1の実験について説明する。
《実験1》
実験1で使用した発熱シート1では、保持シート10において、発熱材30を、その外形が5cm×7cmとなるように設けた。
《実験1》
実験1で使用した発熱シート1では、保持シート10において、発熱材30を、その外形が5cm×7cmとなるように設けた。
尚、以下、この実験で使用した上記の発熱シート1を、実験用発熱シートと記載する。
次に、パーマ処理の具体的な内容について説明するが、以下において、行頭の各番号は、方法1の説明で行頭に記載した番号と対応する。
(1−1)長さ20cm、重さ10gの毛髪に第一剤10gを塗布し、20分放置する。ここで、表1は、本実験1で使用した第一剤の成分表である。
次に、パーマ処理の具体的な内容について説明するが、以下において、行頭の各番号は、方法1の説明で行頭に記載した番号と対応する。
(1−1)長さ20cm、重さ10gの毛髪に第一剤10gを塗布し、20分放置する。ここで、表1は、本実験1で使用した第一剤の成分表である。
(1−3)実験用発熱シートを用いて、毛髪をその実験用発熱シートと共に約3回転巻く。
(1−4)実験用発熱シートと電源装置とを通電コード40を介して接続し、実験用発熱シートを20分加熱する。尚、実験用発熱シートに供給される電源は、直流、15Vとした。また、実験用発熱シートを約60度まで加熱した。
(1−5)実験用発熱シートを外し、第二剤10gを毛髪に塗布し、10分放置する。ここで、表2は、本実験1で使用した第二剤の成分表である。
次に、上記方法2による第2の実験について説明する。
《実験2》
実験2では、実験1と同じ実験用発熱シートを使用した。尚、以下の説明において、行頭の各番号は、方法2の説明で行頭に記載した番号と対応する。
(2−1)毛髪に第一剤(表2参照)10gを塗布し、20分放置する。
(2−2)長さ20cm、重さ10gの毛髪を実験用発熱シートと共に約3回転巻く。
(2−3)実験用発熱シートと電源装置とを通電コード40を介して接続し、実験用発熱シートを10分加熱する。尚、実験用発熱シートに供給される電源は、直流、15Vとした。また、実験用発熱シートを約60度まで加熱した。
(2−4)実験用発熱シートを外し、第二剤(表2参照)10gを毛髪に塗布し、10分放置する。
(2−5)余分な第二剤を洗い流す。
(2−6)毛髪をドライヤーで乾燥させ、仕上げる。
《実験2》
実験2では、実験1と同じ実験用発熱シートを使用した。尚、以下の説明において、行頭の各番号は、方法2の説明で行頭に記載した番号と対応する。
(2−1)毛髪に第一剤(表2参照)10gを塗布し、20分放置する。
(2−2)長さ20cm、重さ10gの毛髪を実験用発熱シートと共に約3回転巻く。
(2−3)実験用発熱シートと電源装置とを通電コード40を介して接続し、実験用発熱シートを10分加熱する。尚、実験用発熱シートに供給される電源は、直流、15Vとした。また、実験用発熱シートを約60度まで加熱した。
(2−4)実験用発熱シートを外し、第二剤(表2参照)10gを毛髪に塗布し、10分放置する。
(2−5)余分な第二剤を洗い流す。
(2−6)毛髪をドライヤーで乾燥させ、仕上げる。
次に、上記実験1及び実験2の実験結果と比較するために行った従来の方法による比較実験について説明する。
《比較実験》
比較実験では、図示は省略するが、抵抗値が40オームのヒータを本体に内蔵し、外部電源からの通電によりそのヒータが発熱するように構成されたパーマ用ロッド(以下、実験用発熱ロッドと言う)を用いた。つまり、実験用発熱ロッドに毛髪を巻き付けてその実験用発熱ロッドを発熱させ、毛髪にウエーブ形状をつける方法について実験を行った。尚、実験用発熱ロッドの外形は、実験用ロッドと同じである。また、第一剤及び第二剤は、実験1及び実験2と同じものを使用した(表1及び表2参照)。
《比較実験》
比較実験では、図示は省略するが、抵抗値が40オームのヒータを本体に内蔵し、外部電源からの通電によりそのヒータが発熱するように構成されたパーマ用ロッド(以下、実験用発熱ロッドと言う)を用いた。つまり、実験用発熱ロッドに毛髪を巻き付けてその実験用発熱ロッドを発熱させ、毛髪にウエーブ形状をつける方法について実験を行った。尚、実験用発熱ロッドの外形は、実験用ロッドと同じである。また、第一剤及び第二剤は、実験1及び実験2と同じものを使用した(表1及び表2参照)。
次に、本比較実験におけるパーマ処理の具体的な内容について説明する。
(A)長さ20cm、重さ10gの毛髪に第一剤(表1参照)10gを塗布し、20分放置する。
(B)毛髪を水洗いすると共に余分な水分をタオルで拭き取り、櫛でとかす。
(C)実験用発熱ロッドを用いて、毛髪の先端部分から約3回転毛髪を巻き込む。
(D)実験用発熱ロッドを外部電源と接続し、実験用発熱ロッドを20分加熱する。尚、電源は、15Vの直流を使用し、実験用発熱ロッド本体を90度まで加熱した。この時、毛髪が実験用発熱ロッド本体と接触する部分のその毛髪の温度は90度であり、毛髪が実験用発熱ロッド本体と接触しない部分のその毛髪の温度は45度であった。
(E)実験用発熱ロッドを外し、第二剤10gを毛髪に塗布し、10分放置する。
(F)余分な第二剤を洗い流す。
(G)毛髪をドライヤーで乾燥させ、仕上げる。
(A)長さ20cm、重さ10gの毛髪に第一剤(表1参照)10gを塗布し、20分放置する。
(B)毛髪を水洗いすると共に余分な水分をタオルで拭き取り、櫛でとかす。
(C)実験用発熱ロッドを用いて、毛髪の先端部分から約3回転毛髪を巻き込む。
(D)実験用発熱ロッドを外部電源と接続し、実験用発熱ロッドを20分加熱する。尚、電源は、15Vの直流を使用し、実験用発熱ロッド本体を90度まで加熱した。この時、毛髪が実験用発熱ロッド本体と接触する部分のその毛髪の温度は90度であり、毛髪が実験用発熱ロッド本体と接触しない部分のその毛髪の温度は45度であった。
(E)実験用発熱ロッドを外し、第二剤10gを毛髪に塗布し、10分放置する。
(F)余分な第二剤を洗い流す。
(G)毛髪をドライヤーで乾燥させ、仕上げる。
次に、各実験結果について、比較をしながら説明する。図4は、実験1,2及び比較実験におけるパーマ処理でウエーブ形状がつけられた毛髪を表す図面である。
図4に示すように、実験1,2のパーマ処理を施した毛髪には、それぞれ、その毛髪の根本から先端までしっかりとしたウエーブ形状がついている。一方、比較実験のパーマ処理を施した毛髪には、毛先にはウエーブ形状がついたものの、根本には充分なウエーブ形状がついていない。実験1,2の場合と比較しても、ウエーブ形状が弱いのは明らかである。
図4に示すように、実験1,2のパーマ処理を施した毛髪には、それぞれ、その毛髪の根本から先端までしっかりとしたウエーブ形状がついている。一方、比較実験のパーマ処理を施した毛髪には、毛先にはウエーブ形状がついたものの、根本には充分なウエーブ形状がついていない。実験1,2の場合と比較しても、ウエーブ形状が弱いのは明らかである。
ここで、さらに、実験1のパーマ処理と比較実験のパーマ処理とでその違いを比較するため、人の毛髪が植毛されたモデルウィッグを使用し、そのモデルウィッグの毛髪に、実験1のパーマ処理と比較実験のパーマ処理とをそれぞれ施した。具体的に、モデルウィッグに植毛された毛髪を2分し、一方には、実験1のパーマ処理を施し、他方には比較実験のパーマ処理を施した。尚、モデルウィッグは特に図示しない。
そして、図4における実験1の毛髪、比較実験の毛髪、及びモデルウィッグについて、5人の美容師(美容師A〜E)による評価を行った。評価は、図4の実験1の毛髪、比較実験の毛髪のそれぞれについて、毛髪のウエーブ形状のつき具合が強いか否か、全体的に均一にウエーブ形状がついているか否か、という観点から行い、また、モデルウィッグについて、好ましいか否か(例えば、見た目が好ましいか否か)という観点から行った。
まず、ウエーブ形状のつき具合(強度)について、美容師A〜Eの全てが、実験1の毛髪(図4参照、以下同様)のウエーブ形状の強度は強く充分であると評価し、比較実験の毛髪(図4参照、以下同様)のウエーブ形状の強度は弱いと評価した。
また、均一性について、美容師A〜Eの全てが、実験1の毛髪は根本から先端までウエーブ形状が充分につき、全体として均一であると評価し、比較実験の毛髪は根本のウエーブ形状は弱く、全体として不均一であると評価した。
また、モデルウィッグについて、美容師A〜Eの全てが、実験1のパーマ処理を施した側については、毛髪の根本から先端まで均一にしっかりしたウエーブ形状がつき、見た目も好ましいと評価し、比較実験のパーマ処理を施した側は、根本部分のウエーブ形状が弱く、全体的にだれており、また、不均一で好ましくないと評価した。
以上のように、本実施形態の発熱シート1を用いてパーマ処理を行った場合、毛髪の根本から先端まで、全体として均一になるように仕上げることができ、美容師に高評価が得られるパーマ処理を施すことができるようになる。
尚、本実施形態においては、保持シート10がシート本体に相当し、端子21及び通電用配線20が電流供給手段に相当している。
[実施形態2]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
[実施形態2]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態の発熱シート1を表す図面である。図5の発熱シート1では、樹脂からなり、保持シート10を巻き取るための巻き取り棒60が設けられている。
図5に示すように、巻き取り棒60は、円柱状をなし、その長さが、保持シート10の短辺よりも長くなるように構成されている。そして、巻き取り棒60は、保持シート10において、端子21が設けられた一辺と対向する他辺の側にその他辺と平行になるように、また、両端がそれぞれ、保持シート10の長辺からはみ出すように設けられている。尚、端子21が設けられた一辺と対向する他辺は、保持シート10の巻き始めとなる辺である。
図5に示すように、巻き取り棒60は、円柱状をなし、その長さが、保持シート10の短辺よりも長くなるように構成されている。そして、巻き取り棒60は、保持シート10において、端子21が設けられた一辺と対向する他辺の側にその他辺と平行になるように、また、両端がそれぞれ、保持シート10の長辺からはみ出すように設けられている。尚、端子21が設けられた一辺と対向する他辺は、保持シート10の巻き始めとなる辺である。
また、図5(a)に示すように、巻き取り棒60は、保持シート10に対して、被覆材62により固定されている。具体的に、被覆材62は、長方形状をなす柔軟性のある布材であり、巻き取り棒60の一部を覆うように設けられると共に、その外縁部が保持シート10と縫い合わされている。そして、巻き取り棒60は、被覆材62及び保持シート10と接触することにより生じる抵抗力により、その被覆材62及び保持シート10で構成される穴部から抜けないようにされている。
尚、巻き取り棒60は、円筒状でもよいし、角柱状に構成してもよい。また、保持シート10の2つの短辺の間であれば、どの場所に設けてもよく、例えば、2つの短辺の中間付近に設けるようにしてもよい。さらに、巻き取り棒60は、その一端のみが保持シート10の長辺からはみ出すように設けてもよい。
以上のような本第2実施形態の発熱シート1によれば、使用者(美容師)は、巻き取り棒60をつまんで保持シート10を容易に巻くことができる。よって、使い勝手がよい発熱シート1を提供することができる。
[実施形態3]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
[実施形態3]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態の発熱シート1を表す図面である。尚、図6(a),(b),(c)はそれぞれ、発熱シート1の平面図、側面図、裏面図である。
本第3実施形態においては、外部電源として電池から電流が供給されるようになっており、発熱シート1は、電池を収容するための電池ボックス80を備えている。
本第3実施形態においては、外部電源として電池から電流が供給されるようになっており、発熱シート1は、電池を収容するための電池ボックス80を備えている。
具体的に、電池ボックス80は、保持シート10に接着される構成となっている。そして、電池ボックス80におけるプラス電極及びマイナス電極はそれぞれ、発熱シート1における通電用配線20の端子21(図1参照)に接続されるようになっている。尚、電池としては、アルカリ電池やマンガン電池は勿論のこと、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等をはじめとする充電式電池、更には、燃料電池を用いることができる。また、単一、単二、単三、単四、単五形、ボタン形等、どのようなものを用いてもよく、さらに、使用する電池の本数(個数)についても、1つでもよいし、複数(2つ以上)でもよい。
次に、電池ボックス80において、保持シート10との接触する部分には、保持シート10の表面温度、言い換えるなら、発熱材30の発熱温度を検出するための温度センサ81(図6(b)参照)が、その電池ボックス80と一体的に設けられている。また、電池ボックス80には、温度センサ81により検出された発熱温度を表示して周囲に通知するための表示部82が設けられている。そして、温度センサ81及び表示部82は、電池ボックス80に収容される電池から電源の供給を受けて動作する。
尚、温度センサ81及び表示部82に換えて、温度により表示色が変化するサーモグラフシートを保持シート10に設けるようにしてもよい。この構成によれば、使用者(美容師)がサーモグラフシートの色を視認して、発熱シート1の発熱温度を容易に知ることができるようになる。また、簡単かつ安価に構成することができる。また、例えばアナログ式の温度計を保持シート10の表面に設け、発熱シート1の発熱温度がその温度計により検出されるように構成してもよい。
また、電池ボックス80は、サーモスイッチ83(図6(c)参照)を内臓している。サーモスイッチ83は、温度センサ81により検出される検出温度が所定値以上になると、電池ボックス80から通電用配線20への電流の供給経路を遮断する機能を備えている。これによれば、発熱シート1が所定値以上に上昇することを防止することができるため、安全である。
尚、本実施形態においては、電池ボックス80が電流供給手段及び電池収容部に相当し、温度センサ81が温度検出手段に相当し、表示部82が温度通知手段に相当し、サーモスイッチ83が温度判定手段及び電流供給停止手段に相当している。
以上のような本第3実施形態の発熱シート1によれば、使用者(美容師)が発熱シート1の発熱温度を確認することができるため、その発熱温度が必要以上に上昇してしまうことを防止することができる。また、発熱温度が所定値以上になれば、発熱シート1への電流の供給が停止されるため、安全である。
[実施形態4]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
[実施形態4]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図7は、第4実施形態の発熱シート1を表す図面である。本第4実施形態の発熱シート1は、図7(a)に示すように、パーマ用ロッド100に巻いて使用され、具体的に、パーマ用ロッド100に巻かれた毛髪を、パーマ用ロッド100と共にその外側から覆い、毛髪に外側から熱を加えるために使用される。
次に、図7(b)は、本第4実施形態の発熱シート1を表す図面である。図7(b)に示す発熱シート1では、保持シート10の短辺側にそれぞれ、マジックテープ(登録商標)70,72が設けられている。そして、発熱シート1をパーマ用ロッド100に巻いた際に、そのマジックテープ(登録商標)70,72が互いに接着するようにされている。尚、マジックテープ(登録商標)70,72の幅(保持シート10の長手方向に対応する幅)を大きくすることにより、直径の異なる複数のパーマ用ロッド100に対応させることができる。
このような本第4実施形態の発熱シート1によれば、以下に説明するように、毛髪に効果的にウエーブ形状をつけることができるようになる。
まず、パーマ処理において、毛髪をパーマ用ロッドに巻いて、毛髪にその巻いた形状をつける際に、発熱シート1でその毛髪をパーマ用ロッドと共に巻くようにする。この場合、保持シート10が可撓性を有することから、保持シート10の形態を、その保持シート10がパーマ用ロッドに巻かれた毛髪と確実に接触するような形態に変形させることができる。そして、通電コード40を介して発熱シート1と電源装置とを接続して発熱シート1を発熱させるようにすれば、毛髪に、効果的に熱を加えることができる。
まず、パーマ処理において、毛髪をパーマ用ロッドに巻いて、毛髪にその巻いた形状をつける際に、発熱シート1でその毛髪をパーマ用ロッドと共に巻くようにする。この場合、保持シート10が可撓性を有することから、保持シート10の形態を、その保持シート10がパーマ用ロッドに巻かれた毛髪と確実に接触するような形態に変形させることができる。そして、通電コード40を介して発熱シート1と電源装置とを接続して発熱シート1を発熱させるようにすれば、毛髪に、効果的に熱を加えることができる。
具体的には、毛髪の根本部分に効果的に熱を加えることができる。その理由について説明すると、毛髪をパーマ用ロッドに巻く場合、まず、毛髪の先端部分が巻かれ、毛髪の根本部分は最後に巻かれる。つまり、毛髪の根本部分は、パーマ用ロッドにおいて、毛髪の先端部分よりも外側の部分に巻かれる。そして、発熱シート1を用いれば、毛髪を、パーマ用ロッドの外側からそのパーマ用ロッドと共に巻くようにでき、このため、毛髪の根本部分により熱が加わるようにすることができる。
これによれば、毛髪の根本部分により確実にウエーブ形状をつけることができるようになる。また、パーマ用ロッドの外側部分から熱を加えるため、パーマ用ロッドの内側部分に必要以上に熱が加わらないようにすることができ、パーマ用ロッドの内側部分に巻かれることとなる毛髪の先端部分が痛んでしまうことを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態において、発熱シート1は交流電流により発熱するような構成としてもよい。
例えば、上記実施形態において、発熱シート1は交流電流により発熱するような構成としてもよい。
また、上記第3実施形態の電池ボックス80が内蔵するサーモスイッチを、通電コード40に内蔵させる構成としてもよい。これによれば、通電コード40を用いて発熱シート1を発熱させる場合(例えば、実施形態1,2,4)でも、発熱温度が必要以上に上昇してしまうことを防止することができる。
また、上記第3実施形態において、温度センサにより検出される温度が所定値以上になると、所定の音が発せられるような構成にしてもよいし、また、警告灯が点灯するような構成にしてもよい。このような構成にするためには、具体的に、周囲の温度を検出すると共にその検出した温度が所定値以上になると、回路をオンオフさせる機能を有するサーモスイッチ等を用いることが考えられる。また、警告灯としては、例えばランプやLED等がある。
1…発熱シート、10…保持シート、11…第1シート、12…第2シート、20…通電用配線、21…端子、30…発熱材、40…通電コード、41…端子、60…巻き取り棒、62…被覆材、80…電池ボックス、81…温度センサ、82…表示部、83…サーモスイッチ、100…パーマ用ロッド、101…ヘアピン。
Claims (9)
- 毛髪と共に巻かれて使用され、その毛髪に該巻かれた状態の癖をつけるためのパーマ用発熱シートであって、
通電により発熱する発熱材と、
シート状であると共に、前記発熱材を保持し、かつ、該発熱材を保持した状態で可撓性を有するように構成されるシート本体と、
前記シート本体と一体的に設けられ、前記発熱材に外部電源からの電流を供給するための電流供給手段と、
から構成されていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記シート本体は、互いに溶着される第1シートと第2シートとからなり、
前記発熱材は、前記第1シートと前記第2シートとの間に保持されるようになっていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項2に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記第1シート及び前記第2シートは、耐水性及び耐熱性を有するフィルムであることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記発熱材は、不織布に炭素材を含有させたものであることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記シート本体には、当該シート本体を巻き取るための巻取り部材が設けられていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記シート本体は巻き取り方向に長い長方形状をなしており、
前記電流供給手段は、前記シート本体の長手方向の両側縁のそれぞれに沿って設けられ、前記外部電源の高電位側に接続されるプラス側配線と、前記外部電源の低電位側に接続されるマイナス側配線とからなり、
前記発熱材は、前記プラス側配線と前記マイナス側配線との間に設けられるようになっていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記外部電源は電池であり、
前記電流供給手段は、前記電池を収容するための電池収容部を備えると共に、該電池からの電流を前記発熱材へ供給するように構成されていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記発熱材の発熱温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記発熱材の発熱温度を周囲に通知する温度通知手段と、
を備えていることを特徴とするパーマ用発熱シート。 - 請求項8に記載のパーマ用発熱シートにおいて、
前記温度検出手段により検出される前記発熱材の発熱温度が所定値以上であるか否かを判定する温度判定手段と、
前記温度判定手段により前記発熱材の発熱温度が所定値以上であると判定されると、前記電流供給手段から前記発熱材への電流の供給を停止させる電流供給停止手段と、
を備えていることを特徴とするパーマ用発熱シート。
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