JP2009207754A - 電子内視鏡 - Google Patents
電子内視鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009207754A JP2009207754A JP2008055283A JP2008055283A JP2009207754A JP 2009207754 A JP2009207754 A JP 2009207754A JP 2008055283 A JP2008055283 A JP 2008055283A JP 2008055283 A JP2008055283 A JP 2008055283A JP 2009207754 A JP2009207754 A JP 2009207754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic endoscope
- cylindrical
- imaging
- rotating member
- line sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 83
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims abstract description 42
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 25
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 38
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 17
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 210000000936 intestine Anatomy 0.000 description 4
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 210000003238 esophagus Anatomy 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
【課題】直視及び側視が同時に可能な電子内視鏡を提供する。
【解決手段】固定ブロックと該固定ブロックに被せられた外套管を有する挿入部先端部を備え、前記固定ブロックに内蔵された、挿入部先端面から入射する被写体光により撮像する直視用撮像装置と、前記固定ブロックと外套管との間に形成された筒状空間内に配置された、該筒状空間内を回転する筒状回転部材と、該筒状回転部材の外周面に設けられた、挿入部先端部の長手方向に沿って設けられた撮像手段及び照明手段と、前記筒状回転部材を前記撮像手段及び照明手段が前記外套管に沿って周回するように回転させる回転駆動部材とを有し、この駆動部材から先端面方向に前記筒状回転部材を備える側視用撮像装置を設けた。
【選択図】図7
【解決手段】固定ブロックと該固定ブロックに被せられた外套管を有する挿入部先端部を備え、前記固定ブロックに内蔵された、挿入部先端面から入射する被写体光により撮像する直視用撮像装置と、前記固定ブロックと外套管との間に形成された筒状空間内に配置された、該筒状空間内を回転する筒状回転部材と、該筒状回転部材の外周面に設けられた、挿入部先端部の長手方向に沿って設けられた撮像手段及び照明手段と、前記筒状回転部材を前記撮像手段及び照明手段が前記外套管に沿って周回するように回転させる回転駆動部材とを有し、この駆動部材から先端面方向に前記筒状回転部材を備える側視用撮像装置を設けた。
【選択図】図7
Description
本発明は、直視及び側視の両方が可能な電子内視鏡に関する。
従来の直視用電子内視鏡は、挿入部先端部11に内蔵された直視用撮像装置20(図5)を備えている。一般的な直視用撮像装置20は、挿入部先端部11の先端面11aに対物光学系21が設けられ挿入部先端部11の長手方向に沿った光路後方に撮像素子23が位置するように配置されて、この直視用撮像装置20により、先端面11aに対向する被写体200を撮像している(図1)。一方、側視用電子内視鏡には、挿入部先端部11の外周面11bに対物光学系31が設けられ、光路を鏡やプリズム35で挿入部先端部11の長手方向に屈曲させて、同長手方向と直交する向きに配置された撮像素子33を有する側視用撮像装置30が内蔵されている。そうしてこの側視用撮像装置30により、外周面11bと対向する被写体を撮像している(図4)。
また、内視鏡の挿入部先端部の外周に長手方向に延びるラインセンサまたはエリアセンサを設け、このラインセンサを長手方向の軸を中心として回転させる等により管腔内壁面を撮影する側視用電子内視鏡が開発されている(特許文献1、2)。
特開昭63-40117号公報
特開2006-87447号公報
しかし、直視用電子内視鏡の場合は、食道や腸101の内壁面103に対しては斜視となるので観察が困難であり(図3)、突起物、例えば襞107等の突起物は表側107aは見えるが裏側107bが見えにくい(図2、図3)、という問題がある。このような観察には側視用内視鏡の方が適しているが、側視用電子内視鏡は前方を観察することができないので内視鏡の導入操作が困難である、という問題がある。かかる状況下において、直使用電子内視鏡と側視用電子内視鏡とを同時に使用することはできなかった。
本発明は、かかる従来の直視用、側視用電子内視鏡の問題に鑑みてなされたものであって、直視及び側視が同時に可能な電子内視鏡を提供することを目的とする。
かかる課題を解決する本発明は、固定ブロックと該固定ブロックに被せられた外套管を有する挿入部先端部を備え、この挿入部先端部に、前記固定ブロックに内蔵された、挿入部先端面から入射する被写体光により撮像する直視用撮像装置と、前記固定ブロックと外套管との間に形成された筒状空間内に配置された、該筒状空間内を回転する筒状回転部材、該筒状回転部材の外周面に設けられた、挿入部先端部の長手方向に沿って設けられた撮像手段及び照明手段、及び前記筒状回転部材を前記撮像手段及び照明手段が前記外套管に沿って周回するように回転させる回転駆動部材、を有し、この駆動部材より先端方向に前記筒状回転部材が位置することに特徴を有する。
実際的には、前記撮像手段はラインセンサであって、該ラインセンサの走査方向と前記筒状回転部材の回転方向は直交するように形成される。
さらに、前記照明手段を点灯させた状態で、前記回転駆動部材により前記筒状回転部材を回転駆動し、前記前記筒状回転部材が所定角度回転する毎に前記撮像手段から画像を取り込む処理を繰り返す制御手段を備えるのが実際的である。さらに、前記筒状回転部材と前記固定ブロックとの間には、前記筒状回転部材の回転位置が原点位置にあることを検知するセンサを備える。
前記外套管は、前記撮像手段及び照明手段と対向する領域は透明部材で形成される。
さらに、前記照明手段を点灯させた状態で、前記回転駆動部材により前記筒状回転部材を回転駆動し、前記前記筒状回転部材が所定角度回転する毎に前記撮像手段から画像を取り込む処理を繰り返す制御手段を備えるのが実際的である。さらに、前記筒状回転部材と前記固定ブロックとの間には、前記筒状回転部材の回転位置が原点位置にあることを検知するセンサを備える。
前記外套管は、前記撮像手段及び照明手段と対向する領域は透明部材で形成される。
前記照明手段は、前記ラインセンサと平行に設けられたLEDアレイにより構成できる。前記LEDアレイの前面には、各LEDから出射した照明光を前記ラインセンサの走査領域に偏向させる偏向光学部材を配置するのが好ましい。
前記照明手段は、前記ラインセンサと平行に設けられた導光板と、該導光板の一方の端面に配置され、該端面から照明光を入射させる光源を備え、前記導光板には、前記ラインセンサに沿って、該導光板内を導光された照明光が前記撮像手段の撮像領域に向かって出射する出射面が形成することもできる。
前記回転駆動部材はステータが前記固定ブロックに固定されたリングモータであって、前記回転部材は後端部が、前記リングモータのリング状ロータに固定される。
前記回転駆動部材は、前記固定ブロック内に装着されたモータと、該モータに駆動される減速歯車列とを備え、筒状回転部材の内周面にはインナーギアが設けられていて、前記モータの回転が前記減速歯車列及び前記インナーギアを介して前記筒状回転部材に伝達される。
前記制御手段は、前記センサが原点位置を検出したときに前記撮像手段が走査した画像を最初の一水平方向画像として、筒状部材が所定回転する毎に次の一水平方向画像を前記撮像手段から取り込む。
本発明によれば、腸や食道などの円筒形の被写体に対しては、側視用撮像装置によりほぼ垂直方向から撮影できるため、歪みのない画像を撮影することができる。しかも中空部等は、通常の直使用撮像装置によって撮影することができるので、挿入操作も容易であり、観察対象の状況に応じた適切な観察が可能になる。
本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図5には、従来の一般的な直視用電子内視鏡の挿入部先端部を縦断して内蔵物の配置を示し、図6には本発明の、直視及び側視が可能な電子内視鏡の実施形態における挿入部先端部を縦断して内蔵物の配置を示してある。
従来の直視用内視鏡先端部は、図5に示したように、外套管14内に収納された固定樹脂ブロック40内に、中心よりややずれた位置に直視用撮像装置20が配置され、直視用撮像装置20の両側に照明用ファイバー束41が配置されている。さらに固定樹脂ブロック40内には、中心を挟んで直視用撮像装置20とは反対寄りに鉗子チャネル42が配置され、鉗子チャネル42の両側に送気/送水チャネル43が配置されている。
本発明は、図6に示したように、固定樹脂ブロック50内における直視用撮像装置20、一対の照明用ファイバー束51、鉗子チャネル52及び一対の送気/送水チャネル53の配置構成は同一である。つまり、図1、図2に示した直視用撮像装置20(対物光学系21、撮像素子23)を備えている。本発明は、この直視用撮像装置20に加えて、側視用撮像装置60を備えたことに特徴を有する。以下、本発明の特徴である構成について説明する。
この実施形態では、固定樹脂ブロック50と外套管15との間に、側視用撮像装置60を設けてある。この側視用撮像装置60は、固定樹脂ブロック50と外套管15との間に設けられた管状の空間内に回動自在に配置された管状基板61と、この管状基板61の外周面に実装された、管状基板61の軸心と平行に延びるラインセンサ63及び照明光源65を備えている。この管状基板61は、後端部が回転駆動装置71に支持されていて(図7参照)、この回転駆動装置71によって回転駆動される。ラインセンサ63は、複数の撮像素子(光電変換素子)63aを備えていて、一方の端部から他方の端部に向かって走査(読み出し)される。またこのラインセンサ63は、走査方向が筒状基板61の回転方向と直交するように配置されている。
さらに管状基板61の内周面には原点位置センサ67aが実装されていて、固定樹脂ブロック50の外周面には、原点位置センサ67aの軌道と対向する位置に原点マーカー67bが設けられている。外套管15は、全体、または少なくとも、ラインセンサ63及び照明光源65が通過する対向領域は透明に形成されている。
管状基板61は、挿入部先端面11aに可及的に近づけて設けることが好ましいが(図7(A))、回転駆動装置71は管状基板61の後部に設け、直使用撮像素子23より後方に位置させることが好ましい。なお、管状基板61は、直視用撮像装置20より後方位置に設けてもよい(図7(B))。
ラインセンサ63は、複数の撮像素子63aを備えていて、撮像素子63aの前面には集光レンズ63bが配置されている。集光レンズ63bは、外套管15表面から約40mm程度までの距離範囲内における被写体からの反射光を撮像素子63aに集束できるように形成されている。集光レンズ63bは、例えば各撮像素子63a毎に設けられたマイクロレンズによって構成される。円周方向の撮影範囲(走査線の幅)は、管状基板61の回転中心から放射状に広がる範囲、画角となることが好ましい。
カラー撮影が可能なラインセンサ63としては、例えば、撮像素子列が平行に三列設けられ、列ごとに、撮像素子の前面に赤、緑、青色の原色フィルタが装着されたものが使用される。
また別の構成として、ラインセンサ63の画素単位で赤、緑、青(R、G、B)のフィルタを順に交互に並べて装着したものが使用される。
また別の構成として、ラインセンサ63の画素単位で赤、緑、青(R、G、B)のフィルタを順に交互に並べて装着したものが使用される。
「照明光源」
照明光源65は、ラインセンサ63からオフセットされている。そこで照明光源65は、できるだけラインセンサ63の撮影(走査)範囲全域を均一に照明できるように、照明範囲をラインセンサ63側に傾けて設定されている。
照明光源65は、ラインセンサ63からオフセットされている。そこで照明光源65は、できるだけラインセンサ63の撮影(走査)範囲全域を均一に照明できるように、照明範囲をラインセンサ63側に傾けて設定されている。
図9、図10には照明光源65の実施形態を示した。図9に示した実施形態は、複数個の白色のLED65aを直線上に並べた白色LEDアレイにより形成されている(図9(A))。各LED65aの前面には、照明方向及び照明範囲を決定する拡散板65bが装着されていて、この拡散板65aによって、ラインセンサ63の走査範囲全域をカバーできるように照明範囲が設定されている(図9(B))。
また別の構成として、図18のLEDアレイは、赤、緑、青(R、G、B)の各色を発光するLED65R、65G、65Bを順に多数並べた構造になっており、各色を単独で発光させることも、3色を組み合わせて白色光、または任意の色の光をつくることもできる。LED65R、65G、65Bの各色を単独で発光させる場合は、ラインセンサ63にはカラーフィルタを設けなくてもカラー撮影が可能になる。
また別の構成として、図18のLEDアレイは、赤、緑、青(R、G、B)の各色を発光するLED65R、65G、65Bを順に多数並べた構造になっており、各色を単独で発光させることも、3色を組み合わせて白色光、または任意の色の光をつくることもできる。LED65R、65G、65Bの各色を単独で発光させる場合は、ラインセンサ63にはカラーフィルタを設けなくてもカラー撮影が可能になる。
照明光源65の他の実施形態を図10に示した。この照明光源は、1個の白色の高輝度LED651と1枚の導光板652により形成されている(図10(A))。LED651から出射した照明光は導光板652に端面から入射し、導光板652内を、一部が射出窓652aから出射しながら進む。この実施形態では、導光板652の射出窓652aをラインセンサ63側に傾斜させて、射出窓652aから射出した照明光の照明範囲がラインセンサ63の走査範囲全域をカバーできるように照明方向及び照明範囲が設定されている(図10(B))。
また別の構成として、図19のようにLED653は赤、緑、青(R、G、B)の各色を発光するLEDを組み合わせた構造になっており、各色を単独で発光させることも、3色を組み合わせて白色光、または任意の色の光をつくることもできる。三色のLED653の各色を単独で発光させる場合は、ラインセンサ63にはカラーフィルタを設けなくてもカラー撮影が可能になる。
また別の構成として、図19のようにLED653は赤、緑、青(R、G、B)の各色を発光するLEDを組み合わせた構造になっており、各色を単独で発光させることも、3色を組み合わせて白色光、または任意の色の光をつくることもできる。三色のLED653の各色を単独で発光させる場合は、ラインセンサ63にはカラーフィルタを設けなくてもカラー撮影が可能になる。
「回転駆動装置」
次に、この管状基板61を回転駆動する回転駆動装置71の実施形態について説明する。図11には、回転駆動装置71としてリング型モータを使用した実施形態を示している。リング型モータは、環状のステータ71a及びロータ71bを備え、環状のステータ71aの外周に、環状のロータ71bが嵌合されている。そうして環状のロータ71bの前端面に、管状基板61の後端面が固定されている。環状のステータ71aは、固定樹脂ブロック50に固定されている。
次に、この管状基板61を回転駆動する回転駆動装置71の実施形態について説明する。図11には、回転駆動装置71としてリング型モータを使用した実施形態を示している。リング型モータは、環状のステータ71a及びロータ71bを備え、環状のステータ71aの外周に、環状のロータ71bが嵌合されている。そうして環状のロータ71bの前端面に、管状基板61の後端面が固定されている。環状のステータ71aは、固定樹脂ブロック50に固定されている。
図12には、管状基板61の後端部に設けるリング型モータのより具体的な実施例を示している。この実施例のリング型モータでは、固定樹脂ブロック50をステータと兼用している。つまり、固定樹脂ブロック50にコイル73bを埋め込み、固定樹脂ブロック50にリングロータ73aを回動自在に嵌合してある。リングロータ73aは、周方向に交互に着磁されていて、固定樹脂ブロック内には所定の位相角で複数個のコイル73bが埋め込まれている。そうしてこのリングロータ73aに、筒状基板61の後端面が固定されている。これらのコイル73bをシーケンシャルに通電制御することで、リングロータ73aが所定の方向に回転する。つまり、管状基板61が、リングロータ73aと一体に回転する。
なお、リングロータ73aは、固定樹脂ブロック50との間に設けたベアリング等によって、回転自在にかつ軸方向には移動しないように支持されている。
なお、リングロータ73aは、固定樹脂ブロック50との間に設けたベアリング等によって、回転自在にかつ軸方向には移動しないように支持されている。
管状基板61は、後端部はリングロータ71b、73bに支持されているが、前端部は自由状態である。そこで管状基板61の前端部を、軸ブレして外套管及び固定樹脂ブロックに接触してしまわないように、ブレを防止し、かつ回転は妨げないように支持する。例えば、管状基板61の内側または外側に当接するボールを、固定樹脂ブロック50の外周面に、円周方向に離反した3箇所以上に設ける。
図13には、回転駆動装置71の他の実施形態として、減速歯車装置を介して管状基板61を回転させる例を示してある。この実施形態では、駆動源として、固定樹脂ブロック50内に装着された小型モータ76を備えている。この小型モータ76の回転軸に固定されたピニオンギア77a及びピニオンギア77aに噛み合う中継ギア77bが、管状基板61の内面に形成されたインナーギア77cに噛み合っている。この実施形態では、小型モータ76の回転を、減速歯車列を介して管状基板61に伝達し、管状基板61を回転させる構成である。なお、これらのギア77a、77b、77cに代えて、プーリー、アイドラー等の摩擦伝達系を使用してもよい。この実施形態においても、管状基板61は、図示しない軸受け部材によって回転自在に、かつ軸方向には移動しないように支持されている。
図17には、この電子内視鏡の制御系をブロックで示した。この電子内視鏡は、従来の電子内視鏡同様に、プロセッサに接続して使用される。この電子内視鏡には、直視用撮像装置20と、側視用撮像装置60(ラインセンサ63)の駆動制御、照明光源65の点灯制御、原点位置センサ67aによる位置検出及び回転駆動装置71の駆動制御などを担う制御部81を備えている。この電子内視鏡はプロセッサ91に接続され、制御部81は、プロセッサ91からの指令に基づいて制御動作を行う。
直使用撮像装置20及び側視用撮像装置60が撮像した映像信号はプロセッサ91に出力され、プロセッサ91内の映像処理に回路で処理されて、ディスプレイ93に表示される。表示は、一台のディスプレイ93に分割表示、または切り替え表示してもよいが、二台のディスプレイに独立表示してもよい。
筒状基板61と共に回転するラインセンサ63、照明光源65及び原点位置センサ67aと制御部81、プロセッサ91との接続には、例えばロータリーコネクタが使用できる。回転部と固定部のインターフェイスは、例えば図20に示したように、回転部と一体になったリング状、またはドラム状の管状基板61に円形の接点パターン61aを設け、固定部となる固定樹脂ブロック50に設けられたブラシ状の接点50aと接触するような構成とすることで、実現できる。
「撮影動作」
側視用撮像装置60による撮像動作及び撮像した映像をディスプレイに表示する態様について、図14乃至図16を参照して説明する。図14は、筒状基板61が回転する様子を示す図である。この実施形態では、管状基板61を所定角度回転する毎にラインセンサ63で撮像(走査)した画像を取り込み、ディスプレイ92に表示する。
側視用撮像装置60による撮像動作及び撮像した映像をディスプレイに表示する態様について、図14乃至図16を参照して説明する。図14は、筒状基板61が回転する様子を示す図である。この実施形態では、管状基板61を所定角度回転する毎にラインセンサ63で撮像(走査)した画像を取り込み、ディスプレイ92に表示する。
図15には、側視用撮像装置60のラインセンサ63で撮像した画像をディスプレイ93に表示した場合の、ラインセンサ63の移動方向と画像の関係を示している。この実施形態では、画面の水平方向がラインセンサ63の長手方向であり、画面の垂直方向が回転方向である。
図16には、このラインセンサ63と画像との関係を円筒座標で示してある。
図16には、このラインセンサ63と画像との関係を円筒座標で示してある。
図2に示した被写体(腸101の内部)を撮像したときの様子を参照して説明する(図16)。まず、原点位置センサ67aが原点マーカー67bを検知したときの管状基板61の回転位置を原点(基準)位置とする。そうして、この原点位置においてラインセンサ73により走査(撮像)した映像信号を取り込む。この1回の取り込みが、一画面における一水平方向データになり、ディスプレイ93上では、一走査分の画像として表示される。
次に、管状基板61を所定回転させてラインセンサ73により走査(撮像)した映像信号を取り込み、次の一走査分の画像としてディスプレイ93に表示する。
以上の回転、取り込み、表示処理を、管状基板61を1回転する間繰り返す。1画面分の表示が終了するまで、取得した画像信号はメモリに逐次書き込んでいって、表示を維持する。管状基板61が一回転したときには、図15のように表示されている。
ここで、側視用撮像装置60による撮像モードが静止画モードの場合は、以上の表示を維持する。動画モードの場合は、以上の回転、取り込み、表示処理を継続する。つまり、管状基板61が原点位置に戻ったら、ディスプレイの最初の走査分の画像を新たに取得した画像に更新する処理を繰り返す。
なお、管状基板61を、毎秒60回転、30回転させて撮影することが可能であれば、現在のTV表示の規格に併せて動画表示できる。通常はもっと低速回転させるので、1水平走査分の画像毎にキャッシュメモリに書き込んで、メモリした画像データにより画面表示を維持し、1回転して次に同一の水平走査分の画像データを入力したときにメモリに上書きしてその1走査線分の画像表示を更新することになる。
また、必要に応じてメモリしてある1画面分の画像データごとに他の記録メディアに書き込むことも可能である。
また、必要に応じてメモリしてある1画面分の画像データごとに他の記録メディアに書き込むことも可能である。
ラインセンサ上に結像される走査線の幅は、回転部が1ライン走査時間に回転する角度と一致するように(または若干広めに)、光学系を調整する。つまり、回転中心から見た走査線の幅は常に一定であり、被写体上での線幅は、回転中心からの距離に比例する。
また、内視鏡が前後方向に移動している場合は水平方向の画像にずれを生じる可能性があるが、このずれは、直視観察のデータを用いて移動距離を概算し、補正できる。
また、内視鏡が前後方向に移動している場合は水平方向の画像にずれを生じる可能性があるが、このずれは、直視観察のデータを用いて移動距離を概算し、補正できる。
また、側視用撮像装置60による撮像の場合、ラインセンサ63を一周回転させる間、ラインセンサ63と被写体(患部)との間隔は一定ではなく、大きく変化してオーバー露出、アンダー露出になると思われる。そこで、適正な明るさの画像データが得られるように、照明光源65の明るさを調整する。例えば、ラインセンサ63から映像信号を取り込む毎に輝度を測定して照明光源65の明るさを調整する。
11 挿入部先端部
11a 先端面
11b 外周面
14 外套管
15 外套管
20 直視用撮像装置
21 対物光学系
23 撮像素子
30 側視用撮像装置
31対物光学系
33 撮像素子
35 プリズム
40 固定樹脂1
41 照明用ファイバー束
50 固定樹脂ブロック
51 照明用ファイバー束
60 側視用撮像装置
61 管状基板6
63 ラインセンサ
63a 撮像素子0
63b 集光レンズ2
65 照明光源0
65a 拡散板
67a 原点位置センサ
67b 原点マーカー
71 回転駆動装置
71a ステータ
71b ロータ
73 ラインセンサ
73a リングロータ
73b コイル
76 小型モータ
77a ピニオンギア
77b 中継ギア
77c インナーギア
81 制御部
91 プロセッサ
93 ディスプレイ
101 腸
103 内壁面
107 襞
107a 表側
107b 裏側
200 被写体
652 導光板
652a 射出窓
11a 先端面
11b 外周面
14 外套管
15 外套管
20 直視用撮像装置
21 対物光学系
23 撮像素子
30 側視用撮像装置
31対物光学系
33 撮像素子
35 プリズム
40 固定樹脂1
41 照明用ファイバー束
50 固定樹脂ブロック
51 照明用ファイバー束
60 側視用撮像装置
61 管状基板6
63 ラインセンサ
63a 撮像素子0
63b 集光レンズ2
65 照明光源0
65a 拡散板
67a 原点位置センサ
67b 原点マーカー
71 回転駆動装置
71a ステータ
71b ロータ
73 ラインセンサ
73a リングロータ
73b コイル
76 小型モータ
77a ピニオンギア
77b 中継ギア
77c インナーギア
81 制御部
91 プロセッサ
93 ディスプレイ
101 腸
103 内壁面
107 襞
107a 表側
107b 裏側
200 被写体
652 導光板
652a 射出窓
Claims (10)
- 固定ブロックと該固定ブロックに被せられた外套管を有する挿入部先端部を備え、この挿入部先端部に、
前記固定ブロックに内蔵された、挿入部先端面から入射する被写体光により撮像する直視用撮像装置と、
前記固定ブロックと外套管との間に形成された筒状空間内に配置された、該筒状空間内を回転する筒状回転部材、
該筒状回転部材の外周面に設けられた、挿入部先端部の長手方向に沿って設けられた撮像手段及び照明手段、及び
前記筒状回転部材を前記撮像手段及び照明手段が前記外套管に沿って周回するように回転させる回転駆動部材、を有し、この駆動部材より先端方向に前記筒状回転部材が位置する側視用撮像装置とを設けたことを特徴とする電子内視鏡。 - 請求項1記載の電子内視鏡において、前記撮像手段はラインセンサであって、該ラインセンサの走査方向と前記筒状回転部材の回転方向は直交している電子内視鏡。
- 請求項1または2記載の電子内視鏡はさらに、前記照明手段を点灯させた状態で、前記回転駆動部材により前記筒状回転部材を回転駆動し、前記前記筒状回転部材が所定角度回転する毎に前記撮像手段から画像を取り込む処理を繰り返す制御手段を備えている電子内視鏡。
- 請求項3記載の電子内視鏡において、前記筒状回転部材と前記固定ブロックとの間には、前記筒状回転部材の回転位置が原点位置にあることを検知するセンサを備えている電子内視鏡。
- 請求項1乃至4のいずれか一項記載の電子内視鏡において、前記外套管は、前記撮像手段及び照明手段と対向する領域は透明部材で形成されている電子内視鏡。
- 請求項2記載の電子内視鏡において、前記照明手段は、前記ラインセンサと平行に設けられたLEDアレイであり、前記LEDアレイの前面には、各LEDから出射した照明光を前記ラインセンサの走査領域に偏向させる偏向光学部材が配置されている電子内視鏡。
- 請求項2記載の電子内視鏡において、前記照明手段は、前記ラインセンサと平行に設けられた導光板と、該導光板の一方の端面に配置され、該端面から照明光を入射させる光源を備え、前記導光板には、前記ラインセンサに沿って、該導光板内を導光された照明光が前記撮像手段の撮像領域に向かって出射する出射面が形成されている電子内視鏡。
- 請求項1乃至7のいずれか一項記載の電子内視鏡において、前記回転駆動部材はステータが前記固定ブロックに固定されたリングモータであって、前記回転部材は後端部が、前記リングモータのリング状ロータに固定されている電子内視鏡。
- 請求項1乃至7のいずれか一項記載の電子内視鏡において、前記回転駆動部材は、前記固定ブロック内に装着されたモータと、該モータに駆動される減速歯車列とを備え、筒状回転部材の内周面にはインナーギアが設けられていて、前記モータの回転が前記減速歯車列及び前記インナーギアを介して前記筒状回転部材に伝達される電子内視鏡。
- 請求項4記載の電子内視鏡において、前記制御手段は、前記センサが原点位置を検出したときに前記撮像手段が走査した画像を最初の一水平方向画像として、筒状部材が所定回転する毎に次の一水平方向画像を前記撮像手段から取り込む電子内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008055283A JP2009207754A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 電子内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008055283A JP2009207754A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 電子内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009207754A true JP2009207754A (ja) | 2009-09-17 |
Family
ID=41181491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008055283A Pending JP2009207754A (ja) | 2008-03-05 | 2008-03-05 | 電子内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009207754A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077493A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | コニカミノルタオプト株式会社 | プローブ |
JP2014215395A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
JP2015505708A (ja) * | 2011-12-20 | 2015-02-26 | オリンパス ビンテル ウント イーベーエー ゲーエムベーハーOlympus Winter & Ibe Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | 側方視野方向を有するビデオ内視鏡、及び、ビデオ内視鏡の取付け方法 |
-
2008
- 2008-03-05 JP JP2008055283A patent/JP2009207754A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077493A1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-14 | コニカミノルタオプト株式会社 | プローブ |
JP5708659B2 (ja) * | 2010-12-07 | 2015-04-30 | コニカミノルタ株式会社 | プローブ及び測定システム |
JP2015505708A (ja) * | 2011-12-20 | 2015-02-26 | オリンパス ビンテル ウント イーベーエー ゲーエムベーハーOlympus Winter & Ibe Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | 側方視野方向を有するビデオ内視鏡、及び、ビデオ内視鏡の取付け方法 |
JP2014215395A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5827176A (en) | Endoscopic imaging system with rotating photoelectric line sensor | |
JP2009251574A (ja) | 広視野内視鏡 | |
US20170027427A1 (en) | Radial Scanner Imaging System | |
US20070223797A1 (en) | Image processing device | |
JP5226403B2 (ja) | 光源装置及びこの光源装置を用いた内視鏡装置 | |
WO2004112591A1 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP4394395B2 (ja) | 内視鏡システム | |
JP2009207754A (ja) | 電子内視鏡 | |
JPH10127562A (ja) | 蛍光内視鏡 | |
JP2004305382A (ja) | 特殊光観察システム | |
JP2010011916A (ja) | 内視鏡 | |
JPH01136630A (ja) | 蛍光観察用内視鏡装置 | |
JP4744279B2 (ja) | 電子内視鏡装置 | |
JPH01136629A (ja) | 蛍光観察用内視鏡装置 | |
JP2008104614A (ja) | 自動調光機能を備えた内視鏡装置 | |
JP4531347B2 (ja) | 電子内視鏡装置 | |
JPH0998943A (ja) | 電子内視鏡 | |
CN114945849A (zh) | 具有旋转头部的管道镜 | |
JP2882604B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4448320B2 (ja) | 電子内視鏡装置 | |
JP2004337379A (ja) | 固体撮像素子、電子内視鏡、及び電子内視鏡装置 | |
JP6145539B2 (ja) | 内視鏡用光源装置 | |
JP5393534B2 (ja) | 電子内視鏡装置 | |
JPS60178422A (ja) | 固体撮像素子内蔵の内視鏡 | |
JP2009028462A (ja) | 電子内視鏡装置 |