JP2009205731A - ピックアップ移動モジュール、光ディスク装置及びブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光ピックアップの移動負荷特性を良好にし得る。
【解決手段】本発明は、ブラケット30によって上下方向にリードスクリュー22及びモータ軸26をずらして交差させた状態で当該リードスクリュー22及びモータ軸26を保持し、リードギア24とモータギア27とを噛み合わせた状態で配置させることにより、モータ軸26の回転に応じてリードスクリュー22を回転させる。このブラケット30は、モータ軸26を保持するモータ軸受部62と、モータ軸26と平行な長手方向に細長に形成されると共に先端部分である軸受先端部74が解放されリードスクリュー22を保持するリード軸受部61と、リード軸受部61の根本部である弾性部76とモータ軸受部62とを接続する接続部としてのフレーム部60と、リード軸受部61の上下方向の位置を固定する上下位置固定部としての上下位置固定領域80とを有するようにした。
【選択図】図15

Description

本発明は、ピックアップ移動モジュール、光ディスク装置及びブラケットに関し、例えばノート型パーソナルコンピュータに搭載される薄型の光ディスク装置に適用して好適なものである。
従来、光ディスク装置としては、光ピックアップ2を光ディスクの半径方向であるラジアル方向に移動させることにより、光ディスク100における所望のトラックに光ビームを照射するようになされている。
この光ピックアップ2を移動させるためのピックアップ移動モジュール(以下、これをベースユニットと呼ぶ)1として、図1に示すようなものがある。このベースユニット1では、互いに平行に配置された2本の移動軸3が光ピックアップ2に通されると共に、移動軸3とほぼ平行に配置されたリードスクリュー4に対し、光ピックアップ2に連接されたラック5を対向して配置させている。(例えば、特許文献1参照)。なお図1は、ベースユニット1をいわゆる裏側から示した図であり、光ディスク100が紙面奥側に装填された状態を表している。
そしてベースユニット1では、モータ6に接続されたモータ軸7を回転させると共に、リードスクリュー4及び当該モータ軸7間に組み込まれた複数のギア列8を介して、モータ軸7の回転をリードスクリュー4に伝達し、当該リードスクリュー4を回転させるようになされている。
これによりベースユニット1では、モータ6の回転に応じて当該リードスクリュー4を回転させ、ラック5及び当該ラック5と連接する光ピックアップ2を移動軸3に沿って移動させ得るようになされている。
なおベースユニット1では、光ディスク100が装填されない領域にモータ6を配置している。これによりベースユニット1は、厚さのあるモータ6と光ディスク100とを上下方向に重複させることがなく、ベースユニット1全体を薄型化し得るようになされている。
特開2005−216344公報
ところで上述したベースユニット1では、ギア列8を介してモータ軸7の回転をリードスクリュー4に伝達している。しかしながら例えば図2(A)に示すように、リードスクリュー4及びモータ軸7を上下方向にずらして交差させると共に当該交差させた位置にそれぞればね歯車でなるギア4A及び7Aを設けることにより、モータ軸7の回転力をリードスクリュー4に直接伝達することができると考えられる。
この場合、リードスクリュー4及びモータ軸7が交差し、その先端が互いに近傍に配置されることになるため、一の部品であるブラケット(図示しない)を用いてこれらの先端を保持することにより、リードスクリュー4及びモータ軸7を保持するために別々の部品を設ける必要がないため、部品点数を減少させることができると考えられる。
このブラケットは、一般的にブラケット毎のばらつきを考慮して2つのギア4A及び7Aのピッチ間隔(バックラッシュ)を適正値よりも大きく設定した状態でリードスクリュー4及びモータ軸7を保持するように設計される。
しかしながらベースユニット1では、薄型化に伴ってブラケットの機械的強度を十分に確保することができず、ブラケット毎のばらつきが大きくなり易い。このためベースユニット1では、2つのギア4A及び7Aのバックラッシュを適正値よりもかなり大きい値に設定することになってしまう。
またベースユニット1を薄型化するためには、リードスクリュー4及びモータ軸7の直径を小さくする必要があり、これに伴って図2(B)に示すように、歯底円直径Daに対する歯先円直径Dbの比が大きくなるため、バックラッシュの影響を大きく受け易くなる。
このためベースユニット1では、モータ軸7からリードスクリュー4へ回転力を伝達する際に、ギア4A及び7A間で生じるギア間ノイズが大きくなって伝達効率等が悪化してしまい、光ピックアップ2の移動負荷特性が悪化してしまうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、光ピックアップの移動負荷特性を良好にし得るピックアップ移動モジュール、光ディスク装置及びブラケットを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のピックアップ移動モジュールにおいては、光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する光ピックアップと、光ディスクの半径方向にほぼ平行に配置され螺旋状のスクリュー溝を有し、リードギアを有するリードスクリューと、モータギアを有するモータ軸を回転させるモータと、情報記録面に直交する上下方向にリードスクリュー及びモータ軸をずらして交差させた状態でリードスクリュー及びモータ軸を保持し、リードギアとモータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、モータ軸の回転に応じてリードスクリューを回転させるブラケットと、光ピックアップと連接されて設けられ、リードスクリュー側に突出させてなるラック歯をスクリュー溝に噛み合わせることにより、リードスクリューの回転に応じて光ピックアップと共に半径方向に移動するラック部とを設け、ブラケットは、モータ軸を保持するモータ軸受部と、モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端部分が解放されリードスクリューを保持するリード軸受部と、モータ軸受部とリード軸受部の根本部とを接続する接続部と、リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部とを有するようにした。
これによりリード軸受部の上下方向の位置を変位させることができるため、リードギア及びモータギアのバックラッシュを適正値に近づけるようにリードスクリューの上下方向の位置を調整することができ、リードギア及びモータギア間のギア間ノイズを小さくして伝達効率などを向上させることができる。
また本発明の光ディスク装置では、光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する光ピックアップと、光ディスクの半径方向にほぼ平行に配置され螺旋状のスクリュー溝を有し、リードギアを有するリードスクリューと、モータギアを有するモータ軸を回転させるモータと、情報記録面に直交する上下方向にリードスクリュー及びモータ軸をずらして交差させた状態でリードスクリュー及びモータ軸を保持し、リードギアとモータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、モータ軸の回転に応じてリードスクリューを回転させるブラケットと、光ピックアップと連接されて設けられ、リードスクリュー側に突出させてなるラック歯をスクリュー溝に噛み合わせることにより、リードスクリューの回転に応じて光ピックアップと共に半径方向に移動するラック部とを設け、ブラケットは、モータ軸を保持するモータ軸受部と、モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端部分が解放されリードスクリューを保持するリード軸受部と、モータ軸受部とリード軸受部の根本部とを接続する接続部と、リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部とを有するようにした。
これによりリード軸受部の上下方向の位置を変位させることができるため、リードギア及びモータギアのバックラッシュを適正値に近づけるようにリードスクリューの上下方向の位置を調整することができ、リードギア及びモータギア間のギア間ノイズを小さくして伝達効率などを向上させることができる。
さらに本発明のブラケットでは、リードギアを有し螺旋状のスクリュー溝を有するリードスクリュー及びモータギアを有しモータの駆動に応じて回転するモータ軸を光ディスクの情報記録面に直交する上下方向にずらして交差させた状態でリードスクリュー及びモータ軸を保持し、リードギアとモータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、モータ軸の回転に応じてリードスクリューを回転させるブラケットであって、モータ軸を保持するモータ軸受部と、モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端が解放されリード軸を保持するリード軸受部と、モータ軸受部とリード軸受部の根本部とを接続する接続部と、リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部とを設けるようにした。
これによりリード軸受部の上下方向の位置を変位させることができるため、リードギア及びモータギアのバックラッシュを適正値に近づけるようにリードスクリューの上下方向の位置を調整することができ、リードギア及びモータギア間のギア間ノイズを小さくして伝達効率などを向上させることができる。
本発明によれば、リード軸受部の上下方向の位置を変位させることができるため、リードギア及びモータギアのバックラッシュを適正値に近づけるようにリードスクリューの上下方向の位置を調整しリードギア及びモータギア間のギア間ノイズを小さくして伝達効率などを向上させることができ、かくして光ピックアップの移動負荷特性を良好にし得るピックアップ移動モジュール、光ディスク装置及びブラケットを実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスク装置の構成
図3において10は、全体として光ディスク装置を示しており、図示しないノート型パーソナルコンピュータに搭載されることが想定されている。なお図3では、説明の便宜上紙面上側を下側、紙面下側を上側として示している。
光ディスク装置10は、光ディスク100が装填されるディスクトレイ12と、当該ディスクトレイ12を収納するケース11とから構成されている。
ケース11は、例えばアルミニウム板金を打ち抜き成型され、穴開けなどの加工が施されることにより形成され、ディスクトレイ12の挿脱面と下側の面とが開放された矩形箱状でなる。ケース11は、その上下方向の厚さが9.0[mm]に形成されており、ノート型パーソナルコンピュータの本体内部に固定される。
またディスクトレイ12は、ケース11に設けられたレール18上を摺動することによりケース11から突出し、またケース11内に収納される。
これにより光ディスク装置10は、ノート型パーソナルコンピュータの本体からディスクトレイ12を突出させて光ディスク100を装填させ得ると共に、当該本体部にディスクトレイ12を収納し得るようになされている。
ディスクトレイ12は、光ピックアップ14及びチャック15を有するピックアップ移動モジュールとしてのベースユニット13が組み込まれている。ディスクトレイ12は、チャック15に光ディスク100の中心孔100Aが嵌合されることにより、上側に形成されたほぼ円形の凹部である光ディスク装填部17に光ディスク100を装填させ、光ディスク100と光ピックアップ14とを対向させるようになされている。
なお図示しないが、光ディスク装置10は、ディスクトレイ12の下側に当該光ディスク装置10を制御するための制御基板を設けることにより、光ディスク装置10全体を薄型化している。
またベースユニット13は、矩形状でなるディスクトレイ12の各辺に対してほぼ45°傾けて配置されることにより、光ピックアップ14の移動するスペースを確保するようになされている。
図4に、ベースユニット13を図3とは反対側となる上側から見た図を示している。以下、光ディスク100において光ビームが照射される情報記録面に対して垂直な方向を上下方向、光ピックアップ14が移動する方向をラジアル方向とし、当該ラジアル方向及び上下方向に対して垂直な方向をタンジェンシャル方向と定義する。
ベースユニット13は、ラジアル方向に平行に設けられた2本の移動軸20A及び20Bを有しており、この移動軸20A及び20Bに沿って光ピックアップ14を移動させるようになされている。
すなわち光ピックアップ14は、当該光ピックアップ14においてタンジェンシャル方向の両端部に設けられた軸孔14Aに移動軸20A及び20Bを挿入させることにより、タンジェンシャル方向に移動可能に設置されている。また光ピックアップ14は、移動軸20A(紙面手前側)を貫通させた2つの軸穴14A間にラック23を連接している。
ラック23は、光ピックアップ14と反対側に突出するラック歯23Aを有しており、当該反対側をリードスクリュー22に対向させている。リードスクリュー22は、移動軸20A及び20Bとほぼ平行に配置されており、図5に示すように、モータ25に連接されたブラケット30によって当該リード軸先端部22Aが保持されている。
リードスクリュー22(図4)は、螺旋状のスクリュー溝を有しており、当該スクリュー溝とラック歯23Aとが噛み合わされた状態で配置されるようになされている。
モータ25は、ベースユニット13において光ディスク100が装填されない外周側の先端部分に配置されている。これによりベースユニット13は、モータ25と当該光ディスク100とを上下方向に重複しないようにでき、光ディスク装置10(図3)全体を薄型化し得るようになされている。
モータ25は、図5に示すようにモータ軸26の先端に形成されたモータ軸先端部26Aの近傍にねじ歯車でなるモータギア27を有しており、ブラケット30によって当該モータ軸先端部26Aが保持されている。またリードスクリュー22は、当該リードスクリュー22の外側の先端に形成されたリード軸先端部22Aの近傍にリードギア24を有しており、モータギア27とリードギア24とが噛み合わされた状態で配置されるようになされている。
そしてベースユニット13では、モータ25を駆動させてモータ軸26を回転させると共に、モータギア27及びリードギア24を介して回転力を伝達することにより、リードスクリュー22を回転させる。
この結果ベースユニット13は、互いに噛み合った状態で配置されたラック歯23Aとスクリュー溝との接触部分を滑らせることにより、ラック23を光ピックアップ14と共にラジアル方向に移動するようになされている。
なおベースユニット13(図4)では、ラジアル方向における外周側の先端部分が、ディスクトレイ12(図3)に沿って三角形状に形成されている。ベースユニット13では、この三角形状の領域において上下方向と垂直な面内に板状の部品取付ベース29が設置されると共に、当該部品取付ベース29上にモータ25やブラケット30などの各種部品が取付られている。
ベースユニット13では、モータ25の長手方向を外周側の外枠(以下、これを外縁枠と呼ぶ)29Aに沿って、すなわちラジアル方向に対してほぼ45°に傾斜させて配置している。
これによりベースユニット13は、図5に示すように、モータ25から延設されるモータ軸26とリードスクリュー22とを極力大きな角度(約135°程度)で交差させることができ、モータギア27及びリードギア24の噛み合いに無理を生じさせないようになされている。
(2)ブラケットの構成
(2−1)ブラケットの全体構成
次に、ブラケット30の構成について説明する。なお以下、ブラケット30の長手方向において、連接するモータ30の方向をモータ側、当該モータ側と反対側を軸受側、さらにブラケット30の短手方向となる内外方向において、光ディスク100が装填されたときの内周方向を内側、外周方向を外側と定義する。因みにブラケット30は、モータ25とほぼ平行に配置されるため、長手方向及び内外方向は、ラジアル方向及びタンジェンシャル方向から約45°回転させた方向となる。
ブラケット30は、例えば硬質の樹脂でなり、金型を用いた射出成形により形成される。図6〜図12に示すように、ブラケット30は、上下方向に垂直な面内に形成され長手方向に長い板状でなる天井部40を有するモータ軸収納部34と、当該天井部40のモータ側及び内側の端部近傍から延設された固定部31と、天井部40のモータ側の端部から下側に延設されたモータ連接部33と、天井部40から軸受側に延設された軸受部35と、当該軸受部35の内側に延設された固定部32とからなる。
固定部31は、天井部40とほぼ平行に設けられ、当該天井部40に対してほぼ垂直に形成された壁部41を介して当該天井部40と接続されている。固定部31(図7及び図9)は、上下方向に貫通する螺子孔42と、下面31Bから突出する円柱状の突起43とを有している。
固定部32(図6)は、天井部40とほぼ平行に設けられ、当該天井部40に対してほぼ垂直に形成された壁部70を介してそのモータ側が軸受部35と接続されると共に、その軸受側が軸受部35と直接的に接続されている。固定部32(図7及び図9)は、上下方向に貫通する螺子孔46と、下面32Bから突出する円柱状の突起47とを有している。
モータ連接部33(図7)は、長手方向に垂直なほぼ正方形の板状でなり、天井部40のモータ側の端部から下側に向けてほぼ垂直に形成されている。モータ連接部33は、長手方向に貫通する3つの貫通孔を有している。すなわちモータ連接部33は、ほぼ中心に位置し比較的大きい径でなる軸貫通孔51と、外側及び下側の端部近傍並びに内側及び上側の端部近傍に位置し軸貫通孔51よりも小さな径でなる螺子孔52及び53とを有している。
モータ軸収納部34は、天井部40の外側に当該天井部40から下側に向かう側壁55を有している。側壁55は、上下方向にモータ連接部33の約半分の高さを有し、天井部40の長手方向の全域に亘って形成されている。天井部40は、その上面40A(図6)に長手方向に長い凹部56が形成されていると共に、下面40B(図8)にモータ連接部33の軸貫通孔51及び螺子孔53の上側の形状に合わせるように長手方向に長い凹部57及び58が形成されている。
軸受部35は、図5に示したように、モータ軸26を長手方向に平行に保持すると共にリードスクリュー22をラジアル方向に平行に保持するようになされている(詳しくは後述する)。
すなわちブラケット30(図7)は、モータ25から突出するモータ軸26をモータ連接部33の軸貫通孔51に貫通させ、当該モータ軸26をブラケット30の長手方向に沿って配置すると共に軸受部35によって当該モータ軸26を保持する。
またブラケット30は、モータ連接部33のモータ側の当接面33A(図7)をモータ25に当接させた状態で、螺子孔52及び53を介してモータ25にモータ連接部33が図示しない螺子によって螺子止めされることにより、図13に示すようにモータ25に連接される。
このとき天井部40の下面40Bに凹部57及び58(図8)が形成されているため、モータ軸26や螺子を当該下面40Bに当接させることなくモータ25とブラケット30とをスムーズに連接させ得るようになされている。
そしてブラケット30(図7及び図9)は、図14に示すように、固定部31及び32の下側に設けられた突起43及び47をベースユニット13の部品取付ベース29に設けられた突起受孔29E及び29Fに嵌合させる。
さらにブラケット30(図7及び図9)は、螺子孔42及び46を介して部品取付ベース29(図13及び図14)に設けられた螺子孔29C及び29Dに螺子58及び59を挿入して螺子止めされることにより、部品取付ベース29に固定されるようになされている。なお図14において符号の付されていない孔は、移動軸20A及び20Bなどの各種部品を固定するために使用される螺子孔又は嵌合受孔である。また部品取付ベース29には、モータの熱を逃がすための開口部分である放熱口29Bが設けられている。
このときブラケット30は、その外側をベースユニット13の外縁部分に沿わせると共に、その軸受側が部品取付ベース29の外縁を構成する外縁枠29Aから僅かに突出するように配置される。
これによりベースユニット13は、ブラケット30より内側の空間を広げることができるため、当該ベースユニット13内のスペースを存分に活用することができ、ベースユニット13を小型化し得るようになされている。
このようにブラケット30は、モータ25に連接され長手方向にモータ軸26を配置させた状態でベースユニット13上に設置されるようになされている。
(2−2)軸受部の構成
図15及び図16に示すように、軸受部35は、天井部40から延設され上端を形成するフレーム部60と、当該フレーム部60の下側に位置するリード軸受部61と、フレーム部60から延設され、リード軸受部61の軸受側に位置するモータ軸受部62とから構成されている。
フレーム部60は、その上端が天井部40から僅かに上側に盛り上がるように形成されており、天井部40と隣接する領域から長手方向に対して内側へ向けて斜めに突出する壁部70と、長手方向に対して平行に形成され、軸受部35の外側における上端を構成する上枠部71とを有している。
壁部70は、天井部40から下側に向けてほぼ垂直に降り下がりその下部に固定部32を接続している。上枠部71は、その下側に形成されたリード軸受部61を避けるように上下方向に比較的薄く、長手方向に長く形成されており、モータ側においてリード軸受部61の根本部を接続すると共に、軸受側にモータ軸受部62を接続している。
モータ軸受部62は、ブラケット30における軸受側の端部を形成すると共に、その下部分において固定部32を接続している。またモータ軸受部62は、モータ側に形成され長手方向にほぼ直交する側面62Bを有すると共に、当該側面62Bの下部にモータ軸受穴75が形成されている。
モータ軸受部62は、当該モータ軸受穴75にモータ軸26のモータ軸先端部26A(図5)が挿入されることにより、当該モータ軸26を回転可能な状態で保持し得るようになされている。
リード軸受部61は、フレーム部60にその根本部が接続されており、上枠部71の下側に沿って長手方向に細長く形成されている。リード軸受部61は、長手方向の中心付近にリードスクリュー22を保持するために設けられた軸保持部72を有している。
軸保持部72は、ラジアル方向に対してほぼ垂直な面内に軸挿入面72Aを有しており、当該軸挿入面72Aからほぼラジアル方向に向かって凹むリード軸受穴73が形成されている。
そして軸保持部72は、当該リード軸受穴73にリードスクリューのリード軸先端部22Aが挿入されることにより、当該リードスクリュー22をラジアル方向とほぼ平行に配置させると共に、当該リードスクリュー22を回転可能に保持し得るようになされている。
軸保持部72では、当該軸挿入面72Aとほぼ垂直に側面72B(図16)が形成されている。すなわち軸保持部72は、リード軸受部61の内側に突出しその肉厚が厚く形成され、当該軸保持部72の上面61Aaが長手方向を底辺とする略二等辺直角三角形状でなることにより、軸挿入面72Aがリード軸受部61からラジアル方向に突出するように形成されている。
これにより軸保持部72は、円柱状の凹部でなるリード軸受穴73の周辺部分における軸保持部72の肉厚をいずれの箇所においても所定以上になるように形成し、リードスクリュー22を保持するための強度を確保し得るようになされている。
このように軸受部35では、軸受側の端下部に形成されたモータ軸受部62によってモータ軸26を保持し、当該モータ軸26を長手方向とほぼ平行に配置させる。また軸受部35では、当該モータ軸26よりも上側かつモータ側に配置された軸保持部72によってリードスクリュー22を保持し、当該リードスクリュー22をラジアル方向にほぼ平行に配置させる。
これにより軸受部35は、軸受部35の内部においてモータ軸26とリードスクリュー22とを上下方向にずらして交差させ、モータギア27及びリードギア24を噛み合わせた状態で配置し得るようになされている。
なお軸受部35では、リードスクリュー22よりも下側に固定部32を配置すると共に、リードスクリュー22を避けるようにモータ軸受部62を形成し、リードスクリュー22よりも下側で当該モータ軸受部62と固定部32とを接続させている。
ここで軸受部35は、比較的重量のあるモータ軸26及びリードスクリュー22を保持するため、ある程度の強度が要求される。軸受部35は、リードスクリュー22を挿入し得るスペースを確保しつつ上枠部71、モータ軸受部62、固定部32及び壁部70をループ状に接続することにより軸受部35としての強度を確保するようになされている。
かかる構成に加えて本実施の形態のブラケット30は、リードスクリュー22の高さを調整する高さ調整機能を有している。次に、この高さ調整機能について説明する。
図15に示したように、リード軸受部61は、その根本部分がフレーム部60から延設されると共に、先端である軸受先端部74がその軸受側に位置するモータ軸受部62と接続されておらず、解放されている。
図17に示すように、リード軸受部61は、モータ側のフレーム部60と連接する領域に、弾性部76を有している。この弾性部76は、軸保持部72と比して上面及び下面が凹んでおり全体的に上下方向に薄く形成されることにより弾性を有しており、リード軸受部61全体を上下方向に変位し得るように形成されている。また弾性部76は、上下方向と比して内外方向に大きい厚みを有しており、内外方向にリード軸受部61を殆ど変位させ得ないようになされている。
リード軸受部61は、軸受側の先端に軸受先端部74を設けている。軸受先端部74は、その上面74Aがほぼ三角形状に形成されており、軸受側の先端として下側へ平行に降りる先端面74Bと、当該軸受先端部74の厚みが薄くなるように当該先端面74Bからモータ側へ抉れるように形成された対向面74Cとを有している。
また図15に示したように、モータ軸受部62は、その上部に上下位置固定領域80を有している。上下位置固定領域80では、その上面62Aから下側に向けて形成された螺子穴82を有している。この上下位置固定領域80では、十分な強度が得られる肉厚を確保した上で、極力モータ側に位置するように螺子穴82を配置している。また上下位置固定領域80は、当該螺子穴82の縁に沿うように上面62Aから突出する2つのストッパ81を有しており、当該2つのストッパ81を内外方向に互いに対向させた状態で配置している。
そして図18(A)及び図19(A)に示すように、軸受部35では、リード軸受部61における対向面74Cを上下位置固定領域80における側面62Bに対向させた状態で配置させる。
軸受部35では、リード軸先端部22Aがリード軸穴73に挿入された状態で、軸受先端部74の上面74Aがストッパ81の上端81Aよりも高さHaだけ高くなるように形成されている。この状態において軸受部35は、ブラケット30ごとのばらつきを考慮した上で、リードギア24及びモータギア27におけるギア間ピッチ(すなわちバックラッシュ)が適正値よりも大きくなるように形成されている。
また軸受部35では、軸受先端部74における先端面74Bと上下位置固定領域80における側面62Bの位置との長手方向の位置を重複させることなく、先端面74Bと側面62Bとの長手方向の位置間に僅かな間隙Gaを設けた状態で配置している。これにより軸受部35は、先端面74Bを上面62A又は側面62Bに当接させることなくリード軸受部61を上下方向に変位させ得るようになされている。
さらに軸受部35では、上下位置固定領域80の螺子穴82に螺子83が挿入されることが想定されている。この螺子83としては、螺子頭83Aの半径Gcが、螺子穴82の中心線Csから軸受先端部74おける先端面74Bまでの距離Gbよりも大きいものが使用される。
この結果図18(B)及び図19(B)に示すように、軸受部35では、螺子83が螺合されるに従って螺子頭83が軸受先端部74の上面74Aに当接し、下側に押し付けることにより、軸受先端部74を螺子83の螺合状態に応じた距離Hcだけ下側に押し下げる。
このときリード軸受部61では、根本(モータ側)の弾性部76が変形することにより、リード軸受部61全体が下側に押し下げられ、当該リード軸受部61に保持されたリードスクリュー22の位置を下側に下げ得るようになされている。
またリード軸受部61では、弾性部76が弾性を有しているため、軸受先端部74を当該弾性によって上側にある螺子頭83Aに押し付けることができ、上下双方向からある程度の力を作用させた状態となるので、上下方向の位置を固定することができる。さらにリード軸受部61では、螺子83を緩めて螺子頭83Aの位置を上側に変位させることにより一旦下側に押し下げた軸受先端部74の位置を弾性によって再度上側に戻し、その位置で軸受先端部74の位置を固定し得るようになされている。
これによりリード軸受部61は、螺子83の螺合状態に応じてリードスクリュー22を上下方向に自由に変位させ、その状態を保持することができるため、モータ軸26とリードスクリュー22との位置関係を最適な状態にすることができる。
すなわちベースユニット13では、リードギア24及びモータギア27が互いに接触するピッチを常にほぼ一定の位置になるように調整することができるため、バックラッシュを適正値付近に設定することが可能となる。この結果ベースユニット13では、ギア間ノイズや、伝達効率等を悪化させずに済み、光ピックアップ14の移動負荷特性を良好にし得るようになされている。
なおリード軸受部61(図17)では、軸受先端部74の上面74Aをリード軸受部61の先端側が広がる三角形状に形成することにより、螺子頭83Aと当接する部分の面積を増大させ、当該軸受先端部74を上下方向に固定した状態を安定化し得るようになされている。
またリード軸受部61では、上面61Aにおいて大きな強度が必要となる軸保持部72に対応する領域61Aa及び上枠部71と対向しない内側の領域61Abを盛り上がるように形成する一方、上枠部71と対向する外側の領域61Acを他の領域61Aa及び61Abよりも凹ませている。これにより軸受部35では、薄く形成された外側の領域61Acに対向する上枠部71(図15)を極力厚く形成させることができ、上枠部71の強度を向上させ得るようになされている。
さらに軸受部35(図18(A))では、リードスクリュー22を保持していない状態において、モータ軸受穴75の上端と軸受先端部74の下端74Dとの距離Hbが軸受先端部74の上面74Aからストッパ81の上端までの距離Haよりも大きくなるように形成されている。
これにより軸受部35では、螺子頭83Aがストッパ81に当接するまで螺子83が螺子穴82に螺合された場合であっても、軸受先端部74の下端74Dがモータ軸26と接触しないようになされている。
(3)動作及び効果
以上の構成において、光ディスク装置10におけるベースユニット13は、光ディスク100の情報記録面に対して光ビームを照射する光ピックアップ14と、光ディスク100の半径方向であるラジアル方向にほぼ平行に配置され螺旋状のスクリュー溝を有し、リードギア24を有するリードスクリュー22と、モータギア27を有するモータ軸26を回転させるモータ25とを有している。
またベースユニット13では、光ピックアップ14と連接されて設けられ、リードスクリュー22側に突出させてなるラック歯23Aをスクリュー溝に噛み合わせることにより、リードスクリュー22の回転に応じて光ピックアップ14と共にラジアル方向に移動するラック部23を有している。
またベースユニット13では、ブラケット30によって情報記録面に直交する上下方向にリードスクリュー22及びモータ軸26をずらして交差させた状態で当該リードスクリュー22及びモータ軸26を保持し、リードギア24とモータギア27とを噛み合わせた状態で配置させることにより、モータ軸26の回転に応じてリードスクリュー22を回転させる。
これによりベースユニット13では、モータ25の駆動に応じてモータ軸26に加えられた回転力をモータギア27及びリードギア24を介してリードスクリュー22に伝達することができ、モータ25の駆動に応じて光ピックアップ14をラジアル方向に移動させることができる。
そしてブラケット30は、モータ軸26を保持するモータ軸受部62と、モータ軸26と平行な長手方向に細長に形成されると共に先端部分である軸受先端部74が解放されリードスクリュー22を保持するリード軸受部61と、リード軸受部61の根本部である弾性部76とモータ軸受部62とを接続する接続部としてのフレーム部60と、リード軸受部61の上下方向の位置を固定する上下位置固定部としての上下位置固定領域80とを有している。
これによりベースユニット13では、リード軸受部61を上下方向に変位させその上下方向の位置を固定することができるため、当該リード軸受部61に保持されるリードスクリュー22の位置を上下方向に調整することができる。この結果ベースユニット13では、上下方向にずれ噛み合わされた状態で配置されるモータギア27及びリードギア24のバックラッシュが最適になるようにリードスクリュー22の上下方向の位置を調整することができる。
このためベースユニット13では、モータギア27及びリードギア24のギア間ノイズを減少させて伝達効率を向上させることができ、光ピックアップ14の移動負荷特性を良好にすることができる。
またブラケット30における弾性部76が弾性を有していると共に、上下位置固定領域80の一部として、当該上下位置固定領域80に形成された螺子穴82に螺子83が挿入されることにより、当該螺子83の螺子頭83Aがリード軸受部61を下側へ向けて押し付けるようにした。
これによりブラケット30は、弾性部76の弾性によってリード軸受部61を螺子頭83Aへ向けて上側に押し付けることができるため、リード軸受部61の上側の位置を固定するだけで後は自動的にリード軸受部61が下側に変位することのないようその位置を固定することができる。このためブラケット30は、リード軸受部61の下側を固定するための構成が不要となるため、ブラケット30としての構成を簡易にすることができる。
さらにブラケット30では、弾性部76において上下方向に垂直な内外方向の厚さよりも上下方向の厚さが小さく形成されているため、リード軸受部61を上下方向には変位させ得る一方、内外方向に変位させ難くし得る。
これによりブラケット30は、仮にリードスクリュー22に対して内外方向に応力が加わったような場合であっても、リード軸受部61を内外方向に変位させずに済み、リードスクリュー先端部22Aがリード軸受穴73から外れてしまうのを防止することができる。
またブラケット30では、リード軸受部61によってリードスクリュー22を保持することにより、当該リードスクリュー22をモータ軸26より上側に配置させると共に、軸受先端部74をモータ軸受部62の上部に形成された上下位置固定領域80に対向させる。そしてブラケット30では、上下位置固定領域80の一部として螺子穴82に螺合される螺子83よって軸受先端部74を押し下げることにより、リード軸受部61の上下方向の位置を固定するようにした。
これによりブラケット30では、上下位置固定領域80によって軸受先端部74を押し下げるだけの簡易な構成でリードスクリュー22の上下方向の位置を調整することができる。
さらにブラケット30では、上下位置固定領域80の上面62Aに下側に向けた螺子穴82が形成されると共に当該上面62Aが軸受先端部74の上端である上面74Aよりも下側に形成され、当該螺子穴82に挿入された螺子83の螺子頭83Aが軸受先端部74を押し下げることによりリード軸受部61の上下方向の位置を固定するようにした。
これによりブラケット30では、螺子83の螺合状態によってリード軸受部61を上下方向の任意の位置に調整することができる。またブラケット30は、上下位置固定領域80として螺子穴82を設けるだけで後は汎用な螺子83を用いれば済むため、ブラケット30としての構成を簡易にすることができる。
またブラケット30では、軸受先端部74において上下位置固定領域80と対向する対向面である対向面74Cの上側から下側に向けて上下位置固定領域80から離隔するように形成されているようにした。
これによりブラケット30では、軸受先端部74の上面74Aの先端を上下位置固定領域80に極力近接させて螺子頭83Aに当接する面積を大きくできると共に、軸受先端部74と上下位置固定領域80における側面62Bとの間隔を広げて金型の剛性を確保することができる。
さらにブラケット30では、上下位置固定領域80の上面62Aに螺子頭83Aを係止するための突起であるストッパ81が形成されている。
これによりブラケット30では、螺子頭83Aが深く締め付けられることにより螺子頭83Aが軸受先端部74を過剰に押し下げリード軸受部61を変形させてしまうことを防止することができる。
またブラケット30では、上面62Aの位置によって螺子頭83Aを同様に係止する場合と比較して、上面62Aの位置を下げることができる。このためブラケット30は、軸受先端部74の先端面74Bと上下位置固定領域80における側面62Bとを小さい間隔Gaで対向させることがなく、射出成型時の金型に薄板状の部位を形成させずに済むため、金型の剛性を確保することができる。
さらにブラケット30では、2つのストッパ81を軸受先端部74と上下位置固定領域80とが対向する方向である長手方向と垂直な内外方向に対向させて設けている。これによりブラケット30では、螺子83を螺子穴82に螺合する際、ストッパ81間を介して作業者に軸受先端部74の上面62Aに対する位置を容易に視認させて作業性を向上させることができる。
またブラケット30では、モータ25に連接される板状のモータ連接部33とモータ軸26を収納すると共にモータ連接部33とフレーム部60とを接続するモータ軸収納部34とを設けるようにした。
これによりベースユニット13では、モータ25に対してモータ連接部33を連接するだけの簡易な作業によってブラケット30とモータ軸26とを高い精度でほぼ平行に配置することができる。
さらにブラケット30では、ブラケット30の外縁を構成すると共に、リード軸受部61の上側に当該リード軸受部61に沿ってフレーム部60における上枠部71が形成されている。ブラケット30では、リード軸受部61におけるリード軸受穴73にリードスクリュー22の先端部であるリード軸先端22Aが挿入されることにより当該リードスクリュー22を保持する。
そしてブラケット30では、リード軸保持部61のうち、上枠部71と上下方向にその位置が重複する外側の領域61Acを有する部分を軸受穴73の近傍である領域61Aaを有する部分よりも凹ませることにより、当該領域61Aaを有する軸保持部72における上下方向の厚さを大きくする一方、領域61Acを有する部分の厚さを小さく形成するようにした。
これによりブラケット30では、ブラケット30総体としての厚みを大きくすることなく、リード軸受部61のうち大きな強度を必要としない領域61Acを有する部分と対向する上枠部71の部分を厚く形成することができ、ブラケット30としての全体の強度を向上させることができる。
またブラケット30では、リード軸受部61によってリードスクリュー22を光ピックアップ14が移動するラジアル方向に平行に配置させ、モータ軸受部61によってモータ軸26をラジアル方向からほぼ45°回転させた状態で配置させるようにした。
これにより光ディスク装置10では、モータ軸26に配設されてなるモータ25を光ディスク100の投影領域から外すことができると共に、リードスクリュー22とモータ軸26とを極力大きい角度で交差させることができ、モータギア27とリードギア24との噛み合わせの負荷を低減することができる。
またベースユニット13では、軸受部35の外側をベースユニット13の外縁部分に沿わせるように配置される。ブラケット30をこのように配置することにより、ブラケット30の外側をベースユニット13の最外側に配置することができるため、例えば軸受部35をディスクトレイ12の外枠に対して押し付けて配置することにより、リード軸受部61を外側に変位させないようにすることが可能である。
以上の構成によれば、光ディスク装置10のベースユニット13では、リードスクリュー22及びモータ軸26を上下方向にずらして交差させた状態で当該リードスクリュー22及びモータ軸26をブラケット30によって保持する。
このブラケット30は、モータ軸26に平行に細長く軸受先端部74が解放されたリード軸受部61によってリードスクリュー22を保持すると共に、フレーム部60を介して当該リード軸受部61の根本と接続されたモータ軸受部62によってモータ軸26を保持する。そしてブラケット30は、リード軸受部61の上下方向の位置を固定する上下位置固定領域80を有している。
これによりベースユニット13ではリード軸受部61の上下方向の位置を調整することによりリードギア24及びモータギア27のバックラッシュが適正値付近になるようにリードギア24の上下方向の位置を調整することができるため、ギア間ノイズを低減して伝達効率を向上させることができ、かくして光ピックアップの移動負荷特性を良好にし得るピックアップ移動モジュール、光ディスク装置及びブラケットを実現できる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ブラケット30が固定部31及び32によってベースユニット13に固定されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばモータ軸受部と、リード軸受部と、接続部と、上下位置固定部とからなるブラケット部がベースユニット13に直接固定されていても良い。
また上述の実施の形態においては、ブラケット30がモータ連接部33及びモータ軸収納部34を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はブラケットとしてモータ軸受部と、リード軸受部と、接続部と、上下位置固定部とを有するようにすれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、根本部としての弾性部76が弾性を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はリード軸受部61が上下方向に変位可能であれば良く、弾性を有さないようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、螺子頭83Aによって軸受先端部74を下側に押し付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず例えば下側から螺子を螺合することにより上側へ押し付けるようにしても良い。また必ずしも螺子を用いる必要はなく、例えばコの字状の部材を用いて上側及び下側の両方から押し付けるようにしてリード軸受部61の上下両側を固定しても良い。
さらに上述の実施の形態においては、弾性部76の上下方向の厚さが内外方向の厚さよりも小さいようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上下方向の厚さが内外方向よりも大きくなるように形成しても良い。この場合、リード軸受部61が内外方向に変位してしまう可能性があるため、上述したようにリード軸受部61の外側をディスクトレイ12のシャーシなどに押し当ててリード軸受部61を外側に変位させないようにすることが望ましい。
さらに上述の実施の形態においては、リード軸受部61の外側と外枠部71の外側がほぼ面一となるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばリード軸受部61を突出させるように形成することにより、リード軸受部61をディスクトレイ12のシャーシなどに押し当てて固定することが容易となる。
さらに上述の実施の形態においては、リードスクリュー22をモータ軸26より上側に配置するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リードスクリュー22をモータ軸26より下側に配置するようにしても良い。この場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、リード軸受部61を細長に形成することにより上下方向に変位可能に形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばモータ軸受部62をリードスクリュー22に平行に細長に形成することにより上下方向に変位可能に形成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、モータ軸受部62の一部として上下位置固定部としての上下位置固定領域80を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、モータ軸受部62から独立した状態の上下位置固定部を設けるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、リード軸受穴73及びモータ軸受穴63がリードスクリュー22及びモータ軸26を回転可能に保持するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リードスクリュー22及びモータ軸26が回転機構を有していることにより、リードスクリュー22及びモータ軸26を固定した状態で保持するようにすることができる。
さらに上述の実施の形態においては、ブラケット30が射出成形により形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば板金でなるアルミ板を打ち抜き成形するなどその他種々の方法で形成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、軸受先端部74の軸受側に上面74Aから下側にほぼ垂直に降りる先端面74B及び当該先端面74Bから下側に向けて上下位置固定領域80から離隔する対向面74Cが形成され、当該対向面74Cが上下位置固定領域80と対向するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上面74Aからほぼ垂直に降りる先端面が上下位置固定領域80と対向するようにしても良い。また先端面74Bを有さず、上面74Aから下側に向けて上下位置固定領域80から離隔するように直接的に対向面が形成されるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、上下位置固定領域80の上面62Aにストッパ81が形成されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必ずしもストッパ81が形成される必要はない。この場合、上面62Aの位置によって螺子83が軸受先端部74を押し下げすぎないように調整することができる。
さらに上述の実施の形態においては、リード軸受部61における外枠部71と対向する外側の領域のうち、リード軸受穴73の近傍における上下方向の厚さを他よりも厚くするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば上下方向の厚さを均一にするようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、ブラケット30をベースユニット13の外縁枠29Aに沿うようにかつ軸受部35を当該外縁枠29Aから突出させるように配置するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ベースユニット13の形状とブラケット30を配置する方向及び位置関係については特に制限はない。
さらに上述の実施の形態においては、モータ軸26を上下方向に直交する面内でラジアル方向から約45°回転させた方向に配置するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、モータ軸26の配置される方向に制限はない。
さらに上述の実施の形態においては、リードギア24及びモータギア27がねじ歯車でなるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2つのギアを直接噛み合わせることができる種々の歯車を使用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、光ピックアップとしての光ピックアップ14と、リードスクリューとしてのリードスクリュー22と、モータとしてのモータ25と、ブラケット部としてのブラケット30と、ラック部としてのラック23とによってピックアップ移動モジュールとしてのベースユニット13を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる光ピックアップと、リードスクリューと、モータと、ブラケット部と、ラック部とによって本発明のピックアップ移動モジュールを構成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、モータ軸受部としてのモータ軸受部62と、リード軸受部としてのリード軸受部61と、接続部としてのフレーム部60と、上下位置固定部としての上下位置固定領域80とによってブラケットとしてのブラケット30を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるモータ軸受部と、リード軸受部と、接続部と、上下位置固定部とによって本発明のブラケットを構成するようにしても良い。
本発明は、例えば各種電子機器に搭載される薄型の光ディスク装置に利用することができる。
従来のベースユニットを示す略線図である。 ギアの噛み合いの説明に供する略線図である。 光ディスク装置の全体構成を示す略線図である。 ベースユニットの構成を示す略線図である。 モータギアとリードギアの配置の説明に供する略線図である。 ブラケットを示す略線的斜視図(1)である。 ブラケットを示す略線的斜視図(2)である。 ブラケットを示す略線的斜視図(3)である。 ブラケットを示す略線的下面図である。 ブラケットを示す略線的上面図である。 ブラケットを示す略線的側面図(1)である。 ブラケットを示す略線的下面図(2)である。 ブラケットの設置(1)の説明に供する略線図である。 ブラケットの設置(2)の説明に供する略線図である。 軸受部を示す略線的斜視図である。 軸受部を示す略線的上面図である。 リード軸受部の構成を示す略線図である。 リードスクリューの高さ調整(1)の説明に供する略線図である。 リードスクリューの高さ調整(2)の説明に供する略線図である。
符号の説明
1、13……ベースユニット、2、14……光ピックアップ、3、20A、20B……移動軸、4、22…リードスクリュー、5、23……ラック、10……光ディスク装置、22A……スクリュー溝、23A……ラック歯、24……リードギア、25……モータ、26……モータ軸、27……モータギア、31、32……固定部、33……モータ連接部、34……モータ軸収納部、35……軸受部、60……フレーム部、61……リード軸受部、62……モータ軸受部、71……上枠部、72……軸保持部、73……リード軸受穴、74……軸受先端部、74A……上面、74B……先端面、74C……対向面、75……モータ軸受穴、80……上下位置固定領域、81……ストッパ、82……螺子穴、83……螺子、83A……螺子頭。

Claims (12)

  1. 光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する光ピックアップと、
    上記光ディスクの半径方向にほぼ平行に配置され螺旋状のスクリュー溝を有し、リードギアを有するリードスクリューと、
    モータギアを有するモータ軸を回転させるモータと、
    上記情報記録面に直交する上下方向に上記リードスクリュー及び上記モータ軸をずらして交差させた状態で上記リードスクリュー及び上記モータ軸を保持し、上記リードギアと上記モータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、上記モータ軸の回転に応じて上記リードスクリューを回転させるブラケットと、
    上記光ピックアップと連接されて設けられ、上記リードスクリュー側に突出させてなるラック歯を上記スクリュー溝に噛み合わせることにより、上記リードスクリューの回転に応じて上記光ピックアップと共に上記半径方向に移動するラック部と
    を具え、
    上記ブラケットは、
    上記モータ軸を保持するモータ軸受部と、上記モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端部分が解放され上記リードスクリューを保持するリード軸受部と、上記モータ軸受部と上記リード軸受部の根本部とを接続する接続部と、上記リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部とを有する
    ことを特徴とするピックアップ移動モジュール。
  2. 上記根本部は、
    弾性を有しており、
    上記上下位置固定部は、
    上記リード軸受部の上下方向のうちどちらか一方に押し付けることにより上記上下方向の位置を固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ移動モジュール。
  3. 上記根本部は、
    上記モータ軸及び上記上下方向に垂直な方向の厚さよりも上記上下方向の厚さが小さく形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のピックアップ移動モジュール。
  4. 上記リード軸受部は、
    上記リードスクリューを上記モータ軸より上側に配置させると共に、上記先端部分を上記モータ軸受部の上部に形成された上記上下位置固定部に対向させ、
    上記上下位置固定部は、
    上記先端部分を押し下げることにより上記リード軸受部の上下方向の位置を固定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のピックアップ移動モジュール。
  5. 上記上下位置固定部は、
    上面に下側に向けた螺子穴が形成されると共に当該上面が上記先端部分の上端よりも下側に形成され、当該螺子穴に挿入された螺子の螺子頭が上記先端部分を押し下げることにより上記リード軸受部の上下方向の位置を固定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のピックアップ移動モジュール。
  6. 上記リード軸受部は、
    上記先端部分において上記上下位置固定部と対向する対向面の上側から下側に向けて上記上下位置固定部から離隔するように形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のピックアップ移動モジュール。
  7. 上記上下位置固定部は、
    上記上面に上記螺子頭を係止するための突起が形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のピックアップ移動モジュール。
  8. 上記モータに連接される板状のモータ連接部と、
    上記モータ軸を収納すると共に、上記モータ連接部と上記接続部とを接続するモータ軸収納部と
    を具えることを特徴とする請求項6に記載のピックアップ移動モジュール。
  9. 上記接続部は、
    上記ブラケットの外縁を構成すると共に、上記リード軸受部の上側に当該リード軸受部に沿って形成され、
    上記リード軸受部は、
    軸受穴に上記リードスクリューの先端部が挿入されることにより当該リードスクリューを保持すると共に、上記軸受穴の近傍における上記上下方向の厚さを大きくする一方、上記接続部と上記上下方向にその位置が重複する領域の厚さを小さく形成する
    ことを特徴とする請求項5に記載のピックアップ移動モジュール。
  10. 上記リード軸受部は、
    上記リードスクリューを上記上下方向に直交する面内で上記光ピックアップが移動するラジアル方向に平行に配置させ、
    上記モータ軸受部は、
    上記モータ軸を上記上下方向に直交する面内で上記ラジアル方向からほぼ45°回転させた状態で配置させる
    ことを特徴とする請求項5に記載のピックアップ移動モジュール。
  11. 光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する光ピックアップと、
    上記光ディスクの半径方向に平行に配置され上記光ピックアップに通された移動軸と、
    半径方向にほぼ平行に配置され螺旋状のスクリュー溝を有し、リードギアを有するリードスクリューと、
    モータギアを有するモータ軸を回転させるモータと、
    上記情報記録面に直交する上下方向に上記リードスクリュー及び上記モータ軸をずらして交差させた状態で上記リードスクリュー及び上記モータ軸を保持し、上記リードギアと上記モータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、上記モータ軸の回転に応じて上記リードスクリューを回転させるブラケットと、
    上記光ピックアップと連接されて設けられ、上記リードスクリュー側に突出させてなるラック歯を上記スクリュー溝に噛み合わせることにより、上記リードスクリューの回転に応じて上記光ピックアップと共に上記半径方向に移動するラック部と
    を具え、
    上記ブラケットは、
    上記モータ軸を保持するモータ軸受部と、上記モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端が解放され上記リード軸を保持するリード軸受部と、上記モータ軸受部と上記リード軸受部の根本部とを接続する接続部と、上記リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部とを有する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. リードギアを有し螺旋状のスクリュー溝を有するリードスクリュー及びモータギアを有しモータの駆動に応じて回転するモータ軸を光ディスクの情報記録面に直交する上下方向にずらして交差させた状態で上記リードスクリュー及び上記モータ軸を保持し、上記リードギアと上記モータギアとを噛み合わせた状態で配置させることにより、上記モータ軸の回転に応じて上記リードスクリューを回転させるブラケットであって、
    上記モータ軸を保持するモータ軸受部と、
    上記モータ軸と平行な方向に細長に形成されると共に先端が解放され上記リード軸を保持するリード軸受部と、
    上記モータ軸受部と上記リード軸受部の根本部とを接続する接続部と、
    上記リード軸受部の上下方向の位置を固定する上下位置固定部と
    を具えることを特徴とするブラケット。
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