JP2009205624A - 通信端末装置、接続先環境切換方法及びプログラム - Google Patents

通信端末装置、接続先環境切換方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置を再起動させることなく、複数の接続先環境を任意に切り換えて接続することができる通信端末装置、接続先環境切換方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に再起動が要求されないユーザ環境変数を記憶する。切換先の接続先環境が指定されると、その指定された接続先環境に対応する接続情報をユーザ環境変数に設定する。そして、接続開始指令に基づいて、システム環境変数を参照せずに、ユーザ環境変数に設定されている指定の接続情報を参照し、指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置、並びに、その通信端末装置における接続先環境切換方法及びプログラムに関するものである。
従来、この種の通信端末装置として、基本ソフトであるオペレーティングシステム(OS)に定義されているシステム環境変数に予め接続情報を設定しておき、そのシステム環境変数の接続情報に基づいて、当該接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行するコンピュータ装置が知られている。
上記従来の通信端末装置(コンピュータ装置)では、その装置を複数の利用者がそれぞれ使用し上記所定の接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行できるように、各利用者が参照できるシステム環境変数に当該接続先環境に対応する接続情報が設定されている。そのため、利用者が通信端末装置から接続する接続先環境を変更しようとする場合、システム環境変数に保存されている接続情報を指定の接続情報で書き換える必要がある。そして、この書き換え後の接続情報を有効にするためには、通信端末装置を再起動させる必要があり、不便である。しかも、このシステム環境変数に設定されている書き換え後の接続情報は、その後に他の利用者が当該通信端末装置を使用する場合にも有効のままになっている。そのため、他の利用者が書き換え前の接続先情報を用いたい場合は、上記システム環境変数に設定されている接続情報を書き換え前の接続情報に戻し、通信端末装置を再起動させる必要がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、装置を再起動させることなく、複数の接続先環境を任意に切り換えて接続することができる通信端末装置、接続先環境切換方法及びプログラムを提供することである。
本発明に係る通信端末装置は、接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置であって、設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に再起動が要求されないユーザ環境変数を記憶するユーザ環境変数記憶手段と、切換先の接続先環境を指定する接続先環境指定手段と、前記接続先環境指定手段で指定された接続先環境に対応する接続情報を前記ユーザ環境変数に設定する接続情報設定手段と、接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行する接続処理手段と、を備える。
この通信端末装置では、切換先の接続先環境が指定されると、その指定された切換先の接続先環境に対応する接続情報がユーザ環境変数に設定される。このユーザ環境変数は、システム環境変数とは別に設けられ当該通信端末装置の装置本体を再起動することなく設定情報を変更可能な変数であるため、切換先の接続先環境に対応する接続情報が設定されても、通信端末装置の再起動が要求されない。そして、接続開始指令に基づいて、システム環境変数を参照せずに、ユーザ環境変数に設定されている接続情報を参照し、その参照された接続情報に対応する切換先の接続先環境に通信回線を介して接続される。このように通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定された接続情報に基づいて、指定された切換先の接続先環境に接続することができるので、通信端末装置を再起動させることなく、複数の接続先環境を任意に切り換えて接続することができる。
ここで、前記「通信回線」は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク上に確立された通信回線のほか、専用線や公衆回線において1対1で確立された通信回線であってもよい。また、前記「通信回線」は、インターネット等の公衆の通信ネットワーク上に仮想的に確立されたVPN(Virtual Private Network)等の私的な通信ネットワークによる通信回線であってもよい。
また、前記「接続情報」は、接続先環境に接続して当該接続先環境を使用する情報である。
また、前記複数の「接続先環境」は、互いに種類が異なる業務処理それぞれを実行するための複数の環境であってもよいし、同一種類の業務処理を実行するためのものであって更新バージョンがそれぞれ異なる複数の環境であってもよい。この「接続先環境」としては、例えば、移動体通信における課金システム又は交換システムが挙げられる。
また、前記「切換先の接続先環境」の指定は、例えば、利用者の操作によって行われるようにしてもよいし、所定のアプリケーションプログラムの実行によって行われるようにしてもよい。また、前記「接続開始指令」は、利用者の操作によって生成されるようにしてもよいし、アプリケーションプログラムの実行によって生成されるようにしてもよい。
なお、前記通信端末装置において、複数の接続先環境について前記接続情報が保存された接続情報記憶手段を更に備え、前記接続情報設定手段は、前記接続先環境指定手段で指定された接続先環境に対応する接続情報を、前記接続情報記憶手段から読み出して前記ユーザ環境変数に設定するものであってもよい。
この通信端末装置では、指定された接続先環境に対応する接続情報が、接続情報記憶手段から読み出されてユーザ環境変数に設定されるため、前記指定の接続情報の入力操作が不要になり、操作性の向上を図ることができる。
また、前記通信端末装置において、前記接続情報は、通信ネットワークにおいて前記接続先環境の接続受付部のアドレスを特定するためのアドレス情報を含むものであってもよい。
この通信端末装置では、前記接続情報に含まれるアドレス情報を用いることにより、切り換え先の接続先環境の接続受付部のアドレスを特定し当該切り換え先の接続先環境に確実に接続できる。
なお、前記接続先環境への接続に使用される通信ネットワークがIP(Internet Protocol)ネットワークの場合、例えば前記アドレス情報として、前記接続先環境の接続受付部のIPアドレス及びポート番号を用いることができる。
また、前記通信端末装置において、前記接続情報は、前記接続先環境への接続時の認証処理に使用される認証情報を含むものであってもよい。
この通信端末装置では、接続の際に認証情報が要求される接続先環境に切り換える場合に、前記接続情報に含まれる認証情報を用いて接続処理を行うことにより、当該認証情報が要求される切り換え先の接続先環境に確実に接続できる。
なお、前記認証情報としては、例えば、アカウント名、ユーザ名等の利用者の識別情報と、当該利用者について予め設定されたパスワードとを用いることができる。
本発明に係る接続先環境切換方法は、接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置における接続先環境切換方法であって、切り換え先の接続先環境を指定するステップと、前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に該通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定するステップと、接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続するステップと、を有する。
前記接続先環境切換方法において、前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、複数の接続先環境について前記接続情報が保存された接続情報記憶手段から読み出して前記ユーザ環境変数に設定するステップを、更に有してもよい。
また、前記接続先環境切換方法において、前記接続情報は、通信ネットワークにおいて前記接続先環境の接続受付部のアドレスを特定するためのアドレス情報を含むものであってもよい。
また、前記接続先環境切換方法において、前記接続情報は、前記接続先環境への接続時の認証処理に使用される認証情報を含むものであってもよい。
本発明に係るプログラムは、接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置における接続先環境切換の処理を、該通信端末装置のコンピュータを用いて実行させるためのプログラムであって、切り換え先の接続先環境を指定するステップと、前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に該通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定するステップと、接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続するステップとを、前記コンピュータを用いて実行させるものである。
前記プログラムにおいて、前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、複数の接続先環境について前記接続情報が保存された接続情報記憶手段から読み出して前記ユーザ環境変数に設定するステップを、前記コンピュータを用いて更に実行させるものであってもよい。
また、前記プログラムにおいて、前記接続情報は、通信ネットワークにおいて前記接続先環境の接続受付部のアドレスを特定するためのアドレス情報を含むものであってもよい。
また、前記プログラムにおいて、前記接続情報は、前記接続先環境への接続時の認証処理に使用される認証情報を含むものであってもよい。
本発明によれば、通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定された接続情報に基づいて、複数の接続先環境の中から指定された切換先の接続先環境に接続することができるので、通信端末装置を再起動させることなく、複数の接続先環境を任意に切り換えて接続することができるという効果がある。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る通信端末装置を備えた業務通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。この業務通信システムは、例えばコンピュータ装置で構成される通信端末装置10と、移動体通信システムの一部を構成する業務システムの接続先環境であって通信端末装置10から接続して利用可能な複数種類の接続先環境20とを備える。本実施形態では3種類の接続先環境20の場合について示し、各接続先環境を区別するときには適宜、接続先環境20A,20B,20Cと記載する。通信端末装置10と各接続先環境20とは通信ネットワーク(通信回線)30を介して通信することができる。通信ネットワーク30は、例えばIP−VPN(Virtual Private Network)や広域イーサーネット網で構成できる。なお、本実施形態では通信端末装置が一つであって接続先環境が3つの場合について説明するが、本発明は通信端末装置10の数及び接続先環境20の数に制限されることなく適用できる。
上記接続先環境20の業務システムとしては、例えば、カスタマーサービス管理システム、端末登録管理システム、課金システム等がある。カスタマーサービス管理システムは、携帯電話機の利用者からの問い合わせの電話やメッセージを受け付けるコールセンターにおいて利用され、新規顧客の情報や顧客の情報変更等受け付けるとともに、これら情報を管理する。端末登録管理システムは、携帯電話機のショップ等に設置された営業用端末から受け付けた携帯電話機の新規登録や機種変更などの処理に利用され、携帯電話機等の物品の在庫管理や、携帯電話機の利用者に払い出す電話番号の管理などをする。課金システムは、携帯電話機の利用者が利用した通信サービスに対する課金を管理する。
また、上記複数種類の接続先環境20は、同じ種類の業務システム(例えば課金システム)において一部仕様等の変更によって互いにシステム開発のバージョンが異なる複数種類の業務システムの接続先環境も含まれる。例えば、上記複数種類の接続先環境20における業務システムはそれぞれ、互いに同じ種類の業務を行う業務システムであって、現在の業務に実際に運用されている現行運用バージョンの業務システムと、その現行運用バージョンの業務システムを改良するように開発されている開発中の次期運用予定バージョンの業務システムとを含むものであってもよい。
また、上記複数種類の接続先環境20は、同じバージョンのプログラムでシステム構成や運用形態が異なるものも含まれる。例えば、別の業務システムとの連係の確認において、その別の業務システムの確認を効率的に行えるように、処理能力を強化したシステム構成としたり仮想の日付が実際よりも早く進む運用としたりする場合等における、システム構成や運用形態が互いに異なる複数種類の業務システムの接続先環境も含まれる。
図2は、上記接続先環境における業務通信システムに使用可能なサーバ200の主要な機能を示すブロック図である。サーバ200は、例えばCPU、メモリー(RAM,ROM等)、HD等の外部記憶装置、イーサーネット(登録商標)等の外部通信部等を有するコンピュータ装置で構成することができる。サーバ200は、例えばハードウェアであるコンピュータに基本ソフトウェア(OS:Operating System)、及びデータベースのサーバ機能や通信機能等の所定のアプリケーションプログラムが組み込まれて実行されることにより、通信端末装置10からの接続を受け付ける接続受付部201、通信端末装置10からの要求に応じて所定の情報処理を実行する情報処理部202などの各機能を実現することができる。
なお、上記サーバ200は、1台のコンピュータ装置で構成してもいいし、複数のコンピュータ装置をネットワーク接続して協働して動作するように構成してもよい。
図3は、上記業務通信システムに使用可能な通信端末装置10の主要な機能を示すブロック図である。通信端末装置10は、例えばCPU、メモリー(RAM,ROM等)等の内部記憶装置、HD等の外部記憶装置、イーサーネット(登録商標)等の外部通信部、キー操作部やマウス等の入力装置、液晶ディスプレイやCRT等の表示装置を有するコンピュータ装置で構成することができる。このコンピュータ装置には、例えばデスクトップ型やノートブック型等のパーソナルコンピュータのほか、業務システム専用の端末装置、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末、携帯電話機等の移動体通信端末等も含まれる。
通信端末装置10は、例えばハードウェアであるコンピュータに基本ソフトウェア(OS)、及びデータベースのクライアント機能や通信機能、表示機能等の所定のアプリケーションプログラムが組み込まれて実行されることにより、接続先環境指定手段101、接続情報設定手段102、接続処理手段103としての各機能を実現することができる。また、前記内部記憶装置又は外部記憶装置は、ユーザ環境変数記憶手段100やオプションとして後述する接続情報記憶手段として用いることができる。
上記ユーザ環境変数記憶手段100は、設定変更に通信端末装置10の再起動が要求されないユーザ環境変数を記憶するものである。このユーザ環境変数は、設定変更に通信端末装置10の再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられている。また、ユーザ環境変数に設定される接続情報は、その通信端末装置10を再起動することなく、通信端末装置10を使用している利用者が任意に変更することができる。
上記接続先環境指定手段101は、利用者による通信端末装置10の所定の操作や通信端末装置10で実行されるアプリケーションプログラムに基づいて、前記複数種類の接続先環境20A,20B,20Cの中から切換先の接続先環境を指定する。この接続先環境指定手段101は、例えば、複数種類の接続先環境20A,20B,20Cの中から切換先の接続先環境を選択することができるメニュー画面を表示し、このメニュー画面で利用者が接続先環境を選択する操作に基づいて、接続先環境20A,20B,20Cのいずれかを切換先の接続先環境として指定する。
上記接続情報設定手段102は、接続先環境指定手段101で指定された接続先環境20(以下、接続先環境20A,20B,20Cの中から選択されて指定された接続先環境に対する符号を「20S」とする。)に対応する接続情報を、ユーザ環境変数記憶手段100のユーザ環境変数に設定する。例えば、通信端末装置10と各接続先環境20との間の通信ネットワーク30がインターネット等のTCP/IPネットワークの場合、ユーザ環境変数に設定する接続情報としては、指定の接続先環境20Sの接続受付部のアドレスを特定するためのアドレス情報であるIPアドレス及びポート番号を設定することができる。また、接続情報には、指定の接続先環境20Sへの接続時の認証処理に使用されるアカウント名(ユーザ名)及びパスワード等の認証情報を含めてもよい。
なお、図4に示すように、利用者が指定することができる複数の接続先環境20A,20B,20Cについて上記アドレス情報等の接続情報が保存された接続情報記憶手段104を更に備えておいてもよい。この接続情報記憶手段104には、例えば、複数の接続先環境20A,20B,20Cの識別情報と、各接続環境のアドレス情報であるIPアドレス及びポート番号を含む接続情報とが、互いに関連付けられて保存されている。また、この接続情報には、各接続先環境20A,20B,20Cそれぞれへの接続時の認証処理に使用されるアカウント名(ユーザ名)及びパスワード等の認証情報を含めてもよい。この接続情報記憶手段104を備えた場合、接続情報設定手段102は、接続先環境指定手段101で指定された接続先環境20Sに対応する接続情報を、接続情報記憶手段104から読み出してユーザ環境変数に設定する。
上記接続処理手段103は、接続開始指令に基づいて、システム環境変数を参照せずに、上記ユーザ環境変数に設定されている指定の接続情報を参照し、その指定の接続情報に対応する接続先環境20Sに通信ネットワーク(通信回線)30を介して接続する処理を実行する。前記接続開始指令は、利用者による通信端末装置10の所定の操作や通信端末装置10で実行されるアプリケーションプログラムに基づいて生成される。接続処理手段103は、接続開始指令に基づいて、例えば、指定の接続先環境20Sへの接続を伴う処理を開始するためのシェルを生成し、そのシェルから参照できるように設定されたユーザ環境変数の記憶領域に、前記接続情報設定手段102で設定されたユーザ環境変数の接続情報をコピーする。そして、接続処理手段103は、シェルの画面で利用者が接続開始の操作を行うと、その操作に基づいて、基本ソフトウェアのシステム環境変数を参照する代わりに、シェルにコピーしたユーザ環境変数に設定されている指定の接続情報を参照し、当該指定の接続情報に基づいて利用者が指定した接続先環境20Sへの接続処理を実行する。
図5は、複数の接続先環境から選択して指定した接続先環境に通信端末装置10から接続し所定のデータ処理を実行するときの処理の一例を示すフローチャートである。まず、利用者が通信端末装置10を操作することにより、当該データ処理を実行するためのアプリケーションプログラムを起動する(S1)と、図6に示す統合メニュー画面900が表示される(S2)。
次に、統合メニュー画面900内にある接続先環境選択部901の所定位置をクリックすると、図7に示すように接続可能な複数種類の接続先環境の名称(AAA、BBB、CCC)がプルダウンのリスト902で表示される。このリスト902から希望の接続先環境20S(本処理例では、接続先環境BBB)が利用者によって選択されると、その選択された接続先環境BBBに対応する接続情報(アドレス情報)が、図8の接続情報表示部903に表示される(S3)。
次いで、同図の接続先環境選択後の統合メニュー画面900で、データ処理ツール一覧に表示されている複数種類のデータ処理U,V,W,X,Y,Zのボタンから、希望のデータ処理(本処理例では、データ処理X)のボタン904が選択されてクリックされる(S4)と、選択された接続先環境BBBの接続情報が、アプリケーションプログラム用に予め設けられたユーザ環境変数の記憶領域に設定される(S5)。
このように、利用者は、接続情報表示部903の表示により、自分が選択した接続先環境BBBの接続情報(アドレス情報)を視認できる。
また、ボタン904の選択により、その選択されたデータ処理Xを接続先環境BBBで実行するためのシェルが生成され、この所定のシェルの生成とともに、上記選択された指定の接続先環境BBBの接続情報(アドレス情報)が、アプリケーションプログラム用のユーザ環境変数の記憶領域から、当該シェル用のユーザ環境変数の記憶領域にコピーされる(S6)。
さらに、データ処理Xの選択により、図9のデータ処理Xの個別メニュー(サブメニュー)画面910に画面遷移する。ここで、当該データ処理Xに含まれる複数のサブデータ処理のボタン911A,911B,911Cから、利用者が希望するサブの個別データ処理(本例ではデータ処理X2)のボタン911Bが選択されてクリックされると、接続開始指令が生成される(S7)。上記シェルのプログラムは、接続開始指令に基づき、システム環境変数を参照する代わりに、シェルにコピーしたユーザ環境変数に設定されている接続先環境BBBの接続情報(アドレス情報)を参照し、当該指定の接続情報に基づいて利用者が指定した接続先環境BBBへの接続処理を実行する(S8)。そして、上記シェルのプログラムは、接続先環境BBBへの接続処理が完了した後、ユーザインターフェース画面を表示したり利用者の操作を受け付けたりすることにより、利用者が選択したデータ処理X2を実行する(S9)。
なお、利用者の視認の確度を高めるため、図8の画面から図9の画面への遷移に際し、生成されるシェルを示す表示画面を設けるようにしてもよい。
以上、本実施形態によれば、通信端末装置10の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定された接続情報に基づいて、複数の接続先環境20A,20B,20Cの中から指定された切換先の接続先環境に接続することができるので、通信端末装置10を再起動させることなく、複数の接続先環境20を任意に切り換えて接続することができることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更を加えることができる。
本発明の一実施形態に係る通信端末装置を備えた業務通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 同業務通信システムに使用可能なサーバの主要な機能を示すブロック図。 同業務通信システムに使用可能な通信端末装置の主要な機能を示すブロック図。 変形例に係る通信端末装置の主要な機能を示すブロック図。 複数の接続先環境から選択した接続先環境に通信端末装置から接続し所定のデータ処理を実行するときの処理例を示すフローチャート。 統合メニュー画面の例を示す説明図。 接続先環境のリストが表示された統合メニュー画面の一例を示す説明図。 指定の接続先環境の接続情報が接続情報表示部に表示された統合メニュー画面の一例を示す説明図。 利用者が選択したデータ処理Xの個別メニュー画面の一例を示す説明図。
符号の説明
10 通信端末装置
20(20A,20B,20C) 接続先環境
200 サーバ
30 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置であって、
    設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に再起動が要求されないユーザ環境変数を記憶するユーザ環境変数記憶手段と、
    切換先の接続先環境を指定する接続先環境指定手段と、
    前記接続先環境指定手段で指定された接続先環境に対応する接続情報を前記ユーザ環境変数に設定する接続情報設定手段と、
    接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行する接続処理手段と、
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1の通信端末装置において、
    複数の接続先環境について前記接続情報が保存された接続情報記憶手段を更に備え、
    前記接続情報設定手段は、前記接続先環境指定手段で指定された接続先環境に対応する接続情報を、前記接続情報記憶手段から読み出して前記ユーザ環境変数に設定することを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1又は2の通信端末装置において、
    前記接続情報は、通信ネットワークにおいて前記接続先環境の接続受付部のアドレスを特定するためのアドレス情報を含むことを特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの通信端末装置において、
    前記接続情報は、前記接続先環境への接続時の認証処理に使用される認証情報を含むことを特徴とする通信端末装置。
  5. 接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置における接続先環境切換方法であって、
    切り換え先の接続先環境を指定するステップと、
    前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に該通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定するステップと、
    接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続するステップと、
    を有することを特徴とする接続先環境切換方法。
  6. 接続先環境に通信回線を介して接続する処理を実行可能な通信端末装置における接続先環境切換の処理を、該通信端末装置のコンピュータを用いて実行させるためのプログラムであって、
    切り換え先の接続先環境を指定するステップと、
    前記指定された接続先環境に対応する接続情報を、設定変更に再起動が要求されるシステム環境変数とは別に設けられ設定変更に該通信端末装置の再起動が要求されないユーザ環境変数に設定するステップと、
    接続開始指令に基づいて、前記システム環境変数を参照せずに、前記ユーザ環境変数に設定されている前記指定の接続情報を参照し、該指定の接続情報に対応する接続先環境に通信回線を介して接続するステップとを、
    前記コンピュータを用いて実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088830A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Hitachi Ltd マルチテナント情報処理方法、装置及びプログラム

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