JP2009204969A - 表示装置 - Google Patents

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昌彦 阿久津
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Abstract

【課題】表示装置に接続される外部機器、配線方法といった複合的な要因で発生するビートノイズを容易に低減させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】映像信号に基づいて映像を表示する表示パネル7と、表示パネル7を照明するバックライト9と、バックライト9に交流電力を供給するインバータ回路8とを備える表示装置に、インバータ回路8の駆動周波数を設定するための操作部11と、映像信号の同期信号の周波数を検出する周波数検出部4aと、周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を該周波数と対応付けて記憶する記憶部13と、周波数検出部4aが検出した周波数に対応する駆動周波数を選択する手段と、選択された駆動周波数でインバータ回路8が駆動するように、インバータ回路8の動作を制御する制御部10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネル、バックライト及びインバータ回路を備える表示装置に関し、特に該インバータ回路の駆動周波数を設定するための設定部を備えることにより、使用者が駆動周波数を適宜調整して画面上に現れるビートノイズを低減させることができる表示装置に関する。
表示装置は、映像信号に基づいて映像を表示する表示パネル、例えば透過型の液晶パネル、該表示パネルを背面側から照明するバックライト、及び該バックライトに交流電力を供給するインバータ回路を備えている。このように構成された表示装置においては、インバータ回路の駆動周波数と、映像信号の水平同期周波数との比によってビートノイズが発生することが知られている。ビートノイズは、インバータ回路の駆動信号に係るノイズが映像信号線に飛び込み、該ノイズと、映像信号とが干渉することにより発生する。特にDVDプレーヤ、ビデオ機器を表示装置に接続し、外部から映像信号を表示装置に入力させる場合、映像信号線にノイズが飛び込みやすく、ビートノイズが発生し易い。
ビートノイズの問題を解決すべく、インバータ回路の駆動周波数を、映像信号の水平同期周波数の1/4の整数倍に設定した表示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る表示装置のインバータ回路は、コイル及びコンデンサで構成される共振部と、交流電圧を得るために共振部に流れる電流を入切するスイッチング素子と、共振部から得られる交流電圧を変圧し、バックライトに出力する出力部とを備え、共振部は交流電圧が映像信号の水平同期周波数の1/4の整数倍になるように構成されている。
特開2001−319795号公報
しかしながら、実機の表示装置においては、インバータ回路の駆動周波数を正確に設定することは困難であり、画面上にビートノイズが発生するという問題があった。
また、インバータ回路の駆動周波数を、水平同期周波数の1/4の整数倍に正確に設定できた場合であっても、他の回路、例えば制御回路のクロック信号との複合的なビートノイズが発生するという問題があった。
更に、外部機器から出力される映像信号の水平同期周波数は、コンピュータ、DVDプレーヤ等の外部機器に応じて異なるため、DVDプレーヤの映像信号についてビートノイズの発生を抑えることができたとしても、コンピュータの映像信号についてはビートノイズの発生を抑えることができない場合があるという問題があった。
更にまた、外部機器を表示装置に接続する場合、外部機器及び表示装置を接続するケーブルの長さ、引き回し方といった配線方法によってビートノイズが発生する場合があった。ビートノイズが発生した場合、使用者は、ケーブルがインバータ回路から遠ざかるように配線方法を調整する必要があり、ビートノイズ対策に手間を要するという問題があった。特に表示装置は大型化する程、各機器の配置、配線方法を調整することが困難になるため、上述の問題はより深刻なものとなる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、インバータ回路の駆動周波数を設定するための設定部を備え、使用者がインバータ回路の駆動周波数を適宜設定することができるように構成することにより、表示装置に接続される外部機器、配線方法といった複合的な要因で発生するビートノイズを容易に低減させることができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、映像信号に基づいて映像を表示する表示パネルと、該表示パネルを照明するバックライトと、該バックライトに交流電力を供給するインバータ回路とを備える表示装置において、前記インバータ回路の駆動周波数を設定するための設定部と、該設定部にて設定された駆動周波数で前記インバータ回路が駆動するように、該インバータ回路の動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、設定部にてインバータ回路の駆動周波数の設定を受け付ける。そして、制御部は、設定部にて設定された駆動周波数でインバータ回路が駆動するように、該インバータ回路の動作を制御する。
従って、使用者は、ビートノイズの発生状況に応じてインバータ回路の駆動周波数を適宜調整することにより、ビートノイズを低減させることができる。
なお、駆動周波数を設定するための設定部は、駆動周波数を設定できる構成であれば特にその構成は限定されない。例えば表示装置に配設された操作部のみならず、遠隔操作信号を送受信する遠隔操作装置及び受信部で設定部を構成しても良い。
本発明に係る表示装置は、映像信号の同期信号の周波数を検出する周波数検出部と、前記周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を該周波数と対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記周波数検出部が検出した周波数に対応する駆動周波数を選択する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、記憶部は、映像信号の同期信号の周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を、該周波数と対応付けて記憶している。つまり、記憶部は、同期信号の周波数毎にビートノイズが発生しないような駆動周波数を記憶している。そして、周波数検出部は、映像信号の同期信号の周波数を検出し、制御部は検出された同期信号の周波数に対応する駆動周波数を選択し、選択された駆動周波数にてインバータ回路を駆動させる。
従って、同期信号の周波数に拘わらずビートノイズを低減させることができる。
なお、同期信号は映像信号に基づいて表示パネルに映像を表示するタイミングを計るための信号であって、少なくともビートノイズの発生に関して駆動周波数との間で相関があるものをいう。同期信号としては、例えば水平同期信号、垂直同期信号、映像信号を送受信するためのクロック信号等が挙げられる。
本発明に係る表示装置は、映像信号を出力する外部機器を識別するための識別情報及び該外部機器から出力された映像信号が入力される入力部を備え、外部機器の識別情報に応じて異なる複数の駆動周波数を該識別情報と対応付けて記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報に対応する駆動周波数を選択する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外部機器から出力された映像信号と、該外部機器を識別するための識別情報とが入力される入力部を備えている。記憶部は、外部機器の識別情報に応じて異なる複数の駆動周波数を記憶している。つまり、記憶部は、表示装置に接続される外部機器毎にビートノイズが発生しないような駆動周波数を記憶している。そして、制御部は入力部に入力された識別情報に対応する駆動周波数を選択し、選択された駆動周波数にてインバータ回路を駆動させる。
従って、外部機器の種別に拘わらずビートノイズを低減させることができる。
本発明に係る表示装置は、映像信号を出力する外部機器を識別するための識別情報及び該外部機器から出力された映像信号が入力される入力部を備え、前記記憶部は、外部機器の識別情報及び前記周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を該識別情報及び前記周波数と対応付けて記憶するようにしてあり、前記制御部は、前記入力部に入力された識別情報及び前記周波数検出部が検出した周波数に対応する駆動周波数を選択する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外部機器から出力された映像信号と、該外部機器を識別するための識別情報とが入力される入力部を備えている。記憶部は、外部機器の識別情報及び同期信号の周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を記憶している。つまり、記憶部は、表示装置に接続される外部機器及び同期信号の周波数毎にビートノイズが発生しないような駆動周波数を記憶している。そして、制御部は検出された同期信号の周波数と、入力部に入力された識別情報とに対応する駆動周波数を選択し、選択された駆動周波数にてインバータ回路を駆動させる。
従って、同期信号の周波数及び外部機器の種別に拘わらずビートノイズを低減させることができる。
本発明に係る表示装置は、前記制御部は、前記表示パネルに所定の映像を表示させる手段を備え、前記設定部は、前記表示パネルに所定の映像が表示されている状態で、駆動周波数の設定を受け付けるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、設定部は、所定の映像を表示している状態で駆動周波数の設定を受け付ける。所定の映像に現れるビートノイズは、放送された映像に現れるビートノイズに比べてその発生状態を確認し易い。
従って、使用者は所定の映像に現れたビートノイズの発生状態を確認しながらインバータ回路の駆動周波数を設定することができる。
本発明によれば、使用者がインバータ回路の駆動周波数を適宜設定することができるように構成することにより、表示装置に接続される外部機器、配線方法といった複合的な要因で発生するビートノイズを容易に低減させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1に係る表示装置は、映像信号の水平同期周波数毎に簡単な周波数設定を行うことによってビートノイズの発生を低減することを可能にしたものである。表示装置は、各構成部の動作を制御する制御部10と、放送信号を受信するTV受信部1と、外部機器B1、B2、…から出力された映像信号、音声信号等が入力される入力部3と、入力された複数の映像信号及び音声信号のいずれか一組を選択する選択部2と、映像信号に関する各種処理を実行する信号処理回路4と、表示パネルコントローラ5と、表示パネル駆動回路6と、表示パネル7と、インバータ回路8と、バックライト9と、操作部(設定部)11と、受信部(設定部)12と、インバータ回路8の駆動周波数に係るテーブルを記憶する記憶部13とを備える。
TV受信部1は、デジタルチューナ、復調部及びデコーダを備えている。放送信号は、MPEG2TS(Transport Stream)規格に基づいて映像信号、音声信号、番組情報等の信号を夫々圧縮符号化し、更に夫々をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で多重化した信号である。デジタルチューナは、アンテナAで受信したRF信号を増幅し、特定チャンネルの信号を選択して復調部に与える。復調部は、前記信号を、MPEG2TS形式のストリームデータに復調し、復調したストリームデータをデコーダに与える。なお、TS形式のストリームデータは、複数のパケットから構成されている。パケットは、番組の映像及び音声を構成する時系列順の映像データ及び音声データ等をパケット化したものであり、複数のパケットから、時系列順の映像データ及び音声データが復元される。デコーダは、ストリームデータから一の番組の映像データ及び音声データに係るパケットを選択し、選択したパケットからなる映像データ及び音声データをMPEG2の圧縮伸張方式に従って復号化し、復号化した映像信号及び音声信号を選択部2に与える。
入力部3は、ビデオ機器、DVDプレーヤ、BDプレーヤ、コンピュータ等の外部機器B1、B2、…から映像信号、音声信号等が入力されるインタフェースであり、例えばDVI(Digital Visual Interface)端子部31、D端子部32、RCA端子部33、S端子部34、及びHDMI(High Definition Multimedia Interface)端子部35等である。
DVI端子部31は、映像信号、音声信号、及び時間情報を示す信号をデジタル信号で送受信することが可能なインタフェースである。DVI端子部31は、複数のチャンネルを有しており、映像信号及び音声信号はTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャンネルを使用して送受信される。また、映像の時間情報はTMDSのクロックチャンネルを使用して送受信される。TMDSチャンネルで送受信される映像信号は、例えばRGB信号、コンポーネント映像信号(YCbCr信号)等である。なお、特にDVI-I端子においては、アナログの映像信号、音声信号等を送受信することも可能である。
D端子部32は、映像信号をアナログ信号で送受信することが可能なインタフェースである。送受信される映像信号はコンポーネント映像信号(YCbCr信号、又はYPbPr)である。映像信号の輝度信号には同期信号が含まれている。なお、D端子部32には、受信可能な映像信号に応じて複数の規格があり、D1〜D5の5つに区分されている。最上位規格のD5では525i(interlace)、525p(progressive)、1125p、750p、1125pの映像信号を受信することができる。なお、音声信号は図示しない音声入力端子部を介して表示装置に入力される。
RCA端子部33は、映像信号をアナログ信号で送受信することが可能なインタフェースである。送受信される映像信号は、輝度信号、色信号及び同期信号が含まれたコンポジット映像信号である。
S端子部34は、映像信号をアナログ信号で送受信することが可能なインタフェースである。S端子部34は、コンポジットの映像信号を、同期信号を含む輝度信号と、色信号とに分離して送受信する。
HDMI端子部35は、映像信号、音声信号、及び時間情報を示す信号を送受信できると共に外部機器B5との間で制御信号を送受信することが可能なインタフェースである。HDMIは、複数のチャンネルを有しており、映像信号及び音声信号はTMDSチャンネルを使用して送受信される。また、映像の時間情報はTDMSのクロックチャンネルを使用して送受信される。TMDSチャンネルで送受信される映像信号はDVI端子部31と同様、RGB信号、コンポーネント映像信号である。また、HDMIのCEC(Consumer Electronics Control)ラインを使用して表示装置と外部機器B5との間で制御信号、例えば各機器を識別するための識別情報を相互に送受信することが可能である。
選択部2は、TV受信部1、DVI端子部31、D端子部32、RCA端子部33、S端子部34、HDMI端子部35から与えられた複数の映像信号及び音声信号から一組の映像信号及び音声信号を選択し、選択された映像信号及び音声信号を信号処理回路4に与える。選択部2による映像信号及び音声信号の選択は制御部10によって制御される。
信号処理回路4は、映像信号及び音声信号に各種エフェクト処理を施し、映像信号を表示パネルコントローラ5に与える。また、信号処理回路4は、映像信号の同期信号、例えば水平同期信号の周波数を検出する周波数検出部4aを備えている。周波数検出部4aは、例えば周波数カウンタを備えており、所定時間における水平同期信号のパルス数を計数し、該パルス数に基づいて水平同期信号の周波数を検出する。周波数検出部4aは、水平同期信号の周波数が検出された場合、検出された周波数を制御部10に与える。
表示パネルコントローラ5は、映像信号を一時的に記憶するメモリ、内部クロックを有しており、信号処理回路4から与えられた映像信号を、表示パネル7に適合したRGB信号及び特定の水平同期信号及び垂直同期信号に変換し、変換された水平同期信号及び垂直同期信号に基づいてRGB信号を表示パネル駆動回路6に与える。
表示パネル7は、例えば映像信号に基づいて映像を表示する透過型の液晶パネルであり、スペーサを介して対向配置された略長方形の2枚のガラス基板、及び該ガラス基板間に封入された液晶を備えている。正面側のガラス基板の内面には、画素を構成する複数のRGBカラーフィルタが縦横に配列している。背面側のガラス基板の内面には、横方向の走査線及び縦方向の信号線がマトリクス状に配されており、走査線と信号線との交差部分には、各画素に対応した液晶部分に電圧を印加するためのアクティブ素子、例えばTFT(Thin Film Transistor)が設けられている。各TFTのゲート電極は走査線に接続され、ソース電極は信号線に接続されている。
また、各ガラス基板の外側には、TFTがオフの状態でバックライト9の光が透過するように図示しない偏光フィルムが配されており、ノーマリーホワイトの表示パネル7が構成されている。
表示パネル駆動回路6は、走査用駆動回路及び信号用駆動回路とを備えている。走査用駆動回路は、表示パネル7の横方向1ラインのTFTを順次選択駆動する。信号用駆動回路は、映像信号に応じた駆動電圧1ライン分を横方向1ラインのTFTに印加する。全てのTFTを順次選択駆動して駆動電圧を与えることにより、各画素の光透過率が制御され、その結果、各画素の輝度が変化し、1フレームの映像が表示パネル7に表示される。
バックライト9は、表示パネル7を照明する複数の冷陰極蛍光管を備えている。冷陰極蛍光管は、略円筒状の直管型であり、背面側から表示パネル7を照明する白色光を発する。表示パネル7の背面側には図示しない略長方形のバックライトシャーシが配されている。バックライトシャーシの表示パネル7側には、反射シートが付設されており、複数の冷陰極蛍光管は長手方向が横方向を向くようにバックライトシャーシに支持されている。なお、バックライト9と、表示パネル7との間には、均一光で表示パネル7を照明するための光学シートが配されている。
図2は、インバータ回路8の構成を示すブロック図である。インバータ回路8は、バックライト9に交流電力を与える回路である。インバータ回路8は、2次側巻線にバックライト9の冷陰極蛍光管が接続された変成器81を備えている。変成器81の1次側巻線の途中には、図示しない直流電源回路が接続されており、入力電圧Vinが印加されている。また、変成器81の1次側巻線の両端夫々には、スイッチング素子83、84を介して接地されており、スイッチング素子83、84には、各スイッチング素子83、84を入切する駆動回路82が接続されている。制御部10は、後述するように記憶部13が記憶しているテーブル及び周波数検出部4aが検出した周波数に基づいて、インバータ回路8の駆動周波数を決定し、該駆動周波数でインバータ回路8を駆動するための制御信号を駆動回路82に与える。駆動回路82は、制御部10から与えられた制御信号によって指定される駆動周波数でスイッチング素子83、84を入切する。スイッチング素子83、84が入切した場合、変成器81の2次側巻線に高電圧の交流が誘起され、バックライト9は点灯する。
図3は、記憶部13が記憶しているテーブルを概念的に示す説明図である。記憶部13は、映像信号の水平同期信号の周波数と、インバータ回路8を駆動するための標準駆動周波数と、標準駆動周波数の補正値とを対応付けたテーブルを備えている。標準駆動周波数は、当該周波数の水平同期信号を有する映像信号を表示する場合にビートノイズが発生しにくいと考えられる標準の駆動周波数である。具体的には、水平同期周波数の1/4倍の整数倍である。補正値は、使用者が操作部11又は遠隔操作装置を用いて設定した数値である。制御部10は、標準駆動周波数と、補正値とを加算して得られる駆動周波数でインバータ回路8を駆動させるための制御信号をインバータ回路8に与えることで、インバータ回路8を前記駆動周波数で動作させる。
また、記憶部13は、ビートノイズ補正用の所定映像を表示するための画像データを記憶している。
操作部11は、電源ボタン、チャンネル選択ボタン、音量調整ボタン、ビートノイズの補正を開始させるためのビートノイズ補正ボタン、インバータ回路8の駆動周波数を増減させるための十字ボタン、表示パネル7に表示すべき映像信号を選択するための入力切替ボタン等を備えており、各種ボタン操作に応じた操作信号を制御部10に与える。
受信部12は、図示しない遠隔操作装置から送信される遠隔操作信号を受信する受光素子を備えており、受信して得た操作信号を制御部10に与える。遠隔操作装置は、操作部11と同様、電源ボタン、チャンネル選択ボタン、音量調整ボタン、ビートノイズ補正ボタン、十字ボタン、入力切替ボタン等を備えており、各種ボタン操作に応じた遠隔操作信号を送信する。
図4は、駆動周波数の設定に係る制御部10の処理手順を示すフローチャートである。制御部10は、ビートノイズの補正を開始する操作信号を受信した場合、ビートノイズ補正用の所定映像を表示するための画像データを記憶部13から読み出し、該画像データに係る映像信号を表示パネル7に与えることにより、所定映像を表示パネル7に表示させる(ステップS11)。
図5は、所定映像の一例を示す模式図である。所定映像は、ビートノイズの発生状態を確認し易くするための静止映像であり、該所定映像の一部にはインバータ回路8の周波数を設定するための設定画面が表示されている。設定画面には、例えば「ビートノイズ補正」の文字、現在設定されている補正値、該補正値の大きさを示す目盛バー、水平同期周波数の値が表示されている。
そして、制御部10は、操作部11の操作状態、又は受信部12による遠隔操作信号の受信状態を監視しており、操作部11又は受信部12にて駆動周波数の増加を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。駆動周波数の増加を受け付けたと判定した場合(ステップS12:YES)、制御部10は、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出する(ステップS13)。次いで、制御部10は、検出された周波数に係る補正値を増加させる(ステップS14)。具体的には、制御部10は、記憶部13からテーブルを読み出し、検出された周波数に係る補正値を増加させ、補正値を増加させた後のテーブルを記憶部13に記憶させることによって、テーブルの補正値を増加させる。
ステップS14の処理を終えた場合、又は駆動周波数の増加を受け付けていないと判定した場合(ステップS12:NO)、制御部10は、操作部11又は受信部12にて駆動周波数の減少を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。駆動周波数の減少を受け付けたと判定した場合(ステップS15:YES)、制御部10は、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出する(ステップS16)。次いで、制御部10は、検出された周波数に係る補正値を減少させる(ステップS17)。ステップS17の処理を終えた場合、又は駆動周波数の減少を受け付けていないと判定した場合(ステップS15:NO)、制御部10は駆動周波数の設定に係る処理を終える。
図6は、インバータ回路8の駆動に係る制御部10の処理手順を示すフローチャートである。制御部10は、表示装置の電源が入状態になった場合、又は選択部2によって選択される映像信号及び音声信号の切り替えを操作部11又は受信部12にて受け付けた場合、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出し(ステップS31)、記憶部13からテーブルを読み出し、ステップS31で検出された周波数に対応するインバータ回路8の標準駆動周波数及び補正値を読み出す(ステップS32)。そして、制御部10は、読み出された標準駆動周波数と、補正値とを加算して得られる駆動周波数にてインバータ回路8を駆動させ(ステップS33)、インバータ回路8の駆動に係る処理を終える。
このように構成された実施の形態1に係る表示装置にあっては、インバータ回路8の駆動周波数を操作部11又は遠隔操作装置を用いて設定することによって、表示装置に接続される外部機器B1、B2、…の種別、配線方法といった複合的な要因で発生するビートノイズを容易に低減させることができる。
また、標準駆動周波数と該標準駆動周波数の補正値とを水平同期信号の周波数毎に対応付けたテーブルを記憶部13に記憶させておき、水平同期信号の周波数に対応する標準駆動周波数及び補正値を選択してインバータ回路8を駆動するように構成されているため、水平同期信号の周波数に拘わらずビートノイズの発生を低減させることができる。
更に、所定の映像を表示した状態でインバータ回路8の駆動周波数の設定を受け付けるように構成してあるため、放送映像に現れるビートノイズに比べて使用者はビートノイズの発生状態を容易に確認し、インバータ回路8の駆動周波数を調整することができる。
更にまた、インバータ回路8の駆動周波数を、標準駆動周波数を基準とした補正値によって受け付けるように構成されているため、インバータ回路8の駆動周波数の数値を直接的に受け付ける場合に比べて、より簡易にビートノイズの発生を抑えることができる駆動周波数を設定することができる。
なお、実施の形態1にあっては、インバータ回路の駆動周波数を標準駆動周波数に対する補正値によって受け付けるように構成してあるが、駆動周波数を直接的に受け付けるように構成しても良い。
また、駆動周波数をインバータ回路に指定するタイミングは、電源が入状態になったとき、及び入力される映像信号及び音声信号が切り替えられたときに限定されない。
更に、映像信号の一の周波数に対して、一の駆動周波数、即ち補正値を設定するように構成してあるが、一の周波数に対して複数の駆動周波数をテーブルに記憶するように構成し、操作部又は受信部にて所望の駆動周波数を選択できるように構成しても良い。例えば、駆動周波数を二者択一的に選択することができるように構成すれば良い。このように構成した表示装置にあっては、他の要因によって最適な駆動周波数が複数存在する場合であっても、駆動周波数を簡単に変更してより効果的にビートノイズを低減することができる。
更に、本発明にあっては水平同期信号の周波数と補正値とを対応付けるように構成してあるが、ビートノイズの発生に関する他のパラメータと補正値とを対応付けるように構成しても良い。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るテーブルを概念的に示す説明図である。記憶部13は、表示装置に接続されるべき外部機器B1、B2、…の識別情報と、映像信号の水平同期信号の周波数と、インバータ回路8を駆動するための標準駆動周波数と、標準駆動周波数の補正値とを対応付けたテーブルを備えている。外部機器B1、B2、…を識別するための識別情報は、例えばHDMI端子部35のCECラインを通じて外部機器B1、B2、…から送信される情報である。
図8は、実施の形態2における駆動周波数の設定に係る制御部10の処理手順を示すフローチャートである。制御部10は、ビートノイズの補正を開始する操作信号を受信した場合、ビートノイズ補正用の所定映像を表示パネル7に表示させる(ステップS51)。そして、制御部10は、操作部11又は受信部12にて駆動周波数の増加を受け付けたか否かを判定する(ステップS52)。駆動周波数の増加を受け付けたと判定した場合(ステップS52:YES)、制御部10は、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出する(ステップS53)。次いで、制御部10は、外部機器B5から識別情報が送信されている場合、該識別情報をHDMI端子部35にて受信し、該識別情報に基づいて外部機器B5を識別する(ステップS54)。
次いで、制御部10は、検出された周波数及び外部機器B5の識別情報に係る補正値を増加させる(ステップS55)。ステップS55の処理を終えた場合、又は駆動周波数の増加を受け付けていないと判定した場合(ステップS52:NO)、制御部10は、操作部11又は受信部12にて駆動周波数の減少を受け付けたか否かを判定する(ステップS56)。駆動周波数の減少を受け付けたと判定した場合(ステップS56:YES)、制御部10は、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出する(ステップS57)。次いで、制御部10は、外部機器B5から識別情報が送信されている場合、該識別情報をHDMI端子部35にて受信し、該識別情報に基づいて外部機器B5を識別する(ステップS58)。次いで、制御部10は、検出された周波数及び外部機器B5の識別情報に係る補正値を減少させる(ステップS59)。ステップS59の処理を終えた場合、又は駆動周波数の減少を受け付けていないと判定した場合(ステップS56:NO)、制御部10は駆動周波数の設定に係る処理を終える。
図9は、実施の形態2におけるインバータ回路8の駆動に係る制御部10の処理手順を示すフローチャートである。制御部10は、表示装置の電源が入状態になった場合、又は選択部2によって選択される映像信号及び音声信号の切り替えを操作部11又は受信部12にて受け付けた場合、映像信号の水平同期信号の周波数を周波数検出部4aにて検出する(ステップS71)。そして、制御部10は、外部機器B5から識別情報が送信されている場合、該識別情報をHDMI端子部35にて受信し、該識別情報に基づいて外部機器B5を識別する(ステップS72)。
そして、制御部10は、記憶部13からテーブルを読み出し、ステップS71で検出された周波数と、識別情報とに対応するインバータ回路8の標準駆動周波数及び補正値を読み出す(ステップS73)。そして、制御部10は、読み出された標準駆動周波数と、補正値とを加算して得られる駆動周波数にてインバータ回路8を駆動させ(ステップS74)、インバータ回路8の駆動に係る処理を終える。
実施の形態2に係る表示装置にあっては、表示装置に接続される外部機器B5の種別及び同期信号の周波数に拘わらず、ビートノイズを低減させることができる。
実施の形態2に係る表示装置の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る表示装置の構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 インバータ回路の構成を示すブロック図である。 記憶部が記憶しているテーブルを概念的に示す説明図である。 駆動周波数の設定に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 所定映像の一例を示す模式図である。 インバータ回路の駆動に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るテーブルを概念的に示す説明図である。 実施の形態2における駆動周波数の設定に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるインバータ回路の駆動に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 TV受信部
2 選択部
3 入力部
4 信号処理回路
4a 周波数検出部
5 表示パネルコントローラ
6 表示パネル駆動回路
7 表示パネル
8 インバータ回路
9 バックライト
10 制御部
11 操作部(設定部)
12 受信部(設定部)
13 記憶部
31 DVI端子部
32 D端子部
33 RCA端子部
34 S端子部
35 HDMI端子部
A アンテナ
B1、B2、… 外部機器

Claims (5)

  1. 映像信号に基づいて映像を表示する表示パネルと、該表示パネルを照明するバックライトと、該バックライトに交流電力を供給するインバータ回路とを備える表示装置において、
    前記インバータ回路の駆動周波数を設定するための設定部と、
    該設定部にて設定された駆動周波数で前記インバータ回路が駆動するように、該インバータ回路の動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 映像信号の同期信号の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を該周波数と対応付けて記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記周波数検出部が検出した周波数に対応する駆動周波数を選択する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 映像信号を出力する外部機器を識別するための識別情報及び該外部機器から出力された映像信号が入力される入力部を備え、
    外部機器の識別情報に応じて異なる複数の駆動周波数を該識別情報と対応付けて記憶する記憶部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部に入力された識別情報に対応する駆動周波数を選択する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 映像信号を出力する外部機器を識別するための識別情報及び該外部機器から出力された映像信号が入力される入力部を備え、
    前記記憶部は、
    外部機器の識別情報及び前記周波数に応じて異なる複数の駆動周波数を該識別情報及び前記周波数と対応付けて記憶するようにしてあり、
    前記制御部は、
    前記入力部に入力された識別情報及び前記周波数検出部が検出した周波数に対応する駆動周波数を選択する手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、
    前記表示パネルに所定の映像を表示させる手段を備え、
    前記設定部は、
    前記表示パネルに所定の映像が表示されている状態で、駆動周波数の設定を受け付けるようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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