JP2009204852A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取倍率、および光源の光量変動期間のバラツキに対応してキャリッジ移動動作タイミングを可変制御し、画像品質の低下を招くことなく、1スキャンの動作を極力短時間にて読取ることを目的とする。
【解決手段】読取対象を照射する光源を搭載した走行体を往復移動動作させる光源駆動手段と、前記光源駆動手段によって、前記読取対象を露光走査して画像の読み取りを行う読取手段を有する画像読取装置であって、前記読取手段による動作開始時における前記光源駆動手段の駆動開始のタイミングを複数記憶可能な記憶手段と、前記走行体に搭載された光源を点灯してからの経過した時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段にて計測した時間が、前記記憶手段に記憶されたタイミングと一致すると同時に、前記光源駆動手段の駆動を開始させるタイミング制御手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スキャン動作において、ユーザーが操作部のスキャン開始スイッチを押下してから、読取対象物の露光走査が開始されるまでの時間を短縮し、1スキャンあたりの動作時間を短縮することが可能な画像読取装置に関する。
光源からの光を原稿等の対象物に照射し、その反射光を光電変換素子によって光電変換し、該光電変換素子から得られる出力信号を利用して該原稿画像情報を読み取る従来の画像読取装置の全体構成について図14を用いて説明する。
原稿を搭載するコンタクトガラス1401、シートスルー用読み取り窓1402、白レベル調整(ゲイン調整)やシェーディング補正データ生成用の基準白板1403、原稿を照射する光源1407及び第1ミラー1408が搭載される第1キャリッジ1409、第2ミラー1410、第3ミラー1411が搭載される第2キャリッジ1412、キャリッジ位置を検出するために備えられたホームポジションセンサ1417、電荷結合素子イメージセンサ(CCD)1414上に縮小結像させるレンズユニット1413、光電変換素子であるCCD1414を搭載した画像読取回路1415、画像処理回路1416、また図示してはいないが、第1、第2キャリッジを駆動するスキャナ駆動モーター、原稿センサ等から構成される。
前記構成において、コンタクトガラス1401上に原稿1405が搭載された際には、光源1407が点灯され、制御部からの制御信号によってスキャナ駆動モーターを回転動作させることにより、第1キャリッジ1409、および第2キャリッジ1412(第1、および第2キャリッジをまとめてキャリッジと記す)が、右方向に移動走査して原稿1405の画像情報が読み取られる。また、原稿搬送装置1404に原稿1406が搭載された際には、キャリッジは停止状態のままであり、搬送される原稿1406は光源1407に照射され、シートスルー用読み取り窓1402を介して画像情報が読み取られる。
コンタクトガラス1401上に原稿1405を搭載し読み取る場合には、原稿の読み取りに先立ち、基準白板のデータを取得し、シェーディング補正データを生成した後、メモリに記憶しておき、そのシェーディング補正用データから原稿1405の画像データ正規化することによって、該装置における光量分布ムラ、CCDの感度ムラを補正し、原稿の画像情報を高品質で読み取ること可能である。一方、キャリッジを停止状態のまま、原稿1406を搬送して画像データを読み取るシートスルー読み取りの場合には、原稿1406の読み取り前に、キャリッジを基準白板1403の下に移動させてシェーディング補正データを生成し、その後、シートスルー読み取り位置に復帰してから原稿の搬送を開始して読み取り動作が開始される。
前記のような一般的な画像読取装置において、キャリッジを駆動して読取動作を行わせる際、立ち上げと同時に即座に駆動モーターを目標読取速度(線速)で起動させることができない。すなわち、図15に示すように、キャリッジは、停止状態から目標読取速度に向けてスルーアップ制御によって目標読取速度まで加速し、目標読取速度に到達した時点から実際の読取期間が終了するまで、一定速度にて読取対象を露光走査する制御が行われる。読取期間が終了すると、キャリッジはスルーダウン制御によって減速し、停止する。その後、キャリッジは、次の読取動作のためにホームポジション(HP)に戻す必要があるので、同様にスルーアップ、スルーダウン制御にて原点位置に復帰する。
近年では、画像読取装置が備えられたデジタル複合機等が普及しており、1スキャンあたりの動作時間の短縮が所望されており、動作時間短縮へむけた技術開発が盛んに行われている。例えば、特許文献1では、圧板での読み取り動作を繰り返し行うような画像読取装置において、初回の画像読み取り動作の開始位置を、原稿先端から基準白板を越えた遠い位置(HP)に設定し、初回読み取り走査時に基準白板を読取り、シェーディング補正を行い、2回目以降の読み取りでは、必要な走行体の目標速度が得られる最短位置を読み取り開始位置としている。一連の画像読み取り動作の終了後には、再びHPに戻るように制御して、シェーディング補正に掛かる時間を短縮し、繰り返しのコピー処理効率を向上させた画像読取装置について開示されている。
特開平11−136454号公報
ところで、従来のデジタル複写機が備える画像読取装置における光源として代表的なものには、キセノンランプやハロゲンランプが知られる。これらの光源は、高輝度、高寿命ではあるが、画像読取動作に際して、以下に挙げる問題点がある。すなわち、図16に示すように、光源の点灯を開始すると、光源光量は即座に所望の光量になるわけではなく、光源の自己発熱による蛍光材特性変化等が原因となって、光源点灯直後からある期間、光量変動が発生する。このような光量変動期間に読取対象物の画像データの取り込みを実行すると、画像データの濃度が変化してしまい、高品質の画像データが得られない。そこで従来の画像読取装置においては、図17に示すように、光量変動期間が経過するのを待って、光量が安定した後にキャリッジの移動動作を開始するのが一般的である。
しかしながら、上記の発明においては、連続読み取り動作の初回動作時に読取倍率に応じて、適切なキャリッジ移動距離を演算し、2回目以降の読み取り時にキャリッジ移動開始位置を可変制御するものであり、初回動作時、あるいは1スキャンしか行わない場合には効果を得ることができない。また、光源の光量が安定するまでキャリッジを待機し、光量安定後にキャリッジの移動を開始していたために、1スキャンあたりの動作に要する時間が長くなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、画像品質の劣化を招くことなく、画像読取動作における1スキャンに要する時間を極力短縮した画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像読取装置によれば、読取対象を照射する光源を搭載した走行体を往復移動動作させる光源駆動手段と、光源駆動手段によって、読取対象を露光走査して画像の読み取りを行う読取手段を有する画像読取装置であって、読取手段による動作開始時における光源駆動手段の駆動開始のタイミングを複数記憶可能な記憶手段と、走行体に搭載された光源を点灯してからの経過した時間を計測する時間計測手段と、時間計測手段にて計測した時間が、記憶手段に記憶されたタイミングと一致すると同時に、光源駆動手段の駆動を開始させるタイミング制御手段とを備えることを特徴とする。
記憶手段は、前記走行体に搭載された光源点灯直後の光量変動期間情報、走行体初期位置から読取対象先端までの距離情報、走行体の移動速度、及び走行体の加速度情報が格納されることを特徴とする。
さらに、読取倍率から走行体の移動速度を算出し、記憶手段に格納された情報に基づいて、走行体の駆動の開始タイミングを演算するタイミング演算手段を有することを特徴とする。
タイミング制御手段は、タイミング演算手段により演算されたタイミングに応じて光源駆動手段の駆動開始タイミングを制御することを特徴とする。
タイミング演算手段は、走行体の駆動開始タイミングの演算結果が0あるいは負の値を示す場合には、0として演算結果を返すことを特徴とする。
さらにシェーディング補正を行なう為のシェーディング補正データ生成用の基準白色板を有し、基準白板を読み取って得られたデータから光源の光量変動レベルを検出する光量変動検出手段と、光量変動検出手段にて検出された光量変動レベルから光源の光量変動期間を演算する光量変動期間演算手段とを有することを特徴とする。
記憶手段は、光量変動期間演算手段にて演算された光量変動期間情報を格納することを特徴とする。
本発明により、読取倍率、および光源の光量変動期間のバラツキに対応してキャリッジ移動動作タイミングを可変制御でき、画像品質の低下を招くことなく、1スキャンの動作を極力短時間にて読取可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態につき詳細に説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態に係る画像読取装置のキャリッジの動作開始のタイミングについて図1を用いて説明する。図1に示すように、光源光量変動期間から光源光量安定期間に移行した直後のタイミングで、キャリッジが読取対象物の先端に位置するようにできれば、従来例に比べて1スキャンに要する時間を短縮することが出来る。すなわち、光源点灯直後からある時間(Twait)待機させてキャリッジの移動動作を開始することによって、光量の安定と同時に画像データを取り込みできる。キャリッジ待機時間(Twait)は、光量変動期間(Tconst)と、キャリッジ加速時間(Ta)、キャリッジ等速期間(Tb)を用いて、
Twait=Tconst−Ta−Tb
で表される。
ところで、従来の画像読取装置の多くは、画像データの変倍処理(拡大・縮小処理)を行うにあたり、キャリッジの移動速度を等倍(変倍率100%)時と異ならせて移動させることにより、読取密度を変更する方法が用いられている。例えば、等倍時において300mm/Secである場合、50%縮小時には600mm/Sec、200%に拡大する場合には150mm/Secとなり、読取倍率が決まれば、キャリッジ移動速度は一意に決まる。また、キャリッジが読取対象物の先端まで移動するのに要する時間は、キャリッジ移動速度によって異なってくる。以下に、加速度が一定である場合のTa、及びTbの演算方法について記す。
V:キャリッジ移動速度
α:加速度
X:HPから読み取り対象物の先端(例えば基準白板先端)までの距離
と定義すると、Ta、Tbはそれぞれ
Figure 2009204852
で表され、このときTwaitは、次式によって算出できる。
Figure 2009204852
図2は、本発明の実施形態に係る画像読取装置のシステム構成を示す図である。本システムは、キャリッジ駆動開始タイミング変更部210と、時間計測部211と、記憶部212を構成要素とするスキャナ制御部201を有し、さらにモータードライバ202と、ステッピングモーター203と、キャリッジ204と、光源駆動部205と、光源206と、CCD208を搭載した画像読取回路207と、読取条件等を設定する操作部209から構成される。時間計測部211は、光源206点灯後の経過時間を計測し、記憶部212では、読取倍率に対応付けたキャリッジ駆動開始のタイミング(Twait)が記憶されている。モータードライバ202は、スキャナ制御部201から出力されるモーター駆動信号(クロック信号、励磁モード設定信号、モーター電流値設定信号等)に従ってステッピングモーター203を駆動し、ステッピングモーター203の回転動作に従ってキャリッジ204が移動動作する。また、光源駆動部205は、スキャナ制御部201から出力される光源駆動信号(点灯クロック信号、ON/OFF信号)に従って光源206を点灯させ、CCD208により、光源206からの反射光が受光される。
記憶部212に格納されるキャリッジ駆動開始タイミングは、設定し得る全変倍率に対応付けて格納できれば良いが、記憶部212の記憶容量によっては、出来ない場合も考えられる。そのような場合には、図3の一例に示すように設定し得る変倍率をある範囲で区切って、範囲毎にキャリッジ駆動タイミングを割り当てる。その際、画像読取開始信号がアサートされた時点でキャリッジが読取対象物の先端を過ぎてしまうような事態を避けるために、各範囲に割り当てるキャリッジ駆動開始タイミングは、各範囲の中で最も小さい倍率の値としなければならない。
図4は、キャリッジ駆動タイミングを図3に示す範囲で倍率を区切って記憶部に記憶した際の動作フローを示したものである。まず、操作部209にて読取倍率が設定されると(ステップS401)、スキャナ制御部201は、操作部209から設定された変倍率情報に関する信号を受け取り、倍率が100%未満であるか判定を行う(ステップS402)。倍率が100%未満である場合には、キャリッジ駆動開始タイミングはT1と判断され(ステップS403)、キャリッジ駆動開始タイミング変更部210のTwaitがT1と設定される(ステップS407)。一方、100%以上である場合には、さらに倍率が100%以上、150%未満の範囲内であるかが判定され(ステップS404)、範囲内であれば、キャリッジ駆動開始タイミングをT2(ステップS405)、150%以上である場合にはT3として(ステップS406)判断し、判断された値がそれぞれキャリッジ駆動開始タイミング変更部210のTwaitとして設定される(ステップS407)。
続いて、本実施形態における駆動開始タイミング設定後の動作フローについて図5に示す。スキャナ制御部201が、操作部209より読取動作実行を示す信号を受け取ると、即座に光源206が点灯され、それと同時に時間計測部211によって経過時間(T0)が計測される(ステップS501)。その後、T0が走行体駆動開始タイミング変更部210に設定された駆動開始タイミングと計測時間が一致しているか判定を行い(ステップS502)、一致した時点でスキャナ制御部201からモータードライバ202へモーター駆動信号が出力され、その後キャリッジ204の移動動作が開始される(ステップS503)。
(実施形態2)
図6は、本発明の他の実施形態に係る画像読取装置のシステム構成について示した図であり、前記した図2の構成に、スキャナ制御部の構成要素として演算部613を加えた構成となっている。また、記憶部212には、走行体駆動開始タイミングを演算するために必要な、キャリッジ駆動時の加速度情報、HPから読み取り対象物の先端(基準白板先端)までの距離情報、光源点灯直後から光量が安定するまでの光量変動期間情報等が記憶されており、前記のような演算方法によって、キャリッジ駆動開始タイミングが演算可能である。
図7は、図6記載の画像読取装置の読取倍率設定時の動作フローを示した図である。操作部209にて読取倍率が設定されると、スキャナ制御部201は、設定された変倍率情報に関する信号を受け取る(ステップS701)。次に、設定された倍率に応じて、演算部613によりキャリッジ移動速度が算出される(ステップS702)。続いて、演算部613は、記憶部212よりタイミング演算に必要な情報を読み出して、キャリッジ駆動開始タイミングを演算し(ステップS703)、演算したキャリッジ駆動開始タイミングがキャリッジ駆動開始タイミング変更部に設定される(ステップS704)。画像読取動作時の動作フローは図5記載のフローに従う。
また、キャリッジ移動速度を等倍時と異なる移動速度によって読取密度を変更する方法を用いた画像読取装置の場合、設定し得る読取倍率範囲は、キャリッジを駆動するモーター、およびモータードライバ等の駆動部品性能に依存する。従って、拡大倍率時には、キャリッジ移動速度が遅く、キャリッジを移動して読取対象の先端に到達した時点で、既に光量変動期間が終わり、光量安定期間になっていることが考えられる。このような場合には、走行体駆動開始タイミングの演算結果は、0あるいは負の値を示すことになる。このような時には、キャリッジが光源点灯直後に待機する必要は無く、読取動作開始の命令が操作部より送信されたら、光源点灯と同時にキャリッジ移動を開始するのが好ましい。そのため、演算結果に0あるいは負の値が得られた場合には、Twait=0として、光源点灯とキャリッジ移動動作を同時に開始すればよい。
図8は、前記したように演算部にて走行体駆動開始タイミングが0あるいは負の値を示したときの動作フローを示す図である。操作部209にて読取倍率が設定されると、スキャナ制御部201は、設定された倍率情報に関する信号を受け取る(ステップS801)。次に、設定された倍率に応じて、演算部613によりキャリッジ移動速度が算出される(ステップS802)。続いて、演算部613は、記憶部212よりタイミング演算に必要な情報を読み出して、キャリッジ駆動開始タイミングを演算する(ステップS803)。このとき、キャリッジ駆動開始タイミングが0より大きい値か否かの判定が行われ(ステップS804)、0より大きい値であれば、演算された値がキャリッジ駆動開始タイミング変更部にそのまま演算結果が設定される(ステップS805)。演算結果が0または負の値であった場合には、Twait=0として、キャリッジ駆動開始タイミング変更部に設定される(ステップS806)。
(実施形態3)
また、他の実施形態として、例えば、A3からA4サイズへの縮小時の読取倍率:71%や、A4からA3サイズへの拡大時の読取倍率:141%といった、一般的に設定頻度の高い読取倍率に対しての走行体駆動タイミングはあらかじめ記憶部212に格納しておき、その他の設定頻度の低い読取倍率に対しては、演算部613による処理によって設定の度に演算する方法について説明する。これにより、スキャナ制御部201の処理負荷を低減させられる。その際には、図6の記憶部212には、走行体駆動開始タイミングを演算するために必要な、キャリッジ駆動時の加速度情報、HPから読み取り対象物の先端(基準白板先端)までの距離情報、光源点灯直後から光量が安定するまでの光量変動期間情報等に加えて、さらに読取倍率に対応付けたキャリッジ駆動開始タイミングが複数記憶される。
図9は、前記方法についての動作フローを示したものである。操作部209にて読取倍率が設定されると、スキャナ制御部201は、設定された倍率情報に関する信号を受け取る(ステップS901)。ここで、設定された倍率が、記憶部212に格納されている倍率か判定が行われ(ステップS902)、格納されている倍率である場合には、その倍率に対応したキャリッジ駆動開始タイミングが記憶部212より読み出され(ステップS903)、読み出された値がキャリッジ駆動開始タイミング変更部に設定される(ステップS906)。設定された倍率が記憶部212に格納されていない場合には、演算部613により、設定された倍率に応じたキャリッジ移動速度が算出される(ステップS904)。続いて、記憶部212よりタイミング演算に必要な情報を読み出して、キャリッジ駆動開始タイミングが演算され(ステップS905)、演算結果がキャリッジ駆動開始タイミング変更部に設定される(ステップS906)。
(実施形態4)
ところで、画像読取装置の光源には、1台毎に光量変動期間にバラツキがあるため、あらかじめ設定された光量変動期間(Tconst)が経過しても、光源光量が安定しない、あるいは、必要以上に光量変動期間が長く設定されている場合が想定される。前者の場合、光量変動期間に相当する画像先端側と、光量安定期間に相当する画像後端側とで、画像濃度に差が生じ、画像品質低下を招く。また、後者の場合は、1スキャンに要する時間短縮の効果を十分に発揮できない。そこで、画像読取装置1台毎に光量変動期間の調整を行えば、画像品質の低下を防止し、1スキャンの時間を短縮することが可能である。
図10は、前記問題点を解決するための実施形態における構成図であり、画像読取回路207が読み取った画像データに画像処理等を施す画像処理回路1014が加わった構成となっている。また、図11は、本実施形態における画像読取回路207及び画像処理回路1014についての構成例を示す。画像読取回路207は、CCD208と、CCDドライバ1115と、駆動タイミング信号生成部1116と、アナログ信号処理回路1117を有しており、画像処理回路1014は、シェーディング補正部1118と、画像処理部1119と、画像処理回路制御部1120と、記憶部1121とで構成される。CCD208により原稿が読み取られると、駆動タイミング信号生成部1116から出力されるCCD駆動クロックに同期してCCD208からCCD出力信号が出力される。アナログ信号処理回路1117では、出力された信号をサンプルホールド、可変ゲインアンプ(増幅部)による信号増幅、A/D変換(デジタル変換)等の信号処理を行い、デジタルデータとしてシェーディング補正部1118へと出力する。シェーディング補正部1118では、シェーディング補正データ取得のための基準白板読取時に、CCD208の各画素毎に平均化処理を順次実施し、シェーディング補正データとしてメモリに格納し、前記補正データを基に原稿の画像データを正規化処理し、画像処理部1119へ画像データを出力する。画像処理回路制御部1120は、駆動タイミング信号生成部1116の制御を行うとともに、シェーディング補正回路をスルーした画像データを記憶部1121に記憶させて、記憶された基準白板読取データを読み出して演算処理を行う。
図12は、光量変動期間調整方法の一例を示す動作フローである。まず、光源206点灯直後から一定期間(光量変動期間標準値に対して十分に長い期間)、基準白板データが取得され、画像処理回路内の記憶部1121に格納される(ステップS1201)。次に、画像処理回路制御部1120にて、得られた基準白板読取データは、主走査1ライン毎に平均化処理(平均する画素数、画素位置は任意)され(ステップS1202)、それぞれの平均データに対して、時系列に1つ前のラインとの差分(ΔW)が演算される(ステップS1203)。図13に示すように、光源の性能や、画像品質(濃度差が目立たない)レベルを考慮して、光量が安定した際の変動量の閾値(ΔTh)をあらかじめ定めておき、光量変動期間と光量安定期間との境界は、図のようにΔW<ΔThとなる値が、nライン(nは任意の光量安定期間と判断するのに十分な値)以上連続する境界となる。そこで、ΔW<ΔThとなる値が、nライン以上連続する境界が検出され(ステップS1204)、その境界の先頭ライン位置より光量変動期間として必要な期間が読取ライン周期より演算される(ステップS1205)。続いて、演算結果が記憶部1121にTconstとして設定され、調整動作終了となる(ステップS1206)。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。
本発明の実施形態に係る画像読取装置のキャリッジの動作開始のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態に係るシステム構成を示す図である。 特定の読取倍率範囲で区切ったときのキャリッジ駆動開始タイミング割り当て例である。 特定の読取倍率範囲で区切ってキャリッジ駆動開始タイミングを割り当てた際の動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係るキャリッジ駆動開始タイミング設定後の動作フローについて示す図である。 本発明の実施形態に係る他のシステム構成を示す図である。 キャリッジ駆動開始タイミングを演算によって設定する際の動作フローを示す図である。 演算結果が0あるいは負の値であった場合の動作フローを示す図である キャリッジ駆動開始タイミングを設定頻度の高い読取倍率はあらかじめ記憶部に格納しておき、その他の読取倍率に対しては、演算によって設定する際の動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る他のシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像読取回路、および画像処理回路の構成図である。 光量変動期間の調整方法における動作フローを示す図である。 光量変動閾値を示す図である。 従来の画像読取装置における構成図である。 キャリッジの移動速度を示す図である。 光源の光量変動を示す図である。 従来の画像読取装置におけるキャリッジの動作開始のタイミングを示す図である。
符号の説明
201 スキャナ制御部
202 モータードライバ
203 ステッピングモーター
204 キャリッジ
205 光源駆動部
206 光源
207 画像読取回路
208 CCD
209 操作部
210 キャリッジ駆動開始タイミング変更部
211 時間計測部
212 記憶部
613 演算部
1014 画像処理回路
1115 CCDドライバ
1116 駆動タイミング信号生成部
1117 アナログ信号処理回路
1118 シェーディング補正部
1119 画像処理部
1120 画像処理回路制御部
1121 記憶部
1401 コンタクトガラス
1402 シートスルー用読み取り窓
1403 基準白板
1404 原稿搬送装置
1405 原稿
1406 原稿
1407 光源
1408 第1ミラー
1409 第1キャリッジ
1410 第2ミラー
1411 第3ミラー
1412 第2キャリッジ
1413 レンズユニット
1414 CCD
1415 画像読取回路
1416 画像処理回路

Claims (7)

  1. 読取対象を照射する光源を搭載した走行体を往復移動動作させる光源駆動手段と、
    前記光源駆動手段によって、前記読取対象を露光走査して画像の読み取りを行う読取手段を有する画像読取装置であって、
    前記読取手段による動作開始時における前記光源駆動手段の駆動開始のタイミングを複数記憶可能な記憶手段と、
    前記走行体に搭載された光源を点灯してからの経過した時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段にて計測した時間が、前記記憶手段に記憶されたタイミングと一致すると同時に、前記光源駆動手段の駆動を開始させるタイミング制御手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記記憶手段は、前記走行体に搭載された光源点灯直後の光量変動期間情報、前記走行体初期位置から読取対象先端までの距離情報、前記走行体の移動速度、及び前記走行体の加速度情報が格納されることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. さらに、読取倍率から前記走行体の移動速度を算出し、前記記憶手段に格納された情報に基づいて、前記走行体の駆動の開始タイミングを演算するタイミング演算手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記タイミング制御手段は、前記タイミング演算手段により演算されたタイミングに応じて前記光源駆動手段の駆動開始タイミングを制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記タイミング演算手段は、前記走行体の駆動開始タイミングの演算結果が0あるいは負の値を示す場合には、0として演算結果を返すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. さらにシェーディング補正を行なう為のシェーディング補正データ生成用の基準白色板を有し、
    前記基準白板を読み取って得られたデータから前記光源の光量変動レベルを検出する光量変動検出手段と、
    前記光量変動検出手段にて検出された光量変動レベルから前記光源の光量変動期間を演算する光量変動期間演算手段とを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記記憶手段は、前記光量変動期間演算手段にて演算された光量変動期間情報を格納することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
JP2008046613A 2008-02-27 2008-02-27 画像読取装置 Withdrawn JP2009204852A (ja)

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