JP2009204261A - ターボ冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台のターボ冷凍機を無駄なスペースをとることなく可及的に直方体形状に近づけて隣接配置ないし段済みすることができるターボ冷凍機を提供する。
【解決手段】凝縮器5および蒸発器9は、それぞれが略円筒形状とされるとともに、軸線を略水平方向に延在させた状態で、互いに側方に隣り合うようにかつ凝縮器5が蒸発器9に対して高くなるように配置されている。相対的に高い位置に配置された凝縮器5の下方に、サブクーラ7および中間冷却器6が配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターボ冷凍機に関し、特にターボ圧縮機、凝縮器、蒸発器等の各構成機器の配置に関するものである。
半導体製造工場に用いられる冷却水の冷却用として、または地域冷暖房の熱源用としてターボ冷凍機が用いられている。このターボ冷凍機は、ターボ圧縮機、凝縮器、蒸発器といった構成機器を近傍に配置して一体とし、ユニット化されたものが知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2000−292011号公報 特開平4−80556号公報
このようにユニット化されたターボ冷凍機は、主要機器が集約して配置されているのである程度はコンパクトに配置されているものの、複数のターボ冷凍機を保管する際や輸送の際に隣接配置したり段積みしたりすることを想定すると十分に満足のいく配置とはなっていなかった。
例えば、冷媒配管や冷却水配管、潤滑油の給排油配管等がターボ冷凍機の側面や上面等からはみ出した形状となっており、ターボ冷凍機を側方や上下に隣接配置する際に所定の隙間を設けざるを得ないことがある。これでは、保管時や輸送時にスペースを無駄に使用することになるので、輸送効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数台のターボ冷凍機を無駄なスペースをとることなく可及的に直方体形状に近づけて隣接配置ないし段済みすることができるターボ冷凍機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のターボ冷凍機は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるターボ冷凍機は、冷媒を圧縮するターボ圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器にて凝縮された液冷媒に対して過冷却を与えるサブクーラと、該サブクーラからの液冷媒を膨張させる高圧膨張弁と、該高圧膨張弁に接続されるとともに前記ターボ圧縮機の中間段および低圧膨張弁に接続される中間冷却器と、低圧膨張弁により膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器とを備え、これらターボ圧縮機、凝縮器、サブクーラ、中間冷却器および蒸発器を近傍に配置して一体としたターボ冷凍機において、前記凝縮器および前記蒸発器は、それぞれが略円筒形状とされるとともに、軸線を略水平方向に延在させた状態で、互いに側方に隣り合うようにかつ一方が他方に対して高さが異なるように配置され、相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の下方に、前記サブクーラおよび/または前記中間冷却器が配置されていることを特徴とする。
凝縮器と蒸発器の高さを異なるように配置することにより、相対的に高い位置とした凝縮器または蒸発器の下方にはスペースが形成される。この下方のスペースにサブクーラおよび/または中間冷却器を配置したので、凝縮器または蒸発器の側方にはみ出すことなくサブクーラおよび/または中間冷却器を配置することができる。これにより、ターボ冷凍機の側部に突出する構造を排除することができ、ターボ冷凍機の設置スペースを節約することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機では、前記凝縮器と前記サブクーラとを連結する配管、前記サブクーラと前記中間冷却器とを接続する配管、および前記中間冷却器と前記蒸発器とを連結する配管が、前記凝縮器および前記蒸発器を平面視した場合に、これら凝縮器および蒸発器の外形状を包囲する外形領域の内側に配置されていることを特徴とする。
凝縮器および蒸発器を平面視した場合に、これら凝縮器および蒸発器の外形状を包囲する外形領域の内側に、凝縮器とサブクーラとを連結する配管、サブクーラと中間冷却器とを接続する配管、および中間冷却器と蒸発器とを連結する配管を配置したので、ターボ冷凍機の外形状を略長方形に保つことができる。これにより、各機器を一体としてユニット化したターボ冷凍機の外形状を直方体に近づけることができ、ターボ冷凍機の設置スペースを節約することができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機では、前記サブクーラに導かれた冷媒を冷却する冷却配管が、前記外形領域の内側に配置されていることを特徴とする。
サブクーラには、サブクーラ内の冷媒を冷却するための冷却配管(冷却水配管)が接続されている。この冷却配管が外形領域の内側に配置されているので、ターボ冷凍機の外形状を直方体形状に近づけることができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機では、前記ターボ圧縮機に供給される潤滑油を貯留する潤滑油タンクが、相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の下方に配置され、前記潤滑油タンクと前記ターボ圧縮機との間を接続する給油配管および排油配管が、前記外形領域の内側に配置されていることを特徴とする。
相対的に高い位置とした凝縮器または蒸発器の下方に形成されたスペースに、潤滑油タンクを配置したので、凝縮器または蒸発器の側方にはみ出すことなく潤滑油タンクを配置することができる。
また、給油配管および排油配管が外形領域の内側に配置されているので、ターボ冷凍機の外形状を直方体形状に近づけることができる。
さらに、本発明のターボ冷凍機では、前記ターボ圧縮機は、相対的に低い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の上方に配置され、前記ターボ圧縮機へ駆動電力を供給するインバータユニットが、相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の上方に配置され、前記ターボ圧縮機の上端と前記インバータユニットの上端は、略同じ高さとされていることを特徴とする。
ターボ圧縮機を相対的に高い位置に配置された凝縮器または蒸発器の上方に配置し、インバータユニットを相対的に低い位置に配置された凝縮器または蒸発器の上方に配置し、そして、ターボ圧縮機の上端とインバータユニットの上端を略同じ高さとしたので、ターボ冷凍機を正面視した場合に、略長方形とすることができる。これにより、各機器を一体としてユニット化したターボ冷凍機の外形状を直方体に近づけることができ、ターボ冷凍機の設置スペースを節約することができる。
本発明によれば、平面視した場合に外形状からはみ出さないようにサブクーラや中間冷却器、各種配管を配置したので、ターボ冷凍機を可及的に直方体形状に近づけることができる。これにより、複数台のターボ冷凍機を隣接配置ないし段済みする際に、無駄なスペースをとることなく行うことができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の一実施形態について、図1乃至図3を用いて説明する。
図1乃至図3には、本実施形態にかかるターボ冷凍機1の概略構成図が示されている。図1は平面図、図2は正面図、図3は側面図となっている。
ターボ冷凍機1は、ガス冷媒を圧縮するターボ圧縮機3と、ターボ圧縮機3で圧縮されたガス冷媒を凝縮液化させる凝縮器5と、凝縮器5において凝縮された液冷媒に対して過冷却をつけるサブクーラ7と、サブクーラ7から導かれた液冷媒を膨張させる高圧膨張弁4aと、高圧膨張弁から導かれる液冷媒を一時貯留して中間冷却を行う中間冷却器6と、中間冷却器6から導かれる液冷媒を膨張させる低圧膨張弁4bと、低圧膨張弁において膨張させられた液冷媒を蒸発させる蒸発器9とを備えている。
さらに、ターボ冷凍機1は、ターボ圧縮機3に供給される潤滑油を貯留する潤滑油タンク8と、前記ターボ圧縮機へ駆動電力を供給するインバータユニット10と、制御部を備えた操作盤(制御盤)12を備えている。
ターボ冷凍機1は、ターボ圧縮機3、凝縮器5、サブクーラ7、中間冷却器6、高圧膨張弁4a、低圧膨張弁4b、蒸発器9、潤滑油タンク8、インバータユニット10、操作盤12といった機器が近傍に一体に配置され、ユニット化されている。
ターボ圧縮機3は、遠心羽根車を備えており、この遠心羽根車によってガス冷媒は圧縮される。ターボ圧縮機3は、インバータユニット10によって駆動される電動機11を備えており、遠心羽根車は電動機11によって増速機(図示せず)を介して回転駆動される。電動機11の回転数は、操作盤12の指令によって決定される。この操作盤12は、高圧膨張弁および低圧膨張弁の開度、ターボ圧縮機3のガス冷媒吸込口に設けたインレットガイドベーン(図示せず)等を制御する。
ターボ圧縮機3は、その軸線を略水平方向に延在させた状態で蒸発器9の上方に配置されている(例えば図2及び図3参照)。また、図3から分かるように、ターボ圧縮機3は、ターボ冷凍機1の一側(図2では右側)に配置されている。
ターボ圧縮機3には、圧縮後の吐出冷媒を凝縮器5へと導くための吐出配管30と、蒸発器からのガス冷媒を吸い込む吸込配管32が接続されている。
吐出配管30は、図3に示されているように、ターボ圧縮機3の下部から下方を向く吐出口34に接続され、略直角に屈曲する屈曲配管36と、凝縮器側吐出配管38とを備えている。凝縮器側吐出配管38は、凝縮器5の側部に設けられ、略水平方向に側方を向くように取り付けられている。凝縮器側吐出配管38と屈曲配管36との間、及び、屈曲配管36と吐出口34との間には、フランジ継手40a,40bとなっている。
凝縮器5は、略円筒形状とされるとともに、軸線を略水平方向に延在させた状態で配置されている。凝縮器5は、軸線方向における両側に設けられた管板25によって支持されるようになっている。管板25は、支持脚29(図3参照)によって下方から支持されている。
凝縮器5の一端(図1及び図2において左端)には、冷却水ノズル15(図1及び図2参照)が設けられており、この冷却水ノズル15から導かれる冷却水によって凝縮器5内の冷媒から凝縮熱が除去される。冷却水ノズル15からさらに冷却水を分岐するように、サブクーラ用冷却水配管17が設けられている。このサブクーラ用冷却水配管17によって冷却水がサブクーラ7へも導かれるようになっている。
蒸発器9は、略円筒形状とされるとともに、軸線を略水平方向に延在させた状態で配置されている。蒸発器9は、軸線方向における両側に設けられた管板26によって支持されるようになっている。
図1に示されているように、蒸発器9と凝縮器5は、互いに隣り合うように配置されている。また、図3に示されているように、蒸発器9は、凝縮器5に対して相対的に低い位置に配置されている。したがって、ターボ圧縮機3は、相対的に低い位置に配置された蒸発器9の上方に配置されていることになる。
蒸発器9の一端(図1及び図2において左端)には、冷水ノズル13が設けられている。この冷水ノズル13から導かれた冷水を蒸発器9内に挿入された伝熱管に流通させ、蒸発器9において得られる冷熱によって伝熱管内を流れる水が冷却されることにより、冷水が得られるようになっている。得られた冷水は、空調に用いられる場合には、建物内の各居室に設置された室内機へと送られ、当該居室内の室内空調に利用される。
サブクーラ7は、図2及び図3に示されているように、凝縮器5の下方に配置されている。また、サブクーラ7には、上述したサブクーラ用冷却水配管17が接続されている。サブクーラ7には、凝縮器5から液冷媒を導く液冷媒配管19と、高圧膨張弁4aを介して中間冷却器6へと冷媒を導くサブクール液配管20が接続されている。
図1から分かるように、サブクーラ7、サブクーラ用冷却水配管17、液冷媒配管19、サブクール液配管20、高圧膨張弁4aは、凝縮器5の下方に収容されており、凝縮器5の側部によって形成されるターボ冷凍機1の側部から外側にはみ出すことがないようになっている。すなわち、これらサブクーラ7等は、ターボ冷凍機1を平面視した場合に、これら凝縮器5および蒸発器9の外形状を包囲する外形領域の内側に配置されている。これにより、ターボ冷凍機1の形状を直方体形状に近づけることができる。
中間冷却器6は、図1乃至図3に示されているように、凝縮器5の下方に配置されている。中間冷却器6には、図1に示されているように、高圧膨張弁4aによって膨張された後の冷媒を導くサブクール液配管20と、低圧膨張弁4bを介して蒸発器9へと液冷媒を導く中間冷却器用液冷媒配管22と、中間冷却器6の気相部からガス冷媒をターボ圧縮機3の中間段へと導く中間冷却器用ガス冷媒配管24(図1参照)が接続されている。
図1から分かるように、中間冷却器6、低圧膨張弁4b、中間冷却器用液冷媒配管22は、凝縮器5の下方に収容されており、凝縮器5の側部によって形成されるターボ冷凍機1の側部から外側にはみ出すことがないようになっている。すなわち、これら中間冷却器6等は、ターボ冷凍機1を平面視した場合に、これら凝縮器5および蒸発器9の外形状を包囲する外形領域の内側に配置されている。これにより、ターボ冷凍機1の形状を直方体形状に近づけることができる。
インバータユニット10は、図3に示されているように、凝縮器5の上方に配置されている。
インバータユニット10は、内部にインバータ素子等のパワー素子を備えており、内部に設けられた冷却ファン(図示せず)によって強制対流冷却されるようになっている。したがって、インバータユニット10の筐体の側面には吸気口27が設けられ、さらに、筐体の上面には排気口28(図1参照)が設けられている。
図2に示されているように、インバータユニット10の筐体は、側面視した場合に縦寸法よりも横寸法が長い形状とされている。すなわち、インバータユニット10は、従来のような縦配置と異なり、横配置とされている。
インバータユニット10と、ターボ圧縮機3の接続端子台(動力配線接続部)42との間には、電力を供給するための動力配線44が設けられている。図1に示されているように、インバータユニット10の動力配線接続部と、ターボ圧縮機3の接続端子台42とが対向して近い位置に配置されているので、動力配線44が短くて済み、取り回しが簡便なようになっている。
図3に示されているように、ターボ冷凍機1を正面視すると、インバータユニット10の上端と、ターボ圧縮機3の上端とが略同じ高さとなっている。これにより、ターボ冷凍機1の形状を直方体形状に近づけることができる。
操作盤12は、図1に示されているように、蒸発器9の上方に配置されている。また、操作盤12は、インバータユニット10から遠い位置になるように、蒸発器9の左端側でかつ外側方に位置されている。このように、操作盤12をインバータユニット10から遠ざけることにより、インバータユニット10から発生するノイズが操作盤12内に入り込まない配置とされている。したがって、インバータユニット10についても、図1に示したように、凝縮器5の外側方に位置させることが好ましい。
潤滑油タンク8は、図2に示されているように、凝縮器5の下方に位置されており、ブラケット48を介して凝縮器5に対して固定されている。
潤滑油タンク8には、ターボ圧縮機3の下部から潤滑油を排油する排油配管50(図3参照)と、ターボ圧縮機3の軸受や増速機へと潤滑油を供給する給油配管52(図1参照)が接続されている。排油配管50は、図3に示されているように、凝縮器5と蒸発器9との間を通過するように設けられている。
図1及び図3から分かるように、潤滑油タンク8は凝縮器5の下方に収容されており、排油配管50、給油配管52は、凝縮器5及び蒸発器9の外形状を包囲する外形領域の内側に設けられており、ターボ冷凍機1の側部から外側にはみ出すことがないようになっている。すなわち、これら潤滑油タンク8等は、ターボ冷凍機1を平面視した場合に、これら凝縮器5および蒸発器9の外形状を包囲する外形領域の内側に配置されている。これにより、ターボ冷凍機1の形状を直方体形状に近づけることができる。
次に、上記構成のターボ冷凍機1の動作について説明する。
図1に示すように、冷媒は、ターボ圧縮機3によって圧縮され、凝縮器5に送られる。凝縮器5へと送られた冷媒は、冷却水ノズル15から導入される冷却水によって冷却されて凝縮する。
凝縮器5において凝縮された液冷媒は、液冷媒配管19を介してサブクーラ7へと送られ、サブクーラ用冷却水配管17によって導かれた冷却水によって冷却されて過冷却が付けられる。サブクーラ7にて過冷却が付けられた液冷媒は、高圧膨張弁4aによって絞られた後に、中間冷却器6へと送られる。絞られて蒸発したガス冷媒は、中間冷却器用ガス冷媒配管24を介して中間冷却器6から圧縮機3の中間段へと送られる。一方、蒸発せずに中間冷却器6内に貯留された液冷媒は、低圧膨張弁4bによって膨張させられ、蒸発器9へと送られる。蒸発器9へと送られた冷媒は、蒸発器9において蒸発する。冷媒が蒸発する際に持ち去る熱量によって冷熱が得られる。この冷熱は、蒸発器9の伝熱管内を流れる冷水に与えられ、この冷水は冷却されることになる。冷温水ノズル13から得られる冷水は、7℃程度の温度である。この冷水は、例えば、各室内機へと供給され、室内空調に用いられる。
蒸発器9において蒸発した冷媒は、吸込配管32を介してターボ圧縮機3へと戻り再び圧縮される。
本実施形態のターボ冷凍機1によれば、以下の効果を奏する。
凝縮器5と蒸発器9の高さを異なるように配置することにより、相対的に高い位置とした凝縮器5の下方にはスペースが形成され、このスペースにサブクーラ7および中間冷却器6を配置したので、凝縮器5の側方にはみ出すことなくサブクーラ7および中間冷却器6を配置することができる。これにより、ターボ冷凍機1の側部に突出する構造を排除することができ、ターボ冷凍機1の設置スペースを節約することができ、複数のターボ冷凍機1をスペース効率よく隣接配置ないし段済みすることができる。
また、凝縮器5および蒸発器9を平面視した場合に、これら凝縮器5および蒸発器9の外形状を包囲する外形領域の内側に、凝縮器5とサブクーラ7とを連結する液冷媒配管19、サブクーラ7と中間冷却器6とを接続するサブクール液配管20、および中間冷却器6と蒸発器9とを連結する中間冷却器用液冷媒配管22を配置したので、ターボ冷凍機1の外形状を略長方形に保つことができる。これにより、各機器を一体としてユニット化したターボ冷凍機1の外形状を直方体に近づけることができ、ターボ冷凍機1の設置スペースを節約することができる。
また、サブクーラ7に接続されたサブクーラ用冷却水配管17を外形領域の内側に配置することとしたので、ターボ冷凍機1の外形状を直方体形状に近づけることができる。
また、相対的に高い位置とした凝縮器5の下方に形成されたスペースに、潤滑油タンク8を配置したので、凝縮器5の側方にはみ出すことなく潤滑油タンク8を配置することができる。
また、給油配管52および排油配管50が外形領域の内側に配置されているので、ターボ冷凍機1の外形状を直方体形状に近づけることができる。
また、ターボ圧縮機3を相対的に高い位置に配置された凝縮器5の上方に配置し、インバータユニット10を相対的に低い位置に配置された蒸発器9の上方に配置し、そして、ターボ圧縮機3の上端とインバータユニット10の上端を略同じ高さとしたので、ターボ冷凍機1を側面視した場合に、略長方形とすることができる。これにより、各機器を一体としてユニット化したターボ冷凍機1の外形状を直方体に近づけることができ、ターボ冷凍機1の設置スペースを節約することができ、複数のターボ冷凍機1をスペース効率よく隣接配置ないし段済みすることができる。
なお、本実施形態では、蒸発器9の上方にターボ圧縮機3を配置し、凝縮器5の上方にインバータユニット10を配置するとともに、凝縮器5の下方にサブクーラ7、中間冷却器6及び潤滑油タンク8を配置する構成としたが、凝縮器5と蒸発器9の位置を互いに入れ替えた構成としてもよい。
本発明の一実施形態にかかるターボ冷凍機を示した平面図である。 本発明の一実施形態にかかるターボ冷凍機を示した正面図である。 本発明の一実施形態にかかるターボ冷凍機を示した側面図である。
符号の説明
1 ターボ冷凍機
3 ターボ圧縮機
4a 高圧膨張弁
4b 低圧膨張弁
5 凝縮器
6 中間冷却器
7 サブクーラ
8 潤滑油タンク
9 蒸発器
10 インバータユニット
11 電動機
13 冷水ノズル
15 冷却水ノズル
17 サブクーラ用冷却水配管
19 液冷媒配管
20 サブクール液配管
22 中間冷却器用液冷媒配管
24 中間冷却器用ガス冷媒配管
50 排油配管
52 給油配管

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮するターボ圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器にて凝縮された液冷媒に対して過冷却を与えるサブクーラと、該サブクーラからの液冷媒を膨張させる高圧膨張弁と、該高圧膨張弁に接続されるとともに前記ターボ圧縮機の中間段および低圧膨張弁に接続される中間冷却器と、低圧膨張弁により膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器とを備え、これらターボ圧縮機、凝縮器、サブクーラ、中間冷却器および蒸発器を近傍に配置して一体としたターボ冷凍機において、
    前記凝縮器および前記蒸発器は、それぞれが略円筒形状とされるとともに、軸線を略水平方向に延在させた状態で、互いに側方に隣り合うようにかつ一方が他方に対して高さが異なるように配置され、
    相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の下方に、前記サブクーラおよび/または前記中間冷却器が配置されていることを特徴とするターボ冷凍機。
  2. 前記凝縮器と前記サブクーラとを連結する配管、前記サブクーラと前記中間冷却器とを接続する配管、および前記中間冷却器と前記蒸発器とを連結する配管が、前記凝縮器および前記蒸発器を平面視した場合に、これら凝縮器および蒸発器の外形状を包囲する外形領域の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のターボ冷凍機。
  3. 前記サブクーラに導かれた冷媒を冷却する冷却配管が、前記外形領域の内側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のターボ冷凍機。
  4. 前記ターボ圧縮機に供給される潤滑油を貯留する潤滑油タンクが、相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の下方に配置され、
    前記潤滑油タンクと前記ターボ圧縮機との間を接続する給油配管および排油配管が、前記外形領域の内側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のターボ冷凍機。
  5. 前記ターボ圧縮機は、相対的に低い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の上方に配置され、
    前記ターボ圧縮機へ駆動電力を供給するインバータユニットが、相対的に高い位置に配置された前記凝縮器または前記蒸発器の上方に配置され、
    前記ターボ圧縮機の上端と前記インバータユニットの上端は、略同じ高さとされていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のターボ冷凍機。
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