JP2009201433A - 苗供給装置 - Google Patents

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Shiro Katsuno
勝野  志郎
Masami Muranami
村並  昌実
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
Hirotaka Doi
土井  宏貴
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
Kota Azuma
幸太 東
Isao Ishida
石田  伊佐男
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Iseki and Co Ltd
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Abstract

【課題】隣接する2つの苗供給カップの底蓋が干渉しないような構成を備えた複数条植えの苗移植機を提供すること。
【解決課題】苗を投入される筒状体25dの底部にヒンジ25a1付き開閉自在な底蓋25aを備えた苗供給カップ25を複数個連結体28により連接してループ状の軌道を形成させ、底蓋25aが共に開放する位置にある隣接した2つのカップ25の底蓋25aが開放するタイミングで、前記各カップ25のヒンジ25a1部分が苗供給カップ25の鉛直方向の仮想中心線xとヒンジ25a1の中央部yを結ぶ直線に対して互いに反対側に一時的にずらす機構としているので、開放した2つの隣接底蓋25aが干渉することがないので苗の圃場への植付が確実に行える。
【選択図】図5

Description

この発明は、複数の苗植付体を左右に配列した複数条植えの苗植機の技術分野に属する。
従来から知られている苗移植機には、次のような構成のものがある。
上下動機構により所定の作動軌跡で上下動して圃場に苗を植え付ける構成のくちばし状の苗植付体を左右に各々設け、該左右各々の苗植付体へ苗を供給する左右各々の苗供給装置を設け、前記苗供給装置は、苗を収容する複数の苗収容体となる苗供給カップと、該複数の苗供給カップを所定の配列ピッチでループ状に配置して順次苗植付体の上方を通過するように周回移動させる移動機構と、該移動機構により苗収容体が苗植付体の上方位置となる所定の落下供給位置に移動すると苗収容体が収容する苗を上下動機構で上動した苗植付体へ落下供給させる苗落下供給機構とを備えた複数条植えの苗植機において、移動機構は隣接する2つの苗供給カップを連結する連結体で全体として全ての苗供給カップをループ状に連結したチェーン構造を備えている。
さらに、この苗移植機は、苗供給カップの底蓋を閉状態で支持する底蓋支持部材を苗植付体の上方位置となる落下供給位置で欠如させた構成として、移動機構により苗供給カップが前記落下供給位置に移動すると前記底蓋を開いて苗供給カップが収容する苗を上下動機構で上動した苗植付体へ落下供給させる苗落下供給機構とを備え、該苗落下供給機構は、左右各々の苗植付体に対応する左右各々の落下供給位置を備えている(特許文献1参照)。
特開2004−321196号公報
上記背景技術のものは、連結した苗供給カップの底蓋の開閉を前記苗落下供給で順次行う構成であるが、前記底蓋の開閉時に隣接した2つの苗供給カップの底蓋が干渉してしまい、開閉がタイミング良く行えないことがあった。
そこで、本発明の課題は、隣接する2つの苗供給カップの底蓋が干渉しないような構成を備えた複数条植えの苗移植機の苗供給装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に係る発明は、苗を投入される筒状体(25d)とその底部にヒンジ(25a1)付き開閉自在な底蓋(25a)を有する苗供給カップ(25)と、該苗供給カップ(25)の複数個をループ状に連結する連結体(28)と設けた苗供給装置において、底蓋(25a)が共に開放する位置にある隣接した2つの苗供給カップ(25)の底蓋(25a)が開放するタイミングで、前記各苗供給カップ(25)のヒンジ(25a1)部分を苗供給カップ(25)の移送方向に対して互いに異なる位置に移動させる部材(52,53)を備えた苗供給装置である。
請求項1記載の複数条植えの苗植機によれば、底蓋25aが共に開放する位置にある隣接した2つの苗供給カップ25の底蓋25aが開放するタイミングで、部材(52,53)により前記各苗供給カップ(25)のヒンジ(25a1)部分が苗供給カップ(25)の移送方向に対して互いに異なる位置に一時的に移動するので、開放した2つの隣接底蓋25aが干渉することがないので苗の圃場への植付が確実に行える。
この発明の実施の一形態の苗植機1を図面と共に以下に説明する。
図1は本発明の一実施例の苗植機の側面図であり、図2は、図1の苗植機の後鎮圧輪の図示を省略した苗植機の平面図であり、図3は、図1の苗植機の支持体を示した平面図(図3(a)は狭い植付条間のとき、図3(b)は広い植付条間のとき)である。図4は、図1の苗植機の巻掛スプロケットとその周辺を示す図((図4(a)は平面図、図4(b)は斜視図)である。
なお、以下の説明では、操縦ハンドル2を配置した機体側を後とし、その反対側、即ちエンジン3を配置した機体側を前とする。そして機体後部において機体前部側に向って立つ作業者の右手側を右とし、左手側を左とする。
苗植機1は、走行装置と操縦ハンドル2を備えた機体に昇降駆動する上下動機構4と連結して昇降動作する開閉可能なくちばし状の苗植付体5を備えているが、走行装置は、転動自在に支持した左右一対の前輪6とエンジン3の動力が伝達されて駆動回転する左右一対の後輪7とを備えたものとしている。この前輪6及び後輪7を畝溝に案内して、機体は畝上方で走行することができる。
エンジン3の後部にはミッションケース8を配置し、そのミッションケース8内にはエンジン3の出力軸が入り込んでおり、エンジン3の出力軸からミッションケース8内の伝動機構にエンジン動力が伝達される構成となっている。ミッションケース8の左右両側部にチェーン伝動ケース9を回動支点9aを中心に回動自在に取り付け、このチェーン伝動ケース9の回動支点9aにミッションケース8から左右両外側方に延出させた車輪駆動軸の先端が入り込んでチェーン伝動ケース9内の伝動機構に走行用の動力を伝達している。そして、走行用の動力はチェーン伝動ケース9内の伝動機構を介して機体後方側に伸びてその後端側側方に突出する車軸10に伝動し、後輪7が駆動回転するようになっている。
左右水平用油圧式の伸縮作動可能なローリングシリンダ11が機体の左側に設けられ、該左右水平用ローリングシリンダ11のピストンロッド先端に上下軸心周りに回動自在に天秤杆12が取り付られている。また、天秤杆12の連結部の右側はロッド13に連結している。
機体中央部に設けられた昇降用油圧シリンダ14が後述する前鎮圧輪15で構成される畝高さ検知センサの検出結果に基づいて、そのピストンロッド14aが機体後方に突出すると、ロッド13や左右水平制御用ローリングシリンダ11も後方に移動し、前記ロッド13とローリングシリンダ11にそれぞれ連結しているアーム16が機体側面視で後方に回動し、これに伴い左右のチェーン伝動ケース9が回動支点9aを中心に下方に回動して左右の後輪7が下降し、機体が上昇する。反対に、昇降用油圧シリンダ14のピストンロッド14aが機体前方に引っ込むと、左右の前記アーム16は前方に回動し、これに伴いチェーン伝動ケース9が回動支点9aを中心に上方に回動して左右の後輪7が上昇し、機体が下降する。
また、前記左右水平制御用ローリングシリンダ11が伸縮作動すると、左側のチェーン伝動ケース9のみを上下動させて左側の後輪7のみを昇降し、機体を左右に傾斜させる。この左右水平制御用ローリングシリンダ11は、左右水平に対する機体の左右傾斜を検出するセンサ(図示せず)の検出結果に基づいて機体を左右水平になるように作動する構成にしている。
一対の前輪6は、エンジン3の下方の左右中央位置から左右に延びる前輪支持フレーム17の左右両側部の下方に延びるアーム部分18の下端部側方に固定した車軸19に回転自在に取り付けている。
操縦ハンドル2は、ミッションケース8に前端部を固定した機体フレーム20の後端部に取り付けられている。機体フレーム20は、機体の左右中央に配置されて後方に延び、また、前後中間部から斜め後上方に延びている。操縦ハンドル2は、機体フレーム20の後端部から左右に後方に延びてその各後端部を操縦ハンドル2のグリップ部2a,2aとしている。操縦ハンドル2の左右のグリップ部2a,2aは、作業者がそのグリップ部2a,2aを楽に手で握れるように適宜高さに設定する。なお、図例ではグリップ部2a,2aを左右に分かれた構成としているが、操縦ハンドル2の左右の後端部を互いに左右に連結してその連結部分をグリップ部2aとしても良い。
苗植付体5作動用の上下動機構4は、ミッションケース8内から苗植付体5を駆動させる動力を伝動軸21を介して伝動する伝動機構を内装する植付伝動ケース22に装着している。植付伝動ケース22内には苗植付体上下動機構4を昇降駆動するための動力を伝達する伝動機構を内装している。
なお、植付伝動ケース22内の伝動機構には、上下動機構4及び左右一対の苗植付体5をその昇降動最上位の位置で、又はその近傍位置で設定時間停止させる間欠駆動機構と、上下動機構4及び苗植付体5の昇降動を停止させるクラッチ機構とを備えている。間欠駆動機構によって停止する時間は、該間欠駆動機構が備える変速機構によって調節され、この調節によって苗植付体5による苗植付株間が変更調節されるようになっている。
また、苗植付体5を備える苗植付装置23に苗を供給する苗供給装置24は、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数(計32個)の苗収容体となる苗供給カップ25と、該苗供給カップ25を苗植付体5の上方を通過するように周回移動させる移動機構26と、苗植付体5の上方位置で苗供給カップ25の底部を開放して内側に収容した苗を落下させて苗植付体5に苗を供給する苗落下供給機構(ターンテーブル)27とを備えている。
前記苗供給カップ25は、上下に開口する筒状体25dと該筒状体25dの下側の開口部を開閉する底蓋25aとを有し、互いにループ状に連結されている。前記移動機構26は、機体平面視で左右に長い長円形状のループ状の軌跡で周回動させる構成となっている。前記苗落下供給機構27は、苗供給カップ25の底蓋25aを苗植付体5の上方位置で開放する構成である。なお、この苗供給装置24は、二つの苗植付体5に対して苗供給カップ25が一回りで周回移動して苗を供給する構成としている。
前記苗供給カップ25の外周に円筒外周部を形成し、該円筒外周部に外側から回動自在に係合する係合部(丸孔)を有して二つの苗供給カップ25を連結する連結体28を複数設け、該連結体28の係合部を苗供給カップ25の円筒外周部に回動自在に係合し、該円筒外周部を回動軸として隣の苗供給カップ25が回動自在に連結する状態として複数の苗供給カップ25を互いに連結した構成としている。即ち、苗供給カップ25と連結体28とで無端チェーンのように連結した構成である。これにより、苗供給カップ25は、直線的に移動する部分でも円弧状に移動する部分でも隣接する苗供給カップ25との間隔が変わらないので、苗供給カップ25から苗植付体5に苗を供給する個所で苗供給カップ25が苗植付体5に対して位置ズレが生じにくくなり苗供給が適正に行われて適確な苗の移植ができる。
移動機構26は、無端チェーンのように互いに連結する苗供給カップ25を左右に設けた巻掛用のスプロケット29の外周の円弧状切欠部に係合させて巻き掛け、この左右の巻掛スプロケット29を植付伝動ケース22内から取り出した動力で駆動回転することにより、苗供給カップ25を機体平面視で左回りに周回動させる構成としている。
巻掛スプロケット29を駆動回転可能に取付ける各々の回動軸30を植付伝動ケース22から左右に延びる支持フレーム31に回動可能に取付け、植付伝動ケース22上部から上方に突出させた出力軸32から図4に示すように各々の駆動スプロケット33、チェン34及び従動スプロケット35を介して該従動スプロケット35と一体回転する前記回動軸30に伝動する構成としている。
なお、従動スプロケット35と巻掛スプロケット29とは、ボルト36により結合され、両者が一体回転する構成となっている。従って、苗供給カップ25の周回移動経路には、左右各々の半円状の円弧状部分37と、該円弧状部分37につながる前後各々の直線状部分38とを備える。
そして、苗供給カップ25が後側の直線状部分38において右方へ移動して左右の苗植付体25の上方を通過するようにしており、該直線状部分38に苗を苗植付体5へ落下供給する左右の落下供給位置39,40が設定されている。苗供給カップ25が周回する左右の回動軸30は、左右の後輪7より機体内側で、且つ、後輪7の車軸10位置より後側に配置している。また、苗植付体5は、後輪7の車軸10位置より後側に配置している。
前記ボルト36は、図4に示すように巻掛スプロケット29に設けたその回転方向に長い円弧状長孔29aを通って従動スプロケット35の螺子孔に下側から螺合している。従って、前記ボルト36を弛めることにより、従動スプロケット35と巻掛スプロケット29との回転位相を、前記円弧状長孔29aの範囲内で変更して調節できる構成となっている。なお、前記ボルト36は1本だけであるので、従動スプロケット35と巻掛スプロケット29との回転位相の変更を容易に行える。
前記円弧状長孔29aによる調節範囲は、巻掛スプロケット29において苗供給カップ25の配列ピッチ分(後述する第一及び第二の苗供給カップ25b,25cの配列ピッチの2分の1分)に設定されている。この円弧状長孔29a及びボルト36等により、左右の落下供給位置39,40の変更に合わせて左右各々の苗植付体5が上動したときに該苗植付体5へ落下供給する苗を収容する苗供給カップ25が当該落下供給位置39,40に到達するように上下動機構4の作動に対する苗供給カップ25の周回位置を変更する周回タイミング変更機構となる。
図3に示すように、複数(計32個)の苗供給カップ25は、専ら一方(左側)の落下供給位置39で落下供給する苗を収容する第一の苗供給カップ25bと、専ら他方(右側)の落下供給位置40で落下供給する苗を収容する第二の苗供給カップ25cとを、各別に各々計16個備え、第一の苗供給カップ25bと第二の苗供給カップ25cとが交互に連結された構成となっている。そして、図3(a)に示すように一方の落下供給位置39に第一の苗供給カップ25bが位置するとき、他方の落下供給位置40に第二の苗供給カップ25cが位置するように設定している。
従って、前記第一及び第二の苗供給カップ25b,25cは、移動機構26によりループ状の一経路上で互いに同じ移動量で周回移動するから、移動機構26による周回移動により各々の落下供給位置39,40に同じタイミングで且つ同じ回数到達する構成となっている。
そして、左側の苗植付体5へ落下供給する苗を収容する第一の苗供給カップ25bの底蓋25aには、周回方向に対して右側端(周回の外側端)に突起41を設けている。一方、右側の苗植付体5へ落下供給する苗を収容する第二の苗供給カップ25cの底蓋25aには、周回方向に対して左側端(周回の内側端)に突起41を設けている。
苗落下供給機構27は、苗供給カップ25の周回軌跡下方で底蓋25aが下方に回動しないように底蓋25aに下方から当接して支持する支持体42を設け、この支持体42を苗植付体5の上方位置には設けないようにすることで、苗植付体5の上方位置(前記落下供給位置39,40)を苗供給カップ25が通過するとき、底蓋25aが支持体42による支持状態が解かれてその自重及び苗の重力により下方回動し、苗を下方に落下するべく苗供給カップ25の下部を開放する構成としている。なお、底蓋25aの回動支点は苗供給カップ25の周回下手側部分に設けられ、底蓋25aは、苗供給カップ25の周回上手側から開く構成となっている。
前記支持体42は、機体に固定された固定支持体42a,42cと、機体に対して位置変更できる移動支持体42e,42fとからなる。前記固定支持体42a,42cは、苗供給カップ25の周回軌跡における左右の円弧状部分37並びに前側の直線状部分38の全域にわたる主固定支持体42aと、後側の直線状部分38の一部に設けた副固定支持体42cを備える。これらの主固定支持体42a及び副固定支持体42cは、棒材で構成されている。
前記主固定支持体42aは、底蓋25aの中央に当接するように苗供給カップ25の周回軌跡に沿って延設され、第一並びに第二の苗供給カップ25b,25cの底蓋25aを開かないように支持する。
副固定支持体42cは、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aの周回の内側端に設けた突起41に当接するように苗供給カップ25の周回軌跡に沿って直線状に設けられ、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aを開かないように支持する。この副固定支持体42cは、苗供給カップ25の周回において主固定支持体42aの底蓋25aの支持に引き継いで第二の苗供給カップ25cの底蓋25aのみを支持するように、後側の直線状部分38の左寄りの位置で且つ主固定支持体42aの底蓋25a周回下手側に設けられている。
また、主固定支持体42aの底蓋25a周回における始端部は、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aを閉じるべく周回上手側ほど下位となる傾斜部分を備え、該傾斜部分で開いた第二の苗供給カップ25cの底蓋25aを上側へ案内しながら閉じる構成となっている。
さらに、副固定支持体42cは、左端を支持フレーム31から後側の直線状部分38の左端部に延びる第二支持部材44に固着し、右端部を植付伝動ケース22から後方に延びる第三支持部材45に固着して設けられている。なお、主固定支持体42aは、前記第一支持部材43及び第二支持部材44の上面に固着して設けられている。
前記移動支持体42e,42fは、それぞれ後側の直線状部分38の一部に設けられている。なお、これらの第一移動支持体42e及び第二移動支持体42fは、板材で構成される。前記第一移動支持体42eは、第一の苗供給カップ25bの底蓋25aにおいて周回の外側端に設けた突起41に当接するように苗供給カップ25の周回軌跡に沿って直線状に設けられ、第一の苗供給カップ25bの底蓋25aを開かないように支持する構成であり、苗供給カップ25の周回において主固定支持体42aの底蓋25aの支持に引き継いで第一の苗供給カップ25bの底蓋25aのみを支持するように、後側の直線状部分38の左寄りの位置で且つ主固定支持体42aの底蓋25a周回下手側に設けられている。
この第一移動支持体42eは、第二支持部材44に設けた左右方向に長い長孔46を貫通する取付ボルト47により前記第二支持部材44に固着して支持され、前記長孔46により左右方向の取付位置を変更できる構成となっている。なお、前記取付ボルト47は、苗供給カップ25の周回域より外側(後側)に位置し、苗供給カップ25が邪魔にならずに後側から容易に締付又は弛緩させることができる。
前記第二移動支持体42fは、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aの周回の内側端に設けた突起41に当接するように苗供給カップ25の周回軌跡に沿う直線状部分を備え、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aを開かないように支持する構成であり、苗供給カップ25の周回において副固定支持体42cの底蓋25aの支持に引き継いで第二の苗供給カップ25cの底蓋25aを支持するように、後側の直線状部分38の右寄りの位置で且つ主固定支持体42aの底蓋25a周回上手側の端部(周回軌跡における右側の円弧状部分37の始端部)との間隔を空けて設けられている。
この第二移動支持体42fは、該第二移動支持体42fが備える左右方向に長い長孔48を貫通する取付ボルト49により前記第三支持部材45に固着して支持され、前記長孔48により左右方向の取付位置を変更できる構成となっている。なお、第二移動支持体42fは、長孔48を設けた位置調整用部分と底蓋25aを支持する底蓋25a支持部分とで2又に分かれた平面視U字型の形状になっており、この位置調整用部分と底蓋25a支持部分との間に副固定支持体42cを配置して、該第二の副固定支持体42cに引き継いで確実に底蓋25aを支持できる構成としている。
なお、前記取付ボルト49は、苗供給カップ25の周回域の内側(前側)に位置し、苗供給カップ25が邪魔にならずに上方から容易に締付又は弛緩させることができる。また、苗供給カップ25の周回域の内側に予備の苗を置くための苗台を構成した場合は、該苗台における前記取付ボルト49の上方位置に孔を開け、該孔から取付ボルト49を容易に締付又は弛緩させる構成とすることができる。また、前記孔は、苗台に溜まった水を排水するための水抜き孔と兼用することができる。
なお、第一移動支持体42e及び第二移動支持体42fの位置を変更するための長孔46,48及び取付ボルト47,49は、各々左右に2個づつ設けられ、第一移動支持体42e及び第二移動支持体42fを左右真直方向に移動できる構成としている。また、第一移動支持体42e及び第二移動支持体42fの位置変更量は、前記長孔46,48により苗供給カップ25における配列ピッチ分に規制されており、この規制手段により後述する植付位置の変更で落下供給位置39,40を誤った位置に調節しないように構成している。
従って、第一の苗供給カップ25bが第一移動支持体42eの底蓋25a周回下手側の端部(右端部)で該第一の苗供給カップ25bの底蓋25aが支持されなくなる位置まで移動すると、第一の苗供給カップ25bの底蓋25aが開放される。すなわち、第一移動支持体42eの底蓋25a周回下手側の端部(右端部)が、第一(左側)の落下供給位置39となる。また、第二の苗供給カップ25cが第二移動支持体42fの底蓋25a周回下手側の端部(右端部)で該第二の苗供給カップ25cの底蓋25aが支持されなくなる位置まで移動すると、第二の苗供給カップ25cの底蓋25aが開放される。すなわち、第二移動支持体42fの底蓋25a周回下手側の端部(右端部)が、第二(右側)の落下供給位置40となる。なお、第二の副固定支持体42cにより、周回上手側の第一の落下供給位置39で第二の苗供給カップ25cの底蓋25aが開放しないようにする開放規制手段が構成されている。
従って、第一移動支持体42eを長孔46により最も周回下手側(右側)に位置させ、第二移動支持体42fを長孔48により最も周回上手側(左側)に位置させると、第一の落下供給位置39と第二の落下供給位置40との互いの間隔が最も狭まり、植付条間が最も狭い状態となる。このとき、左右の落下供給位置39,40の間隔は、苗供給カップ25における配列ピッチの3倍すなわち第一及び第二の苗供給カップ25b,25cにおける配列ピッチの1.5倍となる。逆に、第一移動支持体42eを長孔46により最も周回上手側(左側)に位置させ、第二移動支持体42fを長孔48により最も周回下手側(右側)に位置させると、第一の落下供給位置39と第二の落下供給位置40との互いの間隔が最も広がり、植付条間が最も広い状態となる。
このとき、左右の落下供給位置39,40の間隔は、苗供給カップ25における配列ピッチの5倍すなわち第一及び第二の苗供給カップ25b,25cにおける配列ピッチの2.5倍となる。従って、各々の落下供給位置39,40は苗供給カップ25における配列ピッチ分だけ位置変更できる構成となっており、左右の落下供給位置39,40の互いの間隔が、第一及び第二の苗供給カップ25b,25cにおける配列ピッチの整数倍(1倍)(苗供給カップ25における配列ピッチの偶数倍(2倍))の距離分変化するようになっている。
図5(a)に苗供給装置24の苗供給カップ25部分の側面図と図5(b)に図5(a)のA−A線断面矢視図に示すように、苗供給装置24は、上下に開口する苗供給カップ25…と該苗供給カップ25…の下側の開口部…を開閉する底蓋25a…とを有し、複数の苗供給カップ25…を互いにループ状に連結する複数の連結体28と、該苗供給カップ25…を前記苗植付装置23…の上方近傍を通過する状態で機体平面視で左右に前後に長い長円形状のループ状の軌跡で周回動させる移動機構26などを設けた構成である。
苗供給装置24は、前記苗供給カップ25…の外周に円筒外周部を形成し、該円筒外周部に外側から回動自在に係合する係合部(丸孔)を有して二つの苗供給カップ25,25を連結する連結体28を複数設け、該連結体28…の係合部を苗供給カップ25…の円筒外周部に回動自在に係合し、該円筒外周部を回動軸として隣の苗供給カップ25…が回動自在に連結する状態として複数の苗供給カップ25…を互いに連結した構成としている。即ち、苗供給カップ25…と連結体28…とで無端チェーンのように連結した構成である。これにより、苗供給カップ25…は、直線的に移動する部分でも円弧状に移動する部分でも隣接する苗供給カップ25…との間隔が変わらないので、苗供給カップ25から苗植付装置23に苗を供給する個所で苗供給カップ25が苗植付装置23に対して位置ズレが生じにくくなり苗供給が適正に行われて、この苗移植機は適確な苗の移植ができる。
図3に示すように上記苗供給装置24の苗供給カップ25の底蓋25aは該底蓋25aの下側に苗供給カップ25の移動する長い長円形状のループ状の軌跡に沿った形状のアーム42aが配置されていて底蓋25aは開かないが、苗供給カップ25内の苗を苗植付装置23に落下させる領域ではアーム42a、42cがないので25aが開くようになっている。
しかし、底蓋25aが開いた後に、該蓋25aがアーム42aに当たる前に隣接する底蓋25aの上側に入って、当該底蓋25aを挟んで隣接の底蓋25aを閉じることがある。そこで図5(b)に示すように底蓋25aのヒンジ25a1をカップ25の鉛直方向の仮想中心軸xとヒンジ25a1の中央部yを結ぶ直線と苗供給カップ25のループ状の移動方向(図5(a)、図5(b)の矢印S方向)とのなす傾斜角度を約45度回転させて底蓋25aの開閉方向を傾ける。すなわち苗供給カップ25のループ状の移動方向(図5(a)、図5(b)の矢印S方向)に対して底蓋25aが最大に開く時にヒンジ25a1の開閉方向を約45度の所定角度だけ傾けることで、底蓋25aの開閉時に隣接の底蓋25aと噛み合うことを防ぐことができる。
このとき図5(a)に示すようにカップ25の筒状体25dの上半分25d1(連結体28に挿入された部分)の底部側壁が下半分25d2の上部側壁に回動自在に取り付けられており、またカップ25の上半分25d1と下半分25d2との間はスプリング51で連結している。さらにヒンジ25a1に隣接した下半分25d2の側壁面に突起52を設け、また苗供給装置24に支持されたロッド53を、この突起52に接当する位置に配置しておくと、所定の底蓋25aの開放位置で該ロッド53がカップ25の下半分25d2の突起52を押してヒンジ25a1を含むカップ25の下半分25d2を所定角度回転させる。このとき前記突起52は、カップ25の鉛直方向仮想中心軸xを通るカップ25の軌道上の直線を中心にして互いに反対側に交互に設け、さらに該突起52に接当するロッド53もカップ25の鉛直方向中心軸xを通るカップ25の軌道上の直線を中心にして互いに反対側に交互に設ける。
またカップ25が矢印S方向に移動して底蓋25aが閉じる位置では該ロッド53と突起52との接当状態が解消され、カップ25の下半分25d2はスプリング51の付勢力で元の状態に復帰する。なお、前記ロッド53とカップ25の下半分25d2の突起52との取り付け位置を調整することでヒンジ25a1の前記回転角度を適宜の値に調整できる。
また図6に示す苗供給カップ25にストッパ55を取り付けた構成として底蓋25aが開き過ぎないようにすることで隣接するカップ25の底蓋25aとは逆噛みすることのないようにする構成を採用しても良い。
図6(a)には苗供給カップ25の移動方向に対して直交する方向の側面図、図6(b)には図6(a)の矢印A方向から見た苗供給カップ25の側面図、図6(c)には苗供給カップ25の平面図、図6(d)にはストッパ片55aの側面図、図6(e)にはストッパ片55aの正面図を示す。
この場合は底蓋25aのヒンジ25a1の部分より外側に突出部25a2を延長して設け、底蓋25aが90度開いた状態で、前記突出部25a2が接当するストッパ55をカップ25の側壁に取り付ける。ストッパ55はカップ側壁に固着されたストッパ挿入部材55bにストッパ片55aを下方から挿入して取り付ける。
こうして底蓋25aが開くと、その突出部25a2がストッパ55に接当して、それ以上開かないので隣接するカップ25の底蓋25aと接触するおそれがない。
図1と図2に示す鎮圧輪15、73の接地面には圃場で鎮圧輪15、73に削られた土が付着することが多いが、図7(a)、図7(b)及び図7(c)に示すように鎮圧輪15、73に付着した土を矢印方向に掻き取るスクレーパ57を設ける。図7(a)に示すスクレーパ57はテーパ型の鎮圧輪に適した形状であり、図7(b)に示すスクレーパ57はお椀型の鎮圧輪に適した形状であり、図7(c)に示すスクレーパ57はストレート型の鎮圧輪に適した形状である。
また、ボンネット78の上方に苗供給装置24側に向くべく後向きの座席79を設け、苗供給装置24との間に足を乗せる平面状のステップ80を設けている。前記座席79は、ボンネット78の左右一方側(右側)を通って上方に延びる支持フレーム81を介して機体に支持されている。
前記ステップ80は、機体平面視で座席79と苗供給装置24との間に配置されるメインステップ82と、座席79及びボンネット78の左右両側に設けたサブステップ83とで構成される。前記サブステップ83は、機体の前端部からメインステップ82近くまで前後に延設され、前部83aが後部83bより一段低い位置に構成され、作業者が機体の前端部から乗降することができるように構成されている。このサブステップ83の上段となる後部83bの下方には車輪(後輪)7を昇降させるための昇降機構(ローリングシリンダ11,ロッド13等)を配置することができ、機体のスペースを有効利用して機体のコンパクト化を図っている。
また、車輪(後輪)7のトレッド変更に応じて、サブステップ83の後部の下方に上下に回動する走行伝動ケースとなるチェーン伝動ケース9を配置することができる。また、メインステップ82の後端部には上方に傾斜して立ち上がる立ち上がり部82aを設けており、該立ち上がり部82aにより座席79に座る作業者の足が苗植付装置23の上下動機構4に接触しないように防護している。また、立ち上がり部82aを苗供給装置24の下方に位置させることにより、機体の前後長を短縮できる。また、メインステップ82は、立ち上がり部82aを備えることにより、強度が向上する。なお、立ち上がり部82aには、左右の後輪7と苗植付装置23並びに苗供給装置24の駆動を入り切り操作する乗車用主クラッチレバー84と、左右の後輪7の駆動を断つことができる左右各々のサイドクラッチペダル85とを設けており、座席79にいる作業者が機体の停止や機体の進行方向の修正を行うことができる。
なお、上述ではサブステップ83を左右両側に設ける構成としたが、左右何れか一方のみにサブステップ83を設ける構成としてもよく、このときは座席79の支持フレーム81がない側(左側)にサブステップ83を設ける構成とすれば、前記支持フレーム81が邪魔にならずにサブステップ83により容易に乗降できる。
左右の前輪6の間となる機体の前端部には畝Uの上面に接地して該畝Uの終端を検出する畝終端センサ86を設け、該畝終端センサ86は機体の前進により畝のないところに到達して畝上面を感知しなくなることにより畝の終端に到達したことを検出する構成となっている。この畝終端センサ86による畝の終端の検出に基づいて、主クラッチを自動的に切って左右の後輪7の駆動と苗植付装置23並びに苗供給装置24の駆動を停止し、機体を停止させると共に、警報(例えばブザー等の警音)を出して作業者に告知する。
座席79に座る作業者は、機体の進行方向に対して後ろ向きとなり、苗補給作業に集中しているため機体の前方を確認しにくく、機体が畝の終端に達したことに気づかず、周囲の構造物への衝突等の事故を発生させるおそれがあるが、前記畝終端センサ86により畝の終端で機体を自動停止すると共に警報で畝の終端に達したことを告知するため、安全に作業が行え、また機体の前方の状況及び畝の終端の位置を気にせずに苗供給装置24への苗補給作業を集中して行え、植付作業能率が向上する。前記畝終端センサ86は、機体の左右中央(左右の車輪6,7のトレッド)に対して右寄りの位置に配置され、ローリングシリンダ11による左側の後輪7の上下動に伴う上下動が小さいので、適確に且つ安定して畝の上面を検出することができる。また、畝終端センサ86は、機体の対地高さを制御するための前鎮圧輪15と苗植付体5の苗植付位置とを避けた左右位置(右側の前鎮圧輪15及び苗植付位置より左側)に設けているので、苗植付位置の土壌を荒らさず、植付精度を低下させないようにしている。
また、操縦ハンドル2の近くには、左右の後輪7と苗植付装置23並びに苗供給装置24の駆動を手動で入り切りする主クラッチレバー87と、苗植付装置23並びに苗供給装置24の駆動のみを手動で入り切りする植付操作レバー88とを備えている。なお、前記植付操作レバー88により、昇降用油圧シリンダ14を作動させて手動で機体を昇降操作することもできる。そして、この植付操作レバー88の操作位置を検出するセンサ(検出手段)を設け、該植付操作レバー88により苗植付装置23並びに苗供給装置24が駆動状態に操作されているときだけ、前述の畝終端センサ86による機体の自動停止制御及び警報が作動する構成としている。
これにより、植付作業時のみ機体の自動停止制御及び警報を作動させることができ、移動走行時や畝終端での機体旋回時に、畝終端センサ86が畝上面を検出しないことにより不必要に機体が停止するようなことを防止でき、操作性が向上する。なお、上述の植付操作レバー88による機体の自動停止制御及び警報の作動の入り切りに代えてあるいは併用して、座席79に作業者が着座したことを検出する着座センサを設け、座席79に作業者が着座しているときだけ、機体の自動停止制御及び警報が作動する構成としてもよい。また、畝終端センサ86による畝終端の検出で、警報が先に作動し、その所定時間後(数秒後)に機体が自動停止する構成とすることができる。なお、機体の自動停止は、エンジン3を停止させることにより行ってもよい。
座席79の左右側方には、苗載台89を配置している。該苗載台89は、載置する苗収容枠(苗箱、苗トレイ又は苗コンテナ等)の四角形状の底面に対して一部を欠如し、その欠如した部分の外縁が苗供給装置24の苗供給カップ25の周回移動軌跡の円弧状部分37に沿うような形状となっており、苗収容枠を載置していないときは苗供給カップ25への苗補給の邪魔にならないようにしている。
また、苗載台89は、苗供給装置24の一部の苗供給カップ25の上方に重複するが、移動リンク機構90により機体側方に移動できる構成としたので、座席79に座る作業者が苗補給作業を行いやすい位置に任意に移動でき、機体前端部からステップ80を介して乗降するときにはステップ80(サブステップ83)より左右方向外側へ移動させて、乗降の邪魔にならないようにでき、トラックへの積込時や倉庫への格納時等には左右方向内側へ移動させて、機体の左右幅を縮小することができる。なお、苗供給装置24の苗供給カップ25の上方に重複しない位置まで苗載台89を左右方向外側へ移動できる構成としてもよい。
また、移動リンク機構90は、各リンクのリンク長を異ならせた構成となっており、苗供給装置24への苗補給のために苗載台89を左右方向内側へ移動させたときは該苗載台89を斜め後内向きに向ける構成となっている。これにより、苗補給作業の容易化が図れる。
また前輪6,6が圃場面の傾きに対応して傾くときは作業者に知らせる警告灯をターンテーブル27と座席79の間に設け、作業者は苗を苗供給カップ25に供給しながら容易に機体がローリングしていることを知ることができる。
また、図8の前輪6,6部分の要部正面図に示すように前輪6,6のローリングで前輪6,6を操舵するタイロッド59,59を中央ピン60で止めておく構成にする。
後輪7,7は傾斜面上を傾斜面に沿って走行する場合には後輪車軸10を水平に向けるようにローリング制御される構成になっている。そこで図8に示すように前輪6,6のタイロッド59,59と前輪支持フレーム17との間をリンク部材58,58で連結しておくと前記後輪7,7の車軸10が水平方向に向くようにローリングする場合に前輪6,6の向きが変わり、機体は傾斜面を走行中に下側に向けて前進するのではなく、直進しながら傾斜面を前進することができる。
また、図9(a)の前輪部の要部側面図と図9(b)の前輪部の要部正面図に示すように前輪6の前側に間隔を開けてガード61をアーム部分18に設け、道路や畦に該ガード61が当たると、それ以上、前進できなくため機体をスリップさせることができ、機体の転落防止が図れる。
また、前記ガード61の下端は前輪6の回転軸19より下側になるように配置することで確実に畦にガード61を当てる効果がある。
また前輪6が高畦に当たるなど揺動すると、図10の前輪部要部側面図に示すように、前輪6が矢印Aに示すように後輪7側に押されて移動して機体63が立ち上がり、急角度になりオペレータが異常に気付く。また前輪6が圃場面の形状に応じて揺動する場合には、前輪6の揺動に伴って、前輪6のアーム部分18と機体63に設けられ主クラッチに接続されたワイヤ62が引かれて、図示しない後輪駆動部に設けられた変速装置の主クラッチを切断する構成とする。
本発明の苗植機は、野菜苗に限らず、その他の苗を植え付ける苗植機として利用可能性がある。また、乗用型の苗植機について詳述したが、歩行型の苗植機であってもよい。
本発明の実施例の苗植機の側面図である。 図1の苗植機の後鎮圧輪の図示を省略した苗植機の平面図である。 図1の苗植機の支持体を示した平面図(図3(a)は狭い植付条間の場合、図3(b)は広い植付条間の場合を示す。)である。 図1の苗植機の巻掛スプロケットとその周辺を示す平面図(図4(a))と斜視図(図4(b))である。 図1の苗植機の苗供給カップのチェーン状に連結した構成を示す側面図(図5(a))と平面図(図5(b)である。 図1の苗植機の苗供給カップの移動方向に対して直交する方向の側面図(図6(a))、図6(a)の矢印A方向から見た苗供給カップの側面図(図6(b))、苗供給カップ25の平面図(図6(c))、ストッパ片55aの側面図(図6(d))、ストッパ片の正面図(図6(e))である。 図1の苗植機のスクレーパを取り付けた鎮圧輪の斜視図(図7(a)、図7(b))と正面図(図7(c))である。 図1の苗植機の前輪取り付け部の正面図(図8b))である。 図1の苗植機の前輪部の要部側面図(図9(a))と前輪部の要部正面図(図9(b))である。 図1の苗植機の前輪部の要部側面図である。
符号の説明
1 苗植機 2 操縦ハンドル
3 エンジン 4 上下動機構
5 苗植付体 6 前輪
7 後輪 8 ミッションケース
9 チェーン伝動ケース 9a 回動支点
10 車軸 11 ローリングシリンダ
12 天秤杆 13 ロッド
14 昇降用油圧シリンダ 14a ピストンロッド
15 前鎮圧輪 16 アーム
17 前輪支持フレーム 18 アーム部分
19 車軸 20 機体フレーム
20a 回動支点 21 伝動軸
22 植付伝動ケース 23 苗植付装置
24 苗供給装置 25 苗供給カップ
25a 底蓋 25a1 ヒンジ
25a2 突出部 25d カップ筒状体
25d1 カップ筒状体上半分 25d2 カップ筒状体下半分
26 移動機構 27 落下供給機構
28 連結体 29 スプロケット
29a 円弧状長孔 30 回動軸
31 支持フレーム 32 出力軸
33 駆動スプロケット 34 チェン
35 従動スプロケット 36 ボルト
37 円弧状部分 38 直線状部分
39,40 落下供給位置 41 突起
42 支持体 43 第一支持部材
44 第二支持部材 45 第三支持部材
46,48 長孔 47,49 取付ボルト
51 スプリング 52 突起
53 ロッド 55 ストッパ
55a ストッパ片 55b ストッパ挿入部材
57 スクレーパ 58 リンク部材
59 タイロッド 60 中央ピン
61 ガード 62 ワイヤ
63 機体 78 ボンネット
79 座席 80 ステップ
81 支持フレーム 82 メインステップ
83 サブステップ 84 乗車用主クラッチレバー
85 サイドクラッチペダル 86 畝終端センサ
87 主クラッチレバー 88 植付操作レバー
89 苗載台 90 移動リンク機構
U 畝

Claims (1)

  1. 苗を投入される筒状体(25d)とその底部にヒンジ(25a1)付き開閉自在な底蓋(25a)を有する苗供給カップ(25)と、該苗供給カップ(25)の複数個をループ状に連結する連結体(28)と設けた苗供給装置において、
    底蓋(25a)が共に開放する位置にある隣接した2つの苗供給カップ(25)の底蓋(25a)が開放するタイミングで、前記各苗供給カップ(25)のヒンジ(25a1)部分を苗供給カップ(25)の移送方向に対して互いに異なる位置に移動させる部材(52,53)を備えたことを特徴とする苗供給装置。
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JP7508364B2 (ja) 2020-12-28 2024-07-01 株式会社クボタ 移植機

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