JP2009201093A - 移動体通信用受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】AGCAMPを用いることなく、高いダイナミックレンジを満足することができるCDMA方式受信機を提供することである。
【解決手段】通信相手から受信したアナログ信号16をデジタル信号18に変換するA/D変換器17と、A/D変換器17によって変換されたデジタル信号18に対してIQ分離をしてIchおよびQchを得るデジタル直交復調器19とを有する移動体通信用受信機1において、A/D変換器1の基準電圧を可変する基準電圧可変手段25、27を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は移動体通信用受信機に関し、特にCDMA方式移動体通信の無線基地局装置の受信機に関する。
従来、携帯電話等の移動体通信システムにおいて、移動局装置(携帯電話機)と基地局装置との間の通信をCDMA方式で行うものが知られている(たとえば特許文献1参照)。このようなCDMA方式移動体通信の無線基地局装置の受信機の従来例を以下に図面を参照して説明する。
図10は、従来の移動体通信用無線基地局装置の受信機の構成を示すブロック図である。
受信機301は、アンテナ2と、低雑音増幅器10と、RFフィルタ(無線周波数フィルタ)11と、ミキサ12と、IFAMP(中間周波数増幅器)14と、IFフィルタ(中間周波数フィルタ)15と、AGCAMP(自動利得制御増幅器)60と、A/D(アナログ−デジタル変換器)17と、NCO(数値制御発振器)19と、FIRフィルタ(有限インパルス応答フィルタ)22と、FIRフィルタ23と、ベースバンド処理部24と、平均電力算出部61と、D/A(デジタル−アナログ変換器)63とを有して構成される。
AGCAMP60は、D/A63からのVagc信号64により利得が可変できる増幅器である。
NCO19は、移動局装置からの信号をIQ分離をしてIch20、Qch21を出力する。
平均電力算出部61は、FIRフィルタ22、23の出力のIch/Qchの信号レベルを算出し、AGC制御信号62を生成する。
D/A63は、AGC制御信号62(デジタル信号)をVagc信号64(アナログ信号)に変換する。
図10を用いて従来の無線基地局装置の受信機301の動作を説明する。
受信機301では、A/D17の基準電圧28が固定であり、A/D17の入力可能な範囲が固定であるため、A/D17に入力されるA/D入力信号の電力を常に一定になるように利得制御する必要がある。
平均電力算出部61は、FIRフィルタ22、23の出力のIch/Qchの信号レベルを算出する。算出方法は、信号レベルが変動するので100ms間の信号レベルを平均化することで算出する。平均化算出はIch/Qchであるので、複素数の計算となる。この計算結果の値を平均受信電力と呼ぶ。平均受信電力の目標値は、あらかじめ設定値(固定値)として受信機301内に記憶させておく。
平均電力算出部61で得られる平均受信電力が設定値より低い場合、平均受信電力が設定値になるようにVagc信号64でAGCAMP60の利得を上げる。
平均受信電力が設定値より高い場合、平均受信電力が設定値になるようにVagc信号64でAGCAMP60の利得を下げることで、A/D17に入力される電力が常に一定になるように利得を制御する。
受信機301のアンテナ2の入力レベル範囲を−40dBm〜−100dBmとすると、受信特性のダイナミックレンジに60dBが要求される。A/D17に入力されるA/D入力信号16の電力を常に一定にしなければならないので、ゆえに、AGCAMP60の利得可変範囲は60dBが要求される。
特開平8−251088号公報
しかしながら、上述した従来の無線基地局装置の受信機301には、次のような課題がある。
第1の課題は、受信機301の高いダイナミックレンジを満足するために、A/D17の入力電力が一定になるように利得を制御するAGC方式を採用しなければならない点である。
第2の課題は、AGC方式は平均電力を算出する処理が複雑で計算量が多い点である。
第3の課題は、アナログ部品であるAGCAMP60を使用してAGC方式を実現するため、部品バラツキ、温度バラツキによる線形歪みが大きく、精度が悪いという点である。
第4の課題は、AGCAMP60が必要なことと、フィードバック制御のデジタル処理
が多いので、コストが高い点である。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、AGCAMPを用いることなく、高いダイナミックレンジを満足することができるCDMA方式受信機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するにあたり、本発明は、通信相手から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器によって変換されたデジタル信号に対してIQ分離をしてIchおよびQchを得るデジタル直交復調器とを有する移動体通信用受信機において、前記A/D変換器の基準電圧を可変する基準電圧可変手段を備えた。
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記基準電圧可変手段が、前記A/D変換器の出力を監視するA/D出力信号監視部を備え、前記A/D出力信号監視部で監視した前記A/D変換器の出力に基づいて、前記A/D変換器の基準電圧を可変することを特徴とする。
また本発明は請求項2に記載の発明において、前記基準電圧可変手段が、前記A/D出力信号監視部の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器をさらに備え、前記D/A変換器の出力を前記A/D変換器の基準電圧とすることを特徴とする。
また本発明は請求項2に記載の発明において、前記A/D変換器が、前記A/D出力信号監視部の出力であるデジタル信号に基づいて電圧を生成する基準電圧生成部を有し、前記基準電圧生成部によって生成した電圧を該A/D変換器の基準電圧とすることを特徴とする。
また本発明は請求項1に記載の発明において、前記基準電圧可変手段が、前記A/D変換器の前段の信号を検波する検波器を備え、前記検波器の出力に基づいて、前記A/D変換器の基準電圧を可変することを特徴とする。
また本発明は請求項5に記載の発明において、前記基準電圧可変手段が、前記検波器の出力に基づいて基準電圧を出力する基準電圧制御部をさらに備え、前記基準電圧制御部の出力を前記A/D変換器の基準電圧とすることを特徴とする。
また本発明は請求項1から4の何れか1項に記載の発明において、クロック発生器から出力される基準周波数を複数倍に可変させてクロック信号を生成する周波数可変手段を備え、上記A/D変換器は、上記周波数可変手段から出力される上記クロック信号の周波数でアナログ信号からデジタル信号への変換を行うことを特徴とする。
また本発明は請求項2から4の何れか1項に記載の発明において、クロック発生器から出力される基準周波数を複数倍に可変させてクロック信号を生成する周波数可変手段を備え、上記A/D変換器は、上記周波数可変手段から出力される上記クロック信号の周波数でデータ取り込みしてアナログ信号からデジタル信号への変換を行い、上記周波数可変手段は、上記A/D出力信号監視部から上記監視の結果に基づいて出力される可変周波数制御信号に応じて上記基準周波数を複数倍に可変させることを特徴とする。
本発明によれば、以下に記載するような効果を奏する。
本発明によれば、AGCAMPを用いることなく、高いダイナミックレンジを満足することができる。
すなわち、第1の効果は、AGCAMPが不要なことと、フィードバックの制御方法が簡素なので、コストが安い点である。
また、第2の効果は、A/Dの基準電圧を可変させることでA/Dの入力可能な範囲を制御し、受信機のダイナミックレンジを大きくできる点である。
また、第3の効果は、フィードバックの制御方法がA/D出力信号の各信号線を監視するだけなので、構成が簡単で処理が速いという点である。
さらに、第4の効果は、デジタルで基準電圧を制御しているので、部品バラツキや温度特性による線形歪みが生じず、精度が良い点である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、移動体通信の無線基地局装置の受信機において、A/Dの基準電圧を可変してA/Dの入力可能な範囲を制御することで、受信特性におけるダイナミックレンジを大きくすることを特徴としている。また、A/D出力信号を検出してフィードバックすることで、A/Dの入力可能な範囲を最適化するような自動制御を実現することを特徴としている。
図1、図2を用いて本発明による第1の実施形態の構成について説明する。
図1は、本発明による第1の実施形態の移動体通信用無線基地局の受信機を示すブロック図である。図2は、図1に示した本発明による第1の実施形態のA/Dの内部構成を示すブロック図である。
本実施形態の受信機1は、アンテナ2と、低雑音増幅器10と、RFフィルタ(無線周波数フィルタ)11と、ミキサ12と、IFAMP(中間周波数増幅器)14と、IFフィルタ(中間周波数フィルタ)15と、A/D(アナログ−デジタル変換器)17と、NCO(数値制御発振器)19と、FIRフィルタ(有限インパルス応答フィルタ)22と、FIRフィルタ23と、ベースバンド処理部24と、A/D出力信号監視部25と、D/A(デジタル−アナログ変換器)27とを有して構成される。
アンテナ2は、移動体通信用無線移動局装置(たとえば携帯電話機)からの電波を受信し、無線信号を電気信号に変換する。
低雑音増幅器10はアンテナ2で受信された無線信号の電力を低雑音で増幅させる。
RFフィルタ11は、アンテナ2で受信された所望の周波数成分だけを通過させ、不要な周波数成分を除去する。
ミキサ12は、Local信号13を用いて電気信号の高い周波数を低い周波数に変換する。
IFAMP14は増幅器であり、電気信号の電力を増幅させる。
IFフィルタ15は、ミキサ12にて発生する不要なスプリアスを除去する。
A/D17は、A/D入力信号16(アナログ信号)を標本化、量子化することでA/D出力信号18(デジタル信号)に変換する。また、分解能を8bitとし、A/D出力信号18は8bitのデジタル信号である。
NCO19はデジタル直交復調器であり、低い周波数のA/D出力信号18をさらに低い周波数に変換する。また、移動体通信用無線移動局からの信号は振幅位相変調されているので、IQ分離をしてIch20、Qch21を出力する。
FIRフィルタ22、23は、Ich20、Qch21においてA/D17で発生する不要なスプリアスを除去する。
ベースバンド処理部24は、Ich/Qchから移動体通信用無線移動局からのデータを復調する。
A/D出力信号監視部25は、A/D出力信号18の8bitの各端子を監視し、A/D17の入力可能な範囲が最適になるように基準電圧制御信号26を生成する。D/A27は、基準電圧制御信号26(デジタル信号)を基準電圧28(アナログ信号)に変換する。
図2を参照すると、A/D17は、基準電圧生成部40と、コンパレータ41と、デコーダ43とを有して構成される。A/D17の分解能は8bitなので、2の8乗の256LSBで量子化を行う。
基準電圧生成部40は256ブロックで構成され、基準電圧28を256段階に分割して1/256〜256/256の256通りの電圧を出力する。
コンパレータ41は基準電圧生成部40と同じく256ブロックで構成され、A/D入力信号16と基準電圧生成部40の各ブロックからの電圧とを比較してコンパレータ出力42を出力する。
デコーダ43は、コンパレータ出力42を2進数にデコードし(256数値を8bitに変換し)、A/D出力信号18を出力する。
続いて、図1〜6を用いて、本発明による第1の実施形態の動作を説明する。
まず、図2を参照して、A/D17がアナログ信号をデジタル信号に変換する方法を説明する。
コンパレータ41はA/D入力信号16と基準電圧生成部40の電圧とを比較する。基準電圧生成部40の電圧の方が大きい場合はコンパレータ出力42を”0”とし、A/D入力信号16の方が大きい場合はコンパレータ出力42を”1”とする。つまり、A/D入力信号16の電圧が基準電圧28のちょうど半分である場合、128/256FS〜1/256FSのコンパレータ出力42は全て”1”であり、256/256FS〜129/256FSのコンパレータ出力42は全て”0”である。ここで、FSはフルスケールの略である。
デコーダ43が128という数値を2進数の8bitにデコードすると”01111111”になる。このようにして、A/D17は、アナログ信号をデジタル信号に変換している。
図3は、本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの説明図である。
デジタルにおいて、デシベル換算すると1bitが6dBである。そのため、分かりやすいように図3の目盛りは1目盛り6dBで表している。
受信機1のアンテナ2の入力レベル範囲を−40dBm〜−100dBmとすると、受信特性のダイナミックレンジに60dBが要求される。低雑音増幅器10からIFフィルタ15までの全体利得を50dBとすると、A/D17に+10dBm〜−50dBmが入力される。ゆえに、A/D17の入力で60dBのダイナミックレンジが必要とされる。A/D17の分解能が8bitなので、A/D17の入力可能なダイナミックレンジは48dB(8bit×6dB)であり、60dBを満たすことができない。
そこで、本実施形態では、A/D17の基準電圧28を可変してA/D17の入力可能な範囲を制御することで60dBのダイナミックレンジを満足できることを特徴としている。
図4は、本発明による第1の実施形態のA/Dの入力可能な範囲の一覧表である。基準電圧28をデフォルトの4倍、2倍、1/2倍、1/4倍、1/8倍にした場合の、A/Dの入力可能な範囲を一覧表にまとめた。
基準電圧28をデフォルトで1000mVとすると、基準電圧生成部40の256/256FSの電圧は1000mVになるのでA/D17の最大入力可能なレベルは1000mVであり、電圧からデシベルに換算すると特性インピーダンスが50Ωなので+4dBmである。基準電圧生成部40の1/256FSの電圧は7.8125mVになるのでA/D17の最小入力可能なレベルは7.8125mVであり、電圧からデシベルに換算すると−44dBmである。
同様に、基準電圧28を2倍の2000mVにするとA/Dの最大入力レベルは+10dBmであり、最小入力可能なレベルは−38dBmである。
同様に、基準電圧28を1/2倍の500mVにするとA/Dの最大入力レベルは−2dBmであり、最小入力可能なレベルは−50dBmである。つまり、基準電圧28を2倍にすると6dB上がり、基準電圧28を1/2倍にすると6dB下がる。
本実施形態では、このようにして、4倍で+12dB上がり、1/8倍で−18dB下がるようにA/Dの入力可能な範囲を制御することを特徴としている。
図1において、A/D出力信号18をA/D出力信号監視部25で監視してフィードバックすることで、A/Dの入力可能な範囲を最適化するような自動制御方法を説明する。
A/D出力信号18の8bit全てが”1”になるとオーバーフローしてしまうため、8bit目を”0”か”1”か監視して、”1”になった時点で基準電圧28を現状より2倍に大きくしてA/Dの最大入力可能なレベルを6dB上げる。
逆に、A/D出力信号18の8bit全てが”0”になるとアンダーフローしてしまうため、4bit目〜8bit目を監視して全て”0”になった時点で、基準電圧28を現状より1/2倍に小さくしてA/Dの最大入力可能なレベルを6dB下げる。
本実施形態では、A/D出力信号監視部25がA/D出力信号18を監視して基準電圧制御信号26を生成する方法において、A/D出力信号18の8bit目が”1”になったら、基準電圧28を現状より2倍にし、A/D出力信号16の4bit〜8bit目が全て”0”になったら、基準電圧28を現状より1/2倍にすることで、A/Dの入力可能な範囲の最適化を行う。
図5は、本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの制御方法において、6dB上げる場合の説明図である。
図5の状態44において、基準電圧28をデフォルトにしてA/D入力信号16が−2dBmになると、A/D出力信号18が8bitいっぱいになりオーバーフローしてしまう。そのため、状態45のように基準電圧28を現状より2倍の2000mVに大きくしてA/D17の最大入力可能な範囲を6dB上げる。
図6は、本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの制御方法において、6dB下げる場合の説明図である。
状態47において、基準電圧28をデフォルトにしてA/D入力信号16が−27dBmになると、A/D出力信号18の4bit目〜8bit目が全て”0”になる。そのため、状態46のように基準電圧28を現状より1/2倍の500mVに小さくしてA/Dの最大入力可能な範囲を6dB下げる。
このようにして、本発明は、移動体通信の無線基地局装置の受信機において、A/D17の基準電圧28を可変してA/D17の入力可能な範囲を制御することで、受信特性におけるダイナミックレンジを大きくすることを特徴としている。
また、本発明は、A/D出力信号18をA/D出力信号監視部25で検出してフィードバックすることで、A/D17の入力可能な範囲を最適化するような自動制御を実現することを特徴としている。
以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、AGCAMPが不要なことと、フィードバックの制御方法が簡素なので、コストが安い点である。
第2の効果は、A/Dの基準電圧を可変させることでA/Dの入力可能な範囲を制御し、受信機のダイナミックレンジを大きくできる点である。
第3の効果は、フィードバックの制御方法がA/D出力信号の各信号線を監視するだけなので、構成が簡単で処理が速いという点である。
第4の効果は、デジタルで基準電圧を制御しているので、部品バラツキや温度特性による線形歪みが生じず、精度が良い点である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明による第2の実施形態の受信機を示すブロック図である。図8は、本発明による第2の実施形態のA/Dの内部構成を示すブロック図である。
この第2の実施形態の受信機101は、図1と比較して、D/A27が無い点で相違する。
A/D出力信号監視部25は、A/D出力信号18の8bitの各端子を監視し、A/D17の入力可能な範囲が最適になるように基準電圧制御信号26を生成する。
本実施形態では、D/A27が無いので、基準電圧制御信号26をデジタル信号の状態でA/D17に入力する構成となっている。
図8を図2と比較すると、この第2の実施の形態のAD17には、電源電圧70と、基準電圧生成部71と、RCフィルタ73とが追加されている。
電源電圧70は、A/D17に供給されている電源電圧を指し、5Vである。
基準電圧生成部71は、基準電圧制御信号26の信号データを元に、電源電圧70から基準電圧72を生成する。基準電圧72はA/D17の基準電圧であり、A/D17の入力可能な範囲を制御する電圧である。
RCフィルタ73は、抵抗とコンデンサによる時定数を持ち、基準電圧72の電圧変化が急激に変化しないように鈍らせている。この第2の実施形態では図1に示したD/A27が無いので、第1の実施形態と比較するとコストが安い構成になっている。
次に、この第2の実施形態の動作について説明する。
基本的な動作は第1の実施形態の動作と同様であるが、次の点で異なる。
A/D出力信号18をA/D出力信号監視部25で監視し、基準電圧制御信号26を生成してフィードバックすることで、A/D17の入力可能な範囲を最適化するような自動制御方法を説明する。
A/D出力信号18の8bit全てが”1”になるとオーバーフローしてしまうため、8bit目を”0”か”1”か監視して”1”になった時点で、基準電圧28を現状より2倍に大きくしてA/D17の最大入力可能なレベルを6dB上げる。この6dB上がる瞬間において、A/D17の基準電圧28が急激に変わると、A/D出力信号18のデータが不連続になり、復調が不可能になってしまう。
そのため、本実施形態では、RCフィルタ73の時定数により基準電圧72の電圧変化を鈍らせることで、A/D出力信号18のデータの不連続を防ぐことを特徴としている。
同様に、A/D出力信号18の8bit全てが”0”になるとアンダーフローしてしまうため、4bit目〜8bit目を監視して全て”0”になった時点で、基準電圧28を現状より1/2倍に小さくしてA/Dの最大入力可能なレベルを6dB下げる。この6dB下がる瞬間において、A/D17の基準電圧28が急激に変わると、A/D出力信号18のデータが不連続になり、復調が不可能になってしまう。
そのため、本実施形態では、RCフィルタ73の時定数により基準電圧72の電圧変化を鈍らせることで、A/D出力信号18のデータの不連続を防ぐことを特徴としている。
次に、図9を用いて第3の実施形態の構成について説明する。
図9は、本発明による第3の実施形態の受信機を示すブロック図である。
この第3の実施形態の受信機201は、図7と比較して、A/D出力信号監視部25が無い点で相違する。また、新たに検波器80がRFフィルタ11の出力に追加されており、さらに基準電圧制御部82が、検波器80の出力に追加されている。
検波器80は、RFフィルタ11から入力される電気信号の電力に応じて検波信号81を生成し、基準電圧制御部82に出力する。基準電圧制御部82は、検波信号81に応じて基準電圧制御信号26を生成し、A/D17に出力する。
なお、本実施の形態のA/D17の内部構成は、図8と同様である。
次に、この第3の実施形態の動作について説明する。
基本的な動作は第1の実施形態の動作と同様であるが、次の点で異なる。
第1の実施形態の動作は、A/D出力信号18をA/D出力信号監視部25で監視し、基準電圧制御信号26を生成してフィードバックすることで、A/D17の入力可能な範囲を最適化するような自動制御方法であるが、A/D17のオーバーフローを検知してから制御する場合、オーバーフローによるA/D17の故障が生じる虞がある。
そこで、この第3の実施形態では、A/D17より前段に検波機能を設けて、A/D17のオーバーフローを未然に防ぐことを特徴とする。
基準電圧制御部82は、検波信号81の電力に応じてA/D17に入力されるであろう電力を算出する。オーバーフローになる電力ならば、基準電圧72を2倍にするように基準電圧制御信号26を生成し、アンダーフローになる電力ならば、基準電圧72を1/2倍にするように基準電圧制御信号26を生成する。
本実施形態では、このように、A/D17のオーバーフローとアンダーフローによるデータの欠如を防ぐだけでなく、オーバーフローによる故障も防げることを特徴としている。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。まず、この第4の実施形態の主要な特徴について説明する。
この第4の実施形態は、移動体通信の無線基地局装置の受信機において、A/Dの基準電圧を可変しながらサンプリング周波数を可変サンプリング(複数倍)にして電力検出する時間を設けて、電力検出の結果から最適なフルスケールレンジが選択できるためにA/Dの飽和(変換能力の上限値オーバー)が防げることを特徴としている。また、A/D出力信号を電力検出してフィードバック制御することで、A/Dの入力可能な範囲を最適化するような自動制御を実現することを特徴としている。
ここで、従来の無線基地局装置の受信機の課題として、AGC方式をフィードバック制御としていたため、アンテナ端入力レベルが瞬時に40dB以上の電力で大きく変動すると、AGC方式の利得調整が間に合わずにA/Dが飽和してしまう問題があった。この問題が発生する例としては、あるキャリアの無線基地局装置の傍で他キャリアの無線移動機が発着呼した場合や、違法電波が無線基地局装置に入力された場合などが挙げられる。
次に、図11を用いて、第4の実施形態の構成について説明する。図11は、第4の実施形態の受信機を示すブロック図である。なお、上述した図1のブロック図と共通の構成については、同符号とし、説明を省略する。
この図11に示す構成例は、上述した図1と比較すると、FPGA(Field Programmable Gate Array)90、クロック発生器91、クロック信号92、可変サンプリング制御信号93、クロックジェネレータ94が追加されている。
FPGA90は、NCO19、FIRフィルタ22、FIRフィルタ23、ベースバンド処理部24、A/D出力信号監視部25を備えて構成される。
クロック発生器91は、例えばVCXO(Voltage Controlled Crystal Oscillator)などの水晶発振器を指す。クロックジェネレータ(周波数可変手段)94は、可変サンプリング制御信号93に応じて、クロック発生器91から出力される基準となる周波数を複数倍に可変させてクロック信号92を生成し、各種デジタル部品(図11の例ではA/D17、D/A27、FPGA90)に供給する。
A/D17はクロック信号92の周波数でデータ取り込みを行い、A/D変換を行う。このため、A/D17に入力されるクロック信号92がサンプリング周波数となる。この時、クロック信号92の周波数はyMHzとする。可変サンプリング制御信号93は、クロック信号92の周波数を上述のように複数倍に制御し、A/D17のサンプリング周波数を複数倍に可変制御する信号である。
次に、図12、13、14を参照して、第4の実施形態の動作について説明する。図中、FSはフルスケールの略である。
一般に、移動体通信の無線信号は、ユーザ数とデータ量の変化に伴って常時、波形が変動することを特徴としている。ユーザ数とデータ量が少ない場合は波形が緩やかな変動となり、ユーザ数とデータ量が多い場合は波形が急峻に変動する。第4の実施形態では、前者の波形変動が緩やかな場合についてはサンプリング周波数を最小限の4倍とし、後者の波形変動が急峻な場合についてはサンプリング周波数を限りなく大きくする。
A/D出力信号監視部25は、連続するデータの取り込みを行うことで、波形変動が緩やかか、急峻かを判定する。連続するデータの値が一定であれば波形変動が緩やかだと判断できる。逆に、連続するデータの値が変動していれば、波形変動が急峻だと判断できる。
このように、A/D出力信号監視部25は、連続するデータの取り込みを行うことで、連続するデータにおける波形変動が所定の範囲内に収まるように可変サンプリング制御信号93を生成し、そのことによりサンプリング周波数を決定する。
図12は、例としてサンプリング周波数を4倍にした場合の説明図である。A/D17はサンプリング周波数(クロック信号92)のタイミングでデータ取り込みを行う。従来はクロック信号92の周波数をyMHzとしているが、本発明は4倍の4×yMHzとする。A/D17によるデータ取り込みに関して従来のAGC方式と比較すると、本発明によるAGC方式ではクロック信号92を4倍にすることで、データ取り込み回数を4倍に出来る。1回目、2回目のデータ取り込みにより電力検出を行う。3回目の時間で最適なフルスケールレンジを算出し、基準電圧28を生成する。4回目のデータ取り込み時は、基準電圧28により最適なフルスケールレンジ(FSが1/8倍、1/4倍、1/2倍、デフォルト、2倍、4倍のどれか)に可変しているため、A/D17が飽和せずにA/D入力信号16を取り込むことが可能となる。
図13は、第4の実施形態による受信機の動作を示す説明図である。なお、図の見方については上述した図3の説明と同様であり、説明を省略する。
1回目、2回目のデータ取り込みにより電力検出を行う。1回目はフルスケールを基準より1/8倍とする。2回目はフルスケールを基準より4倍とする。よって、A/D入力レベルが−50dBm〜+10dBm(ダイナミックレンジ:60dB)の範囲で電力検出が可能となる。A/D出力信号監視部25がA/D出力信号18を監視して、最適なフルスケールレンジでデータ取り込みできるように基準電圧28を生成する。フィードバック制御による時間遅延を補正するために3回目のデータは無視しても良い。4回目のデータ取り込み時は、最適なフルスケールレンジ(FSが1/8倍、1/4倍、1/2倍、デフォルト、2倍、4倍のどれか)に可変しているため、A/D17が飽和せずにA/D入力信号16を取り込むことが可能となる。
図14は、第4の実施形態による受信機の動作を示すフローチャートであり、主にA/D出力信号監視部25の動作を表している。1回目はフルスケールレンジを1/8倍とし、A/D17が飽和しているか判定する。飽和している場合はレンジを大きくする必要があるため、フルスケールレンジを4倍にする。また、飽和していない場合は、継続してフルスケールレンジを1/8倍でデータ取り込みを行う。この動作を数回行い、最終回にて最適なスケールレンジ(FSが1/8倍、1/4倍、1/2倍、デフォルト、2倍、4倍のどれか)に可変する。さらに、1回目から最終回までのデータの値を比較し、値が一定であれば無線信号の波形変動が緩やかだと判定できるため、サンプリング周波数の倍数を1つ減らす。また、値が一定でない場合は無線信号の波形変動が急峻だと判定できるため、サンプリング周波数の倍数を1つ増やす。
以上のように、第4の実施形態では、アンテナ端入力レベルが瞬時に40dB以上の電力で大きく変動しても、A/D17の基準電圧28を可変しながらサンプリング周波数を可変サンプリング(複数倍)にして電力検出する時間を設けて、A/D出力信号監視部25による電力検出の結果から最適なフルスケールレンジ(FSが1/8倍、1/4倍、1/2倍、デフォルト、2倍、4倍のどれか)が選択できるために、A/Dの飽和が防げることを特徴としている。
すなわち、A/D出力信号監視部25は、サンプリング周波数を可変サンプリングによりn倍(nは2以上の整数)にさせる場合、n−1回目までのデータ取り込み時に最適なフルスケールレンジを算出し、同時にA/D17の基準電圧28を可変させることで、算出結果に基づいたフィードバック制御を行う。このため、n回目のデータ取り込み時には、この算出結果に基づく基準電圧28でA/D17がデータ取り込みを行うため、飽和しないフルスケールレンジでのデータ取り込みが可能となる。
特にn≧4の場合、上述のように1回目からn−2回目までのサンプリング時、すなわちn−1回目のデータ取り込み開始時点までに、フルスケールレンジを等倍より大きくした所定倍率と等倍より小さくした所定倍率とにより電力検出を行い、n−1回目のデータ取り込みの際の時間で最適なフルスケールレンジを算出し、最適な基準電圧28を生成できる。このため、A/D17が飽和させてしまうことのない、確実なA/D入力信号16の取り込みが可能となる。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、以下に記載するような効果を奏する。
第5の効果は、クロック周波数を可変サンプリング(複数倍)にして電力検出する時間を設けることで、電力検出の結果から最適なフルスケールレンジが選択できてA/Dの飽和が防げる点である。
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した第4の実施形態ではD/A27を用いてA/D17の基準電圧を生成することとして説明したが、この構成に限定されず、上述した第2の実施形態のようにD/A27を用いずにA/D内の基準電圧生成部71で基準電圧を生成する構成であっても、第4の実施形態は同様に実現することができる。
本発明による第1の実施形態の受信機を示すブロック図である。 本発明による第1の実施形態のA/Dの内部構成を示すブロック図である。 本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの説明図である。 本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジ範囲の一覧表である。 本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの制御方法において、6dB上げる場合の説明図である。 本発明による第1の実施形態の受信機のダイナミックレンジの制御方法において、6dB下げる場合の説明図である。 本発明による第2の実施形態の受信機を示すブロック図である。 本発明による第2の実施形態のA/Dの内部構成を示すブロック図である。 本発明による第3の実施形態の受信機を示すブロック図である。 従来の受信機を示すブロック図である。 本発明による第4の実施形態の受信機を示すブロック図である。 サンプリング周波数を4倍にした場合の動作を従来方式と対比させて説明する図である。 第4の実施形態の受信機の動作を説明する図である。 第4の実施形態の受信機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、101、201、301 受信機
2 アンテナ
10 低雑音増幅器
11 RFフィルタ
12 ミキサ
13 Local信号
14 IFAMP
15 IFフィルタ
16 A/D入力信号
17 A/D
18 A/D出力信号
19 NCO
20 Ich
21 Qch
22 FIRフィルタ
23 FIRフィルタ
24 ベースバンド処理部
25 A/D出力信号監視部
26 基準電圧制御信号
27 D/A
28 基準電圧
40 基準電圧生成部
41 コンパレータ
42 コンパレータ出力
43 デコーダ
44 入力信号が−2dBm、A/Dの基準電圧がデフォルトの場合のA/Dの状態
45 入力信号が−2dBm、A/Dの基準電圧がデフォルトの2倍の場合のA/Dの状態
46 入力信号が−27dBm、A/Dの基準電圧がデフォルトの1/2倍の場合のA/Dの状態
47 入力信号が−27dBm、A/Dの基準電圧がデフォルトの場合のA/Dの状態
60 AGCAMP
61 平均電力算出部
62 AGC制御信号
63 D/A
64 Vagc信号
70 電源電圧
71 基準電圧生成部
72 基準電圧
73 RCフィルタ
80 検波器
81 検波信号
82 基準電圧制御部
90 FPGA
91 クロック発生器
92 クロック信号
93 可変サンプリング制御信号
94 クロックジェネレータ

Claims (10)

  1. 通信相手から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器によって変換されたデジタル信号に対してIQ分離をしてIchおよびQchを得るデジタル直交復調器とを有する移動体通信用受信機において、
    前記A/D変換器の基準電圧を可変する基準電圧可変手段を備えた
    ことを特徴とする移動体通信用受信機。
  2. 前記基準電圧可変手段が、前記A/D変換器の出力を監視するA/D出力信号監視部を備え、前記A/D出力信号監視部で監視した前記A/D変換器の出力に基づいて、前記A/D変換器の基準電圧を可変する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信用受信機。
  3. 前記基準電圧可変手段が、前記A/D出力信号監視部の出力であるデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器をさらに備え、前記D/A変換器の出力を前記A/D変換器の基準電圧とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信用受信機。
  4. 前記A/D変換器が、前記A/D出力信号監視部の出力であるデジタル信号に基づいて電圧を生成する基準電圧生成部を有し、前記基準電圧生成部によって生成した電圧を該A/D変換器の基準電圧とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信用受信機。
  5. 前記基準電圧可変手段が、前記A/D変換器の前段の信号を検波する検波器を備え、前記検波器の出力に基づいて、前記A/D変換器の基準電圧を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信用受信機。
  6. 前記基準電圧可変手段が、前記検波器の出力に基づいて基準電圧を出力する基準電圧制御部をさらに備え、前記基準電圧制御部の出力を前記A/D変換器の基準電圧とする
    ことを特徴とする請求項5に記載の移動体通信用受信機。
  7. クロック発生器から出力される基準周波数を複数倍に可変させてクロック信号を生成する周波数可変手段を備え、
    前記A/D変換器は、前記周波数可変手段から出力される前記クロック信号の周波数でアナログ信号からデジタル信号への変換を行うことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の移動体通信用受信機。
  8. クロック発生器から出力される基準周波数を複数倍に可変させてクロック信号を生成する周波数可変手段を備え、
    前記A/D変換器は、前記周波数可変手段から出力される前記クロック信号の周波数でデータ取り込みしてアナログ信号からデジタル信号への変換を行い、
    前記周波数可変手段は、前記A/D出力信号監視部から前記監視の結果に基づいて出力される可変周波数制御信号に応じて前記基準周波数を複数倍に可変させることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の移動体通信用受信機。
  9. 前記A/D出力信号監視部は、可変周波数制御信号により前記基準周波数をn倍(nは2以上の整数)にさせる場合、n−1回目のデータ取り込みまでに前記監視の結果に基づいて前記A/D変換器の最適なフルスケールレンジを算出し、当該算出結果に基づいて前記基準電圧可変手段に前記基準電圧を可変させることを特徴とする請求項8記載の移動体通信用受信機。
  10. n≧4の場合、n−1回目のデータ取り込み開始までにフルスケールレンジを等倍より大きくした所定倍率と等倍より小さくした所定倍率とにより前記監視を行い、当該監視の結果に基づいて、n−1回目のデータ取り込みの際の時間に最適なフルスケールレンジを算出して前記基準電圧可変手段に前記基準電圧を可変させることを特徴とする請求項9記載の移動体通信用受信機。
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