JP2009201046A - 無線基地局装置及び呼割当方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】呼制御部によるBB信号処理部の監視周期が長い場合、BB信号処理部の負荷状況の把握が遅延することで、無線基地局装置の処理速度が低下し、呼損率が上昇する。
【解決手段】各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部14−1、・・・、14−n、及び、前記複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部16を有する無線基地局装置であって、ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部14−1aを有し、負荷状態の値が少なくとも1つの監視項目の閾値を超過したことを監視部が検出した場合、呼制御部16に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置。
【選択図】図2
【解決手段】各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部14−1、・・・、14−n、及び、前記複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部16を有する無線基地局装置であって、ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部14−1aを有し、負荷状態の値が少なくとも1つの監視項目の閾値を超過したことを監視部が検出した場合、呼制御部16に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置。
【選択図】図2
Description
本出願は、ベースバンド信号処理部の負荷状況を監視してベースバンド信号処理割当を制御する無線基地局装置、及び呼割当方法に関する。
近年、移動通信システムにおいては、無線基地局装置を屋外に設置することで移動局との通信エリアの拡大が行われており、また、無線通信のトラフィック量の増大により、無線基地局装置の高処理能力化、高い信頼性が求められている。
無線基地局装置は、移動局である携帯端末と無線により音声、パケットデータ等の通信を行う。無線基地局装置内の呼制御部が、移動局から送信された信号のベースバンド信号処理を、無線基地局装置内の複数のベースバンド信号処理部(以下、「BB信号処理部」と言う。)の何れかに割り当て、次に、BB信号処理部が割当てられた信号をベースバンド信号処理して交換局に送信する。
一基地局当たりの移動局との通信可能数は基地局装置が有するBB信号処理部の数に依存する場合が多く、ベースバンド信号処理の処理量を増加させる場合はBB信号処理部の数を増やす必要がある。そして、呼制御部により、BB信号処理部の負荷を分散するように、ベースバンド信号処理の割り当てを行うことで、無線基地局装置の処理速度の向上、呼損率の低下が図られる。
BB信号処理部の負荷を分散するために、無線基地局装置のベースバンド信号処理割当方法に関する技術が提案されている(下記特許文献1)。この技術では、呼制御部が、BB信号処理部のリソース制御のため、未使用又は低処理負荷BB信号処理部数が所定の閾値を越えるときに、ベースバンド信号処理の再割り当てを実行し、上記閾値以下のときには、ベースバンド信号処理の再割り当てを実行しない。呼制御部は、各BB信号処理部に対して負荷状態の計測を実施し、周期的に負荷情報を収集することによって未使用BB信号処理部数の監視を行い、負荷の低いBB信号処理部に対して優先的にベースバンド信号処理を割り当てる。
しかしながら、従来提案されている負荷分散方法は、呼制御部がBB信号処理部から負荷情報を収集する必要がある。そのため、BB信号処理部に対する監視周期が長い場合、BB信号処理部の負荷状況の把握が遅延し、監視周期内にBB信号処理部の処理負荷が上昇した場合、呼制御部は、ベースバンド信号処理の割当又は解除を実行することができない。その結果、ベースバンド信号処理の処理速度が低下し、呼損率が上昇する。
上述のような問題点に鑑み、短い監視サイクルで負荷状況を監視し、無線基地局装置としての処理速度の向上並びに呼損率を低く保つことが求められている。
上記課題を解決するために、各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び、該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置であって、ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、負荷状態の値が少なくとも1つの監視項目の閾値を超過したことを監視部が検出した場合、呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置における呼割当方法であって、ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を測定し、測定した負荷状態の値が少なくとも1つの監視項目の閾値を超過した場合、ベースバンド信号処理部は、呼制御部に対して当該ベースバンド信号処理部に対する新たな呼設定を停止するように通知する呼割当方法が提供される。
閾値を超過したベースバンド信号処理部は、複数の監視項目の全てにおいて閾値未満となった場合、呼制御部に対して呼設定の停止解除を通知してもよい。
閾値を超過したベースバンド信号処理部は、呼設定停止の通知と同時に、呼割当開始待ちタイマを起動し、呼割当開始待ちタイマがタイムアウトするまで、呼設定の停止解除を通知しなくてもよい。
閾値を超過したベースバンド信号処理部は、処理部に対して呼設定の停止解除の通知と同時に、呼割当停止待ちタイマを起動し、呼割当停止待ちタイマがタイムアウトするまで、呼設定の停止を通知しなくてもよい。
監視項目は、ベースバンド信号処理部のシステムリソース、プログラム間のメッセージ数、生成スレッド数の少なくとも1つであってもよい。
以上の通り、この呼割当方法及び無線基地局装置では、ベースバンド信号処理の監視機能をBB信号処理部内に実装し、BB信号処理部の負荷状況をより短い期間で行うことで、特定のBB信号処理部への負荷集中を回避し、無線基地局装置の処理速度の向上、並びに呼損率を低く保つことができる。
さらに、この呼割当方法及び無線基地局装置では、ベースバンド信号処理の監視機能をBB信号処理部内に実装するため、BB信号処理部内の各制御処理の処理状況を監視項目として設定することができるため、リアルタイムにベースバンド信号処理の負荷の監視を行うことができる。
また、この呼割当方法及び無線基地局装置では、輻輳状態解除後も、輻輳状態検出から一定時間経過後にBB信号処理部から呼制御部に呼割当停止解除通知を行うことで、検出通知送受信によるBB信号処理部のプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、無線基地局装置のハードウェア構成の一例を示す図である。無線基地局装置1は、携帯電話や無線通信機能を有するコンピュータ等である移動局20と無線通信を行い、移動局20との間の通話/通信を電話網との間で中継する。
図1は、無線基地局装置のハードウェア構成の一例を示す図である。無線基地局装置1は、携帯電話や無線通信機能を有するコンピュータ等である移動局20と無線通信を行い、移動局20との間の通話/通信を電話網との間で中継する。
無線基地局装置1は、移動局20からの音声/映像情報を含む無線信号をAD変換、受信用ベースバンド処理をして、ATM伝送等により無線基地局制御装置30に送信する。また、無線基地局装置1は、無線基地局制御装置30から受信したデジタル信号を、送信用ベースバンド処理、DA変換してW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等の無線インタフェースを用いて移動局20に送信する。
無線基地局装置1は、移動局20へ電波を送信又は移動局20からの電波を受信するためのアンテナ2、電波を増幅等する増幅部3、増幅された受信信号をAD変換並びに送信信号をDA変換等する無線部4、複数のBB信号処理部14−1、・・・14−n、移動局20並びに無線基地局制御装置30から送信される呼をBB信号処理部に割当や開放する呼制御部16、及び、無線基地局制御装置30に対してネットワークを介してATM信号等の送受信を行う有線伝送路インタフェース部5を有する。
各BB信号処理部14−1、・・・、14−nは、受信用ベースバンド処理として、AD変換後の受信データを逆拡散、チップ同期(符号間同期)、誤り訂正復号、ダイバーシチハンドオーバ合成等を実行する。また、各BB信号処理部14−1、・・・、14−nは、送信用ベースバンド処理として、送信データの誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、拡散変調等を実行する。
また、各BB信号処理部14−1、・・・、14−nは、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを有する。呼制御部16も、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを有する。無線部4、有線伝送路インタフェース部5、各BB信号処理部14−1、・・・、14−n、及び呼制御部16は、基板接続、PCI−X等のバス接続、FC(ファイバーチャネル)等のネットワーク接続の接続部15により互いに連結されている。
また、各BB信号処理部14−1、・・・、14−n、及び呼制御部16は、互いに基板接続することで、ベースバンド信号処理装置10としてパッケージ化されてもよい。その場合、ベースバンド信号処理装置10は、上記したBB信号処理部14−1、・・・、14−n、及び呼制御部16のプロセッサ及びメモリをそのまま含んでもよいし、あるいは、ハードウェア構成を簡略化し、プロセッサ及びメモリを共有して使用してもよい。
上記したように、ベースバンド信号処理は、複数の処理により実行される。そして、BB信号処理部は、複数の処理を1つ以上のプロセッサ及びメモリで実行する。そのため、メモリに格納され、プロセッサで実行されるベースバンド信号処理を実行するためのプログラムは、マルチタスク処理を実行するために、多くのタスク、プロセス、スレッドを構成するようにコーディングされている。そして、BB信号処理部のプロセッサは、OS(Operating System)のタスクスケジューリング機能や、メモリ領域の管理機能を用いることで、複数のタスクを切り替えて、マルチタスク処理を実行する。
図2を用いて、ベースバンド信号処理部装置の機能構成の一例を説明する。BB信号処理部14−1は、プロセッサで実行することで得られる機能構成として、ベースバンド信号処理の負荷を監視する監視部14−1a、呼制御部との通信の送受信を行う送受信部14−1bを有する。
監視部14−1aは、BB信号処理部の負荷状態を監視する。負荷状態の監視項目は、プロセッサ及びメモリのシステムリソース(監視項目A)、プロセス又はスレッド間のメッセージ数(監視項目B)、生成スレッド数(監視項目C)がある。
監視部14−1aは、BB信号処理部の負荷状態を監視する。負荷状態の監視項目は、プロセッサ及びメモリのシステムリソース(監視項目A)、プロセス又はスレッド間のメッセージ数(監視項目B)、生成スレッド数(監視項目C)がある。
監視項目としてのシステムリソースとは、BB信号処理部におけるプロセッサ使用率、メモリ領域に対するメモリ使用率を示す。監視項目としてシステムリソースを設定するのは、プロセッサ使用率又はメモリ使用率が上がると、BB信号処理部は、所定のスループット(呼設定数/ベースバンド信号処理時間)を達成することが困難になり、呼損率が増加するため、この状況を回避するためである。監視部14−1aは、例えば、OSに問合せを行うことで、リアルタイムにプロセッサ使用率、メモリ使用率を取得することができる。
メッセージ数監視とは、プロセス又はスレッド間を伝送され、且つプロセス又はスレッドのメッセージキュー内に保存されるメッセージ数の監視を示す。具体的には、ベースバンド信号処理を実行するプログラムが、マルチプロセスで実装される場合、プロセス間のメッセージ数であり、マルチスレッドで実装される場合、スレッド間のメッセージ数を監視する。監視項目としてメッセージ数を設定するのは、メッセージ数が所定値を超えると、この規定値を超えて送信されたプロセス/メソッドは、ベースバンド信号処理を続行する上でのクリティカルパスとなり、処理が一時的に停止し、呼損率を増加するため、この状況を回避するためである。
スレッド数監視とは、プロセッサが、処理負荷に応じて生成するスレッドのスレッド数を監視することを示す。スレッド数の増加が増加すると、OSは、プロセッサのタスクスケジューリング処理、及びメモリリソースの競合を回避するためのより多くの排他処理が必要になりプロセッサ使用率は急激な上昇を示す。生成スレッド数を監視するのは、システムリソースのみを監視するのではなく、生成スレッド数を監視することで、呼損率の増加を回避できるためである。
図3を用いて、監視部14−1aの監視項目の監視方法の一例を説明する。
監視部14−1aは、イベントリスナとして、システムリソース、ベースバンド信号処理を構成するプロセス又はメソッドのメッセージ数、及び生成メソッド数を監視する。
例えば、OSのシステムリソース管理マネージャは、所定の閾値を超えた場合、「閾値オーバー」イベントをイベントリスナに送信する。
ベースバンド信号処理の例として、逆拡散処理14−1c、チップ同期処理14−1d、誤り訂正復号処理14−1eは、受信するメッセージ数又は各処理を実行するために生成したメソッド数が所定の閾値を超えた場合、「閾値オーバー」イベントとしてイベントリスナにその旨を通知する。
このように、イベントドリブン型の構成により、監視部14−1aをイベントハンドラとして実装し、閾値の通知を各ベースバンド信号処理部に任せることにより、リアルタイム性の高い監視項目の監視ができる。
監視部14−1aは、イベントリスナとして、システムリソース、ベースバンド信号処理を構成するプロセス又はメソッドのメッセージ数、及び生成メソッド数を監視する。
例えば、OSのシステムリソース管理マネージャは、所定の閾値を超えた場合、「閾値オーバー」イベントをイベントリスナに送信する。
ベースバンド信号処理の例として、逆拡散処理14−1c、チップ同期処理14−1d、誤り訂正復号処理14−1eは、受信するメッセージ数又は各処理を実行するために生成したメソッド数が所定の閾値を超えた場合、「閾値オーバー」イベントとしてイベントリスナにその旨を通知する。
このように、イベントドリブン型の構成により、監視部14−1aをイベントハンドラとして実装し、閾値の通知を各ベースバンド信号処理部に任せることにより、リアルタイム性の高い監視項目の監視ができる。
また、図3の例では、ベースバンド信号処理の処理負荷監視として、イベントドリブン型の構成の例を示したが、監視部14−1aが定期的に所定のメッセージキュー及びベースバンド処理を管理する生成メソッドの管理マネージャに問い合わせを定期的に行うことで、監視項目の実測値を測定し、監視部14−1aが監視項目毎に閾値を超えたか否かを判断することもできる。
なお、メッセージ数と、スレッド数は、時間変化が激しいため、従来のようにBB信号処理部と呼制御部との状態監視情報の送受信により監視制御では監視困難な項目であった。つまり、メッセージ数とスレッド数のような時間変化の早い監視項目を、従来のように状態監視情報の送受信を呼制御部で行うと、BB信号処理部のシステムリソースに対して送受信処理の負荷が増加し、BB信号処理部のプロセッサ使用率が情報するという不都合がある。この点に関し、監視部14−1aは、BB信号処理部内に実装されているため、図3に示すように、簡易な処理でメッセージ数と生成スレッド数を管理することができる。そのため、監視部14−1aは、呼制御部16との送受信処理によりプロセッサ使用率を上げることなく、リアルタイム的にメッセージ数とスレッド数の監視を行うことができる。
なお、監視項目には互いに関係性がある。例えば、システムリソースに余裕があり、メッセージキュー内のメッセージ数が多い場合は、一般に、スループットを上げるため生成スレッド数を上げる。しかしながら、スレッド数の増加により、OSのタスクスケジューリングとメモリの排他制御が、プロセッサ使用率を増加させることになる。
また、プロセッサ使用率及びメモリ使用率が高く、メッセージキュー内のメッセージ数が少ない場合は、生成スレッド数を下げることでスループットは一時的に向上する。しかしながら、生成スレッドの増加により処理能力が向上することでメッセージ数が増加することになる。
また、プロセッサ使用率及びメモリ使用率が高く、メッセージキュー内のメッセージ数が少ない場合は、生成スレッド数を下げることでスループットは一時的に向上する。しかしながら、生成スレッドの増加により処理能力が向上することでメッセージ数が増加することになる。
そのため、監視項目は、いずれもが輻輳状態に影響を及ぼすと同時に、監視項目の各々が関係性を有するため、いずれかの監視項目だけを優先的に監視するよりも、全ての項目を監視することが好ましい。
したがって、監視部14−1aは、監視項目の測定値の少なくとも1つが対応する監視項目の閾値を超過した場合、処理速度が低下し呼損率上昇の可能性が高い状態(本願では、この状態を「輻輳状態」と言う)と判断し、監視項目の全ての測定値がそれぞれの監視項目の閾値を下回る場合、輻輳状態解除と判断する。
監視部14−1aは、「輻輳状態」と判断した場合には、新規の呼割当を他のBB信号処理部に振り分けて分散制御を促し、「輻輳状態」のBB信号処理部への新規呼の割り当てを停止させるために、呼制御部16へ停止通知を送信する。そして、監視部14−1aは、輻輳状態が解除された場合は新規呼の割り当て停止を解除するために、割当停止解除通知を呼制御部16へ送信する。
なお、上記又は後述において機能構成を説明するためにBB信号処理部14−1を例示するが、他のBB信号処理部についても全く同じ機能を有し、BB信号処理部14−1の説明と同じように作動する。
監視部14−1aは、監視項目毎の輻輳種別テーブルを、メモリ内に格納する。輻輳種別テーブルには、各監視項目の状態である、輻輳状態(閾値を超えた状態)、輻輳解除状態(閾値未満の状態)が記録される。また、メモリ内に、輻輳の状態情報として、「0.輻輳解除状態」、「1.停止通知送信中状態」、「2.輻輳中状態」を、メモリ内に格納し、監視部14−1aは、監視項目の状態や、割当停止通知の送信等のイベントにしたがって、輻輳の状態情報を変更する。
図4及び図5に、輻輳の状態の遷移とイベントの関係を示した表を示す。上述した、輻輳状態は、図4及び図5に示したイベントによって、状態を遷移する。状態遷移の原因となるイベントは、「A.輻輳検出」、「B.輻輳解除検出」、「C.呼割当停止応答受信」、「D.呼割当停止解除応答受信」、「E.呼割当開始待ちタイマ・タイムアウト」、「F.呼割当停止待ちタイマ・タイムアウト」を示す。
「A.輻輳検出」は、監視項目の何れかの閾値を超えるイベントを示す。「B.輻輳解除検出」は、監視項目の閾値から下がるイベントを示す。「C.呼割当停止応答受信」は、割当停止通知に対する呼制御部16の応答通知のBB信号処理部での受信イベントを示す。「D.呼割当停止解除応答受信」は、割当停止解除通知に対する呼制御部16の応答通知のBB信号処理部での受信イベントを示す。「E.呼割当開始待ちタイマ・タイムアウト」は、頻繁な割当停止通知及び割当停止通知応答の送受信処理を回避するため(呼制御部16とBB信号処理部14−1との間の通信処理が、BB信号処理部の処理負荷を増加させないため)に、設定した呼割当開始待ちタイマのタイムアウトイベントである。「F.呼割当停止待ちタイマ・タイムアウト」は、頻繁な割当停止解除通知及び割当停止解除通知応答の送受信処理を回避するため(呼制御部16とBB信号処理部14−1との間の通信処理が、BB信号処理部の処理負荷を増加させないため)に、設定した呼割当開始待ちタイマのタイムアウトイベントである。
図6を用いて、図4と図5に示した関係に基づく監視項目の状態遷移を説明する。「0.輻輳解除状態」は、イベント「A.輻輳検出」、「E.呼割当開始待ちタイマ・タイムアウト(輻輳時)」、「F.呼割当停止待ちタイマ・タイムアウト(輻輳時)」のいずれかにより、「1.停止通知送信中状態」に遷移する。「0.輻輳解除状態」は、イベント「F.呼割当停止待ちタイマ・タイムアウト(輻輳要因無し)」で状態を維持する。
「1.停止通知送信中状態」は、イベント「C.呼割当停止応答受信(輻輳時)」で、「2.輻輳中状態」に遷移する。また、「1.停止通知送信中状態」は、イベント「C.呼割当停止応答受信(輻輳要因無し)」、「E.呼割当開始待ちタイマ・タイムアウト(輻輳要因無し)」のいずれかで「0.輻輳解除状態」に遷移する。さらに、「1.停止通知送信中状態」は、イベント「E.呼割当開始待ちタイマ・タイムアウト(他輻輳要因時)」で状態を維持する。
「2.輻輳中状態」は、イベント「B.輻輳解除検出(他輻輳要因無し)」で、「0.輻輳解除状態」に遷移し、イベント「B.輻輳解除検出(他輻輳要因時)」で状態を維持する。
このように、監視部14−1aは、輻輳状態とイベントを用いてBB信号処理部の輻輳状態を監視し、且つ、呼制御部16に対する新規呼設定の停止と解除を、リアルタイム的に制御可能となる。
図7を用いて、呼制御部16及びBB信号処理部における割当停止処理シーケンスの一例を説明する。本例では、輻輳要因検出後、呼割当開始待ちタイマのタイムアウト後に輻輳要因解除の検出があるケースにおけるBB信号処理部の割当停止処理を示す。
なお、図7に示すBB信号処理部は、ベースバンド信号処理装置10に含まれる複数のBB信号処理部のうちの何れか1つであり、また、図7には、BB信号処理部のベースバンド処理の実行を表していないが、BB信号処理部は常にベースバンド処理を並列処理しているものとする(後述する図8、9に示す例についても同じである)。
なお、図7に示すBB信号処理部は、ベースバンド信号処理装置10に含まれる複数のBB信号処理部のうちの何れか1つであり、また、図7には、BB信号処理部のベースバンド処理の実行を表していないが、BB信号処理部は常にベースバンド処理を並列処理しているものとする(後述する図8、9に示す例についても同じである)。
最初に、BB信号処理部内の監視部14−1aは、上記した監視項目の何れかについて(例えば、監視項目A)閾値オーバーを検出する(ステップS101)。監視部14−1aは、呼割当停止通知を、呼制御部16に送信し(ステップS102)、状態判定処理を行い、輻輳種別テーブルの監視状態を、輻輳解除状態から停止通知送信中状態に遷移させる(ステップS103)。
次に、監視部14−1aは、呼割当開始待ちタイマを起動する(ステップS104)。この呼割当開始待ちタイマ中は、閾値オーバー解除を検出した場合であっても、呼割当停止解除通知を送信することは無い。
閾値オーバー検出後すぐに、閾値オーバー解除を検出し、さらにその状況が短期間に繰り返し行われる場合、呼制御部16とBB信号処理部内の送受信処理が多発し、プロセッサ使用率の上昇を招くこと考えられる。したがって、タイマ処理中に輻輳状態の解除が生じても、呼割当停止解除通知の送信処理をしないことで、検出通知送受信によるプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
閾値オーバー検出後すぐに、閾値オーバー解除を検出し、さらにその状況が短期間に繰り返し行われる場合、呼制御部16とBB信号処理部内の送受信処理が多発し、プロセッサ使用率の上昇を招くこと考えられる。したがって、タイマ処理中に輻輳状態の解除が生じても、呼割当停止解除通知の送信処理をしないことで、検出通知送受信によるプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
呼制御部16は、受信した呼処理停止通知に対して、監視部14−1aに、呼処理割当停止応答を送信し(S105)、監視部14−1aに対する新規呼の割当を一時停止する。監視部14−1aは、状態判定処理を行い、輻輳種別テーブルの監視状態を、停止通知送信中状態から輻輳中状態に遷移させる(ステップS106)。監視部14−1aは、呼割当開始待ちタイマのタイムアウト後、呼割当開始待ちタイマを停止する(ステップS107)。監視部14−1aは、閾値オーバー解除を検出すると(ステップS108)、呼制御部16に呼割当停止解除通知を送信する(ステップS109)。そして、監視部14−1aは、状態判定処理を行い、他の輻輳要因が存在していない場合は、輻輳種別テーブルの監視状態を、輻輳中状態から輻輳解除検出状態に遷移させる(ステップS110)。
呼制御部16は、監視部14−1aから受信した呼割当停止解除通知への応答として、呼割当停止解除応答を送信し(ステップS111)、監視部14−1aに対して新規呼の割当を開始する(ステップS112)。
このように本例では、ベースバンド信号処理の監視機能をBB信号処理部内に実装し、BB信号処理部の負荷状況を短い期間で行うことで、特定のBB信号処理部への負荷集中を回避し、無線基地局装置の処理速度の向上、並びに呼損率を低く保つことができる。
図8を用いて、呼制御部16及びBB信号処理部における割当停止処理シーケンスの一例を説明する。本例では、第1の輻輳要因検出後、第1の輻輳要因解除検出前に、第2の輻輳要因の検出があるケースにおけるBB信号処理部の割当停止処理を示す。
図8のステップS101〜S106、並びにステップS111及びS112は、図7で説明したステップS101〜S106、並びにステップS111及びS112と同じである。
ステップS106の後、輻輳要因Aと異なる輻輳要因Bについて、閾値オーバーを検出する(ステップS201)。次に、監視部14−1aは、輻輳要因Aについての閾値オーバー解除を検出すると(ステップS202)、状態判定処理を行う(ステップS203)。この状態判定処理では、輻輳要因Aは解除されたが、他の要因である輻輳要因Bについては解除されていないため、図6に表す状態遷移図にしたがって、輻輳種別テーブルの監視状態は、輻輳中状態を維持する。
ステップS106の後、輻輳要因Aと異なる輻輳要因Bについて、閾値オーバーを検出する(ステップS201)。次に、監視部14−1aは、輻輳要因Aについての閾値オーバー解除を検出すると(ステップS202)、状態判定処理を行う(ステップS203)。この状態判定処理では、輻輳要因Aは解除されたが、他の要因である輻輳要因Bについては解除されていないため、図6に表す状態遷移図にしたがって、輻輳種別テーブルの監視状態は、輻輳中状態を維持する。
次に、呼割当開始待ちタイマがタイムアウト(ステップS204)した後で、監視部14−1aは、輻輳要因Bについて、閾値オーバーを検出する(ステップS205)。この状態では、輻輳要因A及びBは解除された状態となるので、監視部14−1aは、呼制御部16に呼割当停止解除通知を送信する(ステップS206)。そして、監視部14−1aは、状態判定処理を行い、輻輳種別テーブルの監視状態を、輻輳中状態から遷移解除状態に遷移させる(ステップS207)。
このように本例では、複数の輻輳要因を検出した場合でも、全ての輻輳要因が解除されるまでBB信号処理部への新規呼の割当を停止することで、特定のBB信号処理部への負荷集中を回避し、呼損率を低く保つことを可能にする。
図9を用いて、呼制御部16及びBB信号処理部における割当停止処理シーケンスの一例を説明する。本例では、輻輳要因検出後、呼割当開始待ちタイマのタイムアウト前に輻輳要因解除の検出がある場合におけるBB信号処理部の割当停止処理を示す。
図9のステップS101〜S106、並びにステップS111及びS112は、図7で説明したステップS101〜S106、並びにステップS111及びS112と同じである。
ステップS106の後、輻輳要因Aの閾値オーバーの解除を検出する(ステップS301)。監視部14−1aは、状態判定処理を行う(ステップS302)。この状態判定処理では、輻輳要因Aは解除され、且つ他の輻輳要因は発生していないため、輻輳種別テーブルの監視状態は、輻輳中状態から輻輳解除状態に遷移させる。
ステップS106の後、輻輳要因Aの閾値オーバーの解除を検出する(ステップS301)。監視部14−1aは、状態判定処理を行う(ステップS302)。この状態判定処理では、輻輳要因Aは解除され、且つ他の輻輳要因は発生していないため、輻輳種別テーブルの監視状態は、輻輳中状態から輻輳解除状態に遷移させる。
しかしながら、呼割当開始待ちタイマがタイムアウトする前は、呼制御部16に呼割当停止解除通知を送信しない。これは、閾値オーバー検出後すぐに、閾値オーバー解除を検出し、さらにその状況が短期間に繰り返し行われる場合、呼制御部16とBB信号処理部内の呼処理割当停止通知と呼処理割当停止解除に関する送受信処理、それに伴う新規呼の割当開始及び停止が多発し、これらの処理がプロセッサ使用率の増加を招くためである。
したがって、タイマ処理中に輻輳状態の解除が生じても、呼割当停止解除通知の送信処理をしないことで、検出通知送受信によるプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
したがって、タイマ処理中に輻輳状態の解除が生じても、呼割当停止解除通知の送信処理をしないことで、検出通知送受信によるプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
次に、呼割当開始待ちタイマがタイムアウト(ステップS303)した後で、監視部14−1aは、呼制御部16に呼割当停止解除通知を送信する(ステップS304)。次に、監視部14−1aは、呼割当停止待ちタイマを起動する(ステップS305)。この呼割当停止待ちタイマ中は、輻輳要因を検出した場合でも、監視部14−1aは、呼割当停止通知を送信することはできない。これは、新たな輻輳要因である閾値オーバーを検出した場合であっても、その輻輳要因の解除がすぐに検出される場合、監視部14−1aと呼制御部16との呼割当停止通知の送受信、並びに新規呼割当停止及び開始処理を伴うため、一定期間は呼割当停止通知の送信ができないようにしたものである。
したがって、再度輻輳要因Aの閾値オーバーを検出した場合でも(ステップS306)、呼割当開始待ちタイマがタイムアウトして初めて(ステップS307)、監視部14−1aは、呼制御部16に呼割当停止通知を送信可能となる(ステップS308)。
このように本例では、複数の輻輳要因を検出した場合でも、全ての輻輳要因が解除されるまでBB信号処理部への新規呼の割当を停止することで、特定のBB信号処理部への負荷集中を回避し、複数のBB信号処理部を有するベースバンド信号処理部の処理速度の向上、並びに呼損率を低く保つことができる。さらに、タイマ処理を使うことで、したがって、タイマ処理中に輻輳状態の解除が生じても、呼割当停止解除通知の送信処理をしないことで、検出通知送受信によるプロセッサ使用率の増加を最低限に抑えることできる。
また、以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素の組合せ、変形及びバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理及び請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
以上述べた実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)
各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び、該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、
該負荷状態の値が少なくとも1つの該監視項目の閾値を超過したことを該監視部が検出した場合、前記呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置。(1、図2、図7)
(付記2)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記複数の監視項目の全てにおいて閾値未満となった場合、前記呼制御部に対して呼設定の停止解除を通知する付記1に記載の無線基地局装置。(2、図7)
(付記3)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記呼設定停止の通知と同時に、呼割当開始待ちタイマを起動し、
前記呼割当開始待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止解除を通知しない付記1に記載の無線基地局装置。(3、図9)
(付記4)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記処理部に対して前記呼設定の停止解除の通知と同時に、呼割当停止待ちタイマを起動し、
前記呼割当停止待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止を通知しない付記3に記載の無線基地局装置。(4、図9)
(付記5)
前記監視項目は、前記ベースバンド信号処理部のシステムリソース、プログラム間のメッセージ数、生成したスレッド数の少なくとも1つである付記1〜4のいずれか一項に記載の無線基地局装置。(図3)
(付記6)
各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置における呼割当方法であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎に前記ベースバンド信号処理の負荷状態を測定し、
前記測定した負荷状態の値が少なくとも1つの前記監視項目の閾値を超過した場合、前記ベースバンド信号処理部は、前記呼制御部に対して当該ベースバンド信号処理部に対する新たな呼設定を停止するように通知する呼割当方法。(5、図2、図7)
(付記7)
呼設定を行う呼制御部と、
負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、該監視部が該負荷状態の値が少なくとも1つの前記監視項目の閾値の超過を検出した場合、前記呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する複数のベースバンド信号処理部とを有するベースバンド信号処理装置。(図2、図7)
以上述べた実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)
各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び、該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、
該負荷状態の値が少なくとも1つの該監視項目の閾値を超過したことを該監視部が検出した場合、前記呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置。(1、図2、図7)
(付記2)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記複数の監視項目の全てにおいて閾値未満となった場合、前記呼制御部に対して呼設定の停止解除を通知する付記1に記載の無線基地局装置。(2、図7)
(付記3)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記呼設定停止の通知と同時に、呼割当開始待ちタイマを起動し、
前記呼割当開始待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止解除を通知しない付記1に記載の無線基地局装置。(3、図9)
(付記4)
前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記処理部に対して前記呼設定の停止解除の通知と同時に、呼割当停止待ちタイマを起動し、
前記呼割当停止待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止を通知しない付記3に記載の無線基地局装置。(4、図9)
(付記5)
前記監視項目は、前記ベースバンド信号処理部のシステムリソース、プログラム間のメッセージ数、生成したスレッド数の少なくとも1つである付記1〜4のいずれか一項に記載の無線基地局装置。(図3)
(付記6)
各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置における呼割当方法であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎に前記ベースバンド信号処理の負荷状態を測定し、
前記測定した負荷状態の値が少なくとも1つの前記監視項目の閾値を超過した場合、前記ベースバンド信号処理部は、前記呼制御部に対して当該ベースバンド信号処理部に対する新たな呼設定を停止するように通知する呼割当方法。(5、図2、図7)
(付記7)
呼設定を行う呼制御部と、
負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、該監視部が該負荷状態の値が少なくとも1つの前記監視項目の閾値の超過を検出した場合、前記呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する複数のベースバンド信号処理部とを有するベースバンド信号処理装置。(図2、図7)
1 無線基地局装置
2 アンテナ
3 増幅部
4 無線部
5 有線伝送路インタフェース部
10 ベースバンド信号処理装置
14 ベースバンド信号処理部
16 呼制御部
20 移動局
30 無線基地局制御装置
2 アンテナ
3 増幅部
4 無線部
5 有線伝送路インタフェース部
10 ベースバンド信号処理装置
14 ベースバンド信号処理部
16 呼制御部
20 移動局
30 無線基地局制御装置
Claims (5)
- 各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び、該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎にベースバンド信号処理の負荷状態を監視する監視部を有し、
該負荷状態の値が少なくとも1つの該監視項目の閾値を超過したことを該監視部が検出した場合、前記呼制御部に対して新たな呼設定を停止するように通知する無線基地局装置。 - 前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記複数の監視項目の全てにおいて閾値未満となった場合、前記呼制御部に対して呼設定の停止解除を通知する請求項1に記載の無線基地局装置。
- 前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記呼設定停止の通知と同時に、呼割当開始待ちタイマを起動し、
前記呼割当開始待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止解除を通知しない請求項1に記載の無線基地局装置。 - 前記閾値を超過したベースバンド信号処理部は、前記処理部に対して前記呼設定の停止解除の通知と同時に、呼割当停止待ちタイマを起動し、
前記呼割当停止待ちタイマがタイムアウトするまで、前記呼設定の停止を通知しない請求項3に記載の無線基地局装置。 - 各々がベースバンド信号処理を行う複数のベースバンド信号処理部、及び該複数のベースバンド信号処理部に対して呼設定を行う呼制御部を有する無線基地局装置における呼割当方法であって、
前記ベースバンド信号処理部は、負荷状態を監視する複数の監視項目毎に前記ベースバンド信号処理の負荷状態を測定し、
前記測定した負荷状態の値が少なくとも1つの前記監視項目の閾値を超過した場合、前記ベースバンド信号処理部は、前記呼制御部に対して当該ベースバンド信号処理部に対する新たな呼設定を停止するように通知する呼割当方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043182A JP2009201046A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 無線基地局装置及び呼割当方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043182A JP2009201046A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 無線基地局装置及び呼割当方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009201046A true JP2009201046A (ja) | 2009-09-03 |
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ID=41144026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008043182A Withdrawn JP2009201046A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | 無線基地局装置及び呼割当方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009201046A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015504270A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-02-05 | アルカテル−ルーセント | ベースバンド信号処理クラスタ |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008043182A patent/JP2009201046A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015504270A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-02-05 | アルカテル−ルーセント | ベースバンド信号処理クラスタ |
US10159012B2 (en) | 2011-11-14 | 2018-12-18 | Alcatel Lucent | Baseband signal processing cluster |
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