JP2009200939A - 画像処理装置と画像処理方法および画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】円形状または環状の全方位画像を展開して得られるパノラマ画像を容易に表示可能とする。
【解決手段】展開処理部は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する。分割処理部は、パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する。アスペクト比変換部は、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比例えばテレビジョン放送規格のアスペクト比の画像に変換する。符号化部は、所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ圧縮符号化する。パノラマ画像と等しいアスペクト比の表示装置を用いなくとも、所望のアスペクト比である表示装置を利用して容易にパノラマ画像を表示できる。
【選択図】 図2
【解決手段】展開処理部は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する。分割処理部は、パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する。アスペクト比変換部は、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比例えばテレビジョン放送規格のアスペクト比の画像に変換する。符号化部は、所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ圧縮符号化する。パノラマ画像と等しいアスペクト比の表示装置を用いなくとも、所望のアスペクト比である表示装置を利用して容易にパノラマ画像を表示できる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、画像処理装置と画像処理方法および画像処理システムに関する。詳しくは、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開して、このパノラマ画像の分割や分割後の画像をテレビジョン放送のアスペクト比に変換する処理等を行うことで、既存の表示装置を用いて画像表示を行うことができるようにするものである。
魚眼レンズ等の広角レンズを用いて撮像を行うと円形状や環状の全方位画像を得ることができる。しかし、円形状や環状の全方位画像ではどのような被写体が撮像されているか簡単に判別することができない。このため、全方位画像をパノラマ画像に展開する処理が行われており、例えば特許文献1に展開処理方法が開示されている。また、特許文献2では、ユーザが指定した一部の領域のみをパノラマ画像に展開してモニタ装置の画面上に表示することも開示されている。
ところで、ユーザが指定した一部の領域のみをパノラマ画像に展開して表示するものでは、被写体画像の全体を見ることができない。また、円形状の全方位画像をパノラマ画像に展開すると、パノラマ画像におけるアスペクト比(横縦比)がおよそ「6:1」となり、テレビジョン放送規格のアスペクト比「16:9」や「4:3」と大きく異なる。このため、アスペクト比がおよそ「6:1」であるパノラマ画像を表示装置の略画面全体に表示させるためには、表示画面のアスペクト比がパノラマ画像のアスペクト比に対応する特別な表示装置を用いなければならず、簡単にパノラマ画像を表示することができない。
そこで、この発明では、円形状または環状の全方位画像を展開処理して得られるパノラマ画像を容易に表示可能とする画像処理装置と画像処理方法および画像処理システムを提供するものである。
この発明の概念は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開すると、パノラマ画像は、テレビジョン放送規格と異なるアスペクト比となる。したがって、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に近くなるようにパノラマ画像の分割を行い、分割後の画像に例えば無効領域を付加してテレビジョン放送規格のアスペクト比の画像データを生成することで、パノラマ画像に応じたアスペクト比の表示装置を用いなくとも、パノラマ画像を容易に表示できるようにすることにある。
この発明に係る画像処理装置は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理部と、パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する分割処理部と、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換部と、所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化部を備えるものである。
また、画像処理方法は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理ステップと、パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように等分割する分割処理ステップと、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換ステップと、所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化ステップを有するものである。
さらに、この発明に係る画像処理システムは、円形状または環状の全方位画像の画像処理を行い該画像処理後の画像を示す符号化データを生成する第1の画像処理装置と、該第1の画像処理装置で生成された符号化データを用いて表示画像データを生成する第2の画像処理装置を備えた画像処理システムにおいて、第1の画像処理措置は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理部と、パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する分割処理部と、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換部と、所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化部を備え、第2の画像処理装置は、所望のアスペクト比とされた画像を示す符号化データをそれぞれ復号化処理する復号化部と、復号化処理を行うことにより得られた画像データを表示画像データとして出力する表示画像データ出力部とを備えるものである。
この発明においては、円形状または環状の全方位画像がパノラマ画像に展開されたのち、分割後の画像が長手方向に並ぶようにパノラマ画像が分割される。この分割されたそれぞれの画像に対して、例えば無効領域が付加されて所望のアスペクト比の画像に変換される。また、パノラマ画像に展開する際に、パノラマ画像の長手方向が所望の水平解像度に対してパノラマ画像の分割数倍となるように変換処理が行われる、またはアスペクト比変換において、所望のアスペクト比の画像が所望の水平解像度となるように変換処理が行われる。アスペクト比変換が行われた画像データは、符号化処理されて符号化データとして例えば記録媒体に記録される。また、符号化データには、いずれの並び順の画像であるかを識別可能とする属性情報を設けられる。
この発明によれば、円形状または環状の全方位画像がパノラマ画像に展開される。また、パノラマ画像が分割されて、分割後の画像が所望のアスペクト比に変換されて、この所望のアスペクト比とされた画像の画像データがそれぞれ符号化処理されたのち出力される。このため、パノラマ画像と等しいアスペクト比の表示装置を用いなくとも、符号化されている画像データを復号化して所望のアスペクト比の表示装置に供給することで、パノラマ画像の表示を容易に行うことができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は画像処理システムの構成を示している。画像処理システム10は、録画側の画像処理装置20と再生側の画像処理装置40を用いて構成されている。録画側の画像処理装置20は、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する。また、このパノラマ画像を分割して所望のアスペクト比に変換したのち符号化処理する。再生側の画像処理装置40は、画像処理装置20で生成された符号化データの復号化処理を行い、この復号化処理によって得られた画像データを1あるいは複数の表示装置80に出力する。なお、円形状または環状の全方位画像は動画像または静止画像のいずれであってもよい。
録画側の画像処理装置20で生成された符号化データは、例えば記録装置(記録媒体等も含む)60に出力されて、記録装置60を介して再生側の画像処理装置40に供給される。なお、画像処理装置20は、ネットワーク70等を介して符号化データを画像処理装置40に出力するものとしてもよい。また、画像処理装置20に記録装置60を内蔵させて、画像処理装置20から出力する画像データを内部の記録装置60で記録媒体に記録して、この記録媒体を介して再生側の画像処理装置40に画像データを供給するようにしてもよい。
円形状または環状の全方位画像の画像データは、広角レンズを用いた撮像装置等で生成される。例えば、広角レンズとして魚眼レンズを用いるものとすれば、被写体像は、撮像装置で用いられている撮像素子の撮像面上における円形の領域に結像される。したがって、撮像装置から出力される画像データは、円形状の全方位画像を示す画像データとなる。また、広角レンズとしてPAL(Panoramic Annular Lens)(環状のレンズ)レンズを用いるものとすれば、被写体像は撮像面上における環状の領域に結像される。したがって、撮像装置から出力される画像データは、環状の全方位画像を示す画像データとなる。また、筒状,お椀状あるいは円錐状等のミラーを広角レンズとして用いるものとして、広視野の被写体画像がミラーの反射を利用して撮像面に結像されるようにしても、円形状または環状の全方位画像の画像データを生成できる。
図2は、録画側の画像処理装置20の構成を示している。円形状または環状の全方位画像の画像データDVinは、撮像装置11で生成されて、または記録装置12から読み出されて、画像処理装置20の展開処理部21に供給される。
展開処理部21は、画像データDVinを用いて変換処理を行い、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する。図3は、円形状全方位画像をパノラマ画像に展開する変換処理の一手法を説明するための図である。図3の(A)は円形状全方位画像GR、図3の(B)は円形状全方位画像を展開したパノラマ画像GAを示している。なお、円形状全方位画像の中心CPは「x0,y0」、半径は「r」とする。また、パノラマ画像のサイズ(画素数)は「Px」×「Py」とする。
図3の(A)において、円形状全方位画像上の任意の点Qm(xm,ym)は、極座標表示を用いて式(1)にように示すことができる。
なお式(1)において、「rm」は中心CPから点Qmまでの距離であり、「θ」は中心CTと点Qmを結ぶ線分と基線LBが成す角度である。
ここで、パノラマ画像GAのX軸方向は円形状全方位画像GRの周方向、パノラマ画像GAのY軸方向は円形状全方位画像GRの半径方向に相当するものとして展開を行う場合、円形状全方位画像GRの中心CPをパノラマ画像GAの基準位置(0,0)とすると、パノラマ画像GAにおいてX軸方向の変化「0〜Px」は円形状全方位画像GRにおける周方向の変化「0〜2πr」に相当する。また、パノラマ画像GAにおいてY軸方向の変化「0〜Py」は円形状全方位画像GRにおける径方向の変化「0〜r」に相当するものとなる。さらに、X軸上の位置を「0」から「Px」までリニアに変化させたとき、周方向の位置が「0」から「2πr」までリニアに変化する特性を有しており、Y軸上の位置を「0」から「Py」までリニアに変化させたとき、径方向の位置が「0」から「r」までリニアに変化する特性を有しているものとすると、パノラマ画像GAにおける位置QB(xj,yj)は、式(2)に基づき円形状全方位画像上の位置QA(rj,θj)となる。
rj=r×(yj/Py),θj=2πr×(xj/Px) ・・・(2)
このように、展開後のパノラマ画像における位置QB(xj,yj)に対応する円形状全方位画像中の位置QA(rj,θj)を算出できる。したがって、パノラマ画像における各点に対応する円形状全方位画像上の座標を求めて、この座標の画素データを読み出すことで、円形状全方位画像をパノラマ画像に変換できる。なお、求めた座標が画素と画素の間であるときは、求めた座標の周囲に位置する画素データを用いて補間等を行うことにより、求めた座標に対応する画素データを生成する。
また、図3では、円形状全方位画像をパノラマ画像に展開する場合を示したが、環状全方位画像をパノラマ画像に展開する場合、例えばパノラマ画像GAにおいてY軸方向の変化「0〜Py」は円形状全方位画像GRにおける径方向の変化「rin〜rout」に相当すると考えれば、円形状全方位画像をパノラマ画像に展開する場合と同様にして、環状全方位画像をパノラマ画像に展開できる。なお、「rin」はドーナツ状画像の内径、「rout」はドーナツ状画像の外径を示している。
円形状全方位画像や環状全方位画像をパノラマ画像に展開する変換処理は、上述の方法に限られるものではない。例えばY軸上の位置を「0」から「Py」までリニアに変化させたとき、広角レンズの特性によって径方向の位置がリニアに変化しない場合、特開2003−308526号公報の「環状画像のパノラマ画像への展開時の鉛直方向ひずみ補正方法および装置」に記載されているように、広角レンズによる径方向ひずみの補正条件を求めて、この補正条件を利用して画像の展開を行うものとしてもよい。
展開処理部21は、このように円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開して、パノラマ画像の画像データDWaを分割処理部22に供給する
分割処理部22は、パノラマ画像の分割を行い、画像データDWaから分割後の各画像を示す画像データDWbを生成する。パノラマ画像の分割は、分割後の画像が長手方向に並ぶように行う。また、この長手方向を分割後の画像における水平方向としたとき、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に最も近づくように分割を行う。
分割処理部22は、パノラマ画像の分割を行い、画像データDWaから分割後の各画像を示す画像データDWbを生成する。パノラマ画像の分割は、分割後の画像が長手方向に並ぶように行う。また、この長手方向を分割後の画像における水平方向としたとき、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に最も近づくように分割を行う。
ここで、図4を用いてパノラマ画像の分割処理について説明する。図4の(A)は、パノラマ画像GAを示している。パノラマ画像GAは、例えば円形状全方位画像を展開したとき、アスペクト比が「2π:1」となる。図4の(B)は、分割後の画像が長手方向に並ぶようにパノラマ画像GAを2分割した状態、図4の(C)は、パノラマ画像GAを3分割した状態を示している。また、図4の(D)は、パノラマ画像GAを4分割した状態、図4の(E)は、パノラマ画像GAを5分割した状態を示している。
テレビジョン放送規格では、アスペクト比が「16:9」や「4:3」とされている。ここで、パノラマ画像GAを2分割あるいは3分割すると、分割後の画像のアスペクト比は「16:9」に近づくものとなる。なお、図4の(B)(C)では、分割後の画像毎にアスペクト比が「16:9」である領域を破線で示している。ここで、アスペクト比が「16:9」である領域において、パノラマ画像を示していない領域は、図4の(B)に示す2分割の場合に比べて図4の(C)に示す3分割の場合が少ない。このため、分割処理部22は、分割後の画像のアスペクト比を「16:9」とする場合、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比「16:9」に最も近づくように、パノラマ画像GAを3分割する。
また、パノラマ画像GAを4分割あるいは5分割すると分割後の画像のアスペクト比は「4:3」に近づくものとなる。なお、図4の(D)(E)では、分割後の画像毎にアスペクト比が「4:3」である領域を破線で示している。ここで、図4の(D)に示す4分割の場合、アスペクト比が「4:3」である領域にパノラマ画像のない領域が含まれている。一方、図4の(E)に示す5分割の場合、アスペクト比が「4:3」である領域にパノラマ画像の一部が含まれないものとなる。このため、分割処理部22は、分割後の画像のアスペクト比を「4:3」とする場合、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比「4:3」に近づき、パノラマ画像の欠落を生じないようにパノラマ画像GAを4分割する。なお、パノラマ画像において、欠落を生じる画像部分が不要な画像であるときは、テレビジョン放送規格のアスペクト比「4:3」に最も近づくように5分割するものとしてもよい。
なお、図4では円形状全方位画像を展開したパノラマ画像を分割処理する場合について説明したが、環状全方位画像を展開したパノラマ画像を分割処理する場合にも同様に、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に最も近づくように分割数を決定する。
分割処理部22は、このようにパノラマ画像GAの分割を行い、分割後の各画像の画像データを図2に示すようにアスペクト比変換部に供給する。なお、パノラマ画像GAの分割数は予め決定しておき、画像処理装置20には、分割された画像を示す画像データ毎にアスペクト比変換部と符号化部を設けておく。
図2は、分割処理部22でパノラマ画像を3分割する場合を示しており、パノラマ画像を分割して得られた1つの画像の画像データDWb-1は、アスペクト比変換部23-1に供給される。また、他の画像の画像データDWb-2はアスペクト比変換部23-2、他の画像の画像データDWb-3はアスペクト比変換部23-3に供給される。
アスペクト比変換部23-1は、画像データDWb-1を用いてアスペクト比変換処理を行い、変換処理後の画像データDWc-1を符号化部24-1に供給する。アスペクト比変換部23-1は、アスペクト比変換処理として、例えば分割後の画像に無効領域を付加してテレビジョン放送規格のアスペクト比に変換する処理を行う。具体的には、テレビジョン放送規格のアスペクト比の画像データを記憶するフレームバッファを設け、フレームバッファを初期状態としたのち、1フレーム分の画像データDWb-1を上書きして記憶させる。ここで、フレームバッファを初期状態としたとき各画素のレベルを例えば黒レベルとしておくと、1フレーム分の画像データDWb-1が記憶されたフレームバッファから順次各画素データを読み出せば、分割後の画像に対して黒レベルである無効領域が付加されてアスペクト比が「16:9」とされた画像の画像データDWc-1を生成できる。なお、アスペクト比変換処理は、無効領域を付加する場合に限られるものではない。例えば、上述のように不要な画像部分を欠落させて、所望のアスペクト比の画像とすることもできる。
アスペクト比変換部23-2,23-3は、画像データDWb-2,DWb-3を用いて、アスペクト比変換部23-1と同様にアスペクト比変換処理を行い、変換処理後の画像データDWc-2を符号化部24-2、変換処理後の画像データDWc-3を符号化部24-3に供給する。
符号化部24-1は、符号化処理を行い画像データDWc-1を圧縮符号化する。また、符号化部24-1は、符号化処理を行うことにより得られた符号化データDG-1を出力部25に供給する。符号化部24-2,24-3は、符号化部24-1と同様に符号化処理を行い、得られた符号化データDG-2,DG-3を出力部25に供給する。
出力部25は、符号化データDG-1〜DG-3の出力処理を行う。例えば、出力部25は、符号化データDG-1〜DG-3を記録装置60に供給して記録させる。または、ネットワーク70等を介して符号化データDG-1〜DG-3を画像処理装置40に供給する。さらに、出力部25は、符号化データDG-1〜DG-3が、いずれの分割順序の画像を示すデータであるかを識別可能とするため、符号化データDG-1〜DG-3に対して、いずれの並び順の画像であるか識別可能とする属性情報を設ける。例えば、符号化データDG-1〜DG-3にヘッダを設けて、このヘッダで分割された画像の順序を示すものとする。また、分割後の各画像の符号化データDG-1〜DG-3をそれぞれファイル化して出力するものとして、ファイル名を属性情報として分割された画像の順序をファイル名で識別可能としてもよい。また、属性情報では、1つのパノラマ画像から分割された画像の符号化データを識別可能とする。例えば、1つのパノラマ画像から分割された画像の符号化データをグループ化して、グループ内の符号化データに同じ識別IDを示す属性情報を設ける。また、グループ内の符号化データに対して同じ日付と時刻やタイムコード等を示す属性情報を設ける。また、ファイル名の一部をグループ内で共通させることで、1つのパノラマ画像から分割された画像の符号化データを識別できるようにしてもよい。
次に、再生側の画像処理装置について説明する。図5は、再生側の画像処理装置の構成を示している。記録装置60から読み出された分割後の画像を示す符号化データDG-1は、復号化部41-1に供給される。また、分割後の画像の符号化データDG-2,DG-3は、それぞれ復号化部41-2,41-3に供給される。
復号化部41-1は、符号化データDG-1の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-1を結合処理部42に供給する。復号化部41-2,41-3は、復号化部41-1と同様にして符号化データDG-2,DG-3の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-2,DRa-3を結合処理部42に供給する。
結合処理部42は、復号化部41-1〜41-3から供給された画像データDRa-1〜DRa-3に基づき、分割後の画像を結合して上述の分割処理部22で分割される前の画像を示す画像データを生成する。さらに、結合処理部42は、結合後の画像の長手方向が表示装置の水平解像度となるように、結合後の画像を示す画像データについて変換処理(ダウンコンバートあるいはアップコンバート)を行い、変換処理後の画像データDRbを表示画像データ出力部43に供給する。
なお、結合処理部42は、画像処理装置20の分割処理部22で分割された各画像を全て結合する処理を行うだけでなく、ユーザによって選択された画像を結合するものとしてもよい。この場合、結合処理部42は、制御部45から供給された制御信号SCに基づき、ユーザの指定した分割後の画像を結合して、画像データDRbを生成する。例えば、円形状全方位画像において隣接する分割後の2つの画像を結合して、画像データDRbを生成する。また、結合処理部42は、ユーザの指定した分割後の1つの画像を示す画像データを画像データDRbとしてもよい。このように、ユーザの指定した分割後の画像のみを表示するように画像データDRbを生成すれば、表示される画像にユーザが不要と判断した領域の画像が含まれて、所望の領域の画像が小さく表示されてしまうことを防止できる。
表示画像データ出力部43は、結合処理部42から供給された画像データDRbを、表示装置80に対応する出力フォーマットの表示画像データDVoutとして表示装置80に供給する。
制御部45にはユーザインタフェース部46が接続されている。ユーザインタフェース部46は、ユーザ操作に応じた操作信号SPを生成して制御部45に供給する。このユーザインタフェース部46は、操作キーやリモートコントロール信号の受信部等で構成されている。
制御部45は、操作信号SPに基づき制御信号SCを生成して復号化部41-1〜41-3や結合処理部42等に供給して、ユーザ操作に応じた動作が画像処理装置40で行われるように各部を制御する。例えば、制御部45は、ユーザによって指定された符号化データDG-1〜DG-3を記録装置60から読み出す制御や、符号化データの復号化処理、画像の結合をどのように行うか等の制御を行う。
なお、図5に示す画像処理装置40は、分割後の各画像を結合させて、結合後の画像を表示装置80で表示させるものであるが、分割後の各画像を画像毎に設けた表示装置で表示するものとしてもよい。
図6は、再生側の画像処理装置の他の構成として、分割後の各画像を画像毎に設けた表示装置で表示する場合を示している。記録装置60から読み出された分割後の1つの画像を示す符号化データDG-1は、復号化部41-1に供給される。また、分割後の他の画像を示す符号化データDG-2,DG-3は、それぞれ復号化部41-2,41-3に供給される
復号化部41-1は、符号化データDG-1の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-1を表示画像データ出力部43-1に供給する。復号化部41-2,41-3は、復号化部41-1と同様にして符号化データDG-2,DG-3の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-2,DRa-3を表示画像データ出力部43-2,43-3に供給する。
復号化部41-1は、符号化データDG-1の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-1を表示画像データ出力部43-1に供給する。復号化部41-2,41-3は、復号化部41-1と同様にして符号化データDG-2,DG-3の復号化処理を行い、得られた画像データDRa-2,DRa-3を表示画像データ出力部43-2,43-3に供給する。
表示画像データ出力部43-1は、復号化部41-1から供給された画像データDRa-1を、表示装置80-1に対応する出力フォーマットの表示画像データDVout-1として表示装置80-1に供給する。
表示画像データ出力部43-2,43-3は、表示画像データ出力部43-1と同様にして、復号化部41-2,41-3から供給された画像データDRa-2,DRa-3を、表示装置80-2,80-3に対応する出力フォーマットの表示画像データDVout-2,DVout-3として表示装置80-2,80-3に供給する。
制御部45にはユーザインタフェース部46が接続されている。ユーザインタフェース部46は、ユーザ操作に応じた操作信号SPを生成して制御部45に供給する。制御部45は、操作信号SPに基づき制御信号SCを生成して、この制御信号SCによってユーザ操作に応じた動作が画像処理装置40で行われるように各部を制御する。例えば、分割後の全ての画像を表示するようにユーザ操作が行われている場合、制御部45は、復号化部41-1,41-2,41-3および表示画像データ出力部43-1,43-2,43-3を動作させて、表示画像データDVout-1,DVout-2,DVout-3を出力させる。また、分割後の1あるいは複数の画像を選択して表示するようにユーザ操作が行われている場合、制御部45は、復号化部と表示画像データ出力部を1あるいは複数動作させて、ユーザが選択した画像を示す表示画像データを出力させる。
ところで、画像処理装置20,40は、ハードウェアだけでなくソフトウェアで実現するものとしてもよい。ここで、ソフトウェアで画像処理を行う場合の構成を図7に示す。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)501を内蔵しており、このCPU501にはバス520を介してROM(Read Only Memory)502,RAM(Random Access Memory)503,入出力インタフェース部505が接続されている。さらに、入出力インタフェース部505には、表示部511,ユーザインタフェース部512,通信部513が接続されている。
CPU501は、ROM502やRAM503に記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部512でユーザ操作に応じて生成された操作信号SPに基づき、ユーザ操作に応じて画像データの信号処理を行う。ここで、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に変換したのち分割して出力する場合、CPU501は、入出力インタフェース部505に入力された画像データDVinを用いて、円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する処理や、展開後のパノラマ画像を分割して、テレビジョン放送規格に対応するアスペクト比の画像に変換する処理、テレビジョン放送規格のアスペクト比とされた画像の画像データを用いて圧縮符号化を行い、得られた符号化データDGを入出力インタフェース部505または通信部513から出力する処理等を行う。また、符号化データDGを用いて表示画像データDVoutを生成する場合、CPU501は、入出力インタフェース部505または通信部513から入力された符号化データDGの復号化や画像の結合等の処理を行い表示画像データDVoutを生成して、例えば入出力インタフェース部505から表示装置80に出力する。
また、CPU501がマルチコアCPUである場合、分割後の画像をテレビジョン放送規格のアスペクト比に変換する処理や分割後の画像を示す画像データの符号化処理、符号化データの復号化処理等を画像毎に並列して行う。
なお、CPU501で実行するプログラムを記録媒体に記録しておき、記録媒体ドライブ(図示せず)によって記録媒体からプログラムを読み出してCPU501で実行するものとしたり、通信部513によって、伝送路を介してプログラムの通信を行うものとし、受信したプログラムをCPU501で実行するものとしてもよい。
図8は、録画側の画像処理装置20における処理を示すフローチャートである。なお、図8ではパノラマ画像を3分割する場合の処理を示している。
ステップST1で画像処理装置20のCPU501は、画像データDVinを取得してステップST2に進む。例えば1フレーム分の画像データDVinを取得してステップST2に進む。
ステップST2でCPU501は、展開処理を行う。CPU501は、画像データDVinで示された円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開してステップST3に進む。
ステップST3でCPU501は、分割処理を行う。CPU501は、分割後の画像が長手方向に並ぶようにパノラマ画像を分割する。また、パノラマ画像の長手方向を分割後の画像における水平方向としたとき、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に最も近づくように分割を行う。例えばアスペクト比が「16:9」に近づくように、パノラマ画像を3分割してステップST4-1〜ST4-3に進む。
ステップST4-1でCPU501は、アスペクト比変換処理を行う。CPU501は、分割後の1つの画像に無効領域を付加してテレビジョン放送規格のアスペクト比に変換してステップST5-1に進む。
ステップST4-2,ST4-3でCPU501は、ステップST4-1と同様にアスペクト比変換処理を行う。CPU501は、分割後のそれぞれの画像に無効領域を付加してテレビジョン放送規格のアスペクト比に変換してステップST5-2,ST5-3に進む。
ステップST5-1でCPU501は、符号化処理を行う。CPU501は、アスペクト比変換処理がなされた画像の画像データを圧縮符号化してステップST6に進む。
ステップST5-2,ST5-3でCPU501は、ステップST5-1と同様に符号化処理を行う。CPU501は、アスペクト比変換処理がなされたそれぞれ画像の画像データを圧縮符号化してステップST6に進む。
ステップST6でCPU501は、出力処理を行う。CPU501は、分割後の各画像を示す符号化データを、例えば記録装置60に供給して記録させる。または、ネットワーク70等を介して符号化データを画像処理装置40に供給する。さらに、出力部25は、分割後の各画像の符号化データが、いずれの分割順序の画像を示すデータであるかについての識別や、1つのパノラマ画像から分割された画像のデータであることの識別を可能として符号化データの出力を行いステップST7に進む。
ステップST7でCPU501は、画像処理を終了するか否か判別する。CPU501は、ユーザインタフェース部512から供給された操作信号SPが画像処理の終了操作を示していないときステップST1に戻り、操作信号SPが画像処理の終了操作を示しているときや画像データDVinが終了したとき処理を終了する。
なお、図8に示すフローチャートでは、アスペクト比変換処理と符号化処理を、分割後のそれぞれの画像に対して並列して行うものとしたが、アスペクト比変換処理と符号化処理を分割後の画像について順次繰り返し行うものとしてもよい。
次に、再生側の画像処理装置40における処理について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図9は、分割後の各画像を結合させて、結合後の画像を表示装置で表示させる場合を示している。
ステップST11で画像処理装置40のCPU501は、データ取得を行う。CPU501は、記録装置60から符号化データを読み込んでステップST12-1〜ST12-3に進む。または、ネットワーク等を介して符号化データを取得してステップST12-1〜ST12-3に進む。なお、データ取得では、1つのパノラマ画像から分割されている各画像の符号化データを取得する。
ステップST12-1でCPU501は、復号化処理を行う。CPU501は、ステップST11で読み込んだ符号化データから分割後の1つの画像を示す符号化データを用いて復号化処理を行ってステップST13に進む。
ステップST12-2,ST12-3でCPU501は、ステップST12-1と同様に復号化処理を行う。すなわち、CPU501は、ステップST11で読み込んだ符号化データから分割後の他の画像を示す符号化データを用いて復号化処理を行ってステップST13に進む。
ステップST13でCPU501は結合処理を行う。CPU501は、ステップST12-1〜ST12-3の処理を行うことにより得られた画像データから、分割後の画像を結合させて例えばステップST3で分割が行われる前の画像を示す画像データを生成してステップST14に進む。なお、結合処理では、分割された各画像を全て結合する処理だけでなく、ユーザの指定した分割後の画像を結合するものとしてもよい。
ステップST14でCPU501は、表示画像データ出力を行う。CPU501は、ステップST13の結合処理を行うことにより得られた画像データを、表示装置80に対応する出力フォーマットの表示画像データとして出力してステップST15に進む。
ステップST15でCPU501は、画像処理を終了するか否か判別する。CPU501は、ユーザインタフェース部512から供給された操作信号SPが画像処理の終了操作を示していないときステップST11に戻り、操作信号SPが画像処理の終了操作を示しているときや符号化データが終了したとき処理を終了する。
次に、再生側の画像処理装置における他の処理として、分割後の各画像を画像毎に設けた表示装置で表示する場合を図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップST21で画像処理装置40のCPU501は、データ取得を行う。CPU501は、記録装置60から符号化データを読み込みステップST22-1〜ST22-3に進む。または、ネットワーク等を介して符号化データを取得してステップST22-1〜ST22-3に進む。
ステップST22-1でCPU501は、復号化処理を行う。CPU501は、ステップST21で読み込んだ符号化データから分割後の1つの画像を示す符号化データを用いて復号化処理を行ってステップST23-1に進む。
ステップST22-2,ST22-3でCPU501は、ステップST22-1と同様に復号化処理を行う。すなわち、CPU501は、ステップST21で読み込んだ符号化データから分割後の他の画像を示す符号化データを用いて復号化処理を行ってステップST23-2,ST23-3に進む。
ステップST23-1でCPU501は、表示画像データ出力を行う。CPU501は、ステップST22-1で復号化処理を行うことにより得られた画像データを、表示装置80に対応する出力フォーマットの表示画像データとして出力してステップST24に進む。
ステップST23-2,ST23-3でCPU501は、ステップST23-1と同様に表示画像データ出力を行う。CPU501は、ステップST22-2,ST22-3で復号化処理を行うことにより得られた画像データを、表示装置80に対応する出力フォーマットの表示画像データとして出力してステップST24に進む。
ステップST24でCPU501は、画像処理を終了するか否か判別する。CPU501は、ユーザインタフェース部512から供給された操作信号SPが画像処理の終了操作を示していないときステップST21に戻り、操作信号SPが画像処理の終了操作を示しているときや符号化データが終了したとき処理を終了する。
なお、図9および図10に示すフローチャートでは、符号化データの復号化処理を並列して行うものとしたが、分割後の画像毎に順次復号化処理を行うものとしてもよい。
次に、録画側の画像処理装置20の動作について図11を用いて説明する。図11の(A)は入力された画像データDVinの1フレーム分の円形状全方位画像GRを示している。例えば、撮像装置11では、「3260画素×1834画素」のイメージセンサを用いるものとして、「1834画素×1834画素」のサイズである円形状全方位画像GRの画像データDVinを生成する。
画像処理装置20は、円形状全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理を行い、パノラマ画像の画像データDWaを生成する。なお、図11の(B)は、画像データDWaに基づくパノラマ画像GAを示している。画像処理装置20は、展開処理において、パノラマ画像の長手方向に対して直交する方向の画素数を円形状全方位画像における半径の1/2倍として、図11の(A)に示す円形状全方位画像GRを、「5760画素×917画素」のパノラマ画像GAに展開する。
画像処理装置20は、パノラマ画像GAの分割処理を行う。画像処理装置20は、分割後の画像が長手方向に並ぶようにパノラマ画像GAを分割する。また、パノラマ画像GAの長手方向を分割後の画像における水平方向としたとき、分割後の画像がテレビジョン放送規格のアスペクト比に最も近づくように分割を行う。ここで、アスペクト比「16:9」に最も近くなるようにするときは、上述のようにパノラマ画像GAを3分割する。図11の(C)は、パノラマ画像GAを3分割したときの分割後の画像GB-1〜GB-3を示しており、分割後の画像GB-1〜GB-3はそれぞれ「1920画素×917画素」となる。
次に画像処理装置20は、アスペクト比変換処理を行い、分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換する。画像処理装置20は「1920画素×163画素」の無効領域を分割されたそれぞれの画像に付加することで、アスペクト比が「16:9」(1920画素:1080画素)の各画像GC-1〜GC-3を生成する。なお図11の(D)は、アスペクト比が「16:9」とされた各画像GC-1〜GC-3を示しており、無効領域(斜線で示す領域)を縦方向に略等分して設けた場合を例示している。
画像処理装置20は、このように円形状全方位画像GRからアスペクト比が「16:9」とされた画像GC-1〜GC-3を生成して、画像GC-1〜GC-3を示すそれぞれの画像データ、すなわち「1920画素×1080ライン」であるそれぞれの画像データの符号化処理を行い、得られた符号化データを例えば記録装置に記録させる。
また、再生側の画像処理装置40は、記録装置に記録されている符号化データを読み出して復号化処理を行い、分割後の画像に無効領域が付加して所望のアスペクト比とした画像を示す画像データを生成する。この各画像の画像データを表示画像データとして個々に表示装置に供給するものとすれば、それぞれの表示装置で分割後の画像を表示できる。また、分割後の各画像を結合する処理を行い、結合後の画像を示す画像データを生成して、この画像データを表示画像データとして表示装置に供給すれば、表示装置でパノラマ画像を表示することができる。また画像の結合処理を制御することで、全方位画像において連続している分割後の複数の画像を選択して表示したり、分割後のいずれか1つの画像のみを表示させることも可能である。
なお、図11では、パノラマ画像を3分割してアスペクト比が「16:9」である3つの画像を生成するものとしたが、4分割してアスペクト比が「4:3」である4つの画像を生成するものとしてもよい。
また、図11では、所望の水平解像度例えば表示装置の水平解像度に対して、パノラマ画像の長手方向の画素数がパノラマ画像の分割数倍(3倍)となるように展開を行うものとしたが、アスペクト比変換部で所望のアスペクト比とされた画像を所望の水平解像度となるように、ダウンコンバートやアップコンバートを行うものとしてもよい。
このように、円形状または環状の全方位画像の画像データDVinが供給されても、円形状または環状の全方位画像を展開したパノラマ画像が分割されて所望のアスペクト比の画像に変換されるので、パノラマ画像と等しいアスペクト比の表示装置を用いなくとも、従来の表示装置例えばテレビジョン放送規格のアスペクト比である表示装置を利用してパノラマ画像を容易に表示することができる。
10・・・画像処理システム、11・・・撮像装置、20,40・・・画像処理装置、21・・・展開処理部、22・・・分割処理部、23,23-1〜23-3・・・アスペクト比変換部、24-1〜24-3・・・符号化部、41-1〜41-3・・・復号化部、42・・・結合処理部、43,43-1〜43-3・・・表示画像データ出力部、45・・・制御部、46・・・ユーザインタフェース部、60・・・記録装置、70・・・ネットワーク、80,80-1〜80-3・・・表示装置
Claims (8)
- 円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理部と、
前記パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する分割処理部と、
前記分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換部と、
前記所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化部を備える
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記符号化処理を行うことにより得られた符号化データに、いずれの並び順の画像であるか識別可能とする属性情報を設ける
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記展開処理部は、前記パノラマ画像の長手方向が所望の水平解像度に対して前記パノラマ画像の分割数倍となるように展開し、または前記アスペクト比変換部は、前記所望のアスペクト比の画像を前記所望の水平解像度に変換する
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 前記アスペクト比変換部は、前記分割されたそれぞれの画像に無効領域を付加して前記所望のアスペクト比の画像に変換する
ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記属性情報が設けられた符号化データを記録媒体に記録する記録部をさらに備える
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理ステップと、
前記パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように等分割する分割処理ステップと、
前記分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換ステップと、
前記所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化ステップを有する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 円形状または環状の全方位画像の画像処理を行い該画像処理後の画像を示す符号化データを生成する第1の画像処理装置と、該第1の画像処理装置で生成された符号化データを用いて表示画像データを生成する第2の画像処理装置を備えた画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置は、
前記円形状または環状の全方位画像をパノラマ画像に展開する展開処理部と、
前記パノラマ画像を、分割後の画像が長手方向に並ぶように分割する分割処理部と、
前記分割されたそれぞれの画像を所望のアスペクト比の画像に変換するアスペクト比変換部と、
前記所望のアスペクト比とされた画像の画像データをそれぞれ符号化処理する符号化部を備え、
前記第2の画像処理装置は、前記所望のアスペクト比とされた画像を示す符号化データをそれぞれ復号化処理する復号化部と、
前記復号化処理を行うことにより得られた画像データを前記表示画像データとして出力する表示画像データ出力部とを備える
ことを特徴とする画像処理システム。 - 前記復号化処理を行うことにより得られた画像データを用いて、前記分割された画像が結合されている画像の画像データを生成する結合処理部をさらに備え、
前記表示画像データ出力部は、前記結合処理部で生成された画像データを前記表示画像データとして出力する
ことを特徴とする請求項7記載の画像処理システム。
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JP2008041715A Pending JP2009200939A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 画像処理装置と画像処理方法および画像処理システム |
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2008
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