JP2009200680A - 受動光網における局装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 局装置OLT1に、フレーム転送処理手段を配備して、本フレーム転送処理手段では、PON区間の転送形式を認識してMACフレームを転送するために参照するフレーム転送テーブルを備え、MACブリッジと等価なMACフレーム転送を可能とする。これにより、各加入者や局内より入力するMACフレームは、局装置OLT1において転送経路が決定され、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームに対しては、必要な方路に対してMACフレームを必要数コピーして転送することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
また、図22は、GEMフレームを搭載するPON区間の基本フレーム構造である、GTCフレームを示している。下り伝送方向のフレームは、PCBd(Physical Control Block downstream)95−1と呼ばれるヘッダ情報とPayload95−2を含み、下り伝送方向のGEMフレームはPayload95−2に順時格納され、送信される。上り伝送方向は、PCBu(Physical Control Block upstream)97−1,PLOAMu(Physical Layer OAM upstream)97−2,PLSu(Power Levelling Sequence upstream)97−3,DBRu(Dynamic Bandwidth Report upstream)97−4と呼ばれる制御フィールドと、Payload97−5を基本構成とするフレームで転送される。GEMフレームは、上り方向についても同様に、Payload97−5に搭載されて転送される。ただし、上り伝送方向については、TDMA制御により、時分割多重されたフレームをOLTは受信することになる。
また本発明は、PON型のネットワークを用いて、MACブリッジを構成し、網管理者の意図しない加入者間のフレーム転送や加入者情報を含むPON区間のマルチキャストを防ぐことを目的とする。
局装置と、複数の端末装置と、各前記端末装置からの複数の光伝送路と前記局装置からのひとつの前記光伝送路とを合流及び分流するカプラーとを備え、前記局装置から前記端末装置への下り伝送フレームは、単一局装置対複数端末装置による前記局装置から前記端末装置方向の1対N(Nは1以上)の論理的な片方向接続で伝送され、前記端末装置から前記局装置への上り伝送フレームは単一端末装置対単一局装置による1対1の論理的な双方向接続で時分割多重アクセスにより各前記端末装置からの信号が多重されて伝送される受動光網(PON)における前記局装置であって、
端末側の前記光伝送路に接続され、上り伝送フレームを終端して、前記端末装置を前記局装置との間のPON区間の伝送単位であるGEMフレームから装置内フレームに変換し、また、下り伝送フレームを装置内フレームからGEMフレームに変換する加入者線インタフェースと、
局内/局間伝送路に接続される局内/局間インタフェースと、
前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースに接続され、装置内フレームを転送するMACフレーム転送処理部と、
受信フレームの宛先MACアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む前記フレーム転送テーブルと、
を備え、
前記MACフレーム転送処理部は、
前記加入者線インタフェース又は前記局内/局間インタフェースから、装置内フレームに搭載されたMACフレームを受信すると、前記MACフレームからMACアドレスを抽出し、
抽出した前記MACアドレスに基づき前記フレーム転送テーブルを検索し、前記MACフレームを転送すべき転送方路となる前記加入者線インタフェースとその装置内ID、及び/又は、前記局内/局間インタフェースとその装置内IDを求め、
検索された前記フレーム転送テーブルのデータに、第一の制御フラグ領域が設定されていたら1対Nの論理的な接続を使用すること、及び、第二の制御フラグ領域が設定されていたら前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを条件として、求めた前記装置内IDの数に従い前記MACフレームを必要数コピーしてそれぞれ前記装置内IDを付与して装置内フレームを形成し、転送方路である前記加入者線インタフェース及び/又は前記局内/局間インタフェースに向けて前記装置内フレームを転送するようにした、
受動光網(PON)における前記局装置が提供される。
まず始めに、本発明の適応対象となる実施の形態のPONの構成について示す。
図1は、PONシステム接続構成図を示している。本システムは、局装置OLT(Optical Line Terminal)1,端末装置であるONT(Optical Network Terminal)2−11〜2−1N,受動光網構成する光ファイバー3−1〜3−M,5−11〜5−1N,ファイバーを分岐するためのカプラー4−1,局内/局間伝送路6−1〜6−L,端末側伝送路7−11〜7−1N、装置制御端末8を備える。また、局装置1は加入者線インタフェース10−1〜10−MとMACフレーム転送制御部20と局内/局間インタフェース30−1〜30−Lと制御部40とを備える。端末装置2−11〜2−1Nは光受動網終端部50−11〜50−1NとUNI処理部60−11〜60−1Nを備える。局装置1と端末装置2−11〜2−1Nは、カプラー4−1により複数の光ファイバー5−11〜5−1Nに分岐する光ファイバー3−1により接続される。また、装置制御端末8は、制御線9を介して設定などの制御を可能とする。
加入者線インタフェース10−1の受信処理では、PON区間の上り伝送フレームを終端して、GEMフレームを識別し、MACフレーム転送制御部20に転送する。MACフレーム転送制御部20では受信したMACフレームを交換し、加入者線インタフェース10−1〜10−M、または局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに振り分ける。加入者線インタフェース10−1〜10−Mに転送されたフレームは、前記のPON区間下り伝送方向の処理が実行される。局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに転送されたフレームは、局内/局間伝送路6−1〜6−Lに対応するフォーマットに変換され、局内/局間伝送路6−1〜6−Lに出力される。制御部40は、PON区間の論理的なコネクション設定やフレーム転送に必要な設定など本実施例に必要となる制御を行う。PON区間の論理的なコネクションなどの設定は、例えば、前記の非特許文献4に示したOMCIと呼ばれる通信を介して、ONT2−11〜2−1Nに対しても設定可能となっている。また、制御部40は、制御線9を介して制御端末8と接続されており、装置動作に必要となる各種設定が可能となっている。
ここで、加入者線インタフェース10−1〜10−M,局内/局間インタフェース30−1〜30−LとMACフレーム転送制御部20との間のフレーム形式について、図20を用いて説明しておく。MACフレーム転送制御部20と加入者線インタフェース10−1〜10−M,局内/局間インタフェース30−1〜30−Lを接続する装置内HW上のフレームは、装置内でのみ使用する付加的な情報を交換するために、装置内フレーム90を使用する。装置内フレーム90は、GEMフレーム70のGEMフレームヘッダ71の領域を、送信装置内ID91と受信装置内ID92を転送するために使用している。MACフレームは、装置内フレーム及びGEMフレームに搭載される。また、MACフレームのGEMフレームへの搭載方法は、例えば、前記非特許文献1に規定されており、DA81,SA82,TYPE/LENGTH83,ペイロード84,CRC85の各フィールドがMACフレームに対応する。装置内フレーム90は、MACフレームを搭載するGEMフレーム70のヘッダ領域71を、送信装置内ID91,受信装置内ID92の装置内転送に利用するものである。
(1)MACフレーム転送制御部
図4は、OLT1のMACフレーム転送制御部20の構成図である。MACフレーム転送制御部20は、フレーム転送テーブル201,特殊フレーム転送テーブル202,フレーム転送制御部203,フレームバッファ204,装置内フレーム送受信部205−1〜205−2,206−1〜206−2,装置内インタフェース207−1〜207−2,208−1〜208−2及び装置内バス210を備える。各装置内HWは加入者線インタフェース10−1〜10−Mと局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに接続されており、装置内フレーム90の送受信を行う構成となっている。
まず、MACフレーム転送制御部20に転送された装置内フレーム90の処理について示すこととする。ここでは、局内/局間インタフェース30−1からMACフレームを加入者線インタフェース10−1に転送することを仮定して説明を行う。局内/局間インタフェース30−1より装置内HWを介して転送された装置内フレーム90は、装置内インタフェース208−1で受信され、装置内フレーム送受信部206−1に転送される。装置内フレーム送受信部206−1は受信した装置内フレーム90を一時的に保持して、フレーム転送制御部203により実施されるフレーム転送処理のタイミングを調整する。フレーム転送制御部203は、装置内フレーム送受信部206−1への装置内フレーム90の到着を信号線225−1の変化により検出し、装置内バスを介して、受信した装置内フレーム90をフレームバッファ204へ転送する。更に、MACフレーム転送制御部203は、フレームバッファ204に蓄積された装置内フレームに対して、フレーム転送テーブル201を参照して、装置内フレーム90の転送先を特定する。このとき、フレーム転送制御部203は、装置内フレームに付与する、送信装置内ID91の値により、PON区間のユニキャストコネクションを使用するか、マルチキャストコネクションを使用するかを選択する。例えば、図5中のテーブル値1260−1に対応する装置内ID=1を付与して、加入者線インタフェース10−1に装置内フレーム90を転送すれば、Port ID=101となるGEMフレームに搭載される。結果として、MACフレームは、PON区間のユニキャストコネクション901を介して、ONT#1−1 2−11に転送される。同様に、テーブル値1260−0の使用を意図し、装置内ID=0を付与すれば、Port ID=100に変換され、PON区間のマルチキャストコネクション900により、加入者線インタフェース10−1配下のONT全てにMACフレームが転送される。
特殊フレーム転送テーブル202を使用するような例としては、前述の非特許文献3に記載されるDHCPなどのプロトコルがある。DHCPのプロトコル手順では、一般にMACレイヤのブロードキャストを用いて、加入者のIPアドレスの付与を実行する。DHCPのフレームを単純にPON区間のマルチキャストコネクションを使って転送すれば、IPアドレス付与のために使用するフレームがPON区間を共有する全ユーザに転送されてしまう。このようなプロトコルで使用されるMACフレームをPON区間の下り方向に転送するときに、特殊フレーム転送テーブル202に登録された情報に基づき、転送すべきONTを限定し、PON区間のユニキャストコネクションを使用してMACフレームを転送することができる。
図8は、フレーム転送テーブル201の実装方法の1例である。このテーブルは、受信フレームの宛先MACアドレス領域2011に対して、MACフレームの転送方路を含むフレーム転送情報を、加入者線インタフェースPON#1 10−1〜PON#M 10−M,局内/局間インタフェースSNI#1 30−1〜SNI#L 30−Lごとに、宛先登録領域2012,2013,2014,2015に登録可能な構成となっている。
図9は、図8をより詳細に示している。宛先登録領域2012,2013,2014,2015は、MACフレームの転送方路となる送信装置内IDを、ビットマップ形式で登録可能な構成となっている。図9では、送信装置内ID=1に対して、ビット2012−1に”1”を設定することで、宛先として登録したことを示している。また、MACフレームの転送方路を制御するための制御フラグ領域2012−7,2012−8を具備している。第一の制御フラグ領域2012−7は、PON区間のマルチキャストコネクションを使用することを示しており、可能な場合にMACフレームのマルチキャスト/ブロードキャストをPON区間のマルチキャストコネクションを用いて転送する(例えば、1:マルチキャスト、0:ユニキャスト)。第二の制御フラグ領域2012−8は、UNIより入力したフレームのUNIへの転送を禁止することを示すフラグである。第二の制御フラグ領域2012−8は、加入者からのマルチキャスト/ブロードキャストが不用意に、他の加入者に転送されることを防ぐことなど、サービス提供者の意図しない加入者間の通信を抑止するためのものである(例えば、1:転送しない、0:転送する)。意図しない加入者間の通信の抑止には、当然ユニキャストも含まれる。なお、制御フラグ領域は、これ以外の制御についても、必要に応じて適宜設けることができる。
動作の詳細について、例えば、図9中のテーブル値2010−1を用いて説明すれば、該当の宛先MACアドレス(00:00:aa:bb:cc:01)は、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1で指定される転送方路が宛先であることを示している。また、第一の制御フラグ2012−7は、”0”となっており、宛先がユニキャストコネクションなのでPON区間はユニキャストコネクションしか使用しないことを示している。第二の制御フラグは、”1”となっており、他の加入者(UNI)からのフレームは転送しないことを示している。
図17に、フレーム転送テーブルの設定状態の一例についての説明図を示す。
図17は、フレーム転送テーブル203に、ユニキャストの宛先MACアドレスを持つテーブル値2011−1,2011−2,2011−3,2011−4,2011−5が設定されていることを示している。テーブル値2011−1は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を登録した状態を示しており、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1に宛先を持つ。これは、前記図9と同一の設定である。テーブル値2011−2は、宛先MACアドレス(00:00:aa:bb:cc:02)を加入者線インタフェース10−1の送信装置内DI=2に、テーブル値2011−4は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:04を加入者線インタフェース10−1の装置内ID=4に転送方路として登録した状態を示している。また、テーブル値2011−3とテーブル値2011−5は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:03と宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:05に対して、局内/局間インタフェース30−2に転送方路が登録されていることを示している。ただし、テーブル値2011−1には、第一の制御フラグ領域が”1”設定しているため、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を持つMACフレームに対しては、UNI間の転送が禁止される。
これら、図10および図11に記載した、MACフレーム転送経路801,802,803,804,805,810に付記した参照番号(1),(2),(3),(4),(5)は、図17中のテーブル設定値2011−1,2011−2,2011−3,2011−4,2011−5に付記した参照番号(1),(2),(3),(4),(5)に対応するものである。例えば、図10及び図11中の番号(1)で示されるMACフレーム転送経路801,810は、図17中の参照番号(1)と対応しており、テーブル値2011−1を用いて転送判定がなされることを補足説明するためのものである。
参照番号(1)に関して、図10において、MACフレーム転送経路801は、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1に宛先を持つ、図17記載のテーブル値2011−1(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01)に対応するMACフレーム転送経路を示している。局内/局間インタフェース30−1から入力した、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を持つフレームは、テーブル値2011−1に登録された値により、転送先が判定と装置内ID=1の付与がなされ、PON区間のユニキャストとして、加入者線インタフェース10−1に転送される。これにより、MACフレーム転送経路801が形成される。また、参照番号(2)〜(5)に関してMACフレーム転送経路802,803,804,805についても、同様であり図17中、
テーブル値2011−2(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:02),
テーブル値2011−3(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:03),
テーブル値2011−4(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:04),
テーブル値2011−5(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:05)
に対するフレーム転送経路である。
図17では、テーブル値2011−6,2011−7により、宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:06,宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:07が、テーブル値2011−13により宛先MACアドレス=ff:ff:ff:ff:ff:ffが、それぞれフレーム転送テーブル203に登録された状態を示している。ここで、前者2つのテーブル値2011−6,2011−7はマルチキャストMACアドレス、テーブル値2011−13はブロードキャストMACアドレスが登録されていることを示している。マルチキャスト/ブロードキャストの宛先は、可能な全ての方路にMACフレーム転送するような構成となっている。例えば、マルチキャストは、特定のグループに属する全ての宛先に配信するものであり、一方、ブロードキャストは、特別な宛先アドレスを使用し(例:ff:ff:ff:ff:ff:ff)、ネットワークに接続された全ての宛先に配信するものである。
図13は、SNI#1 6−1より入力したマルチキャストフレームを、他のSNI#2 6−2に転送すると共に、PON#1 3−1とPON#2 3−2の配下の全UNIに対しては、PON区間のマルチキャストコネクションを使用して転送するフレーム転送経路807を示している。つまり、参照番号(7)に関し、PON区間のマルチキャスト転送を積極的に使用することを目的とした設定状態を示している。局内/局間インタフェース30−1より、入力したマルチキャストMACフレーム(宛先MACアドレス=01:00:11:22:33:07)は、各加入者線インタフェース10−1〜10−Mと、MACフレームを受信したインタフェースを除く、局内/局間インタフェース30−2〜30−Lに複写して転送される。ただし、第一の制御フラグ領域が”1”なので、図12に示したMACフレーム転送経路806とは異なり、図13のMACフレーム転送経路807では、各UNI 7−11〜7−14,7−21〜7−23の個々にMACフレームを転送するためにMACフレームの複写は行わない。例えば、加入者線インタフェースPON#1 10−1に対しては、装置内ID=0を付与した装置内フレーム1つを転送する。この結果、Port ID=100に変換され、PON区間のマルチキャストコネクション900を介して、配下全てのUNI 7−11〜7−14に転送される(図5及び図6参照)。
図23は、特殊フレーム転送テーブル202の設定状態の一例を示している。また、特殊フレーム転送テーブル202は、宛先MACアドレス領域2021と宛先IPアドレス領域2022をインデックスとして、MACフレームの転送先の送信装置内IDを検索する。その他の領域は、フレーム転送テーブル201と同一の構成とする。ここでは、DHCPを仮定するので、ブロードキャストMACフレームが使用されるものとする。つまり、通常DHCPサーバは、ある特定のユーザにIPアドレスを割当てるために、PON区間に接続される全てのONTに対して、ブロードキャストMACアドレスを用いてIPアドレス割り当てを実施する。このため、IPアドレスの割り当てに無関係の他のユーザも下り方向のブロードキャストMACフレームを受信できてしまう。この状況を回避するために、宛先IPアドレス領域2022ついても、登録しておき、DHCPの手順において発生するブロードキャストMACフレーム内のユーザのIPアドレスと比較を実施する。これにより、DHCP手順内で転送されるブロードキャストMACフレームの転送先を検索し、特定の加入者伝送路7−11〜7−1NにMACフレームを転送する。例えば、テーブル値2021−1は、宛先MACアドレス=ff:ff:ff:ff:ff:ffかつ、宛先IPアドレス=192.168.0.1となる、ブロードキャストMACフレームを、送信装置内ID=1となる、加入者線インタフェースPON#1 10−1にのみ転送することを示している。このようにすれば、本来ブロードキャストとなるMACフレームについても、特定の1ユーザに転送することが可能となり、無関係なユーザにIPアドレスなどのユーザ情報を転送することを防ぐことができる。
図10〜図17で示した各動作は、MACフレーム転送処理部20のフレーム転送制御部203が、図17のフレーム転送テーブル201等を参照することで実行される(特に、図16中ステップ3010,3014等参照)。
図4及びその説明箇所で記載したように、MACフレーム転送制御部203は、信号線215−1,215−2,225−1,225−2の変化を検出することにより、フレーム到着処理ステップ3001を開始する。MACフレーム転送制御部203は、MACフレームの受信を検知すると、フレーム転送ステップ3002を実行して、到着した装置内フレーム90をフレームバッファ204に転送する。フレームバッファ204に転送された装置内フレーム90は、MACフレーム転送制御部203が、フィルタ条件判定ステップ3003により、特殊フレーム転送テーブル202を参照して、特殊フレームとして扱われるか否か、MACフレーム内の領域を検査する。フィルタ条件判定ステップ3003の結果、特殊フレーム判定ステップ3004による条件分岐を実施し、特殊フレームと判定された場合、MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006による処理に移行する。
上述の特殊フレーム判定ステップ3004において、特殊フレームと判定された場合は、MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006に分岐して、特殊フレーム転送テーブル202を参照する。MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006の結果を用いて、特殊フレーム転送データ参照ステップ3013の処理を実施し、フレーム転送経路が決定される。以上の手続きにより、フレーム転送経路を判定するためのテーブルの検索が行われる。
図2は、加入者線インタフェース10−1〜10−Mの構成図について示したものである。加入者線インタフェース10は、光送受信部101,装置内インタフェース102,PON区間信号制御部103,光/電気変換111,上りPONフレーム終端部112,上りGEMフレーム終端部113,上りフレーム変換部114,上りGEM Port IDテーブル115,上りヘッダ変換テーブル116,下りフレーム変換部121,下りGEMフレーム生成部122,下りPONフレーム生成部123,電気/光変換124,下りGEM Port IDテーブル125,下りヘッダ変換テーブル126,制御インタフェース部186を備える。
まず、下り伝送方向について説明する。下りヘッダ変換テーブル126は、下り装置内ID領域1261の値をインデックスとして、Port IDを検索するためのテーブルである。装置内HWより受信した装置内フレーム90の送信装置内ID91をインデックスとして、対応するPort IDを検索し、装置内フレームの形式をGEMフレーム70に変換し、GEMフレームヘッダ71内のPort ID73の値として、検索したPort IDを搭載するために使用される。例えば、1260−1に示されたテーブルの値では、送信装置内ID=1の装置内フレームをPort ID=101に変換することになる。下りGEM Portテーブル125は、Port ID領域1251をインデックスとして、PON区間のコネクションの情報を検索するためのテーブルである。PON区間のコネクションの情報とは、コネクション設定状態を示すための有効フラグ1252,接続先ONT1253などである。下りGEMフレーム生成部122は、下りフレーム変換部121より転送されるGEMフレームより、Port ID値を抽出し、下りGEM Portテーブル125を検索し、PON区間の下り伝送フレームに搭載するGEMフレームを生成する。例えば、図6中1250−1のテーブル値は、Port ID=101を宛先ONT=1に転送することを示している。また、1250−0のテーブル値は、Port ID=100を宛先ONT=Multi、つまり複数のONTにマルチキャストコネクションを設定したことを示している。以上が下り伝送方向に関する説明である。
図3は、ONT#1−1〜ONT#1−Nの光受動網終端部50の構成図について示したものである。光受動網終端部50は、装置内インタフェース501,光送受信部502,PON区間アクセス制御部503,上りGEMフレーム生成部511,上りデータバッファ512,上りPONフレーム生成部513,電気/光変換514,上りGEMPort IDテーブル515,光/電気変換521,下りPONフレーム終端部522,下りGEMフレーム終端部524,下りGEMPort IDテーブル525を備える。
ONTでは、伝送路5より入力するPON区間の下り方向の信号を、光送受信部502で受信し、光/電気変換521に転送する。光/電気変換521では、受信した下り信号を装置内の電気信号に変換し、下りPONフレーム終端部522に転送する。下りPONフレーム終端部522は、PON区間の下り伝送フレームを終端し、PON区間上り方向のアクセス制御情報を抽出し、PON区間アクセス件制御部503に転送するとともに、PON区間の下り伝送フレームよりGEMフレーム70を抽出し、下りGEMフレーム終端部524に転送する。下りGEMフレーム終端部254は、受信したGEMフレーム70のヘッダ内のPort ID73を参照し、これをインデックスとして下りGEMPort IDテーブル525を検索する。検索の結果、登録されているPort IDを持つフレームのみを、自宛のGEMフレームと判定し、装置内インタフェース501に転送する。装置内インタフェース501では、転送されたGEMフレームを、装置内HWを介してUNI処理部2−11〜2−1Nに転送する。UNI処理部2−11〜2−1Nでは、最終的にユーザに提供する信号形式に変換してMACフレームとして出力する。
次に、図7を用いて、下りGEM Portテーブル525および上りGEM Portテーブル515について説明する。下りGEM Portテーブル525は、ONTにおいて、自宛のGEMフレームを抽出するためのテーブルであり、Port ID5251をインデックスとして検索される。下りGEM Portテーブル525には、PON区間のコネクションの設定状態を示すために、有効表示領域(有効フラグ)5252及び他の設定情報領域(他設定)5253が存在している。例えば、下りGEM Portテーブル525中、データ5250−1のテーブル値は、Port ID=101を自宛として処理することを意味している。有効表示領域5252に、無効と設定されていた場合は、下りGEMフレーム終端部524は、該当するGEMフレームを受信しても破棄し、有効と設定されていた場合は、自宛のフレーム処理を実施する。
上りGEM Portテーブル515は、Port ID領域5151をインデックスとして、PON区間のコネクションの設定状態を求めるためのテーブルである。上りGEMフレーム生成部511は、装置内HWから転送されるフレームよりPort IDを抽出し、上りGEM Portテーブル515を検索し、有効表示領域(有効フラグ)5152及び他の設定情報領域(他設定)5153など対応する情報を求め、GEMフレームを生成する。
以上により、GEMフレーム内のPort IDにより識別されるPON区間の論理的なコネクションの設定が行われる。
図18は、Port ID=101のユニキャストコネクション901を加入者線インタフェース10−1とONT#1−1 2−11間に、Port ID=102のユニキャストコネクション902を加入者線インタフェース10−1とONT#1−2 2−12間に、同様にPort ID=103,104のユニキャストコネクション903,904を加入者線インタフェース10−1とONT#1−3 2−13,加入者線インタフェース10−1とONT#1−4 2−14間にそれぞれ設定した状態を示している。これらのユニキャストコネクション901〜904を用いて、OLTとONT間の双方向伝送が可能である。例えば、参照番号(1)では、フレーム転送経路801は、SNI#1 6−1より入力したMACフレームが、MACフレーム転送制御部20により転送され、ユニキャストコネクション901を介してUNI#1 7−11に転送されることを示している。また、参照番号(2)では、フレーム伝送経路802は、UNI#3 7−13より入力したMACフレームが、ユニキャストコネクション903を介してMACフレーム転送制御部20に転送された後、さらに、ユニキャストコネクション902を介してUNU#2 7−12に転送されることを示している。図18では、ユニキャストコネクション901,902は下り方向の転送に、ユニキャストコネクション903は上り方向の転送に使用されている。このように、図18中のコネクション901〜904は、上り下り双方向のフレーム転送が可能となっている。
本説明において、注目すべき点は、MACフレーム転送制御部20がPON区間のコネクションを認識可能であれば、図19に示したような、マルチキャストコネクション900を用いたMACフレーム転送も、図18に示したような、ユニキャストコネクション901〜904を用いたMACフレーム転送も可能であるという点である。
また、一例としてGEMフレーム、MACフレーム、装置内フレーム等を例に説明したが、これ以外の適宜のフレームに対しても本発明を適用することができる。
4−1…光スプリッタ,6−1〜6−L…局内/局間伝送路,
7−11〜7−1N…加入者伝送路,10−1〜10−M…加入者線インタフェース,
20…MACフレーム転送処理部,30−1〜30−L…局内/局間インタフェース,
40…制御部,50−11〜50−1N…光受動網終端部,
60−11〜60−1N…UNI処理部,
70…GEMフレーム,71…GEMフレームヘッダ,
81…DA(宛先MACアドレス), 82…SA(送信元MACアドレス),84…ペイロード,
85…CRC,
90…装置内フレーム,91…送信装置内ID,92…受信装置内ID,
93…未使用領域,
95−1…PCBd,95−2…Payload,97−1…PCBu,97−2…PLOAMu,97−3…PLSu,
97−4…DBRu,97−5…Payload,
115…上りGEM Port IDテーブル,116…上りヘッダ変換テーブル,
125…下りGEM Port IDテーブル,126…上りヘッダ変換テーブル,
201…フレーム転送テーブル,202…特殊フレーム転送テーブル,
203…フレーム転送制御部,204…フレームバッファ,210…装置内バス,
205−1,205−2,206−1,206−2…装置内フレーム送受信部,
207−1,207−2,208−1,208−2…装置内インタフェース,
515…上りGEM Port IDテーブル,525…下りGEM Port IDテーブル,
801〜805…ユニキャストMACフレーム転送経路,
806…マルチキャストMACフレーム転送経路(通常)
807…マルチキャストMACフレーム転送経路(第一の制御フラグ使用),
808…マルチキャストMACフレーム転送経路(第二の制御フラグ使用),
810…ユニキャストMACフレーム転送経路(第二の制御フラグ使用),
900…PON区間のマルチキャストコネクション,
901〜904…PON区間のユニキャストコネクション,
2011…宛先MACアドレス登録領域,2012〜2015…送信装置ID登録領域,
2012−1〜2012−6…送信装置内IDフラグ領域,
2012−7…第一の制御フラグ領域,2012−8…第二の制御フラグ領域,
2021…宛先MACアドレス登録領域,2022…宛先IPアドレス登録領域,
2013,2014…送信装置ID登録領域
Claims (10)
- 局装置と、複数の端末装置と、各前記端末装置からの複数の光伝送路と前記局装置からのひとつの前記光伝送路とを合流及び分流するカプラーとを備え、前記局装置から前記端末装置への下り伝送フレームは、単一局装置対複数端末装置による前記局装置から前記端末装置方向の1対N(Nは1以上)の論理的な片方向接続で伝送され、前記端末装置から前記局装置への上り伝送フレームは単一端末装置対単一局装置による1対1の論理的な双方向接続で時分割多重アクセスにより各前記端末装置からの信号が多重されて伝送される受動光網(PON)における前記局装置であって、
端末側の前記光伝送路に接続され、上り伝送フレームを終端して、前記端末装置を前記局装置との間のPON区間の伝送単位であるGEMフレームから装置内フレームに変換し、また、下り伝送フレームを装置内フレームからGEMフレームに変換する加入者線インタフェースと、
局内/局間伝送路に接続される局内/局間インタフェースと、
前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースに接続され、装置内フレームを転送するMACフレーム転送処理部と、
受信フレームの宛先MACアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む前記フレーム転送テーブルと、
を備え、
前記MACフレーム転送処理部は、
前記加入者線インタフェース又は前記局内/局間インタフェースから、装置内フレームに搭載されたMACフレームを受信すると、前記MACフレームからMACアドレスを抽出し、
抽出した前記MACアドレスに基づき前記フレーム転送テーブルを検索し、前記MACフレームを転送すべき転送方路となる前記加入者線インタフェースとその装置内ID、及び/又は、前記局内/局間インタフェースとその装置内IDを求め、
検索された前記フレーム転送テーブルのデータに、第一の制御フラグ領域が設定されていたら1対Nの論理的な接続を使用すること、及び、第二の制御フラグ領域が設定されていたら前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを条件として、求めた前記装置内IDの数に従い前記MACフレームを必要数コピーしてそれぞれ前記装置内IDを付与して装置内フレームを形成し、転送方路である前記加入者線インタフェース及び/又は前記局内/局間インタフェースに向けて前記装置内フレームを転送するようにした、
受動光網(PON)における前記局装置。 - 下り方向については、
前記局内/局間伝送路より前記局内/局間インタフェースから入力される装置内フレームに搭載されるMACフレームに対し、前記MACフレーム転送処理部は、MACフレームの転送先インタフェースを判断し、前記MACフレームを前記加入者線インタフェースまたは他の前記局内/局間インタフェースに転送し、
前記加入者線インタフェースは、転送された前記MACフレームを、GEMフレームに搭載し、下り伝送フレームに多重して、前記光伝送路を介していずれか複数の前記端末装置に同報的に伝送し、
各前記端末装置は、下り伝送フレームを受信して終端処理を行い、自端末装置宛てのGEMフレームを抽出し、UNI(USER NETWORK INTERFACE)対応のフォーマットに変換して、端末側伝送路に出力し、
一方、
上り方向については、
前記端末装置は、端末側伝送路より入力する上り伝送フレームをGEMフレームに搭載し、複数の前記端末装置からの伝送フレームを時分割多重アクセス(TDMA;TIME DIVISION MULTIPLE ACCESS)制御により多重して、前記光伝送路に出力し、前記MACフレーム転送処理部に転送することを特徴とする請求項1に記載の受動光網(PON)における前記局装置。 - 宛先MACアドレスと宛先IPアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む特殊フレーム転送テーブルをさらに備え、
前記MACフレーム転送処理部は、受信した装置内フレームに搭載されたMACフレームが、予め定めたデータに基づき特殊フレームであると判定した場合、宛先MACアドレス領域と宛先IPアドレス領域をインデックスとして前記特殊フレーム転送テーブルを検索し、転送経路を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の受動光網(PON)における前記局装置。 - 前記MACフレーム転送処理部は、前記フレーム転送テーブルに抽出したMACアドレスが未登録である場合は、前記MACアドレスに対して、ユニキャストまたはマルチキャストの転送先を予め定めたテーブルを参照することにより、未登録時のフレーム転送経路を検索することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
- 前記MACフレーム転送処理部は、第一の制御フラグ領域が‘0’として設定されている場合、検索された全転送経路に対する数のMACフレームの複写を実施し、複写されたMACフレームに対して装置内IDがそれぞれ付与され、該当する前記加入者線インタフェース及び又は前記局内/局間インタフェースにMACフレームを転送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
- 前記MACフレーム転送処理部は、第一の制御フラグ領域が‘1’として設定されている場合、各前記端末装置の個々にMACフレームを転送するためにMACフレームの複写は行わず、前記加入者線インタフェースに対してマルチキャストを示す特定の装置内IDを付与した装置内フレーム1つを転送することで、PON区間のマルチキャストコネクションを介して、検索された全前記加入者線インタフェースに転送することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
- 前記MACフレーム転送処理部は、抽出したMACアドレスがブロードキャスト用の宛先MACアドレスであり、且つ、前記フレーム転送テーブルに該当するMACアドレスに対する第二の制御フラグ領域が‘1’と設定してある場合、前記端末装置から他の前記端末装置への転送を抑止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
- 前記MACフレーム転送処理部は、フレームのコピー数が0の場合は、フレーム廃棄に分岐して、フレームを廃棄することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
- 前記加入者線インタフェースは、
下り方向については、
前記MACフレーム転送処理部により転送される下り伝送方向の装置内フレームに対し、装置内IDに対して、前記端末装置と前記局装置との間のPON区間のコネクション識別番号であるポートIDが記憶された下りヘッダ変換テーブルを参照して、装置内IDに基づきポートIDを求め、受信した装置内フレームのヘッダを書換えて、GEMフレームに変換し、
ポートIDに対してコネクションの情報・設定状態を記憶した下りGEMポートIDテーブルを参照し、GEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づきPON区間のコネクションの情報・設定状態を検索し、コネクションの情報・設定状態をもとにPON区間の下り伝送フレームを生成して、前記端末装置に出力し、
一方、
上り伝送方向については、
受信したGEMフレームを抽出して、受信したGEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づき、ポートIDに対してコネクションの情報・設定状態を記憶した上りGEMポートIDテーブルを参照し、コネクションの情報・設定状態を検索し、コネクションの情報・設定状態に基づき受信したGEMフレームに対する受信処理を実施して、
GEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づき、ポートIDに対して装置内IDが記憶された上りヘッダ変換テーブルを検索し、ポートIDから装置内IDを求めて、GEMフレームを装置内フレームに変換し、前記MACフレーム転送処理部に転送することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。 - 装置内フレームは、GEMフレームのGEMフレームヘッダの領域を、送信装置内IDと受信装置内IDを含む情報に変換して使用していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
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