JP2009200680A - 受動光網における局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下り伝送方向は放送的なマルチキャストと1対1接続型のユニキャストが可能であり、上り伝送方向は1対1のユニキャストのみが可能な、PON型のネットワークを用いて、MACブリッジを構成する。
【解決手段】 局装置OLT1に、フレーム転送処理手段を配備して、本フレーム転送処理手段では、PON区間の転送形式を認識してMACフレームを転送するために参照するフレーム転送テーブルを備え、MACブリッジと等価なMACフレーム転送を可能とする。これにより、各加入者や局内より入力するMACフレームは、局装置OLT1において転送経路が決定され、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームに対しては、必要な方路に対してMACフレームを必要数コピーして転送することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受動光網(PON;Passive Optical Network)における局装置に係り、特に、受動光網を用いてMACフレームを転送する際のユニキャスト型/ブロードキャスト型/マルチキャスト型の転送機能を備えた受動光網における局装置に関する。
本発明における第一の背景技術として、ITU−T勧告G.984.3”Gigabit−capable Passive Optical Networks(G−PON):Transmission convergence layer specification”が存在する。本勧告G.984.3によれば、PON区間の伝送には、GEM(G−PON Encapsulation Method)フレームと呼ばれる可変長フレームを基本単位とするフレーム伝送方式が採用されており、GEMフレームはPON区間の伝送フレーム内にカプセル化されて伝送される。PON区間の伝送フレームは、前記ITU−T勧告G.984.3において、局装置(OLT;Optical Line Terminal)より端末装置(ONT;Optical Network Terminal)方向のGTC(G−PON Transmission Convergence)downstream frameと、ONTよりOLT方向のGTC upstream frameとして規定されている。ITU−T勧告G.984.3に規定された伝送方式では、OLTからONT方向(下り伝送方向)のGTC downstream frameは、放送的に全ONUに伝送され、ONTからOLT方向(上り伝送方向)のGTC upstream frameは、時分割多重アクセス(TDMA;Time division Multiple Access)により各ONTからの信号が多重されて伝送される。本伝送方式の特徴として、下り伝送方向は1対多(単一OLT対複数ONT)、上り伝送方向は1対1(単一ONT対単一OLT)の伝送形態となっている点が上げられる。つまり、OLTより全ONTに対して同一のフレームを転送する手段は規定されているが、1つのONTよりOLTと他の全てのONTに対して同一のフレームを転送する手段は規定されていない。本伝送方式の特徴は、GTC frameにカプセル化されるGEMフレームについても同一である。
図21は、前記勧告G.984.3におけるGEMフレームの構造を示した図である。GEMフレーム70は、GTC frameのペイロード内に順次格納されて送信され、受信端においてGEMフレーム境界を検出して、それぞれのGEMフレーム70を抽出する。各GEMフレームは、GEMヘッダ71,71−2〜71−nとGEMペイロード76,76−2〜76−nを含み、GEMヘッダ71はさらに、PLIフィールド72とPort IDフィールド73とPTI(Payload Type Indication)フィールド74とHECフィールド75を含む。PLIフィールド72にはGEMペイロード76−1のバイト長が、PTIフィールド74にはGEMフレームの種別が、HEC(Head Error Correction)フィールド75には、GEMヘッダ71のエラー訂正符がそれぞれ格納され、信号の受信端においてGEMフレーム70抽出処理のために使用される。Port IDフィールド73は、PON区間のコネクション識別番号であるPort IDを格納するための領域であり、本フィールドを参照することにより、該当GEMフレーム70の属するPON区間のコネクションが識別される。
また、図22は、GEMフレームを搭載するPON区間の基本フレーム構造である、GTCフレームを示している。下り伝送方向のフレームは、PCBd(Physical Control Block downstream)95−1と呼ばれるヘッダ情報とPayload95−2を含み、下り伝送方向のGEMフレームはPayload95−2に順時格納され、送信される。上り伝送方向は、PCBu(Physical Control Block upstream)97−1,PLOAMu(Physical Layer OAM upstream)97−2,PLSu(Power Levelling Sequence upstream)97−3,DBRu(Dynamic Bandwidth Report upstream)97−4と呼ばれる制御フィールドと、Payload97−5を基本構成とするフレームで転送される。GEMフレームは、上り方向についても同様に、Payload97−5に搭載されて転送される。ただし、上り伝送方向については、TDMA制御により、時分割多重されたフレームをOLTは受信することになる。
次に、第二の技術背景として、IEEE Std 802.1DTM“Media Access Control(MAC)Bridges.”が存在している。本技術標準によれば、IEEE802.3により規定されている、LAN(local aria network)間を接続するMACブリッジと呼ばれる、ネットワーク機器構成が示されている。本技術標準に記載されているMACブリッジは、各インタフェースより入力するフレーム(以下MACフレームと呼ぶこととする)のヘッダ情報を抽出し、抽出した情報に基づきForwarding Database(FDB)と呼ばれるテーブルの検索を行う機能を有している。MACブリッジは、テーブル検索結果、MACフレームを転送するインタフェースを決定し、フレーム転送を実行する。MACブリッジによるMACフレームの転送では、ユニキャストと呼ばれる、1つのインタフェースにのみフレーム転送を行う転送形態と、マルチキャストと呼ばれる、複数のインタフェースにMACフレームを複写して転送する転送形態が使用される。また、ブロードキャストと呼ばれるMACフレームの入力したインタフェース以外の全インタフェースにMACフレームを転送する、マルチキャストの特別な形態を規定している。ユニキャスト,マルチキャスト,ブロードキャストの各MACフレームは、MACフレームヘッダ内の宛先MACアドレスにより識別可能となっている。前記Forwarding Databaseには、宛先MACアドレスごとに転送先インタフェースの情報が登録され、これに基づき転送処理が実行される。Forwarding Databaseに登録される宛先MACアドレスは、MACブリッジによる自律学習機能や各種プロトコルまたは保守設定により維持管理がなされる。ここで、前記技術標準による特徴として、マルチキャスト転送/ブロードキャスト転送を積極的に利用している点が上げられる。このために、MACブリッジを利用してネットワークを構成する場合には、マルチキャスト転送/ブロードキャスト転送は、不可欠な機能となる。
さらに、第三の技術背景について説明する。前記第二の背景技術を用いるネットワーク上で、接続するユーザ装置に対してインターネット(IP)アドレスを付与するために、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)が多くの場面で使用されている。DHCPは、プロトコルの手順の中で、MACブロードキャストを使用する。MACブロードキャストは、前記第二の背景技術を使用するネットワークでは、全ユーザ装置に転送されるため、各ユーザ装置のIPアドレスなどユーザ情報が、無関係な他のユーザ装置でも受信されるという特徴がある。
最後に、第四の背景技術として、ITU−T勧告G.984.4”Gigabit−capable Passive Optical Networks(GPON):ONT management and control interface specification”が存在する。本勧告は、本発明とは直接的には関係しないが、本発明において、各種の設定をOLTより接続するONTに対して実施するために必要となる、ONT Management and Control Interface(OMCI)と呼ばれる、プロトコルを規定している。
本発明の課題は、PONを使用するネットワークにおけるフレーム転送の制限に起因する。PONによる伝送は、前述の通り下り伝送方向に対しては放送的であり、全ての端末装置に同一のフレームを転送可能である。ところが、端末装置側からの上りフレームを、他の端末装置に転送する機能は、前記勧告G.984.3には規定されていない。しかるに、前記MACフレームを転送するネットワークでは、多くの場合、任意インタフェース間のフレーム転送(ユニキャスト転送)とともに、任意インタフェース間のマルチキャスト転送/ブロードキャスト転送が要求される。このため、PONのような形態のネットワークをMACフレーム転送に使用し、既存MACブリッジと同等の機能として使用する場合には、端末装置からの上りフレームを、任意のインタフェースにユニキャスト転送/マルチキャスト転送/ブロードキャスト転送する機能を提供する必要がある。
ここで課題となる点は、PON区間の下り伝送方向の放送性の利用方法に関係する。既存のMACフレーム転送において、前記勧告G.884.3による、上下非対称なフレーム転送形態を制御する方法は存在せず、これに対応する新たな制御方法が必要となる。前述の通り、MACブリッジを構成するネットワーク装置では、任意のインタフェースから入力したMACフレームは、他の任意のインタフェースにユニキャスト転送/マルチキャスト転送/ブロードキャスト転送の何れかの方法で転送される。MACブリッジ機能を、PON区間の伝送に適用した場合、端末装置に接続されるユーザからのMACフレームを他の端末装置配下のユーザに転送することが可能でなければならない。しかし、サービス提供者は、セキュリティやトラヒック条件など契約上の観点から、不用意なMACフレーム転送を抑止して運用する場合がある。特に、端末装置から他の端末装置へのMACフレーム転送については、接続する他者に不用意な情報が転送される場合がある。また、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームを使用する上位レイヤプロトコルには、端末装置のアドレス情報などが含まれる場合もあり、サービス条件や契約内容によっては、これら情報が他者に転送されることを抑止する必要がある。例えば、加入者に対してIPアドレスの付与を行うDHCPなどがこのような上位プロトコルの例である。このような機能をサポートする場合は、PON区間の伝送特性を認識した上で、フレーム転送を行う必要があるが、前記第二の背景技術の規定外となるため、明確規定が存在していない。
以上、本発明は、以上の点に鑑み、下り伝送方向は放送的なマルチキャストと1対1接続型のユニキャストが可能であり、上り伝送方向に対しては、1対1のユニキャストのみが使用可能な、PON型のネットワークを用いて、端末装置からの上りフレームを、任意のインタフェースにユニキャスト転送/マルチキャスト転送/ブロードキャスト転送するMACブリッジを構成することを目的とする。つまり、本発明は、例えば、ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャストのMACフレームを、PON区間のマルチキャストコネクション/ユニキャストコネクション/ブロードキャストコネクションの何れを用いて転送するかを、転送論理を整理して、決定することを目的とする。また、本発明は、PON区間のマルチキャストコネクション/ユニキャストコネクション/ブロードキャストコネクションの何れを用いて転送するかを判定したMACフレームをGEMフレームにマッピングすることを目的とする。
また本発明は、PON型のネットワークを用いて、MACブリッジを構成し、網管理者の意図しない加入者間のフレーム転送や加入者情報を含むPON区間のマルチキャストを防ぐことを目的とする。
前記課題を解決するために、局装置であるOLTに、フレーム転送処理手段を配備して、本フレーム転送処理手段では、PON区間の転送形式を認識してMACフレームを転送するための情報を設定するフレーム転送テーブルを備え、MACブリッジと等価なMACフレーム転送を可能とする。これにより、各加入者や局内より入力するMACフレームは、局装置において転送経路が決定され、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームに対しては、必要な方路に対してMACフレームを必要数コピーして転送することが可能となる。また、前記のフレーム転送テーブルには、PON区間のマルチキャストコネクションの使用を許可するための第一の制御フラグ領域と、加入者より入力したMACフレームを他の加入者に転送可能かどうかを示す第二の制御フラグ領域を備えて、MACフレームの転送先の判定に使用する。これにより、PON区間に宛先を持つMACフレームは、ユニキャストの場合、宛先を検索すると同時に、加入者側への転送が許可されているかどうかを第二の制御フラグにより判定される。また、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームについては、さらに、PON区間のマルチキャストコネクションの使用可否とMACフレームのコピー方法が判別され、MACフレームの転送が実行される。これにより、加入者から他の加入者に対してサービス提供者の意図に反してMACフレームが転送されることを防ぐことができ、かつ、PON区間のマルチキャストコネクションを積極的に活用するMACブリッジが構成可能となる。
また、MACフレームのレベルでは、各加入者にマルチキャスト/ブロードキャスト転送されるMACフレームについても、上位のプロトコル内に加入者の情報を有しているものについては、これを特殊フレームとして認識し、前記のフレーム転送テーブルとは独立した特殊フレーム転送テーブルを参照してMACフレーム転送を実行する。このときは、PON区間のユニキャストコネクションを使用して、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームを転送する。これにより、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームを使用する上位プロトコルにおいても、加入者のアドレス情報を持つMACフレームが、他の無関係な加入者に対して転送されることを抑止できる。
本発明によると、
局装置と、複数の端末装置と、各前記端末装置からの複数の光伝送路と前記局装置からのひとつの前記光伝送路とを合流及び分流するカプラーとを備え、前記局装置から前記端末装置への下り伝送フレームは、単一局装置対複数端末装置による前記局装置から前記端末装置方向の1対N(Nは1以上)の論理的な片方向接続で伝送され、前記端末装置から前記局装置への上り伝送フレームは単一端末装置対単一局装置による1対1の論理的な双方向接続で時分割多重アクセスにより各前記端末装置からの信号が多重されて伝送される受動光網(PON)における前記局装置であって、
端末側の前記光伝送路に接続され、上り伝送フレームを終端して、前記端末装置を前記局装置との間のPON区間の伝送単位であるGEMフレームから装置内フレームに変換し、また、下り伝送フレームを装置内フレームからGEMフレームに変換する加入者線インタフェースと、
局内/局間伝送路に接続される局内/局間インタフェースと、
前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースに接続され、装置内フレームを転送するMACフレーム転送処理部と、
受信フレームの宛先MACアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む前記フレーム転送テーブルと、
を備え、
前記MACフレーム転送処理部は、
前記加入者線インタフェース又は前記局内/局間インタフェースから、装置内フレームに搭載されたMACフレームを受信すると、前記MACフレームからMACアドレスを抽出し、
抽出した前記MACアドレスに基づき前記フレーム転送テーブルを検索し、前記MACフレームを転送すべき転送方路となる前記加入者線インタフェースとその装置内ID、及び/又は、前記局内/局間インタフェースとその装置内IDを求め、
検索された前記フレーム転送テーブルのデータに、第一の制御フラグ領域が設定されていたら1対Nの論理的な接続を使用すること、及び、第二の制御フラグ領域が設定されていたら前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを条件として、求めた前記装置内IDの数に従い前記MACフレームを必要数コピーしてそれぞれ前記装置内IDを付与して装置内フレームを形成し、転送方路である前記加入者線インタフェース及び/又は前記局内/局間インタフェースに向けて前記装置内フレームを転送するようにした、
受動光網(PON)における前記局装置が提供される。
本発明によると、PONを伝送方式として用いるネットワークを用いて、加入者インタフェースと局内/局間インタフェース間でMACフレームを転送するブリッジ型ネットワークにおいて、加入者フレームを不用意に他の加入者に転送することを防ぎ、かつ、PON区間の下り伝送方向のマルチキャストコネクションを使用して、MACフレームの転送を可能にするMACブリッジが構成可能となる。これにより、既存のブリッジネットワークを論理的に等価なPON形式のネットワークで置き換えることが可能となる。また、ことのきPON区間のマルチキャストコネクションを使用することで発生する、網管理者の意図しない加入者間のMACフレーム転送を防ぐことが可能となる。
以下に本発明の対象である受動光網における局装置の実施の形態と、これを用いたデータ転送方法の実施の形態について図を用いて説明する。
1.PONシステム

まず始めに、本発明の適応対象となる実施の形態のPONの構成について示す。

図1は、PONシステム接続構成図を示している。本システムは、局装置OLT(Optical Line Terminal)1,端末装置であるONT(Optical Network Terminal)2−11〜2−1N,受動光網構成する光ファイバー3−1〜3−M,5−11〜5−1N,ファイバーを分岐するためのカプラー4−1,局内/局間伝送路6−1〜6−L,端末側伝送路7−11〜7−1N、装置制御端末8を備える。また、局装置1は加入者線インタフェース10−1〜10−MとMACフレーム転送制御部20と局内/局間インタフェース30−1〜30−Lと制御部40とを備える。端末装置2−11〜2−1Nは光受動網終端部50−11〜50−1NとUNI処理部60−11〜60−1Nを備える。局装置1と端末装置2−11〜2−1Nは、カプラー4−1により複数の光ファイバー5−11〜5−1Nに分岐する光ファイバー3−1により接続される。また、装置制御端末8は、制御線9を介して設定などの制御を可能とする。
局内/局間伝送路6−1〜6−Lより局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに入力するMACフレームは、MACフレーム転送制御部20によりMACフレームの転送先インタフェースが判断され、加入者線インタフェース10−1〜10−Mまたは、他の局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに転送される。加入者線インタフェース10−1に転送されたMACフレームは、GEMフレームに搭載され、更にPON区間の下り伝送フレームに多重されて、光ファイバー3−1を介して端末装置2−11〜2−1Nに同報的に伝送される。光受動網終端部50−11〜50−1Nでは、各端末装置2−11〜2−1Nに到達したPON区間の下り伝送フレームの終端処理を行い、自端末装置宛てのGEMフレームを抽出する。光受動網終端部50−11〜50−1Nで抽出された自端末装置宛てのGEMフレームは、UNI(User Network Interface)対応のフォーマットに変換するために、UNI処理部60−11〜60−1Nに転送される。UNI処理部60−11〜60−1Nでは、GEMフレームより端末側伝送路7−11〜7−1Nに出力するためにMACフレームを抽出し、端末側伝送路7−11〜7−1Nに出力する。
端末側伝送路7−1〜7−Nより入力する上り伝送方向のMACフレームは、UNI処理部60−11〜60−1Nにおいてフレーム終端処理が行われ、光受動網終端部50−11〜50−1Nに転送される。光受動網終端部50−11〜50−1Nでは、到達したMACフレームをGEMフレームに搭載し、更にPON区間の上り伝送フレームに組み立てて、光ファイバー5−11〜5−1Nに出力する。上り伝送方向は、PON区間の光ファイバーを複数の端末装置2−11〜2−1Nで共有するために、複数端末装置2−11〜2−1Nからの伝送フレームを時分割多重アクセス(TDMA;Time Division Multiple Access)制御により多重している。このとき、光ファイバー上の伝送単位のことを、一般にバーストと呼んでいる。光ファイバー5−1〜5−Nに出力されたバーストはカプラー4−1において合流し、光ファイバー3−1を介して加入者線インタフェース10−1に到達する。
加入者線インタフェース10−1の受信処理では、PON区間の上り伝送フレームを終端して、GEMフレームを識別し、MACフレーム転送制御部20に転送する。MACフレーム転送制御部20では受信したMACフレームを交換し、加入者線インタフェース10−1〜10−M、または局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに振り分ける。加入者線インタフェース10−1〜10−Mに転送されたフレームは、前記のPON区間下り伝送方向の処理が実行される。局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに転送されたフレームは、局内/局間伝送路6−1〜6−Lに対応するフォーマットに変換され、局内/局間伝送路6−1〜6−Lに出力される。制御部40は、PON区間の論理的なコネクション設定やフレーム転送に必要な設定など本実施例に必要となる制御を行う。PON区間の論理的なコネクションなどの設定は、例えば、前記の非特許文献4に示したOMCIと呼ばれる通信を介して、ONT2−11〜2−1Nに対しても設定可能となっている。また、制御部40は、制御線9を介して制御端末8と接続されており、装置動作に必要となる各種設定が可能となっている。
図20に、GEMフレーム/装置内フレームの説明図を示す。
ここで、加入者線インタフェース10−1〜10−M,局内/局間インタフェース30−1〜30−LとMACフレーム転送制御部20との間のフレーム形式について、図20を用いて説明しておく。MACフレーム転送制御部20と加入者線インタフェース10−1〜10−M,局内/局間インタフェース30−1〜30−Lを接続する装置内HW上のフレームは、装置内でのみ使用する付加的な情報を交換するために、装置内フレーム90を使用する。装置内フレーム90は、GEMフレーム70のGEMフレームヘッダ71の領域を、送信装置内ID91と受信装置内ID92を転送するために使用している。MACフレームは、装置内フレーム及びGEMフレームに搭載される。また、MACフレームのGEMフレームへの搭載方法は、例えば、前記非特許文献1に規定されており、DA81,SA82,TYPE/LENGTH83,ペイロード84,CRC85の各フィールドがMACフレームに対応する。装置内フレーム90は、MACフレームを搭載するGEMフレーム70のヘッダ領域71を、送信装置内ID91,受信装置内ID92の装置内転送に利用するものである。
2.局装置OLT

(1)MACフレーム転送制御部
図4は、OLT1のMACフレーム転送制御部20の構成図である。MACフレーム転送制御部20は、フレーム転送テーブル201,特殊フレーム転送テーブル202,フレーム転送制御部203,フレームバッファ204,装置内フレーム送受信部205−1〜205−2,206−1〜206−2,装置内インタフェース207−1〜207−2,208−1〜208−2及び装置内バス210を備える。各装置内HWは加入者線インタフェース10−1〜10−Mと局内/局間インタフェース30−1〜30−Lに接続されており、装置内フレーム90の送受信を行う構成となっている。
まず、MACフレーム転送制御部20に転送された装置内フレーム90の処理について示すこととする。ここでは、局内/局間インタフェース30−1からMACフレームを加入者線インタフェース10−1に転送することを仮定して説明を行う。局内/局間インタフェース30−1より装置内HWを介して転送された装置内フレーム90は、装置内インタフェース208−1で受信され、装置内フレーム送受信部206−1に転送される。装置内フレーム送受信部206−1は受信した装置内フレーム90を一時的に保持して、フレーム転送制御部203により実施されるフレーム転送処理のタイミングを調整する。フレーム転送制御部203は、装置内フレーム送受信部206−1への装置内フレーム90の到着を信号線225−1の変化により検出し、装置内バスを介して、受信した装置内フレーム90をフレームバッファ204へ転送する。更に、MACフレーム転送制御部203は、フレームバッファ204に蓄積された装置内フレームに対して、フレーム転送テーブル201を参照して、装置内フレーム90の転送先を特定する。このとき、フレーム転送制御部203は、装置内フレームに付与する、送信装置内ID91の値により、PON区間のユニキャストコネクションを使用するか、マルチキャストコネクションを使用するかを選択する。例えば、図5中のテーブル値1260−1に対応する装置内ID=1を付与して、加入者線インタフェース10−1に装置内フレーム90を転送すれば、Port ID=101となるGEMフレームに搭載される。結果として、MACフレームは、PON区間のユニキャストコネクション901を介して、ONT#1−1 2−11に転送される。同様に、テーブル値1260−0の使用を意図し、装置内ID=0を付与すれば、Port ID=100に変換され、PON区間のマルチキャストコネクション900により、加入者線インタフェース10−1配下のONT全てにMACフレームが転送される。
ただし、マルチキャストやブロードキャストを使用するプロトコルの中には、加入者のアドレスなどを含むものも存在しており、PON区間のマルチキャストコネクションの使用を躊躇する場合がある。このような、MACフレームに対しては、MACフレームのペイロード種別や、ペイロード内の上位プロトコルの内容まで判定して、転送処理を行う必要がある。このために、特殊フレーム転送テーブル202を使用した転送処理を具備する。ここで説明する、特殊フレーム転送テーブル202を使用した転送処理とは、例えば予めMACフレーム中の特定の領域を、フィルタ条件領域として指定しておき、指定条件に合致した場合は、フレーム転送テーブル201ではなく、特殊フレーム転送テーブル202を使用して、MACフレームの転送先を指定する処理のことである。たとえば、フレーム転送制御部203は、到着した装置内フレームがマルチキャスト/ブロードキャストMACフレームであるが、前述のようにPON区間のマルチキャストコネクションの使用を不可と判定することができる。この場合、マルチキャスト/ブロードキャストMACフレームの識別条件と、必要とされる他のフレームの識別条件を指定しておき、指定条件に合致したMACフレームに対しては、特殊フレーム転送テーブル202を参照して、装置内フレーム90の転送にPON区間のユニキャストコネクションを使用するようにすれば良い。
上記のように、フレーム転送制御部203は、フレーム転送テーブル201または特殊フレーム転送テーブル202を参照することで、転送先の加入者線インタフェース10−1と、MACフレームの出力方路に対応する送信装置内IDを検索する。最終的にフレーム転送制御部203は、送信する装置内フレームを読み出し、送信装置内ID91を付与して、装置内フレーム送受信部207−1に転送する。装置内フレーム送受信部207−1は、送信する装置内フレームを、装置内HWを介して加入者線インタフェース10−1に転送する。
特殊フレーム転送テーブル202を使用するような例としては、前述の非特許文献3に記載されるDHCPなどのプロトコルがある。DHCPのプロトコル手順では、一般にMACレイヤのブロードキャストを用いて、加入者のIPアドレスの付与を実行する。DHCPのフレームを単純にPON区間のマルチキャストコネクションを使って転送すれば、IPアドレス付与のために使用するフレームがPON区間を共有する全ユーザに転送されてしまう。このようなプロトコルで使用されるMACフレームをPON区間の下り方向に転送するときに、特殊フレーム転送テーブル202に登録された情報に基づき、転送すべきONTを限定し、PON区間のユニキャストコネクションを使用してMACフレームを転送することができる。
次に、図8、図9を用いて、MACフレーム転送制御部20の動作例を説明する。
図8は、フレーム転送テーブル201の実装方法の1例である。このテーブルは、受信フレームの宛先MACアドレス領域2011に対して、MACフレームの転送方路を含むフレーム転送情報を、加入者線インタフェースPON#1 10−1〜PON#M 10−M,局内/局間インタフェースSNI#1 30−1〜SNI#L 30−Lごとに、宛先登録領域2012,2013,2014,2015に登録可能な構成となっている。
図9は、図8をより詳細に示している。宛先登録領域2012,2013,2014,2015は、MACフレームの転送方路となる送信装置内IDを、ビットマップ形式で登録可能な構成となっている。図9では、送信装置内ID=1に対して、ビット2012−1に”1”を設定することで、宛先として登録したことを示している。また、MACフレームの転送方路を制御するための制御フラグ領域2012−7,2012−8を具備している。第一の制御フラグ領域2012−7は、PON区間のマルチキャストコネクションを使用することを示しており、可能な場合にMACフレームのマルチキャスト/ブロードキャストをPON区間のマルチキャストコネクションを用いて転送する(例えば、1:マルチキャスト、0:ユニキャスト)。第二の制御フラグ領域2012−8は、UNIより入力したフレームのUNIへの転送を禁止することを示すフラグである。第二の制御フラグ領域2012−8は、加入者からのマルチキャスト/ブロードキャストが不用意に、他の加入者に転送されることを防ぐことなど、サービス提供者の意図しない加入者間の通信を抑止するためのものである(例えば、1:転送しない、0:転送する)。意図しない加入者間の通信の抑止には、当然ユニキャストも含まれる。なお、制御フラグ領域は、これ以外の制御についても、必要に応じて適宜設けることができる。
動作の詳細について、例えば、図9中のテーブル値2010−1を用いて説明すれば、該当の宛先MACアドレス(00:00:aa:bb:cc:01)は、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1で指定される転送方路が宛先であることを示している。また、第一の制御フラグ2012−7は、”0”となっており、宛先がユニキャストコネクションなのでPON区間はユニキャストコネクションしか使用しないことを示している。第二の制御フラグは、”1”となっており、他の加入者(UNI)からのフレームは転送しないことを示している。
以下に、具体例として、フレーム転送テーブル203の設定パターン及び動作について詳細に説明する。まず、ユニキャストの動作に関して、図10,図11,図17を用いて説明する。
図17に、フレーム転送テーブルの設定状態の一例についての説明図を示す。
図17は、フレーム転送テーブル203に、ユニキャストの宛先MACアドレスを持つテーブル値2011−1,2011−2,2011−3,2011−4,2011−5が設定されていることを示している。テーブル値2011−1は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を登録した状態を示しており、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1に宛先を持つ。これは、前記図9と同一の設定である。テーブル値2011−2は、宛先MACアドレス(00:00:aa:bb:cc:02)を加入者線インタフェース10−1の送信装置内DI=2に、テーブル値2011−4は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:04を加入者線インタフェース10−1の装置内ID=4に転送方路として登録した状態を示している。また、テーブル値2011−3とテーブル値2011−5は、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:03と宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:05に対して、局内/局間インタフェース30−2に転送方路が登録されていることを示している。ただし、テーブル値2011−1には、第一の制御フラグ領域が”1”設定しているため、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を持つMACフレームに対しては、UNI間の転送が禁止される。
図10に、ユニキャストMACフレーム転送経路の説明図を示す。また、図11に第二の制御フラグ領域の設定効果(ユニキャスト)についての説明図を示す。フレーム転送テーブル201に対して図17のような登録がなされている場合の、MACフレームの転送経路を示したものが図10,図11である。
これら、図10および図11に記載した、MACフレーム転送経路801,802,803,804,805,810に付記した参照番号(1),(2),(3),(4),(5)は、図17中のテーブル設定値2011−1,2011−2,2011−3,2011−4,2011−5に付記した参照番号(1),(2),(3),(4),(5)に対応するものである。例えば、図10及び図11中の番号(1)で示されるMACフレーム転送経路801,810は、図17中の参照番号(1)と対応しており、テーブル値2011−1を用いて転送判定がなされることを補足説明するためのものである。
参照番号(1)に関して、図10において、MACフレーム転送経路801は、加入者線インタフェース10−1の送信装置内ID=1に宛先を持つ、図17記載のテーブル値2011−1(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01)に対応するMACフレーム転送経路を示している。局内/局間インタフェース30−1から入力した、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01を持つフレームは、テーブル値2011−1に登録された値により、転送先が判定と装置内ID=1の付与がなされ、PON区間のユニキャストとして、加入者線インタフェース10−1に転送される。これにより、MACフレーム転送経路801が形成される。また、参照番号(2)〜(5)に関してMACフレーム転送経路802,803,804,805についても、同様であり図17中、
テーブル値2011−2(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:02),
テーブル値2011−3(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:03),
テーブル値2011−4(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:04),
テーブル値2011−5(宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:05)
に対するフレーム転送経路である。
図11は、さらに前記第二の制御フラグ領域2012−8の設定効果(ユニキャスト)を示す例である。MACフレーム転送経路801は、前述の図10の記述と同一である。MACフレーム転送経路810は、UNI#2−2 7−22より、宛先MACアドレス=00:00:aa:bb:cc:01に対してMACフレーム転送を行った場合の動作を示すものである。本MACフレーム転送経路810では、テーブル値2011−1における第二の制御フラグ領域2012−8の設定により、MACフレームは破棄される。これは、前述したように、UNIからUNIへの転送を抑止するための設定を説明するものである。第二の制御フラグ領域2012−8の設定値”1”は、UNIからUNIへのMACフレーム転送経路810は抑止するが、SNIからUNIへのMACフレーム転送経路801は許可することを意味している。
上記は、ユニキャストの動作を示したものであるが、マルチキャストの動作に関しても、図12,図13,図14,図15を用いて説明することとする。これら、図12〜図15に記載した、MACフレーム転送経路806,807,808に付記した参照番号(6),(7),(8)は、図17中のテーブル設定値2011−6,2011−7,2011−13に付記した参照番号(6),(7),(8)に対応するものである。例えば、図12中の番号(6)で示されるMACフレーム転送経路806は、図17中の参照番号(6)と対応しており、テーブル値2011−6を用いて転送判定がなされることを補足説明するためのものである。
図17では、テーブル値2011−6,2011−7により、宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:06,宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:07が、テーブル値2011−13により宛先MACアドレス=ff:ff:ff:ff:ff:ffが、それぞれフレーム転送テーブル203に登録された状態を示している。ここで、前者2つのテーブル値2011−6,2011−7はマルチキャストMACアドレス、テーブル値2011−13はブロードキャストMACアドレスが登録されていることを示している。マルチキャスト/ブロードキャストの宛先は、可能な全ての方路にMACフレーム転送するような構成となっている。例えば、マルチキャストは、特定のグループに属する全ての宛先に配信するものであり、一方、ブロードキャストは、特別な宛先アドレスを使用し(例:ff:ff:ff:ff:ff:ff)、ネットワークに接続された全ての宛先に配信するものである。
図12は、参照番号(6)に関して、テーブル値2011−6(宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:06)に対する転送経路を示しており、UNI#2−3 7−23から、MACフレーム転送経路806を介して全方路に対してフレームが転送される。本MACフレーム転送経路806は、対応するテーブル設定値2011−6において、PON区間のマルチキャスト転送を使用しない設定がなされている。つまり、第一の制御フラグ領域が”0”として設定されており、可能な全転送経路に、MACフレーム転送制御部20でMACフレームの複写が実施される。複写されたMACフレームに対しては、装置内IDがそれぞれ付与され、該当する加入者線インタフェースPON#1 10−1〜PON#M 10−Mに転送される。例えば、加入者線インタフェースPON#1 10−1に対しては、装置内ID=1,2,3,4が付与された装置内フレームが転送され、また、加入者線インタフェースPON#2 10−2に対しては、装置内ID=1、2、3が付与された装置内フレームが転送される。局内/局間インタフェースSNI#1 30−1〜SNI#L 30−Lについては、テーブル設定値に従いフレームの複写と転送が実施される。ここで、注意が必要な点は、MACブリッジ装置は、特定のインタフェースから受信したMACフレームを同一のインタフェースから送信してはならないという点である。本説明では、図12中UNI#2−3 7−23から入力したMACフレームを同一のUNI#2−3 7−23にのみには転送していないことで、本制約を表現している。つまり、フレーム転送テーブル201に設定があったとしても、本制約が優先することを示している。
図13及び図14に、第一の制御フラグ領域の設定効果についての説明図(1)及び(2)を示す。図13,図14は、参照番号(7)に関して、第一の制御フラグ領域2012−7の設定を行った場合の転送経路を示している。
図13は、SNI#1 6−1より入力したマルチキャストフレームを、他のSNI#2 6−2に転送すると共に、PON#1 3−1とPON#2 3−2の配下の全UNIに対しては、PON区間のマルチキャストコネクションを使用して転送するフレーム転送経路807を示している。つまり、参照番号(7)に関し、PON区間のマルチキャスト転送を積極的に使用することを目的とした設定状態を示している。局内/局間インタフェース30−1より、入力したマルチキャストMACフレーム(宛先MACアドレス=01:00:11:22:33:07)は、各加入者線インタフェース10−1〜10−Mと、MACフレームを受信したインタフェースを除く、局内/局間インタフェース30−2〜30−Lに複写して転送される。ただし、第一の制御フラグ領域が”1”なので、図12に示したMACフレーム転送経路806とは異なり、図13のMACフレーム転送経路807では、各UNI 7−11〜7−14,7−21〜7−23の個々にMACフレームを転送するためにMACフレームの複写は行わない。例えば、加入者線インタフェースPON#1 10−1に対しては、装置内ID=0を付与した装置内フレーム1つを転送する。この結果、Port ID=100に変換され、PON区間のマルチキャストコネクション900を介して、配下全てのUNI 7−11〜7−14に転送される(図5及び図6参照)。
図14は、UNI#2−3 7−23より入力するマルチキャストフレームをSNI#1 6−1とSNI#2 6−2に転送すると共に、PON#1 3−1配下のUNIに対しては、PON区間のマルチキャストコネクションを使用して転送し、フレームの入力したPON#2 3−2配下のUNIに対しては、PON区間のユニキャストコネクションを用いて転送を行うフレーム転送経路807を示している。フレーム転送経路807は、いずれもテーブル値2011−7(宛先MACアドレス=01:00:aa:bb:cc:07)の設定に対応した、マルチキャストMACアドレスの転送経路を示している。本動作は、UNI#2−3 7−23より入力したマルチキャストMACフレームを、自UNIより送信することを禁止するためのものである。テーブル設定値2011−7は、第一の制御フラグ領域が”1”となっているために、加入者線インタフェースPON#2 10−2に対しても、PON区間のマルチキャスト転送を利用する設定である。しかし、PON区間のマルチキャスト転送を使用した場合は、UNI#2−3 7−23において受信したMACフレームが、自UNIにも転送されるために、これを抑止するための動作を優先するための処理である。
更に、図15はマルチキャスト/ブロードキャストフレームに対する、第二の制御フラグ領域2012−8の設定効果を示している。図15は、参照番号(8)に関し、テーブル値2011−13に対応しており、UNI#2−3 7−23より入力するマルチキャスト/ブロードキャストフレームを、SNI#1 6−1,SNI#2 6−2にのみ転送するフレーム転送経路808を示している。フレーム転送経路808は、ブロードキャスト(宛先MACアドレス=ff:ff:ff:ff:ff:ff)のテーブル設定に対応したものであるが、マルチキャストに関しても、フレーム転送経路の設定については同一である。本動作は、第二の制御フラグ領域が”1”と設定したことによる、UNIからUNIへの転送を抑止するための動作の結果である。
次に、特殊フレーム転送テーブル202を使用してMACフレームを転送するパターンについて説明する。本説明では、前記DHCPの手順による、局内/局間インタフェース30−1〜30−Lの何れかに、DHCPサーバと呼ばれるユーザに対するIPアドレスの付与機能が配備され、加入者伝送路7−11〜7−1Nに接続されるユーザにIPアドレスを付与するような場合を考える。
図23は、特殊フレーム転送テーブル202の設定状態の一例を示している。また、特殊フレーム転送テーブル202は、宛先MACアドレス領域2021と宛先IPアドレス領域2022をインデックスとして、MACフレームの転送先の送信装置内IDを検索する。その他の領域は、フレーム転送テーブル201と同一の構成とする。ここでは、DHCPを仮定するので、ブロードキャストMACフレームが使用されるものとする。つまり、通常DHCPサーバは、ある特定のユーザにIPアドレスを割当てるために、PON区間に接続される全てのONTに対して、ブロードキャストMACアドレスを用いてIPアドレス割り当てを実施する。このため、IPアドレスの割り当てに無関係の他のユーザも下り方向のブロードキャストMACフレームを受信できてしまう。この状況を回避するために、宛先IPアドレス領域2022ついても、登録しておき、DHCPの手順において発生するブロードキャストMACフレーム内のユーザのIPアドレスと比較を実施する。これにより、DHCP手順内で転送されるブロードキャストMACフレームの転送先を検索し、特定の加入者伝送路7−11〜7−1NにMACフレームを転送する。例えば、テーブル値2021−1は、宛先MACアドレス=ff:ff:ff:ff:ff:ffかつ、宛先IPアドレス=192.168.0.1となる、ブロードキャストMACフレームを、送信装置内ID=1となる、加入者線インタフェースPON#1 10−1にのみ転送することを示している。このようにすれば、本来ブロードキャストとなるMACフレームについても、特定の1ユーザに転送することが可能となり、無関係なユーザにIPアドレスなどのユーザ情報を転送することを防ぐことができる。
上記のようにMACフレーム転送処理を実施することで、マルチキャストフレーム/ブロードキャストフレームを含め不用意に加入者からのフレームを他の加入者に転送することを防ぎ、且つマルチキャスト/ブロードキャストについては、最大限PON区間のマルチキャストコネクションを利用できる。
図16は、MACフレーム転送制御部203の具体的な動作シーケンスを示す図である。
図10〜図17で示した各動作は、MACフレーム転送処理部20のフレーム転送制御部203が、図17のフレーム転送テーブル201等を参照することで実行される(特に、図16中ステップ3010,3014等参照)。
図4及びその説明箇所で記載したように、MACフレーム転送制御部203は、信号線215−1,215−2,225−1,225−2の変化を検出することにより、フレーム到着処理ステップ3001を開始する。MACフレーム転送制御部203は、MACフレームの受信を検知すると、フレーム転送ステップ3002を実行して、到着した装置内フレーム90をフレームバッファ204に転送する。フレームバッファ204に転送された装置内フレーム90は、MACフレーム転送制御部203が、フィルタ条件判定ステップ3003により、特殊フレーム転送テーブル202を参照して、特殊フレームとして扱われるか否か、MACフレーム内の領域を検査する。フィルタ条件判定ステップ3003の結果、特殊フレーム判定ステップ3004による条件分岐を実施し、特殊フレームと判定された場合、MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006による処理に移行する。
特殊フレーム判定ステップで特殊フレーム以外の通常フレームと判定された場合には、MACフレーム転送制御部203は、フレームヘッダ抽出ステップ3005を実行し、MACアドレスを含むヘッダを読み出す。MACフレーム転送制御部203は、抽出したフレームヘッダを元に、フレーム転送テーブル検索ステップ3007に処理を移行し、宛先MACアドレス登録判定ステップ3008により、フレーム転送テーブル201にMACアドレスが登録されているかどうかの分岐判定を行う。フレーム転送テーブル201にMACアドレスの登録が存在している場合は、MACフレーム転送制御部203は、登録データ参照ステップ3010を実行して、該当の宛先を参照する。一方、フレーム転送テーブル201にMACアドレスの登録が存在しない場合は、MACフレーム転送制御部203は、ユニキャストフレーム判定ステップ3009による判定をさらに実施して、MACアドレス等からマルチキャストかユニキャストかを識別するための予め定められたテーブルを検索するなどの手法により、ユニキャストMACフレームかマルチキャストMACフレームかが識別さる。ユニキャストフレーム判定ステップ3009の結果、ユニキャストMACフレームと判定された場合、未登録ユニキャストデータ参照ステップ3011を実行し、未登録時のフレーム転送経路を検索する。また、ユニキャストフレーム判定ステップ3009でマルチキャストMACフレームと判定された場合は、MACフレーム転送制御部203は、未登録マルチキャストデータ参照ステップ3012を実行し、未登録時のフレーム転送経路を検索する。これら未登録ユニキャストデータ参照ステップ3011及び未登録マルチキャストデータ参照ステップ3012は、例えば、MACアドレスに対して転送先を識別するための予め定められたテーブルを検索する等の手法により実行することができる。
上述の特殊フレーム判定ステップ3004において、特殊フレームと判定された場合は、MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006に分岐して、特殊フレーム転送テーブル202を参照する。MACフレーム転送制御部203は、特殊フレーム転送テーブル検索ステップ3006の結果を用いて、特殊フレーム転送データ参照ステップ3013の処理を実施し、フレーム転送経路が決定される。以上の手続きにより、フレーム転送経路を判定するためのテーブルの検索が行われる。
MACフレーム転送制御部203は、テーブル検索の結果を用いて、転送先取得ステップ3014による処理を実施し、MACフレームを転送すべき転送方路を決定し、これに続くフレームコピー数演算ステップ3015により、MACフレームをコピーすべき数を求める。フレームコピー数判定ステップ3016は、フレームコピー終了判定ステップ3020との間で繰り返し処理を実施するための判定条件である。繰り返し処理では、MACフレーム転送制御部203は、フレーム送信用内部ヘッダ生成ステップ3017により送信装置内IDの付与を行い、フレーム転送ステップ3018により、出力方路に対する装置内フレーム転送処理部205−1,205−2,206−1,206−2に対して、装置内フレームの転送を行う。MACフレーム転送制御部203は、必要数のフレーム転送が完了すると、フレームコピー終了判定ステップ3020の条件により処理を終了する。また、フレームのコピー数が0の場合は、フレーム廃棄ステップ3021に分岐して、フレームが破棄される。
以上のフローチャートの動作例を示すと、例えば、図17における参照番号(1)に関して、宛先MACアドレスが00:00:aa:bb:cc:01の場合、MACフレーム転送処理部20は、PON#1 10−1を転送方路として決定し、さらに、装置内フレームの送信装置内IDを1に設定する。この装置内フレームを受けた加入者インタフェースPON#1 10−1は、送信装置内ID=1に基づき、下りヘッダ変換テーブル126を参照し(後述の図5参照)、Port ID=101を検索し、装置内フレームをGEMフレームに変換する。
(2)加入者線インタフェース(PON)
図2は、加入者線インタフェース10−1〜10−Mの構成図について示したものである。加入者線インタフェース10は、光送受信部101,装置内インタフェース102,PON区間信号制御部103,光/電気変換111,上りPONフレーム終端部112,上りGEMフレーム終端部113,上りフレーム変換部114,上りGEM Port IDテーブル115,上りヘッダ変換テーブル116,下りフレーム変換部121,下りGEMフレーム生成部122,下りPONフレーム生成部123,電気/光変換124,下りGEM Port IDテーブル125,下りヘッダ変換テーブル126,制御インタフェース部186を備える。
MACフレーム転送制御部20により転送される、下り伝送方向の装置内フレームは、装置内インタフェース102により受信され、下りフレーム変換部121に転送される。ここで、MACフレーム転送制御部40と加入者線インタフェース10−1〜10−M,局内/局間インタフェース30−1〜30−M間のフレームの転送は、前述の通り装置内フレームを使用することとする。下りフレーム変換部121は、下りヘッダ変換テーブル126を参照して、受信した装置内フレーム90のヘッダを書換えて、PON区間の伝送単位である、前記GEMフレーム70に変換し、下りGEMフレーム生成部122に転送する。下りGEMフレーム生成部122は、ヘッダ変換部121より受信したGEMフレームヘッダ71内のPort IDフィールド73の値をインデックスとして、GEMPort IDテーブル125を検索する。GEMPort IDテーブル125は、PON区間のコネクションを設定するためのテーブルであり、GEMPort IDが登録されている。ここで、PON区間のコネクションとは、前記GEMフレームヘッダ71内のPort ID73により識別されるPON区間の論理的な接続単位である。下りGEMフレーム生成部122は、GEMPort IDテーブル125に、送信するGEMフレームの属するコネクションが存在した場合、GEMフレームを下りPONフレーム生成部123に転送する。下りPONフレーム生成部123は、下りGEMフレーム生成部122とPON区間信号制御部103からの情報を基に、PON区間の下り伝送フレームを生成し、GEMフレームをPON区間の下り伝送フレームに搭載し、電気/光変換124に転送する。電気/光変換124は、電気信号を伝送路3に出力するための光信号に変換して、光送受信部101を介して伝送路3に出力する。
また、上り伝送方向については、伝送路3より入力するPON区間の上り信号を、光送受信部101を介して受信し、光/電気変換111に転送する。光/電気変換111は受信した上り信号を装置内部で扱う電気信号に変換し、上りPONフレーム終端部112に転送する。上りPONフレーム終端部112では、各ONTからの信号を識別し、PON区間の上り伝送フレームに多重されているGEMフレームを抽出して、上りGEMフレーム終端部113に転送する。上りGEMフレーム終端部113では、受信したGEMフレームのヘッダ71内のPort ID73をインデックスとして上りGEMPort IDテーブル115を検索し、受信GEMフレームに対する受信処理を実施して(例えば、後述のようにコネクションの情報を取得すること等)、上りフレーム変換部114に転送する。上りフレーム変換部114は、転送されたGEMフレームヘッダ71内のPort ID73をインデックスとして上りヘッダ変換テーブル116を検索し、テーブルに登録されている情報をもとに、GEMフレーム70を装置内フレーム90に変換し、装置内インタフェース102に転送する。装置内インタフェース102は、受信したフレームを、装置内HWを介してMACフレーム転送制御部20に転送する。
図5に、上り/下りヘッダ変換テーブルの説明図を示す。また、図6に、上り/下りGEM Portテーブル(OLT)の説明図を示す。ここで、図5,図6を用いて、下りヘッダ変換テーブル126,下りGEM Portテーブル125,上りヘッダ変換テーブル115,上りGEM Portテーブル116の構成について説明しておく。
まず、下り伝送方向について説明する。下りヘッダ変換テーブル126は、下り装置内ID領域1261の値をインデックスとして、Port IDを検索するためのテーブルである。装置内HWより受信した装置内フレーム90の送信装置内ID91をインデックスとして、対応するPort IDを検索し、装置内フレームの形式をGEMフレーム70に変換し、GEMフレームヘッダ71内のPort ID73の値として、検索したPort IDを搭載するために使用される。例えば、1260−1に示されたテーブルの値では、送信装置内ID=1の装置内フレームをPort ID=101に変換することになる。下りGEM Portテーブル125は、Port ID領域1251をインデックスとして、PON区間のコネクションの情報を検索するためのテーブルである。PON区間のコネクションの情報とは、コネクション設定状態を示すための有効フラグ1252,接続先ONT1253などである。下りGEMフレーム生成部122は、下りフレーム変換部121より転送されるGEMフレームより、Port ID値を抽出し、下りGEM Portテーブル125を検索し、PON区間の下り伝送フレームに搭載するGEMフレームを生成する。例えば、図6中1250−1のテーブル値は、Port ID=101を宛先ONT=1に転送することを示している。また、1250−0のテーブル値は、Port ID=100を宛先ONT=Multi、つまり複数のONTにマルチキャストコネクションを設定したことを示している。以上が下り伝送方向に関する説明である。
続いて、上り方向について説明する。上りGEM Portテーブル115は、Port ID領域1151の値をインデックスとして、PON区間のコネクションの情報を検索するためのテーブルである。コネクションの情報とは、下り方向と同様であり、コネクション設定状態を示す有効フラグ1152,接続元ONT1153などである。前記の上りGEMフレーム終端部113は、受信したGEMフレーム71のPort ID73をインデックスとして、有効フラグ115や接続元ONT1153を検索して、フレームの終端処理を実施する。テーブルの設定値は下りGEM Portテーブル125と同様であるが、上り方向では、テーブル値1150−0のように、例えば、下り伝送方向のマルチキャストコネクションに対応するPort ID=100は無効となる。上りヘッダ変換テーブル116は、Port ID領域1161の値をインデックスとして、受信装置内ID1162を検索するためのテーブルである。上りフレーム変換部114は、受信GEMフレームのPort IDをインデックスとして、上りヘッダ変換テーブル116を検索し、対応する受信装置内IDを求め、装置内フレーム90のヘッダ部に埋め込む。
3.端末装置ONT

図3は、ONT#1−1〜ONT#1−Nの光受動網終端部50の構成図について示したものである。光受動網終端部50は、装置内インタフェース501,光送受信部502,PON区間アクセス制御部503,上りGEMフレーム生成部511,上りデータバッファ512,上りPONフレーム生成部513,電気/光変換514,上りGEMPort IDテーブル515,光/電気変換521,下りPONフレーム終端部522,下りGEMフレーム終端部524,下りGEMPort IDテーブル525を備える。
ONTでは、伝送路5より入力するPON区間の下り方向の信号を、光送受信部502で受信し、光/電気変換521に転送する。光/電気変換521では、受信した下り信号を装置内の電気信号に変換し、下りPONフレーム終端部522に転送する。下りPONフレーム終端部522は、PON区間の下り伝送フレームを終端し、PON区間上り方向のアクセス制御情報を抽出し、PON区間アクセス件制御部503に転送するとともに、PON区間の下り伝送フレームよりGEMフレーム70を抽出し、下りGEMフレーム終端部524に転送する。下りGEMフレーム終端部254は、受信したGEMフレーム70のヘッダ内のPort ID73を参照し、これをインデックスとして下りGEMPort IDテーブル525を検索する。検索の結果、登録されているPort IDを持つフレームのみを、自宛のGEMフレームと判定し、装置内インタフェース501に転送する。装置内インタフェース501では、転送されたGEMフレームを、装置内HWを介してUNI処理部2−11〜2−1Nに転送する。UNI処理部2−11〜2−1Nでは、最終的にユーザに提供する信号形式に変換してMACフレームとして出力する。
各ユーザより入力するMACフレームは、UNI処理部2−11〜2−1Nにおいて受信処理がなされ、使用するPort IDとの対応付けが行われ、上りGEMフレーム生成部511に転送される。上りGEMフレーム生成部511に入力するフレームは、任意の形式を取ることが可能であるが、前記対応付けが行われたPort IDを含む形式を仮定する。上りGEMフレーム生成部511は、転送されるフレームよりPort IDを抽出し、これをインデックスとして上りGEMPort IDテーブル515を検索する。上りGEMPort ID検索テーブル515の検索により得られた情報をもとに、GEMフレームを生成して上りデータバッファ512に転送する。上りデータバッファ512は、GEMフレームを一時的に保持して、上りPONフレーム生成部513の動作タイミングに合わせてGEMフレームを転送する。上りPONフレーム生成部513は、PON区間アクセス件制御部503の生成する送信タイミング従い、PON区間の上り伝送フレームを生成し、転送されたGEMフレームを格納して、電気/光変換514に転送する。電気/光変換514もまた、PON区間アクセス権制御部503の指定するタイミングで動作し、光送受信部502を介してPON区間の上り伝送フレームを光伝送路5上に出力する。
図7に、上り/下りGEM Portテーブル(ONT)の説明図を示す。
次に、図7を用いて、下りGEM Portテーブル525および上りGEM Portテーブル515について説明する。下りGEM Portテーブル525は、ONTにおいて、自宛のGEMフレームを抽出するためのテーブルであり、Port ID5251をインデックスとして検索される。下りGEM Portテーブル525には、PON区間のコネクションの設定状態を示すために、有効表示領域(有効フラグ)5252及び他の設定情報領域(他設定)5253が存在している。例えば、下りGEM Portテーブル525中、データ5250−1のテーブル値は、Port ID=101を自宛として処理することを意味している。有効表示領域5252に、無効と設定されていた場合は、下りGEMフレーム終端部524は、該当するGEMフレームを受信しても破棄し、有効と設定されていた場合は、自宛のフレーム処理を実施する。
上りGEM Portテーブル515は、Port ID領域5151をインデックスとして、PON区間のコネクションの設定状態を求めるためのテーブルである。上りGEMフレーム生成部511は、装置内HWから転送されるフレームよりPort IDを抽出し、上りGEM Portテーブル515を検索し、有効表示領域(有効フラグ)5152及び他の設定情報領域(他設定)5153など対応する情報を求め、GEMフレームを生成する。
以上により、GEMフレーム内のPort IDにより識別されるPON区間の論理的なコネクションの設定が行われる。
図18に、PON区間のコネクション設定(ユニキャストコネクション)についての説明図を示す。また、図19に、PON区間のコネクション設定(マルチキャストコネクション)についての説明図を示す。上記の具体的な設定例であるPON区間のコネクションを、図18,図19を用いて説明する。
図18は、Port ID=101のユニキャストコネクション901を加入者線インタフェース10−1とONT#1−1 2−11間に、Port ID=102のユニキャストコネクション902を加入者線インタフェース10−1とONT#1−2 2−12間に、同様にPort ID=103,104のユニキャストコネクション903,904を加入者線インタフェース10−1とONT#1−3 2−13,加入者線インタフェース10−1とONT#1−4 2−14間にそれぞれ設定した状態を示している。これらのユニキャストコネクション901〜904を用いて、OLTとONT間の双方向伝送が可能である。例えば、参照番号(1)では、フレーム転送経路801は、SNI#1 6−1より入力したMACフレームが、MACフレーム転送制御部20により転送され、ユニキャストコネクション901を介してUNI#1 7−11に転送されることを示している。また、参照番号(2)では、フレーム伝送経路802は、UNI#3 7−13より入力したMACフレームが、ユニキャストコネクション903を介してMACフレーム転送制御部20に転送された後、さらに、ユニキャストコネクション902を介してUNU#2 7−12に転送されることを示している。図18では、ユニキャストコネクション901,902は下り方向の転送に、ユニキャストコネクション903は上り方向の転送に使用されている。このように、図18中のコネクション901〜904は、上り下り双方向のフレーム転送が可能となっている。
図19は、PON区間の下り伝送方向でのみ使用可能なマルチキャストコネクションの設定例を示している。図19では、Port ID=100のコネクション900を、加入者線インタフェース10−1と各ONT#1〜#4 2−11〜2−14間に設定した状態を示している。参照番号(3)では、SNI#1 6−1より入力するMACフレームを転送経路808により、接続する各ONT#1〜#4に転送可能となっている。ただし、マルチキャストコネクション900に対しては、上り伝送方向のフレーム転送は不可能である。
本説明において、注目すべき点は、MACフレーム転送制御部20がPON区間のコネクションを認識可能であれば、図19に示したような、マルチキャストコネクション900を用いたMACフレーム転送も、図18に示したような、ユニキャストコネクション901〜904を用いたMACフレーム転送も可能であるという点である。
ここで、前記図6の上り/下りGEM PORTテーブルは、上記図18,図19に示したユニキャストコネクション901〜904とマルチキャストコネクション900を実現するためのOLT1の加入者線インタフェース10−1に対する設定状態を、図7の上り/下りGEM PORTテーブルは、ONT#1−1 2−11に対する設定状態を示すものである点を補足しておく。例えば、図6中のテーブル値1150−1,1250−1は、ユニキャストコネクション901に対応する加入者線インタフェース10−1の設定を、図7中のテーブル値5150−1,5250−1は、ONT#1−1 2−11に対する設定を示している。また、マルチキャストコネクション900についても、図6中のテーブル値1150−0,1250−0と、図7中のテーブル値5150−0,5250−0により表現されている。つまり、本設定では、MACフレーム転送制御部20は、ONT#1−1 2−11に対して、ユニキャストコネクション901とマルチキャストコネクション900を使用したMACフレーム転送が可能となっている。
本発明は、図1に示したPON以外のPON形のネットワークや、光ネットワーク以外のPON形の各種ネットワークに適用することができる。
また、一例としてGEMフレーム、MACフレーム、装置内フレーム等を例に説明したが、これ以外の適宜のフレームに対しても本発明を適用することができる。
PONシステムの接続構成図。 加入者線インタフェースの構成図。 光受動網終端部の構成図。 MACフレーム転送制御部の構成図。 上り/下りヘッダ変換テーブルの説明図。 上り/下りGEM Portテーブル(OLT)の説明図。 上り/下りGEM Portテーブル(ONT)の説明図。 フレーム転送テーブルの構成例の説明図。 フレーム転送テーブルの構成例の詳細の説明図。 ユニキャストMACフレーム転送経路の説明図。 第二の制御フラグ領域の設定効果(ユニキャスト)についての説明図。 マルチキャストMACフレーム転送経路の説明図。 第一の制御フラグ領域の設定効果(1)についての説明図。 第一の制御フラグ領域の設定効果(2)についての説明図。 第一/第二の制御フラグ領域の設定効果(マルチキャスト)についての説明図。 MACフレーム転送制御部の動作シーケンス。 フレーム転送テーブルの設定状態の一例についての説明図。 PON区間のコネクション設定(ユニキャストコネクション)についての説明図。 PON区間のコネクション設定(マルチキャストコネクション)についての説明図。 GEMフレーム/装置内フレームの説明図。 GEMフレームの構成図。 GTCフレームの構成図。 特殊フレーム転送テーブルの設定状態の一例の説明図。
符号の説明
1…OLT,2−11〜2−1N…ONT,3−1〜3−M,5−11〜5−1N…光伝送路,
4−1…光スプリッタ,6−1〜6−L…局内/局間伝送路,
7−11〜7−1N…加入者伝送路,10−1〜10−M…加入者線インタフェース,
20…MACフレーム転送処理部,30−1〜30−L…局内/局間インタフェース,
40…制御部,50−11〜50−1N…光受動網終端部,
60−11〜60−1N…UNI処理部,

70…GEMフレーム,71…GEMフレームヘッダ,
81…DA(宛先MACアドレス), 82…SA(送信元MACアドレス),84…ペイロード,
85…CRC,
90…装置内フレーム,91…送信装置内ID,92…受信装置内ID,
93…未使用領域,
95−1…PCBd,95−2…Payload,97−1…PCBu,97−2…PLOAMu,97−3…PLSu,
97−4…DBRu,97−5…Payload,
115…上りGEM Port IDテーブル,116…上りヘッダ変換テーブル,
125…下りGEM Port IDテーブル,126…上りヘッダ変換テーブル,
201…フレーム転送テーブル,202…特殊フレーム転送テーブル,
203…フレーム転送制御部,204…フレームバッファ,210…装置内バス,
205−1,205−2,206−1,206−2…装置内フレーム送受信部,
207−1,207−2,208−1,208−2…装置内インタフェース,
515…上りGEM Port IDテーブル,525…下りGEM Port IDテーブル,
801〜805…ユニキャストMACフレーム転送経路,
806…マルチキャストMACフレーム転送経路(通常)
807…マルチキャストMACフレーム転送経路(第一の制御フラグ使用),
808…マルチキャストMACフレーム転送経路(第二の制御フラグ使用),
810…ユニキャストMACフレーム転送経路(第二の制御フラグ使用),
900…PON区間のマルチキャストコネクション,
901〜904…PON区間のユニキャストコネクション,
2011…宛先MACアドレス登録領域,2012〜2015…送信装置ID登録領域,
2012−1〜2012−6…送信装置内IDフラグ領域,
2012−7…第一の制御フラグ領域,2012−8…第二の制御フラグ領域,
2021…宛先MACアドレス登録領域,2022…宛先IPアドレス登録領域,
2013,2014…送信装置ID登録領域

Claims (10)

  1. 局装置と、複数の端末装置と、各前記端末装置からの複数の光伝送路と前記局装置からのひとつの前記光伝送路とを合流及び分流するカプラーとを備え、前記局装置から前記端末装置への下り伝送フレームは、単一局装置対複数端末装置による前記局装置から前記端末装置方向の1対N(Nは1以上)の論理的な片方向接続で伝送され、前記端末装置から前記局装置への上り伝送フレームは単一端末装置対単一局装置による1対1の論理的な双方向接続で時分割多重アクセスにより各前記端末装置からの信号が多重されて伝送される受動光網(PON)における前記局装置であって、
    端末側の前記光伝送路に接続され、上り伝送フレームを終端して、前記端末装置を前記局装置との間のPON区間の伝送単位であるGEMフレームから装置内フレームに変換し、また、下り伝送フレームを装置内フレームからGEMフレームに変換する加入者線インタフェースと、
    局内/局間伝送路に接続される局内/局間インタフェースと、
    前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースに接続され、装置内フレームを転送するMACフレーム転送処理部と、
    受信フレームの宛先MACアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む前記フレーム転送テーブルと、
    を備え、
    前記MACフレーム転送処理部は、
    前記加入者線インタフェース又は前記局内/局間インタフェースから、装置内フレームに搭載されたMACフレームを受信すると、前記MACフレームからMACアドレスを抽出し、
    抽出した前記MACアドレスに基づき前記フレーム転送テーブルを検索し、前記MACフレームを転送すべき転送方路となる前記加入者線インタフェースとその装置内ID、及び/又は、前記局内/局間インタフェースとその装置内IDを求め、
    検索された前記フレーム転送テーブルのデータに、第一の制御フラグ領域が設定されていたら1対Nの論理的な接続を使用すること、及び、第二の制御フラグ領域が設定されていたら前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを条件として、求めた前記装置内IDの数に従い前記MACフレームを必要数コピーしてそれぞれ前記装置内IDを付与して装置内フレームを形成し、転送方路である前記加入者線インタフェース及び/又は前記局内/局間インタフェースに向けて前記装置内フレームを転送するようにした、
    受動光網(PON)における前記局装置。
  2. 下り方向については、
    前記局内/局間伝送路より前記局内/局間インタフェースから入力される装置内フレームに搭載されるMACフレームに対し、前記MACフレーム転送処理部は、MACフレームの転送先インタフェースを判断し、前記MACフレームを前記加入者線インタフェースまたは他の前記局内/局間インタフェースに転送し、
    前記加入者線インタフェースは、転送された前記MACフレームを、GEMフレームに搭載し、下り伝送フレームに多重して、前記光伝送路を介していずれか複数の前記端末装置に同報的に伝送し、
    各前記端末装置は、下り伝送フレームを受信して終端処理を行い、自端末装置宛てのGEMフレームを抽出し、UNI(USER NETWORK INTERFACE)対応のフォーマットに変換して、端末側伝送路に出力し、
    一方、
    上り方向については、
    前記端末装置は、端末側伝送路より入力する上り伝送フレームをGEMフレームに搭載し、複数の前記端末装置からの伝送フレームを時分割多重アクセス(TDMA;TIME DIVISION MULTIPLE ACCESS)制御により多重して、前記光伝送路に出力し、前記MACフレーム転送処理部に転送することを特徴とする請求項1に記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  3. 宛先MACアドレスと宛先IPアドレスに対して、MACフレームの転送方路となる装置内IDを、前記加入者線インタフェース及び前記局内/局間インタフェースごとに登録した宛先登録領域と、前記1対Nの論理的な片方向接続がフレーム転送に使用可能であることを示す第一の制御フラグ領域と、前記端末装置から他の前記端末装置へのフレーム転送を禁止することを示す第二の制御フラグ領域とを含む特殊フレーム転送テーブルをさらに備え、
    前記MACフレーム転送処理部は、受信した装置内フレームに搭載されたMACフレームが、予め定めたデータに基づき特殊フレームであると判定した場合、宛先MACアドレス領域と宛先IPアドレス領域をインデックスとして前記特殊フレーム転送テーブルを検索し、転送経路を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  4. 前記MACフレーム転送処理部は、前記フレーム転送テーブルに抽出したMACアドレスが未登録である場合は、前記MACアドレスに対して、ユニキャストまたはマルチキャストの転送先を予め定めたテーブルを参照することにより、未登録時のフレーム転送経路を検索することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  5. 前記MACフレーム転送処理部は、第一の制御フラグ領域が‘0’として設定されている場合、検索された全転送経路に対する数のMACフレームの複写を実施し、複写されたMACフレームに対して装置内IDがそれぞれ付与され、該当する前記加入者線インタフェース及び又は前記局内/局間インタフェースにMACフレームを転送することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  6. 前記MACフレーム転送処理部は、第一の制御フラグ領域が‘1’として設定されている場合、各前記端末装置の個々にMACフレームを転送するためにMACフレームの複写は行わず、前記加入者線インタフェースに対してマルチキャストを示す特定の装置内IDを付与した装置内フレーム1つを転送することで、PON区間のマルチキャストコネクションを介して、検索された全前記加入者線インタフェースに転送することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  7. 前記MACフレーム転送処理部は、抽出したMACアドレスがブロードキャスト用の宛先MACアドレスであり、且つ、前記フレーム転送テーブルに該当するMACアドレスに対する第二の制御フラグ領域が‘1’と設定してある場合、前記端末装置から他の前記端末装置への転送を抑止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  8. 前記MACフレーム転送処理部は、フレームのコピー数が0の場合は、フレーム廃棄に分岐して、フレームを廃棄することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  9. 前記加入者線インタフェースは、
    下り方向については、
    前記MACフレーム転送処理部により転送される下り伝送方向の装置内フレームに対し、装置内IDに対して、前記端末装置と前記局装置との間のPON区間のコネクション識別番号であるポートIDが記憶された下りヘッダ変換テーブルを参照して、装置内IDに基づきポートIDを求め、受信した装置内フレームのヘッダを書換えて、GEMフレームに変換し、
    ポートIDに対してコネクションの情報・設定状態を記憶した下りGEMポートIDテーブルを参照し、GEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づきPON区間のコネクションの情報・設定状態を検索し、コネクションの情報・設定状態をもとにPON区間の下り伝送フレームを生成して、前記端末装置に出力し、
    一方、
    上り伝送方向については、
    受信したGEMフレームを抽出して、受信したGEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づき、ポートIDに対してコネクションの情報・設定状態を記憶した上りGEMポートIDテーブルを参照し、コネクションの情報・設定状態を検索し、コネクションの情報・設定状態に基づき受信したGEMフレームに対する受信処理を実施して、
    GEMフレームのヘッダ内のポートIDに基づき、ポートIDに対して装置内IDが記憶された上りヘッダ変換テーブルを検索し、ポートIDから装置内IDを求めて、GEMフレームを装置内フレームに変換し、前記MACフレーム転送処理部に転送することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
  10. 装置内フレームは、GEMフレームのGEMフレームヘッダの領域を、送信装置内IDと受信装置内IDを含む情報に変換して使用していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の受動光網(PON)における前記局装置。
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