JP2009199331A - ファイル管理装置、ファイル管理方法およびそのコンピュータ・プログラム - Google Patents

ファイル管理装置、ファイル管理方法およびそのコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハイスペックなサーバを必要とせずにファイル追跡が行なえるコンピュータ・プログラムを提供すること。
【解決手段】操作検知部31は、利用者によるファイル操作を検知する。テーブル管理部32は、操作検知部31によって検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理してバージョン情報テーブル36に記録する。そして、同一リンク作成部34は、操作検知部31によって検知されたファイル操作に応じて、情報送受信部33を介して他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間の同一リンク情報を作成して同一リンク情報テーブル37に記録する。したがって、ハイスペックなサーバを必要とせずにファイル追跡を行なうことが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ファイルの更新やコピーなどのファイル操作を監視してファイルを管理する技術に関し、特に、情報端末間におけるファイル操作を監視してファイル追跡が可能となるように情報を作成して保存するファイル管理装置、ファイル管理方法およびそのコンピュータ・プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)などの情報端末が広く普及し、個人情報の認証やデータの暗号化などの情報漏洩対策に関する技術が盛んに開発されている。これに関連する技術の1つにファイル追跡がある。
このファイル追跡は、主に企業向けの情報漏洩対策用セキュリティ製品の1機能として提供されており、あるファイルに着目してそのファイルの更新や他の情報端末へのコピーなどを追跡し、その記録をシステム管理者に提示することで、ファイルの不正な持ち出しなどがないかを管理可能とするものである。
下記の非特許文献1にあるように、このようなセキュリティ製品のほとんどが、各情報端末上に専用のクライアントアプリケーションを常駐させ、ユーザによるファイル操作をクライアントアプリケーションが監視してログに記録し、ログを定期的にサーバに送る。そして、サーバが各クライアントから送信されたログを分析し、指定ファイルのコピーなどを分析するものである。
また、特許文献1もこのような技術に関するものである。この特許文献1に開示された発明は、収集装置と、分析装置とを具備し、収集装置がネットワーク接続したクライアントおよびサーバのファイルの情報を追跡し管理するシステムであって、収集装置は、クライアントまたはサーバがそれぞれ有するエージェントからファイル処理情報を収集し、監視するネットワーク上でのファイル移動情報を収集し、分析装置は、収集装置が収集したファイル処理情報およびファイル移動情報を、文書ごとに整理し、処理発生時刻を元に、各サーバやクライアント上でのファイル名変更およびファイル移動を関連付けるものである。
特開2007−304853号公報 Soliton InfoTrace(http://soliton.co.jp/products/infotrace/index.html)
しかしながら、上述の特許文献1および非特許文献1に開示された技術においては、サーバが各クライアントのログを集約して分析するため、サーバに非常に大きい記憶領域が必要になったり、高速処理が可能なCPU(Central Processing Unit)が必要になったりする。そのため、多大なシステム投資が必要になるといったリソースに関する問題点がある。
また、各クライアントが定期的にログをサーバに送信する方式であるため、分析結果が常に最新のものであるとは限らないといったリアルタイム性に関する問題点もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ハイスペックなサーバを必要とせずにファイル追跡が行なえるファイル管理装置、ファイル管理方法およびそのコンピュータ・プログラムを提供することである。
本発明のある局面に従えば、ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムであって、ファイル操作を検知するステップと、検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理するステップと、検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとをコンピュータに実行させる。
検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するので、ハイスペックなサーバを必要とせずにファイル追跡を行なうことが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、利用者による自情報端末から他情報端末へのファイル移動の操作を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、検知されたファイル移動の操作に応じて、自情報端末が保持する移動元ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップと、他情報端末が保持する移動先ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、自情報端末が保持する移動元ファイルのバージョンと、他情報端末から受信した移動先ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
したがって、自情報端末から他情報端末へのファイル移動に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、利用者による他情報端末から自情報端末へのファイル移動の操作を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、検知されたファイル移動の操作に応じて、自情報端末が保持する移動先ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップと、他情報端末が保持する移動元ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、自情報端末が保持する移動先ファイルのバージョンと、他情報端末から受信した移動元ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
したがって、他情報端末から自情報端末へのファイル移動に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、利用者による自情報端末から他情報端末へのファイル複製の操作を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、検知されたファイル複製の操作に応じて、自情報端末が保持する複製元ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップと、他情報端末が保持する複製先ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、自情報端末が保持する複製元ファイルのバージョンと、他情報端末から受信した複製先ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
したがって、自情報端末から他情報端末へのファイル複製に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、利用者による他情報端末から自情報端末へのファイル複製の操作を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、検知されたファイル複製の操作に応じて、自情報端末が保持する複製先ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップと、他情報端末が保持する複製元ファイルの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、自情報端末が保持する複製先ファイルのバージョンと、他情報端末から受信した複製元ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
したがって、他情報端末から自情報端末へのファイル複製に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、他情報端末からの電子メールの受信を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、検知された電子メールの受信に応じて、受信メールの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップと、受信メールに対応する他情報端末の送信メールの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、受信メールのバージョンと、他情報端末から受信した送信メールのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
したがって、他情報端末からの電子メールの受信に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、ファイル操作を検知するステップは、他情報端末への電子メールの送信を検知するステップを含み、リンク情報を作成するステップは、送信メールに対応する他情報端末の受信メールの識別子およびバージョンを他情報端末から受信するステップと、送信メールのバージョンと、他情報端末から受信した受信メールのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップと、送信メールの識別子およびバージョンを他情報端末に送信するステップとを含む。
したがって、他情報端末への電子メールの送信に関するリンク情報を適切に作成することが可能となる。
好ましくは、コンピュータ・プログラムはさらに、他情報端末にリンク先ファイルのバージョン情報を要求するステップと、他情報端末から受信したバージョン情報を利用者に提示して、バージョンを選択させるステップと、利用者によって選択されたバージョンのリンク情報を他情報端末に要求するステップと、他情報端末から受信したリンク情報を利用者に提示するステップとをコンピュータに実行させる。
したがって、作成されたリンク情報に基づいてファイル追跡を容易に行なうことが可能となる。
本発明の別の局面に従えば、複数の情報端末から情報を受信してファイル管理を行なうファイル管理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムであって、複数の情報端末から所定のタイミングでファイルのバージョン情報および当該バージョンのリンク情報を受信して保存するステップと、保存されたバージョン情報を利用者に提示して、バージョンを選択させるステップと、利用者によって選択されたバージョンのリンク情報を取得して、利用者に提示するステップとをコンピュータに実行させる。
したがって、複数の情報端末から受信したリンク情報に基づいてファイル追跡を容易に行なうことが可能となる。
本発明のさらに別の局面に従えば、ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理装置であって、ファイル操作を検知する検知手段と、他情報端末との間で情報を送受信する送受信手段と、検知手段によって検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理する管理手段と、検知手段によって検知されたファイル操作に応じて、送受信手段を介して他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成する作成手段とを含む。
本発明のさらに別の局面に従えば、ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理方法であって、ファイル操作を検知するステップと、検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理するステップと、検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む。
検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、バージョンに対応する他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するので、ハイスペックなサーバを必要とせずにファイル追跡を行なうことが可能となる。
まず、本発明の実施の形態におけるファイル管理装置の詳細を説明する前に、本明細書において使用される用語について説明する。
エージェントとは、システム管理下にある各情報端末に常駐し、ファイル操作を監視するプログラムのことであり、ファイル管理プログラムとも呼ぶ。また、このエージェントがインストールされた情報端末を特にファイル管理装置と呼ぶことにする。
ファイルとは、テキスト情報を持った電子ファイルのことであり、プレーン・テキスト・ファイル、Microsoft Office Word(登録商標)ドキュメント、PDF(Portable Document Format)ドキュメントなどの文書や、画像などのバイナリファイルや、電子メールのことである。
ファイル操作とは、情報端末の利用者または情報端末上の別のプログラムによって行なわれるファイルに対する操作であり、大きく、(1)1つの情報端末内で行なわれるファイルの作成、更新、削除、移動などの操作、(2)2つの情報端末間にまたがるファイルの移動、複製などの操作、(3)電子メールの送信および受信、の3つがある。
図1は、1つの情報端末内で行なわれるファイル操作を模式的に示す図である。作成とは、自情報端末上にファイルを新規に作成することを指す。更新とは、既存のファイルを開き、そのファイルに変更を加えて閉じることを指す。移動とは、既存のファイルを自情報端末上の別の場所に移動することを指す。削除とは、既存のファイルを自情報端末上から削除することを指す。なお、よく知られる操作の1つに複製があるが、これは複製元ファイルと同一内容の新たなファイルを作成する操作と解釈するものとする。
図2は、2つの情報端末間にまたがるファイル操作を模式的に示す図である。ファイルの移動としては、(1)自情報端末の利用者(アクセス者)の操作により自情報端末上にあるファイルを他情報端末に移動する操作、(2)自情報端末の利用者の操作により他情報端末上にあるファイルを自情報端末に移動する操作の2つがある。また、ファイルの複製としては、(3)自情報端末の利用者の操作により自情報端末上にあるファイルを他情報端末に複製する操作、(4)自情報端末の利用者の操作により他情報端末上にあるファイルを自情報端末に複製する操作の2つがある。
同一リンク情報とは、それぞれ別の情報端末上に存在する1組のファイルが同一である場合に、その1組のファイルをリンクとして関連づけるための情報であり、当該エージェントはその同一リンク情報を、常駐する情報端末上の記憶領域に保存する。したがって、このリンク情報が作成されるのは、2つの情報端末間にまたがるファイルの移動または複製が行なわれた場合か、2つの情報端末間で電子メールが送信または受信された場合である。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理システムの構成例を示す図である。このファイル管理システムにおいては、情報端末1および情報端末2がネットワーク3を介して接続されており、各情報端末にはエージェントが常駐している。ネットワーク3は、LAN(Local Area Network)などの構内ネットワークであってもよいし、インターネットなどの広域ネットワークであってもよい。
本発明の第1の実施の形態においては、主に複数の情報端末がLANなどの構内ネットワークに接続され、各情報端末にはエージェントが常駐しており、各情報端末の物理アドレスおよび各エージェントIDも予め判っているものとする。なお、複数の情報端末がインターネットなどの広域ネットワークに接続されている場合でも、理論的には実現可能であることは言うまでもない。
また、各情報端末の物理アドレスやエージェントIDが予め判っていない場合には、図23を用いて後述するように、管理サーバに他情報端末の物理アドレスやエージェントIDを問い合わせ、これらの情報を取得するようにしてもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理装置(情報端末)の概略構成を示すブロック図である。このファイル管理装置は、コンピュータ本体11、ディスプレイ装置12、FD(Flexible Disk)14が装着されるFDドライブ13、キーボード15、マウス16、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)18が装着されるCD−ROM装置17、およびネットワーク通信装置19を含む。エージェントは、FD14またはCD―ROM18等の記憶媒体によって供給される。エージェントはコンピュータ本体11によって実行され、ファイル管理を行なう。また、エージェントは他のコンピュータより通信回線を経由し、コンピュータ本体11に供給されてもよい。
また、コンピュータ本体11は、CPU20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22およびハードディスク23を含む。CPU20は、ディスプレイ装置12、FDドライブ13、キーボード15、マウス16、CD−ROM装置17、ネットワーク通信装置19、ROM21、RAM22またはハードディスク23との間でデータを入出力しながら処理を行なう。FD14またはCD−ROM18に記録されたエージェントは、CPU20によりFDドライブ13またはCD−ROM装置17を介してハードディスク23に格納される。CPU20は、ハードディスク23から適宜エージェントをRAM22にロードして実行することによってファイル管理を行なう。
また、ハードディスク23は、ファイル管理の際に使用されるファイル情報テーブル、バージョン情報テーブルおよび同一リンク情報テーブルとしても利用される。
図5は、ファイル情報テーブルの概要を示す図である。このファイル情報テーブルは、エージェントが常駐する情報端末上のファイルを識別するための情報が記録されるテーブルである。ファイル情報テーブルには、各ファイルごとに、当該ファイルに付与される、情報端末上においてユニークな値である「ID」と、ファイルの種別を示すEnum値が与えられる「種別」とが記録される。「種別」によって、文書、バイナリファイルおよび電子メールの区別がされる。
図6は、バージョン情報テーブルの概要を示す図である。このバージョン情報テーブルは、ファイルのバージョン情報が記録されるテーブルであり、ファイルに対して作成、更新、削除または移動が行なわれるごとにバージョン情報が追加される。バージョン情報テーブルの「ID」は、ファイル情報テーブルの「ID」と同じ値が記録され、さらに、バージョン、ファイル名、アクセス日時、アクセス種別、Message−ID、Reference、From、To、Cc、Bccおよび削除フラグが記録される。これらの内容については図6に詳細に説明されているので、その説明は繰り返さない。また、ファイルが電子メールの場合にのみ使用される「Message−ID」などのフィールドの詳細については、RFC2822「Internet Message Format」などを参照されたい。
図7は、同一リンク情報テーブルの概要を示す図である。この同一リンク情報テーブルは、同一リンク情報が記録されるテーブルであり、他情報端末との間でファイルの移動または複製や、電子メールの送受信が行なわれるごとに同一リンク情報が追加される。同一リンク情報テーブルの「ID]および「バージョン」は、バージョン情報テーブルの「ID」および「バージョン」と同じ値が記録され、さらに、相手エージェントID、相手ID、相手種別、相手バージョン、相手ファイル名、相手端末IPアドレス、相手端末ホスト名および相手端末ワークグループ/ドメインが記録される。これらの内容については図7に詳細に説明されているので、その説明は繰り返さない。
図8は、本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成を示すブロック図である。このファイル管理装置は、操作検知部31と、テーブル管理部32と、情報送受信部33と、同一リンク作成部34と、ファイル情報テーブル35と、バージョン情報テーブル36と、同一リンク情報テーブル37とを含む。
操作検知部31は、図1に示す自情報端末内で行なわれるファイル操作および図2に示す2つの情報端末間にまたがるファイル操作を検知する。たとえば、ディスプレイ装置12にネットワークに接続される情報端末のアイコンがディレクトリ形式で表示されており、操作検知部31は、利用者がマウス16を用いて情報端末アイコンの配下にあるフォルダなどをクリックしながらファイル操作を行なうのを検知することにより、自情報端末から他情報端末へのファイルの移動、他情報端末から自情報端末へのファイルの移動などを検知する。
テーブル管理部32は、操作検知部31によって検知された利用者のファイル操作に応じて、ファイル情報テーブル35およびバージョン情報テーブル36の内容を書き換える。また、他情報端末との間のファイルの移動や複製の場合には、他情報端末に送信すべき情報を情報送受信部33に出力する。
情報送受信部33は、他情報端末との間で情報を送受信する部分であり、図4に示すネットワーク通信装置19に相当する。
同一リンク作成部34は、情報送受信部33によって受信された他情報端末からの情報に基づいて、同一リンク情報を作成して同一リンク情報テーブル37に記録する。
図9は、自情報端末内におけるファイル作成の処理手順を説明するためのフローチャートである。操作検知部31が利用者のファイル作成操作を検知すると(S100)、テーブル管理部32は、当該ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35に図5に示すファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36に図6に示すバージョン情報の各項目を保存して(S101)、処理を終了する。
図10は、自情報端末内におけるファイル更新の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、操作検知部31が利用者のファイル更新操作を検知すると(S110)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に更新ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S111)。
ファイル情報テーブル35に更新ファイルのIDが登録されていれば(S111,Yes)、テーブル管理部32は、当該更新ファイルに新しいバージョンを割り振り、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を追加して(S112)、処理を終了する。
また、ファイル情報テーブル35に更新ファイルのIDが登録されていなければ(S111,No)、テーブル管理部32は、当該更新ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S113)、処理を終了する。
図11は、自情報端末内におけるファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、操作検知部31が利用者のファイル移動操作を検知すると(S120)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に移動ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S121)。
ファイル情報テーブル35に移動ファイルのIDが登録されていれば(S121,Yes)、テーブル管理部32は、当該移動ファイルに新しいバージョンを割り振り、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を追加して(S122)、処理を終了する。
また、ファイル情報テーブル35に移動ファイルのIDが登録されていなければ(S121,No)、テーブル管理部32は、当該移動ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S123)、処理を終了する。
図12は、自情報端末内におけるファイル削除の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、操作検知部31が利用者のファイル削除操作を検知すると(S130)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に削除ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S131)。
ファイル情報テーブル35に削除ファイルのIDが登録されていれば(S131,Yes)、テーブル管理部32は、当該削除ファイルに新しいバージョンを割り振り、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を追加して(S132)、処理を終了する。このとき、テーブル管理部32は、このバージョン情報の削除フラグをTRUEにする。
また、ファイル情報テーブル35に削除ファイルのIDが登録されていなければ(S131,No)、テーブル管理部32は、当該削除ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S133)、処理を終了する。このとき、テーブル管理部32は、このバージョン情報の削除フラグをTRUEにする。
図13は、自情報端末1から他情報端末2へのファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1において、操作検知部31が利用者による他情報端末2へのファイル移動操作を検知すると(S200)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S201)。
ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されていれば(S201,Yes)、テーブル管理部32は、当該移動元ファイルに新しいバージョンを割り振り、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を追加して(S202)、ステップS204に処理が進む。このとき、テーブル管理部32は、このバージョン情報の削除フラグをTRUEにする。
また、ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されていなければ(S201,No)、テーブル管理部32は、当該移動元ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S203)、ステップS204に処理が進む。このとき、テーブル管理部32は、このバージョン情報の削除フラグをTRUEにする。
ステップS204において、情報送受信部33は、ファイル情報テーブル35およびバージョン情報テーブル36に記録された移動元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、利用者による移動操作から取得した移動先ファイルの名前とを移動先情報端末2のエージェント2に送信する。そして、移動先情報端末2から応答があるまで待機する(S205)。
一方、移動先情報端末2において、情報送受信部33が移動元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、移動先ファイルの名前とを受信すると(S206)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に移動先ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S207)。
ファイル情報テーブル35に移動先ファイルのIDが登録されていれば(S207,Yes)、ステップS209に処理が進む。また、ファイル情報テーブル35に移動先ファイルのIDが登録されていなければ(S207,No)、テーブル管理部32は、当該移動先ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S208)、ステップS209に処理が進む。
ステップS209において、同一リンク作成部34は、移動先ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した、図7に示す同一リンク情報を作成し、同一リンク情報テーブル37に保存する。そして、情報送受信部33は、移動先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名(移動先情報端末2におけるパス)を移動元情報端末1のエージェント1に送信する(S210)。
移動元情報端末1において、情報送受信部33が移動先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名を受信すると(S211)、同一リンク作成部34は、移動元ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成して、同一リンク情報テーブル37に保存し(S212)、処理を終了する。
図14は、他情報端末2から自情報端末1へのファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1において、操作検知部31が利用者による自情報端末1へのファイル移動操作を検知すると(S220)、テーブル管理部32は、移動先ファイルのIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存する(S221)。
次に、情報送受信部33は、ファイル情報テーブル35およびバージョン情報テーブル36に記録された移動先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、利用者による移動操作から取得した移動元ファイルの名前とを移動元情報端末2のエージェント2に送信する(S222)。そして、移動元情報端末2から応答があるまで待機する(S223)。
一方、移動元情報端末2において、情報送受信部33が移動先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、移動元ファイルの名前とを受信すると(S224)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S225)。
ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されていれば(S225,Yes)、ステップS227に処理が進む。また、ファイル情報テーブル35に移動元ファイルのIDが登録されていなければ(S225,No)、テーブル管理部32は、当該移動元ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S226)、ステップS227に処理が進む。このとき、テーブル管理部32は、このバージョン情報の削除フラグをTRUEにする。
ステップS227において、同一リンク作成部34は、移動元ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成し、同一リンク情報テーブル37に保存する。そして、情報送受信部33は、移動元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名(移動元情報端末2におけるパス)を移動先情報端末1のエージェント1に送信する(S228)。
移動先情報端末1において、情報送受信部33が移動元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名を受信すると(S229)、同一リンク作成部34は、移動先ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成して、同一リンク情報テーブル37に保存し(S230)、処理を終了する。
図15は、自情報端末1から他情報端末2へのファイル複製の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1において、操作検知部31が利用者による他情報端末2へのファイル複製操作を検知すると(S240)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S241)。
ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されていれば(S241,Yes)、テーブル管理部32は、当該複製元ファイルに新しいバージョンを割り振り、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を追加して(S242)、ステップS244に処理が進む。
また、ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されていなければ(S241,No)、テーブル管理部32は、当該複製元ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S243)、ステップS244に処理が進む。
ステップS244において、情報送受信部33は、ファイル情報テーブル35およびバージョン情報テーブル36に記録された複製元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、利用者による複製操作から取得した複製先ファイルの名前とを複製先情報端末2のエージェント2に送信する。そして、複製先情報端末から応答があるまで待機する(S245)。
一方、複製先情報端末2において、情報送受信部33が複製元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、移動先ファイルの名前とを受信すると(S246)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に複製先ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S247)。
ファイル情報テーブル35に複製先ファイルのIDが登録されていれば(S247,Yes)、ステップS249に処理が進む。また、ファイル情報テーブル35に複製先ファイルのIDが登録されていなければ(S247,No)、テーブル管理部32は、当該複製先ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S248)、ステップS249に処理が進む。
ステップS249において、同一リンク作成部34は、複製先ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成し、同一リンク情報テーブル37に保存する。そして、情報送受信部33は、複製先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名(複製先情報端末2におけるパス)を複製元情報端末1のエージェント1に送信する(S250)。
複製元情報端末1において、情報送受信部33が複製先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名を受信すると(S251)、同一リンク作成部34は、複製元ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成して、同一リンク情報テーブル37に保存し(S252)、処理を終了する。
図16は、他情報端末2から自情報端末1へのファイル複製の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1において、操作検知部31が利用者による自情報端末1へのファイル複製操作を検知すると(S260)、テーブル管理部32は、複製先ファイルのIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存する(S261)。
次に、情報送受信部33は、ファイル情報テーブル35およびバージョン情報テーブル36に記録された複製先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、利用者による複製操作から取得した複製元ファイルの名前とを複製元情報端末2のエージェント2に送信する(S262)。そして、複製元情報端末2から応答があるまで待機する(S263)。
一方、複製元情報端末2において、情報送受信部33が複製先ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名と、複製元ファイルの名前とを受信すると(S264)、テーブル管理部32は、ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されているか否かを判定する(S265)。
ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されていれば(S265,Yes)、ステップS267に処理が進む。また、ファイル情報テーブル35に複製元ファイルのIDが登録されていなければ(S265,No)、テーブル管理部32は、当該複製元ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S266)、ステップS267に処理が進む。
ステップS267において、同一リンク作成部34は、複製元ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成し、同一リンク情報テーブル37に保存する。そして、情報送受信部33は、複製元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名(複製元情報端末2におけるパス)を複製先情報端末1のエージェント1に送信する(S268)。
複製先情報端末1において、情報送受信部33が複製元ファイルのID、種別、バージョンおよびファイル名を受信すると(S269)、同一リンク作成部34は、複製先ファイルのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手ファイル名などの情報を付加した同一リンク情報を作成して、同一リンク情報テーブル37に保存し(S270)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるファイル管理装置によれば、自情報端末1から他情報端末2へファイルを移動または複製する場合、他情報端末2から自情報端末1へファイルを移動または複製する場合に、自情報端末1および他情報端末2のそれぞれにおいて同一リンク情報を作成して保存するようにしたので、従来のように各クライアントのログを集約して分析するハイスペックなサーバが不要となる。したがって、ファイル管理プログラムを各情報端末にインストールするだけで後述するようなファイル追跡が行なえ、大幅にコストを削減することが可能となった。
また、各情報端末に常駐するエージェントが、発生したファイル操作に関わる処理を行なうため、負荷分散効果による処理効率の向上を図ることが可能となった。さらには、ファイル操作の発生と同時にエージェントが同一リンク情報を作成して保存するため、リアルタイムに情報を構築することが可能となった。
(第2の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態においては、主に複数の情報端末がLANなどの構内ネットワークに接続された構成を有するものであった。本発明の第2の実施の形態においては、主に複数の情報端末がインターネットなどの広域ネットワークに接続されており、電子メールで情報を送受信する場合のものである。なお、複数の情報端末がLANなどの構内ネットワークに接続されている場合でも、理論的には実現可能であることは言うまでもない。
本発明の第2の実施の形態におけるファイル管理システムの構成およびファイル管理装置(情報端末)の構成は、図3に示す第1の実施の形態におけるファイル管理システムの構成および図4に示す第1の実施の形態におけるファイル管理装置の構成と同様である。
また、本発明の第2の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成は、図8に示す第1の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成と比較して、操作検知部31の機能が異なる点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰り返さない。
本発明の第2の実施の形態において、操作検知部31は、電子メールの送受信を検知した場合に電子メールのヘッダ情報から情報を取得したり、ヘッダ情報に情報を追加したりする処理を行なう。
図17は、自情報端末1から他情報端末2への電子メールの送信の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、操作検知部31が利用者による電子メールの送信操作を検知すると、電子メールの送信処理を一時停止させる(S300)。そして、送信メールのヘッダ情報からMessage−ID、Reference、From、To、CcおよびBccの各フィールドの値を取得する(S301)。
次に、操作検知部31は、送信メールのヘッダ情報に自身のエージェントIDを値として持つ独自フィールドを追加する(S302)。そして、情報送受信部33は、その送信メールを送信する(S303)。
最後に、テーブル管理部32は、送信メールにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存して(S304)、処理を終了する。
図18は、自情報端末1が他情報端末2から電子メールを受信する場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、操作検知部31が他情報端末2からの電子メールの受信を検知すると(S310)、受信メールのヘッダ情報からMessage−ID、Reference、From、To、CcおよびBccの各フィールドの値を取得する(S311)。
次に、テーブル管理部32は、受信メールにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35にファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36にバージョン情報の各項目を保存する(S312)。そして、受信メールのヘッダ情報にエージェントIDが付加されているか否かを判定する(S313)。
エージェントIDが付加されていなければ(S313,No)、処理を終了する。また、エージェントIDが付加されていれば(S313,Yes)、情報送受信部33は、そのエージェントIDを持つエージェントが常駐する他情報端末2に、受信メールのIDおよびバージョンと、Message−IDとを送信する(S314)。そして、他情報端末2から応答があるまで待機する(S315)。
一方、他情報端末2において、情報送受信部33が受信メールのIDおよびバージョンと、Message−IDとを受信すると(S316)、テーブル管理部32は、バージョン情報テーブル36に受信メールのMessage−IDと同じ送信メールを検索し(S317)、同じ送信メールが登録されているか否かを判定する(S318)。
該当する送信メールがあれば(S318,Yes)、同一リンク作成部34は、送信メールのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手端末IPアドレスなどの情報を付加した同一リンク情報を作成し、同一リンク情報テーブル37に保存する(S319)。そして、情報送受信部33は、該当する送信メールのIDおよびバージョンを自情報端末1のエージェント1に送信する(S320)。
また、該当する送信メールがなければ(S318,No)、情報送受信部33は、該当する送信メールが存在しない旨のメッセージを自情報端末1のエージェント1に送信する(S321)。
自情報端末1において、情報送受信部33が他情報端末2のエージェント2から応答を受信すると(S322)、他情報端末2に該当する送信メールがあるか否かを判定する(S323)。該当する送信メールがなければ(S323,No)、処理を終了する。
また、該当する送信メールがあれば(S323,Yes)、同一リンク作成部34は、受信メールのIDおよびバージョンに相手エージェントID、相手端末IPアドレスなどの情報を付加した同一リンク情報を作成して、同一リンク情報テーブル37に保存し(S324)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるファイル管理装置によれば、自情報端末1と他情報端末2との間で電子メールを送受信する場合に、自情報端末1および他情報端末2のそれぞれにおいて同一リンク情報を作成して保存するようにしたので、第1の実施の形態において説明した効果と同様の効果を奏することが可能となった。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態においては、第1および第2の実施の形態で説明した同一リンク情報に基づいて、情報端末がファイル追跡を行なうものであり、各情報端末に常駐するエージェントがそのような機能を有している。
図19は、本発明の第3の実施の形態におけるファイル管理システムの構成例を示す図である。このファイル管理システムにおいては、情報端末1、情報端末2および管理サーバ4がネットワーク3を介して接続されており、各情報端末にはエージェントが常駐している。ネットワーク3は、LANなどの構内ネットワークであってもよいし、インターネットなどの広域ネットワークであってもよい。なお、管理サーバ4は、図4に示す第1の実施の形態におけるファイル管理装置の構成と同様の構成を有しており、ハードディスク23などにエージェントID/物理アドレス対応テーブルが設けられている。
図20は、管理サーバ4に設けられたエージェントID/物理アドレス対応テーブルの概要を示す図である。このエージェントID/物理アドレス対応テーブルは、ファイル管理システム内に存在するエージェントのエージェントIDと、そのエージェントが常駐する情報端末の物理アドレスとの対応表を記憶している。図20にあるように、物理アドレスの具体例としては情報端末のIPアドレスやポート番号などがある。なお、管理サーバ4への物理アドレスの登録方法は後述する。
図21は、本発明の第3の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成(ファイル追跡部分)を示すブロック図である。このファイル管理装置は、ファイル情報テーブル35と、バージョン情報テーブル36と、同一リンク情報テーブル37と、選択部41と、検索部42と、情報送受信部43と、情報提示部44とを含む。
選択部41は、情報提示部44によって提示されたファイル名、バージョンまたは同一リンクの中から、利用者が指定したものを選択して出力する。この利用者による指定は、図4に示すキーボード15、マウス16などを用いて行なわれる。
検索部42は、選択部41によってファイルが選択された場合には、ファイル情報テーブル35を検索して当該ファイルのIDを取得するか、バージョン情報テーブル36を検索して当該ファイルのバージョン情報を取得する。また、検索部42は、選択部41によってバージョンが選択された場合には、同一リンク情報テーブル37を検索して当該バージョンの同一リンク情報を取得する。
情報送受信部43は、他情報端末2または管理サーバ4との間で情報を送受信する部分であり、図4に示すネットワーク通信装置19に相当する。
情報提示部44は、検索部42によって検索されたバージョン情報、同一リンク情報などを利用者に提示する部分であり、図4に示すディスプレイ装置12に相当する。
図22〜図25は、エージェントによってファイル追跡を行なう場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、選択部41は、情報提示部44によって提示されたファイル名の中から、利用者によって指定されたファイルを選択して出力する(S400)。
次に、検索部42は、ファイル情報テーブル35を検索して選択部41によって選択されたファイルのIDを取得する(S401)。そして、当該ファイルのIDがあるか否かが判定される(S402)。
ファイル情報テーブル35に当該ファイルのIDがなければ(S402,No)、当該ファイルにIDおよびバージョンを割り振り、ファイル情報テーブル35に図5に示すファイル情報の各項目を保存すると共に、バージョン情報テーブル36に図6に示すバージョン情報の各項目を保存する(S403)。そして、情報提示部44は、当該ファイルの情報がないことを利用者に提示して(S404)、処理を終了する。
また、ファイル情報テーブル35に当該ファイルのIDがあれば(S402,Yes)、検索部42は、バージョン情報テーブル36を検索して当該ファイルの全バージョンを取得する(S405)。情報提示部44は、当該ファイルの全バージョンを操作履歴として利用者に提示する(S406)。
次に、選択部41は、利用者によって指定されたバージョンの1つを選択して検索部42に出力する(S407)。検索部42は、同一リンク情報テーブル37を検索して当該バージョンの同一リンク情報を取得する(S408)。そして、情報提示部44は、検索部42によって取得された当該バージョンの同一リンクを利用者に提示する(S409)。
次に、選択部41は、利用者によって指定された同一リンクを選択して情報送受信部43に出力する(S410)。情報送受信部43は、選択部41によって選択された同一リンク情報を参照してリンク先の相手エージェントのIDを取得し、その相手エージェントのIDを管理サーバ4に送信することにより、相手エージェントの物理アドレスを要求する(S411)。そして、管理サーバ4から応答があるまで待機する(S412)。
一方、管理サーバ4は、自情報端末1から相手エージェントのIDを受信すると(S413)、エージェントID/物理アドレス対応テーブルを検索して相手エージェントのIDを取得し(S414)、相手エージェントのIDが登録されているか否かを判定する(S415)。
相手エージェントのIDが登録されていれば(S415,Yes)、相手エージェントの物理アドレスを取得して自情報端末1に送信する(S416)。また、相手エージェントのIDが登録されていなければ(S415,No)、該当する相手エージェントがない旨の回答を自情報端末1に送信する(S417)。
自情報端末1において、情報送受信部43が管理サーバ4から回答を受信すると、管理サーバ4に相手エージェントの物理アドレスがあったか否かが判定される(S419)。相手エージェントの物理アドレスがあれば(S419,Yes)、ステップS421に処理が進む。また、相手エージェントの物理アドレスがなければ(S419,No)、情報提示部44は、リンク先である相手情報端末に接続できないことを利用者に提示し(S420)、ステップS410に戻って以降の処理を繰り返す。
ステップS421において、情報送受信部43は、リンク先の相手エージェントに対してリンク先ファイルのIDを送信して、当該リンク先ファイルの全バージョン情報の送信を要求する。そして、他情報端末2から応答があるまで待機する(S422)。
一方、他情報端末2において、情報送受信部43がリンク先ファイルのIDを受信すると(S423)、検索部42は、バージョン情報テーブル36を検索して当該ファイルの全バージョン情報を取得する(S424)。そして、情報送受信部43は、当該ファイルの全バージョン情報を自情報端末1に送信する(S425)。
自情報端末1において、情報送受信部43が他情報端末2からリンク先ファイルの全バージョン情報を受信すると(S426)、情報提示部44は、リンク先ファイルの全バージョン情報を操作履歴として利用者に提示する(S427)。
次に、選択部41は、利用者によって指定されたバージョンを選択して情報送受信部43に出力する(S428)。情報送受信部43は、選択部41によって選択されたバージョンを他情報端末2に送信することにより、リンク先ファイルの当該バージョンの同一リンク情報を要求する(S429)。そして、他情報端末2から応答があるまで待機する(S430)。
一方、他情報端末2において、情報送受信部43がリンク先ファイルのバージョンを受信すると(S431)、検索部42は、同一リンク情報テーブル37を検索して当該バージョンの同一リンク情報を取得する(S432)。そして、情報送受信部43は、当該バージョンの同一リンク情報を自情報端末1に送信する(S433)。
自情報端末1において、情報送受信部43が他情報端末2から当該バージョンの同一リンク情報を受信すると(S434)、情報提示部44は、当該バージョンの同一リンク情報を利用者に提示し(S435)、ステップS410に戻って以降の処理を繰り返す。
図26は、管理サーバ4における物理アドレスの登録方法を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1において物理アドレスの変更が検知されると(S500)、情報送受信部43が自情報端末1のエージェントIDと検知された物理アドレスとを管理サーバ4に送信する(S501)。
一方、管理サーバ4が自情報端末1からエージェントIDおよび物理アドレスを受信すると(S502)、エージェントID/物理アドレス対応テーブルを検索して(S503)、当該エージェントIDが登録されているか否かを判定する(S504)。
エージェントIDが登録されていれば(S504,Yes)、登録されているエージェントIDに対応する物理アドレスを書き換えることによりエージェントID/物理アドレス対応テーブルを更新し(S505)、処理を終了する。また、エージェントIDが登録されていなければ(S504,No)、エージェントID/物理アドレス対応テーブルに当該エージェントIDおよび物理アドレスを新規に作成して登録し(S506)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるファイル管理装置によれば、利用者によって指定されたリンク先ファイルの全バージョン情報を他情報端末2から受信し、さらに利用者によって指定されたバージョンの同一リンク情報を他情報端末2から受信して利用者に提示するようにしたので、利用者はファイル追跡を容易に行なうことが可能となった。
(第4の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態においては、自情報端末1がファイル追跡を行なうものであったが、第4の実施の形態においては主に管理サーバ4がファイル追跡を行なうものである。なお、本発明の第4の実施の形態におけるファイル管理システムの構成は、図19に示す第3の実施の形態におけるファイル管理システムの構成と同様である。また、管理サーバ4は、図4に示すファイル管理装置のハードウェア構成と同様の構成を有しており、図20に示すエージェントID/物理アドレス対応テーブル以外に、ファイル情報テーブル、バージョン情報テーブルおよび同一リンク情報テーブルを有している。
図27は、管理サーバ4に設けられたファイル情報テーブルの概要を示す図である。このファイル情報テーブルは、図5に示す情報端末のファイル情報テーブルに当該ファイルを管理するエージェントのIDの項目が追加された構成を有している。それ以外の項目については、図5に示すものと同様である。
図28は、管理サーバ4に設けられたバージョン情報テーブルの概要を示す図である。このバージョン情報テーブルは、図6に示す情報端末のバージョン情報テーブルに当該ファイルを管理するエージェントのIDの項目が追加された構成を有している。それ以外の項目については、図6に示すものと同様である。
図29は、管理サーバ4に設けられた同一リンク情報テーブルの概要を示す図である。この同一リンク情報テーブルは、図7に示す情報端末の同一リンク情報テーブルに当該ファイルを管理するエージェントのIDの項目が追加された構成を有している。それ以外の項目については、図7に示すものと同様である。
図30は、管理サーバ4におけるファイル情報などの保存処理を説明するためのフローチャートである。まず、自情報端末1は、ファイル情報テーブル35、バージョン情報テーブル36および同一リンク情報テーブル37に保持するファイル情報、バージョン情報および同一リンク情報を管理サーバ4に送信する(S600)。この送信タイミングとしては、タイマ割込みによる所定周期、自情報端末1の利用者からの指示があったとき、自情報端末1が起動されたときなどがある。
管理サーバ4が自情報端末1からファイル情報、バージョン情報および同一リンク情報を受信すると(S601)、これらの情報をファイル情報テーブル、バージョン情報テーブルおよび同一リンク情報テーブルに保存し(S602)、処理を終了する。なお、管理サーバ4は、これらの情報を保存する際に対応するエージェントIDと共に保存する。
図31は、管理サーバ4におけるファイル追跡の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、管理サーバ4がファイル情報テーブルを検索してファイル情報を取得し、ファイル名をディスプレイ装置12に表示して、利用者にファイルを指定させる(S700)。
次に、管理サーバ4は、バージョン情報テーブルを検索して利用者によって指定されたファイルの全バージョンを取得し、操作履歴として利用者に提示し(S701)、利用者にバージョンの1つを選択させる(S702)。
次に、管理サーバ4は、同一リンク情報テーブルを検索して利用者によって選択されたバージョンの同一リンク情報を取得し(S703)、当該バージョンの同一リンク情報を利用者に提示する(S704)。そして、利用者が提示されたリンク先ファイルの1つを選択し、ステップS701に戻って以降の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態における管理サーバ4によれば、利用者によって指定されたファイルの全バージョン情報を利用者に提示し、さらに利用者によって指定されたバージョンの同一リンク情報を利用者に提示するようにしたので、利用者はファイル追跡を容易に行なうことが可能となった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1つの情報端末内で行なわれるファイル操作を模式的に示す図である。 2つの情報端末間にまたがるファイル操作を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理装置(情報端末)の概略構成を示すブロック図である。 ファイル情報テーブルの概要を示す図である。 バージョン情報テーブルの概要を示す図である。 同一リンク情報テーブルの概要を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 自情報端末内におけるファイル作成の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末内におけるファイル更新の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末内におけるファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末内におけるファイル削除の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末1から他情報端末2へのファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。 他情報端末2から自情報端末1へのファイル移動の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末1から他情報端末2へのファイル複製の処理手順を説明するためのフローチャートである。 他情報端末2から自情報端末1へのファイル複製の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末1から他情報端末2への電子メールの送信の処理手順を説明するためのフローチャートである。 自情報端末1が他情報端末2から電子メールを受信する場合の処理手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるファイル管理システムの構成例を示す図である。 管理サーバ4に設けられたエージェントID/物理アドレス対応テーブルの概要を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるファイル管理装置の機能的構成(ファイル追跡部分)を示すブロック図である。 エージェントによってファイル追跡を行なう場合の処理手順を説明するためのフローチャート(その1)である。 エージェントによってファイル追跡を行なう場合の処理手順を説明するためのフローチャート(その2)である。 エージェントによってファイル追跡を行なう場合の処理手順を説明するためのフローチャート(その3)である。 エージェントによってファイル追跡を行なう場合の処理手順を説明するためのフローチャート(その4)である。 管理サーバ4における物理アドレスの登録方法を説明するためのフローチャートである。 管理サーバ4に設けられたファイル情報テーブルの概要を示す図である。 管理サーバ4に設けられたバージョン情報テーブルの概要を示す図である。 管理サーバ4に設けられた同一リンク情報テーブルの概要を示す図である。 管理サーバ4におけるファイル情報などの保存処理を説明するためのフローチャートである。 管理サーバ4におけるファイル追跡の処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 自情報端末、2 他情報端末、3 ネットワーク、4 管理サーバ、11 コンピュータ本体、12 ディスプレイ装置、13 FDドライブ、14 FD、15 キーボード、16 マウス、17 CD−ROM装置、18 CD−ROM、19 ネットワーク通信装置、20 CPU、21 ROM、22 RAM、23 ハードディスク、31 操作検知部、32 テーブル管理部、33 情報送受信部、34 同一リンク作成部、35 ファイル情報テーブル、36 バージョン情報テーブル、37 同一リンク情報テーブル、41 選択部、42 検索部、43 情報送受信部、44 情報提示部。

Claims (11)

  1. ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムであって、
    ファイル操作を検知するステップと、
    前記検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理するステップと、
    前記検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、該バージョンに対応する前記他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータ・プログラム。
  2. 前記ファイル操作を検知するステップは、利用者による自情報端末から前記他情報端末へのファイル移動の操作を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記検知されたファイル移動の操作に応じて、前記自情報端末が保持する移動元ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップと、
    前記他情報端末が保持する移動先ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記自情報端末が保持する移動元ファイルのバージョンと、前記他情報端末から受信した移動先ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  3. 前記ファイル操作を検知するステップは、利用者による前記他情報端末から前記自情報端末へのファイル移動の操作を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記検知されたファイル移動の操作に応じて、前記自情報端末が保持する移動先ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップと、
    前記他情報端末が保持する移動元ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記自情報端末が保持する移動先ファイルのバージョンと、前記他情報端末から受信した移動元ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  4. 前記ファイル操作を検知するステップは、利用者による前記自情報端末から前記他情報端末へのファイル複製の操作を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記検知されたファイル複製の操作に応じて、前記自情報端末が保持する複製元ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップと、
    前記他情報端末が保持する複製先ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記自情報端末が保持する複製元ファイルのバージョンと、前記他情報端末から受信した複製先ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  5. 前記ファイル操作を検知するステップは、利用者による前記他情報端末から前記自情報端末へのファイル複製の操作を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記検知されたファイル複製の操作に応じて、前記自情報端末が保持する複製先ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップと、
    前記他情報端末が保持する複製元ファイルの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記自情報端末が保持する複製先ファイルのバージョンと、前記他情報端末から受信した複製元ファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  6. 前記ファイル操作を検知するステップは、前記他情報端末からの電子メールの受信を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記検知された電子メールの受信に応じて、前記受信メールの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップと、
    前記受信メールに対応する前記他情報端末の送信メールの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記受信メールのバージョンと、前記他情報端末から受信した前記送信メールのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  7. 前記ファイル操作を検知するステップは、前記他情報端末への電子メールの送信を検知するステップを含み、
    前記リンク情報を作成するステップは、前記送信メールに対応する前記他情報端末の受信メールの識別子およびバージョンを前記他情報端末から受信するステップと、
    前記送信メールのバージョンと、前記他情報端末から受信した前記受信メールのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップと、
    前記送信メールの識別子およびバージョンを前記他情報端末に送信するステップとを含む、請求項1記載のコンピュータ・プログラム。
  8. 前記コンピュータ・プログラムはさらに、前記他情報端末にリンク先ファイルのバージョン情報を要求するステップと、
    前記他情報端末から受信したバージョン情報を利用者に提示して、バージョンを選択させるステップと、
    前記利用者によって選択されたバージョンのリンク情報を前記他情報端末に要求するステップと、
    前記他情報端末から受信したリンク情報を利用者に提示するステップとを前記コンピュータに実行させる、請求項1〜6のいずれかに記載のコンピュータ・プログラム。
  9. 複数の情報端末から情報を受信してファイル管理を行なうファイル管理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムであって、
    前記複数の情報端末から所定のタイミングでファイルのバージョン情報および当該バージョンのリンク情報を受信して保存するステップと、
    前記保存されたバージョン情報を利用者に提示して、バージョンを選択させるステップと、
    前記利用者によって選択されたバージョンのリンク情報を取得して、前記利用者に提示するステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータ・プログラム。
  10. ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理装置であって、
    ファイル操作を検知する検知手段と、
    他情報端末との間で情報を送受信する送受信手段と、
    前記検知手段によって検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理する管理手段と、
    前記検知手段によって検知されたファイル操作に応じて、前記送受信手段を介して前記他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、該バージョンに対応する前記他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成する作成手段とを含む、ファイル管理装置。
  11. ファイル操作を検知してファイル管理を行なうファイル管理方法であって、
    ファイル操作を検知するステップと、
    前記検知されたファイル操作に応じて、当該ファイルのバージョンを管理するステップと、
    前記検知されたファイル操作に応じて、他情報端末との間で情報の送受信を行ない、当該ファイルのバージョンと、該バージョンに対応する前記他情報端末が保持するファイルのバージョンとの間のリンク情報を作成するステップとを含む、ファイル管理方法。
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