JP2009198046A - 廃棄物の処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃棄物をガス化又はガス化改質処理する処理炉と、該処理炉に対して横方向に配設され、廃棄物を回分的に圧縮し、押し出すことによって該処理炉内に廃棄物を回分的に装入する装入装置とを備えた廃棄物処理設備における廃棄物の装入方法において、該廃棄物の所定量を回分的に該装入装置に供給し、所定範囲の圧縮率で圧縮ブロック化し、該圧縮ブロックを該圧縮ブロックの水平方向長を複数に分割して一分割分の押し出し長毎に間歇的に廃棄物ブロックを押し出して該処理炉内へ装入することを特徴とする廃棄物の装入方法。
【選択図】なし
Description
これらは、廃棄物を圧縮成形後、加熱し、生成した圧縮成形物を溶融、ガス化して燃料ガスを得る廃棄物処理プロセスである。このプロセスでは、先ず、廃棄物投入口から圧縮装置内に所定量供給した廃棄物をバッチ的に圧縮装置によって圧縮して緊密な圧縮成形物とする。次に、この圧縮成形物を外部から加熱された細長いトンネル式の加熱炉(以下トンネル式加熱炉と記す)内へ押し込む。この動作を繰り返すことによって、圧縮成形物がトンネル式加熱炉の装入口から排出口へ順次移動していく。こうして圧縮成形物がトンネル式加熱炉を移動する間に水分は蒸発し、表面は炭化される。
廃棄物を回分式で高温反応炉内に装入する処理を行うと、廃棄物が装入されたタイミングで、熱分解ガスの発生量が増加し、その後減少するという周期を繰り返す。これは揮発分を多く含む廃棄物が高温反応炉内に装入され、急激に高温にさらされることにより、該揮発分の熱分解およびガス化が起こり、熱分解ガスが増加するためである。
このように熱分解ガス量の周期的な変動が起こると、熱分解ガス発生量が増加したときに、ガス改質炉における熱分解ガスの滞留時間が減少する。同時に高温反応炉およびガス改質炉に供給される酸素含有ガスが一定の状況で、熱分解ガス量が増加するので、熱分解ガスの部分燃焼する割合が低下するため、ガス改質炉における熱分解ガスの温度が低下する。
上記のように、ガス改質炉における熱分解ガスの滞留時間の減少と温度低下により、熱分解ガスの改質が不十分となり、熱分解ガスの改質が不十分であると、ガス中にタール分を多く含むこととなり、後段のガス精製装置にタールが付着して、詰まりの原因となるという不具合が生じる。
また、ガス量の変動が生じる場合には、設備を設計する際に最大ガス量に合わせて設計する必要があるため、設備コストの増大を招く。
ガス改質炉を備えないガス化溶融炉の場合は、処理工程は、高温反応炉→2次燃焼炉→熱回収設備(廃熱ボイラー等)→「ガス浄化設備(主に乾式)」となる。
そして、この場合には、熱分解ガス量の周期的な変動が起こると、熱分解ガス発生量が増加したときに、2次燃焼炉におけるガスの滞留時間が減少する。これによりタールなどの高分子炭化水素化合物の熱分解、燃焼が不十分となり、2次燃焼後のダイオキシン類濃度およびCO濃度が増加するという問題がある。
また、回分式で装入される1回分の廃棄物の量を少なくするためには、供給装置または圧縮装置をあらかじめ小型にすることが考えられるが、この場合設定された廃棄物処理速度よりも、廃棄物の装入速度が下回る問題が生じる。複数基の小型廃棄物供給装置を備える手段もあるが不経済である。
すなわち、本発明は以下に記載するとおりの廃棄物の処理方法に係るものである。
(2)前記圧縮率が20〜50%であることを特徴とする(1)記載の廃棄物の装入方法。
(3) 前記装入装置が加熱機構を有し、該加熱機構により前記圧縮ブロックが前記炉内に装入されるまでに乾燥、熱分解、炭化されることを特徴とする(1)又は(2)記載の廃棄物の装入方法。
(4)1個の圧縮ブロックの固体廃棄物量と処理設備に供給される酸素含有ガス量から1個の圧縮ブロックの固体廃棄物の理論処理時間をあらかじめ計算し、この時間内にごみをn回に分けて、炉内に装入することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
(5)前記圧縮ブロックを、廃棄物の所定量を回分的に前記装入装置に供給し圧縮する工程を複数回繰り返して複数の圧縮ブロックの連接体として製造することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
(6)前記処理炉がガス化溶融炉であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
図1は本発明が適用される廃棄物処理設備の一例の側面図である。
図1には、廃棄物を回分的に加圧、圧縮する圧縮機1、圧縮機1を構成する圧縮用シリンダー2及び圧縮支持盤(排出ゲート)3、圧縮された廃棄物(以下圧縮成形物とも記す)を乾燥、熱分解、炭化するためのトンネル式加熱炉(横型トンネル式加熱炉)4、圧縮成形物の乾燥領域4a、圧縮成形物の熱分解領域4b、圧縮成形物の炭化領域4c、トンネル式加熱炉4の入口4E、高温反応炉5、圧縮成形物10a、10i、炭化した圧縮成形物(以下炭化生成物とも記す)11i、11n、炭化生成物と燃焼残渣の混合物12、酸素含有ガスの吹き込み口13、溶融物15、溶融物排出口15H、廃棄物投入口20、廃棄物投入口の蓋21、トンネル式加熱炉4で得られた炭化生成物の高温反応炉5内への押出し口(高温反応炉5内への炭化生成物の装入口)40、高温反応炉5の排ガス出口50、高温反応炉5のガス排出口50a、圧縮成形物10a、10iの移動方向f1、炭化生成物11i、11nの移動方向f2、トンネル式加熱炉4内で生成した熱分解ガスの流れ方向f3、高温反応炉5内への酸素含有ガスの吹き込み方向f4、圧縮用シリンダー2の移動方向f6、圧縮支持盤3の移動方向f7、廃棄物投入口20の蓋21の回転方向f8、炭化生成物の高温反応炉5内への押出し口40の下端の高さLL、高温反応炉5のガス排出口50aの高さLHがそれぞれ示されている。
圧縮成形物10aの断面形状は、トンネル式加熱炉4の入口4Eの内壁断面と同形、同一寸法であり、圧縮成形物10aを押し込むと圧縮成形物10aはトンネル式加熱炉4の内壁と接触状態を保ったまま押し込まれる。圧縮成形物10iは、順次新しい圧縮成形物が押し込まれる毎に、トンネル式加熱炉4内を滑りながら移動する。
その後、鉱物分、金属分を含む炭化生成物中の可燃分は、酸素含有ガスによって燃焼してガス化する。この場合、酸素含有ガス中の酸素量を調整することで、発生するガスは一酸化炭素と水素を含む燃料用ガスとして回収できる。また、燃焼によってガス化しない残渣部分は、高温反応炉5内で溶融し、溶融物15となって高温反応炉5下部の溶融物排出口15Hから回収される。
また、図3は従来法における装入装置の動作状況を経時的に示したものである。
まず、図3の従来法では装入装置は次の動作を行う。
(1)待機→(2)圧縮用シリンダー後退→(3)投入口蓋開閉→(4)圧縮→(5)圧縮支持盤開→(6)ごみ装入→(7)圧縮用シリンダー待機位置へ→(8)圧縮支持盤閉→(1)待機
(6−1)ごみ装入1→(6−2)ごみ装入2→・・・(6−n)ごみ装入n
すなわち、圧縮ごみの長さをn分割し、各分割長さ分を一回の押出し長さとして、時間間隔をおいてn回に分けて装入する。これによりごみは、炉内に各分割長さ分だけ、炉内に押し込まれ、少しずつ、より均一に装入されることになる。
図4にごみ装入の工程を2回に分割して行った場合の工程図を示す。
この方法では、[ごみ装入1]の工程で、圧縮ごみの長さの1/2の長さだけプレスを前進させて、圧縮ごみをその長さの1/2だけ装入し、次の[ごみ装入2]の工程で、圧縮ごみの1/2の長さだけプレスを前進させて、圧縮ごみの残りの部分を装入する。このようにして圧縮ごみの長さ分を2回の装入工程で炉に装入する。
すなわち、ガス改質炉の場合には、熱分解ガスの発生量の変動が大幅に抑制され、ガス改質炉における滞留時間の変動も大幅に抑制されるため、ガス改質炉における熱分解ガスの滞留時間とガス温度の変動が抑制されて、熱分解ガスの改質反応が十分に進行し、改質ガス中に含まれるタール分が減少し、後段のガス精製装置におけるタールによる閉塞を防ぐことができる。これにより、ガス精製装置のメンテナンス作業が、半年に一回必要であったものが、1年に一回に頻度を減らすことが出来るようになる。
さらに、設備を設計する際には前記の問題が生じないように、最大ガス量に合わせてガスの滞留時間を設計しているので、ガス変動が減少することにより、設計に使用する最大ガス量を小さくすることができ、結果的に設備をコンパクト化することが出来、設備費を削減することが出来る。
本発明をガス化溶融炉に適用した場合には、熱分解ガス量の周期的な変動を抑制することができるため、タールなどの高分子炭化水素化合物の熱分解、燃焼が促進され、二次燃焼後のダイオキシン類濃度およびCO濃度が減少する。
なお、本発明においては「圧縮率」とは[(圧縮後のごみの体積/圧縮前のごみの体積)×100]を意味する。
従って、分割した長さ分の装入のタイミングは、廃棄物が前記処理炉内に導入される酸素によってガス化するタイミングを物質バランスによって求め、その演算タイミングに連動させて決定することが好ましい。
まず、1個の圧縮された固体廃棄物(圧縮ブロック)の量と該処理設備に供給される酸素含有ガス量から1個の圧縮ブロックの固体廃棄物の理論処理時間をあらかじめ計算し、この時間内にごみをn回に分けて、炉内に装入する。
前記の理論処理時間を設定するためには、あらかじめ、過去の操業結果より単位固体廃棄物量を処理するのに必要な酸素含有量を求めておく。これは、ある期間の固体廃棄物の処理量(t)で同一期間の酸素含有ガス量を除することにより求めることができる。これを酸素含有ガス原単位S(Nm3/t−固体廃棄物)とする。
そうすると、1個の圧縮ブロックの固体廃棄物量をM(t)とし、このときの酸素含有ガスの供給量をF(Nm3/s)とすると、理論処理時間T(s)は次式(1)で表すことができる。
T(s)=S×M/F ・・・・・(1)
Td=(T−Tp)・・・・・(2)
として、このTdの間にごみをn回に分けて装入することにより、ごみがより均一に炉内に供給され、ガス発生量の変動を大幅に減少させることが出来る。
1個の圧縮ブロックの固体廃棄物量Mが想定よりも小さく、T<Tpとなる場合も起こり得るが、この場合は1個の圧縮ブロックの固体廃棄物量が少なく、たとえ全量分が装入されてもガス発生量の変動小さくて済むので、ごみの圧縮完了後n分割することなく、直ちに全量分を装入すればよい。
以上、装入タイミングの設定方法について述べたが、実際の操業では廃棄物の質が変動し、より少ない酸素含有ガス量で処理される廃棄物が装入された場合は、炉内の廃棄物の充填レベルが低下し、いずれは炉内が空になってしまう。このようなことを防ぐためには、上記(1)式で計算された理論処理時間の80〜99%を補正理論処理時間とし、下記(3)式により補正分割処理時間Td’を求め、この間にごみをn回に分けて装入すればよい。
Td’=(T’−Tp)・・・・・(3)
逆に、より多い酸素含有ガス量で処理される廃棄物が装入された場合は、炉内の廃棄物の充填レベルが上昇する場合があるので、充填レベルを検知し、ある一定レベル以上のときは廃棄物の装入をしないようにすればよい。
プレス工程で廃棄物が圧縮されていると炉内へ装入した後の廃棄物の飛散が少ないという効果がある他、圧縮成形物によって装入路が塞がれているため炉内圧が高くても可燃性の高温ガスが外部へ漏れないという効果がある。
また、圧縮時のプレス機のストロークは1回分のごみの量によって変化するため、通常プレス機の駆動圧力を一定とし、同じ圧力で廃棄物を圧縮するのが好ましい。
上記のようにすれば、圧縮用シリンダーの位置情報は簡便に求めることができるので、回分装入量を直接測定する場合に比べて設備を簡略化することができる。
また、廃棄物の供給量を直接測定する場合には、廃棄物ピットから廃棄物ホッパーに投入する際に、クレーンに設置された廃棄物重量測定装置によって測定するが、大規模な測定装置が必要となるため経済的な理由から現実的ではない。
(1)1個の圧縮された固体廃棄物量に応じて分割数を決めておく方法
例えば下記に示すように1個の圧縮された固体廃棄物量に応じて分割数を決めておき、圧縮完了時に求められた廃棄物重量に応じて分割数を決定する。
廃棄物量 0以上 〜 200未満 (kg) 分割なし
廃棄物量 200以上 〜 400未満 (kg) 2分割
廃棄物量 400以上 〜 600未満 (kg) 3分割
廃棄物量 600以上 〜 800未満 (kg) 4分割
廃棄物量 800以上 〜1000未満 (kg) 5分割
例えば廃棄物量が510kgの場合、3分割となるので、廃棄物量を3等分し、1回目170kg、2回目170kg、3回目170kgを装入すればよい。あるいは、必ずしも精密に3等分とする必要はなく、ほぼ均等であれば問題ない。
(2)一回の装入量を決めておき、全量装入できるように廃棄物量に応じて分割回数を求める方法
1回の装入量をa(kg)とする。廃棄物量がb(kg)の場合、b/aの小数点第1位で切り上げて整数nを求める。
1回当たりa(kg)ずつ装入し、n回の装入を行う。
例えば、1回の装入量が200kg、廃棄物量が500kgの場合、b/a=2.5、n=3となるので、1回目200kg、2回目200kg、3回目100kg(残り全量)を装入する。
上記では、一回の圧縮分のごみを分割して装入する方法について述べたが、この通常の一回分のごみをn回に分割して圧縮機に装入し、各分割分の装入毎にごみを圧縮する操作を繰り返してn個の圧縮ごみの連接体(マルチパケット)として形成し、これを逐次回分的に押出すこともできる。
(3−1)投入口蓋開閉→(4−1)ごみ圧縮→(3−2)投入口蓋開閉→(4−2)ごみ圧縮→・・・・・→(3−n)投入口蓋開閉→(4−n)ごみ圧縮
上記したものにおいてn=2とした場合を図6に示す。
この様にすると、比較的短時間で大きな圧縮ごみを形成することができ、前記T<Tpとなることを回避できる可能性が高くなり、本発明を効果的に実施することができる。
処理装置としては図1に示すタイプの100t/d規模の一般廃棄物処理用のガス化改質炉を用いた。
操業条件は廃棄物処理速度を5.0t/hとし、炉下部におけるガス化のための酸素含有ガス量(酸素濃度90%)を1500Nm3/hとした。
1個の圧縮された固体廃棄物量に応じて分割数を下記のように決めておき、圧縮完了時に求められた廃棄物重量に応じて分割数を決定する方法で、本発明を実施した。また、1個の圧縮された廃棄物量は圧縮後の廃棄物体積に平均的な圧縮廃棄物密度1.22t/m3を乗じて、重量を求めた。
廃棄物量 0以上 〜 100未満 (kg) 分割なし
廃棄物量 100以上 〜 200未満 (kg) 2分割
廃棄物量 200以上 〜 300未満 (kg) 3分割
廃棄物量 300以上 〜 400未満 (kg) 4分割
廃棄物量 400以上 〜 (kg) 5分割
また実施例では、1個の圧縮された固体廃棄物量と処理設備に供給される酸素含有ガス量から1個の圧縮された固体廃棄物の理論処理時間をあらかじめ計算し、理論処理時間の80%を用いて、補正分割装入時間を計算し、この間に前期分割数に分割してごみの供給を行った。
1個の圧縮された固体廃棄物量が約390kgであったときの、本発明実施時と実施しなかったときの発生ガス量(dry)の推移を比較して図6に示す。本発明実施時は前記の分割数決定の基準じ従い、圧縮された廃棄物を4分割して装入した。各装入タイミングを図示した。
本発明の実施により、発生ガス量の変動が大幅に減少した。本発明の実施によりガス発生量が大きい時の、ガス改質時間が不足することが抑制され、ガス改質反応が促進された。下流側のガス精製装置に付着するタールなどが減少し、メンテナンスの頻度を半年毎から1年毎に減らすことができた。
また理論処理時間の80%を用いて補正分割装入時間としたので、炉内の廃棄物が空となることなく、順調に操業することができた。
2 圧縮用シリンダー
3 圧縮支持盤
4 トンネル式加熱炉(:横型トンネル式加熱炉)
4a 圧縮成型物の乾燥領域
4b 圧縮成型物の熱分解領域
4c 圧縮成型物の炭化領域
4E トンネル式加熱炉の入口
4L トンネル式加熱炉の床部
4U トンネル式加熱炉の天井部
5 高温反応炉
6 ガス改質炉
7 高温反応炉下部
10a 、10i 圧縮成型物
11i 、11n 炭化した圧縮成型物(:炭化生成物)
12 炭化生成物と燃焼残渣の混合物
13 酸素含有ガスの吹き込み口
14 酸素含有ガスと可燃性ガスとの混合ガスの吹き込み口
15 溶融物
15H 溶融物排出口
20 廃棄物投入口
21 廃棄物投入口の蓋
40 高温反応器内への炭化生成物の装入口
50 高温反応器の排ガス出口
50a 高温反応器のガス排出口
60 排出ガス
f1 圧縮成型物の移動方向
f2 炭化生成物の移動方向
f3 トンネル式加熱炉内で生成した熱分解ガスの流れ方向
f4 高温反応器内への酸素含有ガスの吹き込み方向
f5 高温反応器内への酸素含有ガスと可燃性ガスとの混合ガスの吹き込み方向
f6 圧縮用シリンダーの移動方向
f7 圧縮支持盤の移動方向
f8 廃棄物投入口の蓋の回転方向
LL 炭化生成物の高温反応器内への押出し口の下端の高さ
Claims (6)
- 廃棄物をガス化溶融又はガス化改質する処理炉と、該処理炉に対して横方向に配設され、廃棄物を回分的に圧縮し、押し出すことによって該処理炉内に廃棄物を回分的に装入する装入装置とを備えた廃棄物処理設備における廃棄物の装入方法において、該廃棄物の所定量を回分的に該装入装置に供給し、所定範囲の圧縮率で圧縮ブロック化し、該圧縮ブロックを該圧縮ブロックの水平方向長を複数に分割して一分割分の長さ毎に間歇的に廃棄物ブロックを押し出して該処理炉内へ装入することを特徴とする廃棄物の装入方法。
- 前記圧縮率が20〜50%であることを特徴とする請求項1記載の廃棄物の装入方法。
- 前記装入装置が加熱機構を有し、該加熱機構により前記圧縮ブロックが前記炉内に装入されるまでに乾燥、熱分解、炭化されることを特徴とする請求項1又は2記載の廃棄物の装入方法。
- 1個の圧縮ブロックの固体廃棄物量と処理設備に供給される酸素含有ガス量から1個の圧縮ブロックの固体廃棄物の理論処理時間をあらかじめ計算し、この時間内にごみをn回に分けて、炉内に装入することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
- 前記圧縮ブロックを、廃棄物の所定量を回分的に前記装入装置に供給し圧縮する工程を複数回繰り返して複数の圧縮ブロックの連接体として製造することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
- 前記処理炉がガス化溶融炉であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の廃棄物の装入方法。
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