JP2009195680A - 広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードル - Google Patents

広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードル Download PDF

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Abstract

【課題】陸上競技用ハードルの頂部バー高さを幅広く調節可能とし、競技者の頂部バー接触時の苦痛及び恐怖感の緩和或いはケガを防止できるハードルを提案する。
【解決手段】コの字形状で且つ水平なハードル基部の両角部上には支柱用角パイプを緊結し且つ支柱用角パイプの上端部には支柱用角パイプの一辺を貫通する雌ネジを設けてボールプランジャーをそれぞれねじ込み、支柱用角パイプの角形孔には支柱用角パイプのボールプランジャーと対向する位置に複数個の凹部を設けた摺動用角パイプをそれぞれ挿入し、摺動用角パイプのそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具には永久磁石をそれぞれ緊結し頂部バーの両端には永久磁石と対向する位置に鋼板をそれぞれ緊結し且つ頂部バーの芯材の周囲をクッション材で被い頂部バーの鋼板と頂部バー支持金具の永久磁石とをそれぞれ磁着することによって、頂部バーの高さをすべて調節可能とし且つ競技者が頂部バーと接触した時に頂部バーが頂部バー支持金具の永久磁石から離脱可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、陸上競技に使用されるハードルに係わり、特に一つの機種で一般男子用から小学生用までハードル競技全種目に使用可能で、且つ、頂部バー接触時にケガや苦痛及び恐怖感の少ない安全なハードルに関するものである。
特許公開2007−202583号公報 特許公開2005−095536号公報 特許公開平09−084967号公報 特許公開平08−299615号公報 実用新案公開平07−018800号公報 実用新案公開平07−018799号公報 実用新案公開平07−018798号公報 実用新案公開平07−018797号公報 実用新案公開平06−075600号公報 実用新案公開平05−013500号公報 登録実用新案第3124567号広報 登録実用新案第3014490号広報
(特許文献1)特許公開2007−202583号公報では、競技中に競技者がバーに接触した場合に、ハードルが円軌道を描いて転倒すること、該円軌道の支点が連続・断続又は点状であること、バー受けが斜設・屈設であることが提案されているが、頂部バー高さの調節方法や競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献2)特許公開2005−095536号公報では、容易転倒・容易復元を達成するため円軌道を描いて転倒する際に支点となる部分の形状改善について提案されているは点状であること、バー受けが斜設・屈設であることが提案されているが、頂部バー高さの調節方法や競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献3)特許公開平09−084967号公報では、支柱をスライド式にすることによる頂部バーの高さ調節方法が提案されているが、この種の機構は雨天などの気象条件で錆びつき動きが鈍くなり長持ちせず、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献4)特許公開平08−299615号公報でも、支柱をスライド式にすることによる頂部バーの高さ調節方法が提案されているが、中空の柱内でラックとピニオンを噛み合わせる機構は雨天などの気象条件で錆びつき動きが鈍くなり長持ちせず、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献5)実用新案公開平07−018800号公報でも、(特許文献3)同様に支柱をスライド式にすることによる頂部バーの高さ調節方法が提案されているが、この種の機構は雨天などの気象条件で錆び付き動きが鈍くなり長持ちせず、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献6)実用新案公開平07−018799号公報では、分解携行可能なハードルが提案されているが、この種の機構は競技中の衝撃で壊れやすく、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献7)実用新案公開平07−018798号公報でも、(特許文献6)同様の提案がなされているが、同様にこの種の機構は競技中の衝撃で壊れやすく、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献8)実用新案公開平07−018797号公報では、分解及び折り畳みにして携行に適するハードルが提案されているが、(特許文献6)同様にこの種の機構は競技中の衝撃で壊れやすく、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献9)実用新案公開平06−075600号公報でも、(特許文献3)同様に支柱をスライド式にすることによる頂部バーの高さ調節方法が提案されているが、この種の機構は雨天などの気象条件で錆び付き動きが鈍くなり長持ちせず、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献10)実用新案公開平05−013500号公報では、頂部バーをゴムバンド帯で形成し跳躍失敗時の衝撃回避方法が提案されている、ゴムバンド帯では頂部バーの質感がなく競技者としては不満が残る。また、頂部バーの高さ調節方法として単にゴムバンド帯を掛け替えただけではゴムバンド帯の上部に支柱が突出してしまい危険であるし、特許文献3のような方法をとれば雨天などの気象条件で錆び付き動きが鈍くなり長持ちしないところに難点がある。
(特許文献11)登録実用新案第3124567号広報では、頂部バーの高さ調節方法として2本の支柱にスライド機構を設け、ギヤとチェーン或いはタイミングベルトで同期させるハードルが提案されているが(特許文献3)同様にこの種の機構は雨天などの気象条件で錆び付き動きが鈍くなり長持ちせず、また競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
(特許文献12)登録実用新案第3014490号広報では、回転自在な輪を両土台脚の先端部に取付けて、短時間で競技場に設置或いは撤収できるハードルが提案されているが、頂部バー高さの調節方法や競技者の頂部バー接触時の苦痛や恐怖感解消について何ら言及されていないところが難点である。
これまでの陸上競技用ハードルでは、1台のハードルで頂部バーを一般男子用から小学生用まで高さ調節可能なものはなかった。また、頂部バーは堅い材質で形成されているため競技者は常に頂部バー接触時のケガや苦痛及び恐怖感と対峙しなければならなかった。
本発明が解決しようとする課題は、頂部バー高さを一般男子用から小学生用まで幅広く調節可能とし、しかも競技者の頂部バー接触時の苦痛及び恐怖感を解消或いはケガを防止できる陸上競技用ハードルを提案することにある。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1の発明においては、頂部バーを所定高さに設定するため、支柱の高さを調節可能とした陸上競技用ハードルにおいて、コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と、前記ハードル基部(1)の両角部上には支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し且つ前記支柱用角パイプ(2)の上端部(2a)には前記支柱用角パイプ(2)の一辺を貫通する雌ネジ(2b)を設けてボールプランジャー(株式会社ミスミ製又は相当品)(2c)をそれぞれねじ込み、前記支柱用角パイプ(2)の角形孔には前記支柱用角パイプ(2)の前記ボールプランジャー(2c)と対向する位置に複数個の凹部(3a)を設けた摺動用角パイプ(3)をそれぞれ挿入し、前記摺動用角パイプ(3)のそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具(3b)には永久磁石(3c)をそれぞれ緊結し、頂部バー(4)の両端には前記永久磁石(3c)と対向する位置に鋼板(4a)をそれぞれ緊結し且つ頂部バー(4)の芯材(4b)の周囲をゴム・プラスチックスのスポンジ或いはコルク等のクッション材(4c)で被い、前記頂部バー(4)の前記鋼板(4a)と前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)とをそれぞれ磁着することによって、前記頂部バー(4)の高さを一般男子用から小学生用まで段階的に調節可能とし、且つ、競技者が前記頂部バー(4)と接触した時に前記頂部バー(4)が前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)から離脱可能とすることによって、該競技者が頂部バー接触時の恐怖感や苦痛の緩和或いはケガを防止する広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードルであることを特徴とする。
請求項2の発明においては、コの字型で且つ水平なハードル基部(1)と垂直に緊結した支柱用角パイプ(2)の縦方向にに複数個の凹部(2d)を設け、前記支柱用角パイプ(2)の前記凹部(2d)と対向する位置の前記摺動用角パイプ(3)の一辺に前記摺動用角パイプ(3)を貫通する雌ネジ(3d)を設けてボールプランジャー(3e)をねじ込み、頂部バー(4)の高さを段階的に調節可能とした請求項1に記載の広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードルであることを特徴とする。
請求項3の発明においては、コの字形上で且つ水平なハードル基部(1)の側面に前記支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し、且つ、頂部バー支持金具(3b)に対向する頂部バー(4)の下面の一部に切り欠き部(4d)をそれぞれ設けることによって前記支柱用角パイプ(2)並びに摺動用角パイプ(3)を伸長し、一般男子用から小学生用まで頂部バー高さを8段階調節可能とした請求項1及び2に記載の広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードルであることを特徴とする。
これまでの陸上競技用ハードルは106.7cm、99.1cm、91.4cm、84cm及び76.2cmの5段式のものと、76cm、70cm、65cm及び60cmの4段式のものが一般的であるが、これだと一般男子用から小学生用までカバーするには2種類のハードルを用意しなければならなかった。これは頂部バー高さを調節するための支柱の伸縮長さが機構上の問題から制約を受けるためであるが、頂部バーを所定高さに設定するため、支柱の高さを調節可能とした陸上競技用ハードルにおいて、コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と、前記ハードル基部(1)の両角部上には支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し且つ前記支柱用角パイプ(2)の上端部(2a)には前記支柱用角パイプ(2)の一辺を貫通する雌ネジ(2b)を設けてボールプランジャー(株式会社ミスミ製又は相当品)(2c)をそれぞれねじ込み、前記支柱用角パイプ(2)の角形孔には前記支柱用角パイプ(2)の前記ボールプランジャー(2c)と対向する位置に複数個の凹部(3a)を設けた摺動用角パイプ(3)をそれぞれ挿入し、前記摺動用角パイプ(3)のそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具(3b)には永久磁石(3c)をそれぞれ緊結した。
頂部バー(4)の両端には前記永久磁石(3c)と対向する位置に鋼板(4a)をそれぞれ緊結し且つ頂部バー(4)の芯材(4b)の周囲をゴム・プラスチックスのスポンジ或いはコルク等のクッション材(4c)で被い、前記頂部バー(4)の前記鋼板(4a)と前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)とをそれぞれ磁着することによって、前記頂部バー(4)の高さを一般男子用から小学生用まで段階的に調節可能とし、且つ、競技者が前記頂部バー(4)と接触した時に前記頂部バー(4)が前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)から離脱可能とすることによって、該競技者が頂部バー接触時の恐怖感や苦痛の緩和或いはケガを防止することを可能とした。
またさらに、支柱用角パイプ(2)の間隔を従来型の陸上競技用ハードルよりも広くすることによって、頂部バー(4)が低く見えるという驚くべき効果が得られている。これはハードラーが走行方向から見た場合に、頂部バー、摺動用角パイプ、支柱用角パイプ及びハードル基部で構成する長方形の幅を広げることにより、同じ高さの頂部バーでも従来の陸上競技用ハードルよりも低く見えるという視覚的効果からである。一般男子用の頂部バー高さは106.7cmあり、これは身長180cmほどの男子の臍の高さにも相当する。この頂部バー高さは、素人の視点ではもはや走り高跳びのレベルであり、ハードラーにとっても恐怖を感じるのは容易に理解できるが、上述の構造により頂部バーが低く見えるということは、ハードラーの恐怖感を緩和するのに極めて効果がある。
発明を実施するための最良の形態について説明する。
[図1]に本発明の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体正面図を、
[図2]に本発明の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体側面図を、
[図3]に本発明の陸上競技用ハードルの摺動部の具体的態様を示すA−A断面図を、
[図4]に頂部バーの具体的態様を示す正面図を、
[図5]に頂部バーの具体的態様を示す断面図を、
[図6]に他の実施例の摺動部の具体的態様を示すB−B断面図を、
[図7]に他の実施例の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体正面図を、
[図8]に他の実施例の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体側面図を、
[図9]に他の実施例の頂部バーの具体的態様を示す正面図を、
それぞれ示す。
本発明の実施例の具体的態様を[図1]、[図2]及び[図3]に基づいて説明する。
本発明の実施例では、頂部バーを所定高さに設定するため、支柱の高さを調節可能とした陸上競技用ハードルにおいて、コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と、前記ハードル基部(1)の両角部上には支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し且つ前記支柱用角パイプ(2)の上端部(2a)には前記支柱用角パイプ(2)の一辺を貫通する雌ネジ(2b)を設けてボールプランジャー(株式会社ミスミ製又は相当品)(2c)をそれぞれねじ込み、前記支柱用角パイプ(2)の角形孔には前記支柱用角パイプ(2)の前記ボールプランジャー(2c)と対向する位置に複数個の凹部(3a)を設けた摺動用角パイプ(3)をそれぞれ挿入し、前記摺動用角パイプ(3)のそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具(3b)には永久磁石(3c)をそれぞれ緊結した。
また、頂部バー(4)の両端には前記永久磁石(3c)と対向する位置に鋼板(4a)をそれぞれ緊結し且つ頂部バー(4)の芯材(4b)の周囲をゴム・プラスチックスのスポンジ或いはコルク等のクッション材(4c)で被い、前記頂部バー(4)の前記鋼板(4a)と前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)とをそれぞれ磁着することによって、前記頂部バー(4)の高さを一般男子用から小学生用まで段階的に調節可能とし、且つ、競技者が前記頂部バー(4)と接触した時に前記頂部バー(4)が前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)から離脱可能とすることによって、該競技者が頂部バー接触時の恐怖感や苦痛の緩和或いはケガを防止するようになした。
次に、頂部バー(4)の高さ調節方法について説明する。該頂部バー(4)高さは、規定により106.7cm、99.1cm、91.4cm、84cm、76.2cm、70cm、65cm及び60cmの8種類となっているが、実施例ではハードル基部(1)にはアルミニウム製角パイプ(高さ50mm、幅30mm、厚さ2mm)を使用し且つ走行方向から見たハードル基部の幅を1060mmとし、支柱用角パイプ(2)は同様にアルミニウム製角パイプ(縦30mm、横20mm、厚さ2mm、長さ490mm)を、摺動用角パイプ(3)には同様にアルミニウム製角パイプ(縦25mm、横15mm、厚さ1.5mm、長さ490mm)を使用した。
また、前記支柱用角パイプ(2)の上端部(2a)には前記上端部(2a)から25mm下側に前記支柱用角パイプ(2)の一辺を貫通する雌ネジ(2b)をそれぞれ設け、前記雌ネジ(2b)にはボールプランジャー(株式会社ミスミ製型式番号BSZ12)をそれぞれねじ込み、前記支柱用角パイプ(2)の角形孔には前記支柱用角パイプ(2)の前記ボールプランジャー(2c)と対向する位置に7個の凹部(M3皿小ねじ用皿もみ)(3a)を設けた摺動用角パイプ(3)をそれぞれ挿入し、前記摺動用角パイプ(3)のそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具(3b)には厚さ4mmアルミニウム板を、永久磁石(3c)には直径20mmの金具付永久磁石をそれぞれ緊結した。
さらに、[図4]及び[図5]に基づいて頂部バーの構造を説明する。頂部バー(4)の芯材(4b)は幅70mm、厚さ9mmのベニヤ合板を、クッション材(4c)には厚さ8mmのポリエチレンスポンジシートを使用し頂部バー(4)の高さ方向の幅を80mmとし、永久磁石(3c)と磁着するための鋼板(4a)は外径30mm角で厚さ1.6mmの鋼板を使用した。なお、本実施例ではクッション材にポリエチレンスポンジシートを使用したが、必ずしもこれに限定されるものではない。発泡ウレタンや厚手の撥水性布地等もクッション材と解されるべきである。
前記摺動用角パイプ(3)には、前記摺動用角パイプ(3)の下端からそれぞれ25mm、76mm、77mm、74mm、78mm、62mm、50mmの間隔で凹部(3a)が設けられており、前記摺動用角パイプ(3)を昇降させると前記凹部(3a)とボールプランジャー(2c)の先端部(図示せず)とが行き会ってかちゃっと嵌ることにより位置決めされる機構となっており、結果として頂部バー高さは106.7cm、99.1cm、91.4cm、84cm、76.2cm、70cm、65cmの順に7段階調節することができるのである。
本発明の他の実施例を[図6]について説明する。本発明の他の実施例では、コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と垂直に緊結した支柱用角パイプ(2)の縦方向に複数個の凹部(2d)を設け、前記支柱用角パイプ(2)の前記凹部(2d)と対向する位置の摺動用角パイプ(3)の一辺に前記摺動用角パイプ(3)を貫通する雌ネジ(3d)を設けてボールプランジャー(3e)をねじ込み、頂部バー(4)の高さを段階的に調節可能とした。
さらに本発明の他の実施例を[図7]、[図8]及び[図9]について説明する。本発明の他の実施例では、コの字形上で且つ水平なハードル基部(1)の側面に前記支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し、且つ、頂部バー支持金具(3b)に対向する頂部バー(4)の下面の一部に切り欠き部をそれぞれ設けることによって前記支柱用角パイプ(2)並びに摺動用角パイプ(3)を伸長し、一般男子用から小学生用まで頂部バー高さを8段階調節可能とした。
この実施例の具体的な寸法関係を説明すると、頂部バー支持金具(3b)に対向する頂部バー(4)の下面を幅25mm、高さ57mm切り欠いた切り欠き部(4d)を設けることによって、支柱用角パイプ(2)の長さを517mm、摺動用角パイプ(3)の長さを567mmとした。このようにするとハードラーにとっては、頂部バーの高さ方向の見た目の寸法は同じでありながら、一般男子用から小学生用まですべての高さを段階的に調節可能となる。
これまでの陸上競技用ハードルにおいては、頂部バー高さ調節上、一般男子用から小学生用まで少なくとも2種類以上のハードルを用意しなければならなかったが、本発明のハードルを使用すれば1種類で8段階の頂部バー高さに対応可能となる。また、頂部バーが支持金具から容易に離脱するので、競技者は頂部バー接触による苦痛及び恐怖感の緩和或いはケガを防止できる。さらに、頂部バーそのものがゴム・プラスチックスのスポンジ或いはコルク等のクッション材で被ってあるため、競技者の頂部バー接触による苦痛及び恐怖感の緩和或いはケガの防止に、より一層効果が発揮されることになるので、陸上競技大会は言うに及ばず日頃のトレーニングにも大いに利用できることになる。
は、本発明の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体正面図である。 は、本発明の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体側面図である。 は、本発明の陸上競技用ハードルの摺動部の具体的態様を示すA−A断面図である。 は、頂部バーの具体的態様を示す正面図である。 は、頂部バーの具体的態様を示す断面図である。 は、他の実施例の摺動部の具体的態様を示すB−B断面図である。 は、他の実施例の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体正面図である。 は、他の実施例の陸上競技用ハードルの具体的態様を示す本体側面図である。 は、他の実施例の頂部バーの具体的態様を示す図面である。
符号の説明
1 ハードル基部
2 支柱用角パイプ
2a 上端部
2b 雌ネジ
2c ボールプランジャー
2d 凹部
3 摺動用角パイプ
3a 凹部
3b 頂部バー支持金具
3c 永久磁石
3d 雌ネジ
3e ボールプランジャー
4 頂部バー
4a 鋼板
4b 芯材
4c クッション材
4d 切り欠き部

Claims (3)

  1. 頂部バーを所定高さに設定するため、支柱の高さを調節可能とした陸上競技用ハードルにおいて、コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と、前記ハードル基部(1)の両角部上には支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し且つ前記支柱用角パイプ(2)の上端部(2a)には前記支柱用角パイプ(2)の一辺を貫通する雌ネジ(2b)を設けてボールプランジャー(株式会社ミスミ製又は相当品)(2c)をそれぞれねじ込み、前記支柱用角パイプ(2)の角形孔には前記支柱用角パイプ(2)の前記ボールプランジャー(2c)と対向する位置に複数個の凹部(3a)を設けた摺動用角パイプ(3)をそれぞれ挿入し、前記摺動用角パイプ(3)のそれぞれの頂部に緊結した頂部バー支持金具(3b)には永久磁石(3c)をそれぞれ緊結し、頂部バー(4)の両端には前記永久磁石(3c)と対向する位置に鋼板(4a)をそれぞれ緊結し且つ頂部バー(4)の芯材(4b)の周囲をゴム・プラスチックスのスポンジ或いはコルク等のクッション材(4c)で被い、前記頂部バー(4)の前記鋼板(4a)と前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)とをそれぞれ磁着することによって、前記頂部バー(4)の高さを一般男子用から小学生用まで段階的に調節可能とし、且つ、競技者が前記頂部バー(4)と接触した時に前記頂部バー(4)が前記頂部バー支持金具(3b)の前記永久磁石(3c)から離脱可能とすることによって、該競技者が頂部バー接触時の恐怖感や苦痛の緩和或いはケガを防止することを特徴とする広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードル。
  2. コの字形状で且つ水平なハードル基部(1)と垂直に緊結した支柱用角パイプ(2)の縦方向に複数個の凹部(2d)を設け、前記支柱用角パイプ(2)の前記凹部(2d)と対向する位置の摺動用角パイプ(3)の一辺に前記摺動用角パイプ(3)を貫通する雌ネジ(3d)を設けてボールプランジャー(3e)をねじ込み、頂部バー(4)の高さを段階的に調節可能としたことを特徴とする請求項1に記載の広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードル。
  3. コの字形上で且つ水平なハードル基部(1)の側面に前記支柱用角パイプ(2)を垂直に緊結し、且つ、頂部バー支持金具(3b)に対向する頂部バー(4)の下面の一部に切り欠き部(4d)をそれぞれ設けることによって前記支柱用角パイプ(2)並びに摺動用角パイプ(3)を伸長し、一般男子用から小学生用まで頂部バー高さを8段階調節可能としたことを特徴とする請求項1及び2に記載の広範囲高さ調節機能付安全安心型陸上競技用ハードル。
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