JP2009195649A - 音声通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MRI装置が発生する強磁気の影響を受けず、且つMRI装置の診断画像検出へ影響を与えない検診者と医師間の通信方式を提供する。
【解決手段】MRI装置内の強磁界環境で高解像度画像への影響を与えない非金属素材で構成された伝送路へ効率的な音声を伝送する事ができる音声発声出力を有した音声変換ユニット24及び25、さらに非金属材料で構成されたマイクロホン56を介して検診者と医師とが双方向により音声で伝える事が出来る伝送路音声通信方式による手段を用いて問題解決を図る。
【選択図】図2

Description

本発明は、MRI(Magnetic Resonance Imaging system)磁気共鳴画像装置を使って検診者(患者)の診断中にMRI装置内で起こる様々な体調不良等が生じた場合その状態を迅速に医師へ音声で伝える事ができ更に医師から検診者への診断説明、指示等を同様に音声により迅速に伝える事が出来る音声通話装置に関する。
近年、MRI装置の普及により従来困難であった体内患部の細胞状況を容易に高解像度画像により迅速かつ正確に診断する事が、可能となり多くの病気の発見、治療、予防に大きく貢献する事が出来るようになった。
従来、このような診断の多くはレントゲン装置(X線)、超音波装置、等を用いて診断が、行われてきたが、MRI装置の普及により更に高度な医療診断が、可能となった。
図1は従来のMRI設置ルーム54と検診者の診断データーを画像診断コンピュータ13に取込み診断を行うオペレーションルーム55の構成を示したものである。
MRI設置ルーム54は外部への磁気漏洩及び外部からの磁気ノイズ、及び電波漏洩、等の影響を受けないように強力な磁気遮蔽を有した遮蔽壁11により周囲を覆いMRI装置1の診断画像へ様々な障害と影響を与えなえよう防止手段を行っている。
MRI装置1による検診者6の診断は移動ベッド7に頭部5をベッド進行方向4の向きに寝かし体が動かない状態を保持しMRI装置1の磁界エリア2内に発生している強力な磁力線3の矢印に対して90度の角度で検診者6を移動させながら体内患部の細胞状態画像データーを出力する。
MRI装置1で検知出力された画像データーは通信線10を介してオペレーションルーム55に設置されている画像診断コンピュータ13に送られ異常個所の診断が行われる構成となっている。
オペレーションルーム55にはMRI装置1の動作状況を常時監視する事が出来る監視窓12が設けられ同時に検診者6の診断状態を監視する事が出来る。
このような方法で検診者6の診断が行われるが、診断に要する時間は早くて15分くらい長い場合は30分以上の時間が、必要である。
検診者6はこの診断時間の間、体を動かす事は診断画像へ影響を与えるために動く事が、出来無い状態となる。
この診断時間が長くなる事により検診者6の苦痛は大きくこの間の時間を耐えなくてはならない。
この結果、検診者6の体調状況によっては閉所恐怖症、神経症、不安症、等の症状を招く事も発生し医師の注意疲労と検診者の疲労も大きな精神的負担となっている。
従来のMRI装置1はこのような環境下において検診者6と医師との間で良好なコミュニケーションを図る有効な手段が、不足している事により検診者の苦痛が継続されている。
これらの背景により検診者6は不安なく安心して診断を受ける事が、出来る音声通信装置の実現が望まれている。
MRI装置1により診断を受ける検診者6は狭い移動ベッド7に診断終了までの時間体を動かす事が、出来ない状態で固定される。この為に検診者6の受ける疲労と苦痛は継続される。
この為、検診者6と医師との間で常時良好なコミュニケーションが図られる音声手段を用いた通信装置が、可能になる事によりこれらの問題が、軽減される。
しかし、検診者6と医師との音声手段による通信装置の実現にはMRI装置1の発生する特有の強磁気に対する対応に関しての課題解決が、必要である。
MRI装置1が設置されている環境内へは音声による通信可能なトランシーバ、有線電話、携帯電話、等の通信手段を用いた装置の設置はMRI装置1で診断検出する検診者6の診断画像へ誘導ノイズ、電波障害、等が、生じ良好な画像検出が、困難となる。
更にMRI装置1は常時強磁気を発生させている為に近くに磁気感知する金属物質、等の近距離持込み及び接近はMRI装置1が発生する強磁気に影響され吸引によりMRI装置1への装置への危険な状態を引き起こす。
この為にMRI装置1が発生する強磁気の影響を受けない素材構成で尚且つMRI装置1の診断画像検出へ影響を与えない音声通信装置の課題解決が、必要である。
本発明は上記、課題を図2及び図3の音声通信手段を用いて課題解決を図る。
図2は本発明の音声通信装置のシステムダイアブロック図を示し図3は図1による従来のMRI設置ルーム54におけるMRI装置1及びオペレーションルーム55へ図2の手段による音声通信装置を設置した構成を示したものである。
MRI設置ルーム54には音声通信ユニット(A)17が、オペレーションルーム55には音声通信ユニット(B)20が、設置され双方向で良好な音声通信を行う事が出来る構成を有している。
MRI設置ルーム54とオペレーションルーム55との間は非金属で構成された光ファイバーケーブル19により接続され音声通信はこの光ファイバーを介して通信を行う。
医師はオペレーションルーム55のコントロールボックス30に接続されているマイクロホン(A)22に向かって話す事により音声は音声制御ユニット(B)29により増幅され光ファイバーモジュレータ(B)28を経て光デジタル信号に変換される。
変換された光デジタル信号は光ファイバーケーブル19を介してMRI設置ルーム54に設置されている音声通信ユニット(A)17の光ファイバーモジュレータ(A)27へ送信し受信される。
光ファイバーモジュレータ(A)27は受信した光デジタル信号をアナログ信号に変換し音声制御ユニット(A)26へ送る事により音声信号は増幅され音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25内のスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38により音声が、発声され伝声管(R)26及び伝声管(L)16に空気伝播により音声を出力させる。
出力された音声は伝声管(R)15及び伝声管(L)16のパイプ内を空気伝播し検診者6が、装着している伝声管ヘッドホーン14へ送られ医師の音声を伝える事が、出来る。
この伝声管(R)15、伝声管(R)16及び伝声管ヘッドホーン14の各部の素材は全て非磁性体材料で構成されておりMRI装置1が、発生する強磁気と診断画像への影響は全くない。
このような手段により医師からMRI装置1の強磁界環境内であっても診断中の検診者6は音声により適切な指示を得る事により安心して診断を受ける事が可能となる。
更にオペレーションルーム55のコントロールボックス30には外部からの入力情報を提供する事が、出来る入力装置23を有している。
この入力装置23はパーソナルコンピュータ、CDプレヤー、ラジオ、等の接続が、可能である。
パーソナルコンピュータからは自動音声による検診者6へ検診内容の自動説明、更にはCDプレヤーによる音楽、又はラジオ放送、等の提供が、行える機能も具備する事が、出来る。
検診者6から医師への音声通信はMRI装置1に設置されている非磁性体物質により構成されたマイクロホン(B)56に向かって話す事により診断中であっても医師へ音声により伝える事が、出来る。
検診者6の音声信号はマイクロホン(B)56から音声制御ユニット(A)26へ入力され増幅され光ファイバーモジュレータ(A)27へ送られ光デジタル信号に変換される。
変換された光デジタル信号は光ファイバーケーブル19を介してオペレーションルーム55の音声通信ユニット(B)20に構成されている光ファイバーモジュレータ(B)28へ入力されアナログ信号に変換される。
アナログ信号に変換された音声信号は音声制御ユニット(B)29により増幅器されコントロールボックス30に接続されている音声モニタースピーカ21により検診者6の音声を医師に伝える事が出来る。
このような構成により検診者6と医師の双方が良好な環境において常時コミュニケーションを図る事が、可能となり不安なく安心して診断を受ける事ができる。
本発明は、以下に記載される特徴と効果を奏する。
医師と検診者6とのコミュニケーションが常時音声によって行われる事により閉所恐怖症、神経症、不安症、等の症状を招く事なく安心して診断を受ける事が、出来る。
更に本、発明の音声通信装置は検診者6への診断内容等の説明を音声で自動説明する事が、可能で医師の負担も軽減され常時検診者6の音声による状況監視も行う事が、でき診断効率を上げる事が、可能となる。
このようにMRI装置1の強磁気環境において検診者6の苦痛を軽減させ安心感を与える音声通信装置の実現は高度な医療現場においては今後更に重要と思われる。
本発明を実施するための最良の形態を図4〜図10に示し図11〜図16は音声通信装置の音声特性を示したものである。
図4〜図8はMRI装置1の強磁界環境で医師の音声を伝声管(R)15及び伝声管(L)16を通して検診者6の装着している伝声管ヘッドホーン14あるいは伝声管イヤホーン57へ音声を伝達するための手段を有した音声伝播出力を発声する為の音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25の構成を示したものである。
図4の音声変換ユニット(R)24の上面部には音響調整を行う為の音響調整窓32と音響調整板33が設けられた事を特徴としている。
この音響調整窓32は伝声管(R)15を通して音声を空気伝播させて伝声管へッドホーン14あるいは伝声管イヤホーン57へ音声を伝える音圧レベルの調整と音響特性調整を行う機能を有している。
図5は音声変換ユニット(R)24の音声発生部の構成を示したもので(A)は伝声管15の出力側を示し(B)はA−A′断面により内部を示したものである。
図6は音声変換ユニット(R)24の音声を発声させる異なった周波数再生させる複数のスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38の構成を示す。
図7は図5に示した音声変換ユニット(R)24の断面による内部構成と伝声管15によるスピーカーからの音声発声構成を示す。
音声出力を担う複数のスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38はバッフル板37へ設置固定されマルチドライブ手段により高音質が得られる構成により伝声管(R)15へ空気伝播により高音質の音声を伝送する事を可能にしている。
一例としてスピーカー(A)36は中低域の音声を、スピーカー(B)38は高域の音性周波数再生を有し複数のスピーカーによりそれぞれの帯域による音声を出力させ広帯域再生による高音質の音声品質を得る事が、出来る構成を有している。
この手段は本、音声通信装置の特徴であり音声の他、音楽、等の再生には有効である。
伝声管(R)15は音声ユニット(R)24からMRI装置1で診断を受ける検診者6の伝声管ヘッドホーン14の位置までの距離を必要とする。
伝声管(R)15の内部はパイプ形状を有し音声はこの中を空気伝播して検診者6の伝声管ヘッドホーン14に伝わる。
音声はこの伝声管(R)15の太さ、距離、形状、等によりその空気伝播特性が、大きく異なり特に距離は音質性能の劣化に影響を与える。
伝声管(R)15の距離が、長くなれば音声品質は低下し良好な通信に障害を招く結果となる。
音声通信装置は伝声管の距離が延びても音声通信品質を向上させる為に複数のスピーカーを用いてマルチドライブとそれぞれの複数スピーカーに伝声管(R)15に接続した音声ダクト(A)39及び音声ダクト(B)40を設け高音質な複数の周波数帯域を持ったスピーカー出力による音声を効率良く誘導し高品質な音声を検診者6の装着している伝声管ヘッドホーン14へ空気伝播により送信する手段を有している。
オペレーションルーム55からの音声信号は光ファイバーモジュレータ(A)27に入力され音声制御ユニット26により増幅されて音声変換ユニット24のスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38へ入力されそれぞれの周波数帯域に応じた音声が、出力される。
出力された音声はそれぞれのスピーカーの伝声管((R)15に設置されている音声ダクト(A)39及び音声ダクと(B)40へ誘導されて出力された音声は合成されて音声出力方向31へ空気伝播により伝送され検診者6の伝声管ヘッドホーン14へ効率的に音声を到達させる事が、出来る。
このような構成において伝声管ヘッドホーン14へ伝送される音声出力の強さは音響調整板33により調整を行う事が、出来る。
尚、音響調整板33の位置を調整する事により最大の効率により音声を伝送する出力を得る事が、可能となる。
音響調整窓32を閉じる事によりキャビティ41の内部圧力が増し伝声管ヘッドホーン14での音声は低域が増強され更に開く事により低域は減少される。
音響調整板33はこのような特性を有し伝声管の長さ、太さ、形状、等により音声特性の調整には有効な手段を有する。
但し前記の音響調整板33の手段のみでは伝声管(R)15及び伝声管(L)16の長さが、変化に対する音声品質劣化の改善は困難である。
この為に音声変換ユニット(R)24に設置されている音声を発声させる複数のスピーカーの出力レベルを伝声管の長さにより音圧レベル制御を行う事により高品質な音声を空気伝播により伝送する事が、可能となる。
図7による音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25のスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38のそれぞれの位置に伝声管への音声出力レベルをバランスさせる為のボリュームA(H)58、ボリュームB(L)59、ボリュームC(H)60、ボリュームD(L)61をそれぞれ設置する。
伝声管による音声伝送の空気伝播特性は距離が、延びる事により低域が増強され高域が、減衰する為に音声の品質の悪化を招いている。
この為に伝声管の距離に応じて音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25のスピーカー出力レベル制御をそれぞれのスピーカーに接続されているボリュームで音圧を制御する事により低域、高域の音圧バランスが、取れる事により伝声管の距離が、変化しても高音質の音声を伝声管及び伝声管ヘッドホーンへ伝送する事が、可能となる。
図15に伝声管の空気伝播による音響特性を示す。伝声管特性(H)62は高域の音圧レベル変化特性を現し伝声管特性(L)63は低域の音圧レベル変化特性を示している。
伝声管の距離が短い場合は低域の音圧レベルは低く距離が、長くなるに従い伝声管のパイプ共鳴と音声波長が、長い為に減衰が、遅くなり音声の届く距離が、長くなる。
逆に高域は距離が、短い場合は音圧レベルは高く距離が、長くなるに従い波長が、短い為に減衰が、早まり伝達距離が、短くなる。
伝声管はこのような空気伝播特性を有し距離が、長くなるに従って音声の音圧バランスが、崩れて低音域レベルが、残留し高音域レベルが、減衰する現象が起こる。
この為に音声の了解度が、悪くなり音声品質が、悪化する。
図16はこのような伝声管の距離変化により音声品質の悪化を補正する為に音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25に設けられたスピーカー出力音圧レベル補正ボリュームによる出力補正特性を示したものである。
出力レベル補正ボリュームA(H)58及びボリュームC(H)60を時計方向へ回転させる事により高域音声レベル64は増強する。
更にボリュームB(L)59及びボリュームD(L)61を同じく時計方向へ回転させる事により低域音声レベル65は減衰される
このような手段により伝声管の距離変化に対応して複数のスピーカーの出力レベル補正を行う事により音圧レベルはバランスされ良好な音質で音声および音楽を伝声管ヘッドホーン14及び伝声管イヤホーン57で聞く事が、可能となる。
図8に音声変換ユニット(R)24と伝声管ヘッドホーン14とを結ぶ伝声管(R)15の結合構成を示す。
音声変換ユニット24のバッフル板37に設置固定されているスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38から出力される音声は伝声管(R)15内部を空気伝播し伝声管ヘッドホーン14のヘッドホーンキャビティ(R)45から音声は音声出力方向31へ出力され検診者6の耳に空気伝播し医師の音声を伝える事が、出来る。
このように伝声管ヘッドホーン14のヘッドホーンキャビティ45と音声変換ユニット24のキャビティ41は伝声管(R)15を通して密閉状態となり空気の流れが、阻害され音声の空気伝播効率と同時に音声の感度及び音声品質は低下する。
このような現象は一般の伝声管パイプでは起こる現象で伝声管の長さが、長くなればこの音声品質特性は更に悪化する。
本、発明の音声通信装置においては伝声管(R)15による音声の伝播距離を得るために複数の異なった周波数を有しスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38を設けその周波数特性を生かし伝声管(R)15による音声ダクト(A)39の手段により効率よく音声を伝播させる方式も有している。
図11に示した周波数特性)48は1つのスピーカーを使って伝声管(R)15に音声を空気伝播させた場合の音響特性を示したものである。
この特性は低域部と高域部のエネルギーが低減してしまう。
図12は広帯域再生を効率良く再生するため異なった複数の再生周波数を構成しマルチスピーカーにより高音質の特性を得る為に低域スピーカー特性49及び高域特性を持ったスピーカー特性50を構成し高音質の音声を再生するそれぞれの再生周波数の特性構成を示す。
図13は低域特性を有したスピーカー(A)36の低域スピーカー特性51と高域特性を有したスピーカー(B)38の高域スピーカー特性52のそれぞれの単独特性を示したものである。
図14は図13によるスピーカー(A)36及びスピーカー(B)38を同時に動作させた時のマルチドライブによる周波数特性を示したものである。
図9は伝声管ヘッドホーン14の構成を示したもので図(A)は左側面を図(B)はE−E′断面により内部構成を示したものである。
伝声管ヘッドホーンの音声特性を改善する手段として図9に示す伝声管(R)15及び伝声管(L)16の任意の位置に空気孔44を設ける事により伝声管の空気伝播抵抗が、減少して音声の伝播効率が、アップし良好な音響特性を得る事が出来る。
音声は伝声管(R)15及び伝声管(L)16の音声出力方向31の向きに空気伝播により検診者6の耳に伝わる。
この伝声管ヘッドホーン14は全て非磁性材料で構成されておりMRI装置1の強磁界環境での使用でも高精度な画像写真及びMRI装置1の強磁気吸引による危険性は全く無い。
同様に図10に示す伝声管イヤホーン57も図9に示した伝声管(R)15及び伝声管(L)16の任意の位置に空気孔44を設ける事により伝声管の空気伝播の空気抵抗が、減少し音声の伝播の効率が、アップし良好な音質改善が、図られる。
伝声管イヤホーン57はMRI装置1で頭部等の診断を行う場合に狭い空間の装置アダプターを使って診断する場合検診者が装着して医師の音声を聞く事が、出来る装置である。
更にこの空気孔44の設定位置、孔の大きさ、孔の数、等により音声の空気伝播効率が変わり同時に音響特性が変化しこのような空気孔44の条件設定により高音質の音声品質の調整が可能となる。
図10の伝声管イヤホーンは伝声管(R)15を右側の耳に装着し伝声管(L)16を左側の耳に装着して医師の音声を聞く事が、出来る。
尚、音声及び音楽は音声変換ユニット(R)24及び音声変換ユニット(L)25の構成数により1チャンネルモノラル、2チャンネルステレオで伝声管ヘッドホーン14及びイ伝声管ヤホーン57へ高品質な音声を伝送する事が、可能である。
このような構成によりMRI装置が発生する強磁界環境で医師と検診者が、良好な環境で長時間診断が、出きる構成と特徴を有した音声通信装置の実現が図られる。
本、発明の音声通信装置は病院等で医師と検診者とが行う音声通信分野の他にMRI装置を使った新しい医学研究における脳神経系分野で人間の言語認識、脳の働き、更には微弱な信号を受信して脳の医学研究を行う為の検診者が使用する音声装置としての応用も期待されている。
その他の産業分野におけるプラント、電力、工場、等における強磁界環境における通信分野への応用も考えられる。
従来の音声通信装置を有していないMRI設置ルームとオペレーションルームの構成を示す。 本、発明のMRI音声通信装置のシステムダイアブロック図の一例を示す。 従来の音声通信装置を有していないMRI装置に本、発明の音声通信装置を設置したMRI設置ルームとオペレーションルームの一例を示す。 本発明の音声通信装置の音声変換ユニット部の上部に音声調整窓と音声調整板を設けた状態の一例を示す。(A)は音声変換ユニットの右側面を(B)は上面を表したものである。 音声変換ユニット部のA−A′断面による内部構成を示す。(A)は左側面を表したものである。 音声変換ユニット部のB−B′断面により音声を発声させるスピーカー配置の構成と伝声管の配置の一例を示す(A)は左側面を表したものである。 図5による音声変換ユニット部のA−A′断面により音声を発声させる為のスピーカー及び伝声管構成のユニットを複数構成した場合の一例を示す。 本発明による音声通信装置により検診者が医師の受信音声を聞く為の音声変換ユニット部に接続された伝声管ヘッドホーンの構成の一例を示す。 本発明の音声通信装置に用いる伝声管ヘッドホーンの一例を示す。 本発明の音声通信装置に用いる伝声管イヤホーンの一例を示す。 本発明の音声通信装置に用いる音声変換用スピーカーの特性の一例を示す。 本発明の音楽通信装置に用いる低域スピーカー及び高域スピーカーの複合再生周波数領域を示した構成を示す。 本発明の音楽通信装置に用いる音声変換ユニット部に複数のスピーカーを設置した場合のそれぞれのスピーカー出力特性の一例を示す 本発明の音楽通信装置に用いる音声変換ユニット部に複数のスピーカーを設置した場合の総合スピーカー出力特性の一例を示す。 本発明の音楽通信装置に用いる伝声管の音声伝播特性を示す。 本発明の音楽通信装置に用いる伝声管へ音圧主力を補正するためのレベルバランス可変抵抗の特性を示す。
符号の説明
1.MRI装置(Magnetic Resonance Imaging system)
2.磁界エリア
3.磁力線
4.ベッド進行方向
5.頭部
6.検診者
7.移動ベッド
8.ベットバック方向
9.遮蔽床
10.通信線
11.遮蔽壁
12.監視窓
13.画像診断コンピュータ
14.伝声管ヘッドホーン
15.伝声管(R)
16.伝声管(L)
17.音声通信ユニット(A)
18.配管ダクト
19.光ファイバーケーブル
20.音声通信ユニット(B)
21.音声モニタースピーカ
22.マイクロホン(A)
23.入力装置
24.音声変換ユニット(R)
25.音声変換ユニット(L)
26.音声制御ユニット(A)
27.光ファイバーモジュレータ(A)
28.光ファイバーモジュレータ(B)
29.音声制御ユニット(B)
30.コントロールボックス
31.音声出力方向
32.音響調整窓
33.音響調整板
34.スライドA方向
35.スライドB方向
36.スピーカー(A)
37.バッフル板
38.スピーカー(B)
39.音声ダクト(A)
40.音声ダクト(B)
41.キャビティ
42.ヘッドハウジング(R)
43.ヘッドハウジング(L)
44.空気孔
45.ヘッドホーンキャビティ(R)
46.ヘッドホーンキャビティ(L)
47.クッション
48.スピーカー特性
49.低域スピーカー領域分担特性
50.高域スピーカー領域分担特性
51.低域スピーカー特性
52.高域スピーカー特性
53.マルチスピーカー特性
54.MRI設置ルーム
55.オペレーションルーム
56.マイクロホン(B)
57.伝声管イヤホーン
58.ボリュームA(H)
59.ボリュームB(L)
60.ボリュームC(H)
61.ボリュームD(L)
62.伝声管特性(H)
63.伝声管特性(L)
64.高域音声レベル
65.低域音声レベル

Claims (4)

  1. 音声変換キャビティーの構成において音声制御を行う内部圧力を調整する音響調整窓を具備し尚且つ伝声管を通して伝声管ヘッドホーンあるいは伝声管イヤホーンへ広帯域周波数による高音質の音声及び音楽を空気伝播により伝送する方式において周波数帯域の異なったスピーカーを複数設けそれぞれのスピーカーの出力を効率的に空気伝播により伝送する為の伝声管にそれぞれの音声ダクトを設けマルチスピーカによる構成により伝声管ヘッドホーンあるいは伝声管イヤホーンへ高音質な音声及び音楽を伝える事が、出来る構成と特徴を有した音声通信装置。
  2. 請求項1による音声変換キャビティーの構成において伝声管及び伝声管ヘッドホーンあるいは伝声管イヤホーンへ高音質な音声及び音楽を空気伝播により効率的に伝送させる為の手段として伝声管内部圧を伝声管の長さに応じてバランスさせる事が出来る空気孔を伝声管の任意位置に設けた事を特徴とした音声通信装置。
  3. 伝声管の長さが、延びる事により空気伝播による音声及び音楽の伝送品質は低下する。高域音圧レベルは減衰し低域音圧レベルは増強されこの結果、音声の音圧バランスが、崩れ音声品質は劣化する。
    音声及び音楽の伝送品質劣化軽減は音声変換キャビティー部に設けられている周波数帯域の異なった複数のスピーカーに伝声管音声出力レベルバランス可変抵抗をそれぞれに設け伝声管の長さに応じて低域音圧レベル及び高域音圧レベル調整を行う事により伝声管の長さが、変化しても高品質な音声及び音楽を空気伝播により伝送する事が、出来る特徴を有した音声通信装置。
  4. 請求項1による音声変換ユニットを単数及び複数設置構成する事により音声及び音楽を伝声管を通してモノラル及びステレオで伝声管ヘッドホーンあるいは伝声管イヤホーンへ空気伝播により伝送する事が出来る事を特徴とした音声通信装置。
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