JP2009195460A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業者毎の作業実績を履歴として残すことにより、作業者の作業分析を的確に把握することができ、不正な操作による作業実績の書き換えや、別作業者によるなりすましを抑制することができる作業管理方法を実行することのできるミシンを提供する。
【解決手段】 選択された縫製プロセスの縫製作業の実行途中で個人IDが入力された場合に、新たに入力された個人IDと先に入力されていた個人IDとの照合を行なう判断手段31と、前記判断手段31により個人IDの変更が判断された場合に、先に入力されていた個人IDとこの個人IDで特定される作業者の作業終了時における実績データとを、前記選択された縫製プロセスの履歴情報として主管理装置に提供するために外部に出力する履歴情報出力手段(LAN)とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、縫製工業の生産管理を行うためのデータを更新および管理する機能を備えたミシンに関する。
ミシンを使用した縫製作業により生産が行われる縫製製品の生産管理において、従来より、縫製作業に従事する人間の周囲に配設された端末装置から通信回線を介して主管理装置に縫製作業の進行状況や達成状況に関するデータを送信する一方で、主管理装置は受信したデータを統合して縫製製品全体の進捗を把握する方法が採用されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
ここで、図7は、特許文献4に記載の従来の生産管理方法を実施するための端末装置としての機能を備えたミシン(以下、生産管理ミシン10という)の概略構成を示すブロック図である。
各生産管理ミシン10は、縫い針を保持する針棒の上下動駆動源であるミシンモータ11と、ミシンモータ11の回転駆動力を上下動駆動源に変換して針棒に伝える図示しない上下動機構と、図示しない布送り機構と、図示しない糸調子装置と、縫いの完了後に縫い糸の切断を行う糸切りメスを駆動させるメス駆動ソレノイド12と、前踏みでミシンモータ11の起動指令を入力し、後踏みでメス駆動ソレノイド12の駆動指令を入力する操作ペダル13と、後述する各種の入力を行う操作キー21と所定の画面表示が行われる表示部22とを備える操作パネル20と、後述する各種の処理を実行するための各種のプログラム及び初期データが記憶されたROM32と、各種のプログラムを実行するCPU31と、CPU31の処理に関する各種データをワークエリアに格納するRAM33と、主管理装置101と接続されたLANとCPU31とを接続するインターフェイス34と、通信手段であるLANを介して主管理装置101から受信した計画情報を格納する計画記憶手段としてのEEPROM35とを備えている。
そして、図8は、前述の生産管理ミシン10を用いた生産管理システム100の概略構成を示すブロック図であり、特許文献4に記載の生産管理方法は、次のようにして行われている。
この図8に示すように、生産管理システム100は、縫製を行う対象である複数種の縫製製品を任意の枚数からなるロット単位で生産管理するものである。この生産管理システム100は、生産管理ミシン10群全体で実行すべき縫製作業に関する計画情報を生成する主管理装置101と、通信回線であるLANを介して主管理装置101に接続された端末装置としての複数の生産管理ミシン10とを備えている。前記主管理装置101としては、パーソナルコンピュータかあるいはワークステーションが使用される。そして、主管理装置101は計画情報を生成するとともに、後述するオペレータの個人IDやミシンIDを記憶する記憶部を有しており、LANを介して各生産管理ミシン10との間で前記計画情報、個人ID、ミシンID等のデータを通信可能とされている。
図9は前記主管理装置101が生成する計画情報の情報内容を進捗管理データとして表形式で図示した図示例である。以下、図9を用いて計画情報について詳細に説明する。
図9における「データ版数」とは、当該計画情報の版数であり、情報内容が全く新規(更新ではない)に生成された場合に新規番号が付与される。「管理表種別コード」とは、更新が行われた情報か否かを示すコードである。「作成元コード」とは、当該計画情報が主管理装置101で生成されたのか、いずれかの生産管理ミシン10で生成(更新)されたのかを示すコードである。「ロット識別コード」とは、予定された全生産枚数の全種の縫製製品を複数のロットに分けた場合において、各ロットごとに付される識別コードである。なお、各ロットは、同じ縫製プロセス(作業工程)で縫製が行われる縫製製品ごとに分類される。「ロット計画枚数」とは、各ロットごとの縫製製品の予定されている生産枚数を示す。かかるロット計画枚数は、各ロットごとに個別に設定される。図9において、「A00〜E00」〜「AXX〜EXX」までの各列は、列ごとに縫製プロセスに関する情報が配列されている。縫製プロセスとは、縫製製品の縫製完了までの複数工程の一つを示すものである。
つまり、図9では、列方向に縫製プロセスを共通し、行方向にロットを共通化して後述するプロセス情報を配置している。即ち、各ロットの縫製製品は、いずれも複数の縫製プロセスを経て縫製の完了に至るものであり、計画情報では、その生産管理をロットごとに分類し、その上さらに、各ロットを各縫製プロセスごとに分類している。
前記各列の「プロセス識別コード」とは、各列のデータが縫製製品のいずれの縫製プロセスに関するものであるかを示すコードである。前記各列の「ミシンID」とは、「プロセス識別コード」により特定される縫製プロセスがいずれの生産管理ミシン10に割り当てられているかを示すコードである。つまり、生産管理システム100に属するすべての生産管理ミシン10は、固有のミシンIDが設定されている。なお、「プロセス識別コード」により特定される一種類の縫製プロセスについて、一基の生産管理ミシン10が割り当てられているとは限らず、複数の生産管理ミシン10が割り当てられる場合もある。図9に示す「プロセス情報」とは、各ロットの各縫製プロセスにおける進捗あるいは達成状況を示す実績データである。
図10は前記縫製プロセスごとに割り当てられた各情報の内容をより詳細な進捗管理単体データとして表形式で図示したの図示例である。図10に基づいて生産管理ミシン10ごとに割り当てられる各種の情報をより詳細に説明する。
図10における「完成枚数」とはロット計画枚数に対する縫製プロセスが完成した枚数を示す。図10における「OP.ID」とは該当するロットについて該当する縫製プロセスに従事する作業者にそれぞれ付与された個人ID(以下、オペレータID)を示す。つまり、作業者は、皆、固有のオペレータIDが決められ、主管理装置に登録されている。図10における「開始時刻」とは該当するロットについて該当する縫製プロセスの縫製作業を開始時刻のカウントを開始した時刻を示す。図10における「終了時刻」とは該当するロットについて該当する縫製プロセスの縫製作業を完了した時刻を示す。図10における「終了予定時刻」とは該当するロットについて該当する縫製プロセスの縫製作業を終了させる目標時刻を示す。
主管理装置101は、前記各項目の内の「ミシンID」、「OP.ID」、「開始時刻」、「終了時刻」を空欄とした計画情報を生成し、LANを介して各生産管理ミシン10に提供する。これに対して、各生産管理ミシン10は、該当する「ミシンID」、「OP.ID」、「開始時刻」、「終了時刻」の実績データを書き込むことで前記計画情報を更新して計画更新情報を作成し、LANを介して主管理装置101に返信する。
そして、主管理装置101は、各生産管理ミシン10から計画更新情報を受信すると、各生産管理ミシン10により更新された内容、すなわち実績データを統合して反映させた新たな計画情報を生成し、あるいは新たなロット識別コード又はプロセス識別コードを追加した新たな計画情報を生成し、再び、各生産管理ミシンに送信する。
前記作業の繰り返しにより、各生産管理ミシン10の全体による作業の達成状況を容易に把握すること、すなわち進捗管理が可能となっている。
特開昭60−234685号公報 特開平4−26456号公報 特開平5−84373号公報 特開2006−314517号公報
しかしながら、このような従来の生産管理システムにより実施されていた生産管理方法においては、縫製作業の進捗管理を行っている状態で、該生産管理ミシン10で縫製プロセスに従事する作業者のオペレータIDを変更すると、図10に示す進捗管理単体データに記載されるオペレータIDは変更後の作業者のオペレータIDとなり、変更前まで作業に従事していた作業者の実績が、変更後の作業者の実績として上書きされ、書き換わってしまうという問題があった。
そこで、本発明はこのような点に鑑み、作業者毎の作業実績を履歴として残すことにより、作業者の作業分析を的確に把握することができ、不正な操作による作業実績の書き換えや、別作業者によるなりすましを抑制することができる作業管理方法を実行することのできるミシンを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明のミシンは、各種の縫製製品をロット単位で生産管理すると共に前記各ロットの縫製プロセス毎に実績データを収集して計画情報を生成する主管理装置から読み込んだ前記計画情報を記憶する計画記憶手段と、前記計画情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行なうかを選択入力する選択入力手段と、選択された縫製プロセスの縫製作業に従事する作業者を特定する個人IDを入力する個人ID入力手段と、前記個人IDを含む、選択された縫製プロセスに関する実績データを前記計画記憶手段に記録された計画情報に書き込む計画更新手段と、前記計画更新手段に記憶された計画情報を前記主管理装置に提供するために外部に出力する計画情報出力手段と、を備えたミシンにおいて、さらに、前記選択された縫製プロセスの縫製作業の実行途中で前記個人ID入力手段により個人IDが入力された場合に、新たに入力された個人IDと先に入力されていた個人IDとの照合を行なう判断手段と、前記判断手段により個人IDの変更が判断された場合に、前記先に入力されていた個人IDとこの個人IDで特定される作業者の作業終了時における実績データとを、前記選択された縫製プロセスの履歴情報として前記主管理装置に提供するために外部に出力する履歴情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のミシンによれば、縫製作業の進捗管理を行っている状態で、縫製プロセスに従事する作業者のオペレータIDを変更しても、作業者毎の作業実績を履歴として残すことができるので、作業者の作業分析を的確に把握することができ、不正な操作による作業実績の書き換えや、別作業者によるなりすましを抑制することができる。
以下、生産管理機能を備えた本発明のミシン(以下、生産管理ミシンという)の実施形態を図1乃至図6を用いて説明する。なお、本実施形態の生産管理ミシンのハード的な概略構成は、前述の従来例として説明した生産管理ミシンと同様であり、また、本実施形態の生産管理ミシンで実施する生産管理機能の共通点を有する。よって、以下では、その相違点を主に説明し、共通する事項の説明は省略する。
図1は生産管理ミシン10の主電源投入後に行われる処理全般を示すフローチャートであり、図2は前記全般的な処理の中で縫製開始前に行われる計画情報に関する処理を示すフローチャートである。
前記各処理は、生産管理ミシン10のCPU31が、ROM32内の各種の所定のプログラムを実行することにより行う。
まず、主電源が投入されると、CPU31は、操作パネル20の表示部22にオペレータID選択画面を表示させる動作制御を行う(ステップST1)。
図3はオペレータID選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。このオペレータID選択画面では、最新に選択されたオペレータIDと他の候補オペレータIDとが表示される。他の候補オペレータIDは、主管理装置101内の記憶部内に登録されており、ここから読み出しを行うと共に表示が行われる。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかが他の候補オペレータIDの選択キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりオペレータIDが選択されると、CPU31は、選択されたオペレータIDをEEPROM35に登録する。即ち、ステップS1の処理において、操作パネル20は個人ID入力手段として機能する。
次いで、CPU31は、操作ペダル13の前踏みが行われたか否かを判定し(ステップST2)、前踏みが行われてない場合(ステップST2におけるNo)には、図2に示すステップST3に処理を進める。
ステップST3では、既に主管理装置101から読み込まれ、計画情報記憶手段として機能するEEPROM35に記憶された計画情報がある場合に、縫製プロセスの変更が操作パネル20の所定の操作キー21により指示入力されたか否かを判定する。そして、縫製プロセスの変更が入力されていない場合(ステップST3におけるNo)には、ステップST5に処理を進め、入力された場合(ステップST3におけるYes)には、ステップST4に処理を進める。
ステップST4では、CPU31は、操作パネル20の表示部22に縫製プロセス選択画面を表示させる動作制御を行い、前記計画情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行なうかについて、操作キー21からの選択入力を受ける処理を行う。つまり、当該ステップの縫製プロセスの選択入力の処理において、操作パネル20は、選択入力手段として機能することとなる。
図4は縫製プロセス選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。この縫製プロセス選択画面では、“/”を区切りとしてロット識別コード(例えば、K001-25790B)とプロセス識別コード(例えば、SL-IN)とが表示され、EEPROM35に格納されている全てのプロセス識別コードの中でまだ達成されていないものが表示される。作業者は、この選択画面に表示されるロット識別コードとプロセス識別コードに基づいて縫製対象を特定する。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかがプロセス識別コードの選択キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作により縫製プロセスが選択されると、CPU31は、選択されたプロセス識別コードをEEPROM35に登録し、ステップS5に処理を進める。
ステップST5では、CPU31は、操作キー21により、主管理装置101から新たな計画情報すなわち進捗管理データを取得する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合(ステップST5におけるNo)にはステップST7に処理を進める。また、入力された場合(ステップST5におけるYes)にはステップST6に処理を進め、主管理装置101から新たな計画情報を取得し、計画情報記憶手段としてのEEPROM35に格納した後に、ステップS7に処理を進める。
ステップST7では、CPU31は、操作キー21により、EEPROM35内の計画情報を主管理装置101に送信する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合(ステップST7におけるNo)にはステップST10に処理を進める。また、入力があった場合(ステップST7におけるYes)にはステップST8に処理を進め、EEPROM35内の更新された計画情報(更新計画情報)を計画情報出力手段としてのLANを介して主管理装置101に出力し、さらに、ステップST9に処理を進め、EEPROM35内の履歴情報すなわち進捗管理履歴データを履歴情報出力手段としてのLANを介して主管理装置101に出力した後に、ステップST10に処理を進める。この履歴情報については、後のステップST22において詳述する。
ステップST10では、CPU31は、操作キー21により、時刻合わせを実行する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合(ステップST10におけるNo)にはステップS12に処理を進める。また、入力があった場合(ステップST10におけるYes)にはステップST11に処理を進める。
ステップS11では、CPU31は、操作パネル20の表示部22に時刻合わせ画面を表示させる動作制御を行う。この時刻合わせ画面では、現在設定されている年月日及び時刻が表示部22に表示される。そして、複数の操作キー21は、これらの修正を入力する修正キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。
そして、操作キー21のキー操作により現在時刻が入力されると、CPU31は、当該CPU31が備えるクロック部の現在時刻を入力された時刻に更新し、その後、ステップST12に処理を進める。
ステップST12では、CPU31は、操作キー21により、ミシンIDを入力する指示が入力されたか否かを判定し、入力されていない場合(ステップST12におけるNo)にはステップS14に処理を進める。また、入力があった場合(ステップST12におけるYes)にはステップST13に処理を進める。
ステップS13では、CPU31は、操作パネル20の表示部22にミシンID選択画面を表示させる動作制御を行う。図5はミシンID選択画面を表示した操作パネル20の正面図である。このミシンID選択画面では、候補となるミシンIDが一つずつ表示される。候補ミシンIDは、前記主管理装置101の記憶部内に登録されており、ここから読み出しを行うと共に表示が行われる。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかが他のミシンIDの選択キーとして機能し、これにより、他の候補ミシンIDが順番に一つずつスクロール表示され、確定キーとしての操作キー21により確定される。即ち、ステップST12の処理において、操作パネル20はミシンID入力手段として機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりミシンIDが選択されると、CPU31は、選択されたミシンIDをEEPROM35に登録する。
なお、前記ステップS12でのミシンID入力は、EEPROM35にミシンIDが未登録のミシン或いはEEPROM35にミシンIDが既に登録されているが変更が必要なミシンに対して行われる処理で、通常は、一度EEPROM35にミシンIDが登録されていれば不要であり、ステップST12では否定判定されそのままステップST14に移行する。
ステップST14では、CPU31は、操作キー21により、オペレータIDを入力する指示が入力されたか否かを判定し、前記指示が入力されていない場合(ステップ14におけるNo)には、図1に示すステップST2(操作ペダル入力の判定)に処理を戻す。
また、入力された場合(ステップST14におけるYes)にはステップST15へ処理を進める。
ステップST15では、CPU31は、再び、操作パネル20の表示部22に図3のオペレータID選択画面を表示させる動作制御を行う。このオペレータID選択画面では、最新に選択されたオペレータIDと他の候補オペレータIDとが表示される。前述のように、他の候補オペレータIDは、主管理装置101の記憶部内に登録されており、ここから読み出しを行うと共に表示が行われる。
このとき、操作パネル20の複数の操作キー21のいずれかが他の候補オペレータIDの選択キーとして機能し、また、他の操作キーは確定キーとして機能する。即ち、ステップST15の処理において、操作パネル20とその複数の操作キー21は個人ID入力手段として機能する。
そして、操作キー21のキー操作によりオペレータIDが選択されると、CPU31は、選択されたオペレータIDをEEPROM35に登録する。
なお、前記ステップST14でのオペレータID入力も、EEPROM35にオペレータIDが未登録のミシン或いはEEPROM35にオペレータIDが既に登録されているが変更が必要なミシンに対して行われる処理である。通常は、一度EEPROM35にオペレータIDが登録されていれば不要であり、ステップST14では否定判定されそのまま図1に示すステップST2(操作ペダル入力の判定)に処理を戻す。
図1に戻り、ステップST2において、操作ペダル13の前踏みが検出される(ステップST2におけるyes)と、CPU31は、ミシンモータ11を起動して縫製を開始する(ステップST16)。
そして、CPU31は、操作ペダル13の後踏みの入力の有無を判定し、入力がなければ(ステップST17におけるNo)ステップST16に処理を戻して縫製を継続し、入力があれば(ステップST17におけるYes)ステップST18に処理を進める。
ステップST18では、CPU31は、メス駆動ソレノイド12を作動させ、動メスにより縫い糸の切断を実行させる。
この糸切り処理が行われると、次いで、CPU31は、オペレータIDを照合させる処理を実行する(ステップST19)。つまり、図6のサブフローに示すように、今回の実績データが書き込まれ、更新される計画情報として進捗管理単体データに登録されているオペレータIDと、新たに当該ミシンに設定されたオペレータIDとの異同を判断手段としてのCPU31において判定し、これが異ならなければ(ステップST20におけるNo)図1に示すステップST2(操作ペダル入力の判定)に処理を戻す。
一方、オペレータIDが異なれば(ステップST20におけるYes)、現在選択されているロットに関する情報(実績データ)を進捗管理履歴データとして記録する処理を行なう(ステップST21)。
その後、CPU31は、実績データを計画情報に書き込む処理を実行する(ステップST22)。つまり、CPU31は、計画更新手段としての処理を実行する。ここでいう実績データとは、オペレータID、ミシンID、開始時刻、終了時刻、完成枚数のことをいい、前記CPU31は、計画情報の進捗管理データ中に前記実績データを登録し、前記管理単体データを更新する。
ここで、縫製作業の進捗管理を行っている状態で縫製プロセスに従事する作業者のオペレータIDの変更があった場合における、ステップST18乃至ステップST22の処理について詳細に説明する。
糸切り処理は原則的として、縫製製品の一着の一つの縫製プロセスの完了を意味する。従って、ステップST18の糸切り処理が行われると、ステップST20において、今回の実績データが書き込まれた進捗管理単体データに登録されているオペレータIDと、新たに当該ミシンに設定されたオペレータIDとが異なる(ステップST20においてYes)と判定されるので、次のステップST21の処理へ進む。
ここで、本実施形態においては、現在選択されている、縫製作業が終了したロットに関する情報(実績データ)のうち、最低限、その作業を行ったオペレータのオペレータID、ミシンID、作業終了時における完成枚数を進捗管理履歴データに記録し、履歴情報とする処理を行なう(ステップST21)。
この履歴情報となる進捗管理履歴データは、履歴情報記憶手段としてのEEPROM35に格納し、保存する。
このあと、CPU31は、ステップST3の処理で選択された縫製プロセスから、計画情報中のロットと縫製プロセスとを特定し、該当するロット又はプロセスに対して、変更されたオペレータのオペレータIDとミシンIDとを書き込む処理を実行する。
さらに、CPU31は、ステップST3の処理で選択された縫製プロセスから、該当するプロセス情報における「完成枚数」を1加算する処理を行う。
さらに、CPU31は、前記完成枚数の加算処理の結果が1枚目を示す場合には、現在時刻を参照し、当該時刻を前記プロセス情報における「開始時刻」に記録する処理を行う。なお、この場合、厳密には開始時刻より若干遅い時刻が記録されることとなるので、操作ペダル13の前踏みが行われたときに、上述の処理を実行するようにしてもよい。
さらに、CPUは、前記完成枚数の加算処理の結果がロット計画枚数と一致する場合には、現在時刻を参照し、当該時刻を前記プロセス情報における「終了時刻」に記録する処理を行う。即ち、ステップS19における処理によって、EEPROM35内の計画情報としての進捗管理単体データ、進捗管理データ等が更新され、更新計画情報とされる。
この後、ステップST2へ戻り、縫製ペダルの前踏みが検出される前、すなわち、次の縫製作業の開始前に、ステップST3乃至ステップST15の処理が行われる中で、前記EEPROM35内に記録された前記更新計画情報は、計画情報出力手段としてのLANを介して主管理装置101に出力され、同じく、EEPROM35内に記録された前記履歴情報は、履歴情報出力手段としてのLANを介して主管理装置101に出力される。
そして、主管理装置101において、前記履歴情報を作業者毎の作業実績の履歴として管理しておくことで、作業者の作業分析を的確に把握することが可能となり、不正な操作による作業実績の書き換えや、別作業者によるなりすましを抑制することができる。
また、本実施形態の生産管理ミシン10は、主管理装置101から提供された計画情報に対して、各種の実績データを書き加えて更新し、さらに、主管理装置101に対して更新された計画情報を出力する。その際、実績データとして、現在の一つのロットにおける縫製プロセスの縫製製品完成枚数、一ロットにおける縫製プロセスの開始時刻又は完了時刻を示すデータが含められるので、主管理装置101に戻される更新された計画情報によって、各ロットの進捗状況がより具体的に把握することが可能となる。さらに、更新される計画情報には、縫製作業を行う作業者のオペレータIDと、縫製作業を行うミシンのミシンIDとが含まれるので、各ロットの分担状況や作業の流れがミシン単位でより具体的に把握することが可能となる。
また、前記生産管理ミシン10のCPU31は、糸切りが実行されると、完成枚数を加算し、開始時刻や終了時刻を時計を参照して、計画情報の更新を実行するので、作業者がこれらの項目をいちいち入力する必要がなく、煩雑性を解消し、作業効率の向上を図ることが可能となる。
そして、前記生産管理ミシン10は、主管理装置101との間での計画情報や履歴情報の受渡しを計画情報出力手段、履歴情報出力手段として、通信手段の1つであるLANを用いているので、各情報の受渡しが迅速に行われ、よりリアルタイムに縫製作業の進行状況や達成状況を把握することが可能となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、各生産管理ミシン10は、計画情報出力手段、履歴情報出力手段として、通信手段の1つであるLANを用いているが、情報の移動が可能ないかなる手段を用いてもよい。例えば、主管理装置101や各生産管理ミシン10に、フラッシュメモリの読み取り書き込み装置を設け、フラッシュメモリを介して前記計画情報の送受を行ってもよい。その場合、フラッシュメモリやその読み取り書込み装置も計画情報出力手段、履歴情報出力手段として機能することとなる。また、その際、前記オペレータIDやミシンIDに関する情報もフラッシュメモリに記録しておき、このフラッシュメモリを解して情報の送受を行うようにする。これにより、通信網などの設備を不要として、設備費用の低減を図ることが可能となる。また、本実施形態において、LANは主管理装置101と各生産管理ミシン10との間に配設することとしたが、各生産管理ミシン101間にもLANを配設して相互に通信可能とする構成としてもよい。その場合には、本実施形態においては、主管理装置101の記憶部内に管理した、ミシンIDやオペレータIDの一覧のデータはいずれかの生産管理ミシン101のEERROM35内に管理し、他の生産管理ミシン101や主管理装置101がアクセスするように構成してもよい。
また、ステップST3における縫製プロセスの設定処理に替えて、ミシン10にバーコードリーダーを併設し、作業対象となる一つのロットにつき一つのバーコードを付すると共に、縫製開始前に当該バーコードを読み込むことで、作業を行うロットのロット識別コードを読み込み可能としても良い。かかる場合、縫製プロセスまでは特定できないが、現在、いずれの生産管理ミシンでいずれのロットの縫製作業が行われているかを把握可能とすると共に、コードの選択や入力作業を不要とすることが可能となる。
また、前記生産管理ミシン10では、糸切り作業を実績データの書き込み処理の開始としたが、例えば、実績書き込みの実行を操作キーや専用のボタンから入力指示する構成としてもよい。その場合、一つの縫製製品ごとに限らず、一つのロットにおける縫製プロセス完成時に作業者が入力指示する構成としてもよい。
また、縫製作業時には、ステップST3の処理により選択された縫製プロセスから、計画情報中の終了予定時刻を特定し、当該終了予定時刻を操作パネル20の表示部に表示させる動作制御を行ってもよい。これにより、作業者は、当該完了予定時刻を把握して作業を行うことができ、不慮の予定時刻過渡を防止し、達成率の向上を図ることが可能となる。
生産管理ミシンの主電源投入後に行われる処理全般を示すフローチャート 図1の処理の中で縫製開始前に行われる計画情報に関する処理を示すフローチャート 図1の処理の中でオペレータIDの照合の際に行われる処理を示すフローチャート オペレータID選択画面を表示した操作パネルの正面図 縫製プロセス選択画面を表示した操作パネルの正面図 ミシンID選択画面を表示した操作パネルの正面図 生産管理ミシンの概略構成を示すブロック図 生産管理ミシンを用いた生産管理システムの概略構成を示すブロック図 主管理装置が生成する計画情報の情報内容を表形式で図示した図示例 図9における計画情報の内、縫製プロセスごとに割り当てられた各情報の内容をより詳細に表形式で図示した図示例
符号の説明
10 生産管理ミシン
20 操作パネル(選択手段、ミシンID入力手段、オペレータID入力手段)
31 CPU(判断手段)
35 EEPROM(計画記憶手段)
101 主管理装置

Claims (1)

  1. 各種の縫製製品をロット単位で生産管理すると共に前記各ロットの縫製プロセス毎に実績データを収集して計画情報を生成する主管理装置から読み込んだ前記計画情報を記憶する計画記憶手段と、前記計画情報中のいずれのロットのいずれの縫製プロセスの縫製を行なうかを選択入力する選択入力手段と、選択された縫製プロセスの縫製作業に従事する作業者を特定する個人IDを入力する個人ID入力手段と、前記個人IDを含む、選択された縫製プロセスに関する実績データを前記計画記憶手段に記録された計画情報に書き込む計画更新手段と、前記計画更新手段に記憶された計画情報を前記主管理装置に提供するために外部に出力する計画情報出力手段と、を備えたミシンにおいて、
    さらに、
    前記選択された縫製プロセスの縫製作業の実行途中で前記個人ID入力手段により個人IDが入力された場合に、新たに入力された個人IDと先に入力されていた個人IDとの照合を行なう判断手段と、
    前記判断手段により個人IDの変更が判断された場合に、前記先に入力されていた個人IDとこの個人IDで特定される作業者の作業終了時における実績データとを、前記選択された縫製プロセスの履歴情報として前記主管理装置に提供するために外部に出力する履歴情報出力手段と、を備えたことを特徴とするミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156716A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Nekurosu:Kk 製造工程管理システム、操作端末、および製造履歴管理装置

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