JP2009194908A - 画像復号方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数符号方式と非周波数符号方式が混在した符号に対しても高速・高画質に縮小画像を得る。
【解決手段】複数のコンポーネントよりなる圧縮信号や、異なる圧縮方式を組み合わせたブロック符号に対して高速・高画質な画像復号方法及び装置を得る。2のn乗倍(nは0以上の整数)で表現される解像度成分で構成され、周波数変換方式で処理された、複数のコンポーネントよりなる画像信号の圧縮データを、コンポーネント毎に逆周波数変換して復号する画像復号方法において、復号するときの復号解像度が前記圧縮データの最高解像度より低いときは、コンポーネント毎の各圧縮データの解像度成分を個別に設定して復号する。
【選択図】図1A

Description

本発明は画像復号方法及び装置に関し、画質の劣化防止と復号速度のバランスを改善したものである。
画像データはデータ量が多いため、画像データの伝送、格納などが行なわれるときは、画像データの圧縮を行うのが一般的である。画像の用途の一例としては、データ量の多い画像全体の情報を用いるのではなく、画像のサムネイル情報等のように、画像の低周波成分を用いることが多い。しかしながら、サムネイル画像生成の為に、生成の都度、画像情報全てを復号すると遅くなる。この問題に対処する為に以下に示す技術が提案されている。
特許文献1に開示される技術は、周波数変換方式で圧縮された符号から必要な縮小倍率に応じて、必要周波数の符号データを取り出し復号する方式で、特にDCTを用いたJPEGの技術が実施例で開示されている。
特許文献2に開示される技術は、やはり周波数変換方式で圧縮された符号から必要な縮小倍率に応じて、必要周波数の符号データを取り出し復号する方式で、Waveletを用いたJPG2000の技術が開示されている。
また、画像圧縮としては周波数変換方式だけでなく、ブロック単位で異なる圧縮方式を組み合わせて圧縮する、ブロック符号の構成が考えられている。
しかしながら、特許文献1及び2に開示される方法は1コンポーネントに対しての記述は書かれているが、カラー画像で用いられるYCbCr等の複数コンポーネントの取り扱いに関しては触れられていない。
特開平7−222151号公報 特開2005−136873
そこでこの発明は、複数のコンポーネントよりなる圧縮信号や、異なる圧縮方式を組み合わせたブロック符号に対して高速・高画質な画像復号方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一実施例は、2のn乗倍(nは0以上の整数)で表現される解像度成分で構成され、周波数変換方式で処理された、複数のコンポーネントよりなる画像信号の圧縮データを、コンポーネント毎に逆周波数変換して復号する画像復号方法において、復号するときの復号解像度が前記圧縮データの最高解像度より低いときは、コンポーネント毎の各圧縮データの解像度成分を個別に選択して復号することを特徴とする。
本発明は複数のコンポーネントよりなる圧縮信号や、異なる圧縮方式を組み合わせたブロック符号に対して高速・高画質な画像復号の効果を奏する。
図1Aは本発明が適用され画像圧縮復号装置の概観説明図である。 図1Bはこの発明の第1実施例の動作を説明するために示した動作フロー構成図である。 図2はJPEG方式で圧縮された圧縮画像信号の復号処理を説明するために示した動作フロー構成図である。 JPEGで用いられる最少コードユニット(Minimum code unit)内のコンポーネント組み合わせパターンの説明図である。 JPEGで用いられる最少コードユニット(Minimum code unit)内のコンポーネント組み合わせパターンの他の説明図である。 JPEGで用いられる最少コードユニット(Minimum code unit)内のコンポーネント組み合わせパターンのまた他の説明図である。 JPEGで用いられる最少コードユニット(Minimum code unit)内のコンポーネント組み合わせパターンのさらにまた他の説明図である。 図4は図3DのMCUの復号例を説明するために示した説明図である。 図5はDCT、逆DCT演算式(1)、(2)の説明図である。 図6は縮小復号用逆DCT演算式(3)の説明図である。 図7は縮小用DCT係数の取り出し例を説明するために示した説明図である。 図8は図1の処理ブロックS1-2においてコンポーネント毎の復号DCT係数が設定される例を説明する説明図である。 図9は縮小復号動作が実行される例を説明するために示した説明図である。 図10Aは縮小復号動作が実行される他の例を説明するために示した説明図である。 図10Bは縮小復号動作が実行されるまた他の例を説明するために示した説明図である。 図11は実施例1の第1の変形例を説明するために示した動作フロー構成図である。 図12は図1の処理ブロックS1-2において第1の変形例のコンポーネント毎の復号DCT係数の設定例を説明する図である。 図13は実施例2の動作を説明するために示した動作フロー構成図である。 図14は実施例2の周波数符号、非周波数符号混在符号の例を画像と圧縮ブロックの関係で示す説明図である。 図15は図13の処理ブロックS2-2、実施例2の周波数符号、非周波数符号毎の復号DCT係数、縮小率の設定例を示す図である。 図16はDCT・プラス・ランレングス符号の縮小復号動作の例を説明するために示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<実施例1>
図1Aはこの発明が適用された記録再生装置の概要をブロック構成で示している。例えばスキャナーからの入力画像信号は、前処理部11に入力され、R,G,B信号がたとえばYCbCr信号に変換される。YCbCr信号は、それぞれ圧縮部12に入力されて後述するような圧縮信号に変換される。圧縮部12の出力信号は、書き込み処理部13にて書き込み用のフォーマットに変換され、例えばハードディスク14に書き込まれる。
ハードディスク14から読み出された信号は、読出し処理部15において、復調される。復調された信号は、復号部16に入力されてこれから説明する復号処理される。
図1Bは復号部16において動作するこの発明の特徴的な機能ブロックを説明するために示したフローである。
まず、この発明の機能を分かりやすくするために、まず図2を参照してJPEGの復号処理の基本動作を説明する。
JPEGの圧縮処理、復号処理とも既知であるため、本発明に関連する復号処理について図2を用いて説明する。
まず、ヘッダー解析部(ステップS2-1)で、圧縮データを構成する数、圧縮単位MCU(Minimum code unit)を構成する各コンポーネントのブロック数、量子化テーブル等、復号に必要な情報を入手する。
MCUとは図3A、図3Dに示すように、JPEGでは8×8画素を一つの圧縮単位としているが、RGB信号に関してはYCbCr変換を施し、輝度と色差の解像度を変えて圧縮することが行なわれる。
なお、R:赤成分信号、G:緑成分信号、B:青成分信号である。Y:輝度成分信号、Cb:青系色差信号、Cr:赤系色差信号である。
上記のヘッダー解析により、少なくとも圧縮データに含まれるコンポーネントの数、各コンポーネント(圧縮データ)の解像度などが分かる。
YCbCr変換時における輝度と色差の解像度のパターンは、図3A−図3Dに示すようなパターンがある。図3Aは解像度を通して揃えるパターン。即ち、RGB段階、YCbCr段階のそれぞれにおいて、8x8画素の解像度である。図3Bは色差については主走査の解像度を半分にするパターン。即ち、RGB段階では、それぞれ8x16画素であり、YCbCr段階では、Yは8x16画素、Cb、Crはそれぞれ8x8画素である。図3Cは色差については副走査の解像度を半分にするパターン。即ち、RGB段階では、それぞれ16x8画素であり、YCrCb段階では、Yは16x8画素、Cr,Cbはそれぞれ8x8画素である。図3Dは色差については主副走査の解像度を半分にするパターン。即ち、RGB段階では、それぞれ16x16画素であり、YCrCb段階では、Yは16x16画素、Cr、Cbはそれぞれ8x8画素である。
以下は説明の為に図3DのCbCrの主・副走査1/2パターンを例に説明していく。図2に戻って説明する。
ステップS2-2ではMCUを構成する全ブロック(本例では、Y0+Y1+Y2+Y3+Cb+Crで6ブロック)の処理が終わったどうかをチェックしている。MCUを構成する全ブロックの処理が終わるまで、ステップS2-3、S2-4、S2−5の処理をブロック毎に行う。
ステップS2-3では、符号データをハフマンデコードし、量子化済みDCT係数を算出する。ステップS2-4では量子化DCT係数に逆量子化処理を行い、DCT係数を算出する。なお、ブロック間のDC成分の差分を取って符号化している場合は、DC成分に関しては、前ブロックDC成分を加算する。
ステップS2-5ではDCT係数を逆DCTへ変換する処理を行ない画像信号値に変換する。
MCU内の各コンポーネントの画像信号へのデコードが終了すれば、ステップS2-6で各解像度を揃える。具体的には、図4に示すように、Yに関しては16×16画素単位に4つのY成分を並べ、CbCrに関しては主・副走査方向に2倍拡大して16×16画像を作成する。
ステップS2-7で、YCbCr信号をRGB信号に変換し、ステップS2-8でデコードすべき全データが終了しているかどうかをチェックする。終了していない場合は、MCU毎の処理を繰り返し、全データの復号が終了すれば処理を終了する。
次に、1コンポーネント(グレー)の信号を高速に1/2解像度に縮小復号する例を示す。
DCT変換、逆DCT変換は図5の式(1)、(2)で示される関係で求められる。縮小画像を求める為には図6の式(3)に示すように、縮小倍率に応じて分解数を設定することで求められる。
即ち、N=8の時に1/2解像度で復号したければ
式(3)のN2=(1/2)*NとしてN2=4、復号画素値はx’、y’が0〜3の場合、周波数成分u,vが0〜3の場合だけ求めればよい。
即ち縮小画像を復号する演算量は、全画像を復号する演算量を1とすると、(1/4)×(1/4)で1/16になる。
ステップS2-3でハフマンデコードされた図7に示すような、64個のDCT係数の場合は、対象周波数成分16個(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,11,12,13,17,18,24)が取り出される。そしてステップS2-4で逆量子化され、ステップS2-5で逆DCT演算される。
図1Bは本発明の複数コンポーネントの縮小画像の復号例を示す。即ち、各コンポーネントの復号対象係数算出がステップS1-2で行なわれる。またコンポーネント毎の必要DCT係数取り出しがステップS1-5(DCT係数取り出しブロック)で行なわれる。
図1Bと図2の処理ステップの対応は以下のようになる。
ステップS1−1は図2のステップS2−1(ヘッダー解析ブロック)と同様な処理、
ステップS1−3は図2のステップS2−2(全コンポーネント処理確認ブロック)と同様な処理、
ステップS1−4は図2のステップS2−3(ハフマンデコードブロック)と同様な処理、
ステップS1−6は図2のステップS2−4(逆量子化ブロック)と同様な処理、
ステップS1−7は図2のステップS2−5(逆DCTブロック)と同様な処理、
ステップS1−8は図2のステップS2−7(変換ブロック)と同様な処理、
ステップS1−9は図2のステップS2−8(処理終了確認ブロック)と同様な処理、である。
図1Bでは各コンポーネントの解像度を揃えるステップS2-6(図2)が無くなっている。また、逆量子化処理のステップS1-6、逆DCT演算処理のステップS1-7、YCbCr→RGB変換の演算量が縮小率に応じて変更される。
縮小率に応じた、係数算出は図8に示すようにコンポーネントの解像度と縮小率を用いて算出される。圧縮データのYに対してCbCrの解像度がそれぞれ1/2の場合、CbCrに関してはYの復号解像度に対しての2倍の解像度の演算を行なう。
これにより通常復号結果から縮小画像を求める場合と同等の画素を得ることが出来る。図8では、Yの復号解像度が(1/2)の場合、(1/4)の場合、(1/8)の場合、が示されている。Yの復号解像度に対して、Cr,Cbはそれぞれ、2倍の解像度としての演算処理が行われる。
当然、図3A−図3Cの各パターンの時にも上記の説明と同様に復号対象の係数値が計算される。例えば図3Aの場合は従来方法をYCbCrの全てに適用した場合と同等である。あるコンポーネントの主走査及び又は副走査だけ解像度が異なれば、そのコンポーネントだけ、上記と同様のルールを適用すれば良い。
具体的な復号係数の設定範囲は、図8の復号解像度1/4を図9に例示すると、図3Dのパターンでは1MCUはYコンポーネント4つ(Y0,Y1,Y2,Y3)、Cb、Cr各1つで構成されているため、Yは4係数(数字記入部分)、Cb、Crに関しては16係数をステップS1-5で取り出す。取り出された係数をステップS1-6、S1-7で逆量子化し、逆DCT演算を行い復号YCbCr値を得る。Yは4つのブロックを統合し4×4サイズにして、ステップS1-8でRGBに変換する。圧縮データはMCU段階では16×16サイズだったので、1/4のサイズである4×4サイズの復号画像を得ることができる。
つまり、圧縮データを復号する復号解像度が、当該圧縮データの最高解像度より低いときは、コンポーネント毎の各圧縮データの解像度成分を個別に設定して復号する。
また、本例では縮小倍率の設定を1/2nとしているが、文献1の様に中間の縮小倍率を設定して、倍率によって復号DCT係数範囲と縮小・拡大処理を組み合わせる構成を取ることもできる。
つまり、復号解像度が復号対象となる圧縮データの最低解像度よりも高解像度であり、該圧縮データの最高解像度よりも低いときは、該圧縮データの最低解像度成分としては、該復号解像度に最も近い成分(該復号解像度に等しいかもしくは高い解像度成分)を選択する。またこのときの圧縮データの各コンポーネントの最低解像度は等しいか異なるようにする。
これにより圧縮データのコンポーネントの解像度バランスに応じて復号データの解像度成分が選択されるので、画質と復号速度のバランスが改善される。
また縮小倍率が1/8未満の場合はDCのみ復号(即ち係数1つ)して、縮小処理を行えば実現できる。即ち、さらに前記復号解像度が復号対象となる圧縮データの最低解像度よりも低いときは、この圧縮データの最低解像度成分(例えばn=0)を選択設定する。
これにより復号解像度が圧縮データの最低解像度成分より低いときは、最低解像度成分のみしか復号に用いないので、復号速度が改善する。
また、例えば図3Dのパターンの場合、図10A,図10Bに示すように1/8の縮小は、YはDC(直流成分)のみ、CbCrは4係数復号することで実現でき、1/16の縮小ではYはDCのみ復号して縮小して、CbCrはDCのみ復号すればよい。1/16未満の縮小の場合は、1/16の縮小結果を再度縮小することで実現できる。
また、DCのみの取り出しは式(3)からも判るように係数値から一意に決まるので、計算でなくテーブル引きにしても良い。
本例では、復号画像から縮小する場合と同様の画質になる様、コンポーネントの解像度に応じて復号係数を選択したが、処理を高速化するためには係数の選択範囲は解像度によらず同じにして(例えば図9の例で、CbとCrは16個でなくYと同じ4個)、拡大などを組み合わせる構成も可能である。また、YCbCrの圧縮コンポーネント解像度が等しい場合に、CbCrを縮小復号して、RGB変換前に拡大する構成を取ることもできる。
また本例では一般的なDCT演算しきで説明したが高速DCTでも同様な考え方で演算を削減できることは明らかである。
また本例はJPEGを例に取り上げたが、圧縮方式も本例に限定されるものではないし、復号手順も本例に限定されるものではない。
以上述べたように、複数のコンポーネントからなる周波数変換方式を用いたブロック符号は、復号したい縮小倍率に応じて、各コンポーネントの復号係数を選択することで高速・高画質に復号することができる。
<実施例1の第1の変形例>
図11は実施例1の変形例であるが、取り扱うデータがRGBからCMYKに変わり、各コンポーネントの復号係数算出がS1-2’に変わり、YCbCr→RGB変換S1−8が無くなった以外は図1と同様である。
S1-2’は図12に示すように、圧縮データとしてはCMYK各色の解像度が同じ場合、Kのみ復号解像度に合わせて復号係数を選択し、Kより劣化が目立ち難いCMY等の他の成分を復号解像度の1/2設定することで、画質劣化が目立ちにくく縮小復号処理が高速な処理が実現できる。
図12には、入力コンポーネントCMYKの解像度が、それぞれ主、副とも1であり、復号解像度が(1/2)の場合、(1/4)の場合、(1/8)の場合の、各復号コンポーネントCMYKの解像度の例が示されている。
即ち、この実施形態は、CMYK信号よりなる画像信号を2のn乗倍(nは0以上の整数)の解像度成分より構成される周波数変換方式を用いて圧縮した圧縮画像を色信号毎に逆周波数変換して復号する画像復号方法である。
そして、(1)該復号解像度が該圧縮データの最高解像度より低いときは、色信号毎に復号対象の圧縮データの解像度成分を選択する。(2)また、該復号解像度が該圧縮データの最低解像度よりも低いときは、該圧縮データの最低解像度成分(n=0)を選択して復号し、該復号解像度が該圧縮データの最低解像度よりも高解像度で該圧縮データの最高解像度よりも低いときは、少なくともK信号は該復号解像度に最も近い成分(該復号解像度に等しいもしくは高い解像度成分)を選択して復号する。
これにより、CMYK信号中、最も重要なK信号に関して画質を重視した復号データの選択が行なわれるので画質と復号速度のバランスが改善する。
当然、圧縮時にCMYK各コンポーネントの解像度が違う場合、例えばCMY信号をYCbCr変換しYCbCrのYはKと同一解像度、CbCrは1/2解像度にしてCMYK信号を圧縮する場合は、実施例1同様、コンポーネントの解像度に応じて復号係数を選択すればよい。画質的に重要な情報以外は演算量を減らせるので処理が高速で画質の良い縮小画像を得ることができる。
<実施例2>
図13は、本発明の第2の実施例を説明する図である。今、図14に示す、8×8の単位のブロック符号で、周波数符号(JPEGと同様なDCT)と非周波数符号(ランレングス)が組み合わさった符号を対象とする。
ブロック符号に、周波数符号と非周波数符号の両者を含むか、片方しか含まないかは各ブロック先頭のヘッダーを解釈して判断することが出来る。今、本符号には文字等の線画しかないブロックはランレングスとし、写真しかないブロックはDCTとし、両者が混在したブロックは文字部ランレングス、文字情報を除去したデータをDCTとして符号化している。
処理の手順はステップS2-1でブロック単位の符号を取り出し、ステップS2-2で図15に示すような、復号倍率に応じたDCTの復号係数(ステップS2-5)及びランレングスの縮小倍率(ステップS2-9)を設定する。
ランレングスやDCT符号単独の符号は、それぞれ対応符号の処理にのみ復号解像度に対応する縮小率を設定し、両者の混在ブロック時は倍率に応じて復号する符号をランレングスかDCTか選択する。
周波数符号方式と非周波数符号方式が混在しても、周波数符号方式の復号演算量を減らすことで復号速度が向上する。この実施例では、周波数変換方式と非周波数変換方式が混在したブロック符号は、周波数変換方式の復号解像度成分、非周波数変換方式の圧縮データを任意に選択し復号している。
これにより周波数変換方式と非周波数変換方式の符号が混在もしくは切り替える圧縮データに対して復号対象を選択できるので、画質と復号速度のバランスが改善する。
DCT符号はハフマンデコード処理(ステップS2-4)、必要DCT係数の取り出し(ステップS2-5)、DCT係数の逆量子化(ステップS2-6)、DCT係数の逆DCT(ステップS2-7)を行い、ランレングスはデコードを行い(ステップS2-8)、所定の縮小率で縮小する(ステップS2-9)。
DCTかランレングスだけの符号は、その結果を縮小データとして出力し、両者が混在した符号は両者を合成することで得ることができる。その説明を、図16に示す。図16は圧縮処理からの説明である。
今説明を簡単にする為にブロックを4×4単位とするが、255値を文字として、255値とその他の値に分離しランレングス圧縮用画像データを作成し、DCT用画像を255値を周囲の画素値で埋めて作成する。
今圧縮による画質劣化が無いとすると、1/2縮小復号は、DCTは2×2画素単位平均値が出力され、ランレングスはランレングス用データが4×4サイズで復号される。ランレングス結果を縮小して0画棄値の領域をDCT結果でオーバライトすれば縮小復号画像を得ることができる。
図16は、画像データブロックから、DCT処理用の係数と、ランレングス圧縮処理用の係数とを分離し、各係数が処理される経過を示している。
図16の処理aは、図13で示す動作であるが、図16の処理bの様にDCTの縮小結果を2倍拡大して、ランレングス結果にオーバライトする構成も取ることができる。
また一般に、周波数符号方式と非周波数符号方式を組み合わせて符号化した場合、本例に限らず形状等の高周波成分を非周波数符号方式に割り当てることが多いので、常に非周波数符号方式の符号をデコードして復号に利用することで、高画質な縮小復号画像を得ることが出来る。
つまり、周波数変換方式と非周波数変換方式が混在したブロック符号は、周波数変換方式の復号解像度成分を任意に選択している。ここで、前記非周波数変換方式の圧縮データを任意に選択し復号する処理では、非周波数変換方式の圧縮データを該復号画像の解像度に関わらず復号する。
これにより、周波数変換方式と非周波数変換方式の符号が混在もしくは切り替える圧縮データに対して一般に周波数変換方式よりも演算量が少なくディテール情報の多い非周波数変換方式を復号するので、画質と復号速度のバランスが改善する。
当然高速化の為に混在符号は、縮小復号時にはランレングスをデコードしない構成や縮小率によってランレングスをデコードするかしないか設定する構成も取ることができるし、ブロック単位以下の(本例では1/8未満)復号画像時には周波数符号方式のDC成分のみを利用しても十分高画質な縮小復号画像を得ることができる。
つまり復号解像度が該周波数変換方式の圧縮データの最低解像度よりも低いときは、該周波数変換方式の圧縮データの最低解像度成分(n=0)を選択している。
これにより周波数変換方式と非周波数変換方式の符号が混在もしくは切り替える圧縮データに対して、復号解像度が周波数変換方式の最低解像度成分より低いときは、最低解像度成分のみしか復号に用いないので、画質と復号速度のバランスが改善する。
また、実施例1で触れたように、文献1の様な1/2n以外の縮小率の時、例えば1/6は1/8のOCT復号の1/6への拡大とランレングス結果の1/6への縮小画像の合成という組み合わせで構成することも可能である。
本例では、周波数符号と非周波数符号のブロック単位での混在、各々単独の3パターンを例に示したが、混在のみしか存在しない符号形態や(例えばS2-10の処理を合成のみ)、周波数符号化非周波数符号どちらかしかない符号形態(例えばS2-10が選択のみ)でも実現できるし、周波数符号化の形態や復号手順も本例に限るわけではない。
当然、実施例1で述べたようなYCbCrやCMYK等の複数コンポーネントでの構成や画像以外の既知の識別信号を含んでいても構成できることば明らかである。
以上述べたように、周波数符号方式と非周波数符号方式が混在した符号に対しても高速・高画質に縮小画像を得ることができる。
本発明は画像圧縮を利用する各種装置、印刷装置、複写装置、撮像装置、パーソナルコンピュータ、ディスプレイ装置、記録再生装置などに適用可能である。
11・・・前処理部、12・・・圧縮部、13・・・書き込み処理部、14・・・ハードディスク、15・・・読出し処理部、16・・・復号部。

Claims (8)

  1. 2のn乗倍(nは0以上の整数)で表現される解像度成分で構成され、周波数変換方式で処理された、複数のコンポーネントよりなる画像信号の圧縮データを、コンポーネント毎に逆周波数変換して復号する画像復号方法において、
    復号するときの復号解像度が前記圧縮データの最高解像度より低いときは、前記コンポーネント毎の各圧縮データの解像度成分を個別に設定して復号する画像復号方法。
  2. さらに前記復号解像度が復号対象となる圧縮データの最低解像度よりも低いときは、この圧縮データの最低解像度成分(n=0)を選択設定することを特徴とする請求項1記載の画像復号方法。
  3. さらに前記復号解像度が復号対象となる圧縮データの最低解像度よりも高解像度で該圧縮データの最高解像度よりも低いときは、
    該圧縮データの最低解像度成分として、該復号解像度に最も近い、該復号解像度に等しいもしくは高い解像度成分を選択し、該各コンポーネントの最低解像度は等しいか異なる請求項2記載の画像復号方法。
  4. CMYK信号よりなる画像信号を2のn乗倍(nは0以上の整数)の解像度成分より構成される周波数変換方式を用いて圧縮した圧縮画像を色信号毎に逆周波数変換して復号する画像復号方法において、
    該復号解像度が該圧縮データの最高解像度より低いときは、色信号毎に復号対象の圧縮データの解像度成分を選択することを特徴とし、
    該復号解像度が該圧縮データの最低解像度よりも低いときは、該圧縮データの最低解像度成分(n=0)、該復号解像度が該圧縮データの最低解像度よりも高解像度で該圧縮データの最高解像度よりも低いときは、少なくともK信号は該復号解像度に最も近い、該復号解像度に等しいもしくは高い解像度成分を選択して復号することを特徴とする画像復号方法。
  5. ブロック単位で画像信号を2のn乗倍(nは0以上の整数)の解像度成分より構成される周波数変換方式と非周波数変換方式を混在もしくは切り替えて圧縮した圧縮画像を復号する画像復号方法において、
    周波数変換方式と非周波数変換方式が混在したブロック符号は、周波数変換方式の復号解像度成分、非周波数変換方式の圧縮データを任意に選択し復号することを特徴とする画像復号方法。
  6. 前記非周波数変換方式の圧縮データを任意に選択し復号する処理は、
    非周波数変換方式の圧縮データを該復号画像の解像度に関わらず復号することである特徴とする請求項5記載の画像復号方法。
  7. 前記復号解像度が該周波数変換方式の圧縮データの最低解像度よりも低いときは、該周波数変換方式の圧縮データの最低解像度成分(n=0)を選択することを特徴とする請求項5記載の画像復号方法。
  8. 2のn乗倍(nは0以上の整数)で表現される解像度成分で構成され、周波数変換方式で処理された、複数のコンポーネントよりなる画像信号の圧縮データを、コンポーネント毎に逆周波数変換して復号する画像復号装置において、
    復号するときの復号解像度が前記圧縮データの最高解像度より低いときは、コンポーネント毎の各圧縮データの解像度成分を個別に設定するDCT係数取り出しブロックと、
    前記DCT係数取り出しブロックの出力を、逆量子化する逆量子化ブロックと、
    前記逆量子化ブロックの出力を逆DCT処理する逆DCTブロックと、
    を有した画像復号装置。
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