JP2009194849A - 複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 - Google Patents
複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009194849A JP2009194849A JP2008036261A JP2008036261A JP2009194849A JP 2009194849 A JP2009194849 A JP 2009194849A JP 2008036261 A JP2008036261 A JP 2008036261A JP 2008036261 A JP2008036261 A JP 2008036261A JP 2009194849 A JP2009194849 A JP 2009194849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- composite
- dielectric substrate
- antenna device
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
【課題】高感度の特性が得られ、設置面積を節約できる複合アンテナ装置を提供する。
【解決手段】複合アンテナ装置は、開孔部を有する誘電体基板11と、この誘電体基板11上に、開孔部の周囲に沿って環状に形成される環状パッチアンテナ12と、開孔部に設けられるダイポールアンテナ13とを備え、環状パッチアンテナ12及びダイポールアンテナ13にそれぞれ独立して給電する。
【選択図】 図2
【解決手段】複合アンテナ装置は、開孔部を有する誘電体基板11と、この誘電体基板11上に、開孔部の周囲に沿って環状に形成される環状パッチアンテナ12と、開孔部に設けられるダイポールアンテナ13とを備え、環状パッチアンテナ12及びダイポールアンテナ13にそれぞれ独立して給電する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、複数のアンテナ機能を有する複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置に関する。
従来、種々のアンテナが必要な場合、それらのアンテナを使い分けていた。しかし、全く別のアンテナを使うとなると、アンテナを別々に設置する必要があるため、アンテナの占めるスペースが大きくなり、不便であった。
そこで、円偏波アンテナと直線偏波アンテナを併せた構造の2偏波共用アンテナが知られている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、このアンテナは指向性の方向が異なるものであり、同じ指向性のアンテナを必要とする場合には適用できなかった。
特開2005−20301公報
上述したように、上記アンテナでは、例えば基板に対して垂直方向のように、同じ指向性を有する2つのアンテナを必要とする場合には適用できなかった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、高感度の特性が得られ、設置面積を節約できる複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に係る複合アンテナ装置は、開孔部を有する誘電体基板と、前記誘電体基板上に、前記開孔部の周囲に沿って環状に形成されるパッチ型の第1アンテナと、前記開孔部に前記第1のアンテナとは独立して設けられる第2アンテナと、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにそれぞれ独立して給電する給電手段とを具備する。
また、この発明に係るアレイアンテナ装置は、複数の単位アンテナを配列したアレイアンテナ装置であって、前記単位アンテナの配列位置に開孔部を有する誘電体基板を具備し、前記複数の単位アンテナそれぞれは、前記誘電体基板上に、前記開孔部の周囲に沿って環状に形成されるパッチ型の第1アンテナと、前記開孔部に前記第1のアンテナとは独立して設けられる第2アンテナと、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにそれぞれ独立して給電する給電手段とを備える。
したがってこの発明によれば、高感度の特性が得られ、設置面積を節約できる複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に、この発明の一実施形態に係る複合アンテナ装置の外形の斜視図を示す。図2は、図1のA−A’断面図である。
誘電体基板11上に、環状パッチアンテナ12を形成する。環状パッチアンテナ12は、円板の中央部分を誘電体基板11とともに、切り抜いた構造とする。この切り抜かれた環状パッチアンテナ12と誘電体基板11から成る円柱上の空間(開孔部)に、図2に示すように、中央アンテナとして、例えばダイポールアンテナ13をY座標軸方向に向けて配置する。
図1に、この発明の一実施形態に係る複合アンテナ装置の外形の斜視図を示す。図2は、図1のA−A’断面図である。
誘電体基板11上に、環状パッチアンテナ12を形成する。環状パッチアンテナ12は、円板の中央部分を誘電体基板11とともに、切り抜いた構造とする。この切り抜かれた環状パッチアンテナ12と誘電体基板11から成る円柱上の空間(開孔部)に、図2に示すように、中央アンテナとして、例えばダイポールアンテナ13をY座標軸方向に向けて配置する。
次に、この複合アンテナ装置の動作について説明する。
ダイポールアンテナ13は、Z軸方向、すなわち垂直方向に送受信信号の指向性を有する。ダイポールアンテナ13から信号を送信するときには、ダイポールアンテナ給電点14に給電線を介して給電する。このとき、ダイポールアンテナ13に対して環状パッチアンテナ12は反射板として利用され、Z軸方向すなわち誘電体基板11に対して垂直な方向が送信信号の主放射方向となる。また、このダイポールアンテナ13により信号を受信するときには、Z軸方向からの信号が最もよく受信される。
ダイポールアンテナ13は、Z軸方向、すなわち垂直方向に送受信信号の指向性を有する。ダイポールアンテナ13から信号を送信するときには、ダイポールアンテナ給電点14に給電線を介して給電する。このとき、ダイポールアンテナ13に対して環状パッチアンテナ12は反射板として利用され、Z軸方向すなわち誘電体基板11に対して垂直な方向が送信信号の主放射方向となる。また、このダイポールアンテナ13により信号を受信するときには、Z軸方向からの信号が最もよく受信される。
一方、環状パッチアンテナ12も、Z軸方向に送受信信号の指向性を有する。環状パッチアンテナ12から信号を送信するときには、パッチアンテナ給電点15に給電線を介して信号を給電する。またこの環状パッチアンテナ12により信号を受信する場合もZ座標軸方向から到来する電波を最もよく受信することができる。
このように、環状パッチアンテナ12と、その中央部分に設けられたダイポールアンテナ13にそれぞれ独立して給電することにより、同じZ軸方向に指向性を有し、2つの異なる周波数にて動作する複合アンテナ装置を構成できる。
なお、ダイポールアンテナ13と環状パッチアンテナ12との間には、給電する偏波の組合せに制約はなく、まったく独立に異なる偏波の電波を給電することができる。
以上述べたように、上記実施形態に係る複合アンテナ装置は、複合アンテナ装置は、開孔部を有する誘電体基板11と、この誘電体基板11上に、開孔部の周囲に沿って環状に形成される環状パッチアンテナ12と、開孔部に設けられるダイポールアンテナ13とを備え、環状パッチアンテナ12及びダイポールアンテナ13にそれぞれ独立して給電するものである。
したがって上記実施形態によれば、互いに異なる2つの周波数に対応したアンテナ素子を同一平面上に形成できるため、設置面積を節約できる。さらに、環状パッチアンテナ12は、中央アンテナ(ダイポールアンテナ13)に対して反射板として機能するため、高感度の特性を得ることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。以下に変形例を述べる。
上記実施形態では、環状パッチアンテナ12の中央部は円形に切り抜かれていた。しかし、この環状パッチアンテナ12は、必ずしも、中央を円形に切り抜く必要はない。環状パッチアンテナ12の形状は、三角形、四角形といった多角形とした場合でも同様の効果が得られる。図3に環状パッチアンテナ12を四角形に形成した場合の構成を示す。
上記実施形態では、環状パッチアンテナ12の中央部は円形に切り抜かれていた。しかし、この環状パッチアンテナ12は、必ずしも、中央を円形に切り抜く必要はない。環状パッチアンテナ12の形状は、三角形、四角形といった多角形とした場合でも同様の効果が得られる。図3に環状パッチアンテナ12を四角形に形成した場合の構成を示す。
また上記実施形態では、中央アンテナとして、ダイポールアンテナ13を設けたが、その他にも、ボウタイアンテナ等の板状アンテナを用いることができ、この場合も同様の効果を得ることができる。図4に板状アンテナを中央アンテナとして用いた構成を示す。また、ダイポールアンテナ等の板状アンテナを直交化することで、直交する2種の直線偏波や円偏波様のアンテナとしても、同様の効果が得られる。
さらに、上記実施形態においては、複合アンテナ装置として1つの環状パッチアンテナと1つのダイポールアンテナが組み合わせて、複合アンテナ装置を構成した。そこで、この複合アンテナ装置の組み合わせを複数個規則的に或いは不規則的に、平面上に配置した、いわゆるアレーアンテナ装置として構成することもできる。
また、環状パッチアンテナとダイポールアンテナとを併せ、位相を変えて給電することにより、種々の偏波を生成することができる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
11…誘電体基板、12…環状パッチアンテナ、13…ダイポールアンテナ、14…ダイポールアンテナ給電点、15…パッチアンテナ給電点。
Claims (4)
- 開孔部を有する誘電体基板と、
前記誘電体基板上に、前記開孔部の周囲に沿って環状に形成されるパッチ型の第1アンテナと、
前記開孔部に前記第1のアンテナとは独立して設けられる第2アンテナと、
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにそれぞれ独立して給電する給電手段と
を具備することを特徴とする複合アンテナ装置。 - 前記第1アンテナは、パッチ形状が円形または多角形であることを特徴とする請求項1記載の複合アンテナ装置。
- 前記第2アンテナは、ダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1記載の複合アンテナ装置。
- 複数の単位アンテナを配列したアレイアンテナ装置であって、
前記単位アンテナの配列位置に開孔部を有する誘電体基板を具備し、
前記複数の単位アンテナそれぞれは、
前記誘電体基板上に、前記開孔部の周囲に沿って環状に形成されるパッチ型の第1アンテナと、
前記開孔部に前記第1のアンテナとは独立して設けられる第2アンテナと、
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナにそれぞれ独立して給電する給電手段と
を備えることを特徴とするアレイアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008036261A JP2009194849A (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | 複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008036261A JP2009194849A (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | 複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009194849A true JP2009194849A (ja) | 2009-08-27 |
Family
ID=41076413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008036261A Abandoned JP2009194849A (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | 複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009194849A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054777A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Sony Corp | アンテナ、通信モジュール及び通信システム |
CN102386478A (zh) * | 2010-09-01 | 2012-03-21 | 索尼公司 | 天线、通信模块和系统、位置估计设备、位置调节设备 |
JP2014155226A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Ace Technologies Corp | 基地局通信システムに最適化されたアレイアンテナ |
WO2018055854A1 (ja) * | 2016-09-22 | 2018-03-29 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06310928A (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-04 | Sharp Corp | 平面アンテナ |
JPH07288418A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
JPH0823227A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Atr Kodenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | 円偏波セルフダイプレクシングアンテナ |
-
2008
- 2008-02-18 JP JP2008036261A patent/JP2009194849A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06310928A (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-04 | Sharp Corp | 平面アンテナ |
JPH07288418A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
JPH0823227A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Atr Kodenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | 円偏波セルフダイプレクシングアンテナ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054777A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Sony Corp | アンテナ、通信モジュール及び通信システム |
CN102386478A (zh) * | 2010-09-01 | 2012-03-21 | 索尼公司 | 天线、通信模块和系统、位置估计设备、位置调节设备 |
JP2014155226A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Ace Technologies Corp | 基地局通信システムに最適化されたアレイアンテナ |
WO2018055854A1 (ja) * | 2016-09-22 | 2018-03-29 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10135155B2 (en) | Wireless communication module | |
JP7168752B2 (ja) | スロット付きパッチアンテナ | |
US10573967B2 (en) | Antenna structure | |
US8674884B2 (en) | Dual-band circularly polarized antenna | |
US11011849B2 (en) | Antenna structure | |
US10439283B2 (en) | High coverage antenna array and method using grating lobe layers | |
JP2009194849A (ja) | 複合アンテナ装置及びアレイアンテナ装置 | |
JP2008085587A (ja) | 放射器およびそれを備えるアンテナ装置 | |
KR20130096009A (ko) | 다중 대역 패치 안테나 | |
US7242358B2 (en) | Wideband glass antenna for vehicle | |
JP2011077827A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2013198090A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2009111661A (ja) | アレイアンテナ | |
JP2009124589A (ja) | アンテナ | |
JP2000349548A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2007251241A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2005079982A (ja) | 複合アンテナ | |
JP2005064865A (ja) | 三周波対応rfid用アンテナ | |
TW201332214A (zh) | 寬頻雙極化天線 | |
JP2002198731A (ja) | 周波数共用無指向性アンテナおよびアレイアンテナ | |
KR20120086842A (ko) | 다중 밴드의 다이폴 소자 배열을 갖는 기지국 안테나 | |
JP2009290514A (ja) | 複合アンテナ | |
KR20180059283A (ko) | 안테나 장치 | |
JP4528155B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2018067835A (ja) | 偏波共用アンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20120131 |