JP2009194332A - 半導体装置の製造方法および断面観察方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法および断面観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度に断面解析を行う方法の提供。
【解決手段】素子と、半導体基板11の上方から見て素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカ16a,16bと、を半導体基板11上に形成する工程と、所定の工程で素子の断面構造を観察する半導体基板11を選択する工程と、位置決めマーカ16a,16bの断面幅および/または位置決めマーカ16a,16bと素子との距離に基づいて、素子を含んだ壁構造体を形成する工程と、壁構造体の断面構造を観察する工程と、を有する半導体装置10の製造方法によって、高精度に断面観察を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法および断面観察方法に関し、特に、半導体基板上に形成された素子の断面構造を観察することを含む半導体装置の製造方法、および基板上に形成された対象物の断面構造を観察する断面観察方法に関する。
半導体装置の開発・製造段階において、半導体装置の性能を評価したり、不良発生原因を解明したりする目的で、様々な検査や解析が行われている。例えば、現在の微細化が進んだ半導体装置の解析などには、SEM(Scanning Electron Microscope:走査型電子顕微鏡)よりも、高倍率および高分解能で観察できるTEM(Transmitted Electron Microscope:透過型電子顕微鏡)が多く利用されている。なお、TEMによる観察では、一般に、観察される対象物を薄片化し、薄片化した対象物に電子線を透過させて、対象物中で原子により散乱・回折された電子を電子線回折パターンまたは電子顕微鏡像(TEM像)として得る。さらに、得られたTEM像のコントラストには、散乱コントラスト、回折コントラストおよび位相コントラストがあり、それらのコントラストに含まれている物質の組織的、構造的な情報を利用して、組織形態、原子レベル構造または結晶構造などの解析を行うことができる。
以下に、半導体装置における上部および下部の配線間を接続するビアのTEMによる断面観察について図面を参照しながら説明する。
まず、観察対象となる半導体装置のサンプルについて説明する。
図18は、ビアと、ビアにより接続された上部および下部の配線とが形成された半導体装置の要部平面模式図である。
TEMにより断面観察が行われる半導体装置100は、図18に示すように、基板101上に形成された層間絶縁膜(図18では図示を省略)内に、下部配線103と上部配線104とが形成されており、下部配線103と上部配線104とがビア105を介してそれぞれ接続されている。なお、図18において、ビア105はその位置について破線で示している。
そして、半導体装置100に対して、例えば、FIB(Focused Ion Beam:集束イオンビーム)またはアルゴン(Ar)ミリングによる加工を行って、薄片化された半導体装置100のサンプルの、TEMによる観察が行われる。なお、FIBの方がArミリングよりも微細な加工が行えて、また、FIBの加工可能な幅は一般に100nm〜200nmである。
次に、TEMによる観察結果について説明する。なお、半導体装置100に対して、矢印F1,F2の2方向からFIBによる加工を、一対の断面線R1−R1まで行って断面を形成した。また、FIBの加工が行われた半導体装置100の断面を、図18に示す矢印Tの方向からTEMにより観察した。
図19は、ビアと、ビアにより接続された上部および下部の配線とが形成された半導体装置の要部断面模式図である。
これによれば、基板101上に形成された層間絶縁膜102内に、下部配線103と上部配線104とがビア105を介して接続されていることが分かる。このように、下部配線103、上部配線104およびビア105の位置などを特定し、不良発生原因、組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの解析を行うことができる。
また、このような解析などを行う際に、最上層にCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)用のダミーパターンなどの同じパターンが反復的に配置されている半導体装置において、その最上層の平面から見たときに特定のパターン位置を探し出し易くするため、その最上層の所定の位置に基準となるパターンを形成する手法なども提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−51230号公報
しかし、半導体装置の微細化がさらに進むと上記のように加工して、TEMによって観察するには、以下のような問題点があった。
半導体装置の配線およびビアの最小ピッチが、加工可能な幅よりも小さくなると、薄片化された半導体装置のサンプルは、観察対象となる配線および/またはビアだけでなく、それらを囲む層間絶縁膜も含んだものとなる(例えば、図18における断面線R2−R2まで加工した場合のように、下部配線103、上部配線104およびビア105だけでなく、これらの周りに余分な層間絶縁膜102が得られる。)。したがって、このようなサンプルは層間絶縁膜の含有率が高くなるために、観察対象となる物質の組織的、構造的な情報の不確定さが増すために、正確な解析を行えないという問題点があった。
また、薄片化された半導体装置のサンプルの、上記のような場合(図18において断面線R2−R2まで加工した場合)と、加工した幅に観察対象となる配線および/またはビアと、層間絶縁膜とが半分ずつ含まれる場合(例えば、図18において断面線R3−R3まで加工した場合)とのTEMによる断面の観察像にはほとんど違いがない。したがって、配線および/またはビアに対する加工位置を決定できないために、断面観察の結果から深い考察ができないという別の問題点もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高精度に断面解析を行うことができる半導体装置の製造方法および高精度に断面観察を行うことができる断面観察方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、半導体基板上に形成された素子の断面構造を観察することを含む半導体装置の製造方法が提供される。
この半導体装置の製造方法は、前記素子と、前記半導体基板の上方から見て前記素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカと、を前記半導体基板上に形成する工程と、所定の工程で前記素子の断面構造を観察する前記半導体基板を選択する工程と、前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記素子との距離に基づいて、前記素子を含んだ壁構造体を形成する工程と、前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、を有する。
この半導体装置の製造方法によれば、素子と、半導体基板の上方から見て素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカが形成され、所定の工程で素子の断面構造を観察する半導体装置が選択され、位置決めマーカの断面幅および/または位置決めマーカと素子との距離に基づいて、素子を含んだ壁構造体が形成され、壁構造体の断面構造が観察される。
また、上記目的を達成するために、基板上に形成された対象物の断面構造を観察する断面観察方法が提供される。
この断面観察方法は、前記基板の上方から見て前記対象物を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカを形成する工程と、前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記対象物との距離に基づいて、前記対象物を含んだ壁構造体を形成する工程と、前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、を有する。
この断面観察方法によれば、基板の上方から見て対象物を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカが形成され、位置決めマーカの断面幅および/または位置決めマーカと対象物との距離に基づいて、対象物を含んだ壁構造体が形成され、壁構造体の断面構造が観察される。
上記の半導体装置の製造方法および断面観察方法では、高精度に断面解析を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態における半導体装置の要部平面模式図である。
半導体装置10は、半導体基板11上に層間絶縁膜(図1では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内には、素子(図示を省略)が形成されている。なお、図1には、素子を構成する下部配線13および上部配線14が層間絶縁膜内の下部および上部に直線状にそれぞれ形成されている。そして、下部配線13と上部配線14とが重なる端部がビア15により接続されている。なお、図1において、ビア15はその位置について破線で示している。
さらに、半導体装置10には位置決めマーカ16a,16bが形成されている。位置決めマーカ16a,16bは、図1に示すように半導体装置10の上方から見て、直線状に形成された下部配線13および上部配線14の長手方向を通る直線を仮想直線とすれば、位置決めマーカ16a,16bは、仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。さらに、位置決めマーカ16a,16bは、観察対象であるビア15を中心とした点対称であることが望ましい。なお、第1および第2の実施の形態では、位置決めマーカはビアを中心とした点対称に位置する場合について説明する。そして、位置決めマーカ16aは上部配線14と、位置決めマーカ16bは下部配線13とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ16a,16bは同じ寸法の円柱であり、したがって、図1では、円状をなしている。
このような構成をなす半導体装置10をTEMによって観察する。TEMによる観察を行うために、半導体装置10に対してFIBによって断面加工を施す。FIBによる断面加工を、半導体装置10に対して、図1に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すなわち、FIBの加工の方向は、下部配線13および上部配線14を通る仮想直線に対して垂直である。なお、FIBによる断面加工を、図1に示す、一対の断面線P1−P1,P2−P2,P3−P3,P4−P4までそれぞれ行う。そして、断面加工された半導体装置10のサンプルを、図1に示す矢印Tの方向からTEMによってそれぞれ観察する。
以下、FIBによって4パターンの断面加工が行われた、半導体装置10のサンプルのそれぞれの観察結果について説明する。
図2〜図5は、第1の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図である。図2〜図5に示す半導体装置10のサンプルは、FIBによって、図1に示した半導体装置10が断面線P1−P1,P2−P2,P3−P3,P4−P4まで加工された断面のTEMによる観察結果をそれぞれ模式的に示したものである。
まず、FIBによる加工を断面線P1−P1まで行った場合を図2に示す。
図2によれば、基板11上に層間絶縁膜12が形成されており、層間絶縁膜12内の下部および上部に、下部配線13および上部配線14のパターンがそれぞれ形成されていることを確認できる。そして、下部配線13と上部配線14とが重なる端部を接続するビア15のパターンを確認できる。また、位置決めマーカ16aと上部配線14および位置決めマーカ16bと下部配線13がそれぞれ同じ高さに位置する。そして、位置決めマーカ16a,16bの幅および高さは互いに等しく、位置決めマーカ16aと上部配線14との距離および、位置決めマーカ16bと下部配線13との距離はそれぞれ等しい。
次に、FIBによる加工を断面線P2−P2まで行った場合を図3に示す。
図3によれば、半導体装置10のサンプルも、基板11、層間絶縁膜12、下部配線13、上部配線14、およびビア15によって構成され、各構成要素については上記図2の「断面線P1−P1」の場合と同一である。そして、位置決めマーカ16a,16bについても、形成された位置、それぞれの幅、および高さは互いに等しく、位置決めマーカ16aと上部配線14との距離、および位置決めマーカ16bと下部配線13との距離もそれぞれ等しい。
ところが、位置決めマーカ16a,16bは、既述の通り、平面図では円状であった。このため、FIBによる加工面が下部配線13および上部配線14の仮想直線に近づくと、位置決めマーカ16a,16bの加工面の幅は、「断面線P1−P1」の場合よりも、狭くなるとともに、位置決めマーカ16aと上部配線14と(位置決めマーカ16bと下部配線13と)の距離が長くなる。
次に、FIBによる加工を断面線P3−P3まで行った場合を図4に示す。
図4によれば、位置決めマーカ16a,16bの全てが加工されるため、半導体装置10のサンプルを構成する、基板11、層間絶縁膜12、下部配線13、上部配線14、およびビア15のみが観察される。
また、FIBによる加工を断面線P4−P4まで行った場合を図5に示す。
図5によれば、半導体装置10のサンプルは、基板11、層間絶縁膜12、下部配線13、上部配線14およびビア15により構成されており、各構成要素については既述の通りである。そして、位置決めマーカ16bは全て加工されて、位置決めマーカ16aのみが観察される。
このように、半導体装置10に対して、断面加工を断面線P1−P1,P2−P2,P3−P3,P4−P4まで行って、それぞれについて行ったTEMによる断面観察では、位置決めマーカ16a,16bは、同じ寸法の円柱であって、ビア15を中心とした点対称で、直線状に並んだ下部配線13および上部配線14を通る仮想直線の両側に形成されているために、位置決めマーカ16a,16bの断面の形状は加工断面に応じて変化する。
したがって、第1の実施の形態では、断面加工した位置決めマーカ16a,16bの幅、位置決めマーカ16aと下部配線13との間隔、位置決めマーカ16bと下部配線13との間隔、および位置決めマーカ16a,16bの有無を観察することにより、半導体装置10に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置10の下部配線13、上部配線14およびビア15の正確な位置や半導体装置10を構成する物質の組織形態、原子レベル構造または結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
なお、同じ寸法の円柱である位置決めマーカ16a,16bはビア15を中心とした点対称であって、直線状に並んだ下部配線13および上部配線14を通る仮想直線の両側に形成されるだけでなく、位置決めマーカ16a,16bを仮想直線上の位置に形成するようにしても構わない。
図6は、第1の実施の形態における別の半導体装置の要部平面模式図である。なお、図6に示す半導体装置10のサンプルは、図1〜図5で説明したサンプルと同じ構成をしている。したがって、半導体装置10のサンプルの各構成要素の説明は省略する。
図6に示すように、半導体装置10において、位置決めマーカ16a,16bは、ビア15を中心とした点対称であって、下部配線13および上部配線14を通る仮想直線上に形成されている。この場合でも、上述のように、断面加工を矢印F1,F2の2方向から行って、位置決めマーカ16a,16bの幅、位置決めマーカ16aと下部配線13との間隔、および位置決めマーカ16bと下部配線13との間隔を観察することにより、加工位置を把握することが可能となる。
また、上記の図1〜図6では、位置決めマーカ16a,16bの形状が円柱の場合を例に挙げて説明した。位置決めマーカ16a,16bの形状は、円柱に限らず、加工断面が下部配線13および上部配線14を通る仮想直線に近づくに従って、断面幅が異なる形状であればよい。以下に、その具体例を挙げて説明する。
<実施例1−1>
<実施例1−1>は、半導体装置の位置決めマーカの平断面が正方形である場合を例に挙げて説明する。
図7は、第1の実施の形態における、位置決めマーカが四角柱である半導体装置の要部平面模式図である。
半導体装置20は、基板21上に層間絶縁膜(図7では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内の下部および上部に、下部配線23および上部配線24が直線状にそれぞれ形成されている。そして、下部配線23と上部配線24とが重なる端部がビア25により接続されている。なお、図7において、ビア25はその位置について破線で示している。
そして、半導体装置20には位置決めマーカ26a,26bが形成されている。位置決めマーカ26a,26bは、図7に示すように半導体装置20の上方から見て、直線状に形成された下部配線23および上部配線24の長手方向を通る直線を仮想直線とすれば、位置決めマーカ26a,26bは、仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。さらに、位置決めマーカ26a,26bは、ビア25を中心とした点対称に位置している。そして、位置決めマーカ26aは上部配線24と、位置決めマーカ26bは下部配線23とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ26a,26bは同じ寸法の四角柱である。このため、位置決めマーカ26a,26bの平断面は正方形をなしており、対向する頂点を結ぶ線の一方は、仮想直線と垂直であり、他方は仮想直線と平行である。
このような構成の半導体装置20に対して、FIBによる断面加工を、図7に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すると、上述の通り、位置決めマーカ26a,26bは、同じ寸法の四角柱であって、ビア25を中心とした点対称で、直線状に並んだ下部配線23および上部配線24を通る仮想直線の両側に形成されているために、位置決めマーカ26a,26bの断面の幅は加工断面に応じて変化する。
したがって、<実施例1−1>では、断面加工した位置決めマーカ26a,26bの幅、位置決めマーカ26aと下部配線23との間隔、位置決めマーカ26bと下部配線23との間隔、および位置決めマーカ26a,26bの有無を観察することにより、半導体装置20に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置20の下部配線23、上部配線24、およびビア25の正確な位置や半導体装置20を構成する物質の組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
<実施例1−2>
<実施例1−2>は、半導体装置の位置決めマーカの平断面が直角二等辺三角形である場合を例に挙げて説明する。
図8は、第1の実施の形態における、位置決めマーカが三角柱である半導体装置の要部平面模式図である。
半導体装置30は、基板31上に層間絶縁膜(図8では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内の下部および上部に、下部配線33および上部配線34が直線状にそれぞれ形成されている。そして、下部配線33と上部配線34とが重なる端部がビア35により接続されている。なお、図8において、ビア35はその位置について破線で示している。
そして、半導体装置30には位置決めマーカ36a,36bが形成されている。位置決めマーカ36a,36bは、図8に示すように半導体装置30の上方から見て、直線状に形成された下部配線33および上部配線34の長手方向を通る直線を仮想直線とすれば、位置決めマーカ36a,36bは、仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。さらに、位置決めマーカ36a,36bは、ビア35を中心とした点対称に位置している。そして、位置決めマーカ36aは上部配線34と、位置決めマーカ36bは下部配線33とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ36a,36bは同じ寸法の三角柱である。そして、位置決めマーカ36a,36bの平断面は直角二等辺三角形であり、直角二等辺三角形の長辺は、直線状の下部配線33および上部配線34の仮想直線と平行である。
このような構成の半導体装置30に対して、FIBによる断面加工を、図8に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すると、上述の通り、位置決めマーカ36a,36bは、同じ寸法の三角柱であって、ビア35を中心とした点対称で、直線状に並んだ下部配線33および上部配線34を通る仮想直線の両側に形成されているために、位置決めマーカ36a,36bの断面の幅の長さは加工断面に応じて変化する。
したがって、<実施例1−2>では、断面加工した位置決めマーカ36a,36bの幅、位置決めマーカ36aと下部配線33との間隔、位置決めマーカ36bと下部配線33との間隔や位置決めマーカ36a,36bの有無を観察することにより、半導体装置30に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置30の下部配線33、上部配線34およびビア35の正確な位置や半導体装置30を構成する物質の組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
なお、<実施例1−2>では、位置決めマーカ36a,36bの直角をなす頂点が下部配線33および上部配線34を通る仮想直線側を向いた場合を例に挙げているが、位置決めマーカ36a,36bの長辺が下部配線33および上部配線34を通る仮想直線側を向いた場合でも同様の効果をなす。また、直角二等辺三角形に代わって、二等辺三角形、正三角形などでも構わない。
<実施例1−3>
<実施例1−3>は、半導体装置の位置決めマーカの平断面がひし形をなしている場合を例に挙げて説明する。
図9は、第1の実施の形態における、位置決めマーカが四角柱である別の半導体装置の要部断面模式図である。
半導体装置40は、基板41上に層間絶縁膜(図9では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内の下部および上部に、下部配線43および上部配線44が直線状にそれぞれ形成されている。そして、下部配線43と上部配線44とが重なる端部がビア45により接続されている。なお、図9において、ビア45はその位置について破線で示している。
そして、半導体装置40には位置決めマーカ46a,46bが形成されている。位置決めマーカ46a,46bは、図9に示すように半導体装置40の上方から見て、直線状に形成された下部配線43および上部配線44の長手方向を通る直線を仮想直線とすれば、位置決めマーカ46a,46bは、仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。さらに、位置決めマーカ46a,46bは、ビア45を中心とした点対称に位置している。そして、位置決めマーカ46aは上部配線44と、位置決めマーカ46bは下部配線43とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ46a,46bは同じ寸法の四角柱である。そして、位置決めマーカ46a,46bの平断面は対向する辺の長さが等しいひし形をなしており、短辺が、直線状の下部配線43および上部配線44を通る仮想直線と平行である。なお、図9では、対向する辺のみの長さが等しい平行四辺形について示しているが、4辺全ての長さが等しくても構わない。
このような構成の半導体装置40に対して、FIBによる断面加工を、図9に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すると、上述の通り、位置決めマーカ46a,46bは、同じ寸法の四角柱であって、ビア45を中心とした点対称で、直線状に並んだ下部配線43および上部配線44を通る仮想直線の両側に形成されているために、位置決めマーカ46aから上部配線44までの間隔および、位置決めマーカ46bから下部配線43までの間隔が加工断面に応じて変化する。
したがって、<実施例1−3>では、断面加工した、位置決めマーカ46aと下部配線43との間隔、位置決めマーカ46bと下部配線43との間隔、および位置決めマーカ46a,46bの有無を観察することにより、半導体装置40に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置40の下部配線43、上部配線44、およびビア45の正確な位置や半導体装置40を構成する物質の組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
なお、<実施例1−3>では、位置決めマーカ46a,46bの短辺が、直線状の下部配線43および上部配線44を通る仮想直線と平行である場合を例に挙げているが、長辺が仮想直線と平行である場合でも同様の効果をなす。
また、<実施例1−1>〜<実施例1−3>においても、位置決めマーカを上部配線および下部配線を通る仮想直線の両側だけでなく、図6で示したように、仮想配線上に形成するようにしても構わない。
また、<実施例1−1>〜<実施例1−3>では、位置決めマーカが、円柱、三角柱および四角柱といった「柱体」の場合を例に挙げて説明したが、位置決めマーカの断面の幅の長さが、加工断面に応じて変化するような形状であればよい。したがって、「柱体」に限らず、円錐、三角錐および四角錐といった「錐体」であっても構わない。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、上部配線および下部配線が、上方から見て直線状に配列した場合を例に挙げて説明した。第2の実施の形態では、上部配線と下部配線とが、上方から見て素子上の観察対象部で略直交する場合について2つの例を挙げて、図面を参照しながら説明する。
<実施例2−1>
<実施例2−1>では、半導体装置に対する加工方向が上部配線の長手方向と平行であって、下部配線の長手方向と垂直である場合を例に挙げて説明する。
図10は、第2の実施の形態における半導体装置の要部平面模式図である。
半導体装置50は、基板51上に層間絶縁膜(図10では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内の下部および上部に、下部配線53および上部配線54が基板51の略中央部にて直交してそれぞれ形成されている。なお、加工方向と、下部配線53および上部配線54の長手方向とは、それぞれ垂直および平行である。そして、下部配線53と上部配線54とが重なる略中央部がビア55により接続されている。なお、図10において、ビア55はその位置について破線で示している。
さらに、半導体装置50には位置決めマーカ56a1,56a2が形成されている。位置決めマーカ56a1,56a2は、図10に示すように半導体装置50の上方から見て、ビア55を中心とした点対称であって、下部配線53の長手方向に通る仮想直線の両側であるとともに、上部配線54の長手方向に通る仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。そして、位置決めマーカ56a1,56a2は上部配線54とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ56a1,56a2は同じ寸法の円柱であり、したがって、図10では、円状をなしている。
このような構成をなす半導体装置50をTEMによって観察する。TEMによる観察を行うために、半導体装置50に対してFIBによって断面加工を施す。FIBによる断面加工を、半導体装置50に対して、図10に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すなわち、FIBの加工の方向は、下部配線53の長手方向に垂直であるとともに、上部配線54の長手方向に平行である。なお、FIBによる断面加工を、図10に示す、一対の断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3までそれぞれ行う。そして、断面加工された半導体装置50のサンプルを、図10に示す矢印Tの方向からTEMによってそれぞれ観察する。
以下、FIBによって3パターンの断面加工が行われた、半導体装置50のサンプルのそれぞれの観察結果について説明する。
図11〜図13は、第2の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図である。図11〜図13に示す半導体装置50のサンプルは、FIBによって、図10に示した半導体装置50が断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3まで加工された断面のTEMによる観察結果をそれぞれ模式的に示したものである。
まず、FIBによる加工を断面線Q1−Q1まで行った場合を図11に示す。
図11によれば、基板51上に層間絶縁膜52が形成されており、層間絶縁膜52内の下部および上部に、下部配線13および上部配線14のパターンがそれぞれ形成されていることを確認できる。そして、下部配線53と上部配線54とが重なる略中央部を接続するビア55のパターンを確認できる。また、位置決めマーカ56a1,56a2と上部配線54とがそれぞれ同じ高さに位置する。そして、位置決めマーカ56a1,56a2の幅および高さは互いに等しく、位置決めマーカ56a1,56a2から上部配線54まではそれぞれ等間隔である。
次に、FIBによる加工を断面線Q2−Q2まで行った場合を図12に示す。
図12によれば、半導体装置50のサンプルは、基板51、層間絶縁膜52、下部配線53、上部配線54およびビア55によって構成され、各構成要素については上記図11の「断面線Q1−Q1」の場合と同一である。そして、位置決めマーカ56a1,56a2についても、形成された位置や、それぞれの幅および高さは等しく、位置決めマーカ56a1,56a2から上部配線54まではそれぞれ等間隔である。
ところが、位置決めマーカ56a1,56a2は、既述の通り、平面図では円状であった。このため、FIBによる加工面が中央部に近づくと、位置決めマーカ56a1,56a2の加工面の幅は、「断面線Q1−Q1」の場合よりも、狭くなるとともに、位置決めマーカ56a1,56a2と上部配線54との距離が長くなる。
次に、FIBによる加工を断面線Q3−Q3まで行った場合を図13に示す。
図13によれば、位置決めマーカ56a1,56a2の全てが加工されるため、半導体装置50のサンプルを構成する、基板51、層間絶縁膜52、下部配線53、上部配線54、およびビア55のみが観察される。
このように、断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3におけるTEMによる断面観察では、位置決めマーカ56a1,56a2は、同じ寸法の円柱であって、ビア55を中心とした点対称で、下部配線53を通る仮想直線の両側であるとともに、上部配線54を通る仮想直線の両側に形成されているために、位置決めマーカ56a1,56a2の断面の形状は加工断面に応じて変化する。
したがって、第2の実施の形態の<実施例2−1>でも、断面加工した位置決めマーカ56a1,56a2の幅、位置決めマーカ56a1,56a2と上部配線54との間隔、および位置決めマーカ56a1,56a2の有無を観察することにより、半導体装置50に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置50の下部配線53、上部配線54、およびビア55の正確な形成位置や半導体装置50を構成する物質の組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
なお、同じ寸法の円柱である位置決めマーカ56a1,56a2はビア55を中心とした点対称で、下部配線53を通る仮想直線の両側であるとともに、上部配線54を通る仮想直線の両側にそれぞれ形成されるだけでなく、位置決めマーカ56a1,56a2を、下部配線53の仮想直線上に形成しても構わない。
<実施例2−2>
<実施例2−2>では、半導体装置に対する加工方向が下部配線の長手方向と平行であって、上部配線の長手方向と垂直である場合を例に挙げて説明する。
図14は、第2の実施の形態における別の半導体装置の要部平面模式図である。
半導体装置60は、基板61上に層間絶縁膜(図14では図示を省略)が形成されており、当該層間絶縁膜内の下部および上部に、下部配線63および上部配線64が基板61の略中央部にて直交してそれぞれ形成されている。なお、下部配線63および上部配線64は、それぞれの長手方向に対して、加工方向が平行および垂直をなしている。そして、下部配線63と上部配線64とが重なる略中央部がビア65により接続されている。なお、図14において、ビア65はその位置について破線で示している。
さらに、半導体装置60には位置決めマーカ66b1,66b2が形成されている。位置決めマーカ66b1,66b2は、図14に示すように半導体装置60の上方から見て、ビア65を中心とした点対称であって、下部配線63の長手方向に通る仮想直線の両側であるとともに、上部配線64の長手方向に通る仮想直線の両側にそれぞれ形成されている。そして、位置決めマーカ66b1,66b2は下部配線63とそれぞれ同じ高さに形成されている。また、位置決めマーカ66b1,66b2は同じ寸法の円柱であり、したがって、図14では、円状をなしている。
このような構成をなす半導体装置60をTEMによって観察する。TEMによる観察を行うために、半導体装置60に対してFIBによって断面加工を施す。FIBによる断面加工を、半導体装置60に対して、図14に示す矢印F1,F2の2方向から行う。すなわち、FIBの加工の方向は、下部配線63の長手方向に平行であって、上部配線64の長手方向に垂直である。なお、FIBによる断面加工を、図14に示す、一対の断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3までそれぞれ行う。そして、断面加工された半導体装置60のサンプルを、図14に示す矢印Tの方向からTEMによってそれぞれ観察する。
以下、FIBによって3パターンの断面加工が行われた、半導体装置60のサンプルのそれぞれの観察結果について説明する。
図15〜図17は、第2の実施の形態における、断面加工が施された別の半導体装置の要部断面模式図である。図15〜図17に示す半導体装置60のサンプルは、FIBによって、図14に示した半導体装置60が断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3まで加工された断面のTEMによる観察結果をそれぞれ模式的に示したものである。
まず、FIBによる加工を断面線Q1−Q1まで行った場合を図15に示す。
図15によれば、基板61上に層間絶縁膜62が形成されており、層間絶縁膜62内の下部および上部に、下部配線63および上部配線64のパターンがそれぞれ形成されていることを確認できる。そして、下部配線63と上部配線64とが重なる略中央部を接続するビア65のパターンを確認できる。また、位置決めマーカ66b1,66b2と下部配線63とがそれぞれ同じ高さに位置する。そして、位置決めマーカ66b1,66b2の幅および高さは等しく、位置決めマーカ66b1,66b2と下部配線63とはそれぞれ等間隔である。
次に、FIBによる加工を断面線Q2−Q2まで行った場合を図16に示す。
図16によれば、半導体装置60のサンプルは、基板61、層間絶縁膜62、下部配線63、上部配線64およびビア65によって構成され、各構成要素については上記図15の「断面線Q1−Q1」の場合と同一である。そして、位置決めマーカ66b1,66b2についても、形成された位置、それぞれの幅、および高さは等しく、位置決めマーカ66b1,66b2から下部配線63まではそれぞれ等間隔である。
ところが、位置決めマーカ66b1,66b2は、既述の通り、平面図では円状であった。このため、FIBによる加工面が中央部に近づくと、位置決めマーカ66b1,66b2の加工面の幅は、「断面線Q1−Q1」の場合よりも、狭くなるとともに、位置決めマーカ66b1,66b2と下部配線63との距離が長くなる。
次に、FIBによる加工を断面線Q3−Q3まで行った場合を図17に示す。
図17によれば、位置決めマーカ66b1,66b2の全てが加工されるため、半導体装置60のサンプルのみが観察される。なお、半導体装置60のサンプルは既述の通り、基板61、層間絶縁膜62、下部配線63、上部配線64、およびビア65から構成される。
このように、断面線Q1−Q1,Q2−Q2,Q3−Q3におけるTEMによる断面観察では、位置決めマーカ66b1,66b2は、同じ寸法の円柱であって、ビア65を中心とした点対称で、下部配線63の両側であって、上部配線64の両側に形成されているために、位置決めマーカ66b1,66b2の断面の形状は加工断面に応じて変化する。
したがって、第2の実施の形態の<実施例2−2>でも、断面加工した位置決めマーカ66b1,66b2の幅、位置決めマーカ66b1,66b2と下部配線63との間隔、および位置決めマーカ66b1,66b2の有無を観察することにより、半導体装置60に対する加工位置を正確に把握することが可能となる。そして、半導体装置60の下部配線63、上部配線64、およびビア65の正確な形成位置や半導体装置60を構成する物質の組織形態、原子レベル構造、結晶構造などの正確な情報が得られ、正確な検査や解析などを行うことができる。
なお、同じ寸法の円柱である位置決めマーカ66b1,66b2はビア65を中心とした点対称で、下部配線63の両側であって、上部配線64の両側にそれぞれ形成される場合は上述の通りである。一方、位置決めマーカ66b1,66b2を、上部配線64の両側ではなく、上部配線64と直線状の位置に形成しても構わない。
なお、第2の実施の形態の<実施例2−1>および<実施例2−2>においても、<実施例1−1>〜<実施例1−3>で説明した位置決めマーカを利用しても同様の効果を得ることができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
(付記1) 半導体基板上に形成された素子の断面構造を観察することを含む半導体装置の製造方法において、
前記素子と、前記半導体基板の上方から見て前記素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカと、を前記半導体基板上に形成する工程と、
所定の工程で前記素子の断面構造を観察する前記半導体基板を選択する工程と、
前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記素子との距離に基づいて、前記素子を含んだ壁構造体を形成する工程と、
前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記断面幅は、前記半導体装置に対する加工が前記仮想直線に近づくに伴って異なることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記位置決めマーカは、前記仮想直線上であって、前記素子上の対象部に対して点対称にそれぞれ配置されていることを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記位置決めマーカは、前記仮想直線が通るようにそれぞれ配置されていることを特徴とする付記2または3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記素子と、前記位置決めマーカとは同質の材料によりそれぞれ構成されていることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 基板上に形成された対象物の断面構造を観察する断面観察方法において、
前記基板の上方から見て前記対象物を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカを形成する工程と、
前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記対象物との距離に基づいて前記対象物を含んだ壁構造体を形成する工程と、
前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、
を有することを特徴とする断面観察方法。
(付記7) 前記断面幅は、前記対象物に対する加工が前記仮想直線に近づくに伴って異なることを特徴とする付記6記載の断面観察方法。
(付記8) 前記位置決めマーカは、前記仮想直線上であって、前記対象物上の観察対象部に対して点対称にそれぞれ配置されていることを特徴とする付記6または7に記載の断面観察方法。
(付記9) 前記位置決めマーカは、前記仮想直線が通るようにそれぞれ配置されていることを特徴とする付記7または8に記載の断面観察方法。
(付記10) 半導体基板上に形成された素子と、前記半導体基板の上方から見て前記素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカとを備えることを特徴とする半導体装置。
第1の実施の形態における半導体装置の要部平面模式図である。 第1の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その1)である。 第1の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その2)である。 第1の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その3)である。 第1の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その4)である。 第1の実施の形態における別の半導体装置の要部平面模式図である。 第1の実施の形態における、位置決めマーカが四角柱である半導体装置の要部平面模式図である。 第1の実施の形態における、位置決めマーカが三角柱である半導体装置の要部平面模式図である。 第1の実施の形態における、位置決めマーカが四角柱である別の半導体装置の要部平面模式図である。 第2の実施の形態における半導体装置の要部平面模式図である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その1)である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その2)である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された半導体装置の要部断面模式図(その3)である。 第2の実施の形態における別の半導体装置の要部平面模式図である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された別の半導体装置の要部断面模式図(その1)である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された別の半導体装置の要部断面模式図(その2)である。 第2の実施の形態における、断面加工が施された別の半導体装置の要部断面模式図(その3)である。 ビアと、ビアにより接続された上部および下部の配線とが形成された半導体装置の要部平面模式図である。 ビアと、ビアにより接続された上部および下部の配線とが形成された半導体装置の要部断面模式図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 基板
13 下部配線
14 上部配線
15 ビア
16a,16b 位置決めマーカ

Claims (5)

  1. 半導体基板上に形成された素子の断面構造を観察することを含む半導体装置の製造方法において、
    前記素子と、前記半導体基板の上方から見て前記素子を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカと、を前記半導体基板上に形成する工程と、
    所定の工程で前記素子の断面構造を観察する前記半導体基板を選択する工程と、
    前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記素子との距離に基づいて、前記素子を含んだ壁構造体を形成する工程と、
    前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記断面幅は、前記半導体装置に対する加工が前記仮想直線に近づくに伴って異なることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記位置決めマーカは、前記仮想直線上であって、前記素子上の対象部に対して点対称にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記位置決めマーカは、前記仮想直線が通るようにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 基板上に形成された対象物の断面構造を観察する断面観察方法において、
    前記基板の上方から見て前記対象物を通る仮想直線の両側にそれぞれ配置された少なくとも一対の位置決めマーカを形成する工程と、
    前記位置決めマーカの断面幅および/または前記位置決めマーカと前記対象物との距離に基づいて前記対象物を含んだ壁構造体を形成する工程と、
    前記壁構造体の断面構造を観察する工程と、
    を有することを特徴とする断面観察方法。
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JPH04247636A (ja) * 1991-02-04 1992-09-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 断面研磨観察箇所の検出方法
JPH083768A (ja) * 1994-06-23 1996-01-09 Mitsubishi Electric Corp 平面tem試料作成方法

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