JP2009193881A - 蓄電装置及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容容器からガスとともに排出管の中に流入した熱交換媒体の排出を禁止する。
【解決手段】組電池12と、組電池12と熱交換を行う冷却液23と、組電池12及び冷却液23を収容する電池収容ケース13と、組電池12から発生したガスを電池収容ケース13の外部に排出するためのガス排出管15と、ガス排出管15の内部に配置され、電池収容ケース13からガスとともに流入した冷却液23の排出を禁止する禁止手段とを有することを特徴とする蓄電装置。禁止手段としては、冷却液23を吸収する液吸収層16を用いることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電装体と該蓄電体を温度調節する液状の熱交換媒体とを収容容器に収容した蓄電装置に関する。
近年、電気自動車、ハイブリッド自動車などの電動車両の開発が活発に行われており、電動車両の駆動用又は補助電源として、性能、信頼性、安全性に優れた蓄電装置への要望が高まっている。
この種の蓄電装置として、高出力による温度上昇を抑制するために、収容容器に収容された絶縁性の冷却液の中に組電池を浸漬させた蓄電装置が提案されている。組電池は、複数の二次電池を直列に接続することにより構成されている。
各二次電池には、電池異常の際に発生したガスを放出するためのガス放出弁が設けられており、このガス放出弁から冷却液の中にガスが放出されると、収容容器の内圧が上昇する。このため、蓄電装置に耐圧対策を施す必要がある。
耐圧対策として、収容容器にガス排出管を接続して、ガス排出管から車外にガスを放出する方法が考えられる。
特開平11−162433号公報 特開平5−101814号公報
しかしながら、ガスとともにガス排出管の中に流入した冷却液が車外に排出されるおそれがある。
そこで、本願発明は、収容容器からガスとともに排出管の中に流入した熱交換媒体の排出を禁止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明の蓄電装置は、蓄電体と、該蓄電体をと熱交換を行う液状の熱交換媒体と、該蓄電体及び前記熱交換媒体を収容する収容容器と、前記蓄電体から発生したガスを前記収容容器の外部に排出するための排出管と、前記排出管の内部に配置され、前記収容容器から前記ガスとともに流入した前記熱交換媒体の排出を禁止する禁止手段とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、ガスとともに前記排出管に流入した熱交換媒体の排出を禁止することができる。
前記禁止手段として、前記排出管の内面に設けられ、前記熱交換媒体を吸収する吸収層を用いることができる。熱交換媒体は吸収層に吸収されるため、排出管に流入した熱交換媒体の排出を効果的に禁止することができる。
また、前記禁止手段として、前記ガスの通過を許容して、前記熱交換媒体の通過を禁止するフィルタ部材を用いることができる。これにより、簡易な構成で熱交換媒体の排出を禁止できる。
前記禁止手段として、前記排出管の排出路に延出して、前記排出管に流入した熱交換媒体に当接する当接部を用いることができる。これにより、簡易な構成で熱交換媒体の排出を禁止できる。
本発明によれば、ガスとともに排出管に流入した熱交換媒体の排出を禁止することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は蓄電装置の分解斜視図であり、図2は蓄電装置の断面図である。本実施形態の蓄電装置の概要は、下記の通りである。
蓄電装置1は、組電池(蓄電体)12、組電池12及び冷却液(液状の熱交換媒体)23を収容する電池収容ケース(収容容器)13、電池収容ケース13の上蓋であるケースカバー14を含んでおり、ハイブリッド車両の駆動用または補助電源として使用される。なお、電気車両、燃料電池車両の駆動用又は補助電源として使用することもできる。
本実施形態の蓄電装置1は、例えば、助手席の下部、コンソールボックス、後部座席の下部、トランクルームに配置することができる。
組電池12は、複数の円筒型電池(蓄電要素)122を並設することにより構成されており、各円筒型電池122には、電池異常の際に車外にガスを放出するためのガス放出弁139´(図6参照)が形成されている。なお、電池異常とは、過充電などの際に電解液が電気分解することによりガスが発生する現象などを意味する。
ケースカバー14にはガス放出口14aが形成されており、このガス放出口14aにはガス排出管15が接続されている。ガス排出管15の内面には、図2に図示するように、冷却液23を吸収するための液吸収層(禁止手段)16が設けられている。
ガス排出管15の流入端にはガスリリーフ弁21が設けられており、電池収容ケース13の内圧が所定値を超えると、ガスリリーフ弁21が開いて、電池収容ケース13からガス排出管15の内部にガスが流入する。また、この際に、ガスとともに冷却液23の一部がガス排出管15に流入する。
ガス排出管15の内部に流入した冷却液23は、液吸収層16に接触して吸収される。これにより、冷却液23が車外の環境に流出するのを防止できる。
次に、図3を参照しながら、本実施例の蓄電装置1を搭載したハイブリッド車両について説明する。ここで、図3は車両のブロック図である。
ハイブリッド車両は、エンジン11と、発電機20と、パワーコントロールユニット30と、蓄電装置1と、モータ50と、ハイブリッドECU60とを含む。
エンジン11が発生する動力は、動力分割機構70により、2経路に分割される。一方は減速機80を介して車輪90を駆動する経路である。他方は、発電機20を駆動させて発電する経路である。
発電機20は、動力分配機構70により分配されたエンジン11の動力により発電するが、発電機20により発電された電力は、車両の運転状態、蓄電装置1のSOCに応じて使い分けられる。例えば、通常走行時や急加速時では、発電機20により発電された電力はそのままモータ50を駆動させる電力となる。
一方、蓄電装置1のSOCが予め定められた値よりも低い場合には、発電機20により発電された電力は、パワーコントロールユニット30のインバータ30aにより交流電力から直流電力に変換され、パワーコントロールユニット30のコンバータ30bにより電圧が調整された後、蓄電装置1に蓄えられる。蓄電装置1の代わりに、キャパシタを用いることもできる。また、円筒型電池122の代わりに、角型電池を用いることもできる。
モータ50は、三相交流モータであり、蓄電装置1に蓄えられた電力および発電機20により発電された電力の少なくともいずれか一方の電力により駆動する。モータ50は、エンジン11をアシストして車両を走行させたり、モータ50からの駆動力のみにより車両を走行させたりする。
一方、ハイブリッド車両の回生制動時には、減速機80を介して車輪90によりモータ50が駆動され、モータ50が発電機として作動する。これによりモータ50は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。モータ50により発電された電力は、インバータ30aを介して蓄電装置1に蓄電される。
ハイブリッドECU60は、CPU(中央演算処理装置)60aとメモリ60bとを含む。CPU60aは、車両の運転状態や、アクセル開度センサにより検知されたアクセル開度、アクセル開度の変化率、シフトポジション、蓄電装置1のSOC、メモリ60bに保存されたマップおよびプログラムなどに基づいて演算処理を行う。これにより、ハイブリッドECU60は、車両が所望の運転状態となるように、車両に搭載された機器類を制御することになる。
蓄電装置1のガス排出管15は、車両のクウォータトリムに接続されており、このクウォータトリムから車外にガスが排出される。
次に、図1及び図2を参照しながら、蓄電装置1の構成を詳細に説明する。
(電池収容ケース13について)
電池収容ケース13は、上側が開口した箱型形状であり、ケース外周面には多数の放熱フィン31が形成されている。このように多数の放熱フィン31を設けることにより、外気との接触面積を増大させ、組電池12の放熱を促進することができる。電池収容ケース13には、熱伝導性の高いステンレスなどの金属材料(ステンレスなど)を用いることができる。
(組電池12について)
組電池12は、複数の円筒型電池122を並設することにより構成されており、一対の電池フォルダ123の間に支持されている。各円筒型電池122の各電極ネジ軸部131、132は、一対の電池フォルダ123から突出しており、バスバー124を介して直列に接続されている。電極ネジ軸部131、132には、バスバー124を固定するための締結ナット125が締結されている。
このように複数の円筒型電池122を並設した電池集合体では、充放電に伴う発熱温度が高くなるため、冷却風を用いた気体冷却のみでは冷却不足になる。そこで、本願発明では、気体よりも冷却能力に優れた冷却液23に組電池12を浸漬させることにより、組電池12を冷却している。
ここで、冷却液23としては、比熱、熱伝導性と沸点が高く、電池収容ケース13、組電池12を腐食させず、熱分解、空気酸化、電気分解などを受けにくい物質が適している。さらに、電極端子間の短絡を防止するために、電気的絶縁性の液体が望ましい。例えば、フッ素系不活性液体を使用することができる。フッ素系不活性液体としては、スリーエム社製フロリナート、Novec HFE(hydrofluoroether)、Novec1230を用いることができる。
また、フッ素系不活性液体以外の液体、たとえば、水を用いることができる。この場合、水を電池収容ケース13に収容する際に、異物の混入を阻止して、電池短絡を防止する必要がある。
次に、図6を参照しながら、各円筒型電池122の構成を詳細に説明する。ここで、図6は、円筒型電池の断面図である。
外套缶134の内側には電極体135が収容されている。この電極体135は、両面に正活物質が塗布された帯状の正電極体135bと両面に負活物質が塗布された帯状の負電極体135cとをセパレータ135aを介して渦巻状に巻き回すことにより構成されている。
電池外套缶134には、電解液が注入されている。なお、この電解液は、セパレータ1
35aの中に含浸させてもよい。
正活物質として、リチウム−遷移元素複合酸化物であるLiCoO2、LiNiO2
LiFeO2、LiCuO2、LiMnO2、LiMO2(MはCo、Ni、Fe、Cu
及びMnよりなる群から選ばれた少なくとも2種の遷移元素)、LiMn24を例示で
きる。負活物質としては、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵及び放出することが可能な
ものであれば特に限定されない。具体例としては、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、有機
物焼成体、金属カルコゲン化物を例示することができる。
電解液の溶質として使用するリチウム塩としては、LiClO4、LiCF3SO3
LiPF6、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiBF4 、LiSbF6及びLiAsF6 を例示でき、リチウム塩を溶かすために使用する有機溶媒と
しては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチ
レンカーボネート等の環状炭酸エステルと、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルエチルカーボネート等の鎖状炭酸エステルとの混合溶媒を例示することができ
る。
電極体135の電池長手方向(Y方向)の両端には、円板状の集電板136が溶接され
ている。集電板136の資材としては、アルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔を例示でき
る。
集電板136は、導電線137を介して、正及び負極ネジ軸部131、132を保持す
る保持板139に電気的及び機械的に接続されている。
保持板139には、正及び負極ネジ軸部131、132の取り付け位置とは異なる位置
に破壊式の弁139´が形成されており、この破壊式の弁139´はパンチ加工により形成される。
電磁異常状態の際に発生したガスにより、電池外套缶134の内圧が限界圧力値(例えば、2気圧)以上に昇圧されると、破壊式の弁139´が破壊され、そこから円筒型電池122の外側にガスが放出され、電池外套缶134の内圧上昇を抑制することができる。
(ケースカバー14について)
ケースカバー14は、電池収容ケース13のカバー取付面13eに対して、不図示の締
結ボルトにより固定されている。ケースカバー14の平面視中央部には、ガス放出口14aが形成されており、このガス放出口14aには車外にガスを排出するためのガス排出管15が接続されている。
(ガス排出管15)
ガス排出管15のガス流入端には、ガスリリーフ弁21が設けられており、このガスリリーフ弁21は電池収容ケース13の内圧が所定値(例えば、2気圧)を超えると、作動する。
したがって、電池異常でない場合には、ガスリリーフ弁21が閉じているため、電池収容ケース13の内部を密閉構造にすることができる。これにより、電池収容ケース13の外部から冷却液23の中に異物が混入するのを阻止することができる。ガス排出管15には、樹脂、金属(例えば、ステンレス)を用いることができる。
図4はガス排出管15の径方向の断面図である。図4(A)に図示するように、ガス排出管15の内面には、筒状の液吸収層16が設けられている。液吸収層16には、水酸化ナトリウム、12−ヒドロキシステアリン酸、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸石鹸、アミノ酸系ゲル化剤、ポリスチレンポリオレフィンブロック重合体、ベンジリデンソルビトール、吸水ポリマー、を用いることができる。
このように、本実施形態では、ガス排出管15の内面に液吸収層16を設けているため、蓄電装置1を大型化することなく、冷却液23の排出を防止できる。
また、綿繊維からなる液体吸収シートを筒状に巻いた吸収体(禁止手段)をガス排出管15の内面に配置してもよい。また、図4(B)に図示するように、ガス排出管15の内面における周方向一部にのみ液吸収層16を設けることもできる。これにより、コストを削減することができる。
次に、図1及び図2を参照しながら、電池異常時における蓄電装置1のガス排出動作について説明する。過充電などの電池異常により円筒型電池122の電解液が電気分解するとガスが発生して、円筒型電池122の内圧が上昇する。円筒型電池122の内圧が所定値を超えると、破壊式の弁139´が破壊され、そこから冷却液23の中にガスが放出される。
冷却液23の中にガスが放出されると、電池収容ケース13の内圧が上昇する。電池収容ケース13の内圧が2気圧に達すると、ガスリリーフ弁21が作動して、ガス放出口14aを介して、電池収容ケース13の内部のガスがガス排出管15に流入する。この際、ガスとともに一部の冷却液23がガス排出管15に流入する。
ガス排出管15に流入した冷却液23は、ガス排出管15の内面に設けられた液吸収層16に接触して吸収される。したがって、冷却液23が車外の環境に流出するのを防止できる。
他方、ガス排出管15に流入したガスは、筒状の液吸収層16の径内を通って、クウォータトリムから車外に排出される。
ここで、電池収容ケース13から放出されるガス及び冷却液23をガス収容容器(不図示)に収容することにより耐圧対策とすることもできる。しかしながら、この方法では、放出されるガスのガス量及び冷却液23の液量に応じた容積のガス収容容器を設ける必要があるため、蓄電装置が大型化する。
これに対して、本実施形態では、ガス排出管15の内部に液吸収層16を設けることにより冷却液23の流出を防止しているため、ガス収容容器を不要とすることができる。これにより、蓄電装置を小型化しながら、車載位置の自由度を高めることができる。
(実施形態2)
次に、図5を参照しながら、実施形態2の蓄電装置を説明する。ここで、図5は、ガス排出管15の径方向の断面図である。本実施形態では、実施形態1の液吸収層16の代わりにガス排出管15の内部にフィルタ部材41(禁止手段)を配置している。なお、その他の構成は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
フィルタ部材41は、ガス及び冷却液23のうちガスのみを選択的に通過させる機能を有しており、ガス排出管15の内径部を覆うように配置されている。フィルタ部材41としては、ゴアテックス(登録商標)を用いることができる。ゴアテックスは、防水性及び透湿性を有しており、ガスの通過を許容して、冷却液23の通過を禁止する。
また、フィルタ部材41として、網目状に形成されたシートを積層した積層フィルタを用いることもできる。このように、編目状のシートを積層することにより、編目の孔が小さくなり、ガスの通過を許容して、冷却液23の通過を禁止することができる。
このように、本実施形態によれば、ガス排出管15の内部にフィルタ部材41を配置する簡易な構成で、冷却液23の流出を防止できる。また、実施形態1の蓄電装置のように、冷却液23を吸収する吸収材料を用いる必要がなくなるため、設計の自由度を高めることができる。
次に、図1及び図5を参照しながら、本実施形態の蓄電装置のガス排出動作について説明する。ケースカバー14のガス放出口14aから放出された冷却液23は、ガスとともにガス排出管15の排出口に向かって移動し、ガス排出管15の内部に設けられたフィルタ部材41に当接する。
このとき、ガスはフィルタ部材41を通過してガス排出管15の排出口から車外に排出され、冷却液23はフィルタ部材41に当接して車外への排出が禁止される。したがって、電池収容ケース13の内圧を低下させながら、冷却液23の車外流出を防止できる。さらに、実施形態1で説明した他の効果も得ることができる。
(実施形態3)
次に、図7を参照しながら、実施形態3の蓄電装置を説明する。図7は、蓄電装置の断面図である。本実施形態では、実施形態1の液吸収層16を省略して、ガス排出管15の内面に当接部(禁止手段)42を形成している。なお、その他の構成は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
当接部42は板状に形成されており、ガス排出管15の管路方向に沿って複数設けられている。本実施形態では、ガス排出管15の上流側から順に第1〜第4の当接部42a〜dを設けている。ガス排出管15の径方向において、各当接部42a〜d及びガス排出管15の間には隙間が形成されており、ガス排出管15に流入したガスは、この隙間を通って、車外に排出されるようになっている。
このように、本実施形態では、当接部42a〜dに冷却液23を当接させる簡易な構成で冷却液23が車外に流出するのを防止できる。したがって、実施形態1のように、冷却液23を吸収する吸収材料を用いる必要がなくなり、設計の自由度を高めることができる。
上述の構成において、電池収容ケース13からガス排出管15に排出された冷却液23は、第1の当接部42a又は第2の当接部42bに当接する。第1の当接部42aに当接した冷却液23は、重力落下した後に、ガスとともに下流に流れ、第2の当接部42bに当接する。
第2の当接部42bに当接した冷却液23のうち、一部の冷却液23は第2の当接部42bが止液板となって、下流に流れるのを阻止される。残りの冷却液23は、第2の当接部42bを超えてガスともに下流に流れ、第3の当接部42c又は第4の当接部42dに当接する。
第3の当接部42cに当接した冷却液23は、重力落下した後に、ガスとともに下流に流れ、第4の当接部42dに当接する。第4の当接部42dに当接した冷却液23は、第4の当接部42dが止液板となって、下流に流れるのを阻止される。
これにより、電池収容ケース13の内圧を低下させながら、冷却液23の車外流出を防止できる。さらに、実施形態1で説明した他の効果も得ることができる。なお、当接部42の数は、冷却液23が車外に流出するのを防止するという観点から、適宜増減することができる。
(実施形態4)
図8を参照しながら、本実施形態の蓄電装置の構成を説明する。図8は、蓄電装置の斜視図であり、(A)が電池正常時、(B)が電池異常時の状態を図示している。本実施形態の蓄電装置は、実施形態1の蓄電装置に、ガスを収容するためのガス収容容器71を付加した構成になっている。実施形態1と同一の構成要素については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
ケースカバー14には、ガス放出口14a(以下、第1のガス放出口14aという)と異なる位置に、ガス放出口(以下、第2のガス放出口という)が形成されており、この第2のガス放出口には膨張及び収縮可能なガス収容容器71が接続されている。このガス収容容器71の接続方法としては、溶接、接着剤による接着などを用いることができる。
ガス収容容器71には、ナイロン66を用いることができる。ここで、ナイロン66の表面には、クロロプレンゴム、シリコンゴムなどをコーティングして、耐熱処理を施すのが好ましい。
第2のガス放出口には弁(不図示)が形成されており、この第2のガス放出口の弁は、電池収容ケース13の内圧が所定値(以下、破壊圧力という)になると破壊する。この第2のガス放出口の弁の破壊圧力は、ガスリリーフ弁21の作動圧よりも高い圧力に設定するのが好ましい。例えば、ガスリリーフ弁21の作動圧が2気圧である場合には、第2のガス放出口の弁の破壊圧力を4気圧に設定することができる。
第2のガス放出口の弁が破壊されると、電池収容ケース13からガス収容容器71へのガスの排出が許容され、電池収容ケース13の内圧上昇を抑制することができる。
上述の構成において電池異常により円筒型電池122からガスが放出されると、電池収容ケース13の内圧が上昇する。放出されたガスが少ない場合には、ガス排出管15からのガス排出のみで電池収容ケース13の内圧上昇を十分に抑制することができる。この場合、実施形態1と同様の効果をえることができる。
他方、円筒型電池122から放出されたガスのガス量が多く、ガス排出管15からのガス排出のみでは、電池収容ケース13の内圧上昇を十分に抑制できない場合には、第2のガス放出口の弁が破壊される。
次に、第2のガス放出口を介して電池収容ケース13の内部のガスがガス収容容器71に放出され、図8(B)に図示するように、ガス収容容器71が膨張するとともに、電池収容ケース13の内圧が低下する。なお、ガス収容容器71が膨張をしている間、ガス放出管15からのガスの排出は継続している。
このように、本実施形態では、電池異常の際に、最初にガス放出管15からガスを排出させ、ガス排出管15からのガス排出のみでは内圧上昇を抑制できない場合には、ガス収容容器71にガスを放出させ、電池収容ケース13の内圧上昇を抑制している。
これにより、ガス収容容器71を有しない蓄電装置よりも電池収容ケース13の耐圧強度を低く設定することができる。これにより、蓄電装置10を小型化及び軽量化することができる。
電池収容ケース13の内圧が下がると、ガス収容容器71に流入したガスは、第2のガス放出口を通って電池収容ケース13に流入し、ガス放出口14aからガス排出管15に放出される。
この際に、ガス排出管15の中にガスとともに流入した冷却液23は、ガス排出管15の内面に設けられた液吸収層16により吸収される。したがって、冷却液23が車外に流出するのを防止できる。
ガス排出管15からのガスの放出に伴い、ガス収容容器71は徐々に収縮する。このように、一旦膨張したガス収容容器71を収縮させることにより、蓄電装置10を交換する際に車両構造物にガス収容容器71が当接するのを防止できる。これにより、蓄電装10を小型化して、交換作業を容易化することができる。
蓄電装置の分解斜視図である。 蓄電装置の断面図である。 車両のブロック図である。 ガス排出管の断面図である。 実施形態2のガス排出管の断面図である。 円筒型電池の断面図である。 実施形態3の蓄電装置の断面図である。 実施形態4の蓄電装置の斜視図であり、(A)が電池正常時、(B)が電池異常時の状態を図示している。
符号の説明
1 10 蓄電装置
12 組電池
13 電池収容ケース
14 ケースカバー
15 ガス排出管
16 液吸収層
21 ガスリリーフ弁
23 冷却液
41 フィルタ部材
42 当接部

Claims (6)

  1. 蓄電体と、
    該蓄電体と熱交換を行う液状の熱交換媒体と、
    該蓄電体及び前記熱交換媒体を収容する収容容器と、
    前記蓄電体から発生したガスを前記収容容器の外部に排出するための排出管と、
    前記排出管の内部に配置され、前記収容容器から前記ガスとともに流入した前記熱交換媒体の排出を禁止する禁止手段とを有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記禁止手段は、前記排出管の内面に設けられ、前記熱交換媒体を吸収する吸収層であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記禁止手段は、前記ガスの通過を許容して、前記熱交換媒体の通過を禁止するフィルタ部材であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  4. 前記禁止手段は、前記排出管の排出路に延出して、前記排出管に流入した前記熱交換媒体に当接する当接部であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電体は、複数の蓄電要素を接続することにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の蓄電装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の蓄電装置を有する車両。
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