JP2009193378A - ベクトル処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】命令と先行命令とでリソースが競合しても、そのリソースを効率良く使用することができるベクトル処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明のベクトル処理装置では、命令と先行命令とでリソースが競合した場合、競合関係をフラグ化する。これにより、多くの命令を命令発行ステージにエントリできる。また、命令と先行命令とで調停を行い、優先順序が高く発行可能な命令から発行する。これにより、リソースを効率良く使用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベクトル処理装置に関する。
図1は、従来のベクトル処理装置の構成を示している。
図1に示されるように、従来のベクトル処理装置は、コンピュータであり、第1命令デコードステージ101と、命令デコーダ102と、第2命令デコードステージ103と、リソース一致検出回路104と、命令発行ステージ(0系)105、(1系)106を含む複数の命令発行ステージと、BUSYフラグ107を格納する格納部(図示しない)と、発行チェック回路108と、選択部111と、命令実行部(図示しない)と、を具備している。このベクトル処理装置は、クロックにより動作する。
第1命令デコードステージ101に命令がセットされ、第1命令デコードステージ101は、この命令を命令デコーダ102に出力する。命令デコーダ102は、この命令をデコードして第2命令デコードステージ103にセットする。
発行チェック回路108は、BUSYフラグ107により後続命令の発行を管理する。発行チェック回路108は、命令発行ステージ105、106のうちの一方の命令発行ステージに対する発行指示109を出力し、BUSYフラグ107をセットする。このとき、発行チェック回路108は、上記一方の命令発行ステージを表す選択指示110を出力し、選択部111は、選択指示110に応じて、上記一方の命令発行ステージにセットされた命令を命令実行部に出力する。即ち、命令が発行される。命令実行部は、発行された命令を実行する。
リソース一致検出回路104は、命令発行ステージ105、106のいずれかが空いている場合で、且つ、命令発行ステージ105、106のいずれかとリソースの一致を検出しない場合、第2命令デコードステージ103にセットされた命令を、次クロックで命令発行ステージ105、106のいずれかにセットする。
従来のベクトル処理装置では、命令が命令発行ステージ105、106に並んだ場合、順序保障していないので、以下のような不具合が生じる。例えば、先行命令が何らかの要因(リソースBUSY)で発行できずに待たされている状態を想定する。このとき、従来のベクトル処理装置では、リソース一致検出回路104によってリソースの一致が検出された後続命令は、先行命令を追い越して発行される可能性があるため、命令発行ステージへのセットを抑止する。このような場合、その後に続く後続命令の全てが、上記セットを抑止された後続命令によって止まってしまい、性能が低下してしまう。上記後に続く後続命令の中には先行命令とリソースが一致しない命令が存在する場合がある。この場合、できるだけ命令発行ステージに落とさなければならない。
コンピュータに関する技術について紹介する。
特開平8−305567号公報には、演算命令の並列処理方法が記載されている(特許文献1)。演算命令の並列処理方法は、演算ラテンシの異なる複数の演算命令を記憶し、追越し可能にパイプライン処理する情報処理方法である。この方法では、パイプライン処理中の演算命令とパイプラインへ発行予定の演算命令との競合を競合タイプ毎に調べ、競合のある場合に発行予定の演算命令のパイプラインへの発行を抑止する抑止信号の出力を、競合タイプに応じて制御することを特徴としている。
特開平6−195313号公報には、コンピュータシステムが記載されている(特許文献2)。コンピュータシステムは、複数のプロセッサと、互いに並列にアクセス可能な複数の部分記憶装置に分割された記憶装置と、該複数のプロセッサから並列に出力される、該記憶装置に対するメモリアクセス要求を、並列に該複数の部分記憶装置へ転送する記憶制御回路とを有している。該複数のプロセッサは、それぞれ複数のリクエスタの一つを含み、各リクエスタは、それが属するプロセッサで実行中の、該記憶装置内の複数の記憶位置に対するアクセスを要求する命令(メモりアクセス命令)に応答して、該複数の記憶位置へのアクセスを要求する複数のアクセス要求を順次発行する。各リクエスタは、そのリクエスタに関する優先順位の切り替えを要求する優先順位切り替え信号を出力する第1の信号生成回路を有している。該記憶制御装置は、それぞれ該複数の部分記憶装置の一つに対応して設けられ、それぞれ該複数のプロセッサから供給された、対応する部分記憶装置に転送されるべき複数のアクセス要求の一つを選択する複数の選択回路と、該複数の選択回路に供給するための、該複数のリクエスタの優先順位に関する、該複数の選択回路に共通に定めた優先順位情報を保持する手段と、該複数のリクエスタのいずれか一つに含まれる該第1の信号生成回路から出力された優先順位切り替え信号に応答して、そのリクエスタに関する優先順位を切り替えするように、該保持手段に保持された優先順位情報を切り替える切り替え回路と、を含んでいる。
特開2007−280184号公報には、プロセッサが記載されている(特許文献3)。プロセッサは、命令コードをフェッチするフェッチ部と、並列動作可能な演算ユニットと、レジスタファイル部を含んでいる。レジスタファイル部は、フェッチされたベクトル演算命令をデコードして、ベクトルレジスタに演算ユニットの実行結果データを書き込む制御を行うために必要なベクトルレジスタ制御信号を生成するデコード部と、複数のベクトルレジスタと、ベクトルレジスタ制御信号に基づき、ベクトルレジスタにデータを書き込む制御を行う書き込み制御回路と、を含んでいる。複数のベクトルレジスタは、複数の要素レジスタからなり、同一の要素番号を有する要素レジスタがグループ化され、各グループ毎に書き込みポートを有している。書き込み制御回路は、ベクトルレジスタ制御信号に基づき、書き込み対象となる要素グループ及びベクトルレジスタを選択して、書き込みポートに書き込まれるデータを、選択された要素グループの選択されたベクトルレジスタの要素レジスタに書き込む制御を行うことを特徴としている。
特公平8−10431号公報には、情報処理装置が記載されている(特許文献4)。情報処理装置は、パイプライン化した、機能の異なる演算器を複数個持つものである。この情報処理装置は、各演算に最低必要なパイプライン段数が異なる場合、各演算器に対してその後段に単に結果の転送のみを行うパイプライン用のレジスタを各演算系パイプラインの段数が等しくなるように必要な段数だけ付加し、付加したパイプライン用のレジスタの任意のレジスタからも演算結果を出力できる切替手段と、全結果出力のうちから1つを選択しようとして異なる演算系間で競合する場合には、結果を早く必要とするものがあればこれを優先し、さもなければ演算に最低必要なパイプライン段数の長い演算器系からの出力を優先させる制御手段と、を含むことを特徴としている。
特開平8−305567号公報 特開平6−195313号公報 特開2007−280184号公報 特公平8−10431号公報
本発明の課題は、命令と先行命令とでリソースが競合しても、そのリソースを効率良く使用することができるベクトル処理装置を提供することにある。
本発明のベクトル処理装置は、命令がセットされる命令デコードステージと、複数の命令発行ステージと、それぞれ複数の命令発行ステージに対応する複数のチェック回路と、命令デコードステージにセットされた命令と複数の命令発行ステージにセットされている命令間でリソースの一致があるか否かを検出するリソース一致検出回路と、を具備している。リソース一致検出回路は、命令デコードステージにセットされた命令を、複数の命令発行ステージのうちの、空いている自命令発行ステージにセットするときに、命令デコードステージの命令と複数の命令発行ステージの命令間において、検出の結果として、リソースを競合して順序を守らなければならない場合、自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する順序フラグをそれぞれセットする。また、検出の結果として、リソースを競合しても追い越し可能な場合、自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する優先フラグをそれぞれセットする。複数のチェック回路は、順序フラグ、優先フラグに従って調停を行い、調停の結果に基づいて、自命令発行ステージにセットされた命令を発行する。
以上により、本発明のベクトル処理装置によれば、命令と先行命令とでリソースが競合した場合、競合関係をフラグ化することにより、多くの命令を命令発行ステージにエントリできる。また、命令と先行命令とで調停を行い、優先順序が高く発行可能な命令から発行することにより、リソースを効率良く使用することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態によるベクトル処理装置について詳細に説明する。
[構成]
図2は、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の構成を示している。
図2に示されるように、本発明の実施形態によるベクトル処理装置は、コンピュータであり、第1命令デコードステージ1と、命令デコーダ2と、第2命令デコードステージ3と、リソース一致検出回路4と、複数の命令発行ステージと、複数の命令発行ステージに対するフラグ、BUSYフラグ9を格納する格納部(図示しない)と、複数の命令発行チェック回路と、複数の優先チェック回路と、を具備している。
複数の命令発行ステージは、A0命令発行ステージ6、A1命令発行ステージ6’(図示しない)、…、M0命令発行ステージ8、M1命令発行ステージ8’(図示しない)、…を表している。
複数の命令発行チェック回路は、A0命令発行チェック回路10、A1命令発行チェック回路10’(図示しない)、…、M0命令発行チェック回路11、M1命令発行チェック回路11’(図示しない)、…を表している。
複数の優先チェック回路は、A0優先チェック回路12、A1優先チェック回路12’(図示しない)、…、M0優先チェック回路13、M1優先チェック回路13’(図示しない)、…を表している。
複数の命令発行ステージに対するフラグは、優先フラグとして、A0命令発行ステージ優先フラグ5、A1命令発行ステージ優先フラグ5’(図示しない)、…、M0命令発行ステージ優先フラグ7、M1命令発行ステージ優先フラグ7’(図示しない)、…を含んでいる。更に、順序フラグとして、A0命令発行ステージ順序フラグ16、A1命令発行ステージ順序フラグ16’(図示しない)、…、M0命令発行ステージ順序フラグ17、M1命令発行ステージ順序フラグ17’(図示しない)、…を含んでいる。
ここで、上述の順序フラグ16、16’、17、17’、優先フラグ5、5、7、7’について説明する。
順序フラグ16、16’、17、17’とは、自命令が命令発行ステージにセットされた時点で他の命令発行ステージにリソースを競合する先行命令が存在し、自命令が先行命令を追い越して発行できないことを示すフラグである。命令発行ステージに自命令をセット時、他の命令発行ステージの先行命令の中にリソース競合を検出した場合、その命令発行ステージに対応した順序フラグがそれぞれセットされる。順序フラグ16、16’、17、17’は、順序フラグ16、16’、17、17’に対応した命令発行ステージの先行命令が発行された時点でリセットされる。順序フラグがセットされている命令発行ステージの自命令の発行を順序フラグに対応した命令発行ステージの先行命令を発行するまで抑止するために使用される。ここで順序を守らなければならない命令間の関係は、実行順序を変えると結果不正を起こす関係、例えば図4に示されるベクトルレジスタ29〜36の番号一致関係やベクトルデータレジスタ21〜28の番号一致関係を示す。
優先フラグ5、5、7、7’とは、自命令を命令発行ステージにセットした時点で他の発行ステージにリソースを競合する先行命令が存在することを示すフラグである。命令発行ステージに自命令をセット時、他の発行ステージの先行命令の中にリソース競合が検出された場合、その発行ステージに対応した優先フラグがそれぞれセットされる。優先フラグ5、5、7、7’は、優先フラグ5、5、7、7’に対応した命令発行ステージの先行命令が発行された時点でリセットされる。優先フラグがセットされている命令発行ステージの自命令は、優先フラグに対応した発行ステージの命令が発行可能な場合は自命令の発行を抑える機能と、優先フラグに対応した発行ステージの先行命令が発行可能でなく自命令が発行可能な場合は先行命令を追い越して発行する機能と、を実現するために使用される。ここで追い越し可能な命令の関係は、命令間で実行順序を変えても結果不正を起こさない、例えば同時に使用できない共有のVDR Write PATH(図4の信号線L1、L2、L3、L4)を使用する関係を示す。
以下説明を容易にするために、優先フラグと発行ステージの組み合わせとして、A0命令発行ステージ優先フラグ5、A0命令発行ステージ6と、M0命令発行ステージ優先フラグ7、M0命令発行ステージ8との2つを用いて、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の動作を簡単に説明する。
第1命令デコードステージ1には、命令がセットされる。命令デコーダ2は、第1命令デコードステージ1にセットされた命令に対して、命令が使用されるリソースのリクエストにデコードし、第2命令デコードステージ3にセットする。リソース一致検出回路4は、第2命令デコードステージ3にセットされた命令と複数の命令発行ステージにセットしている命令間でリソースの一致があるか否かを検出する。この場合、第2命令デコードステージ3にセットされた命令(リクエスト)と命令発行ステージ6、8の先行命令(リクエスト)間でリソースの一致があるか否かを検出する。
リソース一致検出回路4は、第2命令デコードステージ3にセットされた命令を、命令発行ステージ6、8のうちの、空いている自命令発行ステージ(命令発行ステージ6又は命令発行ステージ8)にセットするときに、上記検出の結果に基づいて、順序、優先フラグを同時にセットする。このとき、リソース一致検出回路4は、第2命令デコードステージ3の命令と命令発行ステージ6、8の命令間において、上記検出の結果として、リソースを競合して順序を守らなければならない場合は、自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する順序フラグをそれぞれセットする。一方、上記検出の結果として、リソースを競合しても追い越し可能な場合は、自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する優先フラグをそれぞれセットする。
よって、順序、優先フラグが多いほど後続の命令となる。一度セットされた順序、優先フラグは新しい命令がセットされない限り再セットされない。順序、優先フラグに対応した命令が実行された時点でリセットされる。よって、順序フラグが全てリセットされないと自命令は実行できない。優先フラグを保持している命令発行ステージの命令は、優先フラグに対応する命令発行ステージの先行命令が他の要因で実行できない場合、先行命令を追い越しての実行を可能にする。
また、BUSYフラグ9は、実行中の命令が使用しているリソースを管理する。上述の順序フラグは、発行ステージで実行待ちしている命令間の順序を保障するものであり、実行前のBUSYフラグ9として用いられる。優先フラグは、順序を保障しなくても良いが、同時に実行した場合、リソースを共有してしまうことを回避するためにある。同時に実行するタイミングを回避できれば、実行後はBUSYフラグ9で管理できる。即ち、BUSYフラグ9をセットする時間を確保する。
チェック回路(A0命令発行チェック回路10、A0優先チェック回路12)は、順序フラグ、優先フラグに従って調停を行い、調停の結果に基づいて、命令発行ステージ6にセットされた命令を発行する。これについて説明する。
まず、A0命令発行チェック回路10は、A0命令発行ステージ6の命令(リクエスト)に対応するリソースが空いているかをBUSYフラグ9でチェックし、先行命令に順序を保障しなければならない命令があるか否かをA0順序フラグ16でチェックする。BUSYフラグ9がセットされていなく、A0命令発行ステージ6に順序フラグがセットされていない場合、命令を発行可能である旨を表す通知をA0優先チェック回路12に出力する。次に、A0優先チェック回路12は、A0命令発行チェック回路10からの通知を受けて、A0命令発行ステージ6に優先フラグがセットされているか否かをチェックする。A0優先チェック回路12は、A0命令発行ステージ6に優先フラグがセットされていない場合、発行指示14を出力し、自命令発行ステージ(A0命令発行ステージ6)の命令を命令実行部に出力する。この場合、A0優先チェック回路12から命令が発行される。命令実行部は、発行指示14に応じて命令が発行されることを認識し、A0優先チェック回路12から発行された命令を実行する。また、A0優先チェック回路12は、A0命令発行ステージ6の命令を発行するとき、A0命令発行ステージ6の命令(リクエスト)に対応するBUSYフラグ9をセットする。同時に、自命令のリクエストであるA0命令発行ステージ6をリセットする。また、M0命令発行ステージ優先フラグ7のうちの、A0命令発行ステージ6に対応する優先フラグをリセットする。また、M0命令発行ステージ順序フラグ17のうちの、A0命令発行ステージ6に対応する順序フラグをリセットする。A0命令発行ステージ6の命令を発行する処理が終了したときに、A0命令発行ステージ6の命令に対応するBUSYフラグ9をリセットする。
一方、A0優先チェック回路12は、A0命令発行ステージ6に優先フラグがセットされている場合、優先フラグに対応する命令発行ステージ(M0命令発行ステージ8)に発行可能な命令があるか否かをチェックする。A0優先チェック回路12は、M0命令発行ステージ8の命令が発行可能ではない場合、発行指示14を出力し、A0命令発行ステージ6の命令を発行する。また、A0優先チェック回路12は、A0命令発行ステージ6の命令を発行するとき、A0命令発行ステージ6の命令(リクエスト)に対応するBUSYフラグ9をセットする。同時に、自命令のリクエストであるA0命令発行ステージ6をリセットする。A0命令発行ステージ6の命令を発行する処理が終了したときに、A0命令発行ステージ6の命令に対応するBUSYフラグ9をリセットする。
このように、A0優先チェック回路12は、A0命令発行ステージ6に優先フラグがセットされていない場合、A0命令発行ステージ6の命令を発行するが、A0命令発行ステージ6の優先フラグのうちの、M0命令発行ステージ8に対応する優先フラグがセットされている場合は、M0命令発行ステージ8の命令が発行可能か否かをM0命令発行チェック回路11のチェックの結果により判断する。発行可能ならばA0命令発行ステージ6の命令発行を抑止するが、発行不可ならA0命令発行ステージ6の命令を発行する。
同様に、チェック回路(M0命令発行チェック回路11、M0優先チェック回路13)は、順序フラグ、優先フラグに従って調停を行い、調停の結果に基づいて、命令発行ステージ8にセットされた命令を発行する。これについて説明する。
まず、M0命令発行チェック回路11は、M0命令発行ステージ8の命令(リクエスト)に対応するリソースが空いているかをBUSYフラグ9でチェックし、先行命令に順序を保障しなければならない命令があるか否かをM0順序フラグ17でチェックする。BUSYフラグ9がセットされていなく、M0命令発行ステージ8に順序フラグがセットされていない場合、命令を発行可能である旨を表す通知をM0優先チェック回路13に出力する。次に、M0優先チェック回路13は、M0命令発行チェック回路11からの通知を受けて、M0命令発行ステージ8に優先フラグがセットされているか否かをチェックする。M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ8に優先フラグがセットされていない場合、発行指示15を出力し、自命令発行ステージ(M0命令発行ステージ8)の命令を命令実行部に出力する。この場合、M0優先チェック回路13から命令が発行される。命令実行部は、発行指示15に応じて命令が発行されることを認識し、M0優先チェック回路13から発行された命令を実行する。また、M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ8の命令を発行するとき、M0命令発行ステージ8の命令(リクエスト)に対応するBUSYフラグ9をセットする。同時に、自命令のリクエストであるM0命令発行ステージ8をリセットする。また、A0命令発行ステージ優先フラグ5のうちの、M0命令発行ステージ8に対応する優先フラグをリセットする。また、A0命令発行ステージ順序フラグ16のうちの、M0命令発行ステージ8に対応する順序フラグをリセットする。M0命令発行ステージ8の命令を発行する処理が終了したときに、M0命令発行ステージ8の命令に対応するBUSYフラグ9をリセットする。
一方、M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ8に優先フラグがセットされている場合、優先フラグに対応する命令発行ステージ(A0命令発行ステージ6)に発行可能な命令があるか否かをチェックする。M0優先チェック回路13は、A0命令発行ステージ6の命令が発行可能ではない場合、発行指示15を出力し、M0命令発行ステージ8の命令を発行する。また、M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ8の命令を発行するとき、M0命令発行ステージ8の命令(リクエスト)に対応するBUSYフラグ9をセットする。同時に、自命令のリクエストであるM0命令発行ステージ8をリセットする。M0命令発行ステージ8の命令を発行する処理が終了したときに、M0命令発行ステージ8の命令に対応するBUSYフラグ9をリセットする。
このように、M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ8に優先フラグがセットされていない場合、M0命令発行ステージ8の命令を発行するが、M0命令発行ステージ8の優先フラグのうちの、A0命令発行ステージ6に対応する優先フラグがセットされている場合は、A0命令発行ステージ6の命令が発行可能か否かをA0命令発行チェック回路10のチェックの結果により判断する。発行可能ならばM0命令発行ステージ8の命令発行を抑止するが、発行不可ならM0命令発行ステージ8の命令を発行する。
これにより、本発明のベクトル処理装置によれば、命令と先行命令とでリソースが競合した場合、競合関係をフラグ化することにより、多くの命令を命令発行ステージにエントリできる。また、命令と先行命令とで調停を行い、優先順序が高く発行可能な命令から発行することにより、リソースを効率良く使用することができる。
[動作]
次に、図3、図4に示される具体例を用いて、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の動作を説明する。図3は、従来のベクトル処理装置、及び、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の動作を示すタイミングチャートである。図3では、命令間でリソースの競合があるケースについて本発明と従来技術とを比較している。ここで、図3において、
命令X1:VD0/V0<−V0+V1
命令X2:VD4<−V6+V7
命令X3:VD8/V0<−V2*V3
命令X4:VD12<−V4*V5
とする。図4は、ベクトル演算処理装置の概略図である。
リソースの使用管理はBUSYフラグ9により行う。ベクトルデータレジスタ21(VDR)は、容量が大きく、VD0、VD8、VD16・・・と8飛びのVDR番号にベクトルデータを格納する。VDR22は、VD4、VD12、VD20・・・とVD4から8飛びのVDR番号にベクトルデータを格納する。同様に、VDR23〜28は、最若番号から8飛びのVDR番号にベクトルデータを格納する。ベクトルレジスタ29〜35(VAR)でV0からV7まであり演算するベクトルデータを格納する。ベクトル演算器(ADD0、MLT0、MLT1、ADD1)37〜40は、VAR29〜36からベクトルデータを受け取り演算する。X−BARスイッチ41は、ベクトル演算器37〜40で演算した演算結果を受け取り、VAR29〜36又はVDR21〜28にベクトルデータを供給する。信号線L1は、VDR Write PATH0でX−BARスイッチ41からVDR21、22に接続している。信号線L2は、VDR Write PATH1でX−BARスイッチ41からVDR23、24に接続している。信号線L3は、VDR Write PATH2でX−BARスイッチ41からVDR25、26に接続している。信号線L4は、VDR Write PATH3でX−BARスイッチ41からVDR27、28に接続している構成になっている。ここでVD0、VD4、VD8、VD12は同一VDR Write PATH0を使用する競合関係にあたる。また、V0とV0、VD0とVD0はVAR番号、VDR番号が同じ競合関係にあたる。
1クロック目において、INから上記の命令順で第1命令デコードステージ1に命令X1をセットする。
2クロック目において、命令X1は命令デコーダ2により命令が使用するリソースリクエスト、READリクエストV0、V1、WriteリクエストVD0(VDR Write PATH0)、V0 Write、使用演算器A(加算器系)にデコードし、第2命令デコードステージ3にセットすると同時に命令X2を第1命令デコードステージ1にセットする。
3クロック目において、第2命令デコードステージ3にセットされた命令X1は、加算器系命令なのでA0命令発行ステージ6にセットされる。同時にリソース一致検出回路4は、他の発行ステージにセットしている先行命令との競合を検出し、A0命令発行ステージ優先フラグ5、命令発行ステージ順序フラグ16をセットする。今回は先行命令が発行ステージにないことで何もセットしない。第1命令デコードステージ1の命令X2は、命令デコーダ2により命令が使用するリソースリクエスト、READリクエストV6、V7、WriteリクエストVD4(VDR Write PATH0)、使用演算器A(加算器系)にデコードし、第2命令デコードステージ3にセットすると同時に命令X3を第1命令デコードステージ1にセットする。
4クロック目において、A0命令発行チェック回路10は、A0命令発行ステージ6にセットされた命令X1について、READリクエストV0、V1、WriteリクエストVD0(VDR Write PATH0)、V0 Write、使用演算器A(加算器系)に対応するBUSYフラグ9がセットされてないこと(V0 Write BUSY、VDR Write PATH0 BUSY)をチェックする。A0命令発行チェック回路10は、A0命令発行ステージ順序フラグ16が全てリセットしていることをチェックして発行可能命令となる、A0命令発行ステージ優先フラグ5に対応する他の命令発行ステージに発行可能な命令がないことをA0優先チェック回路12で調停確認後、発行指示14を出力する。本ケースでは先行命令がセットしたV0 Write BUSYフラグ9をリセットするまで発行を待つ。
第2命令デコードステージ3にセットされた命令X2は、加算器系命令なので、空いているA1命令発行ステージ6’にセットされる。同時にリソース一致検出回路4は、他の発行ステージにセットしている先行命令との競合を検出し、A1命令発行ステージ優先フラグ5’、A0命令発行ステージ順序フラグ16’をセットする。本ケースでは先行のA0命令発行ステージ6の命令と信号線L1が競合関係(VDR Write PATH0)にあり、A1発行ステージと先行のA0命令発行ステージ6の関係を優先フラグA1−>A0としてセットする。ここで優先フラグA1−>A0とは、優先フラグ 自命令発行ステージ−>先行命令の命令発行ステージを示す。命令X4は、第1命令デコードステージ1にセットされる。命令デコーダ2は、命令X3に対して、その命令が使用するリソースリクエスト、READリクエストV2、V3、WriteリクエストVD8 (VDR Write PATH0)、V0 Write、使用演算器M(乗算器系)にデコードし、第2命令デコードステージ3にセットする。
5クロック目において、第2命令デコードステージ3にセットされた命令X3は、乗算器系命令なのでM0命令発行ステージ8にセットされる。同時にリソース一致検出回路4は、他の命令発行ステージにセットしている先行命令との競合を検出し、M0命令発行ステージ優先フラグ7、M0命令発行ステージ順序フラグ17をセットする。本ケースでは先行のA0命令発行ステージ6の命令、A1命令発行ステージ6’の両命令と信号線L1が競合関係(VDR Write PATH0)にあり、M0命令発行ステージ優先フラグ7として優先フラグM0−>A0、優先フラグM0−>A1をセットする。また、先行のA0命令発行ステージ6の命令とV0 Writeが同じため、追い越してはいけない関係にあたり、M0命令発行ステージ順序フラグ17として順序フラグM0−>A0をセットする。命令デコーダ2は、命令X4に対して、その命令が使用するリソースのリクエスト、READリクエストV4、V5、WriteリクエストVD12(VDR Write PATH0)、使用演算器M(乗算器系)にデコードし、第2命令デコードステージ3にセットする。
A1命令発行チェック回路10’は、A1命令発行ステージ6’にセットされた命令X2に対して、READリクエストV6、V7、WriteリクエストVD4(VDR Write PATH0)、使用演算器A(加算器系)に対応するBUSYフラグ9が点灯してないこと(VDR Write PATH0 BUSY)と、A1命令発行ステージ順序フラグ16’が全てリセットしていることをチェックし、命令X2は、発行可能命令となる。A1命令発行チェック回路10’は、A1命令発行ステージ優先フラグ5’に対応する他の命令発行ステージに発行可能な命令がないかA1優先チェック回路12’で調停確認後、発行指示14’を出力する。本ケースでは先行命令がセットしたV0 Write BUSYフラグ9によりV0 Write BUSYフラグ9をリセットするまで発行を待っているA0命令発行ステージ6にセットした命令X1との関係が優先フラグA1->A0 の点灯により命令X1が発行できないことをA1優先チェック回路12’で調停確認後、命令X1を追い越して命令X2が先に発行指示14’を出力し命令発行する。また、V0 Write BUSYフラグ9は先行命令の処理が終わり、ここでリセットされる。
6クロック目において、命令X2は、命令発行したことでリソースを使用するためBUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)を点灯し、後続の命令がリソースを使用しないように管理し、後続命令の発行を抑止する。また、A1命令発行ステージ優先フラグ5’(優先フラグM0−>A1)をリセットする。第2命令デコードステージ3にセットされた命令X4は、乗算器系命令なので空いているM1命令発行ステージ8’にセットされる。同時にリソース一致検出回路4は、他の発行ステージにセットしている先行命令との競合を検出し、M1命令発行ステージ優先フラグ7’、M1命令発行ステージ順序フラグ17’をセットする。本ケースでは先行のA0命令発行ステージ6の命令、M0命令発行ステージ8の命令と信号線L1が競合関係(VDR Write PATH0)にあり優先フラグM1−>A0、優先フラグM1−>M0をセットする。先行A1命令発行ステージ6’の命令とも信号線L1が競合関係(VDR Write PATH0)にあったが、命令発行された後でA1発行ステージに命令がないので優先フラグM1−>A1をセットしない。
7から9クロック目において、残りの命令X1、X3、X4は、信号線L1を管理するBUSYフラグ9の(VDR Write PATH0 BUSY)をリセットするまで発行待ちになる。
10クロック目において、命令X2の処理が終わったため、信号線L1を管理するBUSYフラグ9の(VDR Write PATH0 BUSY)をリセットする。
11クロック目において、優先度が高いのは、A0命令発行ステージ優先フラグ5とA0命令発行ステージ順序フラグ16を持っていないA0命令発行ステージ6で発行待ちしている命令X1である。A0命令発行チェック回路10は、命令X2が発行後セットした(VDR Write PATH0 BUSY)をリセットしたことを確認後、発行指示14を出力する。
12クロック目において、命令X1は命令発行されたことで、BUSYフラグ9(V0 Write BUSY、VDR Write PATH0 BUSY)が再セットされる。このBUSYフラグ9は、後続の命令が使用できないように管理し、後続命令の発行を抑止する。また、A1命令発行ステージ優先フラグ5’(優先フラグA1−>A0)、M0命令発行ステージ優先フラグ7(優先フラグM0−>A0)、M1命令発行ステージ優先フラグ7’に(優先フラグM1−>A0)、M0命令発行ステージ順序フラグ17(順序フラグM0−>A0)は、A0命令発行ステージ6の命令X1を発行したことでリセットし、後はBUSYフラグ9(V0 Write BUSY、VDR Write PATH0 BUSY)での管理に変わる。
13から15クロック目において、残りの命令X3、X4は、BUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)をリセットするまで発行を待つ。また、M0命令発行ステージ8にセットした命令X3は、V0 Write命令のため、先行命令X1がセットしたBUSYフラグ9(V0 Write BUSY)をリセットするまで発行を待つ。
16クロック目において、命令X1の処理が終わったため、信号線L1を管理するBUSYフラグ9の(VDR Write PATH0 BUSY)をリセットする。
17クロック目において、M0命令発行ステージ8の命令X3は、BUSYフラグ9(V0 Write BUSY)がセットされていて命令発行をできない。このため、M1命令発行チェック回路11’は、M0命令発行ステージ8の命令X3と競合関係(VDR Write PATH0)にあり、優先フラグM1−>M0を持っている優先度の低い命令X4をM1優先チェック回路13’で調停確認後、先行命令X3を追い越して発行指示15’を出力する。仮にBUSYフラグ9(V0 Write BUSY)が競合のリソース(VDR Write PATH0 BUSY)より早くリセットした場合はM0命令発行ステージ優先フラグ7を持っていない命令X3をM0優先チェック回路13にて調停確認後、発行指示15を出力し命令発行する。
18クロック目において、命令X4が発行された後、BUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)が再セットされる。このBUSYフラグ9は、後続の命令が使用できないように管理し、後続命令の発行を抑止する。
19クロック目において、BUSYフラグ9(V0 Write BUSY)がリセットされるが、BUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)が点灯しているため、命令X3は発行できない。
20から21クロック目において、残りの命令X3は、BUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)がリセットされるまで発行を待つ。
22クロック目において、命令X4の処理が終わったため、信号線L1を管理するBUSYフラグ9の(VDR Write PATH0 BUSY)がリセットされる。
23クロック目において、M0命令発行チェック回路11は、最終に残った命令X3に対して、BUSYフラグ9(V0 Write BUSY、VDR Write PATH0 BUSY)が点灯していないことと、M0命令発行ステージ順序フラグ17が点灯していないことを確認し、命令X3は、発行可能となる。M0優先チェック回路13は、M0命令発行ステージ優先フラグに対応した発行ステージの命令が発行可能であるか確認後、発行指示15を点灯し、命令X3は、命令発行となる。
24クロック目において、命令X3は命令発行されたことで、BUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)が再セットされる。このBUSYフラグ9は、後続の命令が使用できないように管理し、後続命令の発行を抑止する。また、M1命令発行ステージ優先フラグ7’(優先フラグM1−>M0)は、M0命令発行ステージ8の命令X3が発行されたことでリセットされ、後はBUSYフラグ9(VDR Write PATH0 BUSY)での管理に変わる。
28クロック目において、命令X3の処理が終わったため、信号線L1を管理するBUSYフラグ9の(VDR Write PATH0 BUSY)がリセットされる。
ここで、図3に示されるように、従来動作では第1命令デコードステージ101、命令デコーダ102、第2命令デコードステージ103までの動作は変わらないが、リソース一致検出回路104は先行命令を格納している命令発行ステージ105、106の命令と第2命令デコードステージ103に格納している後続命令間のリソース一致を検出し、一致を検出すると第2命令デコードステージ103の命令は命令発行ステージ105、106の命令が命令発行するまでセットすることができない。よって今回の命令列では命令発行ステージ105、106に命令X1〜X4が並ぶことがなく、先行命令を命令発行してリソース一致検出回路104でリソースの一致が検出された命令発行ステージが空けば後続命令をセットできる。命令は命令受け取り順に発行し、競合の信号線L1(VDR Write PATH0)以外のリソース要因により命令発行が遅れた場合は信号線L1(VDR Write PATH0)を有効に使用できない。
[効果]
以上の説明により、本発明のベクトル処理装置によれば、命令と先行命令とでリソースが競合した場合、競合関係をフラグ化することにより、多くの命令を命令発行ステージにエントリできる。また、命令と先行命令とで調停を行い、優先順序が高く発行可能な命令から発行することにより、リソースを効率良く使用することができる。
図1は、従来のベクトル処理装置の構成を示している。 図2は、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の構成を示している。 図3は、従来のベクトル処理装置、及び、本発明の実施形態によるベクトル処理装置の動作を示すタイミングチャートである。 図4は、ベクトル演算処理装置の概略図である。
符号の説明
1 第1命令デコードステージ、
2 命令デコーダ、
3 第2命令デコードステージ、
4 リソース一致検出回路、
5 A0命令発行ステージ優先フラグ、
6 A0命令発行ステージ、
7 M0命令発行ステージ優先フラグ、
8 M0命令発行ステージ、
9 BUSYフラグ、
10 A0命令発行チェック回路、
11 M0命令発行チェック回路、
12 A0優先チェック回路、
13 M0優先チェック回路、
14 発行指示、
15 発行指示、
16 A0命令発行ステージ順序フラグ、
17 M0命令発行ステージ順序フラグ、
21〜28 ベクトルデータレジスタ(VDR)、
29〜36 ベクトルレジスタ(VAR)、
37 ベクトル演算器(ADD0)、
38 ベクトル演算器(MLT0)、
39 ベクトル演算器(MLT1)、
40 ベクトル演算器(ADD1)、
41 X−BARスイッチ、
101 第1命令デコードステージ、
102 命令デコーダ、
103 第2命令デコードステージ、
104 リソース一致検出回路
105 命令発行ステージ(0系)、
106 命令発行ステージ(1系)、
107 BUSYフラグ、
108 発行チェック回路、
109 発行指示、
110 選択指示、
111 選択部、

Claims (7)

  1. 命令がセットされる命令デコードステージと、
    複数の命令発行ステージと、
    それぞれ前記複数の命令発行ステージに対応する複数のチェック回路と、
    前記命令デコードステージにセットされた命令と前記複数の命令発行ステージにセットされている命令間でリソースの一致があるか否かを検出するリソース一致検出回路と、
    を具備し、
    前記リソース一致検出回路は、
    前記命令デコードステージにセットされた命令を、前記複数の命令発行ステージのうちの、空いている自命令発行ステージにセットするときに、前記命令デコードステージの命令と前記複数の命令発行ステージの命令間において、
    前記検出の結果として、リソースを競合して順序を守らなければならない場合、前記自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する順序フラグをそれぞれセットし、
    前記検出の結果として、リソースを競合しても追い越し可能な場合、前記自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する優先フラグをそれぞれセットし、
    前記複数のチェック回路は、前記順序フラグ、前記優先フラグに従って調停を行い、前記調停の結果に基づいて、前記自命令発行ステージにセットされた命令を発行する、
    ベクトル処理装置。
  2. 前記複数のチェック回路は、
    前記自命令発行ステージに対応するリソースが空いているかをBUSYフラグでチェックし、先行命令に順序を保障しなければならない命令があるか否かを前記順序フラグでチェックする命令発行チェック回路と、
    前記命令発行チェック回路によるチェックの結果、前記BUSYフラグがセットされていなく、前記自命令発行ステージに前記順序フラグがセットされていない場合、前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされているか否かをチェックする優先チェック回路と、
    を備え、
    前記優先チェック回路は、
    前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされていない場合、
    前記自命令発行ステージの命令を発行し、
    前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをセットし、
    前記自命令発行ステージをリセットし、
    前記優先フラグのうちの、前記自命令発行ステージに対応する優先フラグをリセットし、
    前記順序フラグのうちの、前記自命令発行ステージに対応する順序フラグをリセットし、
    前記自命令発行ステージの命令を発行する処理が終了したときに、前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをリセットする、
    請求項1に記載のベクトル処理装置。
  3. 前記優先チェック回路は、
    前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされていて、前記優先フラグに対応する命令発行ステージの命令が発行可能であるか否かをチェックし、
    前記優先フラグに対応する命令発行ステージの命令が発行可能ではない場合、
    前記自命令発行ステージの命令を発行し、
    前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをセットし、
    前記自命令発行ステージをリセットし、
    前記自命令発行ステージの命令を発行する処理が終了したときに、前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをリセットする、
    請求項2に記載のベクトル処理装置。
  4. 前記命令がセットされる第1命令デコードステージと、
    前記第1命令デコードステージにセットされた前記命令をデコードする命令デコーダと、
    前記命令デコードステージであり、前記命令デコーダによりデコードされた前記命令がセットされる第2命令デコードステージと、
    を更に具備する請求項1〜3のいずれかに記載のベクトル処理装置。
  5. 命令デコードステージと複数の命令発行ステージとを具備するコンピュータを用いる方法であって、
    命令を前記命令デコードステージにセットするステップと、
    前記命令デコードステージにセットされた命令と前記複数の命令発行ステージにセットされている命令間でリソースの一致があるか否かを検出するステップと、
    前記命令デコードステージにセットされた命令を、前記複数の命令発行ステージのうちの、空いている自命令発行ステージにセットするときに、前記命令デコードステージの命令と前記複数の命令発行ステージの命令間において、
    前記検出の結果として、リソースを競合して順序を守らなければならない場合、前記自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する順序フラグをそれぞれセットするステップと、
    前記検出の結果として、リソースを競合しても追い越し可能な場合、前記自命令発行ステージ以外の命令発行ステージに対応する優先フラグをそれぞれセットするステップと、
    前記順序フラグ、前記優先フラグに従って調停を行い、前記調停の結果に基づいて、前記自命令発行ステージにセットされた命令を発行するステップと、
    を具備するベクトル処理方法。
  6. 前記命令を発行するステップは、
    前記自命令発行ステージに対応するリソースが空いているかをBUSYフラグでチェックし、先行命令に順序を保障しなければならない命令があるか否かを前記順序フラグでチェックするステップと、
    前記命令発行チェック回路によるチェックの結果、前記BUSYフラグがセットされていなく、前記自命令発行ステージに前記順序フラグがセットされていない場合、前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされているか否かをチェックするステップと、
    を備え、
    前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされているか否かをチェックするステップは、
    前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされていない場合、
    前記自命令発行ステージの命令を発行するステップと、
    前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをセットするステップと、
    前記自命令発行ステージをリセットするステップと、
    前記優先フラグのうちの、前記自命令発行ステージに対応する優先フラグをリセットするステップと、
    前記順序フラグのうちの、前記自命令発行ステージに対応する順序フラグをリセットするステップと、
    前記自命令発行ステージの命令を発行する処理が終了したときに、前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをリセットするステップと、
    を備える請求項5に記載のベクトル処理方法。
  7. 前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされているか否かをチェックするステップは、
    前記自命令発行ステージに前記優先フラグがセットされていて、前記優先フラグに対応する命令発行ステージの命令が発行可能であるか否かをチェックするステップと、
    前記優先フラグに対応する命令発行ステージの命令が発行可能ではない場合、
    前記自命令発行ステージの命令を発行するステップと、
    前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをセットするステップと、
    前記自命令発行ステージをリセットするステップと、
    前記自命令発行ステージの命令を発行する処理が終了したときに、前記自命令発行ステージの命令に対応する前記BUSYフラグをリセットするステップと、
    を更に備える請求項6に記載のベクトル処理方法。
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