JP2009193340A - ビルの給水配管の監視、管理システム - Google Patents

ビルの給水配管の監視、管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ビルの給水設備において、異常を検知して的確に対応すると共に、配管設備からデータを収集、分析して、設備設計や運用、保守に活用する。
【解決手段】ビル配管において、引き込み配管の途中に設ける自動仕切弁と、その下流に設ける減圧弁と、さらにその下流に設ける流量計量器と、この流量計量器に接続され流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末と、これらとは別に設けた上記送信された信号データを受信する通信機と、受信した信号データを処理するコンピュータ端末とからなり、流量計量器は、給水流量を計測すると共に下流に生じる異常を検知し、その結果を信号データとして通信端末から送信し、通信機を介して信号データを受信したコンピュータ端末は、信号データを処理分析して、給水に関する管理データを蓄積すると共に、異常警告を発信するようにし、さらに異常の復旧情報を記録する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ビル等における給水配管設備に関する種々のデータを収集し、集中的に監視、管理するシステムに関するものである。
従来、ビルの設備機器の動作異常を、遠隔地で監視、処理する装置が知られている。例えば、その基本的な構成が、特許文献1に記載されている。特許文献1記載の遠隔監視装置は、複数のビルにそれぞれ設置されて当該ビルのビル設備機器(給水装置やエレベータ等)の動作状態を監視する端末装置と、通信回線を介してこれらの端末装置と遠隔的に接続されている中央監視装置(管理装置)とを備えた構成である。
そして、ビルの設備機器に動作異常が発生した際には、端末装置から通信回線を介して所定のデータを送信し、中央監視装置では、受信したデータを判別し、その内容を表示及び印字するようにしている。
特開平6−162369号公報
しかしながら、この種の監視装置は、遠隔地のオペレータに異常があったことを表示するのみであって、結局、そのオペレータが、その異常に対応する処理を決定するものであった。
この種の装置を、給水設備に特化して考えると、例えばビル設備に漏水が生じた場合、遠隔地でこれを検知することはできるが、現実には、オペレータが作業員を手配し、作業員が現場に出向いて修理を行っている。
また、上記構成における端末装置は、異常を検知するだけに設けられるものであって、例えば、日常の使用量を継続的に計量し、そのデータを基礎資料として、配管設計の見直しを行ったり、配管の給水能力の調整を行うなどして、ビル全体の節水等に役立てるという観念はなかった。しかし、近年、様々な面で環境に配慮したビル設計や設備運営が求められるようになっており、単に異常を監視するだけでなく、環境に配慮して、高度な基準を満たすことが求められている。
本発明は、かかる視点に立って発明されたものであり、ビルの給水設備において、各種異常を検知して的確に対応すると共に、配管設備からデータを収集し、分析して、今後の設備設計や運用、保守に活用するようにした総合的な監視、管理システムを提案することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、立ち上がり配管から分岐する複数の引き込み配管のそれぞれにヘッダを接続し、各ヘッダからは複数の分岐管が分岐し、それぞれの分岐管に端末機器が接続されているビル配管において、上記引き込み配管の途中に設ける自動仕切弁と、その下流に設ける減圧弁と、さらにその下流に設ける流量計量器と、この流量計量器に接続され流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末と、これらとは別に設けた上記送信された信号データを受信する通信機と、受信した信号データを処理するコンピュータ端末とからなり、流量計量器は、給水流量を計測すると共に下流に生じる異常を検知し、その結果を信号データとして通信端末から送信し、通信機を介して信号データを受信したコンピュータ端末は、信号データを処理分析して、給水に関する管理データを蓄積すると共に、異常警告を発信するようにし、さらに異常の復旧情報を記録するようにしてビルの給水配管の監視、管理システムを構成するという手段を採用した。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、通信機に代えて可動受信端末を採用し、可動受信端末で受信した信号データをコンピュータ端末に転送するものであるという手段を採用した。
また、請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、さらに、上記ヘッダの下流の各分岐管に自動仕切弁を設け、その下流に流量計量器を設け、この流量計量器に流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末を接続するという手段を採用した。
また、請求項4に記載した発明は、請求項1又は請求項2記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、上記引き込み配管に設ける流量計量器と通信端末を省略し、これに代えて、上記ヘッダの下流の各分岐管に自動仕切弁を設け、その下流に流量計量器を設け、この流量計量器に流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末を接続するという手段を採用した。
また、請求項5に記載した発明は、請求項1から請求項4記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、自動仕切弁はその下流の流量計量器と接続され、流量計量器からの信号により自動閉止可能とするという手段を採用した。
また、請求項6に記載した発明は、上記請求項1から請求項5のいずれか1項記載の発明において、信号データの送信を、コンピュータ端末から予め設定された時間間隔で流量計量器に所定の信号を送り、この信号を契機として、通信端末から流量計量器で計測、検知した信号データを送信するものであるという手段を採用した。
なお、かかる限定のほか、上記請求項1から請求項5のいずれか1項記載の発明においては、コンピュータ端末からの信号がなくても所定のサイクルで通信端末から信号データを送信することもできる。また、コンピュータ端末をオペレータが操作し、オペレータが任意の時間に所定の信号を流量計量器に送信した時にのみ、上記信号データを通信端末から送信することもある。
また、請求項7に記載した発明は、上記請求項1から請求項6のいずれか1項記載の発明において、通信端末は無線通信端末であり、通信機は無線通信機であるという手段を採用した。
但し、これに限定されず、有線の送受信装置で接続することも可能である。
そして、請求項8に記載した発明は、上記請求項1から請求項7のいずれか1項記載の発明において、流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、積算水量であるという手段を採用した。
また、請求項9に記載した発明は、上記請求項1から請求項8のいずれか1項記載の発明において、流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、瞬時流量であるという手段を採用した。
また、請求項10に記載した発明は、上記請求項1から請求項8のいずれか1項記載の発明において、流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、漏水、逆流、過大流量、超過水量、電池電圧低下から選択されるいずれか1以上の異常検知情報に関するものであるという手段を採用した。
上述した請求項1に係る発明は、流量計量器が、給水流量を計測すると共に下流に生じる異常を検知し、その結果を信号データとして通信端末から送信し、通信機を介して信号データを受信したコンピュータ端末が、信号データを処理分析して、給水に関する管理データを蓄積すると共に、異常警告を発信するようにし、さらに異常の復旧情報を記録するようにしたので、信号データを一括的に収集でき、その管理データを分析することで、今後の設備設計や、ビル設備の運用、保守に活用することができると共に、個々の異常にも対応できるので、総合的な監視、管理システムを構築することができた。
また、請求項2に係る発明は、無線端末機に代えて可動受信端末を採用したので、個々の流量計量器で随時信号データを収集でき、速やかに異常に対応できる。
また、請求項3に係る発明は、自動仕切弁と流量計量器を各分岐管にも設けたので、引き込み配管部分で総括的に信号データに対応した処理ができるほか、分岐管毎にも種々の信号データを収集して、その信号データに対応した処理を行うことができる。
また、請求項4に係る発明は、引き込み配管部分の処理を省略して、監視、管理処理を簡略している。
そして、請求項5に係る発明では、流量計量器と自動仕切弁を接続したので、コンピュータ端末の処理を経ずに、直接流量計量器からの信号で自動閉止可能となり、処理の迅速を図るものである。
また、請求項6では、コンピュータ端末からの指示で信号データを収集するようにしている。但し、これに限定されず、コンピュータ端末からの指示なく、常時信号データを送信することも、オペレータの指定した時だけ送信することもできる。
そして、請求項7では、送受信装置として無線によるものを想定している。しかし、有線で接続することも可能である。
請求項8から請求項10に係る発明は、上記ビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、送受信する信号データの内容を具体的に明示するものである。
上述した構成のビルの給水配管の監視、管理システムによれば、給水配管の各所に取り付けた流量計量器から、種々の信号データを受信し、分析することで、ビルの運用管理や、今後の設備設計に必要なデータを得ることができるため、環境に配慮したビル運営やビル設計に資することができるようになるという効果が期待できる。さらに、異常を発見した場合には、異常警告を発信し、個々の異常に対し、適切に対処できるようになるという優れた効果が期待できるものである。
以下、本発明に係るビルの給水配管の監視、管理システムの好ましい実施形態を、添付した図面に従って説明する。図1は、本発明システムを実現するためのビル配管の一例を示す配管図である。図1において、1は、既設ビルなどに設けられたメインの立ち上がり配管、2は、この立ち上がり配管1から分岐した引き込み配管、3は、引き込み配管2に接続されたヘッダである。このヘッダ3からは、複数本の分岐管4、4・・が分岐配管され、個々の分岐管に、それぞれ台所機器、トイレ機器、洗面機器などの端末機器(図示せず)を接続している。
また、5は、上記引き込み配管2の途中に設けられた自動仕切弁、6は、自動仕切弁の下流に設けられた減圧弁で、下流側の給水圧力を調整している。7は上記減圧弁6の下流側に設けられた流量計量器である。この流量計量器7には通信端末8が接続され、計測した流量に関する信号データを、通信機を介して下述する集中管理室のコンピュータ端末に送信している。また、流量計量器7は上記自動仕切弁5にも接続され、所定の異常信号を検知した場合には、前記自動仕切弁5を操作して、引き込み配管2の管路を自動閉止することができる。
次に、9はヘッダ3の下流の各分岐管4に設けられた自動仕切弁、10はその下流に設けられた流量計量器である。この流量計量器10にも、上記と同様に通信端末機11が接続され、所定の信号データを集中管理室のコンピュータ端末に送信すると共に、上記自動仕切弁9に接続されて、自動仕切弁9を自動閉止可能としている。
そして、これらの構成を一単位として、立ち上がり配管1から複数の単位が並列に接続される。例えば、一棟のビルにおいて、メインの立ち上がり配管から、各フロアに引き込み配管が分岐し、さらに各フロアの各部屋にヘッダが設けられ、分岐管を介して個々の端末機器に接続される。
なお、上記各自動仕切弁5、9は、いずれか一方については、その設置を省略することもある。また、上記通信端末を含む流量計量器7、10は、図示したように、引き込み配管2と分岐管4の両方に設置する場合もあるが、必要に応じて、引き込み配管2のみ、または、分岐管4のみに設置することもある。さらに、図示しないが、ヘッダ3下流に流量調整弁や圧力計を設けることもある。
このように構成した配管において、分岐管4の端末には、例えば水洗便器や蛇口が接続されるが、引き込み配管2に設けられた流量計量器7は、常時、引き込み配管2の流量を計測し、分岐管4に設けられた流量計量器10は、常時、分岐管4の流量を計測し、それぞれ、通信端末8、11を介して、その信号データを別に設けたコンピュータ端末に送信している。また、各流量計量器7、10の下流側で何らかの異常が発生した場合、流量計測器はその異常の発生及び種類を検知し、その信号データを別に設けたコンピュータ端末に送信する。なお、流量計量器7、10は、例えば配管内部に回転羽根を設け、その羽根の回転数を検知することによって流量を測定するものなど、従来公知の流量計量器を採用することができる。
続いて、図2は、上記配管設備とは別に設ける、例えば集中管理室のような場所における信号データの管理の態様の概念図で、(A)は、通信機12とコンピュータ端末13を直接接続し、各流量計量器から送信される信号データを一括で受信し、コンピュータ端末13で処理、分析等をするものである。また、(B)は、持ち運び可能な可動受信端末14を使用するもので、それぞれに設置している流量計量器から個々の機器毎に可動受信端末14で信号データを計測収集し、その場で情報を得ると共に、その信号データを持ち帰り、コンピュータ端末13に信号データを転送して、処理、分析等を行うものである。この可動受信端末14は、上記信号データを受信可能であると共に、所定の解析機能及び表示機能を有するものである。なお、これらの構成は、基本的には、信号データの収集方法に違いがあるだけで、コンピュータ端末13において、信号データを処理、分析する内容は同じものである。よって、いずれの管理方式を採用するかは、ビルの規模や運用体制等を考慮して任意に決定される。
また、信号データの受信は、例えば、コンピュータ端末から予め設定された時間間隔で流量計量器にトリガとなる所定の信号を送り、その信号を受信した流量計量器が信号データを送信する。その他、コンピュータ端末からの信号がなくても所定のサイクルで通信端末から信号データを送信することもできる。また、コンピュータ端末をオペレータが操作し、オペレータが任意の時間に所定の信号を流量計量器に送信した時にのみ、上記信号データを通信端末から送信することもある。
なお、上記通信端末及び通信機としては、無線によるものを想定しているが、有線で信号を送受できるものであってもよい。
次に、図3以下では、計測する信号データの具体的内容と、その信号データに応じた処理について、簡易フローチャートで説明する。なお、各図では、コンピュータ端末をPCと略して表示し、可動受信端末はハンディと表示している。また、可動受信端末を使用しない場合と、使用する場合とを併記している。
[積算水量計測]
図3は、流量計量器で積算水量を計測した信号データの処理に関するものである。流量計量器では、時間及び日の単位で、給水水量を計測可能である。そのデータは、図2で示したように、通信端末及び通信機を介して直接一括的に、または可動受信端末を介して個々に、コンピュータ端末に受信され、蓄積される。コンピュータ端末では、その蓄積データを日、月、年の単位で集計し、使用水量(消費量)に関するデータを得る。そして、このデータは所定の演算を経て、例えば、CO2排出量に換算したり、エネルギー使用量に換算したりすることができる。この換算データを基に、節水等を行い、環境に配慮した設備設計や運用、保守を行うことができるようになる。
また、流量計量器の設置場所によって、ヘッダ単位、分岐管単位、及び端末機器単位で水の消費量や使用頻度を集計管理することが可能であるので、例えば、ビル改修時に、非節水型の端末機器から節水型の端末機器に置換する場合に、分岐管の口径を端末機器の性能に応じて小径化するための判断基準とすることができる。これによって、環境基準を満たしたビルに改修することが可能となるものである。
また、上記使用水量、CO2排出量、エネルギー使用量等を過去に蓄積保管している対応データと比較することによって、中長期的な計画として、節水目標、即ち環境基準を達成したかどうかの判断の基準とすることができるものである。
[瞬時流量計測]
図4は、流量計量器で瞬時流量を計測した信号データの処理に関するものである。流量計量器では、常時、瞬時流量を計測している。そして、そのデータに基づいて、流量調整弁のバルブを調整したり、減圧弁を操作して圧力調整を行い、ヘッダ又は端末機器に、常に一定の流量や圧力の水を供給する。例えば、コンピュータ端末で直接一括的に信号データを受信した場合には、コンピュータ端末で演算処理して、遠隔操作により流量調整や圧力調整を行う。また、可動受信端末で個々に計測した場合は、随時、その場所で調整を行うこともできる。また、これらの給水条件の調整を完了すれば、そのデータもコンピュータ端末で管理する。即ち、一括送信の場合は、リアルタイムモニタリングとして機能し、可動受信端末の場合は、定期的記録管理となる。
[漏水検知]
図5及び図6は、流量計量器で給水の漏水を検知した信号データの処理に関するものである。図5において、流量計量器は、常時給水状態を計測し、その異常により漏水を検知する。そして、漏水を検知した場合、漏水情報を発信する。その漏水情報を直接受信したコンピュータ端末では、漏水箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。また必要に応じて、遠隔操作によって、漏水フロア又は分岐ラインを自動閉止する。その後、異常警告を受けた作業員が漏水箇所を復旧し、コンピュータ端末では漏水復旧を記録する。一方、漏水情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が漏水箇所の復旧を行う。その後、可動受信端末から、漏水の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。コンピュータ端末に記録された漏水に関する記録は、その後のビル管理に活用されることになる。
図6は、漏水が発生した場合の他の対応を示すものである。即ち、流量計量器が漏水を検知した場合、漏水情報を発信すると共に、計量器からの信号を自動仕切弁に送り、直接、漏水フロア又は分岐ラインを自動閉止する。一方、漏水情報を受信したコンピュータ端末では、漏水箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。その後、異常警告を受けた作業員が漏水箇所を復旧し、コンピュータ端末では漏水復旧を記録する。また、漏水情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が漏水箇所の復旧を行う。その後、可動受信端末から、漏水の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。
[逆流検知]
図7及び図8は、流量計量器で給水の逆流を検知した信号データの処理に関するものである。図7において、流量計量器は、常時給水状態を計測し、その異常により逆流を検知する。そして、逆流を検知した場合、逆流情報としてその逆流量や回数を発信する。その逆流情報を直接受信したコンピュータ端末では、逆流箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。また必要に応じて、遠隔操作によって、逆流したフロア又は分岐ラインを自動閉止する。その後、異常警告を受けた作業員が逆流箇所を復旧し、コンピュータ端末では逆流復旧を記録する。一方、逆流情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が逆流箇所の復旧を行う。その後、可動受信端末から、逆流の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。コンピュータ端末に記録された逆流に関する記録は、その後のビル管理に活用されることになる。
図8は、逆流が発生した場合の他の対応を示すものである。即ち、流量計量器が逆流を検知した場合、逆流情報としてその逆流量や回数を発信すると共に、計量器からの信号を自動仕切弁に送り、直接、漏水フロア又は分岐ラインを自動閉止する。一方、逆流情報を受信したコンピュータ端末では、逆流箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。その後、異常警告を受けた作業員が逆流箇所を復旧し、コンピュータ端末では逆流復旧を記録する。また、逆流情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が逆流箇所の復旧を行う。その後、可動受信端末から、逆流の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。
[過大流量検知]
図9は、流量計量器で給水量の過大を検知した信号データの処理に関するものである。図9において、流量計量器は、常時給水状態を計測し、その異常により流量過大を検知する。そして、流量過大を検知した場合、過大流量情報を発信する。その過大流量情報を直接受信したコンピュータ端末では、過大流量箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。その後、異常警告を受けた作業員が過大流量箇所を復旧し、コンピュータ端末では過大流量復旧を記録する。一方、過大流量情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が過大流量箇所の復旧を行う。その後、可動受信端末から、流量過大の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。コンピュータ端末に記録された過大流量に関する記録は、その後のビル管理に活用されることになる。
「超過水量検知]
図10は、流量計量器で給水量が基準値を超過したことを検知した信号データの処理に関するものである。図10において、流量計量器は、常時給水状態を計測し、その異常により水量超過を検知する。そして、水量超過を検知した場合、超過水量情報を発信する。その超過水量情報を直接受信したコンピュータ端末では、超過水量箇所を特定して異常警告を発信し、及び、その旨記録する。その後、異常警告を受けた作業員が超過水量箇所においてその原因を究明すると共にその復旧を行い、コンピュータ端末では超過水量復旧を記録する。一方、超過水量情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が超過水量箇所においてその原因を究明すると共にその復旧を行う。その後、可動受信端末から、超過水量の発生、及び復旧の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。コンピュータ端末に記録された超過水量に関する記録は、その後のビル管理に活用されることになる。
[電池電圧低下検知]
図11は、流量計量器において、その電池電圧が低下したことを検知した信号データの処理に関するものである。図11において、流量計量器は、作動に必要な電池電圧が低下した場合、これを検知し、電池電圧低下情報を発信する。その電池電圧低下情報を直接受信したコンピュータ端末では、異常警告を発信し、及び、その旨記録する。その後、異常警告を受けた作業員が電池交換を行い、コンピュータ端末では電池交換を記録する。一方、電池電圧低下情報を可動受信端末で受信した場合は、可動受信端末に異常警告を表示する。これを受けた作業員が電池交換を行う。その後、可動受信端末から、電池交換の記録をコンピュータ端末に転送し、記録する。コンピュータ端末に記録された電池電圧低下に関する記録は、その後のビル管理に活用されることになる。
以上述べたように、本発明システムによれば、ビルの給水配管に流量計量器を取り付け、これを介して給水量等を計測すると共に、発生する種々の異常を検知し、その信号データを集中管理室のコンピュータ端末に送信し、その信号データを分析することで、ビルの運用管理や、今後の設備設計に必要なデータを得ることができる。そのため、環境に配慮したビル運営やビル設計に資することができるようになる。また、異常を発見した場合には、異常警告を発信し、個々の異常に対し、適切に対処できるようになる。
本発明システムを実現するためのビル配管の一例を示す配管図である。 集中管理室における信号データの管理の態様の概念図である。 積算水量を計測した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 瞬時流量を計測した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水の漏水を検知した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水の漏水を検知した他の信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水の逆流を検知した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水の逆流を検知した他の信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水量の過大を検知した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 給水量が基準値を超過したことを検知した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。 電池電圧が低下したことを検知した信号データの処理に関する簡易フローチャートである。
符号の説明
1 立ち上がり配管
2 引き込み配管
3 ヘッダ
4 分岐管
5 自動仕切弁
6 減圧弁
7 流量計量器
8 通信端末
9 自動仕切弁
10 流量計量器
11 通信端末
12 通信機
13 コンピュータ端末
14 可動受信端末

Claims (10)

  1. 立ち上がり配管から分岐する複数の引き込み配管のそれぞれにヘッダを接続し、各ヘッダからは複数の分岐管が分岐し、それぞれの分岐管に端末機器が接続されているビル配管において、上記引き込み配管の途中に設ける自動仕切弁と、その下流に設ける減圧弁と、さらにその下流に設ける流量計量器と、この流量計量器に接続され流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末と、これらとは別に設けた上記送信された信号データを受信する通信機と、受信した信号データを処理するコンピュータ端末とからなり、流量計量器は、給水流量を計測すると共に下流に生じる異常を検知し、その結果を信号データとして通信端末から送信し、通信機を介して信号データを受信したコンピュータ端末は、信号データを処理分析して、給水に関する管理データを蓄積すると共に、異常警告を発信するようにし、さらに異常の復旧情報を記録するようにしたことを特徴とするビルの給水配管の監視、管理システム。
  2. 請求項1記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、通信機に代えて可動受信端末を採用し、可動受信端末で受信した信号データをコンピュータ端末に転送するものであるビルの給水配管の監視、管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、さらに、上記ヘッダの下流の各分岐管に自動仕切弁を設け、その下流に流量計量器を設け、この流量計量器に流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末を接続したビルの給水配管の監視、管理システム。
  4. 請求項1又は請求項2記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、上記引き込み配管に設ける流量計量器と通信端末を省略し、これに代えて、上記ヘッダの下流の各分岐管に自動仕切弁を設け、その下流に流量計量器を設け、この流量計量器に流量計量器で計測、検知した信号データを送信する通信端末を接続したビルの給水配管の監視、管理システム。
  5. 請求項1から請求項4記載のビルの給水配管の監視、管理システムにおいて、自動仕切弁はその下流の流量計量器と接続され、流量計量器からの信号により自動閉止可能としたビルの給水配管の監視、管理システム。
  6. 信号データの送信は、コンピュータ端末から予め設定された時間間隔で流量計量器に所定の信号を送り、この信号を契機として、通信端末から流量計量器で計測、検知した信号データを送信するものである請求項1から請求項5のいずれか1項記載のビルの給水配管の監視、管理システム。
  7. 上記通信端末は無線通信端末であり、上記通信機は無線通信機である請求項1から請求項6のいずれか1項記載のビルの給水配管の監視、管理システム。
  8. 流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、積算水量である請求項1から請求項7のいずれか1項記載のビルの給水配管の監視、管理システム。
  9. 流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、瞬時流量である請求項1から請求項8のいずれか1項記載のビルの給水配管の監視、管理システム。
  10. 流量計測器から通信端末を介して送信する信号データが、漏水、逆流、過大流量、超過水量、電池電圧低下から選択されるいずれか1以上の異常検知情報に関するものである請求項1から請求項9のいずれか1項記載のビルの給水配管の監視、管理システム。
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