JP2009192897A - 表示装置、立体表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の表示面に二次元像をそれぞれ表示することで立体像を表示する際に、重ね合わせた二次元像の間で意図しない光の干渉が生じるのを防ぐ。
【解決手段】観察者から見て奥行き位置が異なる表示面1,2に、同じ表示対象物の二次元像3,4をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、観察者がその表示対象物の三次元立体像5を観察可能とする。このとき、表示面1,2における二次元像3,4の表示タイミングを重ならないように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、三次元表示を行う表示装置およびその立体表示方法に関する。
従来、観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面に二次元像をそれぞれ表示し、この複数の表示面に表示される二次元像の輝度または透過度を表示面ごとに変化させることにより、立体的な像を表示する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−195018号公報
特許文献1に開示される装置では、複数の表示面に表示された二次元像を重ね合わせることで立体像を表示している。このとき、重ね合わせた二次元像の間で意図しない光の干渉が生じることにより、観察者から見える立体像が本来とは異なる色合いとなったり、滲んでしまったりする場合がある。
請求項1の発明による表示装置は、観察者が表示対象物の三次元立体像を観察可能とするために、観察者から見て奥行き位置が異なる複数の表示面に表示対象物の二次元像をそれぞれ所定の明るさにより表示する表示手段と、複数の表示面における二次元像の表示タイミングを重ならないように制御する制御手段とを備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置において、表示手段は、複数の表示面に表示対象物の二次元像を含む画像を所定の周期ごとにそれぞれ表示し、制御手段は、複数の表示面のうちいずれかに画像が表示されているとき、他の表示面には画像が表示されないようにすることで、表示タイミングを重ならないように制御するものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の表示装置において、表示手段は、複数の表示面を順次走査して表示対象物の二次元像を含む画像を所定の周期ごとにそれぞれ表示し、制御手段は、複数の表示面における各走査位置が観察者から見て互いに重ならないようにすることで、表示タイミングを重ならないように制御するものである。
請求項4の発明は、請求項2または3に記載の表示装置において、複数の表示面にそれぞれ表示される複数の画像を合わせた一つの画像を表す画像信号を外部から入力する入力手段をさらに備え、制御手段は、入力手段に入力される画像信号に基づいて、表示手段が複数の表示面に複数の画像をそれぞれ表示するための信号を生成するものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の表示装置において、画像信号は、輝度または色の少なくともいずれかを示す映像信号と、走査タイミングを示すための同期信号とを含み、制御手段は、画像信号に含まれる同期信号に基づいて、複数の画像の各々についての同期信号をそれぞれ生成し、生成した各同期信号を表示タイミングに応じて映像信号と共に複数の表示面に対してそれぞれ出力するものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の表示装置において、制御手段は、生成した同期信号を出力中の表示面に対しては映像信号を共に出力し、他の表示面に対しては映像信号を遮断して出力しないものである。
請求項7の発明による立体表示方法は、観察者から見て奥行き位置が異なる複数の表示面に表示対象物の二次元像をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、観察者に表示対象物の三次元立体像を観察させる立体表示方法であって、複数の表示面における二次元像の表示タイミングを重ならないように制御するものである。
本発明によれば、重ね合わせた二次元像の間で意図しない光の干渉が生じるのを防ぐことができる。
始めに、本発明による表示装置の原理について説明する。図1は、本発明を適用したDFD(Depth Fused-3D)型の三次元表示装置の原理を説明するための図である。図1に示す三次元表示装置は、観察者から見て異なる奥行き位置に表示面1および2を設定し、表示面1には二次元像3を、表示面2には二次元像4を表示する。なお、観察者により近い位置にある表示面1は透明または半透明状であり、観察者はこの表示面1を通して、表示面2に表示された二次元像4を観察することができる。このような表示面1を実現するために、たとえば液晶ディスプレイやプロジェクタ方式のディスプレイなどを利用することができる。あるいは、透明または半透明状でないCRT等のディスプレイによる表示面をハーフミラーにより反射させることで、表示面1を実現してもよい。
表示面1,2にそれぞれ表示される二次元像3,4は、いずれも同一の表示対象物を表しており、観察者から見て互いに重なるような位置および大きさで表示される。二次元像3,4をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、観察者に符号5に示すような三次元立体像を観察させることができる。このとき、二次元像4に比して二次元像3の明るさが増すほど、観察者は表示面1に近い位置に三次元立体像5を観察し、反対に二次元像3に比して二次元像4の明るさが増すほど、観察者は表示面2に近い位置に三次元立体像5を観察する。なお、二次元像3および4の明るさを部分ごとに変化させることで、三次元立体像5の奥行きや立体感を表現することもできる。さらに、二次元像3および4の明るさを時間に応じてそれぞれ変化させることで、三次元立体像5の奥行き方向の動きを表現することもできる。
なお、上記では表示面が2つの場合の例を説明したが、3つ以上の表示面を用いても同様にして三次元立体像を表現することができる。すなわち、観察者から見て奥行き位置が異なる複数の表示面に、表示対象物の二次元像をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、観察者にその表示対象物の三次元立体像を観察させることができる。
次に、本発明による表示装置の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態による2つの液晶ディスプレイを用いた表示装置10の構成を示す図である。図2に示すように、表示装置10は、バックライト11、偏光板12、後面液晶パネル13、前面液晶パネル14、偏光板15、制御部16および信号入力部17を備えている。
バックライト11は、表示装置10が画面表示を行う際の光源として働く部分であり、後面液晶パネル13および前面液晶パネル14を照明するための光を発する。このバックライト11には、後面液晶パネル13および前面液晶パネル14を均一に照明するために、たとえば冷陰極管や発光ダイオードなどの発光部材に加えて、発光部材からの光を面状に拡散するための導光板または拡散板が備えられている。なお、導光板を用いる方式はエッジライト方式と呼ばれ、拡散板を用いる方式は直下型方式と呼ばれている。
偏光板12は、特定の偏光方向を有している。バックライト11より発せられた光は、様々な方向の振幅成分を含んでいる。この光に対して、偏光板12は、その偏光方向の振幅成分を透過させ、他の方向の振幅成分を遮断する。これにより、偏光板12を透過した光は、特定の振幅成分のみを有する直線偏光となる。
後面液晶パネル13と前面液晶パネル14は、いずれも多数の透明電極が形成された2枚の透明基板の間に液晶材料を挟み込んだ構造を有しており、偏光板12と偏光板15の間に挟まれて設けられている。後面液晶パネル13と前面液晶パネル14の間には、所定の距離dの空間(ギャップ)が設けられている。距離dの値は、たとえば3〜15mm程度である。
後面液晶パネル13および前面液晶パネル14は、各々の透明基板上に形成された透明電極を用いて、予め設定された画素単位で液晶材料に印加する電圧をそれぞれ制御する。これにより、後面液晶パネル13と前面液晶パネル14の各々において、偏光板12を透過して入射された光の偏光状態が画素単位で制御される。このときの後面液晶パネル13および前面液晶パネル14における印加電圧は、制御部16の制御によってそれぞれ決定される。なお、後面液晶パネル13と前面液晶パネル14にカラーフィルターをそれぞれ設けて、カラー表示を行うようにしてもよい。
偏光板15は、偏光板12と同様に特定の偏光方向を有しており、入射された光のうちその偏光方向の振幅成分を透過させ、他の方向の振幅成分を遮断する。偏光板12を透過した後に後面液晶パネル13および前面液晶パネル14を透過した光は、その偏光状態が上記のようにそれぞれの画素単位で制御されている。この光を偏光板15に対して入射すると、偏光板15を透過する光の強度が画素単位で変化する。この光強度の変化を利用して、表示装置10は様々な画像を表示することができる。
制御部16は、前述のように後面液晶パネル13および前面液晶パネル14において液晶材料にそれぞれ印加する電圧を制御することにより、表示装置10が表示する画面の内容を制御する。制御部16には、外部から表示装置10に対して画像信号を入力するための信号入力部17が接続されている。この信号入力部17において入力される画像信号に基づいて、制御部16の印加電圧制御が行われる。たとえば、車両に搭載されているナビゲーション装置から信号入力部17に対して地図を表した画像信号が入力されると、制御部16において行われる印加電圧制御に応じて、その地図の画像が後面液晶パネル13と前面液晶パネル14において所定の明るさによりそれぞれ表示される。その結果、表示装置10において立体的な地図が表示される。
以上説明したように、表示装置10は、バックライト11より発せられた光に対して、偏光板12によりその偏光方向の振幅成分を透過させ、後面液晶パネル13および前面液晶パネル14により偏光状態を画素単位でそれぞれ制御した後、その光を偏光板15に通過させる。これにより、後面液晶パネル13および前面液晶パネル14において、様々な画像や映像を任意の明るさでそれぞれ表示することができる。したがって、前面液晶パネル14を図1の表示面1として動作させ、二次元像3を表示すると共に、後面液晶パネル13を表示面2として動作させ、二次元像4を表示することができる。このようにして、表示装置10において三次元立体像5が表示される。
なお、表示装置10は、制御部16により、前面液晶パネル14(表示面1)と後面液晶パネル13(表示面2)のそれぞれにおける画像の表示タイミングを重ならないように制御する。このような制御を行うことで、上記のようにして三次元立体像を表現するときに、重ね合わせた二次元像の間で意図しない光の干渉が生じるのを防ぐ。なお、重ね合わせた二次元像の間で意図しない光の干渉が生じると、観察者から見える三次元立体像が本来のものとは異なる色合いとなったり、滲んでしまったりする場合がある。このような不都合を防止するために、以下で説明するような表示タイミングの制御を制御部16において実行する。
図3は、信号入力部17に入力される画像信号が表す画像の例を示している。この画像は、画像Aと画像Bを上下につなぎ合わせた一つの画像として構成されている。ここで、上側の画像を画像Aと表し、下側の画像を画像Bと表している。画像Aは、表示面1すなわち前面液晶パネル14に表示するための画像であり、画像Bは、表示面2すなわち後面液晶パネル13に表示するための画像である。したがって、表示面1の二次元像3を画像Aに含めると共に、表示面2の二次元像4を画像Bに含めることにより、表示装置10において二次元像3および4による三次元立体像5が表示される。
図3の画像サイズは、後面液晶パネル13と前面液晶パネル14の表示解像度に応じて決定される。たとえば、後面液晶パネル13と前面液晶パネル14において表示可能な画像サイズが、いずれも横320ドット、縦240ドットであったとする。このときの画像サイズは、横320ドット、縦480ドットとなる。
信号入力部17に入力される画像信号では、図3のような画像を水平ラインごとに分解して表している。たとえば、最初の行に対応する水平ラインをH(1)とし、次の行に対応する水平ラインをH(2)とする。このようにして、H(1)からH(n)までを画像Aを表す水平ラインとすると、続くH(n+1)からH(2n)までが画像Bを表す水平ラインとなる。上記のように図3の画像サイズを横320ドット、縦480ドットとすると、n=240である。これらの水平ラインH(1)〜H(2n)の輝度や色を順に信号化したものが、画像信号として信号入力部17に入力される。
なお、画像信号が表す画像の内容は、所定のフレームレート(たとえば、60Hz)ごとに更新される。すなわち、前面液晶パネル14(表示面1)と後面液晶パネル13(表示面2)は、画像Aと画像Bを所定の周期ごとにそれぞれ表示する。
上記のような画像信号が信号入力部17に入力されると、制御部16は、その画像信号に基づいて、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13に対して、その各表示面(表示面1、2)を順次走査させることにより、画像Aと画像Bを所定の周期ごとにそれぞれ表示させる。すなわち、制御部16の制御に応じて、前面液晶パネル14において、H(1)からH(n)までの水平ラインを順次走査することにより、画像Aを表示する。その後、後面液晶パネル13において、H(n+1)からH(2n)までの水平ラインを順次走査することにより、画像Bを表示する。これを交互に繰り返して、一方の表示面に画像が表示されているときに他方の表示面には画像が表示されないようにすることで、両表示面における画像の表示タイミングを重ならないように制御することができる。
なお、信号入力部17に対して入力される画像信号は、映像信号、垂直同期信号および水平同期信号を含んでいる。映像信号は、上記の水平ラインH(1)〜H(2n)における輝度または色の少なくともいずれかを示す信号である。たとえば、水平ラインH(1)〜H(2n)における各画素の赤、緑および青の輝度をそれぞれR,G,Bで表し、これを映像信号として信号入力部17に入力する。あるいは、R,G,Bの代わりに、輝度Yおよび色差Cb、Crを用いてもよい。なお、輝度Yおよび色差Cb、Crは、たとえば以下の式により表すことができる。
Y=0.299R+0.587G+0.114B
Cb=−0.169R−0.331G+0.500B
Cr=0.500R−0.419G−0.081B
垂直同期信号および水平同期信号は、画面の走査タイミングを示すための信号である。垂直同期信号は、垂直方向の走査タイミング、すなわち画像フレームの切り替えタイミングを示す信号であり、予め定められたフレームレートに応じた周期で出力される。水平同期信号は、水平方向の走査タイミング、すなわち水平ラインH(1)〜H(2n)の切り替えタイミングを示す信号であり、フレームレートと水平ライン数2nに応じた周期で出力される。
以上説明したような映像信号、垂直同期信号および水平同期信号を含む画像信号が外部から信号入力部17に対して入力され、制御部16へ伝えられると、制御部16は、これらの信号に基づいて、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13に対して必要な信号をそれぞれ生成して出力する。その様子を図4により説明する。図4は、信号生成に関する制御部16の機能ブロック図を示している。図4に示すように、制御部16は、信号生成に関して、水平同期信号カウント部161、垂直同期信号生成部162および切替部163の各部を有している。垂直同期信号は、水平同期信号カウント部161および垂直同期信号生成部162に対して入力され、水平同期信号は、水平同期信号カウント部161および切替部163に対して入力され、映像信号は切替部163に対して入力される。
信号入力部17から水平同期信号カウント部161に垂直同期信号が入力されると、それに応じて水平同期信号カウント部161は、水平同期信号のカウントを開始する。所定数の水平同期信号がカウントされたら、水平同期信号カウント部161から垂直同期信号生成部162および切替部163に対して、そのことが通知される。なお、上記の所定数は、図3の画像Aから画像Bへの切り替えのタイミングに応じて決定される。カウント(n+1)から垂直同期信号パルスの長さを差し引いた値(n+1−X)の時、水平同期信号カウント部161から垂直同期信号生成部162と切替部163に対してカウント通知がそれぞれ出力される。
垂直同期信号生成部162は、信号入力部17から入力される垂直同期信号と、水平同期信号カウント部161からのカウント通知とに基づいて、前面液晶パネル14の表示面1において画像Aを表示するための垂直同期信号Aと、後面液晶パネル13の表示面2において画像Bを表示するための垂直同期信号Bとを生成する。このとき、水平同期信号カウント部161からのカウント通知に応じて、垂直同期信号Aに対してフレームレートの半分、すなわち水平ラインがH(n)からH(n+1)に切り替わるタイミング分だけ遅れるように、垂直同期信号Bを生成する。垂直同期信号生成部162において生成された垂直同期信号A,Bは、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13に対してそれぞれ出力される。
切替部163は、水平同期信号カウント部161からのカウント通知に応じて、信号入力部17から入力される水平同期信号の出力先を、前面液晶パネル14または後面液晶パネル13のいずれかに切り替える。カウント通知前、すなわち水平ラインがH(1)からH(n)までの間は、前面液晶パネル14に対して水平同期信号Aを映像信号と共に出力し、カウント通知後、すなわち水平ラインがH(n+1)からH(2n)までの間は、後面液晶パネル13に対して水平同期信号Bを映像信号と共に出力する。
なお、映像信号は、上記のような水平同期信号の出力先の切り替えに関わらず、切替部163から前面液晶パネル14および後面液晶パネル13の両方に対して常に出力し続けてよい。あるいは、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13にそれぞれ出力された映像信号同士が互いに干渉して画像の乱れ等を生じる場合などは、水平同期信号AまたはBのいずれかを出力中の一方の液晶パネルに対してのみ映像信号を共に出力し、他方は映像信号を遮断して出力しないこととしてもよい。このようにすれば、映像信号同士の干渉を避けることができる。
以上説明したようにして制御部16から前面液晶パネル14と後面液晶パネル13に対して出力される各信号の例を、図5のタイミングチャートに示す。符号21に示す垂直同期信号と、符号22に示す水平同期信号とが信号入力部17から制御部16へ入力されると、上記のような各部の動作により、符号23に示す垂直同期信号A、符号24に示す垂直同期信号B、符号25に示す水平同期信号Aおよび符号26に示す水平同期信号Bが生成され、制御部16から前面液晶パネル14または後面液晶パネル13へそれぞれ出力される。なお、図5では映像信号を省略している。
図5のタイミングチャートに示すように、垂直同期信号A23は、垂直同期信号21と同じタイミングで出力される。一方、垂直同期信号B24は、水平同期信号22においてn+1番目のパルスp(n+1)が出力されるタイミングから垂直同期信号パルスの長さを差し引いた値(n+1−X)のタイミングに応じて出力される。また、水平同期信号22のうち、パルスp(1)からパルスp(n)までが水平同期信号A25として出力され、パルスp(n+1)からパルスp(2n)までが水平同期信号B26として出力される。なお、ここでは図を簡略化するためにn=10としているが、このnの値は前述のように、画像Aと画像Bを切り替える水平ラインの位置を表している。
以上説明したように、制御部16は、画像信号に含まれる垂直同期信号および水平同期信号に基づいて、前面液晶パネル14(表示面1)に表示する画像Aと、後面液晶パネル13(表示面2)に表示する画像Bとについて、垂直同期信号AおよびBと、水平同期信号AおよびBとをそれぞれ生成する。そして、生成したこれらの同期信号を、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13に対して、それぞれの表示タイミングに応じて出力する。これにより、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13のいずれかに画像AまたはBが表示されているとき、他方には画像が表示されないようにして、画像Aと画像Bの表示タイミングを重ならないように制御する。
なお、図5のタイミングチャートにおいて、垂直同期信号B24の一部または全部と、水平同期信号A25の一部または全部とが重なるようにしてもよい。このようにしても、水平同期信号A25と水平同期信号B26とが分離されている限り、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13のいずれか一方に画像AまたはBが表示されているとき、他方には画像が表示されないようにすることができる。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)表示装置10は、前面液晶パネル14と後面液晶パネル13により、観察者から見て奥行き位置が異なる表示面1,2に、同じ表示対象物の二次元像3,4をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、観察者がその表示対象物の三次元立体像5を観察可能とする。このとき、表示面1,2における二次元像3,4の表示タイミングを重ならないように、制御部16により制御することとした。このようにしたので、重ね合わせた二次元像3,4の間で意図しない光の干渉が生じるのを防ぐことができる。その結果、観察者から見える三次元立体像5が干渉により本来のものとは異なる色合いとなったり、滲んでしまったりするのを防止できる。
(2)前面液晶パネル14および後面液晶パネル13は、表示面1,2に表示対象物の二次元像3,4を含む画像A,Bを所定のフレームレートごとにそれぞれ表示する。制御部16は、表示面1,2のうちいずれかに画像AまたはBが表示されているとき、他の表示面には画像が表示されないようにすることで、二次元像3,4の表示タイミングを重ならないように制御する。このようにしたので、確実に二次元像3,4の表示タイミングを重ならないようにすることができる。
(3)表示装置10は、信号入力部17において、表示面1,2にそれぞれ表示される画像A,Bを合わせた一つの画像を表す画像信号を外部から入力する。制御部16は、この信号入力部17に入力される画像信号に基づいて、前面液晶パネル14および後面液晶パネル13が表示面1,2に画像A,Bをそれぞれ表示するための信号を生成する。すなわち、画像信号に含まれる垂直同期信号および水平同期信号に基づいて、画像A,Bの各々についての垂直同期信号A,Bおよび水平同期信号A,Bをそれぞれ生成する。こうして生成した各同期信号を、二次元像3,4の表示タイミングに応じて、映像信号と共に表示面1,2に対してそれぞれ出力することとした。このようにしたので、画像信号を入力するための信号線を1系統で済ませることができる。
(4)制御部16は、表示面1,2のうち、生成した垂直同期信号AまたはBと、水平同期信号AまたはBとを出力中の表示面に対しては映像信号を共に出力し、他の表示面に対しては映像信号を遮断して出力しないことができる。このようにすれば、映像信号同士の干渉を避け、画像の乱れ等を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態では、複数の表示面における画像の表示タイミングを完全に分ける例を説明した。すなわち、表示面1,2のうちいずれかに画像AまたはBが表示されているとき、他の表示面には画像が表示されないようにすることで、二次元像3,4の表示タイミングを重ならないように制御する。しかし、このように表示タイミングを完全に分けるのではなく、観察者から見て重ならない位置にある画像部分同士を同時に表示するようにしてもよい。
すなわち、前面液晶パネル14および後面液晶パネル13が表示面1,2を順次走査して表示対象物の二次元像3,4を含む画像A,Bを所定のフレームレートごとにそれぞれ表示するときに、制御部16は、表示面1,2における各走査位置が観察者から見て重ならないようにすることで、二次元像3,4の表示タイミングを重ならないように制御することができる。このようにすれば、各表示面における画像非表示の時間を短縮することができるため、自然で滑らかな画像表示をしつつ、二次元像3,4の表示タイミングを重ならないようにすることができる。なお、このような効果は、画面が大きくなるほど顕著となる。
また、上記実施の形態では、画像Aと画像Bを上下につなぎ合わせて一つの画像としたが、左右につなぎ合わせてもよい。この場合、水平ラインごとに半分となる位置を求め、その位置で画像Aと画像Bを分けるようにすることが好ましい。さらに、画像Aの水平ラインと画像Bの水平ラインを1本または数本ずつ交互につなぎ合わせて、一つの画像を構成してもよい。
以上説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
本発明による表示装置の原理を説明するための図である。 本発明の一実施形態による表示装置の構成を示す図である。 画像信号が表す画像の例を示す図である。 信号生成に関する制御部の機能ブロック図である。 制御部から出力される各信号の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1,2:表示面、3,4:二次元像、5:三次元立体像、10:表示装置、
11:バックライト、12:偏光板、13:後面液晶パネル、14:前面液晶パネル、
15:偏光板、16:制御部、17:信号入力部

Claims (7)

  1. 観察者が表示対象物の三次元立体像を観察可能とするために、前記観察者から見て奥行き位置が異なる複数の表示面に前記表示対象物の二次元像をそれぞれ所定の明るさにより表示する表示手段と、
    前記複数の表示面における前記二次元像の表示タイミングを重ならないように制御する制御手段とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記複数の表示面に前記表示対象物の二次元像を含む画像を所定の周期ごとにそれぞれ表示し、
    前記制御手段は、前記複数の表示面のうちいずれかに前記画像が表示されているとき、他の表示面には前記画像が表示されないようにすることで、前記表示タイミングを重ならないように制御することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記表示手段は、前記複数の表示面を順次走査して前記表示対象物の二次元像を含む画像を所定の周期ごとにそれぞれ表示し、
    前記制御手段は、前記複数の表示面における各走査位置が前記観察者から見て互いに重ならないようにすることで、前記表示タイミングを重ならないように制御することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の表示装置において、
    前記複数の表示面にそれぞれ表示される複数の画像を合わせた一つの画像を表す画像信号を外部から入力する入力手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力手段に入力される画像信号に基づいて、前記表示手段が前記複数の表示面に前記複数の画像をそれぞれ表示するための信号を生成することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置において、
    前記画像信号は、輝度または色の少なくともいずれかを示す映像信号と、走査タイミングを示すための同期信号とを含み、
    前記制御手段は、前記画像信号に含まれる同期信号に基づいて、前記複数の画像の各々についての同期信号をそれぞれ生成し、生成した各同期信号を前記表示タイミングに応じて前記映像信号と共に前記複数の表示面に対してそれぞれ出力することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置において、
    前記制御手段は、前記生成した同期信号を出力中の表示面に対しては前記映像信号を共に出力し、他の表示面に対しては前記映像信号を遮断して出力しないことを特徴とする表示装置。
  7. 観察者から見て奥行き位置が異なる複数の表示面に表示対象物の二次元像をそれぞれ所定の明るさにより表示することで、前記観察者に前記表示対象物の三次元立体像を観察させる立体表示方法であって、
    前記複数の表示面における前記二次元像の表示タイミングを重ならないように制御することを特徴とする立体表示方法。
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