JP2009190613A - 車載表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の視力に適した位置に表示機を移動できるようにする。
【解決手段】車両内の乗員の視力を判定するための情報を取得し(S414)、乗員の視力を判定するための情報に基づいて乗員の視力に適した表示機の位置を算出し(S416)、算出した表示機の位置に表示機を移動させる(S418)。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に搭載され、表示機を移動させるアーム部により表示機を移動させる機能を有する車載表示装置に関するものである。
従来、ユーザの姿勢や視線方向に合わせて表示部を移動させる装置が種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−78566号公報 特開平10−254381号公報
しかし、上記したような表示装置は、ユーザの視力と関係なく表示部が移動するようになっている。このため、例えば、老眼のお年寄りや視力の低いユーザは、表示部に顔を近づけて表示内容を確認する必要があったり、表示画面を注視する時間が長くなったりするといった問題があった。また、車両に搭載される車載表示装置では、運転者が運転中に表示部に顔を近づけたり表示画面を注視する時間が長くなったりすると、運転に支障をきたすおそれがあるという問題もある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、乗員の視力に適した位置に表示機を移動できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、表示機を移動させるアーム部により表示機を移動させる機能を有する車載表示装置であって、車両内の乗員を特定する乗員特定手段と、乗員特定手段により特定された乗員の視力を判定するための情報を取得する情報取得手段と、乗員の視力を判定するための情報に基づいて乗員の視力に適した表示機の位置を算出する表示機位置算出手段と、表示機位置算出手段により算出された表示機の位置に表示機を移動させる移動制御手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、車両内の乗員を特定するとともに乗員の視力を判定するための情報を取得し、乗員の視力を判定するための情報に基づいて乗員の視力に適した表示機の位置を算出し、算出した表示機の位置に表示機を移動させるので、乗員の視力に適した位置に表示機を移動させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、乗員の目の位置を測定する第1の測定手段を備え、表示機位置算出手段は、乗員の視力を判定するための情報および第1の測定手段により測定された乗員の目の位置に基づいて乗員の視力および乗員の目の位置に適した表示機の位置を算出することを特徴としている。
このような構成によれば、乗員の視力を判定するための情報および第1の測定手段により測定された乗員の目の位置に基づいて乗員の視力および乗員の目の位置に適した表示機の位置を算出されるので、乗員の視力だけでなく乗員の目の位置に適した位置に表示機を移動させることが可能である。
また、請求項3に記載の発明は、乗員の視線方向を測定する第2の測定手段を備え、表示機位置算出手段は、乗員の視力を判定するための情報、第1の測定手段により測定された乗員の目の位置および第2の測定手段により測定された乗員の視線方向に基づいて乗員の視力、乗員の目の位置および乗員の視線方向に適した表示機の位置を算出することを特徴としている。
このような構成によれば、乗員の視力を判定するための情報、乗員の目の位置および乗員の視線方向に基づいて乗員の視力、乗員の目の位置および乗員の視線方向に適した表示機の位置が算出されるので、乗員の視力、乗員の目の位置および乗員の視線方向に適した位置に表示機を移動させることが可能である。
また、請求項4に記載の発明は、乗員の視線方向に追従して表示機の位置を移動させるか否かを乗員に確認する確認手段と、確認手段により表示機の位置を移動させると判定された場合、第2の測定手段により測定された乗員の視線方向に追従するように表示機の位置を移動させる視線追従移動制御手段と、を備えたことを特徴としている。
このように、乗員の視線方向に追従するように表示機の位置を移動させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、乗員の操作に応じて表示機の位置を微調整するか否かを判定する微調整判定手段と、微調整判定手段により表示機の位置を微調整すると判定された場合、乗員の操作に応じて表示機の位置を微調整する微調整制御手段と、を備えたことを特徴としている。
このように、乗員の操作に応じて表示機の位置を微調整することができる。
また、請求項6に記載の発明は、車両が走行中であるか否かを判定する走行判定手段と、走行判定手段により車両が走行中であると判定された場合、車両前方の視界の妨げとならない標準位置に表示機を移動させる標準位置移動手段と、を備えたことである。
このような構成によれば、車両が走行中であると判定された場合、車両前方の視界の妨げとならない標準位置に表示機が移動するので、車両前方の視界を妨げないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る車載表示装置の概略斜視図を図1に示す。本車載表示装置1は、車両に搭載され、表示機10、ロボットアーム部20および装置本体30を備えている。この図には、ロボットアーム部20の先端に表示機10が接続された状態が示されている。
通常時、本車載表示装置1における表示機10は、図示しないダッシュボード上の運転の妨げとならない標準位置(ホームポジション)に設置され、装置本体30と直接接続されている。また、ロボットアーム部20は、ロボットアーム部20を収納する収納エリア(図示せず)に収納されている。そして、装置本体30からロボットアーム部20に表示機10の接続が指示されると、収納エリアからロボットアーム部20の先端が伸び出し、このロボットアーム部20の先端に表示機10が接続され、乗員の視力に適した位置まで表示機10が移動するようになっている。
図2に、車載表示装置1のブロック構成を示す。表示機10は、表示部11、画像認識部12、音声認識部13、通信部14、電源切替部15、接続部16および制御部17を備えている。
表示部11は、液晶等のディスプレイを有しており、制御部17から入力される映像信号に応じた映像をディスプレイに表示させる。
画像認識部12は、表示部11の周囲に設けられたカメラ(図示せず)を有し、このカメラを用いて乗員を撮影した画像に画像認識処理を施して乗員の顔、乗員の目の位置、乗員の視線方向の認識を行う。
音声認識部13は、車室内の音声を集音するマイク(図示せず)を有し、このマイクにより集音された音声に音声認識処理を施してキーワードの認識を行う。
通信部14は、装置本体30から無線送信される映像信号を含む各種データを受信して制御部17へ出力するとともに制御部17から入力される各種データを装置本体30へ無線送信する。
接続部16は、装置本体30により機械的に支持される支持部、装置本体30から電源供給を受けるためのコネクタ、ロボットアーム部20により機械的に支持される穴形状の支持部、ロボットアーム部20から電源供給を受けるためのコネクタ(いずれも図示せず)を備えている。表示機10は、ダッシュボード上の標準位置に設置されている場合には、装置本体30から電源供給を受け、表示機10がロボットアーム部20により支持されている場合には、ロボットアーム部20から電源供給を受けるようになっている。
電源切替部15は、図示しない補助電源(バッテリ)を備えており、装置本体30とロボットアーム部20との接続切り替えを行う際に表示機11の表示が途中で途絶えないように一時的に電源供給元を補助電源に切り替える。
制御部17は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはメモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
本実施形態における制御部17のメモリには、予め、ユーザの操作により車両に乗車する可能性の高い乗員の視力データが記憶されるようになっている。本実施形態では、各乗員の視力データが、正常、近視、遠視等として記憶されている。
次に、装置本体30の構成について説明する。装置本体30は、車室内カメラ31、ID情報読取装置32、電源供給部33、接続部34、通信部35および制御部36を備えている。
車室内カメラ31は、車室内に取り付けられ、車室内の乗員やロボットアーム部20を撮影し、撮影した画像を制御部36へ送出する。
ID情報読取装置32は、乗員が所有する携帯電話から電話機固有に付与されたID情報を読み取る装置である。本実施形態におけるID情報読取装置32は、ブルートゥース機能を備えた携帯電話からブルートゥースインタフェースを介して送出されるID情報を読み取る。
接続部34は、表示機10がダッシュボード上の標準位置に設置された場合に、表示機10を支持するための支持部と、電源供給を受けるためのコネクタ(いずれも図示せず)を備えている。
電源供給部33は、表示機10に電源を供給するためのものであり、接続部34に設けられたコネクタを介して表示機10に電源を供給する。
通信部35は、表示機10から無線送信される各種データを受信して制御部36へ出力するとともに制御部36から入力される各種データを車載機10へ無線送信する。
制御部36は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはメモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
次に、ロボットアーム部20の構成について説明する。ロボットアーム部20は、電源供給部21、接続部22、ロボットアーム23、アクチュエータ部24およびロボットアーム制御部25を備えている。
接続部22は、表示機10を機械的に支持するための円柱形状の支持部と、電源供給を受けるためのコネクタ(いずれも図示せず)を備えている。接続部22の支持部は図示しないアクチュエータの回転に応じて回転するようになっており、表示機10の接続部16に設けられた穴形状の支持部に回転しながら挿入されロックされるようになっている。
電源供給部21は、接続部22に設けられたコネクタを介して表示機10に電源を供給する。
アクチュエータ部24は、ロボットアーム制御部25の指示に従って回転する複数のアクチュエータを有している。
ロボットアーム23は、図3に示すように、アーム部23a、23b、23cと、3つの関節部23d、23e、23fを有している。各関節部23d、23e、23fには、それぞれアクチュエータが内蔵されており、アクチュエータを作動させてアーム部23a、23b、23cを所定の位置に移動させることが可能となっている。
ロボットアーム制御部25は、表示機10の制御部17あるいは装置本体30から送出される指示に応じて各アクチュエータを回転させ、表示機10の位置および角度を所定の位置に移動させる処理を実施する。なお、本実施形態における表示機10の制御部17は、ロボットアーム制御部25に表示機10の移動、接続等の指示を行う場合、装置本体36を介してロボットアーム制御部25に表示機10の移動、接続等の指示を行う。
本実施形態における装置本体30の制御部36および表示機10の制御部17は、車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、それぞれイニシャル処理を実施し、その後、各種処理を実施する。
まず、図4に従って、装置本体30の制御部36のイニシャル処理について説明する。
まず、ユーザが乗車しているか否かの認識を行う(S100)。この認識は、車室内カメラ31により撮影された車室内の画像に基づいて行うことができる。
次に、ユーザ判定および登録を行う(S102)。具体的には、情報読取装置32を介して車両内に存在するユーザの携帯電話からID情報を読み取り、このID情報からユーザを判定するとともに、ID情報をユーザIDとしてメモリに登録する。なお、複数の乗員が乗車している場合には、複数のユーザのID情報をメモリに登録する。
次に、表示機移動設定の判定を行う(S104)。具体的には、表示機10を標準位置から移動させる表示機移動機能を有効にするか否かを確認するメッセージをスピーカ(図示せず)より音声出力させるとともに、通信部35を介して表示機10より音声認識部13の認識結果を取得して表示機移動機能の設定が有効であるか否かを判定する。
表示機移動機能の設定が無効である場合、S104の判定はNOとなり、S104の判定を繰り返す。
また、表示機移動機能の設定が有効である場合、メモリに登録したユーザIDを含む表示機移動命令を表示機10に送信し(S106)、本処理を終了する。
図5に従って、表示機10の制御部17のイニシャル処理について説明する。制御部17は、まず、画面表示を開始する(S200)。具体的には、通信部14を介して装置本体30から映像信号を受信して、映像信号に応じた画像を表示部11に表示させる。なお、車両のイグニッションスイッチがオン状態になった直後、表示機10はダッシュボード上の標準位置に設置されるようになっている。
次に、装置本体30の制御部36から表示機移動命令を受信したか否かを判定する(S202)。
制御部36から表示機移動命令を受信しない場合、S202の判定はNOとなり、S202の判定を繰り返す。
また、制御部36から表示機移動命令を受信すると、S202の判定はYESとなり、次に、ユーザ操作に応じて表示機10を移動させる際の対象ユーザを特定する(S204)。具体的には、表示機移動命令に含まれるユーザIDおよび画像認識部12の認識結果に基づいて車室内の各座席の乗員を認識し、車室内の各座席の乗員のリストを表示機10の画面表示に表示させ、乗員に表示機10の移動対象となるユーザを指定させ、表示機10の移動対象となるユーザおよび座席位置を特定する。
次に、ロボットアーム部20のロボットアーム制御部25に表示機10の接続を指示する(S206)。ロボットアーム制御部25は、この指示に応じてロボットアーム23の接続部22の支持部に表示機10を取り付けて表示機10を支持し、車両前方の視界の妨げとならない標準位置(ホームポジション)へ移動させる。つまり、収納エリアからロボットアーム23が伸び出し、このロボットアーム23の先端に表示機10が取り付けられ、表示機10が予め定められた標準位置まで移動するようになっている。なお、この間、画面表示は継続して行われる。
次に、図6に従って、装置本体30の制御部36の処理について説明する。制御部36は、図4に示したイニシャル処理と並行して、図6に示す処理を周期的に実施する。
まず、車両の状態を表示機10へ送信する(S300)。制御部36には、車速信号が入力されるようになっており、制御部36は、この車速信号に基づいて車両が走行中であるか停車中であるかを判定し、車両が走行中であるか停車中であるかを表示機10へ送信する。
次に、車室内カメラ31により撮影された画像に基づいて表示機10の位置が正常か否かを判定する(S302)。
表示機10が予め定められた標準位置にある場合、S302の判定はYESとなり、S302の判定を繰り返す。
また、何らかの原因により表示機10が標準位置にない場合、S302の判定はNOとなり、ロボットアーム部20のロボットアーム制御部25へアーム位置補正命令を送出する(S304)。ロボットアーム制御部25は、このアーム位置補正命令に応じて、表示機10を標準位置に移動させるようになっている。
次に、図7に従って、表示機10の制御部17の処理について説明する。制御部17は、図5に示したイニシャル処理の後、図7に示す処理を実施する。
まず、車両が停車中であるか否かを判定する(S400)。この判定は、装置本体30の制御部36から送信される車両の状態を表す情報に基づいて行うことができる。
車両が停車中の場合、S400の判定はYESとなり、次に、乗員により表示機10の自動移動制御の指示があるか否かを判定する(S402)。この判定は、音声認識部13により表示機の自動移動制御を指示するキーワードが認識されたか否かに基づいて行うことができる。
乗員により表示機10の自動移動制御が指示されない場合、S402の判定はNOとなり、S400の判定へ戻る。
また、乗員により表示機の自動移動制御が指示された場合、S402の判定はYESとなり、次に、ユーザの顔の位置の測定を行う(S404)。具体的には、画像認識部12の認識結果に基づいて、図5のS204にて特定した表示機10の移動対象となるユーザ(以下、対象ユーザと記す)に対し、顔の位置を繰り返し測定する。
次に、対象ユーザの顔の位置が安定しているか否かを判定する(S406)。具体的には、対象ユーザの顔の移動量を一定時間測定し、対象ユーザの顔の移動量が予め定められた規定量以上か否かに基づいて対象ユーザの顔の位置が安定しているか否かを判定する。
対象ユーザの顔の移動量が予め定められた規定量以上の場合、S406の判定はNOとなり、乗員に警告を行う(S408)。具体的には、顔を移動させないように指示するメッセージを表示部11およびスピーカ(図示せず)から出力させ、S404へ戻る。
そして、対象ユーザの顔の移動量が予め定められた規定量未満になると、S406の判定はYESとなり、次に、対象ユーザの両目の位置を測定する(S410)。具体的には、画像認識部12の認識結果に基づいて対象ユーザの両目の位置(座標)を特定する。
次に、対象ユーザの視線方向を測定する(S412)。具体的には、画像認識部12の認識結果に基づいて対象ユーザの視線方向を特定する。
次に、制御部17のメモリから対象ユーザの視力データの読み出しを行う(S414)。
次に、対象ユーザの視力に適した表示機10の位置を算出する(S416)。制御部17のメモリには、対象ユーザの視力に応じて対象ユーザの目と表示機10の最適距離が記憶されており、この最適距離を用いて表示機10の位置を算出する。具体的には、S410にて測定された対象ユーザの両目の位置を基準として、対象ユーザの視力に適した最適距離で、かつ、S410にて測定された対象ユーザの視線方向に表示機10の表示部11の中央が位置するように表示機10の位置を算出する。なお、最適距離は、近視、老眼、正常の順に長くなるように定められている。
次に、S416にて算出した表示機10の位置への表示機10の移動をロボットアーム制御部25に指示する(S418)。ロボットアーム制御部25は、この指示に応じて各アクチュエータを回転させ、対象ユーザの視力に適した位置に表示機10を移動させる。
次に、ユーザ視線に追随するように表示機10を移動させる視線追随機能を有効にするか否かを判定する(S420)。具体的には、表示画面の一部に視線追随機能を有効にするか否かを確認する表示を行い、ユーザにより視線追随機能の有効を指示する操作があるか否かに基づいて視線追随機能を有効にするか否かを判定する。
ユーザにより視線追随機能を有効にする操作が行われた場合、S420の判定はYESとなり、S412にて測定した対象ユーザの視線方向に基づいて、対象ユーザの視線方向に表示機10を追随させるようにロボットアーム制御部25に指示する(S422)。ロボットアーム制御部25は、この指示に応じて各アクチュエータを回転させ、ユーザの視線方向に表示機10を追随させる。
次に、ユーザにより表示機10の位置を微調整するユーザ微調整操作があるか否かを判定する(S424)。具体的には、表示画面の一部に表示機10の位置を微調整するための表示を行い、ユーザにより表示機10の位置を微調整するためのユーザ微調整操作があるか否かを判定する。
ここで、ユーザ微調整操作があった場合、S424の判定はYESとなり、次に、表示機10をユーザの指定位置に微調整する(S426)。例えば、対象ユーザから向かって右方向への微調整操作があった場合には対象ユーザから向かって右方向へ表示機10を移動させるようにロボットアーム制御部25に指示し、対象ユーザから向かって上方向への微調整操作があった場合には対象ユーザから向かって上方向へ表示機10を移動させるようにロボットアーム制御部25に指示する。ロボットアーム制御部25は、これらの指示に応じて各アクチュエータを回転させ、ユーザの指定位置に表示機10を微調整する。
なお、ユーザにより視線追随機能を無効にする操作が行われた場合、S420の判定はNOとなり、S410へ戻る。
また、ユーザ微調整操作がなかった場合には、S424の判定はNOとなり、S410へ戻る。
また、車両が走行中の場合、S400の判定はNOとなり、表示機10の位置を車両前方の視界の妨げとならないダッシュボード上の標準位置に移動させ(S428)、S400へ戻る。
上記した構成によれば、車両内の乗員を特定するとともに乗員の視力データを取得し、乗員の視力を判定するための情報に基づいて乗員の視力に適した表示機10の位置を算出し、算出した表示機10の位置に表示機を移動させるので、乗員の視力に適した位置に表示機10を移動させることができる。
また、車両が走行中であると判定された場合、車両前方の視界の妨げとならない標準位置に表示機10が移動するので、車両前方の視界を妨げないようにすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、車両に乗車する可能性の高い乗員の視力データを正常、近視、遠視等として制御部17のメモリに記憶する構成を示したが、例えば、左眼の視力は1.0、右眼の視力は0.3といった数値として視力データを制御部17のメモリに記憶するようにしてもよい。また、視力検査に用いられる短距離視力表を表示画面に表示させて乗員の視力を簡易計測する機能を備え、この機能により乗員に視力を簡易計測し、乗員の視力データを制御部17のメモリに記憶するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、S416において、乗員の視力データ、乗員の目の位置および乗員の視線方向に基づいて乗員の視力、乗員の目の位置および乗員の視線方向に適した表示機の位置を算出したが、例えば、乗員の目の位置および乗員の視線方向と関係なく、乗員の視力データに基づいて乗員の視力に適した表示機の位置を算出するようにしてもよい。また、乗員の視線方向と関係なく、乗員の視力データおよび乗員の目の位置に基づいて乗員の視力および乗員の目の位置に適した表示機の位置を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両に乗員が乗車する度に、乗員の視力に適した表示機の位置を算出し、算出した表示機の位置に表示機を移動させるようになっているが、例えば、乗員の視力に適した表示機の位置をメモリに記憶しておき、次回、その乗員が乗車したときには、その乗員の視力に適した表示機の位置をメモリから読み出して表示機を移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、乗員の視力に適した位置に1つの表示機を移動させたが、複数の表示機を移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、制御部17のメモリに記憶された乗員の視力データを読み出して視力を判定する例を示したが、例えば、乗員の顔を撮影し、乗員の眼鏡の着用の有無に基づいて視力を判定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、乗員が所有する携帯電話から電話機固有に付与されたID情報を読み取るID情報読取装置32を用いて乗員を識別したが、このような手法に限定されるものではなく、例えば、乗員の顔を撮影した画像データに画像処理を施して乗員を識別するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両が走行中であると判定された場合に、ダッシュボード上の運転の妨げとならない標準位置(ホームポジション)に表示機10を移動させるようになっているが、ダッシュボード上の運転の妨げとならない標準位置に限定されるものではなく、例えば、ロボットアーム部20の先端に表示機10が接続された状態で、車両前方の視界の妨げとならない位置に表示機10を移動させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S204が乗員特定手段に相当し、S414が情報取得手段に相当し、S416が表示機位置算出手段に相当し、S418が移動制御手段に相当し、S410が第1の測定手段に相当し、S412が第2の測定手段に相当し、S420が確認手段に相当し、S422が視線追従移動制御手段に相当し、S424が微調整判定手段に相当し、S426が微調整制御手段に相当し、S400が走行判定手段に相当し、S428が標準位置移動手段に相当する。
本発明の一実施形態に係る車載表示装置の概略斜視図である。 表示機10、ロボットアーム部20および装置本体30のブロック構成を示す図である。 ロボットアームについて説明するための図である。 装置本体の制御部のイニシャル処理を示すフローチャートである。 表示機の制御部のイニシャル処理を示すフローチャートである。 装置本体の制御部の処理を示すフローチャートである。 表示機の制御部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載表示装置
10 表示機
11 表示部
12 画像認識部
13 音声認識部
14 通信部
15 電源切替部
16 接続部
17 制御部
20 ロボットアーム部
21 電源供給部
22 接続部
23 ロボットアーム
24 アクチュエータ部
25 ロボットアーム制御部
30 装置本体
31 車室内カメラ
32 ID情報読取装置
33 電源供給部
34 接続部
35 通信部
36 制御部

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、表示機を移動させるアーム部により前記表示機を移動させる機能を有する車載表示装置であって、
    前記車両内の乗員を特定する乗員特定手段と、
    前記乗員特定手段により特定された前記乗員の視力を判定するための情報を取得する情報取得手段と、
    前記乗員の視力を判定するための情報に基づいて前記乗員の視力に適した前記表示機の位置を算出する表示機位置算出手段と、
    前記表示機位置算出手段により算出された前記表示機の位置に前記表示機を移動させる移動制御手段と、を備えたことを特徴とする車載表示装置。
  2. 前記乗員の目の位置を測定する第1の測定手段を備え、
    前記表示機位置算出手段は、前記乗員の視力を判定するための情報および前記第1の測定手段により測定された前記乗員の目の位置に基づいて前記乗員の視力および前記乗員の目の位置に適した前記表示機の位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の車載表示装置。
  3. 前記乗員の視線方向を測定する第2の測定手段を備え、
    前記表示機位置算出手段は、前記乗員の視力を判定するための情報、前記第1の測定手段により測定された前記乗員の目の位置および前記第2の測定手段により測定された前記乗員の視線方向に基づいて前記乗員の視力、前記乗員の目の位置および前記乗員の視線方向に適した前記表示機の位置を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の車載表示装置。
  4. 前記乗員の視線方向に追従して前記表示機の位置を移動させるか否かを前記乗員に確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記表示機の位置を移動させると判定された場合、前記第2の測定手段により測定された前記乗員の視線方向に追従するように前記表示機の位置を移動させる視線追従移動制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車載表示装置。
  5. 前記乗員の操作に応じて前記表示機の位置を微調整するか否かを判定する微調整判定手段と、
    前記微調整判定手段により前記表示機の位置を微調整すると判定された場合、前記乗員の操作に応じて前記表示機の位置を微調整する微調整制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車載表示装置。
  6. 前記車両が走行中であるか否かを判定する走行判定手段と、
    前記走行判定手段により前記車両が走行中であると判定された場合、車両前方の視界の妨げとならない標準位置に前記表示機を移動させる標準位置移動手段と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載表示装置。
JP2008034478A 2008-02-15 2008-02-15 車載表示装置 Withdrawn JP2009190613A (ja)

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