JP2009189962A - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009189962A
JP2009189962A JP2008033715A JP2008033715A JP2009189962A JP 2009189962 A JP2009189962 A JP 2009189962A JP 2008033715 A JP2008033715 A JP 2008033715A JP 2008033715 A JP2008033715 A JP 2008033715A JP 2009189962 A JP2009189962 A JP 2009189962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
nozzle
stock solution
injection port
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008033715A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Hashiba
智彦 羽柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WINGTURF Co Ltd
Original Assignee
WINGTURF Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WINGTURF Co Ltd filed Critical WINGTURF Co Ltd
Priority to JP2008033715A priority Critical patent/JP2009189962A/ja
Publication of JP2009189962A publication Critical patent/JP2009189962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を噴霧することができる噴霧装置を提供する。
【解決手段】液体タンク30内の液体を4つの噴霧ノズル20により霧状に噴射しつつ、その霧状の液体を送風ファン8の風に乗せて噴霧する。4つの噴霧ノズル20はいずれも、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を微粒子化して霧状に噴霧できる二流体ノズルである。したがって、この噴霧装置1によれば、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を送風ファン8の気流に乗せて大量に噴霧することができる。発熱装置5を作動させておけば、送風ファン8からの気流が加温されるため、噴霧ノズル20から噴射された霧状の溶液の溶媒成分の揮発を促進させて、固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を大量噴霧できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、送風ファンを備えた噴霧装置に関する。
噴霧ノズルにより水を霧状に噴射しつつ、その霧状の水を送風ファンの風に乗せて噴霧する噴霧装置は公知である。この種の従来の噴霧装置は、冷房、加湿、散水、鎮塵などの用途で使用されるものであり、固体又は高粘度の溶質を含有する液体又は粒子を噴霧することはできない。
本発明が解決しようとする課題は、固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を噴霧することができる噴霧装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明は下記(1)〜(5)の技術的手段を採用した。
(1):プロペラを回転させて気流を発生する送風ファンを備えた噴霧装置であって、
前記プロペラの下流に設けられた噴霧ノズルと、
前記プロペラの上流に設けられた発熱装置と、を備え、
前記噴霧ノズルが、
液体を噴射する第1液体噴射口と、
当該第1液体噴射口の周囲に形成されて第1液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第1気体噴射口と、を有する第1ノズル部と、
液体を噴射する第2液体噴射口と、
当該第2液体噴射口の周囲に形成されて第2液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第2気体噴射口と、を有する第2ノズル部と、
前記第1液体噴射口と前記第2液体噴射口とが対向するように前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とを支持するとともに、第1液体噴射口の噴射軸と第2液体噴射口の噴射軸との成す角を80度から90度の角度範囲に設定する支持手段とを備え、
前記第1ノズル部から噴射される二流体と前記第2ノズル部から噴射される二流体とが衝突するように構成されたノズル装置である、であることを特徴とする噴霧装置。
(2):プロペラを回転させて気流を発生する送風ファンを備えた噴霧装置であって、
前記プロペラの下流に設けられた噴霧ノズルと、
前記噴霧ノズルに液体を供給する液体供給装置と、を備え、
前記噴霧ノズルは、
液体を噴射する第1液体噴射口と、
当該第1液体噴射口の周囲に形成されて第1液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第1気体噴射口と、を有する第1ノズル部と、
液体を噴射する第2液体噴射口と、
当該第2液体噴射口の周囲に形成されて第2液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第2気体噴射口と、を有する第2ノズル部と、
前記第1液体噴射口と前記第2液体噴射口とが対向するように前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とを支持するとともに、第1液体噴射口の噴射軸と第2液体噴射口の噴射軸との成す角を80度から90度の角度範囲に設定する支持手段とを備え、
前記第1ノズル部から噴射される二流体と前記第2ノズル部から噴射される二流体とが衝突するように構成されたノズル装置であり、
前記液体供給装置は、
第1の原液を貯留している第1原液タンクと、
第2の原液を貯留している第2原液タンクと、
第1の原液タンクから供給される第1の原液と第2の原液タンクから供給される第2の原液とを混合しつつ前記噴霧ノズルに連続供給する直前混合ユニットと、を備えている、噴霧装置。
(3):前記第1液体噴射口及び前記第2液体噴射口から吐出される液体に電圧を供給する電圧供給手段を備えている、(1)または(2)の噴霧装置。
(4):前記電圧供給手段は、前記第1液体噴射口及び前記第2液体噴射口から吐出される液体を正又は負の何れにも帯電させるように電圧を制御する、(3)の噴霧装置。
(5):前記噴霧ノズルは、前記プロペラの回転方向に互いに離間させて複数設けられている、(1)〜(4)のいずれかの噴霧装置。
本発明の噴霧装置が備える噴霧ノズルは、第1液体噴射口から噴射されて第1気体噴射口からの高速渦流によって破砕された微粒子を、第2液体噴射口から噴射されて第2気体噴射口からの高速渦流によって破砕されることによって形成された液体微粒子や、第2気体噴射口からの高速渦流と衝突させてさらに微細化するので、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を微粒子化して霧状に噴霧できる。したがって、本発明の噴霧装置は、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を噴霧ノズルにより霧状に噴射させつつ、その霧状の溶液を送風ファンの気流に乗せて噴霧することができる。
そして、(1)の噴霧装置によれば、発熱装置を作動させることにより、送風ファンからの気流が発熱装置によって加温されるため、噴霧ノズルから噴射された霧状の溶液の溶媒成分の揮発が促進される。
また、(2)の噴霧装置によれば、液体供給装置が、第1原液タンクに貯留されている第1の原液と第2原液タンクに貯留されている第2の原液とを直前混合ユニットで混合しながら噴霧ノズルに連続供給するため、混合液を事前に調整することなく、必要とする混合液を必要な量だけ噴霧することができる。
本発明の噴霧装置によれば、噴霧ノズルにより微細な液滴を噴射させつつ、その液滴中の溶媒成分を効率良く揮発させて固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を噴霧することができる。
また、本発明の噴霧装置によれば、固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を、混合液を事前に調整することなく、必要な量だけ噴霧することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係る噴霧装置の第1の形態例を示す概略構成図である。(a)は正面図、(b)は側面図である。
噴霧装置1は、送風ファン3と、発熱装置5と、噴霧装置本体6と、噴霧ノズル20と、液体タンク(液体供給源)30、とを備えている。
送風ファン3は、噴霧装置本体6上に水平回動可能且つ上下回動可能に設けられた円筒形状のファン本体8と、ファン本体8の空気流入口8aの中心部に同軸状に保持されたモータ9と、モータ9の駆動軸9aに固定されたプロペラ2と、を有する。プロペラ2は、ファン本体8の軸方向略中央部に配置されている。
発熱装置5は、電熱式の発熱体を有している。この例では、発熱装置5は、プロペラ2の空気流入口8a側近傍に環状に設けられている。
噴霧装置本体6内には、液体タンク30内の液体を噴霧ノズル20に供給する噴霧液供給系と、送風ファン3や発熱装置5などに電力を供給する電源系と、噴霧装置1の動作を制御する制御系と、が設けられている。噴霧装置本体6の側面部には操作パネル10が設けられている。操作パネル10には、この噴霧装置1の運転状況を表示するディスプレイ10aと、送風ファン3の風量設定、発熱装置5の作動/非作動の切り替え、発熱温度の設定、等のための各種操作子10bが設けられている。また、噴霧装置本体6の下にはこれを容易に移送させることができるように車輪11が設けられている。
噴霧ノズル20は、ファン本体8の空気送出口8aの周縁部に沿って互いに等間隔に4個設けられている。
液体タンク30は、噴霧装置本体6の後部側壁に連結して保持されている。液体タンク30は、噴霧すべき液体を収容している。
図2は噴霧ノズル20の構造を概念的に説明する図である。この噴霧ノズル20は、各々が超微粒子ミストを形成する第1及び第2ノズル部21、22を有している。第1ノズル部21と第2ノズル部22は、同一構造を有する二流体ノズルである。両ノズル部21、22は、断面L字状の絶縁材からなる固定部材23に取り付けられて適当な角度及び間隔で対向して配置されている。両ノズル部21、22を支持する固定部材23は、支持部材24の先端部に固定されており、支持部材24を適当な方向に向けることにより、噴霧器本体20から噴射される超微粒子ミストMの出射方向を調節することができる。固定部材23と支持部材24は、支持手段を構成する。
両ノズル部21、22は、噴霧液供給系を構成する液体導入パイプ29を介して液体タンク30に接続されている。また、両ノズル部21、22には、液体破砕用の圧縮空気を供給する圧縮空気源40と、各ノズル部21、22から噴射される超微粒子を帯電させるための電圧を発生する帯電装置50とが接続されている。これらの動作は制御装置60により制御される。
第1ノズル部21の噴射口21aと第2ノズル部22の噴射口22aは、両者の互いの間隔が10mm程度になるように近接させて対向配置される。これにより、両ノズル部21、22から出射した超微粒子ミストMを互いに衝突させ、両超微粒子ミストM中の液体微粒子をさらに微粒子化させることができる。この際、第1ノズル部21の噴射軸A1と第2ノズル部22の噴射軸A2とのなす角度θは、80度〜90度の角度範囲に設定されている。これは、以下に詳細に説明するが、両噴射口21a、22a噴射される液体微粒子のサイズを効率的に微小化するためである。
図3(a)は、第1ノズル部21の平面図であり、図3(b)は、ノズル部21の縦断面図である。
ノズル部21は、筒状のステンレス材からなるノズルケーシング26の内部に、筒状の黄銅からなる中子27をねじ込んだ構造を有する。ノズルケーシング26は、側面に圧縮空気導入パイプ28に接続するための圧縮空気導入口26aを備えており、先端に横断面円形で先細りの開口26bが形成されている。中子27は、根本側に液体導入パイプ29と接続するために液体流入口27aを備えており、先端側に横断面円形の液体噴出口27bが形成されている。この液体噴出口27bの周囲には、コーン状のスパイラル形成体27cが形成されている。
図示のように、中子27がノズルケーシング26内の適所に固定されることで、噴射軸A1方向に延びる円筒状の圧縮空気供給室S1と、スパイラル形成体27cの先端側に渦流室S2とが形成され、渦流室S2の液体噴出口27bに臨む側に円環状の気体噴射口21bが形成される。
なお、ノズルケーシング26と中子27の根本側は、Oリング21cによってシールされており、圧縮空気が後方にリークすることを防止している。また、ノズルケーシング26の先端側外周に形成された雄ねじ26dは、締結ナット21dと螺合しており、これを締め付けることにより第1ノズル部21を図2の固定部材23に取り付けることができる。
図4は、図3に示す第1ノズル部21の正面図である。中心に円形の液体噴出口27bが配置され、その周囲に環状の気体噴射口21bが配置されている。この気体噴射口21bには、ノズルケーシング26の内部に配置されているスパイラル形成体27cの円錐面に形成された渦巻状に延びる複数本の旋回導孔27caが導通されている。
図3に戻って、圧縮空気導入口26aから供給された圧縮空気は、圧縮空気供給室S1を通過してスパイラル形成体27cに形成された旋回導孔27caを通過する際に高速気流となる。渦流室S2では、旋回導孔27caにより圧送された高速気流によって旋回気流が形成され、絞られた円環状の気体噴射口21bから液体噴出口27bの前方に向かって高速旋回気流が噴射され、液体噴出口27bの近接した前方位置を焦点とする先細り円錐形の高速渦流が形成される。
一方、液体流入口27aには、適当な流量の液体が供給される。液体流入口27aを経て液体噴出口27bから吐出された液体は、気体噴射口21bから噴射形成された円錐形の高速渦流と接触し破砕され、強制混合拡散されて超微粒子状の液体となって分散される。
液体流入口27aは、その直径が液体流入口27aと比較してほとんど小さくなっていないため、液体の目詰まりが発生しない。したがって、この噴霧ノズル20は、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を微粒子化して霧状に噴霧できる。
圧縮空気源40は、所望の圧力の圧縮空気を形成するコンプレッサであり、圧縮空気導入パイプ28を介して噴霧器本体20に必要な圧縮空気を供給する。
電源装置50は、所望の直流高電圧を発生する電圧発生装置であり、噴霧器本体20を構成する各ノズル部21、22の中子27に適当な電圧を給電して、中子27を通過、出射する液体を帯電させる。なお、電源装置50と、各ノズル部21、22の中子27とは、電圧供給手段を構成する。
制御装置60は、CPU、メモリ、ディスプレイを備えるコンピュータであり、圧縮空気源40が発生する空気圧、液体タンク30からの液体の供給量、電源装置50による各ノズル部21、22の中子27への印加電圧、発熱装置5の温度、モータ9の回転数などを集中制御するとともに、操作者にこの噴霧装置1の動作状態を知らせる。噴霧装置1の動作状態は、操作パネル10のディスプレイ10aに表示される。
次に、噴霧装置1の動作について説明する。
この噴霧装置1は、液体タンク30内の液体を4つの噴霧ノズル20により霧状に噴射しつつ、その霧状の液体を送風ファン8の風に乗せて噴霧する。4つの噴霧ノズル20はいずれも、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を微粒子化して霧状に噴霧できる。したがって、この噴霧装置1によれば、固体微粒子を含む溶液や高粘度の溶液を送風ファン8の気流に乗せて大量に噴霧することができる。高粘度原液を微粒子化してそのまま大量噴霧することも可能である。その際、発熱装置5を作動させておけば、送風ファン8からの気流が発熱装置5の熱で加温されるため、噴霧ノズル20から噴射された霧状の溶液の溶媒成分の揮発を促進させることができるので、固体又は高粘度の溶質成分を高濃度に含む微細な液滴又は粒子を大量噴霧することができる。
ミストを形成する際には、両ノズル部21、22の中子27に正又は負の高電圧を給電して、両ノズル部21、22の噴射口21aから出射する液体を帯電させることができる。中子27に供給する電圧を正の高電圧とした場合、超微粒子ミストMは正に帯電するので、噴霧された超微粒子ミストM中の液体微粒子は負に帯電した物体に付着し易くなる。逆に、中子27に供給する電圧を負の高電圧とした場合、超微粒子ミストMは負に帯電するので、噴霧された超微粒子ミストM中の液体微粒子は正に帯電した物体に付着し易くなる。このような現象を利用すれば、処理の対象となる微粒子の帯電傾向や、浮遊細菌等の有害微生物の帯電傾向に合わせて超微粒子ミストMを適宜帯電させることができ、微粒子への付着効果や、有害微生物の駆除効果を高めることができる。また、殺虫剤等を植物に対して噴霧する場合においても容易に植物の葉、茎等に付着させることができる。
両ノズル部21、22の中子27に供給する高電圧の値や符号は、所要目的に応じて時間的に変化させることもできる。例えば負に帯電した超微粒子ミストMを1分程度発生させ、その後、正に帯電した超微粒子ミストMを1分程度発生させるといったサイクルを繰返すことにより、正に帯電し易い有害微生物と負に帯電し易い有害微生物とを同時に効率良く殺菌することもできる。なお、負に帯電した超微粒子ミストMを1分程度発生させ、その後、負正の何れにも帯電しない超微粒子ミストMを1分程度発生させ、更に、正に帯電した超微粒子ミストMを1分程度発生させるといったサイクルを繰返す等、超微粒子ミストMの帯電のさせ方は適宜選択可能である。
なお、両ノズル部21、22の中子27に電圧を印加しないで超微粒子ミストMを形成することもできる。図3及び図4に示すような構造のノズル部21、22を用いた場合、液体噴出口27bから液体が吐出される際に摩擦抵抗がほとんど発生しないので、中子27に電圧を印加しなければ、超微粒子ミストMは帯電しない。ここで、両ノズル部21、22から噴射されるミストは互いに衝突することになるが、ミスト中の微粒子が小さいため、電荷の偏りがある周囲だけが破壊されるのではなく、微粒子全体が破壊されるものと考えられる。このため、破壊後の微粒子が帯電する確率が極めて低くなる。このことは、実験的にも裏付けられている。帯電していない超微粒子ミストMは、床等に静電的に引き寄せられることがないので、空気中に長時間滞留し易い。したがって、噴霧すべき液体を水とし、図2に示すような噴霧ノズル装置で超微粒子ミストMを形成するならば、短時間で所望の加湿効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
図2は本発明に係る噴霧装置の第2の形態例を示す概略構成図である。図2に示す噴霧装置1は、液体供給源として、液体直前混合供給装置31を備えている。液体直前混合供給装置31は、図1の形態例の液体タンク30に相当するものであり、図2の形態例におけるその他の構成要素は図1の形態例の構成要素と同じである。
液体直前混合供給装置31は、第1原液タンク32と、第2原液タンク33と、直前混合ユニット34と、これらを載せた台車35と、を備えている。
第1原液タンク32には、第1の原液Aが収容されている。第2原液タンク33には、第2の原液Bが収容されている。第1原液タンク32は、第1原液供給管32aを介して直前混合ユニット34に接続されている。第2原液タンク33は、第2原液供給管33aを介して直前混合ユニット34に接続されている。各原液タンク32、33内には、それぞれのタンク内の液体を原液供給管32a、33aを通して直前混合ユニット34に強制圧送する液体圧送ポンプ(図示省略)が設けられている。
直前混合ユニット34は、両原液タンク32、33から供給される液体を混合するための混合室(図示省略)を有し、その混合室が混合液供給管34aを介して噴霧装置本体6内の噴霧液供給系に接続されている。混合室には、両原液タンク32、33から供給された液体を瞬時に混合する混合装置(図示省略)が設けられている。各原液タンク32、33から直前混合ユニット34への液体の供給量及び直前混合ユニット34から噴霧ノズル20への液体の供給量は、制御装置60により制御される。混合装置(図示省略)として、噴霧ノズル20と同様の構造のノズルを使用することができる。この種のノズルを混合装置に使用することにより混合液の脱泡処理が不要となる。
上記のように構成された第2形態例の噴霧装置1は、第1原液タンク32に貯留されている第1の原液Aと第2原液タンク33に貯留されている第2の原液Bとを直前混合ユニット34内で瞬時に混合しつつ、その液体を4つの噴霧ノズル20に供給することにより、第1の原液Aと第2の原液Bとの混合直後の液体を霧状に噴射しつつ、その霧状の液体を送風ファン8の風に乗せて噴霧する。
この噴霧装置1は、第1原液タンク32に貯留されている第1の原液Aと第2原液タンク33に貯留されている第2の原液Bとを混合しながら噴霧ノズル20に連続供給するため、混合用のタンクや攪拌装置を必要とせずに、長時間連続噴霧を行うことができる。原液タンク32、33内に原液A、Bを補充しつつけることにより、極めて長時間わたり連続噴霧を行うことができる。噴霧ノズル20への液体供給量及び空気供給量を制御することにより、毎分数ミリリットルから毎分数トンという広い範囲で噴霧量を調節することが可能である。
また、この噴霧装置1は、第1形態例のように事前に両原液A、Bの混合液を調製してそれを液体タンク30に貯留しておく必要がなく、必要とする混合液を必要な量だけ噴霧することができるので、混合液の廃棄量を極力削減し、極めて経済的に噴霧を行うことができる。混合液の事前調製の必要がないため、即時に大量噴霧を開始することができる。噴霧開始後に両原液A、Bの混合比率を変更することも可能である。噴霧する直前に原液A、Bを混合するので、混合後の使用時間に制限がある薬液でも安定した品質で噴霧することができる。
なお、第2の形態例では、噴霧装置1が第1の形態例の場合と同様に発熱装置5を備えているが、液体直前混合供給装置31を備えた噴霧装置においては、発熱装置5は必須の構成要素ではない。
本発明の噴霧装置は、消毒液、除菌液、消臭液、消化液、等、様々な溶液を大量噴霧する用途に使用可能である。
本発明の噴霧装置の第1の形態例を示す概略構成図である。(a)は正面図、(b)は断面図。 噴霧ノズルの構造を概念的に説明する図である。 (a)はノズル部の平面図、(b)はノズル部の縦断面図である。 ノズル部の正面図である。 本発明の噴霧装置の第2の形態例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 噴霧装置
2 プロペラ
3 送風ファン
5 発熱装置
6 噴霧装置本体
8 ファン本体
9 モータ
10 操作パネル
20 噴霧ノズル
30 液体タンク(液体供給源)
31 液体直前混合供給装置(液体供給源)
32 第1原液タンク
33 第2原液タンク
34 直前混合ユニット

Claims (5)

  1. プロペラを回転させて気流を発生する送風ファンを備えた噴霧装置であって、
    前記プロペラの下流に設けられた噴霧ノズルと、
    前記プロペラの上流に設けられた発熱装置と、
    を備え、
    前記噴霧ノズルは、
    液体を噴射する第1液体噴射口と、
    当該第1液体噴射口の周囲に形成されて第1液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第1気体噴射口とを有する第1ノズル部と、
    液体を噴射する第2液体噴射口と、
    当該第2液体噴射口の周囲に形成されて第2液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第2気体噴射口と、を有する第2ノズル部と、
    前記第1液体噴射口と前記第2液体噴射口とが対向するように前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とを支持するとともに、第1液体噴射口の噴射軸と第2液体噴射口の噴射軸との成す角を80度から90度の角度範囲に設定する支持手段とを備え、
    前記第1ノズル部から噴射される二流体と前記第2ノズル部から噴射される二流体とが衝突するように構成されたノズル装置である、噴霧装置。
  2. プロペラを回転させて気流を発生する送風ファンを備えた噴霧装置であって、
    前記プロペラの下流に設けられた噴霧ノズルと、
    前記噴霧ノズルに液体を供給する液体供給装置と、
    を備え、
    前記噴霧ノズルは、
    液体を噴射する第1液体噴射口と、
    当該第1液体噴射口の周囲に形成されて第1液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第1気体噴射口とを有する第1ノズル部と、
    液体を噴射する第2液体噴射口と、
    当該第2液体噴射口の周囲に形成されて第2液体噴射口の前方に先細り円錐形の高速渦流を形成する第2気体噴射口と、を有する第2ノズル部と、
    前記第1液体噴射口と前記第2液体噴射口とが対向するように前記第1ノズル部と前記第2ノズル部とを支持するとともに、第1液体噴射口の噴射軸と第2液体噴射口の噴射軸との成す角を80度から90度の角度範囲に設定する支持手段とを備え、
    前記第1ノズル部から噴射される二流体と前記第2ノズル部から噴射される二流体とが衝突するように構成されたノズル装置であり、
    前記液体供給装置は、
    第1の原液を貯留している第1原液タンクと、
    第2の原液を貯留している第2原液タンクと、
    第1の原液タンクから供給される第1の原液と第2の原液タンクから供給される第2の原液とを混合しつつ前記噴霧ノズルに供給する直前混合ユニットと、を備えている、噴霧装置。
  3. 前記第1液体噴射口及び前記第2液体噴射口から吐出される液体に電圧を供給する電圧供給手段を備えている、請求項1または2の噴霧装置。
  4. 前記電圧供給手段は、前記第1液体噴射口及び前記第2液体噴射口から吐出される液体を正又は負の何れにも帯電させるように電圧を制御する、請求項3の噴霧装置。
  5. 前記噴霧ノズルは、
    前記プロペラの回転方向に互いに離間させて複数設けられている、請求項1〜4のいずれかの噴霧装置。
JP2008033715A 2008-02-14 2008-02-14 噴霧装置 Pending JP2009189962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008033715A JP2009189962A (ja) 2008-02-14 2008-02-14 噴霧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008033715A JP2009189962A (ja) 2008-02-14 2008-02-14 噴霧装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009189962A true JP2009189962A (ja) 2009-08-27

Family

ID=41072477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008033715A Pending JP2009189962A (ja) 2008-02-14 2008-02-14 噴霧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009189962A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101137805B1 (ko) 2010-05-07 2012-04-18 주식회사 한두아이펨 초미립자 분사기
WO2016036008A1 (ko) * 2014-09-03 2016-03-10 농업회사법인 주식회사 태초의 자연으로 무인 자동화 방역시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101137805B1 (ko) 2010-05-07 2012-04-18 주식회사 한두아이펨 초미립자 분사기
WO2016036008A1 (ko) * 2014-09-03 2016-03-10 농업회사법인 주식회사 태초의 자연으로 무인 자동화 방역시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3544350B2 (ja) 噴霧ノズル装置
US20200154693A1 (en) Heatless and cordless fogging/misting apparatus having a low cfm dc-powered blower motor and a mixing chamber for ultra-low volume atomized fog
CN101410187B (zh) 静电雾化设备
CN109248797B (zh) 喷雾装置
KR101119211B1 (ko) 미립자 및 미세기포 생성 장치 및 이를 이용한 시스템
EP2298451B1 (en) Electrostatic spray system
JP2006334503A (ja) 静電霧化装置
JP6468623B1 (ja) ミスト発生装置
US20100001105A1 (en) Humidification system
JP2010274249A (ja) ノズル
WO2013179431A1 (ja) 液剤噴霧装置、帯電噴霧ヘッド及び液剤噴霧方法
TWI693102B (zh) 使微粒化液體帶負電放出的裝置
JP2009189962A (ja) 噴霧装置
US20190143349A1 (en) Device and Method for Distributing Chemicals Into the Air Via a Fan
WO2010087486A1 (ja) ミスト発生装置
JP4306528B2 (ja) 加熱送風装置
JP4239879B2 (ja) マイクロミスト発生方法及びその装置
KR100668784B1 (ko) 미립자 발생장치
JP2009115440A (ja) 遠心式加湿器
JP2016095121A (ja) 水ガス供給装置および水ガス放出システム
CN115072828B (zh) 一种基于气液两相流的等离子体活化水雾喷流系统
JP4840460B2 (ja) 加熱送風装置
CN114904675B (zh) 雾化发生装置及雾化方法
WO2022168491A1 (ja) 美容機器
RU2322307C2 (ru) Центробежный электроаэрозольный генератор

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100820

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228