JP2009189386A - カテーテルへのガイドワイヤー導入補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
生体内に挿入されたガイドワイヤーのカテーテルへの導入およびその取り外しが簡便であるカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具を提供することにある。
【解決手段】
先端および基端を備える本体部を有し、前記本体部には前記先端から前記基端まで延びる溝部が設けられ、前記溝部の先端付近にガイドワイヤーの基端を導入するガイドワイヤー基端導入部が設けられ、前記溝部の基端付近にカテーテル先端固定部が設けられたガイドワイヤー導入補助具において、前記溝部における先端を含む一部に溝の長手方向全体に延びるスリットを有する環状部が形成されたことを特徴とするカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガイドワイヤー導入補助具に関する。
カテーテルを血管等の体腔内に挿入し、目的部位に適切にカテーテル先端を導入する為に、事前にガイドワイヤー基端をカテーテル先端に挿通させ、留置しておく方法が知られている。しかしながら、留置したガイドワイヤーの基端を、カテーテル先端に挿入する操作は、特にガイドワイヤーの外径やカテーテルの内径が小さい場合、非常に困難となる。
このような問題点に鑑みて、カテーテルの先端を覆うようなガイドワイヤー導入補助具が提案されている。この導入補助具を用いることによって、外径の細いガイドワイヤーをスムーズにカテーテル先端に導入可能となる(特許文献1)。
また、開口部を有する溝部が設けられたカテーテル導入補助具も提案されており、ガイドワイヤーのカテーテルへの導入後に取り外しが非常に容易なものとなる(特許文献2)。
さらに医療用チューブを生体内へ挿入する直前まで清潔に保護することができるようにカテーテル先端部を被うシースが基端側に接合されたガイドワイヤー導入補助具も提案されている。(特許文献3)
しかしながら、特許文献1に記載された補助具においては、ガイドワイヤーを内腔に挿通させつつカテーテルに挿通させるため、ガイドワイヤー基端をカテーテル先端に挿通した後、補助具部材を引き裂く等の手段によって、この補助具を取り除くという、両手を使う必要のある作業が必要であり、術者はガイドワイヤーが導入されたカテーテルが抜け落ちないように気を使いながら操作する必要があった。
また、特許文献2に記載された補助具においては、ガイドワイヤーを導入する部分が溝状であるためガイドワイヤー基端が外れやすく、当初目的としたガイドワイヤーをカテーテルに通す作業の迅速な実施が実現できないことがあった。
さらに、特許文献3に記載された発明はガイドワイヤーを導入する部分を改良する目的ではなく、カテーテルを清潔に保つことを目的としたものであり、ガイドワイヤーを導入操作を簡便にすることについては、従来の技術から改善されていなかった。
特開2000−084089号公報 特開2003−154011号公報 特開2006−122181号公報
本発明の目的は、上記のような問題を解決するために、生体内に挿入されたガイドワイヤーのカテーテルへの導入が簡便かつ外れにくく、術者の意図によって自由に取り外し可能であるカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具を提供することにある。
上記目的は、以下の本発明により達成される。
1.先端および基端を備える本体部を有し、前記本体部には前記先端から前記基端まで延びる溝部が設けられ、前記溝部の先端付近にガイドワイヤーの基端を導入するガイドワイヤー基端導入部が設けられ、前記溝部の基端付近にカテーテル先端固定部が設けられたガイドワイヤー導入補助具において、前記溝部における先端を含む一部に溝の長手方向全体に延びるスリットを有する環状部が形成されたことを特徴とするカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
2.前記環状部が前記溝部の先端からカテーテルの先端固定部の先端に亘って形成されたことを特徴とする前記1に記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
3.前記環状部スリットの幅が0.46mm以下であることを特徴とする前記1または2に記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
4.前記環状部がショアー硬度70A〜65Dの樹脂からなることを特徴とする前記1ないし3のいずれかに記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
本発明に係るガイドワイヤー導入補助具によれば、ガイドワイヤーの外径やカテーテルの内径が細い場合であっても、ガイドワイヤーのカテーテル内への導入操作を容易に行うことができる。さらに、ガイドワイヤーを挿入したカテーテルをガイドワイヤー導入補助具から取り外す操作がスムーズに行うことができる。
以下、本発明に係るガイドワイヤー補助具の具体的な実施例について図を交えて説明するが、本発明はこれらの態様に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は本発明に係るガイドワイヤー導入補助具1の実施形態における斜視図を、図2はその他の実施形態を示す斜視図である。
これらの図に示すガイドワイヤー導入補助具1は本体部2に先端a、および基端bを有し、前記先端から前記基端へ延びる溝部5により構成されている。
本体部2の形状としてはどのようなものでもよいが、ガイドワイヤーを導入した後、補助具を取り除きやすいように把持部6を設けた方がよい。
本体部の形状は、カテーテル先端に取り付ける目的から、ある程度の長さを持つ必要があり、さらに上記把持部も備えることが好ましいことから、長方形の形状とする事が好ましい。また、成型品に「ひけ」等が無いようにし、寸法を安定化するために、板状であることが好ましい。
本体部が、図1、2に示すように板状形状である場合、本体部2の大きさは、術者の操作性を考慮して先端aから基端b間の長さが20〜50mmであることが好ましい。幅は5〜20mmであることが好ましい。本体部2の厚さは薄すぎる場合には剛性が不足してガイドワイヤーを導入する際に外れやすくなり、厚すぎる場合には製造時に樹脂の「ひけ」が生じる可能性があるため、0.5〜2.0mmであることが好ましい。しかしながら、上記範囲に限定されるものではなく、カテーテル、ガイドワイヤーの種類に応じて合わせればよい。
溝部5は、基端bから先端aの方向にカテーテル先端を嵌合により固定できるようにするためカテーテル先端形状と相似形になっており、溝部の寸法は嵌合に適切な程度にカテーテルよりも小さなものとするのが好ましい。
かかる溝部の先端付近には、ガイドワイヤーの基端を導入するガイドワイヤー基端導入部10が設けられている。
ガイドワイヤー基端導入部の形状に特に制約はないが、カテーテル内腔に円滑にガイドワイヤーを導入するために円形もしくは楕円形であることが望ましい。大きさは本体部の幅に対して導入部の径(円形の場合)長径(楕円形の場合)が40〜90%の長さを持つことが好ましい。導入部はカテーテル内腔の大きさに合わせるように本体部の先端aから基端bに向かって径が小さくなるように変化する。かかる径の変化は滑らかであることが望ましく、また、かかる変化部分の長さは、上記範囲の大きさを有するガイドワイヤー導入補助具の場合、先端から10〜25mmの長さであることが望ましい。
一方、溝部の基端付近には、カテーテルの先端が脱着可能に固定されるカテーテル先端固定部11が設けられている。
さらに、本発明に係るガイドワイヤー導入補助具は、上記溝部における、ガイドワイヤー先端を含む一部分が環状部を形成して、ガイドワイヤーの挿通時に補助具から自然に外れないようにして、なおかつ、環状部にはその溝の長手方向全体に延びるスリット3を有し、ガイドワイヤーの挿通完了後に、補助具から術者の意図によって自由に取り外し可能としたことを特徴としている。かかるスリット3の幅は、ガイドワイヤー導入時にその間からガイドワイヤーから抜けることのないように、ガイドワイヤーの外径以下となっていることが好ましく、具体的には0.46mm(0.018インチ)以下であることが好ましい。また、環状部4の厚みは、ガイドワイヤー導入後にガイドワイヤー導入補助具を外す際に適度に変形する必要があるために、0.1〜1mmであることが好ましい。
本発明に係るガイドワイヤー導入補助具は、スリットから容易に取り外し可能とするため、弾性体であることが望ましく、本体部2を構成する材料としては、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ナイロン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン等の材料が好ましい。
これらの弾性材料は、柔軟すぎるとカテーテルの先端固定部の固定強度が十分得られず、硬すぎるとガイドワイヤー導入後の補助具の取り外しが困難となる。したがって、少なくとも環状部を形成する部分については、材料が持つショアー硬度としては70A〜65Dが好ましい。ここで、本発明におけるショアー硬度とは、JIS K 7215:1986「プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法」に基づいて測定されるものである。
次に、ガイドワイヤー導入補助具1の使用法について説明する。ガイドワイヤー導入補助具1は以下の手順により使用することができる。図3(a)、(b)、および(c)にはガイドワイヤー導入補助具1についてガイドワイヤー7をカテーテル8に導入してガイドワイヤー導入補助具1を外すまでの部分断面図を示す。
すなわち、先端が生体内に挿入されたガイドワイヤー7の基端9をガイドワイヤー基端導入部10からガイドワイヤー導入補助具1に導入する(図3(a))。さらに、ガイドワイヤー7を基端b方向に進め、カテーテル8内に導入する(図3(b))。
カテーテル8とガイドワイヤー7との接続を、カテーテル先端11と溝部5との嵌合の解除によって解除させた後、スリット3を介してガイドワイヤー導入補助具1をガイドワイヤー7から外す(図3(c))。その後、ガイドワイヤー7を介してカテーテル8を生体内に導入することができる。
本発明の導入補助具は、セルジンガー法と呼ばれる、ガイドワイヤーを先行して留置した後、かかるガイドワイヤーに沿わせてカテーテルを生体内に導入する治療手技においては共通して使用できる。
本発明に係るガイドワイヤー導入補助具1の全体の斜視図である。 図1におけるその他のガイドワイヤー導入補助具の実施例を示す斜視図である。 本発明に係るガイドワイヤー導入補助具1の使用形態を示す部分断面図である。
符号の説明
1:ガイドワイヤー導入補助具
2:本体部
3:スリット
4:環状部
5:溝部
6:把持部
7:ガイドワイヤー
8:カテーテル
9:ガイドワイヤー基端
10:ガイドワイヤー基端導入部
11:カテーテル先端固定部
12:カテーテル先端

Claims (4)

  1. 先端および基端を備える本体部を有し、前記本体部には前記先端から前記基端まで延びる溝部が設けられ、前記溝部の先端付近にガイドワイヤーの基端を導入するガイドワイヤー基端導入部が設けられ、前記溝部の基端付近にカテーテル先端固定部が設けられたガイドワイヤー導入補助具において、前記溝部における先端を含む一部に溝の長手方向全体に延びるスリットを有する環状部が形成されたことを特徴とするカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
  2. 前記環状部が前記溝部の先端からカテーテルの先端固定部の先端に亘って形成されたことを特徴とする請求項1に記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
  3. 前記環状部スリットの幅が0.46mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
  4. 前記環状部がショアー硬度70A〜65Dの樹脂からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカテーテルへのガイドワイヤー導入補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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