JP2009188752A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体視へ字状の扁平なトーションバネであっても、バネ動作時の上下のたわみも軽減され、スムーズなスライドが実現でき、傷や異音や耐久性などの不具合も生じにくい秀れた画期的な弾性部を実現できる画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供すること。
【解決手段】弾性部3(トーションバネ)は、線材の途中を巻回して左右に連結端4を有し途中に巻回部5を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この弾性部3の前記巻回部5から巻き出され先端に前記連結端4を設けた巻出線6の少なくとも一方に、前記扁平状の弾性部3のこの扁平方向を板面方向とした補強板8を付設したスライド装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、スライド装置並びにスライド装置を用いた携帯電話,モバイル,小型パソコンなどの電子機器に関するものである。
例えば、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を本体部の上側面に設け、所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を、前記本体部に重合する重合部の上側面に設け、この本体部と重合部とを前後方向に相対的にスライドする構造のスライド式や重合面方向に回動スライドする回動スライド式やこれを組み合わせスライド開放後90度回動スライドしてT字状に回動切り換えして使用することもできる携帯電話などが従来からある。
例えばこのスライド式は、重合部左右に間隔を置いてスライドガイド部としてのガイドレール部を直接若しくは間接的に(本体部に設ける部材をも含む意味である)設け、この左右のガイドレール部にスライド係合するスライド部を本体部に直接若しくは間接的に設け、ガイドレール部に対してスライド部が相対的にスライドすることで、重合部と本体部とをスライド自在に連結する構成としている。
このようなスライド式の携帯電話のスライド構造を実現するスライド装置は、前述のように左右に設けたスライドガイド部間にスライド部をその両端部をスライド自在に係合させて、本体部に対して重合部をスライド自在に連結する構成である。
回動スライド式の場合は、例えば支点部を回動支点として回動する際にガイドとなる弧状のガイド溝などのスライドガイド部を本体部に設け、重合部にはこのスライドガイド部に回動スライド自在に係合するスライド部を設け、回動支点部で枢着すると共にスライドガイド部にガイド部を回動スライド自在に係合して本体部に対して重合部を回動スライド自在に連結する構成である。
ところで、このように本体部と重合部とをスライド自在にあるいは回動スライド自在に連結するスライド装置を用いたスライド式や回動スライド式の携帯電話は、本体部の操作部を重合部で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部を位置ズレするように前後方向や回動方向へ移動させて操作部を露出させたスライド開放位置とで位置決め保持(閉じ付勢や開き付勢あるいはクリック係合)するように構成することが望ましい。
そこで、このような要望に応えるべく、弾性部の一端を第一部材に対して直接あるいは間接的に連結し他端を第二部材に直接あるいは間接的に連結し、この弾性部の弾圧付勢によって第一部材と第二部材との間に戻り付勢(閉じ付勢)や進み付勢(開き付勢)が生ずるように構成したスライド装置がある。
即ち例えば、線材の両端部間の途中部にてこの線材をコイル状に若しくは渦巻き状に巻回しこの巻回部を頂部にして全体視へ字状に形成したトーションバネを弾性部とし、このトーションバネの一端を第一部材に連結し、他端を第二部材に連結し、このトーションバネの両端の連結部が互いに離れようとするバネ付勢(拡角付勢)により第一部材に対して第二部材をスライドあるいは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢が生ずるように構成したものがある。
この従来装置によれば、弾性部の拡角付勢から生ずるスライド方向の付勢を利用することで、例えばスライド式の携帯電話の本体部に対して重合部をスライドさせる場合に所定スライド移動位置までは閉じ付勢が生じるようにしてこの重合部を重合閉塞位置に位置決め保持し、また本体部に対して重合部を所定スライド移動位置以上移動させると今度は逆に開き付勢が生じてこの重合部をスライド開放位置に位置決め保持するといった位置決め保持機能を実現できる。
特開2005−291315号公報
この種のスライド装置において、前記弾性部としては、製作が容易でコスト低であり、薄形で組み付けも簡単であることから、前述の拡角付勢を生ずるトーションバネなどが採用されている。
一方また弾性力(付勢力)を上げるためには線材の巻回数を増やす必要があるが、巻回径を同一径として複数回巻回してコイル状の巻回部とすると、巻回数だけ線材が上下方向に重なることになるため薄形化に応えられないことになる。
そのため、例えば薄形化を実現しつつ弾性力を上げるためにできるだけ線材が重ならないように扁平状に巻回できる渦巻き状巻回部としたトーションバネが提案されている。
即ち、戻り付勢や進み付勢などのスライド方向への付勢を強力にしたい場合には、渦巻き状に数回巻回して扁平で薄形の全体視(平面視)へ字状の屈曲自在なバネとし、巻き出し両端部を接近させて連結することで強力な拡角付勢による強力な付勢力が生じるように構成している。
しかしながら、従来のこの強力な付勢力が生じる渦巻き状の巻回部から成る弾性部(トーションバネ)は、一般に例えば外側から内側へと徐々に径小となるように渦巻き状に複数回巻回して巻回中心部から巻き出す構成のために、巻回部中心を境とした左右での変形強度が異なりバネ付勢の左右のバランスが悪く応力集中が生じかねなく、バネ動作時にこの付勢バランスの悪さから上下方向にたわみが生じて部材面に巻回部が抵触して無用なスライド抵抗が生じたり、動きが不安定となったり、例えば連結されている巻出線に対して巻回部がたわんで巻回部の巻線が相対移動する部材に引っ掛かったりしてスムーズにスライドできなかったり、部材面に傷を付けたり異音を生じるなどの懸念がある。
即ち、全体視へ字状のトーションバネは扁平状で薄形化が図れるが、図13に示すように、どうしても上下にたわむおそれがあり、前述のような問題を生じるおそれがある。特に渦巻き状の巻回部を頂点に左右にへ字状に巻き出される巻出線の一方は渦巻き状の巻回部の外側から巻き出されるが、他方は渦巻き中心部から巻き出される(渦巻き中心部が巻出線の基部に連設する)ように構成しているものは、製作し易く量産性に秀れるものの、へ字状の左右の巻出線が接近離反する際(拡角付勢によってあるいはこの付勢に逆らってこのバネの左右の巻出線が拡狭動作するバネ動作時には)巻出線の基部の巻き出し角が左右同一でなく、また左右の巻出線の基部が連設する巻き出し部の巻回径が全く異なるから、力を受けるこの巻出線での変形強度が異なりバネ付勢における左右のバランスが均等でないため上下方向にたわみが生じる。
そのため、前述のようにスライド動作やバネの耐久性などに支障を生じるおそれがある。特に図13,図14に示すように、第一部材,第二部材の一方にガイド部としてのスラ
イドガイド部7を設け、他方にこれにスライド係合するガイド部としてのスライド部7を設け、この第一部材と第二部材間に設ける前記トーションバネ3が上下にたわむことで、外観として露出する面ともなる場合があるスライドガイド部7表面に傷をつけたり、これに対して移動するスライド部7前縁に引っ掛かったりしてスライド移動がスムーズでなくなったり、スライドができなくなったりするおそれもあり、これを懸念して設計しなければならないなどの問題もある。
本発明は、薄形で強力な付勢力が容易に実現できる渦巻き状の全体視へ字状のトーションバネに前述のような問題点があることを見出し、これに単に量産性に秀れる所定の補強板を少なくとも一方の巻出線に付設することによって解決し、薄形で例えば強力な付勢力を容易に生じる前述のバネ形状であっても(これに限らず全体視へ字状の扁平なトーションバネにおいて)、上下のたわみが軽減されることで、スムーズなスライドが実現でき、傷や異音や耐久性などの不具合も生じにくく、また付勢力の更なる増大言い換えるとバネ荷重の増大も見込める場合があるなど極めて秀れた画期的な弾性部を実現でき、これにより画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1に重合した第二部材2を、ガイド部7を介して、重合面方向にスライド自在若しくは重合面方向に回動スライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材1と前記第二部材2との間に配設され一端が前記第一部材1に連結し他端が前記第二部材2に連結して前記第一部材1に対して前記第二部材2を重合面方向にスライド若しくは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢を生じさせる弾性部3とを備えたスライド装置において、前記弾性部3は、線材の途中を巻回して左右に連結端4を有し途中に巻回部5を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この左右の連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように連結端4の一端を前記第一部材1に連結し他端を前記第二部材2に連結した構成とし、この弾性部3の前記巻回部5から巻き出され先端に前記連結端4を設けた巻出線6の少なくとも一方に、前記扁平状の弾性部3のこの扁平方向を板面方向としてこの巻出線6と直交する方向に横幅を有しこの巻出線6の長さ方向に縦幅を有する補強板8を付設したことを特徴とするスライド装置に係るものである。
また、前記補強板8の一部を前記巻回部5に重合配設したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記弾性部3は線材の途中を渦巻き状に巻回して前記巻回部5の外側から左右一方の前記巻出線6が巻き出されると共に、巻回中心部から他方の前記巻出線6が巻き出される構成とし、この巻回部5の巻回中心部から巻き出される側の巻出線6に、一部巻回部5に重合配設する状態で前記補強板8を付設したことを特徴とする請求項2記載のスライド装置に係るものである。
また、前記補強板8に前記巻出線6の一部若しくは全部を圧入係合する線状係合部9を設け、この線状係合部9に前記巻出線6を圧入係合して前記補強板8を付設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記線状係合部9は前記巻出線6の厚さと合致若しくはこの厚さの二倍以内の深さに設定して、前記補強板8を前記巻出線6の厚さの二倍以内若しくは三倍以内の厚さとしたことを特徴とする請求項4記載のスライド装置に係るものである。
また、前記補強板8を樹脂製薄板材で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記巻出線6の長さ方向の縦幅の設定と、前記巻出線6が前記扁平状の弾性部3の扁平方向に幅広となる横幅の設定とによる前記補強板8の形状設定又はこの補強板8の形状設定と補強板8と巻回部5との重合配設とにより、前記補強板8を付設したこの巻出線6が前記弾性部3の巻回部5に対して前記扁平方向に屈曲変形しにくくなると共に、前記巻回部5が前記扁平方向と直交する上下方向にたわみにくくなるように構成して、前記巻出線6の変形強度を補強したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記補強板8の前記巻出線6の厚さと合致するベース板部10に前記巻出線6よりやや幅狭のスリット部を設け、このスリット部の左右部に連設する連設部12を設けて、前記スリット部に前記巻出線6を重合押圧して面一状に圧入係合するように前記線状係合部9を構成し、前記巻出線6の厚さに合致する前記ベース板部10とこのベース板部10に重合状態に設けた前記連設部12とにより前記補強板8を構成してこの補強板8を巻出線6の厚さの二倍以内の厚さとしたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記巻出線6の厚さと合致する前記ベース板部10が、前記巻回部5の巻線部と重合する巻出線6と共に重合するように構成したことを特徴とする請求項8記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1に対して前記第二部材2を所定長スライドさせるまでは、前記全体視へ字状の弾性部3によるスライド方向への拡角付勢によって、前記第二部材2が戻り動する戻り付勢が生じ、所定長スライドさせると逆に第二部材2が進み動する進み付勢が生じるように構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1と前記第二部材2とをガイド部7を介して重合面方向にスライド自在若しくは回動スライド自在に重合し、この第一部材1に対して第二部材2が覆い閉塞した重合閉塞状態から、第一部材1に対して第二部材2をスライド移動することで、第一部材1の重合面が露出するスライド開放状態となるように構成し、前記弾性部3の前記左右の連結端4を互いに接近する方向に押圧してこの連結端4の一端を前記第一部材1に連結し、他端を前記第二部材2に連結して、この弾性部3に前記連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように構成し、この左右の連結端4に生じる拡角付勢力がスライド移動力として働かないスライド位置を境として、第一部材1に対して第二部材2をこのスライド位置までスライド移動させる間は、この拡角付勢によって第二部材2に閉じ付勢が生じ、このスライド位置を超えた位置までスライド移動させることこの拡角付勢によって第二部材2に開き付勢が生じるように構成したことを特徴とする請求項9記載のスライド装置に係るものである。
また、本体部と重合部とを重合配設し、この重合部を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライド移動して重合面の一部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とをスライド装置により連結し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1とした前記請求項1〜11のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、全体視へ字状のトーションバネに単に量産性に秀れる所定の補強板を少なくとも一方の巻出線に付設することによって、薄形で例えば強力な付勢力を容易に生じる前述のバネ形状であっても(これに限らず全体視へ字状の扁平なトーションバネにおいて)、バネ動作時の上下のたわみが軽減され、スムーズなスライドが実現でき、傷や異音や耐久性などの不具合も生じにくく、また付勢力の更なる増大言い換えるとバネ荷重の増大も見込める場合があるなど極めて秀れた画期的な弾性部を実現でき、これにより画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、一層バネ動作時の上下のたわみが軽減され、一層秀れたスライド装置となる。
また、請求項4,5,6記載の発明においては、本発明を一層容易に実現でき、本発明の作用・効果が一層良好に発揮される極めて画期的なスライド装置となる。
また、請求項7記載の発明においては、本発明の作用・効果が更に一層良好に発揮される一層秀れたスライド装置となる。
また、請求項8,9記載の発明においては、後付けで補強板を重合押圧によって簡単に係止付設でき、しかも薄形化を維持しつつ変形強度を補強でき、更に一層容易に本発明を実現でき、本発明の作用・効果が更に一層良好に発揮される極めて実用性に秀れたスライド装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の弾性部3は、線材の途中を巻回して左右に連結端4を有し途中に巻回部5を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この左右の連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように連結端4の一端を前記第一部材1に直接若しくは間接的に連結し、他端を前記第二部材2に直接若しくは間接的に連結した構成とするが、左右の巻出線6間に拡角付勢を生じさせるこの弾性部3の巻回部5の少なくとも一方の巻出線6には、扁平方向を板面方向として横幅を有しこの巻出線6の長さ方向に縦幅を有する補強板8を付設しているため、少なくともこの補強板8による変形強度(少なくともたわみ強度)が補強されて前記巻回部5が前記扁平方向と直交する上下方向にたわみにくくなる。
また、前記補強板8を付設したこの巻出線6が前記弾性部3の巻回部5に対して前記扁平方向に屈曲変形しにくくなる。
即ち、前記巻出線6の長さ方向の縦幅の設定と、前記巻出線6が前記扁平状の弾性部3の扁平方向に幅広となる横幅の設定とによる補強板8の形状設定又はこの補強板8の形状設定と補強板8と巻回部5との重合配設とにより、巻出線6の変形強度(弾性部3の上下方向のたわみ強度や巻出線6の屈曲強度)が補強され、少なくともたわみ防止(とバネ荷重)の増大が図れることとなる。
従って、単に弾性部3の巻出線6に量産性に秀れた所定の大きさの薄板状の補強板8を付設するだけで、(例えば巻出線6を補強板8に対して重合押圧してワンタッチ係合するように構成すれば、単に押圧係合させて弾性部3の巻出線6に後付けするだけで、)薄形化の要請に応えつつ、バネ動作時にたわむことが防止され、バネ動作時に上下にたわんで巻回部5が上下の部材に抵触しスライド時に擦れたり部材に引っ掛かったりすることがないためスムーズな動作が確保され、不安定なスライド移動となったりスライド移動に支障を生じることもなく、部材に傷を与えたり異音も生じず耐久性にも秀れることとなる。
また、例えば製作容易にして強力な付勢が生じるように線材の途中を渦巻き状に巻回した全体視へ字状の渦巻きトーションバネに対してもこの補強板8を付設するだけでたわみを抑制できる。
即ち、従来例で説明したように、左右の巻出線6は巻き出し位置が外側と中心部とで巻き出し角もその巻き出し位置の径も大きく異なるため、左右の付勢バランスが悪く一層バネ動作時に上下にたわむおそれがあるが、本発明は補強板8を付設するだけで左右の付勢バランスが均一に近くなり、これによってもバネ動作時に上下にたわむことが軽減できることになる。
そのため、例えば図示した実施例のように単に第一部材1,第二部材2の一方に両辺縁をガイドレールとする板状のスライドガイド部7をガイド部7として設け、他方にこれにスライド自在に係合する板状のスライド部7をガイド部7として設け、この第一部材1,第二部材2の間のこのスライドガイド部7とスライド部7との間に前記弾性部3を設けると共に、この両端部を夫々これらガイド部7を介して各部材1,2に連結する場合、上下にたわむことで外観となり得るスライドガイド部7などに傷を与えたり、スライド移動するスライド部の板縁(前端縁)に弾性部3が引っ掛かってスライドがスムーズにいかなかったりスライドできなかったりすることが防止できることとなる。
また双方の巻出線6の付勢バランスの均等化が図られるだけでなくバネ荷重の増大も見込め、これにより同じ材質で同じ大きさで巻回数が同じでも大きな付勢力を生じ得る構成となり、これにより扁平にして大きな付勢力を一層容易に実現できるように設計することも可能となる。
また、更に補強板8の一部を巻回部5に重合させれば、一層たわみ防止が図られ、極めて秀れたトーションバネとなる。
また、補強板8と巻出線6との係合構成の設定により、簡単に補強板8を後付けできたり、薄形化を図れる。例えば一部を除いて補強板8を巻出線6の厚みと同等に薄く設定することもでき、巻出線6が巻回部5の巻線と重合する部分は、この巻出線6と同等の厚さとしたベース板部10を重合させることで巻出線6の長さ程長く補強板8を設定し、後付けできるように線状係合部9に巻出線6を押圧(圧入)係合して付設する構成としても、補強板8を長く設定でき、しかもその一部を巻回部5に重合配設でき、極めてたわみ防止効果やバネ荷重増大効果を図れつつ、従来通りに薄形化も維持できることとなる。
このように例えば補強板8の形状や巻出線6との係合構成の設定によって左右の付勢バランスが良く、左右の変形強度の均等化が図られ一層上下のたわみが殆んどなく、また付勢力の強力化をも図れ、更に前述のように補強板8を長く設定して巻回部5に重合させれば、極めてたわみ防止効果やバネ荷重増大効果を図れつつ、従来通りに薄形化も維持できることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図1〜図11に示す第一実施例は、第一部材1(本体部1)に設けたガイド部7としてのスライド部7に、第二部材2(重合部2)に設けたガイド部7としてのスライドガイド部7をスライド自在に係合して、第一部材1と第二部材2とを重合面方向にスライド自在に重合連結し、一端を前記スライド部7を介して第一部材1に連結し他端を前記スライドガイド部7を介して第二部材2に連結する弾性部3を備え、この弾性部3の屈曲弾性による付勢によって前記第一部材1と第二部材2との間にスライド方向の付勢、即ち戻り付勢(閉じ付勢)や進み付勢(開き付勢)が生ずるように構成したスライド装置であり、前記弾性部3は、線材の途中を巻回して左右に連結端4を有し途中に巻回部5を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この左右の連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように連結端4の一端を前記第一部材1に連結し他端を前記第二部材2に連結している。
以下、本実施例を具体的に説明する。
本実施例は、本体部1と重合部2とを重合配設し、この重合した状態から前記重合部2を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライドして重合面の一部を露出させることができるように前記本体部1と前記重合部2とをスライド装置により連結した電子機器に本発明を適用したものであり、具体的には、スライド式携帯電話に本発明を適用し、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を上面側に設けた本体部1を第一部材1とし、これにスライド自在に重合して前記操作部を隠蔽・露出自在に開閉する重合部2を第二部材2とし、この第二部材2には所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側面に設け、この第一部材1と第二部材2とを相対スライド自在に連結するスライド装置としている。
そして、本実施例では、この第一部材1(本体部1)に重合した第二部材2(重合部2)を、ガイド部7を介して、重合面方向にスライド自在に連結するスライド装置、若しくは例えば図12に示すようにこのスライド式に加えて更に重合面方向に回動スライド自在に連結するスライド装置であるが、図1〜図11に示す本実施例では、両辺部を折り返し状に形成してガイドレール部を設けた板状のスライドガイド部7を第二部材2(重合部2)の裏面に設け、このスライドガイド部7のガイドレール部にスライド自在に係合する辺縁部を両辺部に設けた板状のスライド部7を第一部材1(本体部1)の上面の前記重合部2と開放時でも重合する位置に設け、このスライドガイド部7とスライド部7との間に前記弾性部3を配設し、両端の連結端4をこのスライドガイド部7とスライド部7とに夫々連結して第一部材1と第二部材2とに連結している。この際、第一部材1に対して第二部材2を前後方向にスライド往復させるとき、本実施例ではスライド部7の前縁部が弾性部3の巻回部5に沿って相対移動するが、この前縁部がこの巻回部5に引っ掛かることのないように巻回部5の上下方向のたわみ動を抑制している。
言い換えると、繰り返しになるが、弾性部3を前述のように線材の途中を巻回して左右に連結端4を有し途中に巻回部5を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この左右の連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように連結端4の一端を前記スライド部7を介して第一部材1に連結し他端を前記スライドガイド部7を介して第二部材2に連結した構成としている。
また、前記第一部材1に対して前記第二部材2を所定長スライドさせるまでは、前記全体視へ字状の弾性部3によるスライド方向への拡角付勢によって、前記第二部材2が戻り動する戻り付勢が生じ、所定長スライドさせると逆に第二部材2が進み動する進み付勢が生じるように構成している。
即ち、この第一部材1に対して第二部材2が覆い閉塞した重合閉塞状態から、第一部材1に対して第二部材2をスライド移動することで、第一部材1の重合面が露出するスライド開放状態となるように構成し、前記弾性部3の前記左右の連結端4を互いに接近する方向に押圧してこの連結端4の一端を前記第一部材1に連結し、他端を前記第二部材2に連結して、この弾性部3に前記連結端4が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように構成し、この左右の連結端4に生じる拡角付勢力がスライド移動力として働かないスライド位置を境として、第一部材1に対して第二部材2をこのスライド位置までスライド移動させる間は、この拡角付勢によって第二部材2に閉じ付勢が生じ、このスライド位置を超えた位置までスライド移動させることこの拡角付勢によって第二部材2に開き付勢が生じるように構成している。
更に図12に示すように、回動スライドさせる場合においてもこのスライド装置を設けることで、回動スライド始動位置(前記スライド開放位置)では回動戻り付勢による位置決め付勢が生じ、90度回動スライドしてT字状となる回動位置では回動進み付勢による位置決め付勢が生じるように構成しも良い。
本発明の要部となるこの弾性部3は、巻回部5は徐々に径小となるように渦巻き状に巻回し、外側から巻き込まれる線材が巻回中心部から巻き出す構成としている。
即ち、先端に前記連結端4を有する左右の巻出線6と、この左右の巻出線6に連設しこの左右の巻出線6と略同一平面内に位置するように(片側では巻線が上下に重合せず渦巻き状の巻回部5と外側から巻き出された一方の巻出線6とは完全に同一平面内に位置するように)、渦巻き状に巻回した前記巻回部5とからなり、前記巻回部5は、前記一方の巻出線6の基部に連設する外側から内側へと徐々に径小となるように巻回して巻回中心部から巻き出した他方の巻出線6に連設する構成としている。
そして、本発明はこのような弾性部3の巻出線6の一方に補強板8を後付け付設しているが、この本発明の要部となる弾性部3は、この弾性部3の前記巻回部5から巻き出され先端に前記一方の連結端4を設けた一方の巻出線6に、前記扁平状の弾性部3のこの扁平方向を板面方向としてこの巻出線6と直交する方向に横幅を有しこの巻出線6の長さ方向に縦幅を有する補強板8を付設している。
本実施例では、この補強板8は樹脂製薄板材で形成し、量産性に秀れ摺動抵抗をおさえ、部材に傷を与えないように構成しているが、具体的には以下のように構成している。
線材の途中を渦巻き状に巻回して前記巻回部5の外側から左右一方の前記巻出線6が巻き出され、巻回中心部から他方の前記巻出線6が巻き出される構成とし、この巻回部5の巻回中心部から巻き出される側の巻出線6に一部巻回部5に重合配設する状態で前記補強板8を付設する構成としている。
即ち、本実施例では、補強板8に前記一方の巻出線6の略全部(先端をカールして形成した連結端4を含めてこの連結端4から巻回部5の巻線に重合する基端部に至るまで略全部)を圧入係合する線状係合部9(連結端4が圧入する部分はカール形状に合致した開口係合部13としている。)を設け、この線状係合部9に前記巻出線6を圧入係合して前記補強板8を付設している。
またこの前記線状係合部9は巻出線6の厚さ(径)と合致した深さに設定して、全体でも補強板8を巻出線6の厚さ(径)の二倍以内の厚さとしている。
更に説明すると、前記巻出線6の長さ方向の縦幅は、前述のように巻回部5の中心部近くに至るまで十分に長く設定し、前記巻出線6が前記扁平状の弾性部3の扁平方向に幅広となる横幅も巻出線6の線幅の三倍以上にもなる十分に広い幅に設定し、しかも本実施例ではこの補強板8の形状設定と補強板8と巻回部5との重合配設とにより、前記補強板8を付設したこの巻出線6が前記弾性部3の巻回部5に対して前記扁平方向に屈曲変形しにくくなると共に、前記巻回部5が前記扁平方向と直交する上下方向にたわみにくくなるように構成して、前記巻出線6の変形強度を補強している。
更に説明すると、本実施例では、補強板8の巻出線6の厚さと合致するベース板部10に前記巻出線6よりやや幅狭のスリット部を線状係合部9として設け、このスリット部9の左右部に連設する連設部12を設けスリット底部15を形成して、前記スリット部9に前記巻出線6を重合押圧して面一状に圧入係合するように前記線状係合部9を構成し、前記巻出線6の厚さに合致するベース板部10とこのベース板部10に重合状態に設けた連設部12とにより前記補強板8を構成してこの補強板8を巻出線6の厚さの二倍程度の厚さとしている。
即ち、前記縦幅と横幅を有し巻出線6の長さ方向に縦長で短冊状の補強板8を樹脂で一体成形するが、この補強板8のベース板部10には片側に前記カール状の連結端4を係合する開口係合部13を設け、これと連通するようにベース板部10を二つ割にして反対側端までスリットを形成してスリット状の線状係合部9を形成し、この線状係合部9のスリット幅が巻出線6を圧入係合できる幅狭となるように保持すべく巻回部5と緩衝しない連結端4寄りの位置に連設部12を重合形成した構成としている。即ちこの連設部12のない前記巻出線6の厚さと合致するベース板部10が、前記巻回部5の巻線部と重合する巻出線6と共に重合するように構成している。
また、この線状係合部9には前述のように本実施例では連設部12により一部に底部15を形成し、更に一旦面一状に圧入した巻出線6が抜け止められるように圧入側上面側にはスリット間隙を更に少し狭める爪部14を一体形成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の使用状態(スライド開放状態)を示す説明斜視図である。 本実施例の使用状態(スライド開放状態)を示す裏面側から見た説明斜視図である。 本実施例のガイド部(スライドガイド部とスライド部)と共にスライドする弾性部のバネ動作を示す裏側から見た説明斜視図であって、(a)は重合閉塞状態,(b)はスライド途中,(c)はスライド開放状態を示す。 本実施例の要部(弾性部)の斜視図と説明分解斜視図である。 本実施例の弾性部の補強板の説明斜視図である。 図5の反対面から見た説明斜視図である。 本実施例の巻出線に後付けした補強板の説明平面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7の側面図である。 本実施例の要部(弾性部)の説明裏面図である。 本実施例の要部(弾性部)の説明正面図である。 本実施例の別例構成の使用状態(スライド開放後90度回動スライドした状態)を示す説明斜視図である。 従来例の要部(弾性部)の説明平面図と説明正面図である。 従来例の(スライドガイド部とスライド部)と共にスライドする弾性部のバネ動作を示す裏側から見た説明斜視図であって、(a)は重合閉塞状態,(b)はスライド途中を示す。
符号の説明
1 第一部材(本体部)
2 第二部材(重合部)
3 弾性部(トーションバネ)
4 連結端
5 巻回部
6 巻出線
7 ガイド部(スライド部)
8 補強板
9 線状係合部(スリット部)
10 ベース板部
12 連設部

Claims (12)

  1. 第一部材に重合した第二部材を、ガイド部を介して、重合面方向にスライド自在若しくは重合面方向に回動スライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材と前記第二部材との間に配設され一端が前記第一部材に連結し他端が前記第二部材に連結して前記第一部材に対して前記第二部材を重合面方向にスライド若しくは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢を生じさせる弾性部とを備えたスライド装置において、前記弾性部は、線材の途中を巻回して左右に連結端を有し途中に巻回部を有する扁平状で全体視へ字状の屈曲自在なバネで構成し、この左右の連結端が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように連結端の一端を前記第一部材に連結し他端を前記第二部材に連結した構成とし、この弾性部の前記巻回部から巻き出され先端に前記連結端を設けた巻出線の少なくとも一方に、前記扁平状の弾性部のこの扁平方向を板面方向としてこの巻出線と直交する方向に横幅を有しこの巻出線の長さ方向に縦幅を有する補強板を付設したことを特徴とするスライド装置。
  2. 前記補強板の一部を前記巻回部に重合配設したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
  3. 前記弾性部は線材の途中を渦巻き状に巻回して前記巻回部の外側から左右一方の前記巻出線が巻き出されると共に、巻回中心部から他方の前記巻出線が巻き出される構成とし、この巻回部の巻回中心部から巻き出される側の巻出線に、一部巻回部に重合配設する状態で前記補強板を付設したことを特徴とする請求項2記載のスライド装置。
  4. 前記補強板に前記巻出線の一部若しくは全部を圧入係合する線状係合部を設け、この線状係合部に前記巻出線を圧入係合して前記補強板を付設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  5. 前記線状係合部は前記巻出線の厚さと合致若しくはこの厚さの二倍以内の深さに設定して、前記補強板を前記巻出線の厚さの二倍以内若しくは三倍以内の厚さとしたことを特徴とする請求項4記載のスライド装置。
  6. 前記補強板を樹脂製薄板材で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置。
  7. 前記巻出線の長さ方向の縦幅の設定と、前記巻出線が前記扁平状の弾性部の扁平方向に幅広となる横幅の設定とによる前記補強板の形状設定又はこの補強板の形状設定と補強板と巻回部との重合配設とにより、前記補強板を付設したこの巻出線が前記弾性部の巻回部に対して前記扁平方向に屈曲変形しにくくなると共に、前記巻回部が前記扁平方向と直交する上下方向にたわみにくくなるように構成して、前記巻出線の変形強度を補強したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置。
  8. 前記補強板の前記巻出線の厚さと合致するベース板部に前記巻出線よりやや幅狭のスリット部を設け、このスリット部の左右部に連設する連設部を設けて、前記スリット部に前記巻出線を重合押圧して面一状に圧入係合するように前記線状係合部を構成し、前記巻出線の厚さに合致する前記ベース板部とこのベース板部に重合状態に設けた前記連設部とにより前記補強板を構成してこの補強板を巻出線の厚さの二倍以内の厚さとしたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載のスライド装置。
  9. 前記巻出線の厚さと合致する前記ベース板部が、前記巻回部の巻線部と重合する巻出線と共に重合するように構成したことを特徴とする請求項8記載のスライド装置。
  10. 前記第一部材に対して前記第二部材を所定長スライドさせるまでは、前記全体視へ字状の弾性部によるスライド方向への拡角付勢によって、前記第二部材が戻り動する戻り付勢が生じ、所定長スライドさせると逆に第二部材が進み動する進み付勢が生じるように構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスライド装置。
  11. 前記第一部材と前記第二部材とをガイド部を介して重合面方向にスライド自在若しくは回動スライド自在に重合し、この第一部材に対して第二部材が覆い閉塞した重合閉塞状態から、第一部材に対して第二部材をスライド移動することで、第一部材の重合面が露出するスライド開放状態となるように構成し、前記弾性部の前記左右の連結端を互いに接近する方向に押圧してこの連結端の一端を前記第一部材に連結し、他端を前記第二部材に連結して、この弾性部に前記連結端が互いに離れようとする拡角付勢が生じるように構成し、この左右の連結端に生じる拡角付勢力がスライド移動力として働かないスライド位置を境として、第一部材に対して第二部材をこのスライド位置までスライド移動させる間は、この拡角付勢によって第二部材に閉じ付勢が生じ、このスライド位置を超えた位置までスライド移動させることこの拡角付勢によって第二部材に開き付勢が生じるように構成したことを特徴とする請求項9記載のスライド装置。
  12. 本体部と重合部とを重合配設し、この重合部を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライド移動して重合面の一部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とをスライド装置により連結し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材とした前記請求項1〜11のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
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