JP2009188620A - 光通信端末及び光lanシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】規模増大を抑制しつつ輻輳時の調整の困難性を軽減すること又は回避することが可能な光通信端末及び光LANシステムを提供する。
【解決手段】光通信端末(ノード)1〜1と、各ノード1〜1から出射された光信号を全て合波して全ノード1〜1に分配する合波分配器2と、各ノード1〜1と合波分配器2とを光通信可能に接続する、送信用光ファイバ3at〜3xtと受信用光ファイバ3ar〜3xrから構成されるそれぞれ1対の光ファイバ3〜3とを備え、各ノード1〜1が、全ての他ノード1〜1、1と第1の波長を介して通信可能であって、かつ、1つ以上の第2の波長を介して光通信するノードからなるグループの全ての他ノードからと通信可能であり、自ノードからの光信号をブロックする構成を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の波長を介した通信が可能な、車内LAN(Local Area Network)、SOHO(Small Office Home Office)向けLAN、ビル管理システム等に利用可能な、光通信端末及び光LANシステムに関する。
今日、デジタル機器が搭載されていない乗用車等の車両は珍しい程、車両内の装置がデジタル化されてきている。また、これらのデジタル機器を一元的に管理し又は連携させて動作させようとする技術も普及してきている。これに応じて、これらのデジタル機器を搭載する車両にも、車内LAN(Local Area Network)が設けられるようになってきている。
ここで、簡易なLANでは、伝送媒体として一般に同軸ケーブル、ペアケーブル等が使用される。車内LANにおけるペアケーブル等の特殊な環境下で使用される伝送媒体には、この傾向が強いようである。そして、このような伝送媒体を使ってノード間の接続等を簡素化するために、片方向通信が一般に採用されている。そして、通信効率と信頼性を高めるため、以下のように限定された特殊な通信プロトコルが採用されている。
例えば、車内のAV機器用等としてMOST(Media Oriented Systems
Transport)プロトコルが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。また、車両の制御に関しては、例えば、低速ボディ系制御用に使用されるLIN(Local
Interconnect Network)プロトコル、ステアリング制御系の制御用に使用されるFlex−Rayプロトコル、パワートレイン系制御用のCAN(Controller Area Network)プロトコルが知られている。
片方向通信では、ノード間の送受信の調整が必要になるが、トラフィックが輻輳するとこの調整が非常に複雑になり、イーサーネットにおける場合と同様に通信効率が極端に下がることとなる。車内LAN用のCANプロトコルにおいては、かかる点について工夫されているが、昨今の増大するデジタル化又はそれに伴う通信量の増大に対応しきれず限界がある。
そのため、上記のFlex−Rayプロトコル等のより高速通信用のプロトコルに準拠する通信が、組み合わされるようになってきている。その結果、通信容量の増大、上位互換性の確保等がなされるが、その一方で大変複雑なLANシステムにもなってしまっている。また、ノイズ対策、軽量化等の観点から、車内LANを光化することも、検討されてきている。
インターネット〈URL:http://en.wikipedia.org/wiki/MOST〉
しかしながら、従来のLANを単に光化したものでは、輻輳時の調整の困難性、調整回避のためのシステムの急激な複雑化又は大規模化が、解消されないという問題を有する。調整回避のためのシステムの急激な複雑化又は大規模化には、設備費、保守負担、教育訓練負担等の増大などの問題が伴う。
以上の現状に鑑み、本発明の目的は、規模増大を抑制しつつ輻輳時の調整の困難性を軽減すること又は回避することが可能な光通信端末及び光LANシステムを提供する。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、複数の波長を介した光通信が可能なネットワークに接続され、前記波長を選択的に切り替え可能かつ1つ以上の指定された前記波長で光信号を送信可能な光送信部と、前記光信号を受信可能な光受信部とを備える光通信端末であって、前記光受信部が、前記光信号を受光して電気信号に変換し出力可能な複数の光検出器と、前記光信号が入射する光路上に配置され、設定された分波波長の前記光信号を分波してそれぞれ異なる前記光検出器に出射可能な複数の分波器と、前記各分波器に個々に前記分波波長を設定可能な分波器制御手段と、自ノードから送信された前記光信号が変換された電気信号を必要に応じて受信データに変換せずにブロックし、他ノードから送信された前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換可能な受信信号処理手段と、を有し、前記受信信号処理手段が、前記ネットワーク上の全ての他ノードからの第1の波長の前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換し、1つ以上の第2の波長を介して光通信するノードからなるグループの全ての他ノードからの第2の波長の前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換する、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光通信端末において、前記第2の波長が、前記ノード毎に異なることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の光通信端末において、前記分波器が、反射波長を選択的に切り替えて設定可能な反射フィルタからなり、前記分波波長として前記反射波長が設定されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光通信端末において、前記分波器の個数が、2つであることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、それぞれ請求項1に記載の光通信端末からなるノードと前記ノード毎の受信用及び送信用のそれぞれ1対の光伝送媒体を介して接続され、前記送信用の光伝送媒体を介して前記各ノードから入射する前記光信号を全て合波して、全ての前記ノードにそれぞれ前記受信用の光伝送媒体を介して分配可能な受動素子からなる合波分配器を備える、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の光LANシステムにおいて、前記合波分配器に、他のネットワークとの接続を可能とするルータが何れかの前記ノードとして接続されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、複数の波長を介した光通信が可能なネットワークに接続され、波長を選択的に切り替え可能かつ1つ以上の指定された波長で光信号を送信可能な光送信部と、光信号を受信可能な光受信部とを備える光通信端末であって、光受信部が、光信号を受光して電気信号に変換し出力可能な複数の光検出器と、光信号が入射する光路上に配置され、設定された分波波長の光信号を分波してそれぞれ異なる光検出器に出射可能な複数の分波器と、各分波器に個々に分波波長を設定可能な分波器制御手段と、少なくとも自ノードから送信された光信号が変換された電気信号を受信データに変換せずにブロックし、他ノードから送信された光信号が変換された電気信号を受信データに変換可能な受信信号処理手段と、を有し、受信信号処理手段が、ネットワーク上の全ての他ノードからの第1の波長の光信号が変換された電気信号を受信データに変換し、1つ以上の第2の波長を介して光通信するノードからなるグループの全ての他ノードからの第2の波長の光信号が変換された電気信号を受信データに変換するため、規模増大を抑制しつつ輻輳時の調整の困難性を軽減すること又は回避することが可能な光通信端末を実現することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記請求項1の効果に加えて、第2の波長が、ノード毎に異なるため、通信手順を簡素化することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記請求項1又は請求項2の効果に加えて、分波器が、反射波長を選択的に切り替えて設定可能な反射フィルタからなり、分波波長として反射波長が設定されるため、光通信端末を更に簡素に構成することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記請求項1乃至請求項3のいずれか一項の効果に加えて、分波器の個数が、2つであるため、光通信端末を更に簡素に構成することができる。
請求項5に係る発明によれば、それぞれ請求項1に記載の光通信端末からなるノードとノード毎の受信用及び送信用のそれぞれ1対の光伝送媒体を介して接続され、送信用の光伝送媒体を介して各ノードから入射する光信号を全て合波して、全てのノードにそれぞれ受信用の光伝送媒体を介して分配可能な受動素子からなる合波分配器を備えるため、規模増大を抑制しつつ輻輳時の調整の困難性を軽減すること又は回避することが可能な光LANシステムを実現することができる。
請求項6に係る発明によれば、上記請求項5の効果に加えて、合波分配器に、他のネットワークとの接続を可能とするルータが何れかのノードとして接続されるため、更に規模増大を抑制することができる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明による光LANシステムの一実施例を模式的に示すブロック構成図である。光LANシステム100は、図1に示すように、光通信機能を有するコンピュータ等の光通信端末(以下、ノードという。)ノード1〜1と、各ノード1〜1から出射された光信号を合波して各ノード1〜1に分配する合波分配器2と、各ノード1〜1と合波分配器2とを光通信可能に接続する、樹脂、無機材料等からなる光ファイバ3〜3とを備える。
図2は、光LANシステムの通信機能上の構成を概念的に説明するための模式図である。ノード1〜1は、図2に示すように、コンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、コントローラ等からなる制御処理部11〜11(以下、単に制御処理部11とも記す。)と、光ファイバ3at〜3xtを介してノード固有の波長で光信号を送信可能な光送信部12〜12(以下、単に光送信部12とも記す。)と、光ファイバ3ar〜3xrを介して合波分配器2からの光信号を受信可能な光受信部13〜13(以下、単に光受信部13とも記す。)とを有する。
図3は、本発明による光送信部の構成を示すブロック図である。光送信部12は、図3に示すように、制御処理部11に接続され、入力されたコマンド、データ等に応じて、通信速度、通信プロトコル、送信波長等の通信条件の制御を行う通信条件制御処理手段121と、通信条件制御処理手段121からの出力に応じて可調光源123の駆動及び制御を行う可調光源駆動制御手段122と、可調光源駆動制御手段122からの出力に応じて光信号を出射可能な可調光源123と、を有する。
ここで、通信条件制御処理手段121は、制御処理部11から入力された送信コマンド、送信相手、データサイズ、送信状態等に応じて通信プロトコルを選択し、送信波長(以下、ノード送信波長という。)を指定する。通信条件制御処理手段121は、また、選択された通信プロトコルに応じて送信データを再構成して送信元データを作成し、送信元データとノード送信波長を特定する波長特定データとを可調光源駆動制御手段122に出力する。
可調光源駆動制御手段122は、通信条件制御処理手段121から出力された波長特定データに基づいてノード送信波長を特定し、送信元データに応じた光信号を送信するように可調光源123を駆動及び制御する。光源の波長、パワー等の制御方法又は駆動方法については、周知であるため、その説明を省略する。
可調光源123は、例えば外部共振型の半導体レーザ等を有し、可調光源駆動制御手段122による制御に応じてノード送信波長を選択的に切り替え可能となっている。可調光源123は、また、温度センサ、TEC(Thermo-Electric Cooler)等の冷却素子を有し、可調光源駆動制御手段122によって温度制御されるのでもよい。
図4は、光受信部の構成を示すブロック図であり、(a)は複数の反射フィルタを有する一般の構成を示し、(b)は単一の反射フィルタを有する簡素な構成を示す。光受信部13は、図4(a)に示すように、光ファイバ3ar〜3xrから入射した光信号のうち指定された波長の光信号を反射可能な複数の反射フィルタ131−1〜131−nと、反射フィルタ131−1〜131−nの反射波長を個々に設定及び制御可能なフィルタ制御手段132と、反射フィルタ131−1〜131−nを透過した光信号を検出可能な第1の光検出器133と、各反射フィルタ131−1〜131−nで反射した光信号を検出可能な第2の光検出器134と、光検出器133、134からの出力を受信データに変換可能な受信信号処理手段135とを有する。
ここで、反射フィルタ131−1〜131−nは光路上を入射する光信号を分波可能な分波器を具現化したものであり、個々の分波波長がそれぞれ反射波長に対応し、反射波長を個々に設定可能なフィルタ制御手段132は対応して分波波長を個々に設定可能な分波器制御手段を具現化したものである。以下、分波器を反射フィルタ131−1〜131−nとし、分波波長を反射波長として説明する。反射フィルタ131−1〜131−nとして、例えば選択的に反射波長を設定可能なTECDIA(株)製の「波長可変液晶フィルター」が使用可能である。また、通信容量が少なくて済む光LANシステムにおいては、光受信部13が図4(b)に示すように簡易に構成されるのでもよい。
ここで、受信信号処理手段135は、異なる通信プロトコルの通信が並存する場合、第1の光検出器133からの出力と第2の光検出器134からの出力とを、通信プロトコルを切替えて又は並列して通信プロトコル毎に受信データに変換可能であってもよい。具体的には、第1の光検出器133からの出力が第1の通信プロトコルに準拠するものであり、第2の光検出器134からの出力が第2の通信プロトコルに準拠するものであり、それぞれ通信プロトコルを切り替えて又は並列に処理されるのでもよい。ただし、受信信号処理手段135は、所定の場合に、第2の光検出器134からの出力に応答しないように動作する。
図5は、光路中に配置される複数の反射フィルタに設定される反射波長の一例を示す説明図である。各反射フィルタに図5に示すように異なる反射波長が設定される結果、第1の光検出器133に入射する光信号用のλcom、反射フィルタ131−1によって反射され第2の光検出器134に入射する光信号用のλ1、同様に反射フィルタ131−2によって反射され第2の光検出器134に入射する光信号用のλ2、・・・、反射フィルタ131−nによって反射され第2の光検出器134に入射する光信号用のλnが、通信に使用可能となる。
合波分配器2は、例えば、各光ファイバ3at〜3xtから入射した光信号が内部で拡散して合波され、合波された光信号が各光ファイバ3ar〜3xrに分配されるように構成されている。具体的には、合波分配器2は、例えば光ファイバ3〜3をその途中の1箇所で束ねて、束ねた部分を合波および分配可能となるように相互に融着して得られるもの等の簡易なものからなる。合波分配器2は、また、例えば簡易なスラブ伝送路の構成を有するのでもよい。したがって、合波分配器2は、半導体素子等の能動素子、光路を切り替えるスイッチング素子等の複雑な構成要素を有しない。光信号の取捨選択は、全てノード1〜1によって行われるように構成されている。
以下、本発明による光LANシステムの動作について図1〜図4(a)に示す構成を有するものについて説明する。以下では、まず、ノード間の通信モードとしてのコミュニティモードとプライベートモードとについて説明する。ここで、コミュニティモードは、このモード下で全ノードに情報が送信可能となる通信モードであり、プライベートモードは、このモード下でグループをなすノード間で通信が可能となる通信モードである。
説明の都合上、以下で使用する用語を定義しておく。まず、コミュニティモードをCモードといい、Cモード下における、通信をCモード通信といい、使用される波長をCM通信波長といい、通信チャンネルをCMチャンネルという。同様に、プライベートモードをPモードといい、Pモード下における、通信をPモード通信といい、使用される波長をPM通信波長といい、通信チャンネルをPMチャンネルという。また、Pモードでデータを送信することが必要となったノードをPM通信元ノードといい、その相手方となる1つ以上のノードをPM通信先ノードという。さらに、PM通信元ノードとPM通信先ノードをPモード通信グループという。
まず、Cモードについて詳細に説明する。Cモードでは、1ノード当りの平均の通信容量は小さく、例えばLANを立ち上げるときのノード間の調停、Pモードへの移行又はPモードからの復帰の調停、サイズの小さいデータの送受信などが可能である。Cモード下では、いずれかのノードから出射した光信号は、反射フィルタ131−1〜131−nを通過して第1の光検出器133に入射し検出される。Cモード通信は、上記のCM通信波長、通信速度、予め決められた通信プロトコル等の条件の下で行われ、各ノードとの調停を行ってから可能となる。また、CAN等の通信プロトコルにも対応可能となるように、Cモード下での自ノードからの送信信号を受信するように構成するのでも、自ノードからの送信信号の受信の可否を切替え可能に構成するのでもよい。Cモード通信の詳細については、通常の光LANでの片方向通信と同様であるため、説明を省略する。
ここで、CモードからPモードへの移行の調停では、Cモード下で、例えば、PM通信元ノードから他の全ノードにPモード通信の開始、PM通信波長、通信速度、通信プロトコル、1つ以上のPM通信先ノード等について通知(以下、Pモード通信開始通知という。)が行われる。なお、PM通信波長がノード固有の波長に設定されている場合、各ノードが全てのノードのPM通信波長を記憶することによって、Pモード通信開始通知にPM通信波長が含まれなくてもよい。また、複数のPモード通信グループが構成される場合があるが、以下では説明の都合上、Pモード通信グループは1つとする。
また、PモードからCモードへの復帰の調停では、CM通信波長を使用して、例えば、PM通信元ノードから他の全ノードにPモード通信の終了、PM通信波長、通信速度、通信プロトコル、PM通信先ノード等について通知(以下、Pモード通信終了通知という。)が行われる。なお、PM通信波長がノード固有の波長に設定されている場合、Pモード通信終了通知についてもPモード通信開始通知と同様に、各ノードが全てのノードのPM通信波長を記憶することによって、PM通信波長が含まれなくてもよい。
次に、Pモードについて詳細に説明する。上記のように、Cモード下では調停、データ量の少ない通信等が許容されるが、例えば研究者によって使用される端末と部門のサーバとの間等の特定のノード間でサイズの大きいデータの送受信を必要とする場合がしばしば生ずる。また、日常的に通信が頻繁なノードのみならず、例えば、業務の終了時に外部のサーバにデータ転送する管理、営業部門の端末等の、時間よって通信の偏りが発生するノードもある。このような一時的な通信の偏りがある場合でも、例えば大きなサイズのファイルを転送しようとして、業務中の他の部門又は担当者の通常の実務に支障がきたす場合がある。
このような場合に、特定のノード間でCMチャンネルとは異なる通信チャンネルを介してデータ通信を可能とするのがPモードである。CモードからPモードへの移行は、Cモード下での上記のPモード通信開始通知で始まり、この移行において各ノードは、以下のように設定して対応する。
まず、単一のPM通信波長を使用する片方向通信の場合について説明する。この場合、PM通信元ノード以外の全てのノードは、Pモード通信開始通知に応答して、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの所定のものの反射波長を通知されたPM通信波長に設定する。同様に、PM通信元ノードも自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの所定のものの反射波長を通知したPM通信波長に設定する。このときの通信プロトコルは、Pモード通信グループの各ノードが相互の調停の下に相手方ノードからの光信号を受信可能となるものが使用される。Pモード通信グループの各ノードは、自ノードからの光信号を受信しないようにブロックする。以下、光信号を受信せずにブロックすることを、単に「ブロック」又は「ブロックする」という。Pモード通信グループ以外の他の全てのノードは、このPM通信波長の光信号をブロックする。他の各ノードは、上記の各対応が完了したとき、PM通信元ノードに対応が完了したことを示す応答(以下、OK応答という。)を返す。
次に、複数のPM通信波長を使用する双方向通信の場合について説明する。この場合、Pモード通信開始通知に応答して、例えば、まず各PM通信先ノードが、相互に調停してPM通信元ノードのPM通信波長である第1のPM通信波長と異なる、自ノードのPM通信波長である第2のPM通信波長を他の全てのノードに通知する。ここで、第2のPM通信波長は、PM通信先ノードの数だけ使用されることとなり、PM通信元ノードが全てのPM通信波長を記憶しておく。ただし、各ノードがCM通信波長とノード固有のPM通信波長で光信号を送信できる場合、各ノードがこれらの波長についての情報を保持することによって、他ノードへの通知、及び、そのためのCモード下でのBノード間の調停は省略可能である。以下では、上記のBノード間での調停が不要な後者の構成を各ノードが有し、高速化に資するようにPM通信波長を通知する場合を例にとって説明する。
次に、全てのノードが、自己の反射フィルタ131−1〜131−nの反射波長を「通知されたPM通信波長及び通知したPM通信波長」に設定する。次に、Pモード通信グループの各ノードは、相手方ノードからのPモードでの光信号を受信可能とし、自ノードからの光信号をブロックする。Pモード通信グループ以外の他の全てのノードは、これらのPM通信波長の光信号をブロックする。他の各ノードは、上記の各対応が完了したとき、PM通信元ノードに対応が完了したことを示す応答(以下、OK応答という。)を返す。
以下、Pモード通信開始通知に応答して、Pモード通信グループのPM通信元ノード以外の各ノードがPモードでの双方向通信を可能とするために行う上記の処理を、「先ノード双方向Pモード移行処理」という。また、Pモード通信開始通知を行って、PM通信元ノードが行う上記の反射波長の設定、(ノード固有となっていない場合の)PM通信波長の記憶等の処理を「元ノード双方向Pモード移行処理」という。Pモード通信グループ以外の他の全てのノードがPモード通信開始通知に応答してPM通信波長の光信号をブロックする上記の処理を、「他ノード双方向Pモード移行処理」という。
次に、PモードからCモードへの復帰の調停では、CM通信波長を使用して、例えば、PM通信元ノードから全ノードにPモード通信の終了、関連する全てのPM通信波長、通信速度、通信プロトコル、PM通信先ノード等について通知(以下、Pモード通信終了通知という。)が行われる。PM通信元ノード以外の全てのノードは、Pモード通信終了通知に応答して、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除する。同様に、PM通信元ノードも自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除する。次に、Pモード通信グループの各ノードは、送信波長をCM通信波長に戻す。次に、PM通信元ノード以外の各ノードは、Cモードに復帰したとき、OK応答をPM通信元ノードに送信し、Cモードへの復帰は完了する。
Pモード下では、Pモード通信グループのいずれかのノードから出射した光信号は、上記で説明したように、Cモード下で反射波長が設定された反射フィルタ131−1〜131−nで反射され、第2の光検出器134に入射して検出される。しかしながら、このとき、Pモード通信グループは、受信信号処理手段135が他ノードからの光信号を受信するが自ノードからの光信号をブロックするように動作する。ここで、Pモード通信グループの各ノードにはPM通信波長、通信速度、通信プロトコル、PM通信先ノード等として、上記のようにCモード下で予め取り決められたものが設定されるが、PM通信波長、通信速度、通信プロトコル等としてはCモードのものと異なるものでも許容されるため、柔軟に設定可能である。なお、Pモード下での通信の詳細については、通常の光LANでの片方向通信又は双方向通信と同様であるため、説明を省略する。
以下、図1〜図4(a)に示す構成を有する光LANシステムのおける、双方向通信を行うプライベートモードへの移行等について詳細に説明する。図6は、この構成におけるプライベートモードへの移行等について、通信波長の面で説明する図である。図6には、上記のPM通信元ノードが「第2のノード」であり、PM通信先ノードが「第n−1のノード」の例が示されている。以下、PM通信元ノードをAノードともいい、PM通信先ノードをBノードともいう。ただし、PM通信先ノードは1つには限られず、以下では特に断る場合を除き、Bノードというときは複数のノードを意味するものとする。
図6に示すように、この構成では、Cモード通信が共通のCM通信波長(λcom)を用いて片方向通信として行われ、Pモード通信がPモード通信グループ内で各ノード固有のPM通信波長(λ1、λ2)を用いて双方向通信として行われる。図6において、Cモード(図6の上側に示す)下で、各ノードの左側で下方を向いて出ている矢印(以下、C送信矢印という。)は対応するノードがCM通信波長を用いた送信可能状態であることを示し、反対にC送信矢印を反転させた矢印(以下、C受信矢印という。)は対応するノードがCM通信波長を用いた受信が可能な状態であることを示す。
また、図6の下側に示す、C送信矢印を太くした矢印(以下、P送信太実矢印という。)は、対応するノードが第1のPM通信波長を用いた送信が可能な状態であることを示す。脚が2本線からなるC送信矢印(以下、P送信重実矢印という。)は、対応するノードが第2のPM通信波長を用いた送信が可能な状態であることを示す。さらに、P送信太実矢印を反転させた矢印(以下、P受信太実矢印という。)は、対応するノードが第1のPM通信波長の光信号を受信可能な状態であることを示す。P送信重実矢印を反転させた矢印(以下、P受信重実矢印という。)は、対応するノードが第2のPM通信波長の光信号を受信可能な状態であることを示す。そして、破線のP受信太実矢印(以下、P受信太破矢印という。)は、対応するノードが第1のPM通信波長の光信号を受け付けないブロック状態であることを示す。破線のP受信重実矢印(以下、P受信重破矢印という。)は、対応するノードが第2のPM通信波長の光信号を受け付けないブロック状態であることを示す。
図7は、図1〜図4(a)に示す構成を有する光LANシステムにおいて、AノードがBノードへPモードで通信を行う状況が発生したときの、AノードのPモードへの移行及び復帰について説明するフローチャートである。以下、このような状況が発生することを「Pモード通信イベントが発生する」という。
まず、Aノードは、Pモード通信イベントが発生したとき、他の全てのノードに対してCMチャンネルを介してPモード通信開始通知を通知する(S101)。以下、AノードでないノードをA以外ノードといい、AノードでもBノードでもないノードをAB以外ノードという。ステップS101でのPモード通信開始通知を受信して、上記のように、Bノードは「先ノード双方向Pモード移行処理」を行い、AB以外ノードは「他ノード双方向Pモード移行処理」を行う。その結果、通常、A以外ノードからAノードにOK応答が返される。
Aノードは、ステップS101でPモード通信開始通知を通知したとき、各A以外ノードからの応答を受信する応答受信処理を行う(S110)。応答受信処理では、まず、Aノードが、時間計測を開始し(S111)、次にA以外ノードからの応答を待って受信し(S112)、全てのA以外ノードから応答を受信したこと又はステップS111で計測を開始した時間が所定値以上であることの何れかが成立するか否かを判断する(S113)。ステップS113で何れもが成立しないと判断されたとき、ステップS113で何れかが成立すると判断するまで、ステップS112に戻って以降の処理が繰り返される。
ステップS110で応答受信処理が終了したとき、Aノードは、全てのA以外ノードからOK応答を受信したか否かを判断し(S121)、受信しないと判断したとき、Aノードは、Pモードへの移行をやり直す(以下、やり直しをリトライという。)ために時間調整処理を行う(S122)。時間調整処理では、一定時間の経過を待つ処理が行われる。なお、リトライの回数は、所定回数内に制限されるのでもよい。以下、同様とする。
ステップS121で全てのA以外ノードからOK応答を受信したと判断されたとき、Aノードは、Pモードに通信モードを切り替える(S123)。この切替えにおいて、Aノードは、上記の「元ノード双方向Pモード移行処理」を行う。
次に、Aノードは、Pモード下で、通知した条件でデータの送受信を行い(S130)、データの送受信が完了したか否かを判断し(S141)、完了しないと判断したとき、ステップS130に戻り以降の処理を繰り返す。尚、Pモード下でのデータの送受信は、AノードとBノードとの間のみならず、Bノード間でも可能である。また、送信されるデータには、例えばパケット通信におけるように、送信先アドレスがヘッダとして付加されているものとする。
ステップS141でBノードとの間のデータの送受信が完了したと判断されたとき、Aノードは、通信モードをCモードに切り替える(S142)。このとき、Aノードは、送信波長をPM通信波長からCM通信波長に切り替え、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除する。
次に、Aノードは、A以外ノードに対してCMチャンネルを介してPモード通信終了通知を通知する(S143)。ここで、A以外ノードは、ステップS143でのPモード通信終了通知を受信して、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除すると共に、Bノードが送信波長をCM通信波長に戻す。そして、A以外ノードは、ステップS143での通知への対応が完了したときに、AノードにOK応答を返す。
Aノードは、ステップS143でPモード通信終了通知を通知したとき、ステップS110と同様に、応答受信処理を行い(S150)、ステップS150で応答受信処理を終了したとき、全てのA以外ノードからOK応答を受信したか否かを判断する(S161)。ステップS161で全てのA以外ノードからOK応答を受信しないと判断されたとき、Aノードは、時間調整処理を行い(S162)、リトライのためにステップS143に戻り以降の処理を繰り返す。ステップS161で全てのA以外ノードからOK応答を受信したと判断されたとき、処理は終了し、Cモードへの復帰が完了する。なお、リトライについては、上記と同様である。
図8は、図7に対応し、AノードがBノードへPモードで通信を行う状況が発生したときの、Aノード以外のノードの動作について説明するフローチャートである。
まず、Cモードでは各ノードは他のノードから送信されたデータを受信可能であるため、A以外ノードは、受信したデータがPモード通信開始通知であるか否かを判断し(S201)、Pモード通信開始通知でないと判断したとき、Cモードでの動作を継続する(S207)。
ステップS201でPモード通信開始通知であると判断したとき、A以外ノードは、自ノードがPモード通信開始通知にPM通信先ノードとして設定されているか否かを判断する(S202)。ステップS202でPM通信先ノードとして設定されていると判断したノード、即ちBノードは、上記の「先ノード双方向Pモード移行処理」を行い、(S203)、AノードからPモードで送信されるデータを待ってAノードとPモード通信を行う(S204)。ここで、送信されるデータには、例えばパケット通信におけるように、送信先アドレスがヘッダとして付加されているものとする。また、Bノード間でのデータの通信も可能である。
次に、Bノードは、AノードからPモード通信終了通知があったか否かを判断し(S205)、Pモード通信終了通知があるまで、ステップS204に戻って以降の処理を繰り返す、即ち、AノードとPモード通信を行う。
ステップS205でAノードからPモード通信終了通知があったと判断されたとき、Bノードは、通信モードをCモードに切り替えてOK応答をAノードに返し(S206)、Cモードの動作に復帰する(S207)。この切替えにおいて、Bノードは、送信波長をCM通信波長に戻し、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除する。
ステップS202で自ノードがPモード通信開始通知にPM通信先ノードとして設定されていないと判断したノード、即ちAB以外ノードは、上記の「他ノード双方向Pモード移行処理」を行う(S208)。
次に、AB以外ノードは、AノードからPモード通信終了通知があったか否かを判断し(S209)、Pモード通信終了通知があるまで、この処理を繰り返す。ステップS209でAノードからPモード通信終了通知があったと判断されたとき、AB以外ノードは、自己の反射フィルタ131−1〜131−nのうちの対応するものの反射波長の設定を解除してOK応答を返し(S210)、Cモードの動作に復帰する(S207)。
図9は、AノードがBノードとPモード通信中にCノードとPモード通信を行う状況が発生したときに、AノードがCノードとのPモード通信に移行し復帰する動作について説明するフローチャートである。以下、CノードはCモードで動作しているものとして説明する。
まず、Aノードは、BノードとPモード通信中であるため、送信波長をCM通信波長に切り替え(S301)、A以外ノードに対してCMチャンネルを介して新たにCノードがPモード通信に参加する通知(以下、PM通信先ノード参加通知という。)を行う(S302)。ここで、PM通信先ノード参加通知は、Pモード通信への参加の開始、PM通信波長、通信速度、通信プロトコル、参加するPM通信先ノード等を通知する。
ステップS302でのPM通信先ノード参加通知を受信して、Cノードは上記の「先ノード双方向Pモード移行処理」を行う。Bノードは、必要に応じて「先ノード双方向Pモード移行処理」を行うのでもよいが、以下では、CノードとのPモード通信のために「先ノード双方向Pモード移行処理」を行うものとして説明する。AノードでもBノードでもCノードでもない他のノードは、CノードのPM通信波長の光信号をブロックするように、上記のように反射フィルタに反射波長を設定する。
Aノードは、ステップS302でPM通信先ノード参加通知をしたとき、応答受信処理を行い(S310)、応答受信処理が終了したとき、Aノードは、全てのA以外ノードからOK応答を受信したか否かを判断し(S321)、受信しないと判断したとき、Pモードへの移行をやり直すために時間調整処理を行う(S322)。
ステップS321で全てのA以外ノードからOK応答を受信したと判断されたとき、Aノードは、Pモードに通信モードを切り替えて(S323)、PモードでCノードを含めてデータの送受信を開始し(S324)、S130に戻る。この切替えにおいて、Aノードは、Cノードとの通信のための上記の「元ノード双方向Pモード移行処理」を行う。ここで、送信されるデータには、例えばパケット通信におけるように、送信先アドレスがヘッダとして付加されているものとする。また、Bノード間又はBノードとCノードとの間でのデータの通信も可能である。
このようにしてPモードでは、Pモード通信グループ内でCMチャンネルとは全く独立した専用のチャンネルを介した通信が可能となる。その結果、他のチャンネル又は他のPモード通信グループの通信速度、通信プロトコル、データサイズ、通信状態等に影響されないより自由な通信が可能となり、もって輻輳の解消が可能となる。なお、Pモードへの以降のときに反射フィルタの反射波長の設定が適切に行われない場合、そのノードにはPM通信波長の光信号が第1の第1の光検出器133に入射して誤動作が発生する。その結果、この反射フィルタの反射波長の設定が適切に行われていない場合、検出可能となる。この光信号がCモード通信の光信号と重なることにより、特に異常な状態が生ずることになる。
図10は、ノードの光送信部が複数のPM通信波長で同時に送信可能な場合に可能となる通信の一例を通信波長の面で説明する図である。ノードの光送信部が複数のPM通信波長で同時に送信可能な場合、図10に示すように、一方の送信波長をCモード通信専用とし、残りの送信波長をPモード通信用とすることによって、より自由な通信が可能となる。具体的には、モード間の以降又は復帰において送信波長の切り替えが必要なくなり、さらにはリソース環境に応じて複数のPモード通信グループのノードと同時に通信可能となる。
図11は、ノードが図4(b)に示すように単一の反射フィルタを有する場合に可能な通信の一例を通信波長の面で説明する図である。光受信部が単一の反射フィルタ131’を有する簡単な構成においても、図11に示すように、Pモード通信グループ内で送受信の調停を行うことによって、CMチャンネルとは全く独立した専用のチャンネルを介した通信が可能である。そのため、図4(b)に示す構成の光受信部を有する光LANシステムは、Pモード通信グループを構成するノード数が少ない場合、Pモードでの各ノードの通信容量が大きくなくて済む場合等に適している。
また、光LANシステムは、必要に応じて、単一の反射フィルタを有すると共に単一のPM通信波長で送信可能なノードと、単一の反射フィルタを有すると共に複数のPM通信波長で送信可能なノードと、複数の反射フィルタを有すると共に単一のPM通信波長で送信可能なノードと、複数の反射フィルタを有すると共に複数のPM通信波長で送信可能なノードとが混在するように構成されるのでもよい。
さらに、ノードの増設は、光LANシステムを予めファイバの数を多くした構成にしておき、増設が必要になったときに空いているファイバの対応する端部に増設するノードを通信可能に取り付けることによって実現可能である。また、ノード数が当初予定したものよりも多くなる場合、以下に説明する新たなLANを増設することによっても、ノードの増設は実現可能である。
図12は、新たなLANを増設してLANを拡張していく場合の例について説明する図である。図12において、増設前には、光LANシステム100のみが全体を構成するが、光LANシステム100との通信を可能とするルータ(プログラム上ではゲートウェイに対応)を光LANシステム100の1つのノードとすることによって、新たなLANが増設可能である。
図13は、新たなLANが光LANシステムの1つのノードをなすルータを介して増設された例を模式的に示すブロック図である。図13において、例えば、LAN(A)の何れかのノードは、ルータ1αを介して通信相手の光LANシステム100のノード1kと通信可能となっている。ここで、図12において、LAN(A、B、C)は既に増設されているものを示す。
増設されるLANは、必ずしも光信号を介して通信を行うものである必要はなく、ルータを選択することによって電気信号を介して通信を行うLAN(以下、電気信号LANという。)であってもよい。具体的には、ルータを、光LANシステム100からの光信号及び電気信号LANからの電気信号を受信可能であって、相互に光信号と電気信号との間で信号変換可能なものに、選択する。
図14は、光LANシステムに増設されるLANが全て光信号を介して通信する構成の場合の、図12に対応して通信に使用される波長の構成の一例を示す説明図である。図14において、光LANシステム100はλbaseを介して上記の通信が可能となっており、他のLAN(A、B、C、・・・)はそれぞれ、送信波長λA、λB、λC、・・・を介して通信が可能となっている。図12に破線で示された増設対象のLAN(N)には、新たな送信波長λNが割り当てられる。
本発明による光通信端末及び光LANシステムは、MOSTプロトコル、LINプロトコル、Flex−Rayプロトコル、CANプロトコル等に準拠した車内LAN、装置間LAN、装置内棚間LAN、SOHO向けLAN、オフィス向けLAN、ビル管理システム等に利用可能である。
本発明による光LANシステムの一実施例を模式的に示すブロック構成図である。 光LANシステムの通信機能上の構成を概念的に説明するための模式図である。 本発明による光送信部の構成を示すブロック図である。 光受信部の構成を示すブロック図であり、(a)は複数の反射フィルタを有する一般の構成を示し、(b)は単一の反射フィルタを有する簡素な構成を示す。 光路中に配置される複数の反射フィルタに設定される反射波長の一例を示す説明図である。 この構成におけるプライベートモードへの移行等について、通信波長の面で説明する図である。 図1〜図4(a)に示す構成を有する光LANシステムにおいて、AノードがBノードへPモードで通信を行う状況が発生したときの、AノードのPモードへの移行及び復帰について説明するフローチャートである。 図7に対応し、AノードがBノードへPモードで通信を行う状況が発生したときの、Aノード以外のノードの動作について説明するフローチャートである。 AノードがBノードとPモード通信中にCノードとPモード通信を行う状況が発生したときに、AノードがCノードとのPモード通信に移行し復帰する動作について説明するフローチャートである。 ノードの光送信部が複数のPM通信波長で同時に送信可能な場合に可能となる通信の一例を通信波長の面で説明する図である。 ノードが図4(b)に示すように単一の反射フィルタを有する場合に可能な通信の一例を通信波長の面で説明する図である。 新たなLANを増設してLANを拡張していく場合の例について説明する図である。 新たなLANが光LANシステムの1つのノードをなすルータを介して増設された例を模式的に示すブロック図である。 光LANシステムに増設されるLANが全て光信号を介して通信する構成の場合の、図12に対応して通信に使用される波長の構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
1a〜1x、1α ノード
2 合波分配器
3a〜3x、3ar〜3xr、3at〜3xt 光ファイバ
11、11a〜11x 制御処理部
12、12a〜12x 光送信部
13、13’、13a〜13x 光受信部
100 光LANシステム
121 通信条件制御処理手段
122 可調光源駆動制御手段
123 可調光源
131、131’、131−1〜131−n 分波器(反射フィルタ)
132、132’ 分波器制御手段(フィルタ制御手段)
133、134、134’ 光検出器
135 受信信号処理手段
200 増設後の全LAN
A、B、C、N LAN
LA、LB、LC ルータ
R、R’ 光受信部
T 光送信部

Claims (6)

  1. 複数の波長を介した光通信が可能なネットワークに接続され、前記波長を選択的に切り替え可能かつ1つ以上の指定された前記波長で光信号を送信可能な光送信部と、前記光信号を受信可能な光受信部とを備える光通信端末であって、
    前記光受信部が、
    前記光信号を受光して電気信号に変換し出力可能な複数の光検出器と、
    前記光信号が入射する光路上に配置され、設定された分波波長の前記光信号を分波してそれぞれ異なる前記光検出器に出射可能な複数の分波器と、
    前記各分波器に個々に前記分波波長を設定可能な分波器制御手段と、
    自ノードから送信された前記光信号が変換された電気信号を必要に応じて受信データに変換せずにブロックし、他ノードから送信された前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換可能な受信信号処理手段と、を有し、
    前記受信信号処理手段が、
    前記ネットワーク上の全ての他ノードからの第1の波長の前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換し、1つ以上の第2の波長を介して光通信するノードからなるグループの全ての他ノードからの第2の波長の前記光信号が変換された電気信号を受信データに変換する、ことを特徴とする光通信端末。
  2. 前記第2の波長が、前記ノード毎に異なることを特徴とする請求項1に記載の光通信端末。
  3. 前記分波器が、反射波長を選択的に切り替えて設定可能な反射フィルタからなり、前記分波波長として前記反射波長が設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光通信端末。
  4. 前記分波器の個数が、2つであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光通信端末。
  5. それぞれ請求項1に記載の光通信端末からなるノードと前記ノード毎の受信用及び送信用のそれぞれ1対の光伝送媒体を介して接続され、前記送信用の光伝送媒体を介して前記各ノードから入射する前記光信号を全て合波して、全ての前記ノードにそれぞれ前記受信用の光伝送媒体を介して分配可能な受動素子からなる合波分配器を備える、ことを特徴とする光LANシステム。
  6. 前記合波分配器に、他のネットワークとの接続を可能とするルータが何れかの前記ノードとして接続されることを特徴とする請求項5に記載の光LANシステム。
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