JP2009187082A - 商品受発注システムおよびプログラムと方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の受発注に関して発注者と受注者との双方向のコミュニケーションを容易に実現し、双方における利便性を向上させることができる商品受発注システムを提供する。
【解決手段】発注者側端末30により商品タグ72の商品情報、および指示タグ73の操作情報を、それぞれメールアドレスと共に受信し、同じ発注者側端末30から商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、前記商品情報、前記メールアドレス毎に登録された個人情報を、それぞれ関連付けて商品注文情報として記憶する。商品注文情報、識別コードと、商品注文の経過情報に関する経過タグ210とを、注文受付票200にまとめて出力する。提供者側端末51により経過タグ210の経過情報を受信した際、該経過情報を商品注文情報に付加して記憶を更新し、発注者側端末30から受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、経過情報を発注者側端末30に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバーにより受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための商品受発注システムおよびプログラムと方法に関する。より詳しくは、商品の注文を携帯電話により、バーコードリーダを利用して簡単にメールの送受信で行うことができるものである。
従来より、携帯電話やインターネット等の通信ネットワークを介して、商品の受発注を行う商品販売に関するシステムは知られている。かかるシステムには、例えば、商品を注文する発注者である一般ユーザーが、携帯電話やパソコン(Personal Computer)を用いて、商品を提供する店舗等によりインターネット上に開設されたWebサイトを通じて、通信ネットワークを介して所望の商品を注文するシステムや、一般ユーザーが、広告チラシ等に掲載された商品を見ながら、携帯電話やパソコンを用いて、通信ネットワークを介して所望の商品を注文するシステム等が存在する。
このようなシステムとして具体的には例えば、特許文献1には、次の商品販売システムが開示されている。すなわち、チラシ等の商品販売用印刷物の広告商品を掲載した画像区画ごとに、見た目には通常のフルカラー画像の商品イメージ、商品名、値段等と共に、撮影により映像認識され得る光学的潜像の特殊記号を印刷する。所望の商品の画像区画をデジタルカメラで撮影すると、特殊記号が画像認識され表示画面に可視的に映像化され、メモリに記憶される。特殊記号は例えばバーコードやQRコード等であり、含まれる情報は販売会社のURL、商品コード等である。商品購買希望者は撮影データを送信するだけで販売会社のURLにアクセスし、注文確定の入力を行うことができる。
また、特許文献2には、次の商品発注方法が開示されている。すなわち、携帯電話にバーコードリーダを付設すると共に、携帯電話に内装したコンピュータにバーコードリーダの読取データを蓄積する機能と、蓄積したデータを呼出し送信する機能を装備する。カタログの商品を発注する時、カタログのページに記されているメーカのURLコードを示す第1のバーコードを携帯電話でスキャニングさせると、このURLコードがサイトに自動的に送信される。このページの商品の写真に記されている商品コードを示す第2のバーコードを携帯電話でスキャニングさせると、商品コードがサイトに送信される。次に、数量、ユーザ情報を送信させると、サイトからメーカに商品コードと数量とユーザ情報とを発注情報として送信する。
さらに、特許文献3には、次の商品受発注システムが開示されている。すなわち、商品を取引可能とするための必要情報をホスト側に登録しておき、商品提供者は、商品注文者側に商品の情報と共に該商品を特定するためのバーコードを付した商品リストを配布し、商品注文者は、所望の商品の発注を希望する時、携帯電話に設けられたバーコードリーダで、該商品リスト中の該当商品に対応するバーコードを読み取り、インターネット回線を介してホスト側に通知し、ホスト側は、その通知されたデータを前記データベースに書き込むと共に、該データベースの情報に基づき商品の受発注を行う。
特開2005−284778号公報 特開2002−259760号公報 特開2001−344532号公報
しかしながら、前述したような従来の商品を注文するシステムにおいては、何れの場合も、一般ユーザーである商品の発注者から商品を提供する受注者側に対して、商品の注文だけに関する一方向のみの情報の送信を主眼とする内容であった。そのため、発注者は、商品を注文した後、実際に商品を入手するまでは、受注者側である例えば店舗等における商品注文に対する受付状況毎の経過情報を、容易に随時確認することができないという問題があった。
特に、外部で調理した食事を配達するケータリング・サービス(catering-service)においては、従来の商品注文システムを利用するにあたって、商品の配達の迅速さが重要であるにも拘わらず、一般ユーザーである商品の発注者は、商品を注文した後にリアルタイムで商品が未だ調理中であるのか、あるいは配達中であるのか等、これらの経過情報を、前記システムとは全く別に一般の電話等による問い合せでしか知ることができず、また、店舗等においても、問い合せがあった場合の確認および返答作業が煩わしく、人件費等のコストアップを招く虞があった。
また、前述したような従来の商品を注文するシステムにおいては、何れの場合も、商品を提供する受注者側における利点として、商品の受注作業自体を簡略化することが可能であるが、かかる受注に関連した必要な一連の処理として、例えば、商品注文の受付け伝票の作成については自動化ないし省力化することができなかった。従って、このような商品注文の受付け伝票の作成に関しても、商品を提供する受注者側における事務処理の負荷のさらなる軽減を実現することが希求されていた。
本発明は、前述したような従来の技術が有する問題点に着目してなされたものであり、商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者と受注者とにおける商品の受発注に関する双方向のコミュニケーションを容易に実現することで、発注者と受注者との双方における利便性を向上させると共に、受注者側において必要となる商品受注に関する一連の処理を簡略化することで、よりいっそうコストを低減することができる商品受発注システムおよびプログラムと方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告(70)の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末(30)から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバー(20)により受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための商品受発注システム(10)において
前記商品広告(70)は、前記発注者側端末(30)により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグ(72)と、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグ(73)と、を少なくとも有し、
前記受注者側サーバー(20)は、
前記発注者側端末(30)により前記商品タグ(72)が電子データに変換された商品情報、および前記指示タグ(73)が電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末(30)を特定するメールアドレスと共に受信する受信手段と、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理する記憶手段と、
前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末(51)により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグ(210)とを、それぞれ注文受付票(200)としてまとめて出力する出力手段と、
前記提供者側端末(51)により前記経過タグ(210)が電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新する更新手段と、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末(30)に送信する送信手段とを、
有することを特徴とする商品受発注システム(10)。
[2]前記発注者側端末(30)は携帯電話であり、
少なくとも、前記商品タグ(72)および前記指示タグ(73)を読み取り電子データに変換可能な機能と、前記受注者側サーバー(20)と各種情報の送受信を行う機能と、前記電子データを表示する機能と、発注者が入力操作を行う機能とを、
有することを特徴とする[1]に記載の商品受発注システム(10)。
[3]前記出力手段による出力先は、商品の実際の提供者側の店舗に設置された端末に備えられており、
前記提供者側端末(51)は、前記店舗において商品の提供に関わる担当者の携帯電話であり、
少なくとも、前記経過タグ(210)を読み取り電子データに変換可能な機能と、前記受注者側サーバー(20)と各種情報の送受信を行う機能と、前記電子データを表示する機能と、発注者が入力操作を行う機能とを、
有することを特徴とする[1]または[2]に記載の商品受発注システム(10)。
[4]前記商品タグ(72)は、商品広告(70)に掲載された商品毎に別々に用意され、
各商品タグ(72)の商品情報は、商品の種別の他、各商品を選択した旨の内容と、これらを電子データとして送信する前記受注者側サーバー(20)側のメールアドレスとを、少なくとも含み、
前記指示タグ(73)は、予め定められた発注者側の要求内容として、商品注文の確定を意図する旨の内容、商品注文の取り消しを意図する旨の内容、商品注文の受付状況の確認を意図する内容、その他の問い合せを意図する内容毎に別々に用意され、
各指示タグ(73)の操作情報は、それぞれ前記要求内容の他、各要求内容を電子データとして送信する前記受注者側サーバー(20)側のメールアドレスを、少なくとも含み、
前記経過タグ(210)は、予め定められた商品の実際の提供者における受付状況として、配達中を意図する内容、配達完了を意図する内容、入金確認を意図する内容毎に別々に用意され、
各経過タグ(210)の経過情報は、それぞれ前記受付状況の他、各受付状況を電子データとして送信する前記受注者側サーバー(20)側のメールアドレスを、少なくとも含む、
ことを特徴とする[1],[2]または[3]に記載の商品受発注システム(10)。
[5]商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告(70)の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末(30)から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバー(20)により受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための機能を実現させる商品受発注プログラムであって、
前記商品広告(70)は、前記発注者側端末(30)により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグ(72)と、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグ(73)と、を少なくとも有し、
前記発注者側端末(30)により前記商品タグ(72)が電子データに変換された商品情報、および前記指示タグ(73)が電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末(30)を特定するメールアドレスと共に受信するステップと、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理するステップと、
前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末(51)により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグ(210)とを、それぞれ注文受付票(200)としてまとめて出力するステップと、
前記提供者側端末(51)により前記経過タグ(210)が電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新するステップと、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末(30)に送信するステップとを、
前記受注者側サーバー(20)に実行させることを特徴とする商品受発注プログラム。
[6]商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告(70)の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末(30)から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバー(20)により受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための商品受発注方法であって、
前記商品広告(70)は、前記発注者側端末(30)により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグ(72)と、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグ(73)と、を少なくとも有し、
前記発注者側端末(30)により前記商品タグ(72)が電子データに変換された商品情報、および前記指示タグ(73)が電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末(30)を特定するメールアドレスと共に受信するステップと、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理するステップと、
前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末(51)により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグ(210)とを、それぞれ注文受付票(200)としてまとめて出力するステップと、
前記提供者側端末(51)により前記経過タグ(210)が電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新するステップと、
同じ前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末(30)に送信するステップとを、
有することを特徴とする商品受発注方法。
[7]前記発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づき、未だ確定していない全ての前記商品情報を、未確定な注文状況として前記発注者側端末(30)に送信するステップを有する
ことを特徴とする[6]に記載の商品受発注方法。
[8]前記発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の取り止めを意図する指示情報を受信した時、または商品注文の確定を意図する指示情報を所定時間内に受信しなかった時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づく商品注文を取り消す旨の情報を、前記発注者側端末(30)に送信するステップを有する
ことを特徴とする[6]または[7]に記載の商品受発注方法。
[9]前記発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づき、
前記商品情報が送信された前記発注者側端末(30)のメールアドレスに対応した個人情報が既に登録済みの場合は、確定した全ての前記商品情報を注文状況として、
前記商品情報が送信された前記発注者側端末(30)のメールアドレスに対応した個人情報が未だ登録されてない場合は、確定した全ての前記商品情報と共に個人情報の入力を促す情報を注文状況として、
前記発注者側端末(30)に送信するステップを有する
ことを特徴とする[6],[7]または[8]に記載の商品受発注方法。
前記本発明は、次のように作用する。
先ず、商品を提供する受注者は商品広告(70)を用意して、商品広告(70)を商品を注文する一般ユーザー等の発注者に予め配布する。商品広告(70)には、発注者側端末(30)により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグ(72)と、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグ(73)とが少なくとも含まれている。
商品の発注者は、商品広告(70)を見ながら発注者側端末(30)により、掲載されている商品タグ(72)を読み取り、電子データに変換した商品情報を得ることができる。同様に、掲載されている指示タグ(73)を読み取り、電子データに変換した操作情報を得ることができる。ここで発注者側端末(30)が携帯電話であれば、発注者は携帯電話を利用して簡単に商品を注文することができる。
すなわち、発注者は携帯電話によって、商品タグ(72)を読み取り、電子データに変換した上で、この電子データを商品注文に関する情報として、そのまま携帯電話の通信機能を利用して受注者側サーバー(20)にメール送信すれば良い。メール送信に伴って、当該携帯電話を特定するメールアドレスも一緒に送信される。発注者側から送信されたこれらの情報は、受注者側サーバー(20)にある受信手段によって受信される。
ここで例えば、商品タグ(72)の読み取り、ないしメール送信を、商品毎に連続して行えば、一度に複数の商品を注文することができる。また、発注者は携帯電話によって、商品広告(70)に掲載されている指示タグ(73)を読み取り、これも電子データに変換することができる。かかる指示タグ(73)のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を含むものを選んで読み取り、電子データに変換して受注者側サーバー(20)にメール送信することにより、商品注文の内容を確定することができる。
受注者側サーバー(20)においては、前記商品情報が送信されたものと同じ発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、前記受信した商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶手段により記憶管理する。これらの情報は、発注者に関するデータベース(22)として適宜更新されながら管理されることになる。
そして、受注者側サーバー(20)は、前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグ(210)とを一緒にまとめた注文受付票(200)を作成した上で、この注文受付票(200)を出力手段により自動的に出力する。これにより、受注者側では注文受付票(200)を手書きで作成する労力を省くことができる。経過タグ(210)は、商品タグ(72)や指示タグ(73)と同様に読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に応じて予め用意されている。
出力手段による出力先は、受注者側サーバー(20)自体が備えても良いが、商品の実際の提供者側の店舗に設置された端末(50)に備えることにより、該店舗内において容易に活用することが可能となる。商品の実際の提供者、例えば店舗で商品の提供に関わる担当者は、前記注文受付票(200)を見ながら提供者側端末(51)により、掲載されている経過タグ(210)のうち、現時点における受付状況に対応した経過タグ(210)を随時読み取り、電子データに変換した経過情報を受注者側サーバー(20)に送信する。
これにより、受注者側サーバー(20)では、随時受信する経過情報に基づき、商品の受付状況をリアルタイムで把握することができる。ここで提供者側端末(51)が、前記発注者側端末(30)と同様に携帯電話であれば、店舗で商品の提供に関わる担当者は、携帯電話を利用して簡単に商品の受付状況を随時報告することができる。受注者側サーバー(20)は、このような経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新手段によって随時更新する。
そして、受注者側サーバー(20)は、前記発注者側端末(30)から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時には、当該時点で記憶手段により記憶されている商品注文情報に対応した経過情報を、送信手段によって発注者側端末(30)に送信する。このように、発注者と受注者とにおける商品の受発注に関する双方向のコミュニケーションを容易に実現することで、特に商品の発注者は、簡単に商品の受付状況を随時確認することが可能となる。
また、受注者側サーバー(20)において、発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに受信した商品情報に基づき、未だ確定していない全ての前記商品情報を、未確定な注文状況として発注者側端末(30)に送信するようにしても良い。これにより、商品の発注者は、簡単にどの商品を幾つ選んだか等を随時確認することが可能となる。
また、受注者側サーバー(20)において、発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の取り止めを意図する指示情報を受信した時、または商品注文の確定を意図する指示情報を所定時間内に受信しなかった時、当該時点までに受信した商品情報に基づく商品注文を取り消す旨の情報を、発注者側端末(30)に送信するようにしても良い。これにより、商品の発注者は、商品の注文を全てまとめてキャンセルすることが可能となる。
さらに、受注者側サーバー(20)において、発注者側端末(30)から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに受信した前記商品情報に基づき、商品情報が送信された発注者側端末(30)のメールアドレスに対応した個人情報が既に登録済みの場合は、確定した全ての前記商品情報を注文状況として発注者側端末(30)に送信するようにしても良い。これにより、商品の発注者は、確定した商品の注文内容を容易に確認することができる。
一方、前記商品情報が送信された発注者側端末(30)のメールアドレスに対応した個人情報が未だ登録されてない場合は、確定した全ての商品情報と共に個人情報の入力を促す情報を注文状況として、発注者側端末(30)に送信するようにしても良い。これにより、商品の受注者は、商品の発注者の個人情報を容易に取得することができると共に、商品の発注者は、確定した商品の注文内容を容易に確認することができる。なお、個人情報の入力を促す情報としては、住所氏名等の所定事項を入力する画面を送信するだけでなく、これらの入力自体を代行して行う受付センターへの問い合せ先(電話番号)を併記してもかまわない。
本発明に係る商品受発注システムおよびプログラムと方法によれば、商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者と受注者とにおける商品の受発注に関する双方向のコミュニケーションを容易に実現することで、発注者と受注者との双方における利便性を向上させることができる。特に発注者は、簡単に商品の受付状況を随時確認することが可能となる。
また、受注者側において必要となる商品受注に関する一連の処理を簡略化することで、よりいっそうコストを低減することができる。特に受注者は、注文受付票を手書きで作成する労力を省くことができる。さらに、受注者側サーバーでは、随時受信する経過情報に基づき、商品の受付状況をリアルタイムで把握することができる。以上により、受注者側では販売促進や事務処理の簡便化を図ることができ、発注者側では商品注文に際しての利便性の向上を図ることができる。
以下、図面に基づき、本発明を代表する一実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る商品受発注システム10の概要を模式的に示す説明図である。図2は、商品受発注システム10を構成する受注者側サーバー20の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、商品受発注システム10を、外部で調理した料理(例えば弁当等。)を配達するケータリング・サービス(catering-service)に適用した例を説明する。すなわち、「商品」は料理であり、商品を注文する「発注者」は一般ユーザー(消費者)であり、商品を受注する「受注者」は、料理を提供する事業体が相当する。この事業体が、受注者側サーバー20を管理することになり、商品を実際に提供する「提供者」は、事業体に属する店舗が相当する。
図1に示すように、商品受発注システム10は、インターネット等の通信ネットワーク11を介して、受注者側サーバー20、発注者側端末である携帯電話30、受付センターに設置される受付端末40、店舗に設置される店舗端末50、本社に設置される本社端末60等が、それぞれ相互に通信可能に接続されている。ここで「受付センター」とは、受注者側サーバー20を管理する事業体に属し、各種問い合せに対応するための窓口業務を行うものである。また「店舗」は、前述したように商品を実際に提供する提供者である。また「本社」とは、前述した事業体の本社である。なお、受注者側サーバー20は、前記事業体とは別の事業体が管理を代行するようにしても良い。
発注者側端末である携帯電話30(以下、便宜上「発注者側携帯電話30」の表現も用いる。)は、基本的な機能としてインターネットに接続可能であり、さらに外部の被写体を撮影可能なカメラや、該カメラによって撮影された2次元コードを解析するバーコードリーダを備えているものが該当する。携帯電話30は通信ネットワーク11を介して、受注者側サーバー20と双方向に接続可能であり、少なくとも各種データの送受信を行う。また、後述するが店舗において商品の配達担当者が使う提供者側端末も、同様な携帯電話51である。なお、これらの携帯電話30,51の構成は、一般的であるので詳しい説明は省略する。
受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60は、具体的には例えば、一般のPC(Personal Computer)から成り、図示省略したがそれぞれCPU(Central Processing
Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の必要な構成と共に、カラーあるいは白黒でのグラフィック表示が可能なCRTやLCD等の画面と、キーボードやマウス等の入力部を有する。受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60は、それぞれ固有のIP(Internet Protocol)アドレスによって互いに区別されると共に、IPアドレスを用いて互いに通信することができるように設定されている。
また、受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60は、それぞれWWWブラウザが搭載されており、受付端末40、店舗端末50、本社端末60では、所定の操作に基づき通信ネットワーク11を介して受注者側サーバー20にアクセスでき、転送されてきたHTMLファイルがWWWブラウザに読み込まれて、画面上に表示されるようになっている。受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60に関しては、インターネット等の公衆回線とは別に専用回線を介して相互に接続しても良い。なお、図1では、受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60を、それぞれ別々の端末として図示したが、受注者側サーバー20と、受付端末40および/または本社端末60とを、同一の場所に設置したり、同一の端末によって運用することも可能である。
特に、受注者側サーバー20は、商品受発注プログラム21によりCPUが実現する機能として、受信手段、記憶手段、出力手段、更新手段、送信手段とを有する。これらの各手段については追って順次説明する。ここで出力手段は、店舗端末50にも備えられている。受注者側サーバー20のCPUは、ROMのOSに基づいて動作し、内部のHD(Hard Disk)に格納されている商品受発注プログラム21をRAMに読み出し、次述するデータベース22に記憶されている各種のデータをRAMに読み出しながら、前記各手段を実行することになる。
また、受注者側サーバー20には、図1中ではその内部にデータベース22が構築されているが、データベース22は受注者側サーバー20の内部に限らず、受注者側サーバー20に外付けする外部記憶装置としては、例えばHD、MO(Magnet Optical disk)、CD−R/W(compact disc read/write memory)等に構築しても良い。なお、前記各手段を1台の受注者側サーバー20だけで実現しても良いが、発注者側携帯電話30からのアクセス(発注)が増えてくると負荷が集中して処理が遅くなるから、受付端末40、店舗端末50、本社端末60等にも、受注者側サーバー20としての機能を分散するように構成しても良い。
図2は、商品受発注システム10において使用される商品広告の一例を模式的に示す説明図である。同図に示す商品広告70は、発注者側で扱っている商品の一覧を掲載した広告チラシや商品カタログ等の印刷物であり、例えば、受注者側に属する店舗で作成されて、発注者側である一般ユーザーに配布されるものである。具体的には商品広告70は、商品として各種ケータリング料理のサンプル画像71(71a,71b…)が掲載されており、各サンプル画像71毎に商品情報に関する商品タグ72(72a,72b…)が付記されている。また、予め定められた発注者側の要求内容として、各要求内容毎の指示情報に関する指示タグ73(73a,73b…)も掲載されており、これら指示タグ73の傍らには、発注者に対する操作説明を記載した説明欄74が印刷されている。
商品タグ72や指示タグ73は、発注者側端末30により光学的に読み取られて電子データに変換可能なタグであり、本実施の形態では、携帯電話30のカメラで撮影されて解析可能な2次元コードのうちQRコード(デンソーウェーブ社;登録商標)を採用している。各商品タグ72にコード化されている商品情報としては、それぞれ対応するサンプル画像71に関する商品の種別の他、該商品を選択した旨の内容と、これらを電子データとして送信する受注者側サーバー20側のメールアドレスとが、少なくとも含まれている。
これらの情報は、商品タグ72を携帯電話30のカメラで直接撮影してバーコードリーダで解析することにより、自動的に全て文字としての電子データに変換される。携帯電話30には、簡単な所定操作によって、前記メールアドレス宛に電子データをそのまま含む内容で、メール送信することができる機能が一般的には備えられている。なお、本実施の形態では、商品タグ72をQRコードで作成しているが、他の2次元コードとして、PDF417、ベリコード、マキシコード等を採用したり、あるいはバーコード等の一次元コード、さらには光学式文字読取装置であるOCR(Optical Character
Reader)により読み取りおよび電子化可能な文字そのものによって、タグを構成してもかまわない。
指示タグ73のうち1つ目の指示タグ73aは、予め定められた発注者側の要求内容として、受注者側サーバー20側に対して承認の意思を伝えるものであり、商品注文の確定を意図する旨の内容が含まれている。2つ目の指示タグ73bは、受注者側サーバー20側に対して否認の意思を伝えるものであり、商品注文の取り消しを意図する旨の内容が含まれている。3つ目の指示タグ73cは、受注者側サーバー20側に対して確認したい問い合せの意思を伝えるものであり、商品注文の受付状況の確認を意図する内容が含まれている。4つ目の指示タグ73dは、受注者側サーバー20側に対して前記指示タグ73cの守備範囲外の問い合せの意思を伝えるものであり、その他の問い合せを意図する内容が含まれている。
各指示タグ73にコード化されている操作情報は、それぞれ前記4種類の要求内容の他、該要求内容を電子データとして送信する受注者側サーバー20のメールアドレスが少なくとも含まれている。指示タグ73に関しても、前記商品タグ72と同様にQRコードに限られるものではなく、他の2次元コードとしたり、一次元コード、さらにはOCRにより読み取る文字そのもので構成しても良い。また、説明欄74には、主として商品タグ72の読み取りおよび送信による商品の注文の仕方や、各指示タグ73に関する意味の説明等が文字で記載されている。
図3は、本実施の形態に係る商品受発注システム10の動作の一例を示すシーケンスチャートである。図3に沿って以下に、商品受発注システム10の動作に基づく商品受発注について説明する。
先ず最初に、図2に示す商品広告70が、郵送や手渡し等によって発注者側である一般ユーザーに配布される。発注者は商品広告70を見ながら、商品広告70に掲載されているサンプル画像71の中から所望の商品を選択することになる。
ここで発注者は、所望のサンプル画像71に対応した商品タグ72を携帯電話30のカメラで読み取り、商品タグ72にコード化されていた商品情報を電子データ(文字列)に変換する。かかるバーコードリーダの機能は携帯電話では一般的な機能であり、発注者は、前記電子データ中に含まれていた受注者メールアドレス宛に、所定の操作によって前記商品情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ101)。
このように、発注者は簡単に商品の発注を行うことができる。また、複数の商品を発注する場合には、前述した商品タグ72の読み取りないし送信の操作を、所望する商品の数だけ連続して繰り返し行えば良い。このような操作方法に関しては、図2に示す商品広告70の説明欄74に記されている。携帯電話30から送信された商品情報は、その送信元となる携帯電話30を特定する発注者メールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。なお、商品タグ72に、受注者メールアドレスとは別に受注者側サーバー20のURL情報を含ませておき、受注用側によって開設された携帯サイトを通じて、前記商品情報等を送信するようにしても良い。次述する指示タグ73についても同様である。
未だ商品注文が確定していない段階では、発注者は現時点までに商品タグ72の読み取りないし送信の操作を行った全ての商品情報を確認することができる。すなわち、発注者は、商品注文の受付状況の確認を意図する要求内容が含まれている指示タグ73cを携帯電話30のカメラで読み取り、指示タグ73cにコード化されていた操作情報を電子データに変換してから、電子データ中に含まれていたメールアドレス宛に、所定の操作によって前記操作情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ111)。
携帯電話30から送信された前記指示タグ73cに関する操作情報は、その送信元となる携帯電話30を特定するメールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。この時に受注者側サーバー20は商品受発注プログラム21の機能によって、現時点までに同じ発注者メールアドレスから送信されてきた全ての商品情報を含む商品リスト(未確定な注文状況)401を作成し、この商品リスト401を、前記指示タグ73cを送信してきた携帯電話30に対して自動的に返信する(図3;ステップ112)。これにより、商品の発注者は、簡単にどの商品を幾つ選んだか等を随時確認することが可能となる。
ここで商品リスト401としては、例えば図6に示すように、現時点までの注文内容の他、その合計金額や、届け先の住所および氏名等の個人情報を含めると良い。なお、個人情報はデータベース22に記憶管理されているものであり、前記発注者メールアドレスを元にして検索される。なお、個人情報が未だ登録されていない場合には、当然表示されることはなく、後述する個人情報の登録を促す内容を含めると良い。
また、商品注文が確定していない段階で、発注者は現時点までに商品タグ72の読み取りないし送信を行った全ての手続きをキャンセルすることができる。すなわち、発注者は、商品注文の取り止めを意図する要求内容が含まれている指示タグ73bを携帯電話30のカメラで読み取り、指示タグ73bにコード化されていた操作情報を電子データに変換してから、電子データ中に含まれていたメールアドレス宛に、所定の操作によって前記操作情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ121)。
受注者側サーバー20から送信された前記指示タグ73bに関する操作情報も、その送信元となる携帯電話30を特定する発注者メールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。この時に受注者側サーバー20は商品受発注プログラム21の機能によって、現時点までに同じ発注者メールアドレスから送信されてきた全ての商品情報に関する商品注文を取り消す旨のキャンセル報告(情報)402を作成し、このキャンセル報告402を、前記指示タグ73bを送信してきた携帯電話30に対して自動的に返信する(図3;ステップ122)。これにより、商品の発注者は、商品注文の途中であれば、商品の注文を全てまとめて容易にキャンセルすることが可能となる。
ここでキャンセル報告402としては、例えば図7に示すように、現時点までの注文内容および合計金額の加えて、実際にキャンセルを行わせるための連絡先として、受注者側サーバー20のURLおよび電話番号が記されている。商品の発注者は、前記URLにより、受注用側の携帯サイトにアクセスして、該携帯サイト内の所定のフォームに従ってキャンセルするか、あるいは前記電話番号に電話して受付センターにキャンセルする旨を伝えても良い。これらの手続きに基づき、受注者側サーバー20上において商品注文を取り消す手続きは完了する。
また、発注者側端末30から、後述する商品注文の確定を意図する指示情報を、例えば最初の商品情報の受信時から起算して所定時間内に受注者側サーバー20が受信しなかった時にも、受注者側サーバー20上において商品注文を取り消す手続きが完了する。これにより、商品の発注者は、キャンセル報告402を受け取った後、あえて実際のキャンセル手続きを積極的に行わなくても、自動的に商品注文は全て受注者側サーバー20上で取り消されることになる。
さらに、最初の商品情報の受信時から起算して所定時間内に、何の情報も受信しなかった場合にも、受注者側サーバー20上において商品注文を取り消す手続きを完了するように設定しても良い。この場合、発注者は指示タグ73b自体を読み取り送信する必要もなく、注文する商品を一部変更するのではなく、注文自体を全て取り止める場合に発注者の処理負荷が軽減される。ただし、キャンセルが確定するまでは再注文ができないことになる。
ところで、発注者が商品注文の途中で受注者側サーバー20側に対し、前記指示タグ73cの守備範囲外の問い合せをしたい場合には、かかる問い合せに関しても、同様の手続きで簡単に行うことができる。すなわち、発注者は、その他の問い合せを意図する要求内容が含まれている指示タグ73dを携帯電話30のカメラで読み取り、指示タグ73dにコード化されていた操作情報を電子データに変換してから、電子データ中に含まれていたメールアドレス宛に、所定の操作によって前記操作情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ131)。
携帯電話30から送信された前記指示タグ73dに関する操作情報は、その送信元となる携帯電話30を特定するメールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。この時に受注者側サーバー20は商品受発注プログラム21の機能によって、問い合せ方法を示した問い合せリスト403を作成し、この問い合せリスト403を、前記指示タグ73dを送信してきた携帯電話30に対して自動的に返信する(図3;ステップ132)。これにより、商品の発注者は、様々に問い合せを容易に行うことが可能となる。
ここで問い合せリスト403としては、例えば図8に示すように、受付センターのオペレータを呼出すための電話番号や、携帯サイトへのURL等が記されている。なお、指示タグ73dの送信による問い合せ内容とは、他の指示タグ73では対応していない要求内容であり、具体的には例えば、商品の配達までの待ち時間等、受注者側サーバー20側では予測可能な情報が該当する。これらの問い合せは、発注者は前記問い合せリスト403を受信した後、電話等により直接問い合せることになる(図3;ステップ133)。
発注者は、注文を希望する全ての商品に関する商品情報を送信した後、商品注文を確定することができる。すなわち、発注者は、商品注文の確定を意図する旨の要求内容が含まれている指示タグ73aを携帯電話30のカメラで読み取り、指示タグ73aにコード化されていた操作情報を電子データに変換してから、電子データ中に含まれていたメールアドレス宛に、所定の操作によって前記操作情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ141)。
携帯電話30から送信された前記指示タグ73aに関する操作情報は、その送信元となる携帯電話30を特定するメールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。この時に受注者側サーバー20は商品受発注プログラム21の機能によって、現時点までに同じ発注者メールアドレスから送信されてきた全ての商品情報に関する商品注文を確定して、その旨の応答を作成して前記指示タグ73aを送信してきた携帯電話30に対して自動的に返信する(図3;ステップ142)。これにより商品注文は確定する。以上のように商品の発注者は、単に所定のQRコードを携帯電話で読み取り、その電子データを送信するだけで、所望の商品を簡単に注文することができる。
受注者側サーバー20では、商品受発注プログラム21の機能により、商品注文を確定の旨の応答として注文状況確定報告が自動的に作成されるが、ここで発注者側メールアドレスに対応した個人情報が、既に受注者側サーバー20のデータベース22に登録済みである場合は、例えば図9に示すように、確定した全ての商品情報の他、その合計金額や、届け先の住所および氏名等の個人情報を含む注文状況確定報告404が作成されて、発注者側携帯電話30に送信される。これにより、商品の発注者は、確定した商品の注文内容を容易に確認することができる。
一方、発注者側メールアドレスに対応した個人情報が、未だ受注者側サーバー20のデータベース22に登録されていない場合は、例えば図10に示すように、確定した全ての前記商品情報と共に、個人情報の入力を促す情報を含む注文状況確定報告405が作成されて、発注者側携帯電話30に送信される。これにより、商品の発注者は、商品の発注者の個人情報を容易に取得することができると共に、商品の発注者は、確定した商品の注文内容を容易に確認することができる。
個人情報の入力を促す情報とは、具体的には例えば、氏名および住所を発注者自身に入力させる入力枠を備えたフォーム画面が該当する。また、個人情報の入力を代行させる受付センターのオペレータを呼出す電話番号を含ませても良い。このような注文状況確定報告405に入力されて送信された個人情報は、受注者側サーバー20の商品受発注プログラム21の機能によって、受注者側サーバー20のデータベース22に自動的に登録される(図3;ステップ150)。また、受付センターのオペレータとの電話により、入力代行された個人情報も、同様に受注者側サーバー20の商品受発注プログラム21の機能によって、受注者側サーバー20のデータベース22に自動的に登録される(図3;ステップ151)。
そして、受注者側サーバー20は、商品受発注プログラム21の機能の一つである記憶手段によって、前記確定した全ての商品情報と、その発注者のメールアドレス毎に登録された前記個人情報とを、それぞれ関連付けて商品注文情報として記憶管理する。商品注文情報は、発注者に関するデータとして、データベース22に適宜更新されながら記憶管理されることになる。
さらに、受注者側サーバー20は、商品受発注プログラム21の機能の一つである出力手段によって、前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグ210とを、一緒にまとめた注文受付票を作成した上で、この注文受付票を自動的に出力する(図3;ステップ161,ステップ162)。
本実施の形態では、受注者側サーバー20から店舗端末50に注文受付票のデータが自動的にダウンロードされて、後述する店舗端末50の画面上に表示出力されると共に、プリンタ52によって紙媒体に印刷出力されるようになっている。これにより、受注者側、特に商品の実際の提供者である店舗において、商品注文を受ける度に注文受付票を手書きで作成する労力を省くことができ、受注者側の事務処理の簡便化が可能となる。図4は、店舗端末50の画面に表示される注文受付票200の一例を示している。
注文受付票200中には、前記商品注文情報である発注者(届け先)の氏名および住所と、前記識別コードである受付番号、それに3種類の経過タグ210が含まれている。ここで識別コードは、各々の商品注文情報を一意に特定するためものであれば、数字やアルファベット等の文字列の組み合わせ、あるいはバーコード等何でも良いが、本実施の形態では、最初の商品情報の受信時(西暦/月/日/時刻/枝番号)を表わす受付番号を採用している。枝番号(−99)は、秒まで含めた同一時刻に万一複数の注文が重なった場合に付す連番である。
経過タグ210は、前記商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末51により光学的に読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に応じて予め用意されている。ここで提供者側端末とは、商品の実際の商品提供者である店舗において、例えば商品の配達を担当する者が所有する携帯電話51である。
提供者側端末である携帯電話51(以下、便宜上「提供者側携帯電話51」の表現も用いる。)は、前記発注者側携帯電話30と同様に、基本的な機能としてインターネットに接続可能であり、さらに外部の被写体を撮影可能なカメラや、該カメラによって撮影された2次元コードを解析するバーコードリーダを備えているものが該当する。携帯電話51も通信ネットワーク11を介して、受注者側サーバー20と双方向に接続可能であり、各種データの送受信を行う。
本実施の形態では経過タグ210として、前述した商品タグ71や指示タグ72と同様にQRコードを採用している。各経過タグ210にコード化されている経過情報としては、それぞれ対応する商品提供者の受付状況の他、該受付状況を電子データとして送信する前記受注者側サーバー20側のメールアドレスが、少なくとも含まれている。なお、経過タグ210も、前述した商品タグ71や指示タグ72と同様にQRコードに限られるものではない。
詳しく言えば、図4に示す経過タグ210のうち、1つ目の経過タグ210aは、今から商品を配達する(配達中である)旨の経過情報を受注者側サーバー20側に現状報告するものである。2つ目の経過タグ210bは、配達完了を意図する旨の経過情報を受注者側サーバー20側に現状報告するものである。3つ目の経過タグ210cは、配達完了後に発注者から入金確認した旨の経過情報を受注者側サーバー20側に現状報告するものである。
店舗では前記注文受付票200に基づいて、受注商品の調理および配達が行われる(図3;ステップ170)。このような調理および配達の過程では、その途中に前記経過タグ210の受付状況毎にチェックポイントが定められており、店舗における商品の配達担当者は、その都度、携帯電話51により、当該チェックポイント時点における受付状況に実際対応する経過タグ210を読み取り、これを電子データに変換した経過情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ171)。
これにより、受注者側サーバー20では、随時受信する経過情報に基づき、商品の受付状況をリアルタイムで把握することができる。特に提供者側端末51は、前記発注者側端末30と同様に携帯電話であるから、店舗で商品の提供に関わる担当者は、携帯電話を利用して簡単に商品の受付状況を随時報告することができる。受注者側サーバー20は、このような経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して、データベース22内のデータを、商品受発注プログラム21の機能の一つである更新手段によって随時更新する(図3;ステップ172)。かかる更新には、注文確定によって更新された受注者のポイントに関するステータスの更新等も含まれている。
そして、商品注文が確定した後の段階では、発注者は現時点での商品の実際の提供者における受付状況を確認することができる。すなわち、発注者は、商品注文の受付状況の確認を意図する要求内容が含まれている指示タグ73cを携帯電話30のカメラで読み取り、指示タグ73cにコード化されていた操作情報を電子データに変換してから、電子データ中に含まれていたメールアドレス宛に、所定の操作によって前記操作情報を受注者側サーバー20に送信する(図3;ステップ181)。
携帯電話30から送信された前記指示タグ73cに関する操作情報は、その送信元となる携帯電話30を特定するメールアドレスと共に、受注者側サーバー20の受信手段によって受信される。この時に受注者側サーバー20は商品受発注プログラム21の機能によって、当該時点で前記記憶手段により記憶管理されている商品注文情報に対応した経過情報を取得して、この経過情報を含む注文経過情報報告406を作成し、この注文経過情報報告406を、前記指示タグ73cを送信してきた携帯電話30に対して、前記商品受発注プログラム21の機能である送信手段により自動的に返信する(図3;ステップ182)。
このように、発注者と受注者とにおける商品の受発注に関する双方向のコミュニケーションを容易に実現することで、特に商品の発注者は、簡単に商品の受付状況を随時確認することが可能となる。また、店舗自体としても、商品の受付状況を確認することにより、個々の配達担当者の動きを正確に把握することが可能となる。前記注文経過情報報告406としては、例えば図11に示すように、経過情報が示す具体的な処理状況(例えば「配達中」。)の他、確定済みの注文内容、その合計金額や、届け先の住所および氏名等の個人情報を含めると良い。
商品の配達担当者は、配達が完了して発注者から代金を受け取った際、携帯電話51により、入金確認の経過情報を含む経過タグ210cを読み取り送信する(図3;ステップ183)。受注者側サーバー20では、受信した経過タグ210cの経過情報に基づき、商品の配達が無事完了して代金を受け取った状況をリアルタイムで把握することができる。これに基づき、受注者側サーバー20では、商品の受発注の終結処理が行われることになる(図3;ステップ184)。
そして、受注者側サーバー20では、前記終結処理に基づきデータベース22の各種情報を更新したり統計情報を作成し、これを店舗に対して自動的に送信する(図3;ステップ191)。また、本社にある本社端末60でも、前記統計情報に基づいた経営資料を作成すると良い。店舗では、受信した統計資料等に基づき、新たな商品開発や経営改善を行うことができる(図3;ステップ192)。
図5は、受注者側である受付センターにおいて、オペレーターが操作する受付端末40に表示される画面の一例を示している。図5に示す画面は、発注者からの注文に応じて生成され、注文受付状況がリアルタイムで表示される。このように、受付センターの受付端末40によって、受付状況を監視することにより、発注者毎の注文状況や、後述するポイント制度における発注者のステータス毎のポイント数等を判断でき、発注者からの問い合せに対応することができる。
図5に示す画面上の注文受付状況は、商品注文が未だ確定していない場合は、「未確定」に関する項目として、受付開始時間、発注者側メールアドレス、受付内容(受信した全ての商品情報)が表示される。また、商品注文が確定している場合は、「確定済み」に関する項目として、注文番号、注文内容(確定した全ての商品情報)、注文金額、累計ポイント額、ステータスが表示される。
また、図5に示す画面上には、メニューボタンとして「お届け先登録」と「受付設定」が表示されている。ここで「お届け先登録」は、発注者の個人情報を代行して入力する際の所定の入力欄を備えた画面を表示させるものであり、「受付設定」は、発注者からの商品注文のメールを自動的に受信する際に必要となる各種パラメーターを管理するための所定の入力欄を備えた画面を表示させるものである。
受付センターの業務としては、自動受付けの開始および終了の制御、受付状況の監視と各種問い合せへの対応、オペレーターによる発注者の個人情報の代行入力、発注者から電話で注文を受けた時の代行入力、メールの送受信に関する各種パラメーターの管理等がある。このうち自動受付けの開始および終了の制御に関しては、例えば、店舗で商品を配達できる時間帯に合わせて、受注者側サーバー20が携帯電話30からの商品注文に対応できる時間帯の開始時間と終了時間を設定しておき、この時間帯外に受信したメールに関しては、営業時間外である旨を知らせるメールを、発信先の携帯電話30に自動で送信するように設定すると良い。
各種パラメーターの管理としては、例えば、ポイント制度におけるポイント還元率を変更すること等が該当する。ここでポイント制度とは、商品注文の確定時に、注文金額に対して0〜5%程度のポイントを計算し、前述した発注者の個人情報に関連付けてデータベース22に記憶管理する制度である。発注者は、貯まったポイントを料金精算時に売上げ金額からの割引として利用することができる。かかるポイントは、受注者側サーバー20上で累積加算ないし減算した数が随時更新され、発注者は自分のポイントを売上げ確定時や問い合せ等で確認することができる。
前述した本発明に係る商品受発注システム10およびプログラム21と方法によれば、原資は自動化、省力化、受付センター集約等により受付業務・管理業務のコストを削減することができ、その削減分の一部を前記ポイント制等で利用者(発注者)に還元することができる。また、商品受発注プログラム21は、受注者側サーバー20に内蔵されており、受付センターでは還元率を変更するだけで自動計算され注文受付票に反映される。
また、利用者(発注者)はいちいちカードを提示する必要はなく、ただ単に自分の携帯電話30で注文するだけで良く、またポイントも貯まることになる。かかる方式は現金値引きへの対応も可能である。さらに、利用者(発注者)の許可が得られれば、自動で収集されたメールアドレスを通し、店舗側から利用者へのホットラインとして活用でき、相互のメリットを期待することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、商品受発注システム10は、前述したケータリング・サービスに限らず、事務用品のデリバリーやカタログ通販等のあらゆる業種に適用することが可能である。
また、前記実施の形態では、発注者側端末を携帯電話30としたが、他に例えばカメラと送信機能付きモバイルコンピュータ等、別の情報通信機器を使用しても良い。また、提供者側端末とした商品広告70についても同様である。また、受注者側サーバー20、受付端末40、店舗端末50、本社端末60も、それぞれPCに限られるものではなく、他の情報通信機器を利用することもできる。
さらに、前記実施の形態では、商品広告70として、広告チラシ、商品カタログ、新聞や雑誌等の印刷物について説明したが、商品広告は印刷物に限られることなく、コンピュータ端末の表示装置の画面に表示された商品広告であっても良い。また、商品は、特定の有体物に限らず、例えばマッサージや運転代行等のいわゆるサービスである無体物であっても良い。
本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムの概要を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注者側サーバーの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムの動作の一例(商品受発注方法)を示すシーケンスチャートである。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する店舗端末の画面に表示された注文受付票を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受付センター端末の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力する商品リストを示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力するキャンセル報告を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力する問い合せリストを示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力する注文状況確定報告を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力する注文状況確定報告を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る商品受発注システムを構成する受注側サーバーが出力する注文経過情報報告を示す説明図である。
符号の説明
10…商品受発注システム
11…通信ネットワーク
20…受注者側サーバー
21…商品受発注プログラム
22…データベース
30…携帯電話
40…受付端末
50…店舗端末
51…携帯電話
52…プリンタ
60…本社端末
70…商品広告
71…サンプル画像
72…商品タグ
73…指示タグ
74…説明欄
200…注文受付票
210…経過タグ
401…商品リスト
402…キャンセル報告
403…問い合せリスト
404…注文状況確定報告
405…注文状況確定報告
406…注文経過情報報告

Claims (9)

  1. 商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバーにより受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための商品受発注システムにおいて
    前記商品広告は、前記発注者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグと、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグと、を少なくとも有し、
    前記受注者側サーバーは、
    前記発注者側端末により前記商品タグが電子データに変換された商品情報、および前記指示タグが電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末を特定するメールアドレスと共に受信する受信手段と、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理する記憶手段と、
    前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグとを、それぞれ注文受付票としてまとめて出力する出力手段と、
    前記提供者側端末により前記経過タグが電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新する更新手段と、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末に送信する送信手段とを、
    有することを特徴とする商品受発注システム。
  2. 前記発注者側端末は携帯電話であり、
    少なくとも、前記商品タグおよび前記指示タグを読み取り電子データに変換可能な機能と、前記受注者側サーバーと各種情報の送受信を行う機能と、前記電子データを表示する機能と、発注者が入力操作を行う機能とを、
    有することを特徴とする請求項1に記載の商品受発注システム。
  3. 前記出力手段による出力先は、商品の実際の提供者側の店舗に設置された端末に備えられており、
    前記提供者側端末は、前記店舗において商品の提供に関わる担当者の携帯電話であり、
    少なくとも、前記経過タグを読み取り電子データに変換可能な機能と、前記受注者側サーバーと各種情報の送受信を行う機能と、前記電子データを表示する機能と、発注者が入力操作を行う機能とを、
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の商品受発注システム。
  4. 前記商品タグは、商品広告に掲載された商品毎に別々に用意され、
    各商品タグの商品情報は、商品の種別の他、該商品を選択した旨の内容と、これらを電子データとして送信する前記受注者側サーバー側のメールアドレスとを、少なくとも含み、
    前記指示タグは、予め定められた発注者側の要求内容として、商品注文の確定を意図する旨の内容、商品注文の取り消しを意図する旨の内容、商品注文の受付状況の確認を意図する内容、その他の問い合せを意図する内容毎に別々に用意され、
    各指示タグの操作情報は、それぞれ前記要求内容の他、各要求内容を電子データとして送信する前記受注者側サーバー側のメールアドレスを、少なくとも含み、
    前記経過タグは、予め定められた商品の実際の提供者における受付状況として、配達中を意図する内容、配達完了を意図する内容、入金確認を意図する内容毎に別々に用意され、
    各経過タグの経過情報は、それぞれ前記受付状況の他、各受付状況を電子データとして送信する前記受注者側サーバー側のメールアドレスを、少なくとも含む、
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の商品受発注システム。
  5. 商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバーにより受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための機能を実現させる商品受発注プログラムであって、
    前記商品広告は、前記発注者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグと、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグと、を少なくとも有し、
    前記発注者側端末により前記商品タグが電子データに変換された商品情報、および前記指示タグが電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末を特定するメールアドレスと共に受信するステップと、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理するステップと、
    前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグとを、それぞれ注文受付票としてまとめて出力するステップと、
    前記提供者側端末により前記経過タグが電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新するステップと、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末に送信するステップとを、
    前記受注者側サーバーに実行させることを特徴とする商品受発注プログラム。
  6. 商品を注文する発注者が商品を提供する受注者に対して、受注者より予め配布された商品広告の中から所望の商品を注文するに際して、発注者側端末から通信ネットワークを介して送信された商品注文に関する情報を、受注者側サーバーにより受信して商品受注に関する一連の処理を実行するための商品受発注方法において、
    前記商品広告は、前記発注者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグとして、掲載された商品毎の商品情報に関する商品タグと、発注者側の要求内容毎の指示情報に関する指示タグと、を少なくとも有し、
    前記発注者側端末により前記商品タグが電子データに変換された商品情報、および前記指示タグが電子データに変換された操作情報を、それぞれ送信元となる前記発注者側端末を特定するメールアドレスと共に受信するステップと、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報を、前記メールアドレス毎に登録された個人情報と関連付けて、商品注文情報として記憶管理するステップと、
    前記商品注文情報と、該商品注文情報を一意に特定するための識別コードと、該商品注文情報に対応した商品の実際の提供者側端末により読み取られて電子データに変換可能なタグであり、商品の実際の提供者における受付状況毎の経過情報に関する経過タグとを、それぞれ注文受付票としてまとめて出力するステップと、
    前記提供者側端末により前記経過タグが電子データに変換された経過情報を前記受信手段により受信した際、該経過情報を前記商品注文情報に付加して前記記憶手段による記憶を更新するステップと、
    同じ前記発注者側端末から送信された前記指示情報のうち、商品の実際の提供者における受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、前記記憶手段により記憶管理されている前記商品注文情報に付加された前記経過情報を、前記発注者側端末に送信するステップとを、
    有することを特徴とする商品受発注方法。
  7. 前記発注者側端末から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の受付状況の確認を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づき、未だ確定していない全ての前記商品情報を、未確定な注文状況として前記発注者側端末に送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の商品受発注方法。
  8. 前記発注者側端末から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信する前に、商品注文の取り止めを意図する指示情報を受信した時、または商品注文の確定を意図する指示情報を所定時間内に受信しなかった時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づく商品注文を取り消す旨の情報を、前記発注者側端末に送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の商品受発注方法。
  9. 前記発注者側端末から、商品注文の確定を意図する指示情報を受信した時、当該時点までに既に受信した前記商品情報に基づき、
    前記商品情報が送信された前記発注者側端末のメールアドレスに対応した個人情報が既に登録済みの場合は、確定した全ての前記商品情報を注文状況として、
    前記商品情報が送信された前記発注者側端末のメールアドレスに対応した個人情報が未だ登録されてない場合は、確定した全ての前記商品情報と共に個人情報の入力を促す情報を注文状況として、
    前記発注者側端末に送信するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6,7または8に記載の商品受発注方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011113548A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Toshiba Tec Corp 買物支援装置及び買物支援プログラム

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