JP2009183502A - 手術補助器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺針を安全且つ正確に穿刺できる手術補助器具を提供する。
【解決手段】穿刺針を保持する柄部に着脱可能に装着するアームと、該アームの先端部に設けられ前記穿刺針に対向して回動する回動アームと、該回動アームの先端に設けられ前記穿刺針を誘導する目標部位とからなり、この回動アームを回動可能に保持する回転軸は、前記アームの先端部に設けられると共に、該アームに装着された穿刺針の先端部の穿刺方向に対して垂線上の位置とされる。この手術補助器具を用いて、尿失禁手術ならびに骨盤内臓器脱手術に使用される穿刺針を正確に穿刺することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、女性の尿失禁を治療する手術TVT(Tension−free Vaginal Tape)、TOT(Trans Obturator Tape)ならびに骨盤臓器脱手術TVM(Tension−free Vaginal Mesh)における穿刺針に使用する手術補助器具に関するものである。
女性の尿失禁は、その多くが腹圧性尿失禁とされている。この腹圧性尿失禁の女性は笑ったり、咳、くしゃみ及び標準的な運動などの通常の日常的な活動及び移動中に尿失禁する。
腹圧性尿失禁は尿道及び恥骨に結合する組織または靭帯の機能的な欠陥によって引き起こされ、その共通する要因としては、骨盤内の筋肉の反復性の緊張、出産、骨盤内の筋肉の緊張の喪失、及びアストロゲンの喪失がある。この腹圧性尿失禁に対する外科的治療法としては、TVT(Tension−free Vaginal Tape)手術が主流とされ、恥骨尿道靭帯という恥骨の両側と尿道の下を通る靭帯を想定し、ポリプロピレン繊維からなるテープを用いU字型に補強するものであるが、このテープを送達するためには膣を通して下腹部にいたる2つの比較的太く長寸の先端が尖ったシャフトを使用する必要があり、このシャフトを挿入する際には手探りによる作業となり膀胱、血管、筋肉、及び神経などの骨盤内の構造を損傷する虞があった。また、これらの損傷を防止するために膀胱鏡による視覚化を繰り返し行なう必要があり、手術に長時間を必要とするという欠点を有していた。
この問題点の対策として各種の提案がなされているが、いまだ根本的な解決手段とはなっていない(例えば特許文献1参照。)。
そこで、現在上記TVT手術に替わる新たな手術法としてTOT(Trans Obturator Tape)手術が提案されている。この手術法は、下記の工程により構成される。
(1)麻酔を行なった後左右一対の閉鎖孔皮膚と膣前壁を切開する。(膣前壁は指が入るくらいの皮下トンネルをほる。)
(2)専用の穿刺針を閉鎖孔から穿刺し、恥骨の裏を通して膣前壁に出す。(この際指を皮下トンネルに入れ、穿刺針を誘導する。)
(3)穿刺針を膣前壁から膣に誘導させた後、穿刺針の先端部の溝にテープをかけ、穿刺針を皮膚外に引抜いてテープを閉鎖孔より引き出す。
(4)以上の操作を、他方の閉鎖孔側にも行い同様にテープを引き出す。
(5)閉鎖孔から引き出したテープの張力を微調整した後、皮膚、膣を縫合し手術終了。
尚、上記の手術法は閉鎖孔から膣に針を出す(アウトサイドイン)方法を示しており、逆に膣から閉鎖孔に出す(インサイドアウト)方法も同様な工程から実施される。
しかしながら、上記のTOT手術の場合、専用の穿刺針(例えば螺旋状の針)を使用して盲目的に穿刺するものであり、従来のTVTと比較し針を通す距離が短く安全であるとされるが、未熟な執刀医の場合穿刺ルートが正確に把握できず、膀胱、血管、腸管などを損傷し、重篤な合併症を起こす危険がある。
また、これら尿失禁と同様に女性が罹る別の疾患として骨盤臓器脱がある。この疾患は骨盤底筋群によってハンモック状に支えている子宮や膀胱などの骨盤臓器が、老化などによる骨盤底筋群の弱体によって膣から逸脱する疾患であり、いわゆる子宮脱或いは膀胱瘤である。この骨盤臓器脱の修復方法として従来は膣壁を切開して逸脱した部分を縫い縮める補強膣壁縫縮手術が行なわれていたが、近年これに替わる技術として骨盤臓器脱手術TVM(Tension−free Vaginal Mesh)が採用され骨盤底全体をポリプロピレン製メッシュでハンモック状に支え、膣からの骨盤臓器の脱出を防止することが可能となった(例えば特許文献2参照。)。
特表2004−509685号公報 特表2006−506104号公報
しかしながら上記のTVM手術も尿失禁を治療する手術TVT、TOTと同様に専用の穿刺針を使用して盲目的な穿刺作業を必要とするものであり、未熟な執刀医の場合穿刺ルートが正確に把握できず、膀胱、血管、腸管などを損傷し、重篤な合併症を起こす危険がある。
しかも、穿刺している針がどこを通過しているか執刀医以外には分りにくく、技術指導が困難であり、針を正確に穿刺する技術を習得するためには長時間を要するという問題点もある。
上記の問題点に鑑み本発明者は、鋭意研究の結果尿失禁手術TOT、TVTならびに骨盤臓器脱手術TVMにおいて穿刺針を正確に穿刺し、誘導を可能とする手術補助器具を提供するにいたった。
このため本発明の手術補助器具は、穿刺針を保持する柄部に着脱可能に装着するアームと、該アームの先端部に設けられ前記穿刺針の穿刺方向に対向して回動する回動アームと、該回動アームの先端に設けられ前記穿刺針を誘導する目標部位とからなることを第1の特徴とする。
また、前記回動アームを回動可能に保持する回転軸は、前記アームの先端部に設けられると共に、該アームに装着された穿刺針の先端部に対して垂線上の位置とされることを第2の特徴とする。
そして、前記手術補助器具は尿失禁手術に使用される穿刺針用補助器具であることを第3の特徴とする。
しかも、前記手術補助器具は骨盤内臓器脱手術に使用される穿刺針用補助器具であることを第4の特徴とする。
本発明に係る手術補助器具によれば、尿失禁手術TVT、TOT用の穿刺針ばかりでなく、骨盤内臓器脱手術TVM用の穿刺針にも対応が可能であり、材質は金属、プラスチック等が適宜選択される。尚、本発明において目標部位の形状は限定されず、例えばV字形状や円形の挿通孔など前記穿刺針を誘導できる形状であればよい。
本発明に係る手術補助器具によれば、穿刺針を保持する柄部に着脱可能に装着するアームと、該アームの先端部に設けられ前記穿刺針の穿刺方向に対向して回動する回動アームと、該回動アームの先端に設けられ前記穿刺針を誘導する目標部位とから構成されているため、穿刺針を常に一定のコースに沿って穿刺することができるため、未熟な執刀医であっても正確な穿刺ができ膀胱、血管、腸管などを損傷することなく、重篤な合併症を起こす危険もないという優れた効果を有する。
また、前記回動アームを回動可能に保持する回転軸は、前記アームの先端部に設けられると共に、該アームに装着された穿刺針の先端部に対して垂線上の位置とされており、執刀医の穿刺によって穿刺針の先端が回転軸回りに回動して前記目標部位へと正確に移動するため、この手術補助器具を使用する手術方法によって執刀医以外でも針の通過位置が確認できるため技術指導がし易く、また技術の習得が短時間で可能であるという効果を有する。
そして、本発明に係る手術補助器具は尿失禁手術や骨盤内臓器脱手術に使用する穿刺針による穿刺作業に好適に使用されるという効果を有する。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明が本実施例に限定されないことは言うまでもない。
図1は本発明に係る手術補助器具を示す説明図、図2は本発明の手術補助器具を穿刺針に装着した状態を示す斜視図、図3は従来のTVT手術を示す説明図、図4は本発明の手術補助器具を用いたTVT手術を示す説明図、図5はTVT手術後を示す説明図、図6はTVM手術に使用する穿刺針とメッシュを示す説明図、図7は本発明の手術補助器具をTVM用穿刺針に装着した状態を示す説明図、図8は本発明の手術補助器具を用いたTVM手術による膣前壁の補強の際の穿刺状態を示す説明図、図9は本発明の手術補助器具を用いたTVM手術による膣後壁の補強の際の穿刺状態を示す説明図、図10はTVM手術によって配置されたメッシュを示す説明図である。
図1は本発明に係る手術補助器具1を示しており、図1(a)は平面図、図1(b)は左側面図、図1(c)は上部側面図、図1(d)は回動アーム及び目標部位側面図である。
図に示すように本発明の手術補助器具1は、L字形状のアーム2と、アーム2の基部に設けられた接続部3と、アーム2の先端に設けられた回転軸5を介して回動する円弧形状の回動アーム4と、回動アーム4の先端に設けられた目標部位6とから構成されている。このアーム2の先端部7は側面視コの字形状に形成され、回動アーム4の基部である円板型接続部8を上下方向から回動可能に保持し、先端部7に設けられたボールプランジャー9によって円板型基部8の回動を規制する。またアーム2の基部に設けられた接続部3は、後述する穿刺針のハンドルを挿通して保持し、アーム2と穿刺針とが一体となって回転軸5を介して回動し、穿刺針の先端部を回動アーム4の先端に設けられた目標部位6のターゲット部10に誘導する。尚、手術補助器具1に使用される素材としては、ステンレス等の耐腐食性の金属やプラスチックが使用される。
図2は穿刺針11を本発明の手術補助器具1に装着した状態を示しており、本実施例においてはTVT手術に使用される穿刺針を例として説明する。図に示すように、穿刺針11の基部にはポリプロピレン製メッシュテープ12が取り付けられ、専用ハンドル13に装着自在とされており、手術補助器具1の接続部3に装着されて固定される。この際、アーム2の先端に設けられた回転軸5は穿刺針11の先端部の穿刺方向に対して垂線上の位置とされており、穿刺針11は回転軸5回りの回動によって必ず目標部位6のターゲット部10に誘導される。尚、本実施例においては板状の目標部位6に円形挿通孔からなるターゲット部10を形成したが、目標部位6およびターゲット部10は他の形状であってもかまわない。
上記の構成からなる手術補助器具1の使用例を、尿失禁手術(TVT手術)を説明する図面に従って詳細に説明する。図3は従来のTVT手術を示す説明図であり、図3(a)は穿刺前を示す説明図、図3(b)は穿刺状態を示す説明図である。そして図4は本発明の手術補助器具1を用いたTVT手術を示す説明図であり、図4(a)は穿刺前を示す説明図、図4(b)は穿刺状態を示す説明図である。また、図5はTVT手術後を示す説明図である。
図3に示すように従来のTVT手術は、患者の下腹部皮膚14(恥骨15上の左右)と膣前壁16を予め鋏で切開し、膣前壁16には指が入るくらいの皮下トンネルを掘り、この皮下トンネルの位置に専用ハンドル13に装着した穿刺針11をあてる。そして穿刺針11を盲目的に穿刺して上記の切開した一方の下腹部皮膚14位置まで通してメッシュテープ12を通す。同様に穿刺針11を他方の下腹部皮膚14位置まで通してメッシュテープ12を通し、左右の下腹部皮膚14位置に引き出したメッシュテープ12を微調整して位置を決定し、切開した皮膚14及び膣前壁16を縫合することで手術が終了する(図5参照)。この従来法によるTVT手術の場合、穿刺針11を膣前壁13の皮下トンネルから下腹部皮膚14位置まで盲目的に穿刺するため、膀胱損傷や血管損傷などの合併症の危険性がある。
これに対して、図4に示す本発明の手術補助器具1を使用したTVT手術の場合、まず専用ハンドル13に装着した穿刺針11を手術補助器具1の接続部3に取り付け、上記従来のTVT手術と同様に、皮下トンネルの位置に穿刺針11をあてる。次に回動アーム4の先端に設けられた目標部位6を下腹部皮膚の切開した位置にあてる。そして、手術補助器具1のアーム2と穿刺針11を回転軸5を中心として一体に回動させて皮下トンネルの位置から穿刺を行なうと、穿刺針11は確実に目標部位6位置に到達する。このため手術を行なう執刀医は、穿刺針11を盲目的に穿刺することなく正確に穿刺を行なうことができる。また未熟な執刀医であっても正確に穿刺を行なうことができるため膀胱損傷や血管損傷などの合併症の危険性が極めて低い。尚、穿刺以降の手術内容に関しては上記従来の手術と同様であり省略する。
上記の構成からなる本発明の手術補助器具1は尿失禁手術(TVT手術)において好適に使用されるが、上述したTOT手術においても同様に使用することが可能であり、TOT手術用の穿刺針の構造に合わせて様々な形態に変更される。例えば、上記の実施例の手術補助器具は穿刺針を接続するものであるが、予め穿刺針と手術補助器具が一体化されたものであってもかまわない。
次に、図6乃至図10に従って本発明による手術補助器具を用いた骨盤内臓器脱手術(TVM手術)について説明する。TVM手術は、子宮や膀胱などの骨盤臓器を、ポリプロピレン製メッシュでハンモック状に支え、膣からの骨盤臓器の脱出を防止するものであり、上述した特許文献2等に示す公知の手術方法によって膣前面及び膣後面をメッシュによって補強するものである。
図6はTVM手術に使用する穿刺針とメッシュを示しており、図6(a)はTVM手術用の穿刺針を示し、図6(b)はこの穿刺針の先端に糸を通した状態を示し、図6(c)はTVM手術に使用するメッシュを示している。また、図7は手術補助器具を穿刺針に接続した状態を示している。図に示すように、TVM手術に使用する穿刺針20は先端部に挿通孔21を形成した湾曲状の針からなり、その基部にはハンドル22を有している。またメッシュ23は膣壁を補強する本体部24と、固定用の4本の紐部25とからなり、紐部25にはそれぞれビニル製カバー26が着脱可能に取り付けられる。この穿刺針20とメッシュ23の使い方を説明すると、まず手術補助器具27をこのハンドル22に接続して穿刺を行い、穿刺針20の先端部の挿通孔21に糸材28の一端を通して連結し、穿刺針20と共に穿刺位置から引き出す。次に糸材28の他端をメッシュ23の紐部25に繋いで、穿刺位置から糸材28を牽引して紐部25を引き出す。この際ビニル製カバー26によって紐部25の引き出しがスムーズに行なえる。尚、上記のメッシュ23は膣前壁の補強に使用される形状であり、膣後壁の補強に使用する場合には異なる形状とされる。
次に図7乃至図10に従って、本発明の手術補助器具を使用するTVM手術の穿刺作業を説明する。図8は膣前壁の補強の際の穿刺状態を示しており、図8(a)は手術補助器具27を膣切開部に挿入して穿刺針20を閉鎖孔より挿入する状態を示し、図8(b)は穿刺針20と手術補助器具27を一体に回動させて穿刺針20の先端部を手術補助器具27の目標部位29へ誘導する状態を示している。また図9は膣後壁の補強の際の穿刺状態を示しており、図9(a)は手術補助器具27を膣切開部に挿入して穿刺針20を肛門切開部より挿入する状態を示し、図9(b)は穿刺針20と手術補助器具27を一体に回動させて穿刺針20の先端部を手術補助器具27の目標部位29へ誘導する状態を示している。そして図10はTVM手術によって配置されたメッシュの位置を示しており、図10(a)は膣前壁面を補強した状態を示し、図10(b)は膣後壁面を補強した状態を示している。尚、本実施例に使用される手術補助器具27の形状は上記実施例1と同等であるが、目標部位29の形状はV字型に形成されている。
(膣前壁補強手術)
まず、膣前壁30を鋏によって切開し、メッシュ23が入るスペースを十分に空け、また閉鎖孔31にそれぞれ左右2ヶ所切開を行なう。そして手術補助器具27を接続した穿刺針20の先端部を切開された閉鎖孔31の位置に当て、手術補助器具27の目標部位29を執刀医の指をあてた状態で膣前壁30の開口部32位置に挿入して配置する。そして、穿刺針20と手術補助器具27を回転軸33を中心に一体に回動させながら、穿刺針20を閉鎖孔31から穿刺すると、穿刺針20の先端部は必ず目標部位29の位置に到達する。この穿刺作業の後は上記したメッシュ23の紐部25の引き出し作業がなされ、残りの3箇所の穿刺作業と紐部25の引き出し作業によってメッシュ23の本体部24が膣前壁30の適宜な位置に配置される(図10参照)。
(膣後壁補強手術)
膣後壁34を鋏によって切開し、メッシュ23が入るスペースを仙棘靭帯35まで十分空け、また肛門の両外側3cm、背側3cmの位置をそれぞれ切開して肛門切開部とする。そして手術補助器具27を接続した穿刺針20の先端部を切開された肛門切開部(図示せず)の位置に当て、手術補助器具27の目標部位29を執刀医の指をあてた状態で膣後壁34の開口部(図示せず)位置に挿入して配置する。そして、穿刺針20と手術補助器具27を回転軸33を中心に一体に回動させながら、穿刺針20を肛門切開部から穿刺すると、穿刺針20の先端部は必ず目標部位29の位置に到達する。この穿刺作業の後処理は上記した膣前壁補強手術と同等であり省略する。尚、膣後壁補強用のメッシュ23は図10に示すように紐部25が左右それぞれ1本の形状となっている。
上記構成の手術補助器具27を使用してTVM手術を行なえば、未熟な執刀医であっても穿刺ルートを正確に把握することができ、膀胱、血管、腸管などを損傷することなく、重篤な合併症を併発する危険も少ない。しかも、穿刺している穿刺針がどこを通過しているかが執刀医以外でも分りやすいため、技術指導も容易であり、穿刺針を正確に穿刺する技術を短時間で習得できる。
以上、本発明の手術補助器具によれば、上記の何れの方法であっても穿刺針を確実に穿刺することができる。すなわち上記手術補助器具を使用することによって、未熟な執刀医であっても正確に穿刺ルートを把握して穿刺針の穿刺が可能であり、膀胱、血管、腸管などを損傷することなく、重篤な合併症を併発する危険の少ない。しかも執刀医以外でも穿刺針の位置を把握することが可能であり、尿失禁手術TVT、TOTならびに骨盤臓器脱手術TVMを安全に施行することができると共に、これらの手術の技術指導や技術習得が容易となる。さらに、本発明の手術補助器具は上述した方法によって針を穿刺して糸、カテーテル、メッシュ等を通す作業を必要とする他の手術や手法にも当然応用が可能である。
本発明に係る手術補助器具を示す説明図である。 本発明に係る手術補助器具を穿刺針に装着した状態を示す斜視図である。 従来のTVT手術を示す説明図である。 本発明の手術補助器具を用いたTVT手術を示す説明図である。 TVT手術後を示す説明図である。 TVM手術に使用する穿刺針とメッシュを示す説明図である。 本発明の手術補助器具をTVM用穿刺針に装着した状態を示す説明図である。 本発明の手術補助器具を用いたTVM手術による膣前壁補強の際の穿刺状態を示す説明図である。 本発明の手術補助器具を用いたTVM手術による膣後壁補強の際の穿刺状態を示す説明図である。 TVM手術によって配置されたメッシュを示す説明図である。
符号の説明
1、27 手術補助器具
2 アーム
3 接続部
4 回動アーム
5、33 回転軸
6、29 目標部位
7 先端部
8 円板型接続部
9 ボールプランジャー
10 ターゲット部
11、20 穿刺針
12 メッシュテープ
13 専用ハンドル
14 下腹部皮膚
15 恥骨
16、30 膣前壁
21 挿通孔
22 ハンドル
23 メッシュ
24 本体部
25 紐部
26 ビニル製カバー
28 糸材
31 閉鎖孔
32 開口部
34 膣後壁
35 仙棘靭帯

Claims (4)

  1. 穿刺針の穿刺を誘導する器具であって、該穿刺針を保持する柄部に着脱可能に装着するアームと、該アームの先端部に設けられ前記穿刺針に対向して回動する回動アームと、該回動アームの先端に設けられ前記穿刺針を誘導する目標部位とからなる手術補助器具。
  2. 前記回動アームを回動可能に保持する回転軸は、前記アームの先端部に設けられると共に、該アームに装着された穿刺針の先端部の穿刺方向に対して垂線上の位置とされることを特徴とする請求項1記載の手術補助器具。
  3. 前記手術補助器具は尿失禁手術に使用される穿刺針用補助器具であることを特徴とする請求項1又は2記載の手術補助器具。
  4. 前記手術補助器具は骨盤内臓器脱手術に使用される穿刺針用補助器具であることを特徴とする請求項1又は2記載の手術補助器具。
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