JP2009182646A - マルチホップ無線ネットワーク及びその無線通信端末 - Google Patents

マルチホップ無線ネットワーク及びその無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】WLANシステムにおける基本的な挙動において変更を加えることなく、接続先の候補となる無線通信端末の、目的の無線通信端末までのホップ数を知ることができるマルチホップ無線ネットワーク及びその無線通信端末を提供する。
【解決手段】アドホック通信機能により、基地局と接続するルート無線通信端末と直接又は所定の無線通信端末を中継して接続する一以上の無線通信端末を有するマルチホップ無線ネットワークにおいて、ルート無線通信端末は、IBSSID格納領域にホップ数の初期値を格納したMACフレームをアドホック通信機能により送信し、ルート無線通信端末に接続する無線通信端末は、アドホック通信機能により受信したMACフレームのIBSSID格納領域に格納されたホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、このホップ数をIBSSID格納領域に格納してアドホック通信機能により送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、インターネット等のインフラと通信可能な無線通信端末を介して、それ以外の無線通信端末からインフラへ接続することができるマルチホップ無線ネットワーク及びその無線通信端末に関する。
従来、インターネット等のインフラと通信可能な無線通信端末を介して、それ以外の無線通信端末からインフラへ接続することができるマルチホップ無線ネットワークが知られている。
一般的な無線LAN(Wireless Local Area Network:WLAN)の接続方法には、インフラストラクチャモード及びアドホックモードの2つのモードがある。
図7は、一般的な無線LANの接続方法であるWLANインフラストラクチャモードのネットワーク構成の説明図である。図7に示すように、インフラストラクチャモードは、複数(ここでは、一例として3個を図示)の無線通信端末1と、無線通信端末1の接続を管理する無線LAN(Wireless Local Area Network:WLAN)のアクセスポイント(Access Point:AP)2とから構成される。各無線通信端末1は、AP2の中継により、それ以外の他の無線通信端末1及びインフラ網(インフラネットワーク)3側と接続可能になる((a)参照)。
図8は、一般的な無線LANの接続方法のWLANアドホックモードを示し、(a)はネットワーク構成の説明図、(b)はマルチホップ通信におけるネットワーク構成の説明図である。図8に示すように、アドホックモードは、複数の無線通信端末1のみで構成される。各無線通信端末1は、AP2の中継を経ること無く、それ以外の他の無線通信端末1と、直接接続可能になる(図8(a)参照)。
また、アドホックモードは、無線通信端末1同士が、距離的又は物理的原因によりWLANによる直接接続できない環境下にあっても、それら無線通信端末1間にある中継可能な無線通信端末1(以下、中継端末という)を介して接続することを考慮する。このように、一つ以上の無線通信端末1による中継を介してのバケツリレー方式による接続を、マルチホップ通信と言う(図8(b)参照)。
このような従来の無線LANの接続方法においては、ある無線通信端末がマルチホップ通信による接続を開始しようとして、その無線通信端末(以下、通信元端末という)以外の他の無線通信端末を接続先中継端末の候補として認識する際、通信元端末は、目的の無線通信端末までのホップ数がより少なくて済む、つまり、目的の無線通信端末までの中継が最短ルートとなる接続先中継端末を知ることはできなかった。
このような状況に対応する、WLANアドホックモードによるマルチホップ通信のネットワーク構成方法に関するものとして、例えば、「無線マルチホップネットワークの構成方法」(特許文献1参照)及び「マルチホップ無線ネットワーク及び無線局」(特許文献2参照)がある。
従来の「無線マルチホップネットワークの構成方法」は、無線通信端末が発信するビーコンにWANに接続する端末までのホップ数に関する情報を含める。そのビーコンを受信した他の無線通信端末は、ビーコン送信元の無線通信端末のWANに接続する端末までのホップ数を知ることができる。また、上記従来の「マルチホップ無線ネットワーク及び無線局」は、無線通信端末が新規に設けた報知チャネルを使用し、その無線通信端末の基地局までのホップ数に関する情報を報知する。その報知情報を受信した他無線通信端末は、報知情報送信元の無線通信端末の基地局までのホップ数を知ることができる。
特開2004−253885号公報 特開2001−237764号公報
しかしながら、従来の「無線マルチホップネットワークの構成方法」(特許文献1参照)においては、接続可能な全ての無線通信端末からビーコンを受信するまで、最適な接続先無線通信端末は分からない。また、ビーコンにホップ数を示す情報を格納するための新たな領域を追加する必要がある。
また、従来の「マルチホップ無線ネットワーク及び無線局」(特許文献2参照)においては、ホップ数情報を含む報知チャネルを送信するための無線周波数を用意する必要がある。
この発明の目的は、WLANシステムにおける基本的な挙動において変更を加えることなく、接続先の候補となる無線通信端末の、目的の無線通信端末までのホップ数を知ることができるマルチホップ無線ネットワーク及びその無線通信端末を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るマルチホップ無線ネットワークは、基地局と接続するルート無線通信端末と、アドホック通信機能により当該ルート無線通信端末と直接又は所定の無線通信端末を中継して接続する一以上の無線通信端末とから構成されるマルチホップ無線ネットワークにおいて、前記ルート無線通信端末は、IBSSID(Independent Basic Service Set Identifier)格納領域にホップ数の初期値を格納したMAC(Media Access Control)フレームを前記アドホック通信機能により送信し、前記無線通信端末は、前記アドホック通信機能により受信したMACフレームのIBSSID格納領域に格納されたホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、当該自身のホップ数をMACフレームのIBSSID格納領域に格納して前記アドホック通信機能により送信することを特徴としている。
また、この発明に係るマルチホップ無線ネットワークの無線通信端末は、基地局と複数の無線通信端末とから構成され、前記基地局の通信エリア外に存在する無線通信端末が、アドホック通信により所定の無線通信端末を中継して前記基地局と通信するマルチホップ無線ネットワークの無線通信端末において、前記アドホック通信を実行するアドホック通信部と、前記アドホック通信部により接続可能な一以上の無線通信端末から受信するMACフレームを解析し、当該MACフレームのIBSSID格納領域に格納される、前記基地局と接続する無線通信端末からのホップ数に関する情報を取得し、最小のホップ数が付加されたMACフレームの送信元の無線通信端末に、前記アドホック通信部を介して接続するよう制御する制御部とを備えることを特徴としている。
また、この発明において、前記制御部は、前記最小のホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、前記アドホック通信部より送信するMACフレームのIBSSID格納領域に、前記自身のホップ数を格納することが好ましい。
この発明によれば、WLANシステムにおける基本的な挙動において変更を加えることなく、即ち、ビーコンにホップ数を示す情報を格納するための新たな領域を追加したり、ホップ数情報を含む報知チャネルを送信するための無線周波数を用意する必要が無く、無線通信を開始しようとする無線通信端末以外の他の無線通信端末のホップ数を知ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るマルチホップ無線ネットワークの説明図である。図1に示すように、マルチホップ無線ネットワーク10は、複数の無線通信端末11(一例として、11a〜11fの6個の場合を図示する)の各々の間を、無線LAN(WLAN)アドホック通信によりマルチホップで通信するネットワークである。
このマルチホップ無線ネットワーク10により、無線通信端末11b〜11fは、例えば、インターネット等のインフラネットワーク12と通信可能な無線通信端末11a(以下、ルート端末という。)を介して、インフラネットワーク12へ接続することができる。
図2は、無線通信端末がマルチホップ通信によりインフラネットワークに接続される一般的な例を示す説明図である。図2に示すように、複数の無線通信端末A(一例として3個を図示)は、インターネット等のインフラネットワークと接続するための基地局(例えば、1xEV−DO基地局)BS(Base Station)の圏内エリアに存在し、基地局BSと通信可能な端末(例えば、1xEV−DO端末)である。複数の無線通信端末B(一例として11個を図示)は、インフラネットワークと接続するための基地局BSの圏外エリアに位置するため、アドホック通信で無線通信端末Aと通信している。
このとき、無線通信端末Aは、アドホック通信で接続された無線通信端末Bの通信を、例えば1xEV−DO通信経由でインフラネットワークへ受け渡すハブ端末として動作する。従って、基地局BSとの通信圏外に位置する無線通信端末Bが、マルチホップ通信によりインフラネットワークに接続される。
なお、無線通信端末Aは、1xEV−DO機能及びWLAN機能を備え、アドホック通信により他の無線通信端末と通信可能な無線通信端末である。無線通信端末Bは、WLAN機能を備え、アドホック通信により他の無線通信端末と通信可能であり、少なくともWLAN機能を備えていれば良く、1xEV−DO機能及びWLAN機能を備えていても良い。
このようなネットワーク(図2参照)に無線通信端末が参加する場合、無線通信端末は、複数の接続可能な他の無線通信端末の中から、接続する無線通信端末を選択する必要がある。
具体的例として、図1において、例えば無線通信端末11dが、マルチホップ無線ネットワーク10を介してインフラネットワーク12への接続を開始しようとする際、マルチホップ無線ネットワーク10を構成する各無線通信端末11a〜11c,11e〜11fの送信するMAC(Media Access Control)フレームを受信し、受信したMACフレームから、当該MACフレームの送信元の無線通信端末のルート端末11aまでのホップ数情報を集める。
ここでは、無線通信端末11dは、無線通信端末11b及び無線通信端末11cが送信するMACフレームを受信し、その接続先中継端末の候補として認識した場合、両端末11b,11cのうち、ルート端末11aまでのホップ数の少ない、即ち、ルート端末11aまでの中継端末数が最小となるルートの無線通信端末11bを、接続先として決定する。
ここで、WLANの基本的なMACフレーム構成について説明する。
図3は、MACフレームの基本フォーマットの説明図である。ここでは、主にマネージメントフレーム(“Type”の値が“00”であるMACフレーム)について説明する。
インフラストラクチャモードにおけるマネージメントフレームでは、MACフレームの“アドレス3(Address3)”(図3参照)にBSSID(Basic Service Set IDentifier)を格納し、アドホックモードにおけるマネージメントフレームでは、“アドレス3(Address3)”(図3参照)にIBSSIDを格納する。
なお、BSSIDは、WLANのインフラストラクチャモードにおける、APを識別するための48ビットの値であり、APのMACアドレスと同一の値となる。
また、IBSSIDは、WLANのアドホックモードにおける、ネットワークを識別するための48ビットの値であり、任意で設定が可能である。
この発明に係るマルチホップ無線ネットワーク10は、アドホックモードにおいてIBSSID格納用領域(“Address3”)にホップ数情報を格納することを特徴としているが、これは、アドホックモードにおいてIBSSIDが任意に定めることができることによる。
図4は、この発明に係るマルチホップ無線ネットワークにおける、IBSSID格納領域にホップ数情報を格納する具体例の説明図である。図5は、この発明に係るマルチホップ無線ネットワークにおける、MACフレーム(マネージメントフレーム)の詳細を示す説明図である。
図4に、IBSSID格納領域にホップ数情報を格納する場合のIBSSIDの具体的な表記例を示す。本実施例において、IBSSIDは、ホップ数に対応して、HEX表記の場合、0x41,0x42,0x43,0x44,0x45,0x3(ホップ数)と表記され、ASCIIコード表記は、‘ABCDE(ホップ数)’と表記される。即ち、IBSSIDの値の一部としてホップ数をIBSSID格納領域に格納する。
また、図5に示すように、本実施例のMACフレーム(マネージメントフレーム)は、
アドレス1(Address1):宛先アドレス
アドレス2(Address2):送信元アドレス
アドレス3(Address3):IBSSID(ホップ数情報)
アドレス4(Address4):なし
と設定される。
また、MACヘッダのフレーム制御領域に含まれる“Type”、“Subtype”の値に応じて、MACフレームのフレーム本体の所定の領域にESSIDが格納される。なお、ESSIDは、WLANにおけるネットワークを識別するための値であり、英数字で最大32文字で表記され、任意で設定可能な値である。
以下、図1及び図4を参照して、ホップ数(ホッピング数)に応じたIBSSIDにホップ数情報を格納する一例を示す。
(1)ホップ数が0、即ち、EV−DO基地局と直接通信する無線通信端末11a(図1参照)が送信するMACフレームのESSID及びIBSSIDの格納領域には次の値が格納される。
ESSID=“WLANADHOC”
IBSSID=ABCDE
=41:42:43:44:45:30
(2)ホップ数が1、即ち、ホップ数0の無線通信端末11aに接続する無線通信端末11bまたは11e(図1参照)が送信するMACフレームのESSID及びIBSSIDの格納領域には、次の値が格納される。
ESSID=“WLANADHOC”
IBSSID=ABCDE
=41:42:43:44:45:31
(3)ホップ数が2、即ち、ホップ数1の無線通信端末11bまたは11eに接続する無線通信端末11cまたは11f(図1参照)が送信するMACフレームのESSID及びIBSSIDの格納領域には、次の値が格納される。
ESSID=“WLANADHOC”
IBSSID=ABCDE
=41:42:43:44:45:32
(4)ホップ数が3、即ち、ホップ数2の無線通信端末11c、11fに接続する無線通信端末(図示しない)が送信するMACフレームのESSID及びIBSSIDの格納領域には、次の値が格納される。
ESSID=“WLANADHOC”
IBSSID=ABCDE
=41:42:43:44:45:33
図6は、図1の無線通信端末11によるマルチホップ無線ネットワーク10への接続処理の流れを示すフローチャートである。なお、このネットワーク接続処理は、無線通信端末11が、例えば1xEV−DO及びWLANの両機能を備える場合において、1xEV−DO圏外になった場合にのみ行うものとする。即ち、このネットワーク接続処理は、無線通信端末11の機能や状況に基づいて、開始のタイミングが設定可能である。
また、本実施例のアドホックモードによる通信が行われているネットワーク(マルチホップ無線ネットワーク10)に参加する無線通信端末は、ESSID=“WLANADHOC”としてMACフレームを送信することとする。
図6に示すように、先ず、無線通信端末11dは、アドホックモードで接続可能な無線通信端末を検出するために、MACフレームの受信処理、即ち、WLAN間欠受信処理を開始する(ステップS101)。図1において、無線通信端末11dは、移動前、この状態にある。
次に、無線通信端末11dは、WLANのMACフレームを受信したか否かを判定し(ステップS102)、判定の結果、受信した(Yes)場合、ESSID(Extended Service Set IDentifier)をチェック、即ち、ESSID=“WLANADHOC”か否かを判定し(ステップS103)、一方、受信しない(No)場合、S101へ戻り、処理を繰り返す。
ステップS103における判定の結果、ESSID=“WLANADHOC”である(Yes)場合、IBSSID(Independent Basic Service Set Identifier)及び送信元アドレスを記録する(ステップS104)。つまり、無線通信端末11dは、アドホックモードによる通信ネットワーク(マルチホップ無線ネットワーク10)の存在を認識し、MACフレーム内のIBSSIDからホップ数を、送信元アドレスからその無線通信端末のアドレスを、それぞれ抽出し、接続先無線通信端末の候補として記録する。
一方、ステップS103における判定の結果、ESSID=“WLANADHOC”でない(No)場合、S101へ戻り、処理を繰り返す。
次に、無線通信端末11dは、サーチタイマを起動し(ステップS105)、その後、サーチタイマが満了したか否かを判定する(ステップS106)。判定の結果、サーチタイマが満了していない(No)場合、MACフレームを受信したか否かを判定する(ステップS107)。判定の結果、MACフレームを受信した(Yes)場合、ESSID=“WLANADHOC”であるか否かを判定し(ステップS108)、判定の結果、ESSID=“WLANADHOC”である(Yes)場合、今回受信ホップ数が記録済みホップ数より少ない(今回受信ホップ数<記録済みホップ数)か否かを判定する(ステップS109)。
つまり、無線通信端末11dは、ESSID=“WLANADHOC”のMACフレームを受信した場合、MACフレーム内のIBSSIDからホップ数を抽出し、抽出したホップ数と現在保持しているホップ数を比較する。
ステップS109における判定の結果、今回受信ホップ数が記録済みホップ数より少ない(Yes)場合、受信したMACフレームの送信元アドレスを抽出し、接続先無線通信端末の候補として、記録、即ち、IBSSID(ホップ数)及び送信元アドレスを更新し(ステップS110)、その後、ステップS106へ戻り、処理を繰り返す。
ステップS107における判定の結果、MACフレームを受信していない(No)場合、ステップS108における判定の結果、ESSID=“WLANADHOC”でない(No)場合、ステップS109における判定の結果、今回受信ホップ数が記録済みホップ数より少なくない(No)場合は、何れもステップS106へ戻り、処理を繰り返す。
つまり、無線通信端末11dは、サーチタイマが満了するまでの一定時間、今回受信ホップ数が記録済みホップ数より少ない(今回受信ホップ数<記録済みホップ数)か否かの判定(ステップS109)、判定後のIBSSID(ホップ数)及び送信元アドレスの更新(ステップS110)の両処理を繰り返す。
一方、サーチタイマが満了したか否かの判定(ステップS106)の結果、サーチタイマが満了した(Yes)場合、ホップ数が一番少ない送信元アドレスを決定する(ステップS111)。即ち、無線通信端末11dは、現在保持している送信元アドレスを、最小のホップ数となる接続先として決定する。以後、無線通信端末11dは、記録しているホップ数に1を加算したホップ数を自分のホップ数として記録し、送信するMACフレームのIBSSID情報に格納する。送信元アドレスを決定(ステップS111)した後、処理を終了する。
なお、無線通信端末11dによるサーチ処理完了の条件は、上述したものの他、以下のようなものが考えられる。また、組み合わせによる条件も考慮する。
・定められたホップ数以下の無線通信端末が見つかるまでサーチする。
・最初に発見したホップ数から所定数nを減算したホップ数の無線通信端末が見つかるまでサーチする。
上述したように、基地局BSと接続するルート無線通信端末11aと、アドホック通信機能により当該ルート無線通信端末11aと直接又は所定の無線通信端末を中継して接続する一以上の無線通信端末(例えば、無線通信端末11b〜11f)とから構成されるマルチホップ無線ネットワークにおいて、ルート無線通信端末11aは、IBSSID格納領域にホップ数の初期値を格納したMACフレームをアドホック通信機能により送信し、ルート無線通信端末11aと接続する無線通信端末11b及び11eは、アドホック通信機能により受信したMACフレームのIBSSID格納領域に格納されたホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、当該自身のホップ数をMACフレームのIBSSID格納領域に格納して当該MACフレームをアドホック通信機能により送信する。
また、基地局BSと複数の無線通信端末(例えば、無線通信端末11a〜11f)とから構成され、基地局BSの通信エリア外に存在する無線通信端末がアドホック通信により所定の無線通信端末を中継して基地局BSと通信するマルチホップ無線ネットワークにおいて通信を実行する無線通信端末11は、アドホック通信を実行するアドホック通信部と、アドホック通信部により接続可能な一以上の無線通信端末から受信するMACフレームを解析し、当該MACフレームのIBSSID格納領域に格納される、基地局BSと接続する無線通信端末からのホップ数に関する情報を取得し、最小のホップ数が付加されたMACフレームの送信元の無線通信端末に、アドホック通信部を介して接続するよう制御する制御部とを備えている。
そして、この制御部は、最小のホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、アドホック通信部より送信するMACフレームのIBSSID格納領域に、自身のホップ数を格納する。
このように、この発明に係るマルチホップ無線ネットワーク10において、無線通信端末11は、WLANシステムにおける基本的な挙動において変更を加えることなく、即ち、ビーコンにホップ数を示す情報を格納するための新たな領域を追加したり、ホップ数情報を含む報知チャネルを送信するための無線周波数を用意する必要が無く、アドホック通信により接続しようとしている無線通信端末のインフラネットワークに接続するルート無線通信端末からのホップ数を知ることができる。
つまり、アドホックモード(図2参照)において、MACフレームのIBSSIDを格納する領域(図6に示すIBSSID領域)にホップ数を示すビットを割り当て、ホップ数を格納する。これにより、各無線通信端末が送信するMACフレームを受信することで、各無線通信端末のホップ数を知ることができるので、目的の無線通信端末まで最もポップ数の少ない(即ち、最短となるルートで)接続先(無線通信端末)を識別することができる。
この結果、例えば、従来の「無線マルチホップネットワークの構成方法」(特許文献1参照)に関して、ビーコン以外のMACフレームからもホップ数を示す情報を得ることができるため、各無線通信端末のホップ数情報を集めるまでの時間短縮が可能となる。また、ホップ数を示す情報を格納するための新たな領域を追加する必要がなく、従来のMACフレーム構成と変わらない。
また、例えば、「マルチホップ無線ネットワーク及び無線局」(特許文献2参照)に関して、ホップ数情報を含む報知チャネルを送信するための無線周波数を用意する必要がなく、従来使用する周波数と変わらない。
なお、この発明に係るマルチホップ無線ネットワーク10の実施には、無線通信端末側のソフトウェアの変更のみで対応することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態により説明したが、この実施の形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。
この発明の一実施の形態に係るマルチホップ無線ネットワークの説明図である。 無線通信端末がマルチホップ通信によりインフラネットワークに接続される一般的な例を示す説明図である。 MACフレームの基本フォーマットの説明図である。 この発明に係るマルチホップ無線ネットワークにおける、IBSSID格納領域にホップ数情報を格納する具体例の説明図である。 この発明に係るマルチホップ無線ネットワークにおける、MACフレーム(マネージメントフレーム)の詳細を示す説明図である。 図1の無線通信端末11によるマルチホップ無線ネットワーク10への接続処理の流れを示すフローチャートである。 一般的な無線LANの接続方法であるWLANインフラストラクチャモードのネットワーク構成の説明図である。 一般的な無線LANの接続方法のWLANアドホックモードを示し、(a)はネットワーク構成の説明図、(b)はマルチホップ通信におけるネットワーク構成の説明図である。
符号の説明
10 マルチホップ無線ネットワーク
11,11a〜11f,A,B 無線通信端末
12 インフラネットワーク
BS 基地局

Claims (3)

  1. 基地局と接続するルート無線通信端末と、アドホック通信機能により当該ルート無線通信端末と直接又は所定の無線通信端末を中継して接続する一以上の無線通信端末とから構成されるマルチホップ無線ネットワークにおいて、
    前記ルート無線通信端末は、IBSSID(Independent Basic Service Set Identifier)格納領域にホップ数の初期値を格納したMAC(Media Access Control)フレームを前記アドホック通信機能により送信し、
    前記無線通信端末は、前記アドホック通信機能により受信したMACフレームのIBSSID格納領域に格納されたホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、当該自身のホップ数をMACフレームのIBSSID格納領域に格納して前記アドホック通信機能により送信する
    ことを特徴とするマルチホップ無線ネットワーク。
  2. 基地局と複数の無線通信端末とから構成され、前記基地局の通信エリア外に存在する無線通信端末が、アドホック通信により所定の無線通信端末を中継して前記基地局と通信するマルチホップ無線ネットワークの無線通信端末において、
    前記アドホック通信を実行するアドホック通信部と、
    前記アドホック通信部により接続可能な一以上の無線通信端末から受信するMACフレームを解析し、当該MACフレームのIBSSID格納領域に格納される、前記基地局と接続する無線通信端末からのホップ数に関する情報を取得し、最小のホップ数が付加されたMACフレームの送信元の無線通信端末に、前記アドホック通信部を介して接続するよう制御する制御部とを備える
    ことを特徴とする無線通信端末。
  3. 前記制御部は、
    前記最小のホップ数をインクリメントして自身のホップ数とし、前記アドホック通信部より送信するMACフレームのIBSSID格納領域に、前記自身のホップ数を格納することを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
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